JP4471119B2 - デジタルミキサおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、音楽コンテンツのレコーディングやコンサートにおける音声信号の調整等に使用されるデジタルミキサおよびプログラムに関する。
近年のデジタルミキサにおいては、デジタル技術の発展に伴って多数の入出力チャンネルの音声信号を処理することができ、各入出力チャンネルにおいて設定できるパラメータの種類も多岐に亘っている。このため、これら全てのパラメータを設定するための個別の操作子やディスプレイを全て操作パネル上に配置すると、操作パネルの面積が膨大になるため非現実的である。そこで、多目的のディスプレイを操作パネル上に設け、このディスプレイ上に表示される設定画面を切り換えることによって多種多様なパラメータを設定/表示することが一般的である。また、各入出力チャンネルに対しては、「チャンネルストリップ」という操作子や表示器の集合体が割り当てられる。一のチャンネルストリップの面積は狭い場合が多いため、ここには変更される頻度の特に高いパラメータを設定するための操作子等が配置される。例えば、当該チャンネルのオン/オフ状態を指定するオン/オフキー、当該チャンネルを上記ディスプレイ等において詳細なパラメータを設定するチャンネル(選択チャンネル)として指定するSELキー、当該チャンネルのゲインを増減するフェーダなどが、該チャンネルストリップに配置されることになる。
ここで、デジタルミキサに対して現在適用されているパラメータの集合を「カレントデータ」という。「カレントデータ」はメモリの所定領域に「シーンデータ」としてストアすることができ、また、既存のシーンデータをリコールしてカレントデータに上書きすることができる。これにより、例えば舞台転換などの際に、ワンタッチで多数のパラメータを切り替えることが可能になる。ここで、シーンリコールを実行するに際し、カレントデータの全てをシーンデータによって上書きするのではなく、チャンネル毎に、かつ、パラメータの種類毎に、上書きの対象から外すパラメータを指定する技術が知られている。この技術を「リコールセーフ機能」といい、例えば特許文献1等に開示されている。このリコールセーフ機能に係るパラメータも、変更頻度の低いパラメータであるため、特許文献1にあっては、リコールセーフ機能を設定するための操作子はチャンネルストリップには設けられておらず、かかるパラメータの内容は、上述した多目的のディスプレイにおいて設定されることになる。
特開2005−045425号公報
上述したように、変更頻度の低いパラメータを設定するために多目的のディスプレイ等を使用することは止むを得ないことであるが、従来のデジタルミキサにおいては、ディスプレイの設定画面における表示内容と、チャンネルストリップの状態とが全く関係しないため、両者の対応関係が直感的に解り辛いという問題が生じる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、設定画面における設定内容とチャンネルストリップとの関係を直感的に把握することができ、高い操作性を実現できるデジタルミキサおよびプログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載のデジタルミキサにあっては、複数のチャンネルの音声信号の状態を各々制御する複数のパラメータからなる動作データを記憶する記憶手段(22)と、前記動作データに基づいてミキシング処理を行う信号処理手段(8)と、ディスプレイ(2)と、複数のパネルセクション(30a,30b,30c)にて構成される操作パネル(30)であって、前記各パネルセクションには、前記複数のチャンネルの少なくとも一部を成チャンネル(入力チャンネル,ステレオ出力チャンネル)の各々に対し、各々に一または複数の操作子を具備して成る複数のチャンネルストリップが設けられたものと、前記各チャンネルストリップを模擬した複数のチャンネルストリップ模擬画像(220,320)を、前記各パネルセクション(30a,30b,30c)および各チャンネルストリップの配置関係に対応する配置関係で配列したパネル模擬部(211〜219)を前記ディスプレイ(2)に表示させる表示制御手段(18)と、前記複数のチャンネルストリップのうち何れかに対する操作を検出すると、操作されたチャンネルストリップに対応するチャンネルの所定のパラメータ(リコールセーフ・フラグSEF(i))の値を設定するパラメータ設定手段(SP10,SP72)と、前記各チャンネルストリップ模擬画像を、対応する前記各チャンネルの前記所定のパラメータの値に応じた表示態様で表示する表示態様設定手段(SP14,SP76)とを具備することを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載のデジタルミキサにおいて、前記チャンネルストリップは、何れかの前記チャンネルが固定的に割り当てられた固定チャンネルストリップ(31〜37)と、何れかの前記チャンネルのうち選択されたものが割り当てられる切替チャンネルストリップ(42)とから成り、前記複数のチャンネルは、前記固定チャンネルストリップ(31〜37)に固定的に割り当てられ第1群のチャンネル(入力チャンネル,ステレオ出力チャンネル)と、前記切替チャンネルストリップ(42)に対してのみレイヤ(グループ)単位で選択的に割り当てられる第2群のチャンネル(MIX出力チャンネル)とから成り、前記パネルセクションは、前記固定チャンネルストリップ(31〜37)が設けられた第1種のパネルセクション(30a,30c)と、前記切替チャンネルストリップ(42)が設けられた第2種のパネルセクション(30b)とから成り、前記パネル模擬部(211〜219)は、前記第1群のチャンネルに対応する複数のチャンネルストリップ模擬画像(220,320)を、前記操作パネル(30)における前記第1種のパネルセクション(30a,30c)および対応する各固定チャンネルストリップ(31〜37)の配置関係にて配列するとともに、前記第2群のチャンネル(MIX出力チャンネル)に対応する複数のチャンネルストリップ模擬画像(220,320)を、前記操作パネル(30)における第2種のパネルセクション(30b)に対応する位置に前記レイヤ(グループ)単位で縦方向に配列してなることを特徴とする。
さらに、請求項3記載の構成にあっては、請求項1または2記載のデジタルミキサにおいて、前記各チャンネルストリップは、当該操作子単独の操作によって当該チャンネルの音声信号に影響を与える直接制御操作子(オン/オフキー、電動フェーダ)と、当該操作子単独の操作によっては該音声信号に影響を与えない間接制御操作子(SELキー)とを各々が有するものであり、前記パラメータ設定手段(SP10,SP72)は、前記間接制御操作子(SELキー)の操作状態に基づいて前記所定のパラメータ(リコールセーフ・フラグSEF(i))の値を設定するものであり、所定の動作モード(SET_BY_SELモード)のオン/オフ状態を選択する動作モード選択手段(SET_BY_SELボタン230)をさらに具備し、前記パラメータ設定手段(SP10,SP72)は、前記動作モードがオン状態(SET_BY_SELモード)であることを条件として、前記間接制御操作子(SELキー)の操作状態に基づいて前記所定のパラメータ(リコールセーフ・フラグSEF(i))の値を設定するものであることを特徴とする。
さらに、請求項4記載の構成にあっては、請求項1または2記載のデジタルミキサにおいて、前記各チャンネルストリップは、当該操作子単独の操作によって当該チャンネルの音声信号に影響を与える直接制御操作子(オン/オフキー、電動フェーダ)と、当該操作子単独の操作によっては該音声信号に影響を与えない間接制御操作子(SELキー)とを各々が有するものであり、前記パラメータ設定手段(SP10,SP72)は、前記間接制御操作子(SELキー)の操作状態に基づいて前記所定のパラメータ(リコールセーフ・フラグSEF(i))の値を設定するものであり、所定の動作モード(SET_BY_SELモード)のオン/オフ状態を選択する動作モード選択手段(SET_BY_SELボタン230)と、前記所定の動作モード(SET_BY_SELモード)がオフ状態であることを条件として、前記間接制御操作子(SELキー)の操作状態に基づいて、前記所定のパラメータ(リコールセーフ・フラグSEF(i))に関連する他のパラメータ(パラメータセーフ・フラグSPF(i,j))の値の設定を可能ならしめるチャンネルを選択するチャンネル選択手段とをさらに具備したことを特徴とする。
さらに、請求項記載の構成にあっては、請求項3または4に記載のデジタルミキサにおいて、前記表示制御手段(18)は、前記パネル模擬部(211〜219)とともに、指定されたパラメータを前記所定のパラメータとして表示するパラメータ表示部(232,241〜249,341〜349)を前記ディスプレイ(2)に表示させるものであり、前記パラメータ設定手段(SP10,SP72)によって設定されたパラメータの値を前記各間接制御操作子の外観状態(点灯・消灯状態)に反映させる操作子表示制御手段(SP11,SP74)をさらに具備することを特徴とする。
また、請求項記載のプログラムにあっては、複数のチャンネルの音声信号の状態を各々制御する複数のパラメータからなる動作データを記憶する記憶手段(22)と、前記動作データに基づいてミキシング処理を行う信号処理手段(8)と、ディスプレイ(2)と、複数のパネルセクション(30a,30b,30c)にて構成される操作パネル(30)であって、前記各パネルセクションには、前記複数のチャンネルの少なくとも一部を成チャンネル(入力チャンネル,ステレオ出力チャンネル)の各々に対し、各々に一または複数の操作子を具備して成る複数のチャンネルストリップが設けられたものと、前記記憶手段(22)と前記信号処理手段(8)と前記ディスプレイ(2)と前記チャンネルストリップとを制御する処理装置(18)とを有するデジタルミキサに適用されるプログラムであって、前記各チャンネルストリップを模擬した複数のチャンネルストリップ模擬画像(220,320)を、前記各パネルセクション(30a,30b,30c)および各チャンネルストリップの配置関係に対応する配置関係で配列したパネル模擬部(211〜219)を前記ディスプレイ(2)に表示させる表示制御過程と、前記複数のチャンネルストリップのうち何れかに対する操作を検出すると、操作されたチャンネルストリップに対応するチャンネルの所定のパラメータ(リコールセーフ・フラグSEF(i))の値を設定するパラメータ設定過程(SP10,SP72)と、前記各チャンネルストリップ模擬画像を、対応する前記各チャンネルの前記パラメータの値に応じた表示態様で表示する表示態様設定過程(SP14,SP76)とを前記処理装置(18)に実行させることを特徴とする。
このように、本発明によれば、各チャンネルストリップを模擬した複数のチャンネルストリップ模擬画像を、各チャンネルストリップの配置関係に対応する配置関係で配列したパネル模擬部をディスプレイに表示し、あるいは、間接制御操作子の操作状態に基づいて指定されたパラメータの値を設定するとともに設定されたパラメータの値を各間接制御操作子の外観状態に反映させるから、ユーザは設定画面における設定内容とチャンネルストリップとの関係を直感的に把握することができ、高い操作性を実現できる。
1.実施例のハードウエア構成
1.1.全体構成
次に、本発明の一実施例のデジタルミキサの構成を図1を参照し説明する。
図1において2はタッチパネルであり、バスライン12を介して供給された表示情報に基づいてユーザに各種画面を表示するディスプレイと、このディスプレイの表面に貼付され、ユーザの指で押下されると、その旨および押下位置を検出するタッチスクリーンとから構成されている。タッチパネル2内のディスプレイは、例えば「1024×768」程度の解像度を有するフラットパネルディスプレイによって構成されている。4は表示器・操作子群であり、後述する操作パネル30上の各部に配置される各種のノブ、スイッチおよびLEDキーから構成されている。LEDキーに内蔵されたLEDの点滅状態はバスライン12を介して設定される。また、ノブ、スイッチおよびLEDキー等の操作状態はバスライン12を介して出力される。
6は電動フェーダ群であり、操作者の操作に基づいて各入出力チャンネルの信号レベルを調節する。さらに、電動フェーダ群6は、バスライン12を介して操作コマンドが供給されると、その操作位置が自動設定されるように構成されている。10は波形I/O部であり、アナログ音声信号またはデジタル音声信号を入出力する。本実施例においては、各種音声信号のミキシング処理・効果処理等は全てデジタル処理により実行される。しかし、外部から入力される音声信号および外部に出力すべき音声信号はデジタル、アナログ信号の双方が考えられる。このため、波形I/O部10においては、アナログ信号とデジタル信号間の変換、複数種類のデジタル信号相互間の変換等の処理が行われる。次に、8は信号処理部であり、一群のDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)によって構成されている。信号処理部8は、波形I/O部10を介して供給されたデジタル音声信号に対してミキシング処理や効果処理を施し、その結果を波形I/O部10に出力する。
14はコンピュータI/O部であり、外部のコンピュータとの間で各種制御情報を入出力する。16はその他I/O部であり、レコーダ等、各種の外部機器との間でタイムコードその他の情報を入出力する。18はCPUであり、後述する制御プログラムに基づいて、バスライン12を介して各部を制御する。20はフラッシュメモリであり、その内部のプログラム領域には上記制御プログラムが記憶されている。22はRAMであり、CPU18のワークメモリとして使用される。
本実施例のデジタルミキサにおいては、現在の動作を制御する各種パラメータ(カレントデータ)がRAM22の所定領域(カレント領域)に記憶されている。すなわち、ユーザが表示器・操作子群4、電動フェーダ群6を操作することによりカレントデータの内容が更新され、また、該カレントデータに基づいて信号処理部10におけるミキシング処理や効果処理、タッチパネル2における表示状態、表示器・操作子群4内のLEDの点滅状態、電動フェーダ群6の各フェーダの位置などが制御される。このカレントデータは、RAM22の所定領域(シーン領域)に対してシーンデータとして随時ストアすることができ、またシーン領域に記憶されたシーンデータをカレント領域に随時リコールすることができる。
1.2.ミキシングアルゴリズム構成
次に、信号処理部8等において実現されるアルゴリズムの内容を図2を参照し説明する。なお、当該アルゴリズムは信号処理部8に設定されるプログラムによって実現されるものであり、該プログラムは、CPU18の制御の下、フラッシュメモリ20等から信号処理部8にロードされる。図2において51はアナログ入力部であり、マイクレベルまたはラインレベルのアナログ音声信号を受信すると、これをデジタル音声信号に変換し、信号処理部8に供給する。52はデジタル入力部であり、デジタル音声信号を受信すると、これを信号処理部8内部のフォーマットに変換する。66はアナログ出力部であり、信号処理部8から供給されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し外部に出力する。68はデジタル出力部であり、信号処理部8から供給された内部フォーマットのデジタル音声信号を所定フォーマット(AES/EBU,ADAT,TASCAM等)のデジタル音声信号に変換し出力する。
以上述べた構成は、信号処理部8とは別体のハードウエアである波形I/O部10およびここに介挿される各種カードにより実現されているが、上記以外の構成は信号処理部8において動作するプログラムによって実現されている。55は入力チャンネル調整部であり、操作パネル30上の電動フェーダおよびノブ等の操作子の操作に基づいて、「48」チャンネルの入力チャンネルに対して音量・音質等の調整を行う。54は入力パッチ部であり、入力部51,52等の複数の入力ポートから供給されたデジタル音声信号を、入力チャンネル調整部55内の任意の入力チャンネルに割り当てる。
58はMIXバス群であり、「16」系統のMIXバスから構成されている。各MIXバスにおいては、各入力チャンネルのデジタル音声信号のうち当該MIXバスに供給されたものがミキシングされる。各入力チャンネルにおいては、音声信号をMIXバスに供給するか否かを各MIXバス毎に設定することができ、供給する場合には各MIXバスに対するセンドレベルやフェードモード(プリフェード/ポストフェード)等も系統毎に独立して設定することができる。56はステレオ出力バスであり、「1」系統のステレオ出力バス56から構成されている。ステレオ出力バス56の構成は上記MIXバスと同様であるが、「1」系統のステレオの音声信号は左右「2」系統の音声信号から構成されている。60はステレオ出力チャンネル部であり、該ステレオ出力バス56におけるミキシング結果のレベル調節および音質調節を行なう。62はMIX出力チャンネル部であり、上記各MIXバスにおけるミキシング結果のレベル調節および音質調節を行なう。64は出力パッチ部であり、ステレオ出力チャンネル部60およびMIX出力チャンネル部62の出力信号を、各出力部66,68の任意のポートに割り当てる。
次に、入力チャンネル調整部55におけるアルゴリズム構成の詳細を図3を参照し説明する。図3において55−iは第i入力チャンネル調整部であり、第i入力チャンネル(1≦i≦48)における音質・音量調整を行う。その内部において71はアッテネータ部であり、入力された音声信号を減衰させる。72はイコライザ部であり、「4」バンドのパラメトリックイコライザ等により、音声信号の周波数特性を調節する。73,74は第1および第2ダイナミックス調整部であり、該音声信号に対して、コンプレッサ処理、ゲート処理等を行う。75は音量調整部であり、第i入力チャンネルの音声信号のゲインを調節する。76はオンオフ切換部であり、第i入力チャンネル全体のオン/オフ状態を切り換える。77はステレオセンドオンオフ切換部であり、第i入力チャンネルの音声信号をステレオ出力バス56に供給するか否かを切り換える。78はPAN設定部であり、該音声信号をステレオ出力バス56に供給する際の左右の音量バランスを設定する。
80−1〜80−16は信号切換部であり、第i入力チャンネルから「16」系統のMIXバスに各々出力され得る音声信号をフェードモードに応じて切り換える。すなわち、フェードモードが「プリフェード」に設定されると、第2ダイナミックス調整部74の出力信号が選択され、「ポストフェード」に設定されるとオンオフ切換部76の出力信号が選択される。82−1〜82−16はセンドレベル調節部であり、各MIXバスに出力する信号のゲインすなわちセンドレベルを調節する。84−1〜84−16はセンドオンオフ切換部であり、各MIXバスに対する音声信号供給のオン/オフ状態を設定する。
1.3.パネル構成
1.3.1.パネル全体構成
次に、本実施例のデジタルミキサの操作パネル30の構成を図4を参照し説明する。この操作パネル30は、左セクション30aと、中央セクション30bと、右セクション30cとから構成されている。左セクション30aの内部において31〜34は入力チャンネルストリップ部であり、第1〜第32入力チャンネルのゲイン等を調節するチャンネルストリップが順次「8」チャンネルづつ設けられている。また、右セクション30cの内部において35,36は入力チャンネルストリップ部であり、第33〜第48入力チャンネルのゲイン等を調節するチャンネルストリップが順次「8」チャンネルづつ設けられている。37はステレオ出力チャンネルストリップ部であり、ステレオ出力チャンネル部60の左右のゲイン等を調節する一対のチャンネルストリップから構成されている。
また、中央セクション30bの内部においてほぼ中央部には、上述したタッチパネル2が設けられている。38はレベルメータ部であり、各部の音声信号レベルを表示する複数のレベルメータから構成されている。40はパラメータ操作部であり、詳細なパラメータ等を設定するために選択された一の入出力チャンネルである「選択チャンネル」に対して、パラメータ等を調整する複数の操作子等から構成されている。ところで、本実施例のデジタルミキサの入出力チャンネルは、複数の「グループ」に分類されているので、このグループについて説明しておく。まず、入力チャンネル数は「48」であるが、これらは「8」チャンネルづつの「6」グループに分類されている。また、MIX出力チャンネル数は「16」であるが、これらは「8」チャンネルづつの「2」グループに分類されている。また、ステレオ出力チャンネルは左右一組の「1」チャンネルであるが、これも「1」グループを構成する。すなわち、入出力チャンネルは全体で「9」グループから構成されている。
46はグループ選択部であり、上記グループの何れかを選択する複数のスイッチによって構成されている。42は割当チャンネルストリップ部であり、グループ選択操作部46によって選択されたグループに属するチャンネルのゲイン等を調節するものである。また、タッチパネル2においては、選択されたグループに属するチャンネルについて、詳細な状態が表示される。44はシーン操作部であり、シーン番号の設定、シーンのストア、リコール等の操作を行うスイッチ等によって構成されている。
47,48はブックマークスイッチであり、タッチパネル2に現在表示されている画面をブックマーク登録し、あるいは既にブックマーク登録された画面を呼び出すものである。本実施例では「2」個のブックマークスイッチ47,48が設けられているため、ブックマークは最大「2」個まで設定することができる。49はミュート操作部であり、「8」のミュートグループに対応する「8」個のミュートボタンがその内部に配列されている。各ミュートグループには予め一または複数の入出力チャンネルが割り当てられており、ミュートボタンのうち何れかが押下されると、対応するミュートグループに属する入出力チャンネルの音量が連動して無音状態に設定され、該入出力チャンネルに係るフェーダが操作パネル30上に存在するときは、そのフェーダの操作位置も無音位置まで駆動される。
1.3.2.シーン操作部44の詳細構成
次に、操作パネル30上における要部の詳細構成について説明する。まず、図5(a)を参照しシーン操作部44の詳細構成を説明する。図5(a)において44−5はシーン番号表示部であり、ストア/リコールの対象となるシーン番号を表示する。44−2,3はアップダウンボタンであり、該シーン番号をインクリメント/デクリメントする。44−1はストアボタンであり、シーン番号表示部44−5に表示されている番号のシーンデータとして、カレントデータの内容をストアする。また、44−4はリコールボタンであり、シーン番号表示部44−5に表示されている番号のシーンデータをリコールし、カレントデータとして反映させる。
1.3.3.グループ選択操作部46の詳細構成
次に、図5(b)を参照しグループ選択操作部46の詳細構成を説明する。図5(b)において46−1〜46−6は入力チャンネル選択キーであり、入力チャンネルに係る「6」グループのうち何れかを選択するものである。46−7,46−8はMIX出力チャンネル選択キーであり、MIX出力チャンネルに係る「2」グループのうち何れかを選択するものである。46−9はステレオ出力チャンネル選択キーであり、ステレオ出力チャンネルのグループを選択するものである。ここで、入力チャンネル選択キー46−1〜46−6に対応するグループは、各々図4における入力チャンネルストリップ部31〜36に対応するグループである。そして、操作パネル30上におけるこれら入力チャンネルストリップ部31〜36の物理的な位置関係と、同一の位置関係で入力チャンネル選択キー46−1〜46−6が配列されていることが解る。
ステレオ出力チャンネル選択キー46−9も同様であり、図4においてステレオ出力チャンネルストリップ部37は入力チャンネルストリップ部35の左側に設けられているから、対応するステレオ出力チャンネル選択キー46−9も入力チャンネル選択キー46−5の左側に設けられている。一方、MIX出力チャンネルに係るグループについては、操作パネル30上には専用のチャンネルストリップ部は設けられていない。そこで、これらMIX出力チャンネルのグループについては、グループ選択操作部46のほぼ中央部分に集中して、対応するMIX出力チャンネル選択キー46−7,46−8が設けられている。なお、グループ選択操作部46内の各要素の符号は「46−g」(gは1〜9自然数)の形式で表されている。この値「g」は、各グループの識別番号として後述する処理において用いられる。
1.3.4.割当チャンネルストリップ部42の詳細構成
次に、図6(a)を参照し、割当チャンネルストリップ部42の詳細構成を説明する。割当チャンネルストリップ部42は、同様の構成を有する「8」個のチャンネルストリップを横方向に配列して成るものである。左端のチャンネルストリップ内において501はノブであり、アッテネータ部71における減衰率の設定、センドレベル調節部82−1〜82−16におけるセンドレベルの設定等、種々の目的のために用いられる。このため、ノブ501は無限回転型になっている。すなわち、ノブ501が操作されると、その操作前後の回転角度に応じて、対応するパラメータの量が設定されることになる。502はSELキーであり、各チャンネルストリップに係るチャンネルを選択チャンネルに設定するために用いられる。503はCUEキーであり、該チャンネルの音声信号をモニタするために用いられる。504はレベルメータであり、複数のLEDによって構成され該チャンネルの出力レベルを表示する。505はオン/オフキーであり、オンオフ切換部76の状態を制御する。506は電動フェーダであり、音量調整部75におけるゲインを調節する。
1.3.5.入力チャンネルストリップ部31〜36の詳細構成
次に、図6(b)を参照し、入力チャンネルストリップ部31〜36の詳細構成を説明する。各入力チャンネルストリップ部31〜36は、各々、同様の構成を有する「8」個のチャンネルストリップを横方向に配列して成るものである。左端のチャンネルストリップ内において512はSELキー、513はCUEキー、514はレベルメータ、515はオン/オフキー、516は電動フェーダであり、上記割当チャンネルストリップ部42内の構成要素502〜506と同様の機能を有する。換言すれば、割当チャンネルストリップ部42内のノブ501に対応するものが入力チャンネルストリップ部31〜34には設けられていないことになる。従って、ある入力チャンネルに対してノブ501によって調整可能なパラメータを調整するためには、グループ選択操作部46において該入力チャンネルの属するグループを選択し、割当チャンネルストリップ部42に当該グループの状態を反映させるとよい。
2.表示画面の例
2.1.リコールセーフ設定ウィンドウ200
次に、タッチパネル2のディスプレイにおける各種表示画面の例を説明する。これらの画面は、タッチパネル2におけるユーザの画面選択操作に応じて、表示されるものである。
まず、図7に、リコールセーフ機能を設定するためのリコールセーフ設定ウィンドウ200の表示例を示す。図7において211〜216は入力チャンネル表示部、219はステレオ出力チャンネル表示部、217,218はMIX出力チャンネル表示部であり、各々が上述したグループに対応する。そして、各表示部内部には、対応するグループに属するチャンネルの数(「8」または「2」)だけ、長尺長方形と傾斜した正方形とから成るチャンネル画像220が表示されている。ここで、上述したグループ選択操作部46と同様に、各入力チャンネル表示部211〜216およびステレオ出力チャンネル表示部219は、操作パネル30内において対応するチャンネルストリップ部の配置関係と同様に配置されている。すなわち、入力チャンネル表示部211〜216は各々図4における入力チャンネルストリップ部31〜36に対応するとともに、これら入力チャンネルストリップ部31〜36と同様の位置関係で配置され、図4においてステレオ出力チャンネルストリップ部37は入力チャンネルストリップ部35の左側に設けられているから、対応するステレオ出力チャンネル表示部219も入力チャンネル表示部215の左側に設けられている。
一方、MIX出力チャンネルに係るグループについては、操作パネル30上には専用のチャンネルストリップ部が設けられていないため、これらMIX出力チャンネルのグループについては、リコールセーフ設定ウィンドウ200のほぼ中央部分(中央セクション30bの割当チャンネルストリップ部42に対応する位置)に集中して、対応するMIX出力チャンネル表示部217,218が縦方向に配置されている。202はカーソルであり、リコールセーフ機能を設定しようとする設定対象チャンネルのチャンネル画像220の位置に表示される。ここで、ユーザは、設定対象チャンネルのリコールセーフがオン状態に設定された場合に、リコール操作によって当該チャンネルの全パラメータのリコールを禁止するのか、一部のパラメータ群についてのみリコールを禁止するのかを選択することができる。各チャンネルの各パラメータ群について行われる、リコール操作による更新を禁止するか否かの設定を「パラメータセーフの設定」という。各チャンネル画像220においては、この設定状態が表示される。すなわち、リコールセーフがオン設定されていないチャンネルは「白抜き」、リコールセーフがオン設定されており、かつ、一部のパラメータ群についてパラメータセーフがオン設定されているチャンネルは「青色」(図上ではハッチング)、リコールセーフがオン設定されており、かつ、全パラメータ群についてパラメータセーフがオン設定されているチャンネルは「緑色」(図上では塗り潰し)によって表示される。
230はSET_BY_SELボタンであり、
(1)各チャンネルのリコールセーフのオン/オフ状態を対応するSELキーによって表示・設定するとともに、リコールセーフ機能の設定対象となるチャンネルを表示・設定するモード(SET_BY_SELモード)、または
(2)各チャンネルのリコールセーフのオン/オフ状態は後述するSAFEボタン232によって表示・設定し、SELキーはリコールセーフ機能の設定対象となるチャンネルを表示・設定するだけのモード(通常モード)
のうち一方の動作モードを選択する。このSET_BY_SELボタン230は、SET_BY_SELモードが選択されている場合にはオン状態になる(点灯される)。ここで、SET_BY_SELモードが選択されている場合は、操作パネル30上のSELキーのうちリコールセーフがオン状態のチャンネルに対応するチャンネルストリップのSELキーが点灯し、その他のSELキーは消灯する。すなわち、各チャンネルストリップのSELキーの点灯/消灯状態により、対応するチャンネルのリコールセーフのオン/オフ状態を確認することができる。一方、通常モードが選択されている場合、後述する選択チャンネルSCとして指定されているチャンネルに対応するチャンネルストリップのSELキーのみが点灯し、その他SELキーは消灯する。
231はチャンネル番号表示部であり、リコールセーフ機能を設定しようとする設定対象チャンネルの番号を表示する。232はSAFEボタンであり、該設定対象チャンネルに対してリコールセーフのオン/オフ状態を点灯/消灯によって表示する。234はクローズ・ボタンであり、押下されるとリコールセーフ設定ウィンドウ200が閉じられる。ここで、241はALLボタンであり、全パラメータ群に対するパラメータセーフをオン状態に設定するとともに、全パラメータ群がオン状態である場合には点灯する。また、ボタン242〜249は、各々個別のパラメータ群毎にパラメータセーフのオン/オフ状態を設定するものである。ここで、ALLボタン241とボタン242〜249とは同時に点灯しない。すなわち、全パラメータ群のパラメータセーフがオン状態になり、ALLボタン241が点灯する場合は、ボタン242〜249は全て消灯する。
ここで、HAボタン242はアッテネータ部71(図3参照)、EQボタン243はイコライザ部72、Dyna1ボタン244は第1ダイナミックス調整部73、Dyna2ボタン245は第2ダイナミックス調整部74、MIXオン・ボタン246はセンドオンオフ切換部84−1〜84−16、MIXセンド・ボタン247は信号切換部80−1〜80−16およびセンドレベル調節部82−1〜82−16、フェーダ・ボタン248は音量調整部75、チャンネルオン・ボタン249はオンオフ切換部76に各々対応し、対応するブロック内のパラメータ群毎にパラメータセーフのオン/オフ状態を設定するとともに、パラメータセーフがオン状態である場合には点灯する。なお、ボタン242〜249に対応するパラメータ群に対して、パラメータ群識別番号「1」〜「8」が付与されていることとする。また、図中のボタン245〜247,249に付与されたハッチングは、それらのボタンがオン状態にあることを示している。
RAM22の所定領域においては、ウィンドウ200における設定状態を記憶するために、以下のようなフラグが記憶されている。
(1)リコールセーフ・フラグSEF(i):これは、全ての入出力チャンネルのチャンネル番号iに対して、リコールセーフのオン(“1”)またはオフ(“0”)状態を示すフラグである。
(2)パラメータセーフ・フラグSPF(i,j):これは、チャンネル番号iのパラメータ群のうち識別番号がjであるパラメータ群に対して、パラメータセーフのオン(“1”)またはオフ(“0”)状態を示すフラグである。
2.2.ミュートグループ設定ウィンドウ300
次に、図8に、ミュートグループを設定するためのミュートグループ設定ウィンドウ300の表示例を示す。図8において311〜316は入力チャンネル表示部、319はステレオ出力チャンネル表示部、317,318はMIX出力チャンネル表示部であり、上述したリコールセーフ設定ウィンドウ200内の各チャンネル表示部211〜219と同様に構成されており、これらの内部にはチャンネル画像220と同形状のチャンネル画像320が表示されている。341〜348は第1〜第8ミュート設定ボタンであり、各チャンネル表示部311〜319における表示・設定対象となるミュートグループとして、第1〜第8ミュートグループのうち何れかを選択するものである。選択されたミュートグループに係るボタンは点灯表示される(図上ではハッチングで示す)。349はミュートセーフボタンであり、各チャンネル表示部311〜319においてミュートセーフグループの表示・設定を行うためのものである。ミュートセーフグループに含まれるチャンネルは、たとえ何れかのミュートグループに含まれていたとしても、ミュート操作部49の操作によってはミュートされないチャンネルである。
ユーザは、ミュートグループまたはミュートセーフグループの状態を表示・設定しようとするときは、最初に対応する第1〜第8ミュート設定ボタン341〜348またはミュートセーフボタン349を押下することになる。これらのボタンは、最後に押下されたもののみが点灯状態になり、当該グループに各チャンネル表示部311〜319においては、当該グループに属するチャンネルが点灯状態になる。さらに、各チャンネルストリップ部31〜37においては、当該グループに属するチャンネルのSELキーは点灯状態、属さないチャンネルのSELキーは消灯状態になる。ここで、あるチャンネルについて「当該グループに属するか否か」を変更する場合には、当該チャンネルのSELキーを押下するとよい。これによって、当該チャンネルが「当該グループに属するか否か」の情報が反転するとともに、対応するSELキーおよびチャンネル画像320の点灯・消灯状態も反転されることになる。
ここで、第1〜第8ミュートグループに対してk=1〜8のミュートグループ番号kが付与されているとする。RAM22の所定領域においては、ウィンドウ300における設定状態を記憶するために、全ての入出力チャンネルのチャンネル番号iと、全てのミュートグループ番号kとの組み合わせに対して、ミュートフラグMTF(i,k)なるフラグが記憶されている。さらに、全てのチャンネルiに対してミュートセーフ・フラグMTS(i)なるフラグが記憶されている。ミュートフラグMTF(i,k)は、この値が“1”である場合は、ミュート操作部49において第kミュートボタンが押下されたときに、チャンネルiがミュートセーフグループに属していないことを条件として、チャンネルiの音声信号をミュートすることを示す。また、ミュートセーフ・フラグMTS(i)は、この値が“1”であるとき、チャンネルiが上記ミュートセーフグループに属していることを示す。
3.実施例の動作
3.1.ウィンドウ200に対するSELキー操作イベント
次に、本実施例の動作について説明する。
まず、タッチパネル2にリコールセーフ設定ウィンドウ200が表示されている場合に、何れかのチャンネルストリップにおいてSELキー502,512(図6参照)が押下されると、図9(a)に示すSELキー操作イベントルーチンが起動される。図において処理がステップSP2に進むと、選択チャンネルSCの番号が、押下されたSELキーに係るチャンネル番号iに設定される。次に、処理がステップSP4に進むと、各チャンネル表示部211〜219において、カーソル202が選択チャンネルSCの位置に移動され、チャンネル番号表示部231の表示が選択チャンネル番号SCに変更され、さらにSAFEボタン232、およびボタン241〜249の点灯・消灯状態は、現在の選択チャンネル番号SCの設定状態に応じた状態に変更される。
次に、処理がステップSP6に進むと、動作モードがSET_BY_SELモードであるか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP8に進み、SELキー502,512のうち選択チャンネルSCに係るもののみが点灯され、他のSELキーは消灯される。これにより、操作されたSELキーに対応するチャンネルが選択チャンネルSCとして設定されたので、ユーザは、続けてSAFEボタン232を操作することによって、当該チャンネルのリコールセーフのオン/オフ状態を設定できるとともに、ボタン241〜249を操作することによって、当該チャンネルのパラメータ毎のパラメータセーフのオン/オフ状態を任意に設定することができる。
一方、ステップSP6において「YES」と判定されると、処理はステップSP10に進み、リコールセーフ・フラグSEF(SC)が反転される。次に、処理がステップSP11に進むと、変更後のフラグSEF(SC)のオン/オフ状態に応じて、選択チャンネルSCに係るSELキーの点灯・消灯状態が制御され、結果的に、当該SELキーの点灯・消灯状態が反転される。すなわち、SET_BY_SELモードにおいては、各SELキーは、選択チャンネル番号SCを指定するのみならず、リコールセーフのオン/オフ状態も切り替えるキーとして機能することになる。そして、リコールセーフがオン状態であるチャンネルのSELキーが点灯し、オフ状態のSELキーが消灯されるため、何れかのSELキーが押下されたのであれば、その点灯・消灯状態もリコールセーフのオン/オフ状態に応じて変更されるのである。次に、処理がステップSP12に進むと、変更後のフラグSEF(SC)の状態に応じて、ウィンドウ200内のSAFEボタン232の点灯・消灯状態も反転される。次に、処理がステップSP14に進むと、カーソル202位置(選択チャンネル番号SCに対応)におけるチャンネル画像220の表示色が変更される。すなわち、SELキーが押下される前に「白抜き」であったのであればパラメータセーフの状態に応じて「青色」または「緑色」に変更され、SELキーが押下される前に「青色」または「緑色」であったのであれば「白抜き」に変更される。
3.2.ALLボタン241の操作イベント
次に、リコールセーフ設定ウィンドウ200においてALLボタン241が押下された場合の処理を図9(b)を参照し説明する。図において処理がステップSP22に進むと、全てのパラメータ群j(j=1〜8)に対して、パラメータセーフ・フラグSPF(SC,j)が“1”(オン状態)に設定される。次に、処理がステップSP24に進むと、ALLボタン241が点灯され、ボタン242〜249が消灯状態にされる。
3.3.ボタン242〜249の操作イベント
次に、ウィンドウ200においてボタン242〜249の何れかが押下された場合の処理を図9(c)を参照し説明する。図において処理がステップSP32に進むと、パラメータセーフ・フラグSPF(SC,j)の値が反転する。例えば、EQボタン243が押下されたのであれば、対応するパラメータ群の識別番号jは「2」であるから、フラグSPF(SC,2)が反転することになる。次に、処理がステップSP34に進むと、全てのパラメータ群j(j=1〜8)について、パラメータセーフ・フラグSPF(SC,j)が“1”であるか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると処理はステップSP36に進み、ALLボタン241が消灯され、パラメータセーフ・フラグSPF(SC,j)が“1”であるボタンが点灯されるとともに“0”であるボタンが消灯される。一方、ステップSP38において「YES」と判定されると、処理はステップSP38に進み、ALLボタン241が点灯され、ボタン242〜249の全てが消灯される。従って、ユーザがボタン242〜249を押下してゆくことにより、これらボタン242〜249に係るパラメータセーフを全てオン状態にすると、これらボタン242〜249が直ちに消灯され、ALLボタン241が点灯されることになる。また、選択チャンネルSCのチャンネル画像220の表示色については、フラグSEF(SC)が“1”の場合、ステップSP36では「青色」に更新され、ステップSP38では「緑色」に更新される。
3.4.シーンリコールイベント
次に、シーンリコールイベントが生じた場合、すなわちシーン操作部44においてリコールボタン44−4が押下された場合の処理を図10を参照し説明する。図において処理がステップSP50に進むと、指定されたシーンデータがRAM22内に確保されたワーク領域にコピーされる。次に、処理がステップSP52に進むと、RAM22のカレント領域に記憶されているカレントデータを信号処理部8に対して反映することが禁止される。すなわち、信号処理部8においては、禁止前のカレント領域内のパラメータに基づいて音声信号処理等が続行されることになる。次に、処理がステップSP54に進むと、ワーク領域内のパラメータ群の中から、未だ当該ステップSP54において選択対象にされていないパラメータ群が選択される。次に、処理がステップSP56に進むと、該パラメータ群に係るチャンネルiのリコールセーフ・フラグSEF(i)と、該チャンネルiおよび該パラメータ群jに係るパラメータセーフ・フラグSPF(i,j)とに基づいて、当該パラメータ群がリコール対象であるか否かが判定される。
すなわち、リコールセーフ・フラグSEF(i)が“0”であれば、パラメータセーフ・フラグSPF(i,j)の値にかかわらず、当該パラメータ群はリコール対象である。一方、リコールセーフ・フラグSEF(i)が“1”であれば、パラメータセーフ・フラグSPF(i,j)が“0”である場合に限り、当該パラメータ群はリコール対象である。ステップSP56において「YES」と判定されると、処理はステップSP58に進み、ワーク領域内に記憶された当該パラメータ群がカレント領域にコピーされる。一方、ステップSP56において「NO」と判定されると、ステップSP58はスキップされるため、当該パラメータ群はカレント領域にはコピーされない。なお、カレントデータにはリコールセーフの設定対象外のパラメータ群が含まれている場合があるが、かかるパラメータ群に関しては、、ステップSP56において必ず「YES」と判定されるようにするばよい。次に、処理がステップSP60に進むと、全てのパラメータ群に対して上記ステップSP54〜SP58の処理が終了したか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP54に戻り、上述したステップSP54〜SP58の処理が繰り返される。そして、全パラメータ群に対して上記処理が終了すると、処理がステップSP62に進み、カレント領域に記憶されているカレントデータを信号処理部8に対して反映する処理が再開される。
3.5.ウィンドウ300に対するSELキー操作イベント
次に、タッチパネル2にミュートグループ設定ウィンドウ300が表示され、ミュートグループ番号kに係るミュート設定ボタン341〜348が点灯している場合に、何れかのチャンネルストリップにおいてSELキー502,512(図6参照)が押下されると、図11(a)に示すSELキー操作イベントルーチンが起動される。図において処理がステップSP70に進むと、選択チャンネル番号SCの値が、押下されたSELキーに係るチャンネル番号iに設定される。次に、処理がステップSP72に進むと、ミュートフラグMTF(SC,k)の値が反転される。次に、処理がステップSP74に進むと、選択チャンネルSCに係るSELキーの点灯・消灯状態が反転される。すなわち、ウィンドウ300においては、各SELキーは、ミュートグループkに当該チャンネルを属させるか否かを切り替えるキーとして機能することになる。そして、ミュートグループkに属するチャンネルのSELキーが点灯し、属さないチャンネルのELキーが消灯されるため、何れかのSELキーが押下されたのであれば、その点灯・消灯状態もミュートフラグMTF(SC,k)に応じて変更されるのである。次に、処理がステップSP76に進むと、変更後の状態に応じて、ウィンドウ300内のチャンネル画像320の表示色が変更される。すなわち、SELキーが押下される前に「白抜き」(ミュートグループkに属さない)であったのであれば「赤色」(ミュートグループkに属する)に変更され、SELキーが押下される前に「赤色」であったのであれば「白抜き」に変更される。
3.6.ミュート操作部49における操作イベント
次に、ミュート操作部49において第kミュートボタンが押下された場合の処理を図11(b)を参照し説明する。図11(b)において処理がステップSP80に進むと、全ての入出力チャンネルの中から未だ当該ステップSP80において選択対象にされていない一のチャンネルiが選択される。次に、処理がステップSP82に進むと、該チャンネルiがミュート対象であるか否かが判定される。すなわち、ミュートフラグMTF(i,k)が“1”であってミュートセーフ・フラグMTS(i)が“0”であれば、該チャンネルiはミュート対象である。ここで「YES」と判定されると、処理はステップSP84に進み、チャンネルiのミュートが開始される。すなわち、ゲインが最低値になるまで、この時点からチャンネルiの音量調整部75におけるゲインが徐々に減少される。また、チャンネルiが操作パネル30上の何れかのチャンネルストリップに割り当てられている場合には、該チャンネルストリップ上の電動フェーダも、ゲインの最低値に対応する操作位置まで駆動される。一方、ステップSP82において「NO」と判定されると、ステップSP84はスキップされるため、チャンネルiのゲインは変更されない。次に、処理がステップSP66に進むと、全てのチャンネルiに対して上記ステップSP80〜SP84の処理が終了したか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP80に戻り、上述したステップSP80〜SP86の処理が繰り返される。そして、全チャンネルiに対して上記処理が終了すると、本ルーチンの処理が終了する。
4.実施例の効果
以上のように、本実施例によれば、タッチパネル2にリコールセーフ設定ウィンドウ200が表示されSET_BY_SELモードが選択されている場合、あるいはミュートグループ設定ウィンドウ300等が表示されている場合において、各チャンネルに関係するパラメータのオン/オフ状態を各チャンネルストリップに設けられたSELキーによって切り替えることができるとともに、SELキーの点灯・消灯状態に応じて現在のパラメータのオン/オフ状態等を表示することができる。さらに、各ウィンドウ200,300に表示されるチャンネル表示部211〜219、チャンネル表示部311〜319によれば、実際に操作パネル30全体を見渡すことなく、タッチパネル2を見るだけで全体のチャンネルに対するパラメータの設定状態を一覧することができる。特に、ウィンドウ200,300には、割当チャンネルストリップ部42上に選択的に反映することしかできないMIX出力チャンネルの状態についても、画面中央に縦方向にMIX出力チャンネル表示部217,218(またはMIX317,318)を配置したため、チャンネルストリップ上に反映されているか否かにかかわらず、全てのチャンネルの設定状態を一覧することが可能である。
ここで、チャンネルストリップ上の操作において図6(a),(b)に示すCUEキー503,513、オン/オフキー505,515、電動フェーダ506,516等ではなくSELキー502,512を用いた理由について説明しておく。CUEキー503,513、オン/オフキー505,515、電動フェーダ506,516は、これらを操作することによって、直ちに音声信号に影響を与えるパラメータが変更され、これによって音声信号に変化を与えるものである。従って、実際に音声信号に変化を与える必要が生じたときに直ちに操作できるようにしておくことが望ましい。例えば、上記実施例においてSELキーに代えてオン/オフキーを用いてリコールセーフ機能の設定やミュートグループの設定を行うことは技術的には可能である。しかし、かかる設定を行っている途中でオン/オフキーの本来の機能を使用する必要が生じた場合(例えば、あるチャンネルがオフ状態であるときに直ちにこのチャンネルをオン状態に変更しようとするとき)に、迅速に対応することが困難になるという問題が生じる。
一方、SELキーは、本来の用途に使用されているときであっても、これらを操作することによって直ちに音声信号に影響を与えるパラメータが変更されるわけではなく、パラメータ操作部40、タッチパネル2等においてSELキーに係る選択チャンネルの状態が反映されるため、パラメータ操作部40、タッチパネル2等を操作することによって初めて音声信号に影響を与えるパラメータが変更されるのである。このようなパラメータは、変更する必要性が生じた場合であっても、オン/オフキーや電動フェーダに係るパラメータを変更すべき場合と比較して、その緊急度が低い場合が多い。従って、実際にパラメータを設定可能な状態にデジタルミキサを戻すまでに多少の時間がかかったとしても、支障を来たさない場合が多いのである。
また、ユーザによる誤操作が生じたときに、その影響がきわめて小さいという特徴がある。例えば、ユーザが「現在、タッチパネル2にミュートグループ設定ウィンドウ300を表示し、SELキーを用いてミュートグループを設定している」と認識していたとしても、実際には既にウィンドウ300は閉じられており、SELキーの機能が本来の機能に戻っていることも考えられる。かかる場合にユーザがSELキーを誤って押下したとしても、単にパラメータ操作部40、タッチパネル2等の状態が変更されるだけであって、音声信号に特に影響が及ぶわけではない。一方、SELキーに代えて例えばオン/オフキーが用いられていたとすると、ユーザが誤ってオン/オフキーを押下することによって、当該チャンネルの音声が急に途切れるという重大な事故が発生する。本実施例では「当該操作子単独の操作によっては音声信号に影響を与えない操作子」であるSELキーを使用することにより、誤操作による影響をきわめて小さいものにすることができるのである。
また、本実施例においては、デジタルミキサの操作パネル30よりも充分に小さいサイズ(例えば「1/10」以下)の表示器(タッチパネル2)に、操作パネル30上の各チャンネルストリップ部の配置に対応して、パラメータのオン/オフ状態を示すチャンネル画像220(パネルのミニチュア画像)を表示している。その表示状態は、操作パネル30上の各チャンネルストリップ内の各チャンネルのSELキーの点灯/消灯状態と相似である。従って、ユーザは、ミニチュア画像により、該パラメータのデジタルミキサ全体にわたるオン/オフ状態を確認し、そこで変更したいチャンネルを特定して、操作パネル30上の対応するチャンネルストリップ部を見ることにより、そのチャンネルストリップ部内の目的のチャンネルストリップを素早く見つけ出すことができ、そのオン/オフ状態を変更することができる。
5.変形例
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記実施例においては、CPU18上で動作する各種プログラムによって各種処理を実行したが、これらのプログラムのみをCD−ROM、フレキシブルディスク等の記録媒体に格納して頒布し、あるいは伝送路を通じて頒布することもできる。
(2)上記実施例においては、「当該操作子単独の操作によっては音声信号に影響を与えない間接制御操作子」の一例としてSELキーを使用した例を説明したが、かかる操作子がSELキー以外にも存在する場合には、その操作子をSELキーに代えて用いるようにしてもよい。
(3)また、本発明は、操作パネル上の全チャンネルストリップ部が固定チャンネルストリップ部であるようなデジタルミキサやアナログミキサに適用してもよいことは言うまでもない。
本発明の一実施例のデジタルミキサのブロック図である。 デジタルミキサのアルゴリズムのブロック図である。 入力チャンネル調整部55におけるアルゴリズム構成の詳細ブロック図である。 デジタルミキサの操作パネル30の平面図である。 シーン操作部44およびグループ選択操作部46の平面図である。 割当チャンネルストリップ部42および入力チャンネルストリップ部31〜34の平面図である。 リコールセーフ設定ウィンドウ200の表示例を示す図である。 ミュートグループ設定ウィンドウ300の表示例を示す図である。 リコールセーフ設定ウィンドウ200に関連する各種イベント処理ルーチンのフローチャートである。 シーンリコールイベント処理ルーチンのフローチャートである。 ミュートグループ設定ウィンドウ300に関連する各種イベント処理ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
2:タッチパネル(ディスプレイ)、4:表示器・操作子群、6:電動フェーダ群、8:信号処理部(信号処理手段)、10:波形I/O部、12:バスライン、14:コンピュータI/O部、16:その他I/O部、18:CPU(処理装置)、20:フラッシュメモリ、22:RAM(記憶手段)、30:操作パネル、30a:左セクション、30b:中央セクション、30c:右セクション、31〜36:入力チャンネルストリップ部、37:ステレオ出力チャンネルストリップ部、38:レベルメータ部、40:パラメータ操作部、42:割当チャンネルストリップ部、44:シーン操作部、44−1:ストアボタン、44−2,3:アップダウンボタン、44−4:リコールボタン、44−5:シーン番号表示部、46:グループ選択操作部、46−1〜46−6:入力チャンネル選択キー、46−7,46−8:MIX出力チャンネル選択キー、46−9:ステレオ出力チャンネル選択キー、47,48:ブックマークスイッチ、49:ミュート操作部、51:アナログ入力部、52:デジタル入力部、54:入力パッチ部、55:入力チャンネル調整部、55−i:第i入力チャンネル調整部、56:ステレオ出力バス、58:MIXバス群、60:ステレオ出力チャンネル部、62:MIX出力チャンネル部、64:出力パッチ部、66:アナログ出力部、68:デジタル出力部、71:アッテネータ部、72:イコライザ部、73:第1ダイナミックス調整部、74:第2ダイナミックス調整部、75:音量調整部、76:オンオフ切換部、77:ステレオセンドオンオフ切換部、78:PAN設定部、80−1〜80−16:信号切換部、82−1〜82−16:センドレベル調節部、84−1〜84−16:センドオンオフ切換部、200:リコールセーフ設定ウィンドウ、202:カーソル、211〜216:入力チャンネル表示部、217,218:MIX出力チャンネル表示部、219:ステレオ出力チャンネル表示部、220:チャンネル画像、230:SET_BY_SELボタン、231:チャンネル番号表示部、232:SAFEボタン、234:クローズ・ボタン、241:ALLボタン、242:HAボタン、243:EQボタン、244:Dyna1ボタン、245:Dyna2ボタン、246:MIXオン・ボタン、247:MIXセンド・ボタン、248:フェーダ・ボタン、249:チャンネルオン・ボタン、300:ミュートグループ設定ウィンドウ、311〜316:入力チャンネル表示部、317,318:MIX出力チャンネル表示部、319:ステレオ出力チャンネル表示部、320:チャンネル画像、341〜348:第1〜第8ミュート設定ボタン、349:ミュートセーフボタン、501:ノブ、502,512:SELキー、503:CUEキー、504:レベルメータ、505:オン/オフキー、506:電動フェーダ、513:CUEキー、514:レベルメータ、515:オン/オフキー、516:電動フェーダ。

Claims (6)

  1. 複数のチャンネルの音声信号の状態を各々制御する複数のパラメータからなる動作データを記憶する記憶手段と、
    前記動作データに基づいてミキシング処理を行う信号処理手段と、
    ディスプレイと、
    複数のパネルセクションにて構成される操作パネルであって、前記各パネルセクションには、前記複数のチャンネルの少なくとも一部を成チャンネルの各々に対し、各々に一または複数の操作子を具備して成る複数のチャンネルストリップが設けられたものと、
    前記各チャンネルストリップを模擬した複数のチャンネルストリップ模擬画像を、前記各パネルセクションおよび各チャンネルストリップの配置関係に対応する配置関係で配列したパネル模擬部を前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、
    前記複数のチャンネルストリップのうち何れかに対する操作を検出すると、操作されたチャンネルストリップに対応するチャンネルの所定のパラメータの値を設定するパラメータ設定手段と、
    前記各チャンネルストリップ模擬画像を、対応する前記各チャンネルの前記所定のパラメータの値に応じた表示態様で表示する表示態様設定手段と
    を具備することを特徴とするデジタルミキサ。
  2. 前記チャンネルストリップは、何れかの前記チャンネルが固定的に割り当てられた固定チャンネルストリップと、何れかの前記チャンネルのうち選択されたものが割り当てられる切替チャンネルストリップとから成り、
    前記複数のチャンネルは、前記固定チャンネルストリップに固定的に割り当てられ第1群のチャンネルと、前記切替チャンネルストリップに対してのみレイヤ単位で選択的に割り当てられる第2群のチャンネルとから成り、
    前記パネルセクションは、前記固定チャンネルストリップが設けられた第1種のパネルセクションと、前記切替チャンネルストリップが設けられた第2種のパネルセクションとから成り、
    前記パネル模擬部は、前記第1群のチャンネルに対応する複数のチャンネルストリップ模擬画像を、前記操作パネルにおける前記第1種のパネルセクションおよび対応する各固定チャンネルストリップの配置関係にて配列するとともに、前記第2群のチャンネルに対応する複数のチャンネルストリップ模擬画像を、前記操作パネルにおける第2種のパネルセクションに対応する位置に前記レイヤ単位で縦方向に配列してなる
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタルミキサ。
  3. 前記各チャンネルストリップは、当該操作子単独の操作によって当該チャンネルの音声信号に影響を与える直接制御操作子と、当該操作子単独の操作によっては該音声信号に影響を与えない間接制御操作子とを各々が有するものであり、
    前記パラメータ設定手段は、前記間接制御操作子の操作状態に基づいて前記所定のパラメータの値を設定するものであり、
    所定の動作モードのオン/オフ状態を選択する動作モード選択手段
    をさらに具備し、
    前記パラメータ設定手段は、前記動作モードがオン状態であることを条件として、前記間接制御操作子の操作状態に基づいて前記所定のパラメータの値を設定するものである
    ことを特徴とする請求項1または2記載のデジタルミキサ。
  4. 前記各チャンネルストリップは、当該操作子単独の操作によって当該チャンネルの音声信号に影響を与える直接制御操作子と、当該操作子単独の操作によっては該音声信号に影響を与えない間接制御操作子とを各々が有するものであり、
    前記パラメータ設定手段は、前記間接制御操作子の操作状態に基づいて前記所定のパラメータの値を設定するものであり、
    所定の動作モードのオン/オフ状態を選択する動作モード選択手段と、
    前記所定の動作モードがオフ状態であることを条件として、前記間接制御操作子の操作状態に基づいて、前記所定のパラメータに関連する他のパラメータの値の設定を可能ならしめるチャンネルを選択するチャンネル選択手段と
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1または2記載のデジタルミキサ。
  5. 前記表示制御手段は、前記パネル模擬部とともに、指定されたパラメータを前記所定のパラメータとして表示するパラメータ表示部を前記ディスプレイに表示させるものであり、
    前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータの値を前記各間接制御操作子の外観状態に反映させる操作子表示制御手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項3または4に記載のデジタルミキサ。
  6. 複数のチャンネルの音声信号の状態を各々制御する複数のパラメータからなる動作データを記憶する記憶手段と、前記動作データに基づいてミキシング処理を行う信号処理手段と、ディスプレイと、複数のパネルセクションにて構成される操作パネルであって、前記各パネルセクションには、前記複数のチャンネルの少なくとも一部を成チャンネルの各々に対し、各々に一または複数の操作子を具備して成る複数のチャンネルストリップが設けられたものと、前記記憶手段と前記信号処理手段と前記ディスプレイと前記チャンネルストリップとを制御する処理装置とを有するデジタルミキサに適用されるプログラムであって、
    前記各チャンネルストリップを模擬した複数のチャンネルストリップ模擬画像を、前記各パネルセクションおよび各チャンネルストリップの配置関係に対応する配置関係で配列したパネル模擬部を前記ディスプレイに表示させる表示制御過程と、
    前記複数のチャンネルストリップのうち何れかに対する操作を検出すると、操作されたチャンネルストリップに対応するチャンネルの所定のパラメータの値を設定するパラメータ設定過程と、
    前記各チャンネルストリップ模擬画像を、対応する前記各チャンネルの前記パラメータの値に応じた表示態様で表示する表示態様設定過程と
    を前記処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
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