JP2536789Y2 - マイクロコンピュータシステムの誤動作防止装置 - Google Patents

マイクロコンピュータシステムの誤動作防止装置

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JP2536789Y2
JP2536789Y2 JP6865491U JP6865491U JP2536789Y2 JP 2536789 Y2 JP2536789 Y2 JP 2536789Y2 JP 6865491 U JP6865491 U JP 6865491U JP 6865491 U JP6865491 U JP 6865491U JP 2536789 Y2 JP2536789 Y2 JP 2536789Y2
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富士男 小野
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マイクロコンピュータ
システムの誤動作防止装置に関し、特に、主CPUと補
助CPUとの2つのCPUを備えたマイクロコンピュー
タシステムの誤動作防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載されるマイクロコンピュー
タシステムには、エンジン制御用のCPU(主CPU)
と失火の診断や酸素センサの異常診断等用のCPU(補
助CPU)との2つのCPUを備えたものがある。ま
た、図4に示すように、これら主CPU1及び補助CP
U2からは、これらが正常に機能しているときには、所
定の周期で反転するプログラムラン(P−RUN)信号
が第1リセット回路3及び第2リセット回路4にそれぞ
れ出力されるようになっており、第1リセット回路3及
び第2リセット回路4では、これらプログラムラン信号
の周期をモニターして、所定の周期ではなくなったと
き、当該CPUが暴走したと見做して、一定時間幅のリ
セット信号(Lレベルの信号)を当該CPU1又は2に
出力して、リセットをかけ、リセットにより当該CPU
の機能が回復して、プログラムラン信号の周期が正常に
戻るようにしている(実開昭63−20246号公報参
照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の誤動作防止装置にあっては、図5に示すよう
に、補助CPU2からのプログラムラン信号の周期に異
常が生じてリセットをかける場合、1回目のリセット信
号にて、当該CPUが正常復帰しない場合には、所定の
間隔をおいて2回目のリセット信号が出力され、当該C
PUが正常復帰するまで断続的にリセット信号が出力さ
れるので、前回のリセット信号と次回のリセット信号と
の間Tに、暴走状態にあるCPUが作動することにな
り、当然、出力が異常値となり、システムの信頼性が悪
化するという問題点があった。
【0004】本考案は、このような従来の問題点に鑑
み、システムの信頼性をより向上させることのできるマ
イクロコンピュータシステムの誤動作防止装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、主CPUと補助CPUとを備えるマイク
ロコンピュータシステムであって、両CPUの正常動作
時に周期的に出力されるプログラムラン信号をそれぞれ
入力し、該プログラムラン信号の異常時に一定時間幅の
リセット信号を当該CPUに出力して当該CPUをリセ
ットする主CPU用の第1リセット回路と補助CPU用
の第2リセット回路とを有するものにおいて、前記主C
PUに、前記第2リセット回路によるリセット信号の発
生を監視し該リセット信号が所定時間内に所定回数以上
出力されたときに前記補助CPUに対し強制的に連続し
たリセット信号を出力する強制連続リセット手段を具備
させる構成とする。
【0006】
【作用】上記の構成によると、主CPUに具備させた強
制連続リセット手段により、第2リセット回路によるリ
セット信号の発生を監視して、そのリセット信号が所定
時間内に所定回数以上出力されたときに、補助CPUの
回復を諦めて、補助CPUに対し強制的に連続したリセ
ット信号を出力させる。これにより、一定時間幅で断続
的に出力されるリセット信号の発生間に、異常状態にあ
る補助CPUが作動して、不都合を生じるのを回避する
ことができる。尚、そのシステムの主なる制御にかかわ
るものではない例えば診断用のような補助CPUの場合
は、その作動を停止させても、そのシステムの基本的な
制御に支障はない。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。図1を参照して、本実施例のシステムを
説明する。1つのコントロールユニット内に主CPU
(例えば、エンジン制御用)1と補助CPU(例えば、
失火等の診断用)2とを内蔵している。主CPU1から
は、それが正常に動作しているときに、周期的にプログ
ラムラン信号が第1リセット回路に出力され、第1リセ
ット回路3においてその周期を監視し、異常時に一定時
間幅のリセット信号を主CPU1に出力して、主CPU
の回復を図るようにしている。
【0008】一方、補助CPU2からも同様に、それが
正常に動作しているときに、周期的にプログラムラン信
号が第2リセット回路4に出力される。第2リセット回
路4のリセット信号出力ポートAは、アンド回路5を介
して補助CPU2のリセット端子Bに接続される。ま
た、リセット信号(Lレベル)の発生を監視させるた
め、第2リセット回路4のリセット信号出力ポートAを
主CPU1の入力ポートCに接続すると共に、強制リセ
ットを可能にするため、主CPU1の出力ポートDをア
ンド回路5を介して補助CPU2のリセット端子Bに接
続する。
【0009】主CPU1では、その入力ポートCに第2
リセット回路4からのリセット信号を受けており、所定
時間内に所定回数以上のリセット信号を検出したとき
に、強制連続リセット手段により、出力ポートDからア
ンド回路5を経て、連続したLレベル信号を補助CPU
のリセット端子Bに出力し、その作動を中止させる。図
2のフローチャートを参照して、強制連続リセット手段
としてのルーチンを説明する。
【0010】ステップ1(図中、S1と記す。以下同
様)では、主CPU1の入力ポートCに第2リセット回
路4からリセット信号が入力されたか否かを判定し、入
力されたとき(YESのとき)ステップ2に進む。ステ
ップ2では、リセット信号計測用のカウント値nを1ず
つカウントアップ(図3参照)し、ステップ3で、その
値が1であるか否かを判定し、1のときのみステップ4
でタイマをスタートさせる。
【0011】次に、ステップ5で、タイマ値より所定時
間経過したか否かを判定し、所定時間経過していないと
き(NOのとき)は、ステップ6で、カウント値nが所
定値以上であるか否かを判定し、NOのときは補助CP
U2が暴走し続けてはいないと見做して、このルーチン
を終了するが、YESのときは所定時間内に所定回数以
上のリセット信号が出力されたことになるので、補助C
PU2の回復を諦めて、その使用を中止すべく、ステッ
プ7に進み、強制的に連続したLレベルのリセット信号
(図3参照)をアンド回路5を介して補助CPU2に出
力し、補助CPU2の使用を中止し、このルーチンを終
了する。
【0012】一方、CPU5の判定で、YESのとき
は、ステップ8に進み、次回のためにカウント値を0に
戻し、またステップ9でタイマをリセットしてルーチン
を終了する。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によると、
補助CPUからのプログラムラン信号の異常時に、一定
時間幅のリセット信号を断続的に出力して機能の回復を
図るが、所定時間内に所定回数以上のリセット信号の出
力を要するような、補助CPUの機能回復が期待できな
い場合には、機能回復を諦めて、主CPUにより、補助
CPUを使用しないように、強制的に連続したリセット
信号を補助CPUに出力するようにしたので、断続した
リセット信号の発生間に、異常状態にある補助CPUを
使用することを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示すシステム図
【図2】 本実施例の制御内容を示すフローチャート
【図3】 暴走時の信号を示すタイムチャート
【図4】 従来例を示すシステム図
【図5】 従来の暴走時の信号を示すタイムチャート
【符号の説明】
1 主CPU 2 補助CPU 4 第2リセット回路 5 アンド回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主CPUと補助CPUとを備えるマイクロ
    コンピュータシステムであって、両CPUの正常動作時
    に周期的にそれぞれ出力されるプログラムラン信号をそ
    れぞれ入力し、該プログラムラン信号の異常時に一定時
    間幅のリセット信号を当該CPUに出力して当該CPU
    をリセットする主CPU用の第1リセット回路と補助C
    PU用の第2リセット回路とを有するものにおいて、 前記主CPUに、前記第2リセット回路によるリセット
    信号の発生を監視し該リセット信号が所定時間内に所定
    回数以上出力されたときに前記補助CPUに対し強制的
    に連続したリセット信号を出力する強制連続リセット手
    段を具備させたことを特徴とするマイクロコンピュータ
    システムの誤動作防止装置。
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JP3123347B2 (ja) * 1994-06-03 2001-01-09 ブラザー工業株式会社 機器の異常検出装置

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