JP4193781B2 - レベル調整量設定装置 - Google Patents
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Description
そして、このようなマトリクスミキサの機能を有する音響信号処理装置としては、ミキサエンジンと単体ミキサとが知られている。
このようなミキサエンジンとしては、例えば非特許文献1に記載のものが挙げられる。
このような単体ミキサとしては、例えば非特許文献2に記載のものが挙げられる。
また、非特許文献2には、入力ch毎に複数の出力バスへ送出する信号に対するレベル調整量を設定するための操作子を表示した表示画面や、出力バス毎に複数の入力chから送出される信号に対するレベル調整量を設定するための操作子を表示した表示画面を用意し、これらの表示画面に表示した操作子によって各入力chから各出力chへ送出する信号に対するレベル調整量の設定を個別に受け付けるようにすることが記載されている。
「DIGITAL MIXING ENGINE DME32 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2001年,p.173−175 「DIGITAL PRODUCTION CONSOLE DM2000 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2002年,p.88−91,125−126
そして、このような値を参照したければ、参照したいレベル調整量を設定するための画面に一旦切り換え、値を参照した後で元の画面に戻って設定のための操作子を操作する必要があり、操作性が悪いという問題があった。
このようなレベル調整量設定装置において、上記第1の表示制御手段を、上記表示手段に、上記第2の選択手段が選択している出力チャンネル群に属する出力チャンネルを他の出力チャンネルと識別できる形式で上記設定状態の表示を行わせる手段とし、上記第2の表示制御手段を、上記表示手段に、上記第1の選択手段が選択している入力チャンネル群に属する入力チャンネルを他の入力チャンネルを識別できる形式で上記設定状態の表示を行わせる手段とするとよい。
まず、図1に、この発明のレベル調整量設定装置を用いてレベル調整量を設定する対象の音響信号処理装置であるデジタルミキサの構成について説明する。図1はそのデジタルミキサの構成を示すブロック図である。
このデジタルミキサ10は、CPU11,フラッシュメモリ12,RAM13,表示器14,操作子15,PC入出力部(I/O)16,外部機器I/O17,波形I/O18,信号処理部(DSP)19を備え、これらがシステムバス20によって接続されている。そして、複数の入力chから入力する音響信号に対して種々の信号処理を施して複数の出力chから出力する機能を有する。
フラッシュメモリ12は、CPU11が実行する制御プログラム等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段である。
表示器14は、このデジタルミキサ10をミキサエンジンとして構成するのであれば、殆どの制御はPC30から行われるので、シーン番号の表示や単一のパラメータの表示程度ができる小型の表示器でよい。一方、単体ミキサとして構成するのであれば、各chのパラメータの詳細な設定や、パラメータの複数chに亘る設定を効率よく行えるように、複数のパラメータを表示したり、設定状態をグラフィカルに表示できたりする大型の表示器とするのがよい。
外部機器I/O17は、種々の外部機器を接続し入出力を行うためのインタフェースであり、例えば外部のディスプレイ、マウス、文字入力用のキーボード、操作パネル等を接続するためのインタフェースが用意される。そして、本体の表示器14や操作子15をごく単純な構成にしたとしても、これらの外部機器を活用することにより、PC30を用いずにパラメータの変更/設定や動作指示を行うことができるようにすることもできる。
この場合、上記のDSP19は、図2に示すように、内蔵エフェクタ23,入力パッチ24,出力パッチ25,入力ch40,ミキシングバス50,出力ch60を備えている。アナログ入力21,デジタル入力22,アナログ出力26,デジタル出力27は、波形I/O18に装着する上述したボードによる入出力部を示す。
内蔵エフェクタ23は、入力する信号に対し、選択されたエフェクトを付与して出力する複数ブロックのエフェクタである。そのチャンネル構成は、モノラル,ステレオ等で切り換え可能となっている。
また、各入力ch40は、入力する信号に対し、イコライザ,ノイズゲート,コンプレッサ,パン,フェーダ,オン等の構成要素による信号処理を行い、その結果を、64系統あるミキシングバス50の各系統に対し、設定されているレベル調整量の値に従って信号レベルを調整した上で出力する。
そして、64chある出力ch60には、それぞれ各系統のミキシングバス50において混合された信号が入力する。そして、その各出力ch60では、その信号に対し、設定されているパラメータに従ってレベル調整及び出力ON/OFFの制御を行って出力する。このとき、イコライザ,ノイズゲート,コンプレッサ等の構成要素による信号処理を併せて行うようにしてもよい。
図3に示す通り、各入力ch40には、エフェクト処理部41、遅延処理部42、ON/OFFスイッチ43,46、フェーダ44,47、およびプレ/ポストスイッチ45を備えている。図では入力ch40−1のみについて詳細な構成を示しているが、他の入力chもこれと同様な構成を有する。
ON/OFFスイッチ43は、入力ch40から全てのミキシングバス50への出力ON/OFFを一括して切り換えるためのスイッチである。また、フェーダ44は、入力ch40から全てのミキシングバス50へ送出する信号に対するレベル調整量を、一括して設定するためのユニットである。
また、このうちプレ/ポストスイッチ45は、フェーダ44の前段の信号を出力するか後段の信号を出力するかを選択するためのスイッチであり、スイッチが符号aで示した側の端子に接続していれば前段の、bで示した側の端子に接続していれば後段の信号を出力することになる。ON/OFFスイッチ46は、入力ch40からミキシングバス50に対する出力のON/OFFを、系統毎に設定するためのスイッチであり、フェーダ47は、同じく送出する信号に対するレベル調整量を系統毎に設定するためのユニットである。これらの各スイッチやユニットは、入力ch40と出力ch60の組み合わせ毎に設けられている。
また、図には一部のchのみを示しているが、入力ch40と出力chは、それぞれ64系統ずつ設けている。
そして、この場合も、図4に示すように、ミキシングバス50は、Out1からOut64までの64の出力ch60と対応して64系統設けられており、各系統毎に、In1からIn64までの64chの各入力ch40から入力する信号を、加算器51によって順次加算して混合し、対応する出力ch60に出力する構成としている。そして、各出力ch60にも、ON/OFFスイッチ61とフェーダ62を設け、ch毎にON/OFFとレベル調整量を設定可能としている。
なお、図4においては、入力ch40の構成としてON/OFFスイッチ43,46とフェーダ44,48以外は図示を省略している。また、出力ch60についても、図4に示したもの以外の信号処理部を設けてよい。
また、デジタルミキサ10を単体ミキサとして構成する場合には、これらのパラメータの値は、主としてデジタルミキサ10自身の操作子15の操作に基づき、CPU11の制御によって設定する。従って、この場合にはデジタルミキサ10自身がレベル調整量設定装置として機能することになる。
このミキサ設定画面100は、PC30に備える表示手段であるディスプレイあるいはデジタルミキサ10の表示器14に表示されるGUIである。そして、シーン選択部110、パラメータ設定部120、および設定項目選択部121を有する。
このうちシーン選択部110は、デジタルミキサ10の動作を規定するパラメータの値のセットであるシーンの呼び出しや保存を指示するためのエリアである。そして、シーン番号選択部111では、直接入力やボタン111aの操作によりシーン番号を選択することができる。シーン名表示部112には、現在編集中のシーンの名称を表示し、ここにテキストを入力することによりシーン名の編集もできるようにしている。
このうち、8×8操作子部130には、8行8列のマトリクス状に配置された操作子部131を設け、その各操作子部131には、それぞれつまみ132、レベル調整量表示部133、およびON/OFF設定スイッチ134を設けている。また、入力設定部140には、操作子部131の各列に対応する入力ch設定部141を設け、その各入力ch設定部141に、それぞれch名表示部142、入力レベル調整量設定部143、およびON/OFF設定スイッチ144を設けている。また、出力設定部150には、操作子部131の各行に対応する出力ch設定部151を設け、その各出力ch設定部151には、それぞれch名表示部152、出力レベル調整量設定部153、ON/OFF設定スイッチ154を設けている。
そして、各入力ch設定部141にはそれぞれ1つの入力chが割り当てられ、各出力ch設定部151にはそれぞれ1つの出力chが割り当てられる。
そして、つまみ132については、メインカーソル135の位置のもののみを操作可能としている。この操作は、図14の処理に関連して後述する値の変更指示に該当する。
さらに、8×8操作子部130には、入力chグループカーソル136及び出力chグループカーソル137も表示するようにしており、これらのカーソルにより、後述するように、8×8操作子部130のうち入力ch一覧部160や出力ch一覧部170に設定内容を表示させている部分を示すようにしている。
さらに、入力ch設定部141及び出力ch設定部151において、メインカーソル135の位置する操作子部131と対応する設定部のch名表示部142,152は、他の設定部のch名表示部142,152と区別できるように表示している。ここでは、ハッチングによってこのことを示している。
また、バーグラフ163,173の表示を、ON/OFFの状態を区別できるように行うことは必須ではないが、このようにすると、ユーザは、より多くの情報を直感的に把握し易い状態で参照することができるため、操作性を一層向上させることができる。
また、全てのchについてレベル調整量の値が個別に認識できるように表示することも、必須ではない。例えば、バーグラフ163,173に代えて、折れ線グラフ等の他の形式により表示を行うようにしてもよい。
PC30又はデジタルミキサ10においては、以上のようなミキサ設定画面により、デジタルミキサ10において64chの入力chから入力する信号を64chの出力chから出力する場合の各入力チャンネルから各出力チャンネルへの送出する信号に対するレベル調整量の設定指示を受け付け、その指示に従ってデジタルミキサ10における設定を行うことができる。
また、これらのフローチャートにおいて、レジスタi,j,IG,OGには、以下の表1に示す情報を記憶させるものとする。
CPUは、カーソルキーの操作等によりメインカーソル135の右移動が指示されると、図6のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、メインカーソル135がON/OFF設定スイッチ134上になければ、すなわちつまみ132上にあれば、ステップS1からステップS8に進み、メインカーソル135を同じ操作子部131内のON/OFF設定スイッチ134上に移動させて処理を終了する。この場合、レジスタの内容は変更しない。
なお、ステップS3でIGが最大値の8である場合にはメインカーソル135はそれ以上右に移動させられないので、そのまま処理を終了する。
この処理は、メインカーソル135を図6の場合と逆向きに移動させる処理であり、処理の考え方は図6の場合とほぼ同様である。すなわち、例えばメインカーソル135がON/OFF設定スイッチ134上にあった場合にはこれを同じ操作子部131内のつまみ132上に移動させる(S11,S18)。また、つまみ132上にあった場合には左側の操作子部131のON/OFF設定スイッチ上に移動させる(S12,S17,S16)。そして、一番左の列の操作子部131のつまみ132上にあった場合には、前のグループのうち最も番号の大きい入力chと対応する操作子部131のつまみ132上にメインカーソル135を移動させる(S13〜S16)のである。メインカーソル135が別の操作子部131上に移動した場合に表示書き換え処理(SX)を行うことや、メインカーソル135をそれ以上左に移動させられない場合にそのまま終了することも、図6の場合と同様である。
この処理も、メインカーソル135の移動方向が上方向に変わったのみで、処理の考え方は図6の場合と同様である。ただし、メインカーソル135を縦方向に移動させる場合、つまみ132上からON/OFF設定スイッチ134上あるいはその逆の移動をすることはないので、この移動に関する処理はない。
すなわち、メインカーソル135が一番上の行の操作子部131になければiを1減少させてメインカーソル135を一行上の操作子部131に移動させ(S21,S26,S25)、一番上の操作子部131にあれば、前のグループのうち最も番号の大きい出力chと対応する操作子部131にメインカーソル135を移動させる(S22〜S25)のである。メインカーソル135が別の操作子部131上に移動した場合に表示書き換え処理(SX)を行うことや、メインカーソル135を上に移動させられない場合にそのまま終了することは、図6の場合と同様である。
この処理においては、CPUはまず、図6乃至図9の処理においてIG又はOGの値が変化したか否か判断する(S41)。そして、OGに変化があった場合には、出力ch一覧部170のカーソル174を、OGの変化に応じて新たに出力ch設定部151に割り当てられる出力chのグループを示す位置に移動させると共に(S42)、各出力ch設定部151の表示内容を、OGの新たな値に応じた出力chに関するものに更新する(S43)。一方、IGに変化があった場合には、入力ch一覧部160のカーソル164を、IGの変化に応じて新たに入力ch設定部141に割り当てられる入力chのグループを示す位置に移動させると共に(S44)、各入力ch設定部141の表示内容を、IGの値に応じた入力chに関するものに更新する(S45)。
そして、jが変化していれば、メインカーソル135の位置と対応する入力chが変化したことになるので、ステップS48で、出力ch一覧部170の表示内容を、IGとjの新たな値に応じた入力ch、すなわちメインカーソル135の新たな位置と対応する入力ch、から各出力chに送出する信号に対するレベル調整量及びON/OFFとして設定されている値の表示に更新し、ステップS50に進む。なお、この更新には、入力ch表示部171の更新も含む。
そして、ステップS50では、入力chグループカーソルを136をiの値に応じた行に移動させ、出力chグループカーソル137をjの値に応じた列に移動させ、メインカーソル135の新たな位置や入力ch一覧部160及び出力ch一覧部170の新たな表示内容と整合させて元の処理に戻る。
以上の処理により、メインカーソル135の移動に伴って必要となるパラメータ設定部120の表示の更新を行うことができる。なお、この処理において、CPUは、ステップS48では第1の表示制御手段として、ステップS49では第2の表示制御手段としてそれぞれ機能する。以後説明する処理においても、入力ch一覧部160及び出力ch一覧部170や各グループカーソル136,137の書き換えに関する処理については同様である。
CPUは、入力chのグループが選択されると、図11のフローチャートに示す処理を開始する。そして、IGに選択されたグループのグループ番号をセットし(S51)、入力ch一覧部160のカーソル164をそのグループを示す位置に移動する(S52)。そして、IGの変化により、各入力ch設定部141に割り当てられる入力chが変化することから、それに応じて各入力ch設定部141、出力ch一覧部170、および各操作子部131の表示内容を、新たなIGの値に対応するものに変更して(S53乃至S55)処理を終了する。
CPUは、出力chのグループが選択されると、図12のフローチャートに示す処理を開始する。そして、OGに選択されたグループのグループ番号をセットし(S61)、出力ch一覧部170のカーソル174をそのグループを示す位置に移動する(S52)。そして、OGの変化により、各出力ch設定部151に割り当てられる出力chが変化することから、それに応じて各出力ch設定部151、入力ch一覧部160、および各操作子部131の表示内容を、新たなOGの値に対応するものに変更して(S63乃至S65)処理を終了する。
この実施形態では、ユーザが8×8操作子部130中のつまみ132又はON/OFF設定スイッチ134をマウスでクリックする等して選択することにより、メインカーソル135を直接その位置に移動させることができる。そしてこのため、CPUは、上記の選択指示があると図13のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理においては、まずi,jに選択(クリック)されたつまみ132又はON/OFF設定スイッチ134が属する操作子部131と対応する値をセットすると共に(S71)、メインカーソル135をその位置に移動させる(S72)。そして、ステップS71の処理によりi及び/又はjの値が変化した場合には、メインカーソル135の位置と対応する出力ch及び/又は入力chが変化する。そこで、必要に応じて入力ch一覧部160及び出力ch一覧部170の表示内容と、入力chグループカーソル136及び出力chグループカーソル137の位置とを変更して(S73乃至S78)処理を終了する。
このような変更指示は、例えば、マウスのポインタをつまみ132に合わせてマウスの左ボタンを押下してそのままマウスをドラッグ操作したり、所定のキーを押下しながらの所定方向(上下や左右)へのマウスやカーソルキーの操作する等により行うことができる。そして、このような変更指示があると、CPUは図14のフローチャートに示す処理を開始する。なお、マウスのドラッグの場合、マウスがクリックされた時点で図13に示した処理を行い、メインカーソル135の移動や入力ch一覧部160及び出力ch一覧部170の表示の更新等を行った後、ドラッグ操作に応じて図14の処理を開始することになる。
以上の処理により、メインカーソル135の位置のつまみ132に割り当てられているレベル調整量を、受け付けた操作に応じて変更すると共に、その変更に応じてパラメータ設定部120の表示を更新することができる。
また、値の変更指示の方法として、上述したもの以外にも、数値入力操作子による数値入力も考えられる。このような数値入力操作子としては、テンキー、INC(増加)/DEC(減少)キー、ロータリーエンコーダ等が考えられ、値の確定が必要なパラメータについてはエンタキーにより値の確定を指示するようにすることが考えられる。
このような変更指示は、例えば、マウスによるクリック、エンタキーの押下等により行うことができる。そして、このような変更指示があると、CPUは図15のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、この処理においてはまず、メインカーソル135の位置のON/OFF設定スイッチ134と対応する入力chと出力chの組み合わせに係るON/OFFの値をトグルで変更する(S91)。そして、メインカーソル135の位置のON/OFF設定スイッチ134の表示を、変更後のON/OFFの値に基づいて更新する(S92)。
以上の処理により、メインカーソル135の位置のON/OFF設定スイッチ134に割り当てられているON/OFFを、受け付けた操作に応じて変更すると共に、その変更に応じてパラメータ設定部120の表示を更新することができる。なお、8×8操作子部130中でON/OFF設定スイッチ134の選択指示があった場合に、図13に示した処理に続けてこの処理を行うようにしてもよい。
例えば、ここでは入力chと出力chの数がそれぞれ64chである例について説明したが、これらの数は任意でよく、また同じ数である必要もない。また、操作子部131を8行8列に設け、入力chと出力chをそれぞれ8chずつのグループ(群)に分けて選択する例について説明したが、操作子部131の数や、グループ内のch数も任意であり、入力chと出力chについて同数である必要もない。
さらに、入力chや出力chの数が多い場合には、入力ch一覧部160や出力ch一覧部170に全ての入力chや出力chに関するレベル調整量の値を表示することも、必須ではない。最低限、操作子部131の行数あるいは列数よりも多い数の入力chや出力chに関するレベル調整量の値を表示するようにすれば、操作性向上の効果を得ることができる。
例えば、デジタルミキサ10において、画面の表示やユーザからの操作受付のために必要な表示手段や操作子は、デジタルミキサ10の本体と一体に設けても、分離して設けてもよい。また、デジタルミキサ10を、他の装置におけるレベル調整量を設定するためのレベル調整量設定装置として機能させることも考えられる。
さらにまた、レベル調整量の設定対象となる装置が、デジタルミキサ以外の音響信号処理装置であってもよいし、その他の信号処理装置であってもよいことも、もちろんである。
Claims (2)
- M,Nをそれぞれ自然数として、M個の入力チャンネルから入力する信号をN個の出力チャンネルに送出する場合の、各入力チャンネルから各出力チャンネルへ送出する信号に対するレベル調整量をそれぞれ設定するレベル調整量設定装置であって、
mを2以上でMより小さい自然数、nを2以上でNより小さい自然数として、
n×m個のマトリクス状に配置された操作子を表示する表示手段と、
前記M個の入力チャンネルのうちm個の入力チャンネルからなる入力チャンネル群を選択する第1の選択手段と、
前記N個の出力チャンネルのうちn個の出力チャンネルからなる出力チャンネル群を選択する第2の選択手段と、
選択された出力チャンネル群及び入力チャンネル群に対応するn×m個のレベル調整量を、前記n×m個の操作子に割り当てる割当手段と、
前記n×m個の操作子のうち1つを選択し、その操作子に割り当てられているレベル調整量を、受け付けた操作に応じて変更するレベル調整量とする第3の選択手段と、
前記第3の選択手段が選択した操作子に割り当てられているレベル調整量に係る入力元である入力チャンネルから前記N個の各出力チャンネルへ送出する信号に対するレベル調整量の設定状態をそれぞれ前記表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
前記第3の選択手段が選択した操作子に割り当てられているレベル調整量に係る出力先である出力チャンネルへ前記M個の各入力チャンネルから送出する信号に対するレベル調整量の設定状態をそれぞれ前記表示手段に表示させる第2の表示制御手段とを設けたことを特徴とするレベル調整量設定装置。 - 請求項1記載のレベル調整量設定装置であって、
前記第1の表示制御手段は、前記表示手段に、前記第2の選択手段が選択している出力チャンネル群に属する出力チャンネルを他の出力チャンネルと識別できる形式で前記設定状態の表示を行わせる手段であり、
前記第2の表示制御手段は、前記表示手段に、前記第1の選択手段が選択している入力チャンネル群に属する入力チャンネルを他の入力チャンネルを識別できる形式で前記設定状態の表示を行わせる手段であることを特徴とするレベル調整量設定装置。
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