JP6627247B2 - パラメータ制御装置及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、パラメータの値を制御するパラメータ制御装置及び、そのパラメータ制御装置の機能を実現するためのプログラムに関する。
従来から、種々の装置において、操作パネル上に配置された操作子と、表示器に表示させる画面とを組み合わせることにより、ユーザが多数のパラメータを効率よく調整できるようにする技術が知られている。
例えば、非特許文献1には、複数の操作子を細長い領域に配列したチャンネル(ch)ストリップを多数配列して設けつつ、そのchストリップの配列幅と対応した幅のディスプレイを設け、ディスプレイ上に、全chストリップについて、そのchストリップと対応するGUI(グラフィカルユーザインタフェース)を表示することが記載されている。
また、非特許文献2には、操作パネル上に配置したchストリップの一部と対応するディスプレイを設け、そのディスプレイに、そのディスプレイの手前側に配置されたchストリップと対応するGUIを表示し、他のchストリップについては、対応するGUIを表示しないことが記載されている。
「NUAGE FADER Ncs500FD オペレーションマニュアル」、[online]、2013年、ヤマハ株式会社、[平成27年4月13日検索]、インターネット<URL: http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/others/ncs500-fd_ja_om_a1.pdf> 「DIGITAL MIXING CONSOLE M7CL 取扱説明書」、[online]、2005年、ヤマハ株式会社、[平成27年4月13日検索]、インターネット<URL:http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/mixers/m7cl_ja_om_e0.pdf>
しかしながら、非特許文献1に記載の技術では、chストリップと対応するGUIを表示したまま横スクロールすることにより、chストリップに割り当てる制御対象を選択するようになっており、その選択肢が増えてくると所望の制御対象に簡単にたどり着けなくなるという問題があった。
一方、非特許文献2のように、一部のchストリップと対応するGUIのみ表示するようにすると、低コスト化は図れるものの、対応するGUIを表示できないchストリップについては、操作性が低くなってしまうという問題があった。また、ディスプレイと対応するchストリップに所望のchを割り当ててGUIを表示させようとする場合、chストリップへの制御対象の割り当てを変更しなければならなかった。
このような問題は、chストリップによる制御対象が何であるかに関わらず、発生し得るものである。
この発明は、このような問題を解決し、低コストで操作性のよいパラメータ制御装置を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明のパラメータ制御装置は、それぞれ複数の操作子を有し、操作パネル上に所定の配列順序に関連して配置された複数のチャンネルストリップを備える操作手段と、上記複数のチャンネルストリップに、それぞれ1つの制御対象を割り当てる割当手段であって、各チャンネルストリップに割り当てた制御対象のパラメータ値は、そのチャンネルストリップの操作子の操作に応じて変更される割当手段と、上記配列順序に従い、複数のチャンネルストリップのうちの連続する一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値を、表示手段に表示させる表示制御手段とを設け、上記表示制御手段が、ユーザの第1操作に従い、上記表示手段の表示を、ある一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値の表示から、別の一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値の表示に変更するようにしたものである。さらに、上記配置された複数のチャンネルストリップには、上記割当手段がそのチャンネルストリップに割り当てる制御対象をユーザの第2操作に応じて変更できる可変割当チャンネルストリップと、上記割当手段がそのチャンネルストリップに対して制御対象を固定的に割り当てる固定割当チャンネルストリップとが含まれており、ユーザの上記第2操作に応じて、何れかの可変割当チャンネルストリップの制御対象が変更されたとき、上記表示制御手段は、その変更後の割り当てに従い、上記連続する一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値を上記表示手段に表示させるようにしたものである。
このようなパラメータ制御装置において、上記割当手段が、ユーザの、上記第2操作に従い、複数の可変割当チャンネルストリップへの制御対象の割り当てを一括で変更するものであるとよい。
また、上記の各パラメータ制御装置において、ユーザの操作に従って上記操作手段の複数のチャンネルストリップのいずれかに割り当てられた制御対象を選択する選択手段を設け、上記選択手段が制御対象を選択した場合に、上記表示制御手段が、上記表示手段の表示を、上記複数のチャンネルストリップのうちの、その制御対象が割り当てられたチャンネルストリップを含む連続する一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値の表示に変更するようにするとよい。
さらに、一の操作子と、ユーザの操作に従って、上記一の操作子に、上記チャンネルストリップに割り当てられた任意の制御対象における任意のパラメータを割り当て、上記一の操作子の操作に従って、その割り当てたパラメータの値を変更する第2割当手段とを設け、上記一の操作子が操作されたとき、上記表示制御手段が、上記表示手段の表示を、上記複数のチャンネルストリップのうちの、上記一の操作子に割り当てられているパラメータが属する制御対象が割り当てられているチャンネルストリップを含む連続する一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値の表示に変更するようにするとよい。
また、この発明は、上記のように装置として実施する他、システム、方法、プログラム、記録媒体等、任意の態様で実施することができる。
以上のようなこの発明の構成によれば、表示器上の画面に表示されたパラメータを表示器の外部に設けた操作子に割り当てて、その操作子の操作によりパラメータの値を変更する場合における、割り当て操作の操作性を向上させることができる。
図1は、この発明のパラメータ制御装置の実施形態であるデジタルミキサのハードウェア構成例を示す図である。 図1に示したDSPで実行される信号処理の構成をより詳細に示す図である。 図1に示したデジタルミキサが備える操作パネルの概略構成を示す図である。 ch一覧画面の表示内容について説明するための図である。 バンクデータテーブルの例を示す図である。 chストリップへのchの割当変更指示を検出した場合に図1に示したデジタルミキサのCPUが実行する処理のフローチャートである。 同じくchストリップ中の編集操作子の操作を検出した場合の処理のフローチャートである。 同じくch一覧画面の移動指示を検出した場合の処理のフローチャートである。 同じくchストリップ中の選択ボタンの操作を検出した場合の処理のフローチャートである。 同じくロータリーエンコーダの操作を検出した場合の処理のフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明のパラメータ制御装置の一実施形態について説明する。図1は、この発明のパラメータ制御装置の一実施形態であるデジタルミキサの構成を示すブロック図である。
図1に示す通り、このデジタルミキサ10は、CPU11、フラッシュメモリ12、RAM13、外部機器入出力部(I/O)14、表示器15、操作子16、波形I/O17、信号処理部(DSP)18を備え、これらがシステムバス19によって接続されている。そして、複数の入力チャンネル(ch)から入力する音信号に対して種々の信号処理を施して複数の出力chから出力する機能を有する音信号処理装置である。
また、CPU11は、このデジタルミキサ10の全体の動作を制御する制御手段であり、フラッシュメモリ12に記憶された所要のプログラムを実行して所要のハードウェアを制御する。そして、このことにより、外部機器I/O14及び波形I/O17におけるデータ及び信号の入出力、表示器15における表示、操作子16の操作検出、その検出した操作に従ったパラメータの値の変更及び表示の変更、といったものをはじめとする種々の機能を実現する。
フラッシュメモリ12は、CPU11が実行する制御プログラム等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段である。
RAM13は、一時的に記憶すべきデータを記憶したり、CPU11のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
外部機器I/O14は、種々の外部機器を接続し入出力を行うためのインタフェースであり、例えば外部のディスプレイ、マウス、文字入力用のキーボード、可搬記録媒体等を接続するためのインタフェースが用意される。
表示器15は、CPU11による制御に従って種々の情報を表示する表示手段であり、例えば液晶パネル(LCD)や発光ダイオード(LED)によって構成することができる。ここで説明する例では、デジタルミキサ10は、表示器15として少なくともパラメータの値の表示や編集操作の受付を行うためのGUIを表示できるサイズのLCDを備える。
操作子16は、デジタルミキサ10に対する操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン、ロータリーエンコーダ、スライダ等によって構成することができる。ここでは、表示器15であるLCDに積層したタッチパネルも用いている。
波形I/O17は、DSP18で処理すべき音信号の入力を受け付け、また処理後の音信号を出力するためのインタフェースである。波形I/O17は、アナログ音信号を外部から受け取りデジタル音信号に変換してDSP18に供給するアナログ入力ポート、DSP18からのデジタル音信号をアナログ音信号に変換して出力するアナログ出力ポート、各種伝送形式のデジタル音信号を外部から受け取りDSP18に供給するデジタル入力ポート、DSP18からのデジタル音信号を各種伝送形式に変換して外部に出力するデジタル出力ポートを、それぞれ複数備える。
DSP18は、波形I/O17から供給されるデジタルの音信号にミキシングやイコライジング等の信号処理を施し、信号処理後の音信号を再び波形I/O17に出力する機能を備える。その信号処理は各種処理パラメータの現在値(カレントデータ)により制御される。そのカレントデータは、上記操作子16の操作によりユーザが編集可能であり、RAM13あるいはDSP18に備える所定のメモリに記録される。
次に、図2に、図1に示したDSP18で実行される信号処理の構成をより詳細に示す。
図2に示すように、DSP18での信号処理は、入力パッチ120、入力ch(チャンネル)130、ミキシングバス140、出力ch150、出力パッチ160を備える。これらの各部の機能は、ソフトウェアによって実現してもハードウェアによって実現してもよい。また、アナログ入力部111、デジタル入力部112、アナログ出力部171、およびデジタル出力部172は、波形I/O17の機能によるものである。
そして、DSP18においては、入力パッチ120により、1番目(130−1)から128番目(130−128)まで128chあるモノラルの入力ch130及び2chあるステレオ入力ch130−ST(130−ST1及び図示を省略した130−ST2)にそれぞれ、アナログ入力部111あるいはデジタル入力部112が備える入力ポートのいずれかをパッチ(結線)することができる。
各入力ch130では、そのパッチされた入力ポートから入力する音信号に対して、レベル調整に加え、ダイナミクス調整や周波数特性調整等の種々の信号処理を行った後、1番目から96番目までの96系統のモノラルバスと、それに加えてステレオバス(ST)を含むミキシングバス140のうち任意のバスに対して、処理後の信号を送出する。なお、入力ch130中の各chからミキシングバス140中の各バスに対する出力のレベル及びオンオフは、個別に設定可能である。また、入力ch130には、入力パッチ120から2つの音信号を受け取り、それらの音信号をステレオのLR信号として、同様に種々の信号処理を行い、処理後のステレオ信号を任意のバスへ送出するステレオ入力ch130−STが2つ含まれている。
また、各系統のミキシングバス140では、各入力ch130から入力する信号をミキシングし、ミキシング後のモノラルないしステレオの信号を、各系統と対応して1番目(150−1)から96番目(150−96)まで96ch設けられた出力ch150及びステレオ出力ch150−STにそれぞれ出力する。
そして、各出力ch150は、対応するミキシングバスから入力する音信号に対して、レベル調整や周波数特定調整等の種々の信号処理を行った後、出力パッチ160によりパッチされた出力先へ出力する。
出力パッチ160は、各出力ch150を、アナログ出力部171あるいはデジタル出力部172が備える入力ポートのいずれかへパッチすることができる。
次に、図3に、デジタルミキサ10が備える操作パネルの概略構成を示す。
図3に示すように、デジタルミキサ10は、操作パネル200上に、割当chストリップ部210、ST出力用chストリップ230、ST入力用chストリップ部240、ディスプレイ250、バンクスイッチ群260、ロータリーエンコーダ270及びその他スイッチ280を備える。これらの各部は、図1の表示器15又は操作子16に該当する。
これらのうち割当chストリップ部210は、8個ずつに区分して配置された16個のchストリップ220−1〜16を備え、これらの各chストリップ220によりユーザからの操作を受け付ける操作手段である。
各chストリップ220は、複数の操作子を細長い領域に配置したものである。ユーザは、各chストリップ220に制御対象として割り当てる1つのch(入力ch130又は出力ch150)を変更し、その各操作子を、制御対象のchにおけるパラメータの値を編集するための操作子として用いることができる。すなわち、chストリップ220は、可変割当chストリップである。この割り当ての方法については後述する。
また、図3の例では、chストリップ220には、操作子として、ノブ221、選択ボタン222、キューボタン223、フェーダ224を設けている。
このうちノブ221は、制御対象のchにおける1のパラメータを割り当てて、そのパラメータの値の編集操作を受け付けるための操作子である。
選択ボタン222は、制御対象のchを選択状態とする操作を受け付けるための操作子である。なお、ディスプレイ250には、chにおけるダイナミクスや周波数特性の個々の詳細調整を行う画面(図示せず)を表示可能であり、その画面において、ユーザは、ここで選択状態とされたchのパラメータの値を調整できる。
キューボタン223は、制御対象のchの信号を、特定のモニタ用出力端子へ出力する指示を受け付けるための操作子である。
フェーダ224は、つまみ224aのスライド操作により、制御対象のchの音量パラメータの値の編集操作を受け付けるための操作子である。CPU11の制御によりつまみ224aを任意の位置に移動させるためのモータ等の駆動手段を備えた電動フェーダであってもよい。
また、ST出力用chストリップ230は、ST出力ch230−STにおけるパラメータの値を編集するための操作子を備えるchストリップである。すなわち、制御対象が固定的に割り当てられた固定割当chストリップである。ここでは、ST出力用chストリップ230が備える操作子の構成は、割当chストリップ部210のchストリップ220と同じであるが、必ずしも同じである必要はない。
ST入力用chストリップ部240は、入力する2つのチャンネルの信号を、ステレオ信号として、同じパラメータを用いて処理するステレオ入力chにおける各種パラメータの値を編集するための操作子を備えるchストリップを設けた領域である。ST入力用chストリップ部240には、2つのステレオ入力chのパラメータの値を編集するための2つのchストリップ241−ST1,ST2が設けられており、これらのchストリップが備える操作子の構成は、フェーダを備えない点を除き、割当chストリップ部210のchストリップ220と同じである。このように、chストリップによって操作子の構成や配置が異なっていてもよい。ST入力用chストリップ部240の各chストリップ241も、制御対象が固定的に割り当てられた固定割当chストリップである。
ディスプレイ250は、GUI等の種々の画面を表示するための表示手段である。このディスプレイ250は、特段いずれかのchストリップと対応して設けられたものではない。
バンクスイッチ群260は、割当chストリップ部210の各chストリップ220に対する制御対象の割り当て内容を規定したバンクを選択するための複数のスイッチである。このバンクには、予め用意されたものとユーザが任意に編集できるものとがあるが、この点については図5を用いて後述する。
ロータリーエンコーダ270は、任意のchの任意のパラメータを割り当てて、そのパラメータの値の編集操作を受け付けるために用いることができる操作子である。この割り当ては、所望のchの所望の信号処理モジュールの詳細編集画面(後述)におけるユーザのパラメータ選択操作に従ってCPU11が行い、この場合にCPU11は第2割当手段として機能する。なお、ロータリーエンコーダ270に割り当てるパラメータは、いずれかのchストリップに割り当てられている制御対象におけるパラメータの中から選択する。しかし、その後chストリップへの制御対象の割り当てが変更されることにより、いずれのchストリップの制御対象ともなっていないchのパラメータがロータリーエンコーダ270に割り当てられた状態となることもあり得る。
その他スイッチ280は、以上説明してきたもの以外の操作を受け付けるための操作子である。この操作には、例えば、ノブ221やロータリーエンコーダ270へのパラメータの割り当て、バンクの編集、chストリップ220へのバンクによらない制御対象の割り当て、等が含まれる。
次に、図4を用いて、ディスプレイ250に表示させる画面の1つであるch一覧画面の表示内容について説明する。この画面の表示内容及びその表示のための制御が、この実施形態において特徴的な点の一つである。
ここで説明するch一覧画面は、操作パネル200上の複数のchストリップ(割当chストリップ部210のchストリップ220、ST出力用chストリップ230、ST入力用chストリップ部240のchストリップ241の全て)に割り当てられている複数の制御対象の情報を、一覧形式で表示するものである。ただし、全chストリップの制御対象に関する情報を一度に表示するのではなく、全chストリップのうち連続する一部範囲のchストリップの制御対象を表示するものであり、その表示する範囲はユーザの操作に応じて移動される。
ここで、操作パネル200上の各chストリップには、ch一覧画面上における対応する表示の配列順序が予め定義されており、上記の「連続」は、その配列順序が連続していることを意味する。操作パネル上の各chストリップの配置と類似した配列順序にしておくのが好適である。
図4の例では、左側から順に、割当chストリップ部210のchストリップ220−1〜16、ST入力用chストリップ部240のchストリップ241−ST1,ST2、ST出力用chストリップ230の順序で配列されている。このように、画面中での配列順序は、必ずしも操作パネル200上でのchストリップの左から右への配置と一致させる必要はない。また、chストリップが操作パネル200上で複数段(図3の例ではST入力用chストリップ部240だけ、他のchストリップとは別の段にある)に配置されていても、画面中では一次元的に配列される。
そして、ch一覧画面においては、図4に示すように、chストリップ毎に、縦長の表示領域を設け、そのchストリップに割り当てられた制御対象に関する情報を表示する。
図4において、「CHn」(n=1〜16)が、割当chストリップ部210のn番目のchストリップ220に割り当てられた制御対象を示し、STIN1とSTIN2が、2つのステレオ入力ch130−ST(ST入力用chストリップ部240のchストリップ241に割り当てられた制御対象)を示し、STOUTが、ステレオ出力ch150−ST(ST出力用chストリップ230に割り当てられた制御対象)を示す。また、「PGm」(m=1,2,3,・・・)は、各制御対象におけるm番目のパラメータ群を示す。このパラメータ群は、例えばアッテネータ、コンプレッサ、イコライザ、フェーダといった信号処理モジュールを単位として区分けするとよいが、これには限られない。
そして、例えば「CH1PG1」と記載された領域には、割当chストリップ部210の1番目のchストリップに割り当てられた制御対象のchにおける、1番目のパラメータ群の情報が表示される。この情報は、例えば現在設定されているパラメータの値に従って、そのパラメータ群と対応する信号処理モジュールにおける信号処理の特性をグラフ等で表示することにより、複数のパラメータの値を表示するものとするとよい。もちろん、個々のパラメータの値を数値表示してもよい。また、ユーザが該当の表示領域に所定の操作を行った場合に、対応するパラメータ群の複数の各パラメータの値の編集操作を受け付けるためのGUI(詳細編集画面)を、ポップアップ表示させることができるようにするとよい。
例えば、信号処理モジュールの表示領域への1回目のタッチで、ロータリーエンコーダ270へ、その信号処理モジュールの代表的なパラメータを割り当て、続けての2回目のタッチで、その信号処理モジュールの詳細編集画面を表示するようにすればよい。この場合、その詳細画面には、エンコーダ270に割り当てられたパラメータの値が必ず表示されていることになる。さらに、ユーザが、詳細画面に表示されている別のパラメータを選択すると、エンコーダ270への割り当ては、そのパラメータに変更される。なお、制御対象のchの構成に応じて、同じ番号のパラメータ群であっても、パラメータの数や内容が異なり、それに応じて表示の形式や上記の所定の操作に応じた動作が異なる場合があり得る。
一番下の、「CHn」のみ記載された行は、制御対象のchの番号や名称を表示するための領域である。
なお、図4に矢印Aで示した領域が、割当chストリップ部210のchストリップ220と対応する表示の領域である。矢印Bで示した領域が、ST入力用chストリップ部240のchストリップ241と対応する表示の領域である。矢印Cで示した領域が、ST出力用chストリップ230と対応する表示の領域である。矢印Bの領域のchについては、他の領域のchとパラメータの構成が異なるため、画面に表示されるパラメータ群の構成も異なる。
また、ここでは、ディスプレイ250に一度に表示できる範囲を、8ch分の範囲としており、Dがその表示範囲の一例を示す。この表示範囲Dは、ユーザの操作に従い、矢印A〜Cで示す範囲を任意に移動させることができる。この範囲が移動可能範囲である。ただし、CH1〜CH8の領域、CH9〜CH16の領域、矢印B及びCで示す領域、というように、表示範囲Dの位置について固定的な選択肢を予め用意しておき、その選択肢の中からのみ表示範囲Dの位置を選択できるようにしてもよい。この場合、表示範囲の移動は、複数のページを切り替えるような操作感となる。
なお、表示範囲の移動を指示するための操作は、例えばディスプレイ250上のタッチパネルに対する左右方向へのスワイプ操作やドラッグ操作とすることが考えられる。
以上のch一覧画面によれば、操作パネル200上の全てのchストリップと対応する幅のディスプレイを設けることができない場合でも、ユーザが、全てのchストリップと対応するGUIを参照できるようにすることができる。すなわち、ユーザは、各chストリップに割り当てられた制御対象の情報を、そのGUIにより参照したり、さらにchストリップではできない操作をそのGUIにより実行したりしながら、パラメータの値を編集することができる。このことにより、低コストで操作性のよいパラメータ制御装置を実現することができる。
また、上記のような表示範囲の移動を可能としたことにより、ディスプレイの位置やサイズを必ずしも操作パネル200上でのchストリップの配置範囲と対応させる必要がない。したがって、ディスプレイの幅よりも広い範囲に設けた複数のchストリップに関して対応するGUIを表示することができ、多種類の制御対象について随時対応するGUIを表示させようとする場合でも、この表示のためにchストリップへの制御対象の割り当て変更が必要になる頻度を低減することができる。この点でも、低コストで操作性のよいパラメータ制御装置を実現することができる。
次に、図5を用いて、操作パネル200上のchストリップに対する制御対象の割り当て方法について説明する。図5は、その割り当てに用いるバンクデータテーブルの例を示す図である。
デジタルミキサ10においては、制御対象が可変である割当chストリップ部210の各chストリップ220−1〜16に割り当てるべき制御対象のchのセットを、バンクとして複数記憶している。そして、ユーザがバンクスイッチ群260中のスイッチによりいずれかのバンクを選択すると、CPU11がそのバンクの情報に従って制御対象を各chストリップ220−1〜16に一括して割り当てる。図5に示すバンクデータテーブルは、このバンクの情報を記憶したテーブルであり、フラッシュメモリ12に記憶される。
図5に示すバンクデータテーブルには、予め用意された固定のバンクである入力#1〜入力#8及び出力#1〜出力#6の他、ユーザが編集可能なユーザ#1〜#2のバンクが登録されている。そして、各バンクにおいて、1番目から16番目のchストリップ220−1〜16に、それぞれどのchを割り当てるかを示す情報が登録されている。
このうち入力#1〜入力#8はそれぞれ、128chある入力ch130−1〜128を、16ch毎に各chストリップ220に割り当てるためのものである。図5において、「INx」(x=1〜128)は、x番目の入力ch130−xを示す。
また、出力#1〜出力#6はそれぞれ、96chある出力ch150−1〜96を、16ch毎に各chストリップ220に割り当てるためのものである。図5において、「OUTy」(y=1〜96)は、y番目の出力ch130−yを示す。
ユーザ#1〜#2については、ユーザが各chストリップ220に割り当てるchをそれぞれ任意に設定することができる。chの番号が左から右へ向かって昇順である必要はないし、1つのバンク内に入力ch130と出力ch150が任意に混在していて構わない。
次に、デジタルミキサ10においてCPU11が実行する処理のうち、chストリップの機能及び図4を用いて説明したch一覧画面の表示に関する処理について、図6乃至図10を用いて説明する。以下に説明する処理は、CPU11が所要のプログラムを実行することにより行うものである。
まず図6に、chストリップ220へのchの割当変更指示を検出した場合の処理を示す。なお、割当変更指示には、上述したバンクの選択指示の他、バンクを用いずに一部のchストリップ220に対して任意のchを割り当てる、個別の割当指示も含む。これらの指示を行うためのユーザの操作が、第2操作である。
CPU11は、この割当変更指示を検出した場合、図6の処理を開始する。そしてまず、指示に従って各chストリップ220に割り当てる制御対象のchを変更する(S11)。各chストリップ220にどのchを割り当てているかを示す情報は、RAM13に記憶される。
その後、CPU11は、変更後の割り当てに従い、ch一覧画面全体の画面データを生成する(S12)。これは、表示範囲D以外の部分も含め、矢印A〜Cで示した、表示範囲を移動可能な範囲全体の画面データを生成するものである。このように予め画面データを生成しておくことにより、表示範囲の移動時の表示変更を高速に行うことができる。処理の軽減のため、すでに生成されている画面データのうち、ステップS11で割り当てが変更された箇所についてのみ、画面データを更新するとよい。
次に、CPU11は、ステップS12で生成した画面データに基づき、現在の表示範囲の画面をディスプレイ250に表示させて(S13)、処理を終了する。現在の表示範囲とは、処理のトリガとなった指示がなされた時点で、配列順序のうちの何番目から何番目までのchストリップに関する表示がなされていたかで規定される。
以上の処理において、ステップS11ではCPU11は割当手段として機能し、ステップS12及びS13ではCPU11は表示制御手段として機能する。
この処理を行うことにより、各chストリップ220の制御対象が変更された場合でも、デジタルミキサ10は、その変更後の制御対象に関する表示を行うことができる。
次に図7に、chストリップ220中の編集操作子(パラメータの値を編集するための操作子であり、図3の例ではノブ221及びフェーダ224)の操作を検出した場合の処理を示す。
CPU11は、この操作を検出した場合に、図7の処理により、操作された操作子を含むchストリップに割り当てられているchを特定し(S21)、そのchにおける、操作された操作子と対応するパラメータの値を、検出した操作に従って変更する(S22)。この時、そのパラメータ値が表示されていれば、同時に、その表示も変更する。
この処理により、各chストリップに割り当てた制御対象の特定のパラメータ値が、そのchストリップの操作子の操作に応じて変更される。この変更は、可変割当chストリップでも固定割当chストリップでも同様に行うことができる。なお、chストリップに割り当てられているchを特定する処理(S21)は、図7の処理に先立って、バンク選択時等の適宜のタイミングで行っておいてもよい。
次に図8に、ch一覧画面の移動指示を検出した場合の処理を示す。この移動指示は、上述のようにディスプレイ250上のタッチパネルに対するスワイプ操作やドラッグ操作により行うことができ、この操作が第1操作に該当する。
CPU11は、この移動指示を検出した場合、図8の処理を開始する。そしてまず、検出した移動指示の操作に基づき、画面の移動方向と移動量を決定する(S31)。次に、CPU11は、その決定した移動方向及び移動量と、現在の表示範囲とから、移動後の表示範囲を決定する(S32)。この処理は、単純に表示範囲を移動方向へ移動量だけずらすものでよいが、移動可能範囲の端に到達した場合には、その端の位置を移動後の表示範囲とする。
また、表示範囲を固定の選択肢(例えば、所定数のchストリップおきに設定された表示範囲)から選択すべき場合には、移動方向及び移動量に基づいて定まる表示範囲から最も近い選択肢を、移動後の表示範囲とするとよい。例えば、図4において、8chストリップ毎に固定の選択肢を設定した場合、第1の選択肢として制御対象CH1〜CH8の8チャンネルが表示され、第2の選択肢として制御対象CH9〜CH16の8チャンネルが表示され、第3の選択肢としてSTIN1、STIN2、STOUTの3チャンネルと5つのブランクが表示される。ここで、ブランクは、制御対象が無く何も表示されない縦長の表示領域である。
その後、CPU11は、ディスプレイ250の表示を、移動後の表示範囲における表示に更新(S33)して処理を終了する。この更新は、ディスプレイ250の表示を、ある一部範囲のchストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値の表示から、別の一部範囲のchストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値の表示に変更するものである。この時、新たに表示されるパラメータ値の表示は、カレントデータに含まれる当該パラメータの値に基づいて更新される。また、この更新の処理は、表示を移動前の表示範囲から移動後の表示範囲へ連続的にスクロールする処理を含んでいてよい。
以上の処理において、CPU11は表示制御手段として機能する。
この処理を行うことにより、デジタルミキサ10は、図4を用いて説明したような、ch一覧画面の表示範囲の変更を行うことができる。なお、上記の移動指示に応じてchストリップへの制御対象の割り当てが変更されることはない。
次に図9に、chストリップ220中の選択ボタン222の操作を検出した場合の処理を示す。
CPU11は、選択ボタン222の操作を検出した場合に、図9の処理を開始する。そして、まず操作された選択ボタン222を含むchストリップに割り当てられているch(制御対象)を選択状態とする(S41)。
次に、CPU11は、ディスプレイ250にch一覧画面を表示中であるか否か判断し(S42)、表示中である場合、ch一覧画面の表示更新に関するステップS43以下の処理に進む。
そして、操作された選択ボタン222を含むchストリップに関する表示が、ch一覧画面における現在の表示範囲に含まれない場合(S43のNo)、CPU11は、そのchストリップを含むように移動後の表示範囲を決定し(S44)、ディスプレイ250の表示を、移動後の表示範囲における表示に更新(S45)して処理を終了する。ステップS45の更新の処理は、処理としてはステップS33の場合と同様なものであるが、ディスプレイ250の表示を、選択された制御対象が割り当てられたchストリップを含む連続する一部範囲のchストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値の表示に変更するものである。
また、ステップS44では、例えば該当のchストリップが表示範囲の中央にくるように表示範囲を決定したり、所定数のchストリップおきの表示範囲から当該chストリップを含む1つの表示範囲を決定するとよいが、それ以外にも、該当のchストリップが表示範囲に含まれていれば、任意の位置に決定してよい。
また、ステップS43でYesの場合には、表示範囲を変更する必要がないため、そのまま処理を終了する。
また、ステップS42でNoの場合には、CPU11は、表示中の画面に応じた表示更新処理を行って(S46)、処理を終了する。例えば、ある制御対象のある信号処理モジュールの詳細編集画面が表示されていた場合、CPU11は、それに替えて、新たに選択された制御対象の同種の信号処理モジュールの詳細編集画面をディスプレイ250に表示させる。
以上の処理において、ステップS41ではCPU11は選択手段として機能し、ステップS44及びS45ではCPU11は表示制御手段として機能する。
この処理により、デジタルミキサ10は、ユーザがいずれかのchを選択した場合に、ch一覧画面中でその選択したchの情報を表示させることができる。選択したchは、ユーザが現在注目しているchなので、そのchの情報を表示させることにより、効率のよいパラメータ編集操作が可能になる。
次に図10に、ロータリーエンコーダ270の操作を検出した場合の処理を示す。
CPU11は、ロータリーエンコーダ270の操作を検出した場合に、図10の処理を開始する。そして、まずロータリーエンコーダ270に割り当てられているパラメータの値を、検出した操作に従って変更する(S51)。この時、そのパラメータ値が表示されていれば、同時に、その表示も変更する。
次に、CPU11は、ディスプレイ250にch一覧画面を表示中であるか否か判断し(S52)、表示中である場合、ch一覧画面の表示更新に関するステップS53以下の処理に進む。
そして、ロータリーエンコーダ270に割り当てられているパラメータが属する制御対象のchがいずれかのchストリップに割り当てられているか否か判断する(S53)。ここでいうchストリップは、可変割当chストリップでも、固定割当chストリップでもよい。ここでNoであれば、ch一覧画面の表示を変更しても、ステップS51で変更したパラメータの値を表示することができないため、ch一覧の画面の表示変更について検討する必要がなく、そのまま処理を終了する。
一方、ステップS53でYesの場合、CPU11は、図9のステップS43乃至S45と同様な処理を行って、処理を終了する。すなわち、割り当て先のchストリップに関する表示が、ch一覧画面における現在の表示範囲に含まれない場合に、ディスプレイ250の表示を、そのchストリップを含むような表示範囲における表示に更新する(S54〜S56)。
また、ステップS52でNoの場合には、CPU11は、表示中の画面に応じた表示更新処理を行って(S57)、処理を終了する。
以上の処理において、ステップS54乃至S56でCPU11は表示制御手段として機能する。
この処理により、デジタルミキサ10は、ユーザがロータリーエンコーダ270の操作によりパラメータの値を変更した場合に、ch一覧画面中でそのパラメータを含むchの情報を表示させることができる。パラメータの値を変更したchは、ユーザが注目するchであると考えられるから、そのchの情報を表示させることにより、効率のよいパラメータ編集操作が可能になると考えられる。
以上で実施形態の説明を終了するが、装置の構成、操作パネルや画面の具体的な構成、具体的な処理の手順、使用するデータの構成や内容などが、上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、ch一覧画面の表示範囲を移動する指示は、スワイプ操作やドラッグ操作に限られない。表示範囲の移動方向及び移動量を指示できる操作であれば任意の操作を採用可能である。あるいは、移動量を固定として移動方向のみ指示するようにしてもよい。具体例としては、スクロールバーを用意してスクロール指示を受け付ける方法や、カーソルスイッチを用意してスイッチの操作毎に1つあるいは複数のchストリップ分ずつ表示範囲を移動させる方法が考えられる。
また、表示範囲を固定の選択肢から選択する構成を採用する場合において、ドラッグ操作中は、操作位置の移動に伴って任意に表示範囲を移動させ、ドラッグ操作の終了に応じて、その時点の表示範囲から最も近い選択肢へ表示範囲を移動させることも考えられる。
また、chストリップへの制御対象の割り当てについて、割り当てchストリップ部210のchストリップ220のうち一部への割り当てを、バンクを用いて行うことができるようにしてもよい。この場合、一部への割り当てのみを定義したバンクを用意しても、図5に示したようなバンクを用いた割り当ての実行範囲を限定する設定を別途受け付けてもよい。また、操作パネル上に割り当てchストリップ部を複数設け、バンクを用いた制御対象の割り当てを、個別に行うようにしてもよい。なお、上述した実施形態において、バンクを用いた制御対象の割り当てができることは、必須ではない。割り当てを全てchストリップ1つずつ手動で行う場合でも、ch一覧画面の表示による効果は得られる。
また、ch一覧画面の表示につき、上述した実施形態では、chストリップへの制御対象の割り当て変更時に図6の処理で全体の画面データを生成して保持し、表示範囲が移動された場合にその画面データを読み出して表示を行うようにしていた。しかし、表示範囲を移動するごとに、その時点の割り当て内容に基づいて表示に必要な範囲の画面データを生成するようにしてもよい。また、操作パネル上の全chストリップの数は固定であり、ch一覧画面全体の広さも変化しないので、デジタルミキサ10の起動時にその広さに応じた画面データを生成し、ch一覧画面の表示時に、そのうちの表示範囲の画面データだけを更新するようにしてもよい。
また、操作パネル200上でのchストリップは、上述した実施形態では図3のように2段に配置されていたが、1段でも、3段以上でも構わない。さらに、直線状でなく、円弧等の曲線に沿って配置しても、或いは、波線に沿ったようなジグザグ配置でも構わない。また、一部が横方向に、他の一部が縦方向に並べて配置される等、場所によって配置する方向が異なっていてもよい。これに伴い、chストリップの形状や、chストリップに備える操作子の数、形状及び機能等が、chストリップ毎に異なっていてもよい。
いずれの場合も、操作パネル上でのchストリップの配置と関連付けて画面上での配列順序を定めておけば、ユーザは、ch一覧画面上での各chストリップと対応する表示を特定しやすくなる。また、この配列順序を、ユーザの操作に従って変更できるようにしてもよい。
また、上述した実施形態におけるロータリーエンコーダ270のように、任意のパラメータを割り当ててそのパラメータの編集に用いることができる操作子を、複数設けたり、異なる形状で設けたりしてもよい。
また、選択ボタン222やロータリーエンコーダ270以外の操作子が操作された場合でも、図9のステップS42乃至S44あるいは図10のステップS52乃至S55のように、ch一覧画面において、操作がなされたchを含む表示がなされるように、表示範囲を移動させる処理を行うようにしてもよい。逆に、選択ボタン222やロータリーエンコーダ270が操作されても、このような表示範囲の移動処理を行わないようにしてもよい。
上述したように、図9や図10の処理には特有の意味があるが、どの操作子が操作された場合に上記の表示範囲を移動させる処理を行うかは、任意に定めることができる。全ての操作子について、表示範囲を移動させる処理を行うようにしてもよいし、表示範囲を移動させる操作以外に応じた表示範囲の移動を全く行わないようにしてもよい。
また、ch一覧画面の構成につき、図4の例は一例であり、これには限られない。例えば、図4の例では、操作パネル200上におけるchストリップの配置に対応して、一部のchストリップと対応する表示の間に間隙を設けているが、このようにする必要はない。また、表示範囲内のch(あるいはchストリップ)の数は任意である。ただし、移動可能範囲全体のch数よりは少ないものとする。
また、以上説明したデジタルミキサ10の機能は、汎用コンピュータを含む任意のコンピュータに所要のプログラムを実行させて、操作パネル上に所定の順番で配置された複数のチャンネルストリップを備える装置を制御させることによっても実現可能である。また、デジタルミキサ10の機能を、複数の装置に分散して設け、それらを協働させて、デジタルミキサ10と同等な機能を備えるシステムとして動作させることもできる。
また、上記のプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMや他の不揮発性記憶媒体(フラッシュメモリ,EEPROM等)などに格納しておいてもよい。しかし、メモリカード、CD、DVD、ブルーレイディスク等の任意の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールして実行させることにより、必要な処理をコンピュータに実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部装置あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部装置からダウンロードし、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
また、この発明は、デジタルミキサ以外にも、複数の信号処理チャンネルで信号処理を行う任意の音信号処理装置におけるパラメータの制御に適用可能である。例えば、エフェクタ、レコーダ、アンプ、シンセサイザ等に適用することが考えられる。さらに、音信号処理装置以外の任意の電子装置におけるパラメータの制御にも、同様に適用可能である。ユーザの操作を受け付ける装置と、制御対象のパラメータの値を記憶する装置とが異なっていても、もちろん構わない。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、低コストで操作性のよいパラメータ制御装置を実現することができる。
10…デジタルミキサ、11…CPU、12…フラッシュメモリ、13…RAM、14…外部機器I/O、15…表示器、16…操作子、17…波形I/O、18…DSP、19…システムバス、111…アナログ入力部、112…デジタル入力部、120…入力パッチ、130…入力ch、140…ミキシングバス、150…出力ch、160…出力パッチ、171…アナログ出力部、172…デジタル出力部、200…操作パネル、210…割当chストリップ部、220,241…chストリップ、221…ノブ、222…選択ボタン、223…キューボタン、224…フェーダ、224a…つまみ、230…ST出力用chストリップ、240…ST入力用chストリップ部、250…ディスプレイ、260…バンクスイッチ群、270…ロータリーエンコーダ、280…その他スイッチ、D…表示範囲

Claims (5)

  1. それぞれ複数の操作子を有し、操作パネル上に所定の配列順序に関連して配置された複数のチャンネルストリップを備える操作手段と、
    前記複数のチャンネルストリップに、それぞれ1つの制御対象を割り当てる割当手段であって、各チャンネルストリップに割り当てた制御対象のパラメータ値は、そのチャンネルストリップの操作子の操作に応じて変更される割当手段と、
    前記配列順序に従い、複数のチャンネルストリップのうちの連続する一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値を、表示手段に表示させる表示制御手段とを備え、
    前記表示制御手段は、ユーザの第1操作に従い、前記表示手段の表示を、ある一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値の表示から、別の一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値の表示に変更し、
    前記配置された複数のチャンネルストリップには、前記割当手段がそのチャンネルストリップに割り当てる制御対象をユーザの第2操作に応じて変更できる可変割当チャンネルストリップと、前記割当手段がそのチャンネルストリップに対して制御対象を固定的に割り当てる固定割当チャンネルストリップとが含まれており、
    ユーザの前記第2操作に応じて、何れかの可変割当チャンネルストリップの制御対象が変更されたとき、前記表示制御手段は、その変更後の割り当てに従い、前記連続する一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値を前記表示手段に表示させることを特徴とするパラメータ制御装置。
  2. 請求項に記載のパラメータ制御装置であって、
    前記割当手段は、ユーザの、前記第2操作に従い、複数の可変割当チャンネルストリップへの制御対象の割り当てを一括で変更することを特徴とするパラメータ制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のパラメータ制御装置であって、
    ユーザの操作に従って前記操作手段の複数のチャンネルストリップのいずれかに割り当てられた制御対象を選択する選択手段と、
    前記選択手段が制御対象を選択した場合に、前記表示制御手段は、前記表示手段の表示を、前記複数のチャンネルストリップのうちの、その制御対象が割り当てられたチャンネルストリップを含む連続する一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値の表示に変更することを特徴とするパラメータ制御装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のパラメータ制御装置であって、
    一の操作子と、
    ユーザの操作に従って、前記一の操作子に、前記チャンネルストリップに割り当てられた任意の制御対象における任意のパラメータを割り当て、前記一の操作子の操作に従って、その割り当てたパラメータの値を変更する第2割当手段と、
    前記一の操作子が操作されたとき、前記表示制御手段は、前記表示手段の表示を、前記複数のチャンネルストリップのうちの、前記一の操作子に割り当てられているパラメータが属する制御対象が割り当てられているチャンネルストリップを含む連続する一部範囲のチャンネルストリップに割り当てられた制御対象のパラメータ値の表示に変更することを特徴とするパラメータ制御装置。
  5. コンピュータに、それぞれ複数の操作子を有し、操作パネル上に所定の配列順序に関連して配置された複数のチャンネルストリップを備える装置を制御させて、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のパラメータ制御装置の機能を実現させるためのプログラム。
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