JPH1020968A - 選択的ハードウェア・リセット回路 - Google Patents

選択的ハードウェア・リセット回路

Info

Publication number
JPH1020968A
JPH1020968A JP8178016A JP17801696A JPH1020968A JP H1020968 A JPH1020968 A JP H1020968A JP 8178016 A JP8178016 A JP 8178016A JP 17801696 A JP17801696 A JP 17801696A JP H1020968 A JPH1020968 A JP H1020968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
reset
reset signal
hardware
resetting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8178016A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Suzuki
章司 鈴木
Rieko Sato
理恵子 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8178016A priority Critical patent/JPH1020968A/ja
Publication of JPH1020968A publication Critical patent/JPH1020968A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Retry When Errors Occur (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発生した障害内容によって、レベル付けされ
たリセット信号を即時に発生し、リセット/リスタート
を行うことにより、誤データの取り込みの防止と、回路
の機能を停止させる無効時間を低減し、外部データの取
得や回路動作上の有用性を一段と向上させることを目的
とする。 【解決手段】 障害を検出する手段と、障害の内容によ
り波及する回路部分に対して選択的に、回路動作の停
止,リセット,再設定,リスタートを行う信号をハード
的に発生する手段を設け、障害をマイクロプロセッサに
伝達すると同時に、障害が波及する回路部分をコントロ
ールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロプロセッ
サとハードウェア回路の組み合せにより構成される電子
機器の障害要因に対するハードウェア回路のリセット処
理において、即時性、回路動作状態の保存性を要求され
る装置に対して、発生した障害により影響される回路部
分のみを確実にかつ瞬時にリセットおよびリスタートさ
せる方法を実現するためのリセット回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロプロセッサを搭載して処
理機能をハードウェア回路とソフトウェア処理の組み合
せにより機能を実現する構成をとる電子機器において
は、処理の一部あるいは、全部を中断させるような障害
が発生した場合には以下のような方式により回路のリセ
ットあるいはデータの破棄を行っていた。
【0003】 ハードウェアによる1元的なリセット
方式 ハード的に障害の要因を検出し、障害を示す信号それ自
体により処理を停止させるためのリセット信号を発生さ
せ、ハードウェアあるいは、ソフトウェアのリセットを
行うもので、例えば、機器の供給電源の低電圧を検出
し、装置処理を停止させる場合を挙げることができる。
図4に示す従来例(1)はこのような類型に属する。すな
わち図4において、IRQ1〜3が障害を示す信号で、
この信号により回路A〜Cを1元的にリセットしてい
る。またMPU11のソフトに対しては、割込みコントロ
ーラ12を介してのINT(割込み)により通達をしてい
る。この種のものの詳細な内容については、特開昭63−
131723号公報に示されている。
【0004】 ソフトウェアによるレベル・リセット
方式(ハード検出) ハード的に要因を検出し、ソフトウェアに対してリセッ
ト信号あるいは、割込み信号を発生し、割込み処理を介
して、ハードウェアの一部あるいは全部のリセットを行
うもので、例えば、機器に入力される信号を観測し、内
部でデータ処理を行い結果を出力させる例において、入
力される信号の異常を検出し、信号処理を行っているハ
ードウェア部分のリセットや、関連するデータを破棄す
るような場合を挙げることができる。特開平3−48335
号公報の障害処理方式においては、データのエラーはパ
リティ・チェッカーを用いてハード的に検出され、その
結果がアドレス・レジスタ中に障害の発生したアドレス
に示されるところから、ソフト処理をしているといえ
る。
【0005】 ソフトウェアによるレベル・リセット
方式(ソフト検出) ソフトウェアにより要因を検出し、ソフトウェア処理に
より障害が波及するハードウェアの一部あるいは全部の
リセットを行うもので、例えば、上記の例示におい
て、特にデータの演算におけるエラー(内部割込み、ソ
フトウェア・インタラプトを含む)や、データの不整合
の検出により、リセット信号を発生する場合がこの類型
に相当する。さらに詳細な内容は特開平5−265596号公
報に示されている。
【0006】従来技術の一例を示す図4において、11は
マイクロプロセッサ・ユニットMPUであり、12は割込
みリクエスト信号を入力して優先処理等を実行するため
の割込みコントローラである。13,14および15はそれぞ
れ、装置内回路の1機能ブロックを構成する回路ブロッ
クA,回路ブロックBおよび回路ブロックCである。ま
た16はパワー・オン・リセット信号を発生するリセット
回路、17は割込みリクエスト信号IRQ1〜IRQ3の
OR条件をとるゲート回路、18はパワー・オン・リセッ
ト信号とOR条件をとるゲート回路である。
【0007】図5は従来技術のもう一つの例を示したも
ので、図4に示すものとの主要な相違点は、I/Oレジ
スタ27、回路Aに対するリセット信号とパワー・オン・
リセット信号とのOR条件をとるゲート回路28を有する
こと、回路Bに対するリセット信号とパワー・オン・リ
セット信号とのOR条件をとるゲート回路29を有するこ
と、ならびに、回路Cに対するリセット信号とパワー・
オン・リセット信号とのOR条件をとるゲート回路2a
を有することである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の方式では、それぞれの指向する目的は達成する
に十分といえるにせよ、厳密にみるとき、さらに以下の
ような問題点があった。
【0009】(i) ハードウェアによる1元的なリセット
方式は、即時性には優れているが障害要因に直接関わり
のない、回路部分のリセットあるいは、データを破棄し
てしまう可能性があり、無効データを必要最小限に抑え
ることができない。
【0010】(ii) ソフトウェアによるレベル付けされ
たリセット方式は、割込みの要因によって障害が波及す
る部分のみ選択して、回路のリセット,再設定,リスタ
ートといった手順を実行でき、合わせて関連するデータ
の破棄ができる点で効率的であるが、処理がソフトウェ
アによるため、処理時間がかかる、障害が複数発生した
場合にプライオリティ処理による待ち時間がかかる(即
時性の問題)、また、割込みが頻発する場合にソフトウ
ェアに負荷がかかり処理能力に影響する。
【0011】本発明は、このような問題点を有効に解決
することに指向するものであり、ハードウェアにより検
出される障害要因に対して、レベル付けされた必要かつ
十分なリセット信号を即時に発生させ、誤データの取り
込みを防止するとともに、無効時間を低減することをそ
の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、障害の検出手段と、障害に対応して、レベ
ル付けされたリセット信号を発生する手段を設け、障害
をマイクロプロセッサに伝達すると同時に、障害が波及
する回路部分をリセットするように構成したものであ
る。かくして、本発明によれば、障害発生時に発生した
障害内容によって、レベル付けされたリセット信号を即
時に発生し、リセット/リスタートを行うことにより、
誤データの取り込みの防止と、無効時間の低減を図るこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係る選択的ハード
ウェア・リセット回路の第1の実施の形態の概略構成を
示す。図1に示す実施の形態1の具体的な動作について
は、回路A33,回路B34,回路C35に入力される信号を
それぞれの回路で信号処理をし、処理結果をMPUBU
Sを介して、MPU31がデータとして取り込み、演算処
理した結果を出力するような計測器の例から推察され
る。この場合、回路A,回路B,回路Cはそれぞれ独立
して動作することが可能であり、入力された信号をそれ
ぞれの回路で処理を行うことができる。ただし、割込み
の要因となっているIRQ1,IRQ2,IRQ3のい
ずれかが発生した場合、割込みの要因によって決められ
る回路Aから回路Cの動作をリセットしなければならな
い。
【0014】割込み要因によりリセットを行う例として
は図3(a)の表に示すような場合がある。例えば、IR
Q2が発生した場合は、回路Bから得られるデータは破
棄しなければならないが、回路Aおよび回路Cから得ら
れるデータは正常であり、このデータを用いて処理され
る出力結果は有効である。MPUはIRQ2の発生によ
り、回路Bから得られるデータを無効とし、割込み要因
が復旧し、回路Bがリスタートされるまではデータを有
効にしないという処理を行い、回路BはIRQ2の発生
により、レベル・リセット発生回路から発生されるリセ
ット信号によってリセットされる。この間に回路A,回
路Cは影響を受けることなく独立して動作ができ、しか
もMPUは回路のリセット制御には関わることなくデー
タ処理を実行することができる。
【0015】上記図3(a)の表に示す機能を行うレベル
・リセット発生回路の最も簡単かつ典型的な構成例とし
ては図3(b)に示すごとくリセット信号を出力させる機
能のみをもつ回路構成が挙げられるが、この回路の機能
はハードウェア回路の動作の停止,リセット,再設定,
リスタートなどであり、必要に応じて、制御信号,コマ
ンド信号などを発生する回路構成にすることができる。
【0016】そこでこの図3(b)の回路の動作について
説明する。これは図3(a)に示すように発生する割込み
要因に応じてリセットすべき回路部分を選択して、リセ
ット信号を出力する場合の簡単な構成例である。表にお
ける○印は、リセットすべき回路ブロックを示し、IR
Q1が発生した場合は、回路A,Bのブロックに対して
リセット信号を出力することを意味する。
【0017】52はIRQ1〜3いずれかが発生した場合
にリセット信号を出力するリセット信号発生回路53に対
してリセット信号を出力させるための(負論理の)OR回
路である。
【0018】かくして、IRQ1〜3いずれかが発生す
ると、リセット信号発生回路53からリセット信号が出力
される。このリセット信号に対して、表に示す条件で選
択処理を行う部分が組合せ回路56である。55はセット/
リセット回路であり、割込み発生が瞬時的に発生した場
合でも確実に動作させるための「セット」、リセット信
号出力後に回復させるための「リセット」を行い、組合
せ回路56が確実に動作するようにしている。57は微分回
路であり、リセット信号は微分回路57より生成する。
【0019】図2に第2の実施の形態の構成を示す。装
置の機能・構成は前述の第1の実施の形態と基本的には
同然であるが、ただこれはレベル・リセット発生回路47
に直接、割込み・リクエスト線を引き込みリセット信号
を発生させるようにしたものの例である。
【0020】なお、図1および図2の各実施の形態と
も、レベル・リセット発生回路には、パワー・オン・リ
セットを入力し、電源投入時のリセット信号を発生させ
る構成としているが、リセット回路36および46はレベル
・リセット発生回路38および47に含まれていてもよい。
【0021】また、上記各実施の形態は、また図5の従
来例(2)に示すI/O制御によるソフトウェア・リセッ
トの手段をも兼ね備えるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上の説明を通じて明らかとなったよう
に、本発明の構成によれば、以下に示す効果を奏するこ
とができる。すなわち、障害発生時に発生した障害内容
によって、レベル付けされたリセット信号を即時に発生
し、リセット/リスタートを行うことにより、誤データ
の取り込みの防止と、回路の機能を停止させる無効時間
を低減でき、外部データの取得や回路動作上の有用性を
一段と向上させることができる。
【0023】さらに、第1の実施の形態によれば、MP
UのIACK(割込みアックノリッジ信号)に同期してリ
セット信号を発生させるため、ソフトウェアの割込み処
理とリセット回路が必ず整合がとれることになり、より
効果的である。また、外部割込みのみならず、内部割込
みに対応させることが可能である。
【0024】第2の実施の形態では、第1の実施の形態
に比べ、より高速に動作できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る選択的ハードウェア・リセット回
路の第1の実施の形態の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の基本構成を示す図
である。
【図3】(a)は割込み要因によりリセットを行う例を示
す表であり、(b)は(a)の表のような機能を行うレベル・
リセット発生回路の構成例である。
【図4】本発明の前提となった従来例の概略の構成を示
す図である。
【図5】他の従来例の概略の構成を示す図である。
【符号の説明】
31,41…MPU、 32,42…割込みコントローラ、 3
3,43…回路ブロックA、34,44…回路ブロックB、 3
5,45…回路ブロックC、 36,46…リセット回路、 3
7…割込みベクタ・デコーダ、 38,47…レベル・リセ
ット発生回路、39…I/Oレジスタ、 52…OR回路、
53…リセット信号発生回路、 54…パワー・オン・リ
セット回路、 55…セット/リセット回路、 56…リセ
ット信号のレベル付けを行う組合せ回路、 57…リセッ
ト出力を微分して、リセットパルスを発生する微分回
路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプロセッサと、ハードウェア回
    路の組み合せにより構成される電子機器において、ハー
    ドウェア回路のリセット,リスタートに?レベルをもた
    せ、発生した障害内容(リセット要因)によって、障害に
    関わる選択されたハードウェア回路の動作の停止,リセ
    ット,再設定,リスタートなどを行う信号をハード的に
    発生させ、ソフトウェアが介在することなく必要かつ十
    分な回路部分のみをリセット,リスタートせしめるよう
    にしたこと、を特徴とする選択的なハードウェア・リセ
    ット回路。
  2. 【請求項2】 マイクロプロセッサと、ハードウェア回
    路の組み合せにより構成される電子機器において、ハー
    ドウェア回路のリセット,リスタートにレベルをもた
    せ、発生した障害内容(リセット要因)によって、割込み
    ベクタを直接デコードする方法などを用いて、選択され
    たハードウェア回路の動作の停止,リセット,再設定,
    リスタートなどを行う信号をハード的に発生させ、必要
    かつ十分な回路部分のみをリセット,リスタートせしめ
    るようにしたこと、を特徴とする選択的ハードウェア・
    リセット回路。
JP8178016A 1996-07-08 1996-07-08 選択的ハードウェア・リセット回路 Pending JPH1020968A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8178016A JPH1020968A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 選択的ハードウェア・リセット回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8178016A JPH1020968A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 選択的ハードウェア・リセット回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1020968A true JPH1020968A (ja) 1998-01-23

Family

ID=16041103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8178016A Pending JPH1020968A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 選択的ハードウェア・リセット回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1020968A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286859A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Ricoh Co Ltd 制御装置および画像形成装置
JP2009514084A (ja) * 2005-10-25 2009-04-02 エヌエックスピー ビー ヴィ リセット装置を具えたデータ処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009514084A (ja) * 2005-10-25 2009-04-02 エヌエックスピー ビー ヴィ リセット装置を具えたデータ処理装置
US8176302B2 (en) 2005-10-25 2012-05-08 Nxp B.V. Data processing arrangement comprising a reset facility
JP2007286859A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Ricoh Co Ltd 制御装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07129426A (ja) 障害処理方式
JP2003511756A (ja) コンピュータにおいて故障分離および診断を改善する機構
JPH0375834A (ja) パリティの置換装置及び方法
JPH1020968A (ja) 選択的ハードウェア・リセット回路
JP2004310291A (ja) ウォッチドッグタイマ故障検出回路を備えたcpuシステム
JPH0749817A (ja) Dma転送制御装置
JP2725107B2 (ja) 割り込み装置
JPH08329026A (ja) 2重化プロセッサシステム
JPS63124156A (ja) メモリエラ−検知方法
JPH05265790A (ja) マイクロプロセッサ装置
JPH0667755A (ja) 回路基板挿抜検出方式
KR960012981B1 (ko) 전송시스템의 장애 발생/해제 실시간 처리회로
JPS6042496B2 (ja) パリテイエラ−処理方式
JPS632922Y2 (ja)
JP2892821B2 (ja) データ転送装置
JPH0527994A (ja) デイジタル機器の誤出力防止方法
JP3055249B2 (ja) プロセッサのデバッグ方式
JPH0675812A (ja) マイクロプロセッサの故障検出装置
JPS60164844A (ja) 制御回路の故障検出方式
JPS63124157A (ja) プロセツサへのデ−タ取込方式
JPS6128146B2 (ja)
JPS63282535A (ja) シグナルプロセツサ
JPH04182835A (ja) マルチプロセッサシステムのバス監視装置
JPH06149686A (ja) チャネル割込制御方式
JPS63298458A (ja) デ−タ転送回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040713