JPH10133899A - 訂正不可能なエラーの予測方法および予測装置 - Google Patents

訂正不可能なエラーの予測方法および予測装置

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JPH10133899A
JPH10133899A JP8304248A JP30424896A JPH10133899A JP H10133899 A JPH10133899 A JP H10133899A JP 8304248 A JP8304248 A JP 8304248A JP 30424896 A JP30424896 A JP 30424896A JP H10133899 A JPH10133899 A JP H10133899A
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JP
Japan
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error
error correction
uncorrectable
correction function
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JP8304248A
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Jiro Kinoshita
次朗 木下
Kazunari Aoyama
一成 青山
Norihide Sato
典秀 佐藤
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Original Assignee
Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エラー訂正機能を備えた装置やシステムにお
いて、訂正不可能なエラーの発生を予測して警報を発す
ることができる検出方法および検出装置を提供する。 【解決手段】 エラー訂正機能を備えた装置において、
エラー訂正機能によるエラー訂正回数を計数し、計数し
たエラー訂正回数と設定回数とを比較し、この比較結果
に基づいて訂正不可能なエラーを予測する。あらかじ
め、訂正可能なエラーの発生頻度と訂正不可能なエラー
の発生頻度との関係を求めておき、訂正不可能なエラー
の発生頻度が高まるときの訂正可能なエラーの発生回数
を設定回数として設定し、計数したエラー訂正回数がこ
の設定回数を超えたときに、訂正不可能なエラーの発生
を予測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エラー訂正機能を
備えたシステム,装置に関し、特に該装置において訂正
不可能なエラーを検出する方法および検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通信装置やメモリを使用する装置やシス
テムにおいて、エラー訂正機能を備えた装置,システム
が知られている。エラー訂正機能は、例えばエラー訂正
符号等を使用することによってエラーを検出し、検出し
たエラーの訂正を行っている。このようなエラー訂正符
号はECC(error correcting co
de)と呼ばれ、ハミング符号,BCH符号,ファイア
符号,リードソロモン符号等の種々のものが知られてお
り、訂正符号によって訂正可能なビット数が異なってい
る。
【0003】エラー訂正機能は、このようなエラー訂正
符号を用いて形成したデータを監視し、誤りを発見した
場合には訂正可能な範囲でエラー訂正を行っており、通
信データや記憶データをエラー訂正符号を用いて符号化
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、エラー訂正機能
を備えたシステムや装置において、デバイスの劣化や使
用環境の悪化によってエラーが発生する場合には、エラ
ーの発生頻度が高まりエラー訂正機能が訂正できる範囲
を超え、エラー訂正機能では訂正が不可能なエラーが発
生する可能性が生じる。従来より使用されているエラー
訂正機能では、訂正が不可能なエラーが発生した場合に
はエラー訂正を行うことができなため、訂正不可能なエ
ラーが発生した装置,システムはシステム全体が停止す
ることになる。従って、従来から使用しているエラー訂
正機能を備えた装置,システムでは、訂正不可能なエラ
ーに対して何ら対処する方法がなく、システムが停止し
て始めて訂正不可能なエラーが発生したことを検知する
ことになり、データのバックアップや保守に支障が生じ
るという問題点がある。
【0005】そこで、本発明は前記した従来の問題点を
解決して、エラー訂正機能を備えた装置やシステムにお
いて、訂正不可能なエラーの発生を予測して警報を発す
ることができる検出方法および検出装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】エラー訂正機能を備えた
システムや装置において、デバイスの劣化や使用環境の
悪化によってエラーが発生する場合には、エラーの発生
頻度が高まってエラー訂正機能が訂正できる範囲を超え
ると、エラー訂正機能では訂正が不可能なエラーが発生
する可能性が生じる。通常、訂正不可能なエラーは訂正
可能なエラーよりも発生頻度が低く、また、訂正可能な
エラーの発生頻度が高い程、訂正不可能なエラーが発生
しやすいという傾向にある。
【0007】本発明は、エラー訂正機能を備えた通信装
置やメモリを使用する装置やシステムにおいて、訂正不
可能なエラーの発生を予測し、警報等を発して故障の発
生を防止するものである。そして、本発明における訂正
不可能なエラーの発生の予測は、上記した訂正可能なエ
ラーと訂正不可能なエラーと傾向を利用するものであ
り、エラー訂正機能が行う訂正回数を計数し、計数回数
を監視することによって訂正不可能なエラーの発生を予
測し、また、メモリにおいて停止中の異常データの発生
については、時間当たりの異常データの発生頻度を監視
することによって訂正不可能なエラーの発生を予測す
る。
【0008】本発明の訂正不可能なエラーの予測方法
は、エラー訂正機能を備えた装置において、エラー訂正
機能によるエラー訂正回数を計数し、計数したエラー訂
正回数と設定回数とを比較し、この比較結果に基づいて
訂正不可能なエラーを予測するものである。これによっ
て、あらかじめ、訂正可能なエラーの発生頻度と訂正不
可能なエラーの発生頻度との関係を求めておき、訂正不
可能なエラーの発生頻度が高まるときの訂正可能なエラ
ーの発生回数を設定回数として設定し、計数したエラー
訂正回数がこの設定回数を超えたときに、訂正不可能な
エラーの発生を予測する(請求項1に対応)。
【0009】また、エラー訂正機能によるエラー訂正を
所定時間以上行わない場合に、エラー訂正回数を所定値
に設定して、計数の初期値を定める。この初期値として
例えば0とすることによって計数をクリアし、所定時間
以上経過後は始めから計数をし直す。これによって、散
発的に発生して警報を発する必要のないエラーの計数を
停止し、不必要な警報の発生を防止する(請求項2に対
応)。
【0010】また、本発明の訂正不可能なエラーの予測
方法は、エラー訂正機能を備えた記憶装置において、装
置の停止期間中に発生した異常データの時間当たりの平
均異常発生個数を計数し、求めた平均異常発生個数と設
定個数とを比較し、この比較結果に基づいて訂正不可能
なエラーを予測するものである。これによって、メモリ
等の装置において、電源停止中の異常データの発生状態
をモニターし、あらかじめしきい値として定めておいた
設定個数を超えたときに、訂正不可能なエラーの発生を
予測する(請求項3に対応)。
【0011】また、本発明の訂正不可能なエラーの予測
方法は、エラー訂正機能を備えた記憶装置において、装
置の停止期間中に発生した異常データの時間当たりの平
均異常発生個数を計数して初期値とし、エラー訂正機能
によるエラー訂正回数を計数し、計数したエラー訂正回
数と設定回数とを比較し、この比較結果に基づいて訂正
不可能なエラーを予測するものである。これによって、
メモリ等の装置において、電源停止中の異常データの発
生状況から装置の劣化状態を推定し、これを初期値とし
てエラー訂正回数に反映させ、計数したエラー訂正回数
がこの設定回数を超えたときに、訂正不可能なエラーの
発生を予測する(請求項4に対応)。
【0012】また、本発明の訂正不可能なエラーの予測
装置は、上記した予測方法を実施するための装置であ
り、エラー訂正機能を備えた装置において、エラー訂正
機能によるエラー訂正回数を計数する計数手段と、計数
したエラー訂正回数と設定回数とを比較し、比較結果に
基づいて訂正不可能なエラーを予測する予測手段を備え
るものである。この構成によって、あらかじめ求めてお
いた訂正可能なエラーの発生頻度と訂正不可能なエラー
の発生頻度との関係から、訂正不可能なエラーの発生頻
度が高まるときの訂正可能なエラーの発生回数を設定回
数を求めて設定しておき、計数手段で計数したエラー訂
正回数を、予測手段において前記設定回数と比較し、設
定回数を超えたときに、訂正不可能なエラーの発生を予
測する(請求項6に対応)。
【0013】また、予測手段に、エラー訂正機能の実行
間隔を計時する計数手段を設け、計時結果に基づいて制
御信号をエラー訂正の計数手段に出力し、エラー訂正機
能によるエラー訂正を所定時間以上行わない場合に、エ
ラー訂正回数の初期値を定め、これによって、散発的に
発生して警報を発する必要のないエラーの計数を停止
し、不必要な警報の発生を防止する(請求項7に対
応)。
【0014】また、本発明の訂正不可能なエラーの予測
装置は、エラー訂正機能を備えた記憶装置において、装
置の停止期間中に発生した異常データの時間当たりの平
均異常発生個数を検出する異常検出手段と、この異常検
出手段で検出した平均異常発生個数と設定個数とを比較
し、比較結果に基づいて訂正不可能なエラーを予測する
予測手段とを備える。これによって、メモリ等の装置に
おいて、異常検出手段によって電源停止中の異常データ
の発生状態をモニターし、あらかじめしきい値として定
めておいた設定個数を超えたときに、訂正不可能なエラ
ーの発生を予測する(請求項8に対応)。
【0015】また、本発明の訂正不可能なエラーの予測
装置は、エラー訂正機能を備えた記憶装置において、装
置の停止期間中に発生した異常データの時間当たりの平
均異常発生個数を計数して初期値とし、エラー訂正機能
によるエラー訂正回数を計数する計数手段と、エラー訂
正回数と設定回数とを比較し、比較結果に基づいて訂正
不可能なエラーを予測する予測手段を備える。これによ
って、メモリ等の装置において、電源停止中の異常デー
タの発生状況から装置の劣化状態を異常データの時間当
たりの平均異常発生個数によって推定し、この値を計数
手段の初期値としてエラー訂正回数に反映させて、計数
したエラー訂正回数がこの設定回数を超えたときに、訂
正不可能なエラーの発生を予測する(請求項9に対
応)。
【0016】上記した本発明の訂正不可能なエラーの予
測方法,および装置によってエラーを予測し、この予測
に基づいて警報を発する。これによって、訂正不可能の
エラーの発生をあらかじめ知ることができ、実際に訂正
不可能なエラーが発生する前に、装置の点検を行なうこ
とによって、訂正不可能なエラーの発生を防止すること
ができ、また、予測に従って交換部品等をあらかじめ用
意することによって、訂正不可能なエラーによって装
置,システムが停止した場合であっても、速やかな復旧
を行うことができる(請求項5,10に対応)。
【0017】なお、本発明の訂正不可能なエラーの予測
は、メモリや通信機器等においてエラー訂正機能を備え
た装置,システムに適用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明を説明す
るための一構成ブロック線図である。図1において、符
号1〜5は、通信機器やメモリ装置等を構成するための
デバイスを備えたプリント基板である。プリント基板1
はCPU11を備え、該CPU11にはバス14を介し
てメモリ制御装置12,およびI/O(入力/出力装
置)16,17が接続されている。I/O16は外部の
表示装置6との間で信号の入出力を行い、I/O17は
外部の入力装置7との間で信号の入出力を行う。
【0019】メモリ制御装置12は、外部のプリント基
板3〜5に形成されるメモリ装置と接続して該メモリ装
置の制御を行う制御装置であり、エラーカウンタ13を
備える。各プリント基板3〜5に形成されるメモリ装置
は、例えばDRAM(ダイナミックRAM)31,FR
OM(フラッシュROM)41,SRAM(スタティッ
クRAM)51とすることができる。
【0020】上記メモリ装置の内、FROM41および
SRAM51はエラー訂正コード等を用いて訂正可能な
エラーを検出し訂正することができるエラー訂正機能を
備える。このエラー訂正機能によって行なった訂正動作
の情報は、メモリ制御装置12内に設けたエラーカンウ
タ13に送られ、訂正動作の回数が計数される。また、
プリント基板5は、所定時間の計時を行うタイマ53が
設けられる。なお、プリント基板5に設けられたSRA
M51およびタイマ53はバッテリー53によってバッ
クアップされている。
【0021】プリント基板2は通信装置を構成するデバ
イスであり、シリアル信号の入出力を行う受信ポート2
1,送信ポート23,およびバス14を介してCPU1
1と制御されるシリアル通信制御装置22を備える。シ
リアル通信制御装置22は、エラー訂正コードや通信プ
ロトコル等を用いて訂正可能なエラーを検出し訂正する
ことができるエラー訂正機能を備え、さらにこのエラー
訂正機能によって行うエラー訂正の動作回数を計数する
エラーカンウタ23を備える。
【0022】従って、上記装置では、エラー訂正機能の
実行によるエラー訂正の動作回数は、メモリ制御装置1
2内のエラーカンウタ13あるいはシリアル通信制御装
置22内のエラーカンウタ23で計数される。なお、前
記エラーカンウタ13,23は、CPU11からの制御
信号によって、0を含む所定の設定値に初期設定するこ
とができ、0を設定する場合にはエラーカンウタは計数
値をクリアすることになる。
【0023】次に、図2,3のフローチャートおよび図
4〜6のタイムチャートを用いて本発明の訂正不可能な
エラーの予測の動作について説明する。始めに、図2の
フローチャートおよび図4のタイムチャートを用いて、
本発明の訂正不可能なエラーの第1の予測動作について
説明する。第1の予測動作は、エラー訂正機能によるエ
ラー訂正回数を計数し、計数したエラー訂正回数と設定
回数とを比較し、この比較結果に基づいて訂正不可能な
エラーを予測し、また、エラー訂正機能によるエラー訂
正を所定時間以上行わない場合に、エラー訂正回数を所
定値に設定して計数を続行するものである。
【0024】エラー訂正機能を備えた装置,システムの
電源がオンの状態において(ステップS1)、エラーカ
ンウタが備える計時手段に一定時間を計時するための設
定時間T0 を設定し(ステップS2)、計時手段をクリ
アした後(ステップS3)、計時を開始する(ステップ
S4)。また、エラーカンウタの計数回数との比較に用
いるしきい値として設定値N0 を設定する。この設定値
0 は、訂正不可能なエラーが発生する可能性を判定す
るためのしきい値であり、予測を行う装置,システムに
ついてあらかじめ許容率等を勘案して設定しておくもの
である(ステップS5)。
【0025】上記設定時間T0 ,および計数回数のしき
い値N0 を設定し、エラーカンウタのカンウタ値Nを0
に初期化した後(ステップS6)、エラーカンウタはエ
ラー訂正機能が実行される毎に(ステップS7)、Nを
増加させて計数を行い累積回数Nを得る(ステップS
8)。
【0026】予測手段は、この累積した訂正回数Nとあ
らかじめ設定した設定値N0 とを比較する(ステップS
9)。この比較において、累積した訂正回数Nが設定値
0を超えた場合には、装置の劣化あるいは周囲の環境
か訂正不可能なエラーの発生が予想される状態にあると
判定し、その旨の警報を表示する。警報表示は表示装置
6において、視覚的,聴覚的,あるいはそれらの組み合
わせによって表示することができる。また、警報信号を
他の装置に送信しする構成とすることできる(ステップ
S11)。
【0027】ステップS9の判定において、累積した訂
正回数Nが設定値N0 に達しない場合には、計数を開始
してからの時間Tと設定時間T0 との比較を行い、設定
時間T0 内の場合にはステップS7に戻って訂正回数の
計数を続行し、設定時間T0を超えた場合にはステップ
S6に戻ってカンウタ値Nを0にクリアし、始めからエ
ラー訂正回数の計数をやり直す。これによって、装置,
システムの劣化や環境の悪化によらない散発的なエラー
に対して、不必要な警報が発生しないよう設定すること
ができる(ステップS10)。
【0028】図4(a)はエラーカンウタのカンウタ値
Nの時間的変化を示し、図4(b)は警報信号を示して
いる。図4(a)に示すカンウタ値Nは、設定時間T0
を周期として計数を繰り返し、設定時間T0 内に設定値
0 に達しない場合には、0から計数を再開する。設定
時間T0 内に設定値N0 に達した場合には、図4(b)
に示すようにこの時点で警報信号を発する。
【0029】また、図5(a)は電源のオン/オフ状態
を示し、図5(b)はエラーカンウタのカンウタ値Nの
時間的変化を示し、図5(c)は警報信号を示してい
る。図5(b)に示すカンウタ値Nは、電源がオンの状
態において前記図4で示したような設定時間T0 を周期
とする計数を繰り返し、電源がオフの状態では計数動作
を停止し、再び電源がオンとなると計数を再開する。電
源がオンの状態において、エラーカンウタの計数値Nが
設定値N0 を超えた時点で警報信号を発生し、訂正不可
能なエラーの予測を行う。
【0030】次に、図3のフローチャートおよび図6の
タイムチャートを用いて、本発明の訂正不可能なエラー
の第2の予測動作について説明する。第2の予測動作
は、エラー訂正機能を備えた記憶装置において、機能装
置の停止期間中に発生した異常データの時間当たりの平
均異常発生個数を計数し、この平均異常発生個数と設定
個数とを比較し、比較結果に基づいて訂正不可能なエラ
ーを予測するものである。以下、記憶手段としてSRA
MとFROMを備える構成について説明する。
【0031】エラー訂正機能を備えた記憶装置は、前記
図2で示したフローチャートに従って訂正不可能なエラ
ーの予測を行い、電源がオフとなって装置が停止した後
は、図3のフローチャートに従って、電源停止中に発生
するデータ破壊をモニタすることによって、訂正不可能
なエラーの予測を行う。
【0032】電源を停止した時点で(ステップS2
1)、タイマ53によって電源オフの時刻toff を求
め、この時刻toff を不揮発性メモリ(図示していな
い)に書き込む。タイマ53はバッテリー52でバック
アップされており、電源が停止した状態でも動作を続行
している(ステップS22)。電源が再びオン状態とな
ると(ステップS23)、タイマ53によって電源オン
の時刻tonを求め、この時刻tonを不揮発性メモリ(図
示していない)に書き込む(ステップS24)。
【0033】予測手段は、この電源復帰時に、SRA
M,FROMのデータをチエックし(ステップS25,
28)、電源の停止中に破壊されたデータ数Ds(SR
AMの破壊データ数),Df(FROMの破壊データ
数)を求める(ステップS26,29)。次に、破壊さ
れたSRAM,FROMのデータを訂正して復帰させる
(ステップS27,30)。
【0034】予測手段は、前記ステップS22,24で
記憶した電源オフの時刻toff と電源オンの時刻tonを
読み出し、これらの時刻から電源のオフ状態の時間間隔
TOFF を求め(ステップS31)、この時間間隔TOFF
でデータ破壊数Ds,Dfを除して、時間当たりのデー
タ破壊数Ds/TOFF ,Df/TOFF を求める(ステッ
プS32)。
【0035】前記時間当たりのデータ破壊数Ds/TOF
F ,Df/TOFF を、あらかじめ設定しておいた設定値
Ds0 ,Df0 と比較し(ステップS33,34)、設
定値を超えた場合には警報表示を行う(ステップS3
5)。また、ステップSステップS33,34の判定に
おいて、設定値を超えない場合には、この時間当たりの
データ破壊数Ds/TOFF ,Df/TOFF をエラーカン
ウタの初期値として設定して、前記図2に示す処理を行
う(ステップS36)。設定時間T0 内に設定値N0
達した場合には、図4(b)に示すようにこの時点で警
報信号を発する。
【0036】図6(a)は電源のオン/オフ状態を示
し、図6(b)は記憶手段の破壊データ数を示し、図6
(c)は時間当たりの破壊データ数を示し、図6(d)
はエラーカンウタのカンウタ値Nの時間的変化を示し、
図6(e)は警報信号を示している。
【0037】図6(b)に示す破壊データ数は、電源が
オフの間に発生するデータ破壊の状態を模式的に表した
ものであり(図中では直線で表しているが、必ずしも破
壊データが直線的に増加することをしめすものではな
い)、該破壊データ数を装置内のいずれかの記憶手段中
に格納するものではない。この破壊データ数は、電源を
オンした時点でメモリをチェックすることによって検出
することができ、この破壊データ数を電源がオフしてい
た時間で除することによって、図6(c)に示す時間当
たりの破壊データ数を求めることができる。
【0038】図6(d)に示すカンウタ値Nは、電源が
オンの間のエラー訂正の回数を計数する。このカンウタ
値Nの初期値は、電源オン時において、その直前の電源
オフの間で発生したデータ破壊の程度に応じて設定する
ことができ、図6(c)に示す時間当たりの破壊データ
数を用いることができる。また、図6(e)は警報信号
であり、前記図4,5と同様にして、カンウタ値Nと設
定値N0 との比較によって警報信号の発生を行う。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エラー訂正機能を備えた装置やシステムにおいて、訂正
不可能なエラーの発生を予測して警報を発することがで
きる検出方法および検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための一構成ブロック線図で
ある。
【図2】本発明の訂正不可能なエラーの第1の予測動作
を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の訂正不可能なエラーの第2の予測動作
を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の訂正不可能なエラーの第1の予測動作
を説明するためのタイムチャートである。
【図5】本発明の訂正不可能なエラーの第1の予測動作
を説明するためのタイムチャートである。
【図6】本発明の訂正不可能なエラーの第2の予測動作
を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1〜5 プリント基板 6 表示装置 7 入力装置 11 CPU 12 メモリ制御装置 13,23 エラーカンウタ 14 バス 16,17 I/O 21 受信ポート 22 シリアル通信制御装置 23 送信ポート 31 DRAM 41 FROM 51 SRAM 52 バッテリー 53 タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 1/00 H04L 1/00 C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エラー訂正機能を備えた装置において、
    エラー訂正機能によるエラー訂正回数を計数し、該エラ
    ー訂正回数と設定回数とを比較し、該比較結果に基づい
    て訂正不可能なエラーを予測することを特徴とする訂正
    不可能なエラーの予測方法。
  2. 【請求項2】 エラー訂正機能によるエラー訂正を所定
    時間以上行わない場合に、前記エラー訂正回数を所定値
    に設定することを特徴とする請求項1記載の訂正不可能
    なエラーの予測方法。
  3. 【請求項3】 エラー訂正機能を備えた記憶装置におい
    て、装置の停止期間中に発生した異常データの時間当た
    りの平均異常発生個数を計数し、該平均異常発生個数と
    設定個数とを比較し、該比較結果に基づいて訂正不可能
    なエラーを予測することを特徴とする訂正不可能なエラ
    ーの予測方法。
  4. 【請求項4】 エラー訂正機能を備えた記憶装置におい
    て、装置の停止期間中に発生した異常データの時間当た
    りの平均異常発生個数を計数して初期値とし、エラー訂
    正機能によるエラー訂正回数を計数し、該エラー訂正回
    数と設定回数とを比較し、該比較結果に基づいて訂正不
    可能なエラーを予測することを特徴とする訂正不可能な
    エラーの予測方法。
  5. 【請求項5】 前記予測に基づいて警報を発することを
    特徴とする請求項1,2,3,又は4記載の訂正不可能
    なエラーの予測方法。
  6. 【請求項6】 エラー訂正機能を備えた装置において、
    エラー訂正機能によるエラー訂正回数を計数する計数手
    段と、前記エラー訂正回数と設定回数とを比較し、比較
    結果に基づいて訂正不可能なエラーを予測する予測手段
    を備えたことを特徴とする訂正不可能なエラーの予測装
    置。
  7. 【請求項7】 前記予測手段は、エラー訂正機能の実行
    間隔を計時し、計時結果に基づいた制御信号を計数手段
    に出力する計時手段を備えることを特徴とする請求項6
    記載の訂正不可能なエラーの予測装置。
  8. 【請求項8】 エラー訂正機能を備えた記憶装置におい
    て、装置の停止期間中に発生した異常データの時間当た
    りの平均異常発生個数を検出する異常検出手段と、前記
    平均異常発生個数と設定個数とを比較し、比較結果に基
    づいて訂正不可能なエラーを予測する予測手段を備えた
    ことを特徴とする訂正不可能なエラーの予測装置。
  9. 【請求項9】 エラー訂正機能を備えた記憶装置におい
    て、装置の停止期間中に発生した異常データの時間当た
    りの平均異常発生個数を計数して初期値とし、エラー訂
    正機能によるエラー訂正回数を計数する計数手段と、前
    記エラー訂正回数と設定回数とを比較し、比較結果に基
    づいて訂正不可能なエラーを予測する予測手段を備えた
    ことを特徴とする訂正不可能なエラーの予測装置。
  10. 【請求項10】 前記予測に基づいて警報を発する警報
    手段を備えたことを特徴とする請求項1,2,3,又は
    4記載の訂正不可能なエラーの予測装置。
JP8304248A 1996-10-31 1996-10-31 訂正不可能なエラーの予測方法および予測装置 Pending JPH10133899A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006031253A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Nippon Signal Co Ltd:The 駅務機器監視装置
JP2009187214A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Fujitsu Ltd 不良メモリを検出する電子機器、不良メモリ検出方法およびそのためのプログラム
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US8145951B2 (en) 2007-12-14 2012-03-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Control device
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