JP5789961B2 - デジタルオーディオミキサ - Google Patents

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Description

本発明は、エフェクタ挿入機能を備えたデジタルオーディオミキサに関するものである。
従来のデジタルオーディオミキサ(「デジタルミキサ」、または「ミキサ」とも言う)に、複数のエフェクタを内蔵し、その中から選択されたエフェクタをオーディオ信号経路上の挿入ポイントに挿入し、当該挿入されたエフェクタを利用するエフェクタ挿入機能を有するものがあった。ユーザは、挿入管理用画面から、任意のチャンネルにおける挿入ポイントを選択したり、当該挿入ポイントに挿入するエフェクタを選択したりできた。
従来の挿入管理用画面には、挿入ポイントへのエフェクタ挿入又は同バイパスを切り替える「挿入ボタン」が設けられていた。挿入ボタンがオンのとき当該挿入ポイントへエフェクタが挿入され、オフのとき当該挿入ポイントへのエフェクタの挿入がバイパスされ、その挿入ポイントにはエフェクタが挿入されなかった。
また、従来の技術では、各エフェクタに関する各種操作画面において、効果処理の有効/無効を切り替えるエフェクタオン/オフボタンが設けられていた。エフェクタのオン/オフボタンがオンのとき、当該エフェクタが有効になり、挿入ポイントのオーディオ信号に対してエフェクタによる音響効果が付与され、オフのときエフェクタが無効になり、挿入ポイントのオーディオ信号はエフェクタをスルーする(例えば下記特許文献1,2を参照)。
また、従来、「チャンネルリンク機能」を有するデジタルミキサがあった。チャンネルリンク機能は、任意の複数チャンネルで1つのチャンネルリンクグループを形成し、1つのグループに属する複数のチャンネルの間で所望のパラメータ(イコライザ、コンプレッサ、フェーダ等)を連動させる機能だった(例えば下記特許文献3を参照)。
特許4232703号 特許4107243号 特開2007−074110号公報
従来のチャンネルリンク機能は、チャンネル間でそのチャンネルに標準で具備されたパラメータをリンクさせるものであり、任意のチャンネルに任意に挿入された複数のエフェクタ間でパラメータ(例えばエフェクタのオン/オフ)をリンクさせるものではなかった。したがって、従来の技術では、ユーザの1つの操作によって、任意のチャンネルに挿入された複数のエフェクタを同時にオン/オフすることはできなかった。
例えば、複数のエフェクタをまとめて使用して特定の音響効果(例えば「ラジオボイス」と呼ばれる音響効果)を作ることがある。かかる特定の音響効果のオン/オフを切り替えるためには、これを構成する複数のエフェクタを1つずつオン/オフ切り替え操作しなければならなかった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、任意の複数のチャンネルに挿入された複数のエフェクタのオン/オフパラメータを、チャンネルを超えて連動させるようにしたデジタルミキサを提供することを目的とする。
この発明は、オーディオ信号を入力する入力部と、複数のチャンネルを有し、前記入力部から入力されたオーディオ信号を前記チャンネル毎に信号処理する信号処理部と、前記信号処理部の出力信号を出力する出力部を備えるデジタルオーディオミキサにおいて、前記信号処理部の信号処理により実現される複数のエフェクタと、ユーザによるエフェクタ挿入指示を受け付けて、前記複数のエフェクタの中から選択された1又は複数個のエフェクタを、任意の複数の前記チャンネルの信号経路上の任意の1又は複数の挿入ポイントに挿入するエフェクタ挿入部と、前記複数のエフェクタのそれぞれについてオン/オフパラメータを記憶し、前記オン/オフパラメータがオンの場合、前記エフェクタ挿入部により挿入された当該エフェクタの効果処理を有効にして、他方、前記オン/オフパラメータがオフの場合、前記エフェクタの効果処理を無効にするオン/オフ制御部と、ユーザによるエフェクタグループ指定を受け付けて、前記ユーザにより指定された任意の複数の前記チャンネルに挿入された複数個のエフェクタを1つのグループとして設定するエフェクタグループ設定部と、ユーザによるエフェクタグループオン/オフ操作を受け付けて、エフェクタグループオンが指示された場合、そのグループに属する複数のエフェクタの前記オン/オフパラメータを一括してオンに設定し、エフェクタグループオフが指示された場合、そのグループに属する複数のエフェクタのオン/オフパラメータを一括してオフに設定するエフェクタグループオン/オフ制御部を備えることを特徴とするデジタルオーディオミキサである。
本発明は、任意の複数のチャンネルの任意の挿入ポイントに挿入された複数個のエフェクタを1つのグループに設定し、エフェクタグループオン/オフ操作に応じて1つのグループに属する複数のエフェクタのオン/オフパラメータを一括してオフ又はオフに設定する構成により、ユーザ1操作で、任意の複数のチャンネルの任意の挿入ポイントに挿入された複数個のエフェクタを同時にオン/オフできるようになるという優れた効果を奏する。言い換えれば、任意の複数のチャンネルに挿入された複数のエフェクタのオン/オフパラメータを、チャンネルを超えて連動させることができるようになる。例えば、複数個のエフェクタをまとめて特定の音響効果を作る場合に、当該音響効果を構成する複数個のエフェクタを1グループに設定すれば、当該音響効果のオン/オフをユーザの1操作で行えるようになる。
本発明の一実施例であるデジタルオーディオミキサの電気的ハードウェア構成を説明するブロック図。 図1のミキサの操作パネル要部を示す平面図。 図1のミキサが実行する音響信号処理の信号処理構成を説明するブロック図。 図3に示す各チャンネルへのエフェクタの挿入の様子を説明するブロック図。 図4のチャンネルの信号処理構成例であって、(a)はエフェクタの挿入がない場合の構成例、(b)は1つのエフェクタを挿入する場合の構成例、(c)、(d)及び(e)は2つのエフェクタを挿入する場合の構成例。 図2のフラッシュメモリ内のカレントメモリに記憶されたchデータ構成例。 図2のフラッシュメモリ内のカレントメモリに記憶された内部エフェクタデータ構成例。 図2のタッチパネルに表示されるチャンネルエフェクタ設定画面。 挿入するエフェクタを選択するダイアログボックス。 エフェクタの挿入を解除するダイアログボックス。 エフェクタオン/オフの信号処理構成を説明するブロック図。 図2のフラッシュメモリ内のカレントメモリに記憶されたエフェクタグループリストのデータ構成例。 エフェクタグループのオン処理及びオフ処理を説明するフローチャート。 エフェクタグループに新たなエフェクタを追加する処理を説明するフローチャート。 エフェクタグループからエフェクタを削除する処理を説明するフローチャート。
以下に、本発明に係るデジタルオーディオミキサの一実施形態について、添付図面を参照して、説明する。本発明に係るデジタルオーディオミキサは、任意のオーディオ信号経路上の任意の挿入ポイントに、任意のエフェクタを挿入するエフェクタ挿入機能を有するものである。
図1において、デジタルオーディオミキサ1(「デジタルミキサ」又は、単に「ミキサ」とも言う)は、CPU10(Central Processing Unit、中央処理装置)、フラッシュメモリ11、RAM12(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、操作子3、電動フェーダ4、表示器5、波形入出力インターフェース6(波形I/O)、信号処理部7(DSP(Digital Signal Processing)部)、及び、その他I/O8を備え、各構成要素がバスライン9を介して接続される。
CPU10は、フラッシュメモリ11又はRAM12に記憶された制御プログラムを実行して、デジタルミキサ1の全体動作を制御する。フラッシュメモリ11は、CPU10が実行する各種のプログラムや各種のデータなどを格納した不揮発性メモリである。RAM12は、CPU10が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用する揮発性メモリである。フラッシュメモリ11には、信号処理に用いる全てのパラメータの現在の設定値(カレントデータ)を記憶したカレントメモリが設けられている。
操作子3、電動フェーダ4及び表示器5は、ミキサ1の操作パネル2上に設けられたユーザインターフェースである。表示器5は、表示パネルに対するタッチ操作による入力が可能なタッチパネル式ディスプレイにより構成され、CPU10からバス9を介して与えられた表示制御信号に基づいて各種画面を表示できる。操作子3及び電動フェーダ4は、操作パネル上に配置された操作子群である。電動フェーダ4は、フェーダ型操作子であり、ユーザが操作できるとともに、CPU10から与えられる駆動制御信号に基づいて操作位置が自動制御される。CUP10は、操作子3、電動フェーダ4及びタッチパネル式ディスプレイ5の操作を受けて、カレントデータを調整する。本明細書においてカレントデータを調整する(変更する)とは、カレントメモリに記憶されている当該操作に該当するカレントデータを、当該操作に応じた値へ変更し、変更後の値をDSP部7や表示器5へ反映することである。
波形I/O6は、オーディオ信号を入出力するためのインターフェースであって、図中の矢印で示すように、アナログオーディオ信号やデジタルオーディオ信号を外部機器から入力するための複数の入力ポート、アナログオーディオ信号やデジタルオーディオ信号を外部機器へ出力するための複数の出力ポートを含む。さらに、アナログデジタル変換(AD変換)、デジタルアナログ変換(DA変換)、及びデジタル変換(フォーマット変換)を行うための機構を含む。また、ミキサ1は、その他I/O8を介してその他の周辺機器を接続できる。
DSP部7は、CPU10の指示に基づいて各種のマイクロプログラムを実行することにより、カレントメモリに記憶された各種のパラメータのカレントデータに基づいて、波形I/O6から入力されたオーディオ信号に対するデジタル信号処理を行い、処理後のオーディオ信号を波形I/O6から出力する。DSP部7が実行する信号処理(ミキシングアルゴリズム)には、複数のch毎の音特性(音量レベルや音質)調整処理、複数chの信号を混合するミキシング処理、及び効果処理等が含まれる。DSP部7は、1つのDSP(Digital Signal Processor)で構成してもよいし、バスで相互接続された複数のDSPで構成し、複数のDSPで信号処理を分散処理するようにしてもよい。
図2は、操作パネル2の要部の構成例である。操作パネル2には、大別して、タッチパネル100と、chストリップ部120が設けられている(図1の操作子3、電動フェーダ4及び表示器5に相当)。タッチパネル100は、画面に対するタッチ操作による入力が可能な表示器であって、後述するチャンネルエフェクタ設定画面を含む各種画面を表示する。タッチパネル100の横幅は、chストリップ部120よりも広いものとする。パネル100に表示された画面をchストリップ部120の配置に揃えるためである。カーソルキー101〜104は、タッチパネル100上でカーソルを上下左右方向に移動するために用いる。インクリメントキー105及びデクリメントキー106は、カーソル位置に表示された数値等を増減するために用いる。ENTERキー107はカーソル位置に対応する数値や命令等を確定するために用いる。
レイヤ選択スイッチ108〜112は、それぞれ、12本のチャンネルを1組とするレイヤが割り当てられている。なお、本明細書では「チャンネル」という文言を「ch」と表記することもある。レイヤ選択スイッチ108〜112は、いずれか1つが択一的にオン状態となり、タッチパネル100におけるchオーバービュー画面の表示対象、及び、chストリップ部120の制御対象となる1つのレイヤを選択する。
例えば、ミキサ1に48本の入力ch(inCH1〜inCH48)と12本の出力ch(outCH1〜outCH12)が具備されるものとすると、「マスタ」にはch番号1〜12の出力ch、「レイヤ1」にはch番号1〜12の入力ch、「レイヤ2」にはch番号13〜24の入力ch、「レイヤ3」にはch番号25〜36の入力ch、「レイヤ4」にはch番号37〜48の入力chがそれぞれ割り当てられる。
chストリップ部120は、互いに並列に配置された12本のchストリップ121からなる。各chストリップ121には、レイヤ選択スイッチ108〜112により選択された12本の入力ch又は出力chが割り当てられる。各chストリップ121は、タッチパネル100上で選択された1つのパラメータを割り当て可能なロータリーエンコーダ122、当該chを選択chとして選択するSELスイッチ123、当該chのオン/オフを切り替えるchオン/オフスイッチ124、CUEモニタするchを選択するCUEスイッチ125、及び、図1の電動フェーダ4に対応するフェーダ操作子126を具備する。
3つのエフェクタグループスイッチ130〜132(「EG1」、「EG2」及び「EG3」)は、それぞれ後述するエフェクタグループに対応しており、ユーザによる操作に応じて当該スイッチに対応するエフェクタグループに属する複数のエフェクタのオン/オフ状態を一括して切り替えるスイッチである。各エフェクタグループスイッチ130〜132は、スイッチ下面に発光素子(例えばLED)を組み込んだ自照式ボタンにより構成されており、対応するグループがエフェクタオン状態で点灯し、同オフ状態で消灯する。エフェクタグループスイッチ130〜132は、それぞれ対応するエフェクタグループにエフェクタを追加するとき、及び当該グループからエフェクタを削除するときにも、利用される。
図3は、図1の波形I/O6及びDSP部7により行われるオーディオ信号に対する信号処理の構成を説明するブロック図である。図3において、アナログ入力部(A入力)20及びデジタル入力部(D入力)21は、波形I/O6が実行するオーディオ信号の入力、AD変換及びフォーマット変換などのオーディオ信号入力機能に相当する。
入力パッチ部22は、カレントメモリに記憶された入力パッチデータに基づいて、A入力20とD入力21に複数ずつ設けられている入力ポートそれぞれを、後段の入力チャンネル部23のいずれかの入力chへ結線する。すなわち、CPU10は、ユーザによるパッチ指定操作に応じてカレントメモリに記憶された入力パッチデータを変更することにより、入力パッチ部22に対して供給元となるA入力20,D入力21の入力ポート毎に、その出力先となる入力ch23を割り当てる。なお、本明細書では「チャンネル」という文言を「ch」と表記することがある。また、入力パッチ部22は、後述する内部エフェクタ29及び外部エフェクタ30を、入力ch23又は出力ch25の挿入ポイントに挿入するための結線も行う。
入力ch部23は、48個の入力ch(inCH1〜inCH48)を有し、各chにアッテネータ、イコライザ、コンプレッサ、フェーダ、パン、各バスへの出力のオン/オフを制御する出力先選択部、或いは、各バスへの出力レベルを制御する調整するセンドレベル調整部等の各種設定パラメータを具備する。各入力ch23は、入力パッチ部22を経由して当該入力ch23に入力されたオーディオ信号に対して、後述する図6のchデータに基づいて各種信号処理を行い、信号処理後のオーディオ信号を1又は複数のMIXバス24へ出力する。
12本あるMIXバス24のそれぞれは、複数の入力ch23から供給された複数ch分のオーディオ信号をミキシングして、ミキシング後のオーディオ信号を後段の出力ch部25へ出力する。出力ch部25は、12本のMIXバス24のそれぞれに対応する12個の出力ch(outCH1〜outCH12)を有し、各chにリミッタ、コンプレッサ、イコライザ、フェーダ等の各種設定パラメータを具備する。各出力ch25は、それぞれ対応するMIXバス24から供給されたオーディオ信号に対して、後述する図6のchデータに基づいて各種信号処理を行う。
出力パッチ部26は、カレントメモリに記憶された出力パッチデータに基づいて、出力ch部25の各出力chを、アナログ出力部(A出力)27とデジタル出力部(D出力)28に複数ずつ設けられた出力ポートのいずれかへ結線する。すなわち、CPU10は、ユーザによるパッチ指定操作に応じてカレントメモリに記憶された出力パッチデータを変更することにより、出力パッチ部26に対して供給元となる出力ch25ごとに、その出力先となるA出力27又はD出力28の出力ポートを割り当てる。また、出力パッチ部26は、後述する内部エフェクタ29及び外部エフェクタ30を、入力ch23又は出力ch25の挿入ポイントに挿入するための結線も行う。A出力27及びD出力28は、波形I/O6が実行するオーディオ信号のDA変換、フォーマット変換、出力などのオーディオ信号出力機能に相当する。
内部エフェクタ29は、DSP部7内の信号処理により実現されるエフェクタである。ミキサ1には、複数個(例えば96個)の内部エフェクタ29が内蔵されている。ミキサ1のフラッシュメモリ11には96個の内部エフェクタ29を実現するための複数のマイクロプログラムが記憶されており、必要に応じて内部エフェクタ29のプログラムがDSP部7に転送される。ユーザは、96個の内部エフェクタ29から選択した内部エフェクタを任意のchの任意の挿入ポイントに挿入することで、当該挿入された内部エフェクタ29を当該chの当該挿入ポイントで利用できる。DSP部7は、後述する図7の内部エフェクタデータ(内部エフェクタ用の各種設定パラメータ)に基づいて、chに挿入された内部エフェクタ29による効果処理を行う。本明細書及び図面では、「内部エフェクタ」を「内部EF」あるいは「iEF」と表記することがあり、且つ、文字列「iEF」に例えば「iEF3」の如く数字を付けて、個々の内部エフェクタを区別して示すことがある。
外部エフェクタ30は、ミキサ1とは独立した外部機器により実現されるエフェクタであって、その入力端子がミキサ1のA出力27に接続され、その出力端子はA入力20に接続される。ユーザが任意のchの任意の挿入ポイントに外部エフェクタ30を挿入設定することで、当該挿入設定された外部エフェクタ30を当該chの当該挿入ポイントで利用できる。外部エフェクタ30の効果処理に用いる各種設定パラメータの値は、その外部エフェクタ30にて制御されるものであり、ミキサ1の操作パネル2から制御できない。本明細書及び図面では、「外部エフェクタ」を、「外部EF」あるいは「eEF」と表記することがある。なお、外部エフェクタ30がデジタル入出力端子を備える場合は、D出力28及びD入力21に外部エフェクタ30のデジタル入出力端子を接続できる。
図3において点線で示すブロック31、32は、入力ch部23或いは出力ch部25の挿入ポイントに挿入された内部エフェクタ29、或いは、挿入設定された外部エフェクタ30を示す。挿入ポイントに内部エフェクタ29が挿入、又は、外部エフェクタ30が挿入設定された場合、出力パッチ部26は、挿入ポイントの出力(いわゆるインサートアウト)を、挿入された内部エフェクタ29の入力側、又は、挿入設定された外部エフェクタ30の入力端子に接続された出力ポート(A出力27)に結線する。また、入力パッチ部22は、挿入ポイントの出力側(いわゆるインサートイン)を、当該挿入された内部エフェクタ29の出力側、又は、挿入設定された外部エフェクタ30の出力端子に接続された入力ポート(A入力20)に結線する。点線矢印は、インサートアウトから出力パッチ部26へオーディオ信号を送り、また、入力パッチ部22からインサートインへオーディオ信号を戻すDSP部7内のオーディオ信号経路を示す。
図4は、入力ch部23又は出力ch部25の1chにエフェクタを挿入した様子を説明する図である。chには各種設定パラメータに係る信号処理モジュールとして、ATT33(アッテネータ)、4バンドPEQ34(4バンドパラメトリックイコライザ。「PEQ」とも表記する。)、COMP35(コンプレッサ)、フェーダ36、及びchオン/オフスイッチ及びバス毎のバスセンドレベル調整部37が備わる。これら信号処理モジュールのうち、4バンドPEQ34及びCOMP35は「デフォルトエフェクタ」に該当する。デフォルトエフェクタは、DSP部7の信号処理により実現されるエフェクタであって、各chの信号経路上の所定位置に予め標準で固定的に装備されている。ユーザは、デフォルトエフェクタの種類やオーディオ信号経路上での配置位置を変更できない。本明細書及び図面では、デフォルトエフェクタを「dEF」と表記することがある。なお、点線で示すATT33は入力ch23にのみ具備される。
符号38〜41は当該chにおいて挿入ポイントを設定可能な箇所を示す。ユーザは、当該4箇所38〜41のうち、任意の複数箇所(この例では最大2箇所まで)に、エフェクタの挿入ポイントを設定できる。各挿入ポイントには、1又は複数個の内部エフェクタ29を挿入すること、又は、1つの外部エフェクタ30の挿入設定することができる。なお、1chに設定可能な挿入ポイント数が制限されるのは、挿入ポイントとエフェクタとを結線するパッチ用リソースに制限があるためである。
挿入ポイントが設定され、挿入ポイントにエフェクタ(内部エフェクタ29又は外部エフェクタ30)が挿入された場合、当該chのオーディオ信号経路は、当該設定された挿入ポイント(図4では符号39の箇所)で切断され、上述の通り出力パッチ部26により、その挿入ポイントの出力(インサートアウト)が挿入されたエフェクタ(内部エフェクタ29又は外部エフェクタ30)の入力側に結線され、また、入力パッチ部23により、挿入されたエフェクタの出力側がその挿入ポイントの入力(インサートイン)に結線される。これにより、任意のchのオーディオ信号経路上の任意の挿入ポイントの箇所に、当該挿入されたエフェクタの効果処理を挿入することができる。
挿入ポイントには、外部エフェクタ30に関して挿入設定のオン/オフを切り替える挿入設定オン/オフスイッチ42が備わる。挿入設定オン/オフスイッチ42は、後述するカレントメモリに記憶された挿入設定オン/オフパラメータのカレントデータに基づきオン/オフ制御されるもので、オンの状態で、当該外部エフェクタ30の出力信号を挿入ポイントへ信号を戻す経路を結線して、当該挿入ポイントに対する外部エフェクタ30の挿入設定を有効にし、他方、オフの状態で、当該外部エフェクタ30をバイパスするよう結線し、当該挿入ポイントに対する外部エフェクタ30の挿入設定を無効にする。
例えば、図4のようにPEQ34とCOMP35の間に挿入ポイントが設定され、且つ、挿入設定オン/オフスイッチ42がオンの状態では、PEQ34の出力が、当該挿入ポイントに挿入されたエフェクタ(内部エフェクタ29又は外部エフェクタ30)の入力に結線され、当該挿入されたエフェクタの出力がCOMP35の入力に結線される。
図4に示すchにエフェクタが挿入されていない場合、信号処理構成は図5(a)に示す通りである。なお、図5(a)の符合33,37で示す点線で示すブロック(「other」)は、それぞれ図4のATT33と、chオン/オフスイッチ及びバス毎のバスセンドレベル調整部37に対応する。この場合、当該chに入力された信号は、ATT33、PEQ34、COMP35、フェーダ36、及び、chオン/オフスイッチ等37による処理を順次受けて、当該chから出力される。
図5(b)は1つのchの1つのエフェクタを挿入した場合の構成例を示し、また、図5(c)〜(e)は1つchに2つのエフェクタを挿入した場合の構成例を示す。挿入されたエフェクタ(内部エフェクタ29又は外部エフェクタ30)をハッチングで示す。なお、(b)〜(e)ではブロック33,37の図示を省略した。
図5(b)のようにPEQ34とCOMP35の間の1つの挿入ポイントに1つの内部エフェクタ(符号50のブロック「iEF3」)を挿入した場合、PEQ34の出力信号が「iEF3」に入力され、当該内部エフェクタ50の出力信号がCOMP35に入力される。
また、図5(c)のようにPEQ34とCOMP35の間の1つの挿入ポイントに2つの内部エフェクタ(符号51のブロック「iEF23」と、符号52のブロック「iEF4」)を挿入した場合、PEQ34の出力信号が「iEF23」に入力され、当該内部エフェクタ51の出力信号が後続の「iEF4」に入力され、「iEF4」の出力信号がCOMP35に入力される。また、図5(d)のようにCOMP35とフェーダ36の間の挿入ポイントに1つの内部エフェクタ(符号53のブロック「iEF13」)を挿入し、且つ、フェーダ36の後段の挿入ポイントに1つの内部エフェクタ(符号54のブロック「iEF25」)を挿入した場合、COMP35の出力信号が「iEF13」に入力され、「iEF13」の出力信号がフェーダ36に入力され、フェーダ36の出力信号が「iEF25」に入力される。
また、図5(e)のようにCOMP35とフェーダ36の間の挿入ポイントに外部エフェクタ(符号55のブロック「eEF」)を挿入設定し、且つ、フェーダ36の後段の挿入ポイントに1つの内部エフェクタ(符号56のブロック「iEF5」)を挿入した場合、COMP35の出力信号が「eEF」へ入力され、「eEF」の出力信号が当該chのフェーダ36に入力され、フェーダ36の出力信号が「iEF5」に入力される。なお、図5(e)では、当該信号経路上に「eEF」のブロック55を描いているが、「eEF」の効果処理はミキサ1に外部接続された外部エフェクタにて実行される。
DSP部7が実行するch毎の信号処理(図4に示す1chの信号処理)は、それぞれ対応するchデータに基づき制御される。図6は、カレントメモリに記憶されたchデータの構成例である。カレントメモリには、ミキサが有する全ch(48本の入力chと12本の出力ch)について、ch毎のchデータ60(inCH1データ、inCH2データ、inCH3データ・・・inCH48と、outCH1データ・・・outCH12データ)が記憶される。
1つのchデータ60には、そのchのch名データ61と、そのchのエフェクタ挿入機能に関する挿入データ62と、そのchに備わる各種信号処理モジュールの各種設定パラメータ(例えば「inCH3データ」の場合、Attデータ63、PEQデータ64、Compデータ65、及びFaderデータ66、及び、その他データ67)が含まれる。各種信号処理モジュールのパラメータのうち、デフォルトエフェクタのデータ(PEQデータ64及びCompデータ65)は、当該デフォルトエフェクタのオン/オフパラメータを含む。
挿入データ62は、当該chに設定された各挿入ポイント(この実施例では最大2箇所。それぞれ「挿入1」及び「挿入2」と称する)に対するエフェクタ挿入に関するパラメータである。挿入データ62は、当該chにおける各挿入ポイントの位置を特定するデータと、各挿入ポイントに挿入されたエフェクタに関するデータを含んでいる。挿入ポイントに1又は複数の内部エフェクタ29が挿入された場合、挿入データ62には、その挿入ポイントに挿入された1又は複数の内部エフェクタを特定するデータと、当該挿入ポイント1又は複数の内部エフェクタの接続順番を特定するデータを含む。また、挿入ポイントに外部エフェクタ30が挿入設定されている場合には、挿入データ62には、その挿入ポイントに外部エフェクタが挿入設定されている旨を示すデータと、当該挿入ポイントの挿入設定オン/オフパラメータを含む。
図7は、カレントメモリに記憶された内部エフェクタ29のデータ構成例である。カレントメモリには、ミキサ1に内蔵された複数の内部エフェクタ29(本実施例では96個)のそれぞれ対応して、内部エフェクタデータ68(iEF1データ〜iEF96データの96個)が記憶される。各内部エフェクタデータ68は、そのエフェクタの効果処理に使用する各種パラメータのカレントデータや、その内部エフェクタのオン/オフパラメータが含まれる。すなわち、或るchに内部エフェクタが挿入されている場合には、そのchデータ60の挿入データ62に基づいて、当該chのどの挿入ポイントにどの内部エフェクタが挿入されているかが特定できるので、DSP部7は、その特定された内部エフェクタデータ68を用いて、そのchの当該挿入ポイントにて、当該挿入された内部エフェクタの効果処理を実行する。
ユーザは、各chに対する挿入ポイントの設定や、各chの任意の挿入ポイントに挿入するエフェクタの選択等、エフェクタ挿入機能に関する各種設定操作を、チャンネルエフェクタ設定画面から行う。CPU10は、ユーザの指示に応じて、操作パネルのタッチパネル100(図2参照)にチャンネルエフェクタ設定画面を表示する。図8は、チャンネルエフェクタ設定画面の構成例である。チャンネルエフェクタ設定画面には、前記図6のchデータ(inCH1データ、inCH2データ、inCH3データ・・・outCH12データ)に基づいて、所定の複数のch(この例では12本)について、ch毎の信号処理構成が表示される。チャンネルエフェクタ設定画面に表示する12本のchは、例えばレイヤ選択スイッチ108〜112(図2参照)により選択できるようにしても良いし、図示しないスクロールスイッチで、図8の表示をチャンネル方向(左右方向)にスクロールして12本のchを選択できる。
チャンネルエフェクタ設定画面の最上段には、画面に表示中の12chのチャンネル名70が横並びに表示される。各チャンネル名70の下側には、そのchの信号処理構成を示すマス目71が縦一列に並べて表示される。各マス目71には、そのマス目に対応する信号処理モジュールの名称(例えば、「PEQ」、「iEF3」、「COMP」、「Fader」、「eEF」・・・)が表示される。各chのマス目71の上下方向配置順は当該chにおける信号処理順に対応しており、上側のマス目71が当該chの信号処理順の上流側にある信号処理モジュールである。ユーザは、チャンネルエフェクタ設定画面の表示から、各chの信号処理構成、各chに設定された挿入ポイントの位置、各chに挿入されたエフェクタの種類を把握できる。なお、チャンネルエフェクタ設定画面における各ch(マス目71の縦一列)の表示位置は、タッチパネル100下側に設けられたchストリップ部120の12本のchストリップ121(図2参照)の配置位置に揃える。
図8では、図示の便宜上、5ch分の情報(5つの入力chである「inch9」、「inch10」、「inch11」、「inch12」及び「inch13」)のみを例示している。「inch9」は図5(b)に示す信号処理構成に対応し、「inch10」は図5(c)に示す信号処理構成に対応し、「inch11」は図5(a)に示す信号処理構成に対応し、「inch12」は図5(d)に示す信号処理構成に対応し、また、「inch13」は図5(e)に示す信号処理構成に対応している。
各マス目71には、エフェクタ挿入機能に関する設定を行うためのGUI部品72〜74が表示される。
挿入設定ボタン72は、新たなエフェクタ挿入の指示する。当該信号処理モジュールの前段に新たにエフェクタを挿入できる場合、そのマス目71には挿入設定ボタン72が表示される。或る挿入ポイントに内部エフェクタを挿入している場合、内部エフェクタ29内で複数の内部エフェクタを実現できるため、その挿入ポイントには更に別の内部エフェクタを追加できる。したがって、内部エフェクタ29に対応するマス目71(例えば「inCH9」の上から2段目のマス目「iEF3」)には挿入設定ボタン72が表示される。また、外部エフェクタ30に対応するマス目71(例えば「inCH13」の上から3段目のマス目「eEF」)には挿入設定ボタン72が表示されない。或る挿入ポイントに外部エフェクタを挿入している場合、その挿入ポイントは外部エフェクタ専用となり、別のエフェクタを更に追加することはできないからである。また、図8の画面構成例では、1chに対して空き状態のマス目が3つとされており、各chに挿入できるエフェクタ数は最大で3つまでに制限される。或るchにおいて全てのマス目にエフェクタが設定されると、そのchの全マス目に挿入設定ボタン72が表示されなくなる。
挿入解除ボタン73は、挿入ポイントに対するエフェクタ挿入を解除するもので、内部エフェクタ29及び外部エフェクタ30に対応するマス目71に表示され、デフォルトエフェクタや「Fader」のマス目71には表示されない。デフォルトエフェクタやFaderは、各chに固定で設けられており、削除できないからである。
オン/オフボタン74は、そのマス目71に対応するエフェクタのオン/オフ状態を切り替える。オン/オフボタン74は、そのエフェクタの現在のオン/オフ状態に応じて表示態様が切り替る。図6において、オン状態のボタン74をハッチングで示し、オフ状態のボタン74を白抜きで示す。オン/オフボタン74は、エフェクタ(内部エフェクタ、外部エフェクタ又はデフォルトエフェクタのいずれか)に対応するマス目71に表示され、エフェクタ以外のマス目71(例えば「Fader」)には表示されない。
ユーザにより挿入設定ボタン72が操作されたとき、CPU10は、今回操作された挿入設定ボタン72の属するマス目71の下側に新たなマス目71を追加し、且つ、図9に示す挿入エフェクタ選択ポップアップダイアログボックスをタッチパネル100に表示する。図9のダイアログボックスには、挿入可能な全てのエフェクタを列挙するドロップダウンリスト75(基本的には、全ての内部エフェクタ29及び外部エフェクタ30の挿入設定を選択肢とするリスト)が設けられている。ユーザがドロップダウンリスト75から所望の1つのエフェクタを選択して、OKボタン76を押したとき、CPU10は、当該新たな挿入ポイントに当該選択された内部エフェクタ29の挿入、又は、外部エフェクタの挿入設定を行い、且つ、前記新たなマス目71に当該選択されたエフェクタの名称や必要なGUI部品を表示する。外部エフェクタ30の挿入設定が行われたときには、更に、当該外部エフェクタ30を接続する入出力ポート(A出力27及びA入力20)と、挿入ポイント(インサートアウト及びインサートイン)のパッチ設定を行わせる。他方、CANCELボタン77が操作されたときは、CPU10は、今回のエフェクタ挿入を行わずにダイアログボックスを閉じる。
また、ユーザにより挿入解除ボタン73が操作されたとき、CPU10は、図10に示すエフェクタ挿入解除ダイアログボックスを表示する。エフェクタ挿入解除ダイアログボックスには、今回エフェクタ挿入解除の対象となる挿入ポイントが属するch名とエフェクタ名(図10では「inCH12」と「iEF13」)が表示される。CPU10は、OKボタン78の操作に応じて当該エフェクタの挿入を解除し、且つ、当該挿入解除ボタン73の属するマス目71を消去し、その下に続くマス目71を上詰めする。CANCELボタン79が操作されたときは、CPU10は当該解除を行わずにダイアログボックスを閉じる。
ユーザによりエフェクタオン/オフボタン74が操作されたとき、CPU10は、そのボタン74に対応するエフェクタ(内部エフェクタ、外部エフェクタ又はデフォルトエフェクタ)のオン/オフ状態を切り替える。また、オン/オフ状態の変更に伴い、CPU10は、当該オン/オフボタン74の表示態様も変更する。
外部エフェクタ30に関しては、CPU10は、オン/オフボタン74の操作に応じて、chデータ60の挿入データ62(図6参照)の挿入設定オン/オフパラメータの値を書き換えて、当該挿入ポイントの挿入設定スイッチ42(図4参照)のオン/オフ状態を変更する。外部エフェクタ30の有効化/無効化(オン/オフ)を挿入設定オン/オフパラメータで制御しているため、外部エフェクタとしてどのエフェクタが接続されるかに関わらず、その外部エフェクタの有効化/無効化(オン/オフ)をリモート制御できる。なお、複数の外部エフェクタが直列に接続されている場合には、それら直列接続された全外部エフェクタの有効化/無効化を挿入設定オン/オフパラメータでリモート制御するのであり、それら複数の各外部エフェクタを個別に有効化/無効化することはできない。
内部エフェクタ29及びデフォルトエフェクタ(DSP部7の信号処理により実現されるエフェクタ)に関しては、CPU10は、オン/オフボタン74の操作に応じて、カレントメモリ中の対応するエフェクタのオン/オフパラメータ(対応する内部エフェクタデータ68、或いは、対応するchデータ60中のPEQデータ64又はCompデータ65に含まれるオン/オフパラメータ)の値を書き換えて、当該エフェクタのオン/オフ状態を変更する。図11は、内部エフェクタ29及びデフォルトエフェクタのオン/オフを行うための構成を説明するブロック図である。図11において、エフェクタモジュール80の出力段には当該エフェクタのオン/オフスイッチ82が設けられている。オン/オフスイッチ82は、オンの状態で、当該エフェクタの効果処理81の結果を出力する経路を結線して当該エフェクタを有効にし、他方、オフの状態で、当該エフェクタに対する入力信号が当該効果処理81をバイパスする経路を結線して当該エフェクタを無効にする。内部エフェクタに関しては、各エフェクタの有効化/無効化を、各エフェクタのオン/オフパラメータを用いてローカルで制御するので、或る挿入ポイントに直列接続された複数の内部エフェクタが挿入されている場合には、それら複数の各内部エフェクタを個別に有効化/無効化することができる。
ユーザは、chに挿入されたエフェクタのうち、任意の複数個のエフェクタをグループに設定して、1つのグループに属する複数個のエフェクタを一括でオンオンできる。本実施例では、図2に示すエフェクタグループスイッチ130(EG1)、同スイッチ131(EG2)及び、同スイッチ132(EG3)に対応する3グループを設定できる。1つのグループは、任意のchに挿入された任意のエフェクタを構成メンバとするものである。すなわち、互いに異なるchに挿入された複数のエフェクタを1つのグループに入れることができる。また、内部エフェクタ29、外部エフェクタ30及びデフォルトエフェクタのいずれをメンバとして含むグループも作成可能である。
3つのエフェクタグループ(EG1、EG2及び、EG3)のメンバ構成は、カレントメモリに記憶されたエフェクタグループリストにより管理される。図12は、フラッシュメモリ11内のカレントメモリに記憶されたエフェクタグループリストの構成例を示す。カレントメモリには、3つのエフェクタグループ(EG1、EG2及び、EG3)のそれぞれについて、グループの構成メンバを特定するリスト90(EG1リスト、EG2リスト及びEG3リスト)が記憶される。各グループのリストは、そのグループを構成するメンバ数n(なお、「n」はメンバ数に対応する正の整数)のデータ92と、各メンバデータ91(M1データ、M2データ・・・Mnデータ)からなり、各メンバデータ91として当該メンバに該当するエフェクタを特定するIDデータ「eID」が記憶される。各グループリスト90において、そのグループに登録された複数のメンバデータ91は、例えば登録順にソートされる。なお、グループリスト90は、そのグループに登録された各メンバの「eID」順にソートする構成であってもよい。
「eID」には、デフォルトエフェクタを特定するデフォルトエフェクタID(「deID」)と、内部エフェクタを特定する内部エフェクタID(「ieID」)と、外部エフェクタを特定する外部エフェクタID(「eeID」)の3種類がある。
(1)「deID」は、当該メンバのデフォルトエフェクタが属するchとそのデフォルトエフェクタの種類を特定するデータからなり、10bitの2進数で表した場合、先頭の1bitを「0」とし、続く7bitで60本のch(48本の入力ch及び12本の出力ch)を1つずつ特定する「chID」を表し、2bitでデフォルトエフェクタの種類(例えば「00」で「PEQ」、「01」で「COMP」)を特定するデータにより表すことができる。
(2)「ieID」は、当該メンバの内部エフェクタが96個の内部エフェクタ(iEF1〜iEF96)のいずれであるかを特定するデータからなり、10bitの2進数で表した場合、先頭の1bitを「1」とし、続く9bitで96個の内部エフェクタの1つを特定するデータにより表すことができる。
(3)「deID」は、当該メンバの外部エフェクタが挿入設定されたchとその挿入ポイントを特定するデータからなり、10bitの2進数で表した場合、先頭の1bitを「0」とし、続く7bitでchを特定するchIDを表し、2bitでそのchにおける挿入ポイント(例えば「10」で「挿入1」、「11」で「挿入2」)を特定するデータにより表すことができる。
操作パネル2においてエフェクタグループスイッチ130〜132(図2)を操作することにより、操作したスイッチ130〜132に対応するグループに属する複数個のエフェクタを一括でオンオンできる。エフェクタグループスイッチ130〜132は、1回の操作毎にオン/オフ状態が切り替るものとする。
図13は、ユーザによりエフェクタグループスイッチ130〜132が操作されたときに、CPUが実行する処理を示すフローチャートである。まず、或るエフェクタグループEGx(EGxはEG1〜EG3のいずれか1つ)をオン状態に設定する場合の処理、すなわちオフ状態のスイッチ(消灯中のスイッチ)130〜132を操作したときの処理について説明する。
ステップS1において、CPU10は、操作されたスイッチ130〜132に対応するグループEGxのリスト90に基づいて、当該リストの先頭にあるM1データの「eID」を処理対象に指定する。
ステップS2において、CPU10は、処理対象に指定された「eID」の種類がデフォルトエフェクタID(「deID」)、内部エフェクタID(「ieID」)及び外部エフェクタID(「eeID」)のいずれであるか調べる。
処理対象に指定された「eID」の種類が「deID」の場合(ステップS2の「deID」)、ステップS3において、CPUは、「deID」により特定されたchの1つのデフォルトエフェクタ(chIDが示すchのPEQ又はCOMP)をオン状態に設定する。
処理対象に指定された「eID」の種類が「ieID」の場合(ステップS2の「ieID」)、ステップS4において、CPU10は、「ieID」が示す内部エフェクタ(iEF1〜iEF96のいずれか1つ)を、オン状態に設定する。
処理対象に指定された「eID」の種類が「eeID」の場合(ステップS2の「eeID」)、ステップS5において、CPU10は、「eeID」により特定されたchの1つの挿入ポイント(「挿入1」又は「挿入2」)の挿入設定を、オン状態に設定する。
上記ステップS3,4又は5により、フラッシュメモリ11のカレントメモリにおける処理対象「eID」に対応するエフェクタオン/オフ又は挿入設定オン/オフのカレントデータがオンに書き換わり、且つ、図8のチャンネルエフェクト設定画面における処理対象「eID」に対応するマス目71のエフェクタオン/オフボタン74の表示態様がオン状態(ハッチング)に変更される。
ステップS6において、CPU10は、EGxのリストに基づいて次の処理対象となる「eID」を指定する。これによりリストに登録された全ての「eID」がリスト登録順に1つずつ処理対象となる。そして、リストに登録された全ての「eID」を処理対象に指定し終えるまで(ステップS7のYES)、ステップS2〜S7を繰り返すことで、エフェクタグループに属する全てのエフェクタ(デフォルトエフェクタ、内部エフェクタ又は外部エフェクタの挿入設定)が一括してオン状態に設定される。エフェクタグループに属する全てのエフェクタをオン状態に設定した後(ステップS7のNO)、CPU10は、ステップS8において、操作されたエフェクタグループスイッチ(スイッチ130〜132のいずれか)を点灯する。
或るエフェクタグループEGxをオフ状態に設定する場合の処理、すなわちオン状態のスイッチ(点灯中のスイッチ)130〜132を操作したときの処理を、前記図13を参照して説明する。なお、オフ処理時の動作について、図13のステップS3,S4,S5及びS8において括弧書きで示した。オフ処理の場合、CPU10は、当該グループEGxのリスト90の上から順に、処理対象となるeIDを1つずつ指定し(ステップS1、ステップS6)、処理対象のeIDが示すエフェクタ(デフォルトエフェクタ、内部エフェクタ又は外部エフェクタの挿入設定)をオフ状態に設定する(ステップS2、S3、S4、S5)。すなわちオフ処理の場合には前記ステップS3,4又は5により、フラッシュメモリ11のカレントメモリにおける処理対象「eID」に対応するエフェクタオン/オフ又は挿入設定オン/オフのカレントデータがオフに書き換わり、且つ、図8のチャンネルエフェクト設定画面における処理対象「eID」に対応するマス目71のエフェクタオン/オフボタン74の表示態様がオフ状態(白抜き)に変更される。ステップS2〜S7を繰り返すことで、エフェクタグループに属する全てのエフェクタが一括してオフ状態に設定される。グループに属する全てのエフェクタをオフ状態にした後(ステップS7のNO)、ステップS8において、当該操作されたエフェクタグループスイッチ130〜132を消灯する。
また、ユーザがエフェクタグループスイッチ130〜132のいずれかを押した状態を保持する(この状態を「長押し」という)と、チャンネルエフェクタ設定画面(図6)において、当該スイッチ130〜132に属する複数のエフェクタに対応するマス目71が他と異なる表示態様(例えばハッチング等)で示される。ユーザは、マス目71の表示態様の違いから、当該グループに属するエフェクタ群を確認できる。
ユーザは、エフェクタグループスイッチ130〜132の任意の1つを長押しした状態で、チャンネルエフェクタ設定画面上で、当該長押し中のスイッチ130、131又は132に対応するエフェクタグループに属さないエフェクタのマス目71をタッチすることにより、当該タッチしたエフェクタを当該グループに追加する指示を行う。
図14は、或るエフェクタグループEGxに対するメンバ追加指示があったときにCPU10が実行するEGxのメンバ追加処理を示すフローチャートである。ステップS9において、CPU10は、カレントメモリ内のEGxのグループリスト90(図12参照)に、新たなメンバのメンバデータとして今回追加指示されたエフェクタのeIDを登録する。
ステップS10において、CPU10は、新たに追加されたエフェクタのオン/オフパラメータ又は挿入設定オン/オフパラメータのカレントデータを、当該グループEGx内の他のエフェクタのオン/オフ状態に合わせて書き換える。これにより、今回新たに追加されたエフェクタを含めて当該グループEGx内のエフェクタのオン/オフ状態を一致させることができる。
また、エフェクタグループスイッチ130〜132の任意の1つを長押しした状態で、チャンネルエフェクタ設定画面上で、当該長押し中のスイッチ130、131又は132に対応するエフェクタグループに属するエフェクタのマス目71をタッチすることにより、当該エフェクタを当該グループから削除する指示を行う。
図14は、或るエフェクタグループEGxからメンバを削除する指示があったときにCPU10が実行する処理を示すフローチャートである。ステップS11において、CPU10は、カレントメモリ内のEGxのリストから、当該削除指示されたエフェクタのeIDに対応するメンバデータを削除する。これにより或るエフェクタグループEGxから1つのエフェクタを削除できる。
以上の通り、本実施例によれば、任意の1又は複数のchの任意の挿入ポイントに挿入された複数個のエフェクタによりエフェクタグループを作成し、エフェクタグループスイッチ130〜132の操作により、操作したスイッチ130〜132に対応するグループに属する複数個のエフェクタを同時にオン/オフできるようになる。例えば、任意の1又は複数のchの任意の挿入ポイントに挿入された複数個のエフェクタを使って「ラジオボイス」のような音響効果を作った場合、当該音響効果に使う複数個のエフェクタを1つのグループにまとめておけば、そのグループに対応するスイッチ130〜132を操作するだけで、複数個のエフェクタからなる音響効果をオン/オフできるようになる。また、内部エフェクタ29、外部エフェクタ30及びデフォルトエフェクタ34、35のいずれを含むエフェクタグループも作成できるので、内部エフェクタ29、外部エフェクタ30及びデフォルトエフェクタ34、35のいずれの組み合わせであっても、チャンネルを超えてオン/オフ状態を一括で連動して切り替えるることができる。
なお、エフェクタグループに属する複数のエフェクタ間で連動させるパラメータは、エフェクタのオン/オフパラメータ(内部エフェクタのオン/オフ、デフォルトエフェクタのオン/オフ及び外部エフェクタの挿入設定オン/オフ)に限らず、他のパラメータでもよい。例えば、エフェクタグループに属する複数のエフェクタの音量レベルパッラメータを一括して調整する構成も可能である。この場合、例えば、エフェクタグループスイッチ130〜131により1つのグループを指定して、音量レベルを調整することで、当該指定したグループに属する複数のエフェクタのレベルを一括して調整する。一括調整される音量レベルパラメータは、当該エフェクタのレベル又は挿入ポイントからエフェクタへのセンドレベル(外部エフェクタの挿入設定に関してはセンドレベル)である。
また、エフェクタグループスイッチ130〜131によって、そのグループのパラメータを一括制御する構成は必須ではなく、複数chをまたいでエフェクタをグループにしてそのグループのパラメータを一括制御できる構成でさえあればどのような構成でもよい。また、エフェクタグループの設定方法は、実施例に示したようなエフェクタグループスイッチの長押しに限らない。複数chをまたいでエフェクタをグループ化できるのであれば、その方法は任意である。例えば、グループ化できるエフェクタのリストと、グループ毎のメンバ(エフェクタ)を表示する欄とを有するグループ設定画面を、タッチパネル100に表示し、グループ設定画面上の操作により、リスト中の任意のエフェクタを任意のグループに追加する方法や、或いは、タッチパネル100にグループ化できるエフェクタを一覧表示して、それらエフェクタ毎にグループを一覧するリスト(例えばドロップダウンリスト)から当該エフェクタが参加するグループを選択する方法などが考えられる。
1 デジタルオーディオミキサ、2 操作パネル、3 操作子、4 電動フェーダ、5 表示器、6 波形入出力インターフェース、7 信号処理部、8 その他I/O 9 バスライン、10 CPU、11 フラッシュメモリ、12 ROM、20 アナログ入力、21 デジタル入力、22 入力パッチ部、23 入力ch部、24 MIXバス、25 出力ch部、26 出力パッチ部、27 アナログ出力部、28 デジタル出力部、29 内部エフェクタ、30 外部エフェクタ、33 アッテネータ、34 パラメトリックイコライザ(デフォルトエフェクタ)、35 コンプレッサ(デフォルトエフェクタ)、36 フェーダ、37 chオン/オフスイッチ及びバス毎のバスセンドレベル調整部、38〜41 挿入ポイント、42 挿入設定オン/オフスイッチ、60 chデータ、61 ch名データ、62 挿入データ、63 ATTデータ、64 PEQデータ、65 COMPデータ、66 フェーダデータ、68 内部エフェクタデータ、72 挿入設定ボタン、73 挿入解除ボタン、74 エフェクタオン/オフボタン、82 エフェィタオン/オフスイッチ、90 エフェクタグループリスト、91 メンバデータ、100 タッチパネル、130〜132 エフェクタグループスイッチ

Claims (4)

  1. オーディオ信号を入力する入力部と、複数のチャンネルを有し、前記入力部から入力されたオーディオ信号を前記チャンネル毎に信号処理する信号処理部と、前記信号処理部の出力信号を出力する出力部を備えるデジタルオーディオミキサにおいて、
    前記信号処理部の信号処理により実現される複数のエフェクタと、
    ユーザによるエフェクタ挿入指示を受け付けて、前記複数のエフェクタの中から選択された1又は複数個のエフェクタを、任意の複数の前記チャンネルの信号経路上の任意の1又は複数の挿入ポイントに挿入するエフェクタ挿入部と、
    前記複数のエフェクタのそれぞれについてオン/オフパラメータを記憶し、前記オン/オフパラメータがオンの場合、前記エフェクタ挿入部により挿入された当該エフェクタの効果処理を有効にして、他方、前記オン/オフパラメータがオフの場合、前記エフェクタの効果処理を無効にするオン/オフ制御部と、
    ユーザによるエフェクタグループ指定を受け付けて、前記ユーザにより指定された任意の複数の前記チャンネルに挿入された複数個のエフェクタを1つのグループとして設定するエフェクタグループ設定部と、
    ユーザによるエフェクタグループオン/オフ操作を受け付けて、エフェクタグループオンが指示された場合、そのグループに属する複数のエフェクタの前記オン/オフパラメータを一括してオンに設定し、エフェクタグループオフが指示された場合、そのグループに属する複数のエフェクタのオン/オフパラメータを一括してオフに設定するエフェクタグループオン/オフ制御部
    を備えることを特徴とするデジタルオーディオミキサ。
  2. 前記複数のエフェクタには、前記エフェクタ挿入部によってユーザが指定したチャンネルの任意の挿入ポイントに挿入される内部エフェクタと、前記複数のチャンネルの信号経路上の所定位置に標準で備わるデフォルトエフェクタとがあり、
    前記エフェクタグループ設定部により設定される1つのグループに、前記内部エフェクタと前記デフォルトエフェクタとを入れることができ、
    前記エフェクタグループオン/オフ制御部が、前記1つのグループに属する前記内部エフェクタと前記デフォルトエフェクタの前記オン/オフパラメータを一括してオン又はオフに設定することを特徴とする請求項1に記載のデジタルオーディオミキサ。
  3. 前記複数のエフェクタとして、前記入力部及び前記出力部を介して外部接続される外部エフェクタを含み、
    前記エフェクタ挿入部が、ユーザによるエフェクタ挿入指示を受け付けて、前記外部接続される外部エフェクタを、任意の複数の前記チャンネルにおける任意の1又は複数の挿入ポイントに挿入設定するものであり、
    前記オン/オフ制御部が、各前記挿入ポイントについて挿入設定オン/オフパラメータを記憶し、前記挿入設定オン/オフパラメータがオンの場合、その挿入ポイントに対する外部エフェクタの挿入設定を有効にして、他方、前記挿入設定オン/オフパラメータがオフの場合、その挿入ポイントに対する外部エフェクタの挿入設定を無効にするものであり、
    前記エフェクタグループ設定部により設定される1つのグループに、更に外部エフェクタの挿入設定を入れることができ、
    前記エフェクタグループオン/オフ制御部が、前記1つのグループに属する前記内部エフェクタ又は前記デフォルトエフェクタの少なくともいずれか一方の前記オン/オフパラメータと、外部エフェクタの挿入設定オン/オフパラメータを一括してオン又はオフに設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタルオーディオミキサ。
  4. 前記エフェクタグループ設定部が、更に、ユーザによりグループに新たなエフェクタを追加する指示が行われたときに、当該グループに属する他の全てのエフェクタと、今回追加すべきエフェクタとの前記オン/オフパラメータ及び前記挿入設定パラメータのオン/オフ状態を一致させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデジタルオーディオミキサ。
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