JPH0527994A - デイジタル機器の誤出力防止方法 - Google Patents

デイジタル機器の誤出力防止方法

Info

Publication number
JPH0527994A
JPH0527994A JP3182138A JP18213891A JPH0527994A JP H0527994 A JPH0527994 A JP H0527994A JP 3182138 A JP3182138 A JP 3182138A JP 18213891 A JP18213891 A JP 18213891A JP H0527994 A JPH0527994 A JP H0527994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
software
erroneous
cpu
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3182138A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kawajiri
幸一 川尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP3182138A priority Critical patent/JPH0527994A/ja
Publication of JPH0527994A publication Critical patent/JPH0527994A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハードウエアを増加させることなく、誤出力
の可能性を低減する。 【構成】 処理装置(CPU)1にRAS機能を持たせ
るとともにソフトウエアを2重化し(P1,P2)、デ
ィジタル出力部を2重化することにより(2A,2
B)、誤出力の可能性を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロコンピュー
タ(MPU)等を利用したディジタル機器の誤出力防止
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の誤動作防止方法として
は、例えば図4に示すように処理装置を2台(CPU1
A,CPU1B)設けて2系列化し、各出力によって対
応するリレーR1,R2を動作させ、その接点r1,r
2を直列に接続した回路、つまり各出力の論理積をとる
ことによって誤動作の防止を図り、信頼性の向上を図る
ものが一般的である。この場合、CPUとしては互いに
能力のほぼ等しいものを2台用いる場合と、一方を他方
に比べて簡略化したものを用いる場合の2通りが考えら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のも
のはハードウエアを2系列化するものであるため、経済
性や実装スペース等の面で問題がある。したがって、こ
の発明の課題は1台の処理装置を用いてハードウエア2
系列のものとほぼ等価な誤出力防止機能を持たせること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、この発明では、少なくとも処理装置を備えたデ
ィジタル機器において、前記処理装置にRAS機能を持
たせるとともにソフトウエアおよびディジタル出力部を
2重化し、前記ソフトウエアは時分割的に処理しその出
力を2重に取り出してその論理積をとることにより、誤
出力の防止を図ることを特徴としている。
【0005】
【作用】処理装置の信頼性を向上させる1方法として、
いわゆるRAS(Reliability Avail
ability Serviceability)機能
を利用する方法がある。そこで、この発明でもこのよう
なRAS機能を充実させるようにしている。しかし、こ
のようなRAS機能を充実させてもなお、例えばDO
(ディジタル出力)部の故障、処理装置の制御レジスタ
破壊による瞬間的なプログラム暴走等による誤出力の可
能性があるので、この発明ではかかるRAS機能の充実
に加えてソフトウエアと出力部の2重化を図ることによ
り、さらに誤出力の可能性を低減する。
【0006】
【実施例】図1はこの発明を概念的に説明するためのブ
ロック図である。すなわち、同図からも明らかなよう
に、CPU1に2つのプログラム(ソフトウエア)P
1,P2を持たせるとともに、ディジタル出力部(D
O)2A,2Bを2重化した点が特徴である。ここで、
ソフトウエアP1,P2としてはアルゴリズムを全く同
じものにしても良いが、互いに異なるアルゴリズムのも
のでも良い。また、ソフトウエアP1,P2の実行タイ
ミングとしては、サージノイズが乗る場合等を考慮して
互いに時間をずらして実行するようにする。
【0007】図2はこの発明の実施例を示すフローチャ
ートである。これは、2系列のソフトウエア処理を示し
ており、同時並列処理の形式で図示しているが時分割的
に処理するものであり、ここでは例えば左側の処理から
開始するものとする。すなわち、制御データ11を受信
し、これをテーブル12Aにより所定のアルゴリズムに
適合する形式に変換したのちソフトウエア処理1を実行
し、出力データ13を得る。14では出力データのチェ
ックを実行し、OK(良好)のときだけDO−1へ出力
し(CHT:チェックアンドトランスファ−)、リレー
15Aを駆動してその接点151を動作させる。ここま
での処理が終了した後、右側の処理を上記と同様に実行
してOKならばDO−2へ出力し、リレー15Bを駆動
してその接点152を動作させる。ただし、ソフトウエ
ア処理1と処理2とはそのアルゴリズムは互いに異なる
ものとし、したがってデータを変換するために用いるテ
ーブルも違うものを用いることとする(12A,12
B)。そして、両データが揃った時点で両者の論理積が
とられ、両者とも一致したときデータは正しいものとし
て利用装置側へ与えられる。
【0008】つぎに、この発明で備えておくべきRAS
機能について説明する。イ)主としてCPU(MPU)
に自己診断機能を持たせ、故障を検出したらエラー表示
するとともに動作を停止する。ロ)システムを構成する
機器間で互いに相手が正常動作状態にあるか否かを監視
し、主としてCPUのスリープ状態を検出する。異常を
検出したらDOへの出力をオフとする。ハ)DOバッフ
ァ書き込み時には必ず診断プログラムを起動し、異常が
ないときに限りDOバッファを更新する。これが、図2
において説明したCHT機能に相当する。ニ)プログラ
ムの実行処理をスタック制御構造とする。各プログラム
は閉じられた完結形の処理であるから、プログラムの入
口と出口では処理系の環境は同一となる。したがって、
プログラムの入口と出口のスタックポインタの同一性を
チェックする(これをPENDチェックともいう)こと
により、プログラムの正常実行を極めて高い確率にて検
出することができる。この点について、もう少し具体的
に説明する。
【0009】図3にプログラム暴走の例を示す。ニ−
1)で示すように、プログラムの途中から他のプログ
ラムに飛ぶ場合この場合は、最初のPENDで異常検出
を行なう。ニ−2)に示すように、プログラムの書か
れていないところを走る場合この場合は、未定義命令検
出の確率が高いが、これも最初のPENDで異常検出を
行なう。ニ−3)プログラムカウンタが壊れ、アドレス
更新異常となる場合アドレス更新しないことを、いわゆ
るWDT(ウオッチドクタイマ)にて検出する。また、
不規則更新時には未定義命令検出の確率が大きい(オペ
ランド異常)。ニー4)割り込みテーブルが壊れ、割り
込み動作が異常となる場合この場合は、正規のプログラ
ムが起動されずにイ)の状態となるので、最初のPEN
Dで異常検出を行なう。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、RAS機能を持たせ
るとともに、DO部とソフトウエアを2重化するように
したので、信頼性を著しく向上させることが可能となる
利点が得られる。ここで、この発明によるものと図4の
如き従来のものの誤制御確率について考える。この発明
による誤制御確率をε1とすると、 ε1=αS1・αS2+αh と表わされる。ここに、 αS1;処理1のソフトバグによる誤制御確率 αS2;処理2のソフトバグによる誤制御確率 αh ;CPUのハード故障に起因する誤制御確率 である。
【0011】一方、従来の2系列方式による誤制御確率
をε2とすると、 ε2=(αsm+αhm)(αsf+αhs) αsm=αsfとできるので、 ε2=(αsm+αsf+αhm)・αsm+αhm・αhs と表わされる。ここに、 αsm;CPU1のソフトバグによる誤制御確率 αhm;CPU1のハード故障に起因する誤制御確率 αsf;CPU2のソフトバグによる誤制御確率 αhs;CPU2のハード故障に起因する誤制御確率 である。
【0012】αS1・αS2=A,αh =B,(αsm+αsf
+αhm)・αsm=C,αhm・αhs=Dとおいて両者を比
較すると、 (1)A≒Cであり、前者の方が同等以上と考えられ
る。 (2)B<Dとなり後者の方が優れていると考えられる
が、図1の如くすることにより、Bはαh ・β1 ・β2
(ハード故障に起因してソフト1,ソフト2がダブル走
行する)と考えることができ、2系列方式と同等の誤出
力に対する信頼性が確保できる。つまり、1台のCPU
でハードウエア2系列方式のものと同等の性能を持たせ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を概念的に説明するためのブロック図
である。
【図2】この発明の実施例を示すフローチャートであ
る。
【図3】プログラム暴走の例を説明するための説明図で
ある。
【図4】従来例を示す概要図である。
【符号の説明】
1 CPU(処理装置) 1A CPU 1B CPU 2A DO(ディジタル出力)部 2B DO(ディジタル出力)部 11 制御データ 13 出力データ 14 CHT 12A 受信データ変換テーブル 12B 受信データ変換テーブル 15A リレー 15B リレー 151 接点 152 接点

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 少なくとも処理装置を備えたディジタル
    機器において、 前記処理装置にRAS機能を持たせるとともにソフトウ
    エアおよびディジタル出力部を2重化し、前記ソフトウ
    エアは時分割的に処理しその出力を2重に取り出してそ
    の論理積をとることにより、誤出力の防止を図ることを
    特徴とするディジタル機器の誤出力防止方法。
JP3182138A 1991-07-23 1991-07-23 デイジタル機器の誤出力防止方法 Pending JPH0527994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3182138A JPH0527994A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 デイジタル機器の誤出力防止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3182138A JPH0527994A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 デイジタル機器の誤出力防止方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0527994A true JPH0527994A (ja) 1993-02-05

Family

ID=16113013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3182138A Pending JPH0527994A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 デイジタル機器の誤出力防止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0527994A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009505185A (ja) * 2005-08-08 2009-02-05 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 少なくとも2つの実行ユニットを有するコンピュータシステムにおいてデータを比較する方法およびデバイス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009505185A (ja) * 2005-08-08 2009-02-05 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 少なくとも2つの実行ユニットを有するコンピュータシステムにおいてデータを比較する方法およびデバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5742753A (en) Mesh interconnected array in a fault-tolerant computer system
US7478274B2 (en) Duplex system
JPH0375834A (ja) パリティの置換装置及び方法
JP4555713B2 (ja) エラー通知方法及び情報処理装置
JPH0527994A (ja) デイジタル機器の誤出力防止方法
JPS62293441A (ja) デ−タ出力方式
JPH0652130A (ja) マルチプロセッサシステム
JP2002229811A (ja) 論理分割システムの制御方法
JPS6127778B2 (ja)
JPH05265790A (ja) マイクロプロセッサ装置
JP2583617B2 (ja) マルチプロセッサシステム
JP2559531B2 (ja) 二重化システムのエラーチェック回路
JPH1020968A (ja) 選択的ハードウェア・リセット回路
JPH0135369B2 (ja)
JPH0581059A (ja) マルチプロセツサシステム
JPH02173852A (ja) バス診断装置
JPS60163135A (ja) デ−タバスチエツク方式
JPH03273344A (ja) フォールトトレラントシステム
JPH0498326A (ja) マイクロプロセッサ
JPH076103A (ja) 入出力チャネルの障害処理システム
JPH01292562A (ja) マルチcpuシステム
JPH01140265A (ja) マルチプロセッサシステム
JPS59194247A (ja) 計算機構造体の異常検出方法
JPH03233641A (ja) データ処理装置
JPH05289946A (ja) メモリ制御方式