JP2811343B2 - ファンアラーム検出装置 - Google Patents

ファンアラーム検出装置

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JP2811343B2
JP2811343B2 JP2002507A JP250790A JP2811343B2 JP 2811343 B2 JP2811343 B2 JP 2811343B2 JP 2002507 A JP2002507 A JP 2002507A JP 250790 A JP250790 A JP 250790A JP 2811343 B2 JP2811343 B2 JP 2811343B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ファンの回転が正常であるか否かを監視す
るファンアラーム検出装置に関する。
通信装置等に於いては、機器内部で発生する熱による
異常な温度上昇を抑える為に、ファンによる強制空冷方
式が採用されている。このようなファン装置に於いて
は、ファンの一時的な回転数の低下によるファン障害の
誤検出や、劣化等による回転数の変動に基づく誤検出を
防止して、正確なアラーム検出を行うことが要望されて
いる。
〔従来の技術〕
ファン装置における異常状態を示すアラームは、ファ
ン自体に備えられたアラームセンサからの信号によって
行われるのが普通である。
ファン自体が備えているファンセンサとして、従来、
次のような2種類のものが一般的に使用されている。
(1)ループ信号方式のセンサ このセンサは、例えば正常回転時にはループ状態とな
り、回転停止時にはオープン状態となる。
(2)パルス信号方式のセンサ このセンサは、例えばファンの1回転に対して、2パ
ルスを発生する。
これらのセンサを用いたファンアラーム検出手段とし
ては、次のようなものが知られている。
(1)ループ信号方式 ファンセンサの状態を監視し、センサがオープンにな
ったとき、ファン障害と判定する。
(2)パルス信号方式 ファンセンサのパルス数をカウントして、ある一定値
以下になった状態を、ファン障害と判定する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のファンアラーム検出手段は、ファン装置のベア
リングの劣化等によって、回転数が低下し不安定になっ
た場合には、次のような現象が発生する。
(1)ループ信号方式の場合 ファンセンサの出力が、ループとオープンとを繰り返
す。
(2)パルス信号方式の場合 ファンセンサからのパルスの周期が不安定になる。
この為、ファン装置の障害と復旧とが交互に繰り返し
て検出されるという問題があった。
例えば、一時的な回転数の低下でも障害として検出さ
れ、アラームによって保守者が修理に来ると、ファン障
害が復旧していて、障害検出が出来ないことがある。
この為、ファン障害の保持回路やリセット回路等を設
けなければならなかった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決しようと
するものであって、ファンの一時的な回転数の低下によ
るファン障害の誤検出や、ファンの劣化等による回転数
のふらつきに基づくアラーム出力のばらつきを防止し
て、安定なアラーム検出を行い得るファンアラーム検出
装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、第1図の原理的構成を示す図を参照して説
明すると、ファンの回転に同期したパルス信号を発生す
るパルス発生手段1を有し、このパルス発生手段1から
のパルス信号によってファンの動作状態を監視するファ
ンアラーム検出装置であって、パルス発生手段1からの
パルス信号の速度が第1の所定値N1以下に低下したこと
を検出してアラームを発生する障害検出手段2と、パル
ス発生手段1からのパルス信号の速度が、第1の所定値
N1より大きい第2の所定値N2に上昇したことを検出して
前記アラームを復旧させる障害復旧手段3とを備えてい
る。
〔作用〕 ファンセンサからは、ファンの回転数に同期したパル
ス信号が出力される。本発明においては、ファンセンサ
からの回転数信号に対して、次の二つの状態の監視を行
う。第2図の(1),(2)は本発明の作用を説明する
図であり、 (1).ファンの回転数が低下して、第1の所定値N1以
下になった場合 この場合は、ファンが正常状態から障害状態になった
ものと判定して、障害処理を行う。
(2).ファンの回転数が上昇して、第2の所定値N2以
上になった場合 この場合は、ファンが障害状態から正常状態になった
ものと判定して、復旧処理を行う。
このように回転数に対して、第1と第2の所定値N1,N
2を設定し、ファンの回転数を示すパルス信号の速度と
第1,第2の所定値N1,N2とを比較し、ファンが正常回転
状態から異常状態となって第1の所定値N1以下となると
アラーム発生とし、次にN1<N2の第2の所定値N2以上に
回転数が上昇すると、障害復旧と判定する。
〔実施例〕
第3図は本発明の一実施例を示すものであって、プロ
グラム制御によってファンセンサを監視して、ファンア
ラーム検出を行う場合を例示している。
同図に於いて、11はファンの回転に同期したパルス信
号を発生するパルス発生手段1(第1図参照)に対応す
るファンセンサ(FAN)、12はファン障害検出回路であ
る。
このファン障害検出回路12に於いて、13はファンセン
サの状態をスキャンする為のスキャンレジスタ(SC
N)、14は全体の制御を行うマイクロプロセッサ(MP
U)、15はマイクロプロセッサの動作プログラムや第
1、第2の所定値N1,N2を設定するメモリ(MM)、16は
アラーム等を外部へ通知する為の通知レジスタ(SD)で
あって、これらはバス17を介して相互に接続されてい
る。
ファン障害検出回路12のマイクロプロセッサ14は、ス
キャンレジスタ13を介して、一定周期(例えば1ms)で
ファンセンサ11からの信号の極性を監視し、一定期間
(例えば250ms)における極性判定の回数をカウント
し、第1,第2の所定値N1,N2と比較してファン装置の障
害と復旧の検出を行う障害検出手段2及び障害復旧手段
3(第1図参照)の機能を実現している。
第4図(a),(b)は、本発明における処理フロー
を示したものであって、(a)は1msの割り込み処理を
示し、(b)は250msの割り込み処理を示している。
この場合に於ける判定の条件としては、次のようなも
のであるとする。
(1)ファンの仕様 正常時の回転数 2000rpm ファンセンサ出力 1回転当り2
パルス (2)障害判断基準 2000rpmの42%に回転数ダウン (3)復旧判断基準 2000rpmの90%以上に回転数アッ
プ 第4図(a)に於いて、スキャン(SCN)レジスタ
(第3図のSCNレジスタ13)をスキャンする(第4図
)。そしてスキャンレジスタのそれぞれ以前の状態を
保持するレジスタFLSTのデータと、でスキャンレジス
タをスキャンしたデータとの排他的論理和(EOR)をと
って、その結果が1であるか否かをみる。EOR=1は極
性反転ありを示すので、このときは250msの期間内にお
けるパルス極性反転数を格納するレジスタFACNTの値を
+1し、またEOR=0は極性反転なしを示すので、この
ときはレジスタFACNTの値をそのままとして、スキャン
レジスタの以前の状態を保持するレジスタFLSTにのデ
ータを格納する。この処理は繰り返して行われる。
第4図(b)に於いて、ファンアラームを表示するレ
ジスタFANAの値が1であるか否かをみる。FANA=0は正
常状態を示し、このときは、パルス極性反転数格納レジ
スタFACNTの値が規定値N1より小になるか否かを監視す
る。ここでN1は、障害検出パルス数であって、42%ダウ
ンに対応するパルス数は、N1=14である。
パルス極性反転数格納レジスタFACNTの値が第1の所
定値N1より小になったときは、障害が検出されるので、
所定の障害処理を行ったのち、アラーム表示レジスタFA
NAにセットし、パルス極性反転数格納レジスタFACNTに
0をセットする。
またパルス極性反転数格納レジスタFACNTの値が第1
の所定値N1より小にならなかったときは正常なので、そ
のままパルス極性反転数格納レジスタFACNTに0をセッ
トする。
ファンアラーム表示レジスタFANAの値が1であったと
きは障害なので、パルス極性反転数格納レジスタFACNT
の値が第2の所定値N2より大になったか否かを監視す
る。ここでN2は、復旧検出パルス数であって、92%アッ
プに対応するパルス数は、N2=30である。この第2の所
定数N2により大になったときは復旧したので、所定の復
旧処理を行い、アラーム表示レジスタFANAに0をセット
して、パルス極性反転数格納レジスタFACNTに0をセッ
トする。
パルス極性反転数格納レジスタFACNTの値が第2の所
定値N2より大にならないときは、依然として障害なの
で、そのままパルス極性反転数格納レジスタFACNTに0
をセットする。
以上の処理は繰り返して行われる。
このように本発明に於いては,一定周期内の極性反転
数によってパルス監視を行っているが、本発明は単にパ
ルスの監視を行う方式ではなく、障害検出条件と障害復
旧条件の間にヒステリシスを持たせることによって、フ
ァンの回転数の不安定によって発生する従来技術の問題
点を解決したものである。
本発明では、障害検出条件にマージンを持たせること
で、更に安定したアラーム検出を行うことができる。こ
の場合における障害検出条件としては、例えば (1).障害検出周期を大きくする。
(2).第4図におけるFACNT<N1の条件を複数回検出
することによってアラームを認識するようにする。
等の条件を用いることが可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ファン装置の
一時的な回転数の低下によるファン障害の検出と、ファ
ンの劣化等による回転数のふらつきに基づくアラーム出
力のばらつき、即ち、障害検出と復旧検出の繰り返しを
防止して、安定したアラーム検出を行うことができる。
この場合、障害検出条件にマージンを持たせることで、
更に安定したアラーム検出を行うことができる。また回
転数上昇によって障害状態からの自動復旧を行うので、
アラームの保持回路やリセット回路等が不要になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理的構成を示す図、第2図は本発明
の作用を説明する図、第3図は本発明の一実施例を示す
図、第4図は本発明における処理フローを示す図であ
る。 1はパルス発生手段、2は障害検出手段、3は障害復旧
手段である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンの回転に同期したパルス信号を発生
    するパルス発生手段(1)を有し、該パルス発生手段
    (1)からのパルス信号によって前記ファンの動作状態
    を監視するファンアラーム検出装置に於いて、 前記パルス発生手段(1)からのパルス信号の速度が第
    1の所定値(N1)以下に低下したことを検出してアラー
    ムを発生する障害検出手段(2)と、 前記パルス発生手段(1)からのパルス信号の速度が前
    記第1の所定値(N1)以下に低下した後、該第1の所定
    値(N1)より大きい第2の所定値(N2)に上昇したこと
    を検出して前記アラームを復旧させる障害復旧手段
    (3)と を備えたことを特徴とするファンアラーム検出装置。
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