JP5344242B2 - 音響信号処理装置 - Google Patents
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Description
この発明は、操作パネル上に設けられた操作子に所定のチャンネル(ch)を割り当て、該操作子の操作で、該割り当てられたchのパラメータの設定・変更を行う機能を備えた音響信号処理装置に関する。
従来より、フェーダ、エンコーダ、および各種のボタンなどの操作子を備えたchストリップを複数本備え、入力chを各chストリップに割り当て、該入力chの各種のパラメータを該chストリップの操作子で操作可能にした音響信号処理装置が知られている。例えば、下記非特許文献1の第32,33頁(第4章インプット系チャンネルの基本操作)には、各chストリップ部毎に割り当てるレイヤを切り替えることにより、限られた数のchストリップで多くのchの制御ができるようにしたオーディオミキシングシステムのコンソールが開示されている。
また、下記非特許文献1,2には、任意の複数入力chをグループ化して制御する機能が開示されている。例えば、複数の入力chを1つのDCAグループに割り当て、それらの入力chについてはレベル差を保ったまま1本のDCAフェーダで一括してレベル調整を行ったり、複数の入力chを1つのミュートグループに割り当て、所定のキーのオン/オフでそれらの入力chの一括したミュートのオン/オフを行うことができる(非特許文献1の第92〜98頁の第7章DCAグループ/ミュートグループ、非特許文献2の第100〜119頁の第11章グルーピング/リンク)。さらに、非特許文献2の第120,121頁には、グループに属する複数の入力chの所望のパラメータを連動(リンク)させるチャンネルリンク機能が開示されている。
上述したように複数chを1つのグループとし、そのグループに属する複数chを1つの操作子で操作する機能は便利であるが、その一方で、そのグループ内の複数chを個別に操作したい場合もある。そこで、グループを構成する個々のchを、所定の操作でchストリップ部へ展開できるディジタルミキサが知られている。これは、所望のグループのボタンを押すと、そのグループを構成する個々の入力chが所定のchストリップに順番に割り当てられ、これによりそれらの入力chを個別に操作できるようにしたものである。
DIGITAL AUDIO MIXING SYSTEM PM1D、CONSOLE SURFACE CS1D、操作マニュアル(基本操作編)、2002年、ヤマハ株式会社
DIGITAL MIXING CONSOLE M7CL、取扱説明書、2005年、ヤマハ株式会社
上述のグループを構成するchを所定のchストリップに展開する機能では、全部のchストリップ部に順番に展開されるようになっていた。すなわち、全てのchストリップ部が展開に使用され、一部のchストリップ部は展開に使わないという指定はできなかった。そのため、ユーザにとっては使い勝手が悪かった。複数のchストリップ部を備えたミキサや、chストリップ部を適宜増設可能なミキサの場合、全部のchストリップ部をch展開に使用するのではなく、一部のchストリップ部を別目的に使用できたほうが良い。また、1つのミキサを複数人で使用する場合、各個人ごとにch展開できるようにしたほうが良い。
この発明は、グループに属するchをchストリップ部に展開するにあたって、展開先のchストリップ部を柔軟に指定できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、各チャンネル(ch)のパラメータを記憶するパラメータ記憶部に記憶されたパラメータに基づいて、複数chに入力する音響信号の信号処理を行う音響信号処理装置であって、それぞれ、ユーザの操作を受け付ける複数のchストリップを含む、複数の操作ブロックと、1つの操作ブロックに割り当てる複数chを示すレイヤ情報を、複数記憶するレイヤ記憶部と、各操作ブロック毎に、レイヤ選択指示に応じて、複数のレイヤ情報の中から1つのレイヤ情報を選択し、選択されたレイヤ情報の示す複数chを、当該操作ブロックの各chストリップに割り当てる第1割当部と、複数のchから構成されるグループを1つ以上作成し、各グループ毎に、そのグループを構成する複数chを示すグループ情報を記憶するグループ作成部と、各グループ毎に、そのグループを構成する複数chの音響信号の少なくとも1つの楽音特性を連動制御する連動制御部と、前記複数の操作ブロックのうちの一部の操作ブロックを展開用として指定する指定部と、前記複数のグループのうちの1のグループの展開指示に応じて、該グループのグループ情報が示す複数chのそれぞれを、前記指定部により指定された操作ブロックの各chストリップに、割り当てる第2割当部と、1の操作ブロックの1のchストリップの操作に応じて、前記第2割当部により当該chストリップにchが割り当てられている場合は、該割り当てられているchのパラメータを制御し、割り当てられていない場合は、前記第1割当部により当該chストリップに割り当てられたchのパラメータを制御するパラメータ制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、各チャンネル(ch)のパラメータを記憶するパラメータ記憶部に記憶されたパラメータに基づいて、複数chに入力する音響信号の信号処理を行う音響信号処理装置であって、それぞれ、ユーザの操作を受け付ける複数のchストリップを含む、複数の操作ブロックと、1つの操作ブロックに割り当てる複数chを示すレイヤ情報を、複数記憶するレイヤ記憶部と、複数のchから構成されるグループを1つ以上作成し、各グループ毎に、そのグループを構成する複数chを示すグループ情報を記憶するグループ作成部と、各グループ毎に、そのグループを構成する複数chの音響信号の少なくとも1つの楽音特性を連動制御する連動制御部と、各操作ブロック毎に、レイヤ選択指示に応じて、複数のレイヤ情報の中から1つのレイヤ情報を選択し、選択されたレイヤ情報の示す複数chを、当該操作ブロックの各chストリップに割り当てる第1割当部と、前記複数の操作ブロックを複数の制御グループに分け、各制御グループを構成する操作ブロックを示す制御グループ情報を記憶する制御グループ情報記憶部と、前記制御グループ毎に、前記複数の操作ブロックのうちの一部の操作ブロックを展開用として指定する指定部と、前記制御グループ毎に、前記複数のグループのうちの1のグループの展開指示に応じて、該グループのグループ情報が示す複数chのそれぞれを、前記指定部により指定された操作ブロックの各chストリップに、割り当てる第2割当部と、前記制御グループ毎に、1の操作ブロックの1のchストリップの操作に応じて、前記第2割当部により当該chストリップにchが割り当てられている場合は、該割り当てられているchのパラメータを制御し、割り当てられていない場合は、前記第1割当部により当該chストリップに割り当てられたchのパラメータを制御するパラメータ制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の音響信号処理装置において、前記レイヤ情報は、(1)操作ブロックの各chストリップにそれぞれ1つずつchを割り当てるchレイヤを規定するchレイヤ情報、(2)複数のchから構成されるDCAグループを複数作成し、操作ブロックの各chストリップにそれぞれ1つずつ前記DCAグループを割り当てるDCAレイヤを規定するDCAレイヤ情報、または、(3)操作ブロックの各chストリップ毎に割り当てる1つ乃至複数のchを任意に定義したカスタムレイヤを規定するカスタムレイヤ情報を含むことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載の音響信号処理装置において、前記グループ情報は、(1)割り当てた1つのchストリップを用いてパラメータを連動制御する複数のchから構成されるDCAグループ、(2)1つのchのパラメータを変更するとグループ内の他のchのパラメータが連動して変更されるような複数のchから構成されるリンクグループ、(3)連動してミュートのオン/オフ制御を行う複数のchから構成されるミュートグループ、または、(4)割り当てた1つのchストリップを用いてパラメータを連動制御する複数のchから構成されるchセットグループを、規定する情報を含むことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1または2に記載の音響信号処理装置において、前記指定部は、展開用の操作ブロックを複数指定する際、それら複数の操作ブロックの順番を指定するものであり、前記第2割当部は、展開指示されたグループの複数chを前記指定部により指定された操作ブロックの各chストリップに割り当てる際、前記指定された操作ブロックの順番に従って割り当てていくことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1または2に記載の音響信号処理装置において、前記グループ情報は、割り当てた1つのchストリップを用いてパラメータを連動制御する複数のchから構成されるchセットグループであって、1つのchセットグループを構成するch数が前記操作ブロック内のchストリップの数以下であるようなchセットグループを規定する情報を含み、前記第2割当部は、展開指示されたchセットグループの複数chを、前記指定部により指定された操作ブロックのうちの所定の1つの操作ブロックのchストリップに、割り当てることを特徴とする。
本発明によれば、DCAグループやリンクグループやミュートグループやchセットグループなどの各種のグループを構成するchをchストリップ部に展開するにあたって、その展開先のchストリップ部を柔軟に指定することができ、また、指定されなかったchストリップ部は展開前に割り当てられているレイヤで規定される各chを操作するchストリップ部として使用できるので、ユーザにとって非常に使い勝手がよい。特に、複数のchストリップ部を備えたミキサやchストリップ部を適宜増設可能なミキサに適用すると効果が高い。さらに、1つのミキサを複数人で使用する場合も、それぞれの制御グループ毎に展開先を柔軟に指定できる。
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明を適用した一実施形態であるミキシングシステムの全体構成を示す。このシステムは、メイン装置130およびフェーダ装置131〜134をオーディオネットワーク140に接続して構成されている。メイン装置130の操作パネル上には、複数本のchストリップを備えたchストリップ部100および表示器110が設置されている。表示器110は、タッチパネルになっており、該画面上に表示したボタンを指などで触れてオン/オフするなどの操作入力を行うことができる。フェーダ装置131は、上部chストリップ部101および下部chストリップ部102の、計2ブロックのchストリップ部を備えるとともに、それらの間にタッチパネルの表示部111を備えている。フェーダ装置132,133,134も同様のものである。オーディオネットワーク140は、複数ch(例えば400ch程度)のディジタルオーディオ信号を任意の装置間で伝送可能なものである。
図2は、メイン装置130のchストリップ部100の外観を示す。chストリップ部100は、8本のchストリップ201−1〜201−8からなる。1本のchストリップ、例えば201−1は、ロータリエンコーダ211,212、ONキー213、SELキー214、CUEキー216、表示部217、および電動フェーダ218を備える。ロータリエンコーダ211は、上側の表示器110に表示される内容に応じて機能が切り替わる操作子である。ロータリエンコーダ212は、各種のパラメータ調整用のロータリエンコーダであり、その外側にレベルメータとなるLEDを備えている。ONキー213は、当該chストリップ201−1が割り当てられているchをオン/オフするスイッチである。SELキー214は、当該chストリップ201−1に割り当てられているch等を選択するときに使用するスイッチである。ONキー213とSELキー214は、LEDを備えており、キー全体を点灯させたり点滅させることができる。電動フェーダ218は、割り当てられているchのレベル調整用のフェーダである。説明の便宜のため、211〜218の番号をchストリップ201−2〜201−8にも使用する。例えば、chストリップ201−8のSELキーは「chストリップ201−8のSELキー214」と呼ぶものとする。
図1のフェーダ装置131の上部chストリップ部101と下部chストリップ部102、フェーダ装置132の上部chストリップ部103と下部chストリップ部104、フェーダ装置133の上部chストリップ部105と下部chストリップ部106、および、フェーダ装置134の上部chストリップ部107と下部chストリップ部108は、それぞれ、図2と同様の8本のchストリップから構成される。ただし、ロータリエンコーダ211は、手前側の下部chストリップ部102,104,106,108には備えられているが、奥側の上部chストリップ部101,103,105,107には備えられていない。説明の便宜のため、図2の各部に付した番号をフェーダ装置のchストリップ部101〜108にも使用する。
図3は、メイン装置130のハードウエア構成の概略を示す。CPU(中央処理装置)301は、メイン装置130全体の動作を制御する処理装置である。ROM&RAM302は、CPU301が実行する各種のプログラムや各種のデータなどを格納する不揮発性および揮発性のメモリである。P(パネル)表示部303は、図1の表示部110に相当するタッチパネル式のディスプレイである。P(パネル)操作子304および電動F(フェーダ)305は、図1および図2で説明したchストリップ部100の操作子を含む操作パネル上の各種の操作子およびフェーダに相当する。
AIO(オーディオ入出力インターフェース)306は、アナログオーディオ信号の入出力およびディジタルオーディオ信号の入出力を行うインターフェースである。AIO306のアナログオーディオ信号の入出力では、マイク入力やライン入力したアナログオーディオ信号をディジタルオーディオ信号に変換し、オーディオバス309を介してDSP307やNIO(ネットワーク入出力インターフェース)308に出力するアナログ入力機能、および、DSP307やNIO308から出力されるディジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して外部に出力するアナログ出力機能を実現することができる。また、AIO306のディジタルオーディオ信号の入出力では、AES/EBU、ADAT等のフォーマットで、プロセッサ、デジタルレコーダ等の外部機器からディジタルオーディオ信号を入力したり、外部機器へデジタルオーディオ信号を出力することができる。
DSP(ディジタル信号処理装置)307は、CPU301によって設定されたマイクロプログラムを、CPU301によって設定されたパラメータに基づく係数データを使用して実行することにより、AIO306やNIO308から入力したディジタルオーディオ信号の音量レベル制御処理、効果付与処理、およびミキシング処理などを行い、処理後のオーディオ信号をAIO306やNIO308経由で出力する。NIO308は、オーディオネットワーク140を介して他装置との間でオーディオ信号を伝送するためのインターフェースである。オーディオバス309は、サンプリング周期毎に各デバイスに割り当てられた転送期間(フレーム)を利用して複数chのオーディオデータを転送可能にするバスである。CPUバス310は、上述した各部を相互に接続するバスであり、コントロールバス、データバス、およびアドレスバスを総称したものである。
図4は、フェーダ装置131のハードウェア構成の概略を示す。他のフェーダ装置132〜134も同じ構成である。CPU401は、フェーダ装置全体の動作を制御する処理装置である。ROM&RAM402は、CPU401が実行する各種のプログラムや各種のデータなどを格納する不揮発性および揮発性のメモリである。P表示部403は、図1の表示部111に相当するタッチパネル式のディスプレイである。P操作子404および電動F405は、図1および図2で説明したchストリップ部101および102の操作子を含む操作パネル上の各種の操作子およびフェーダに相当する。AIO406およびNIO408は、それぞれメイン装置130のAIO306およびNIO308と同様のものである。ただし、フェーダ装置はDSPを備えていない。
図5は、図1〜4で説明したミキシングシステムにより実現するミキシング処理のブロック構成を示す。点線510内はメイン装置130で実現している部分である。Ai(m)511は、メイン装置130のAIO306に備えられた入力部であり、該入力部を介して外部から複数系列のオーディオ信号を入力する。Ai(f)501は、フェーダ装置131〜134の各AIO406に備えられた入力部および各NIO408であり、該入力部を介して外部から入力した複数系列のオーディオ信号は、NIO408とオーディオネットワーク140とNIO308を介してメイン装置130に入力する。
入力パッチ512から出力パッチ516までの部分は、メイン装置130のDSP307で実現している。入力パッチ512は、Ai(f)501およびAi(m)511の各入力信号と入力ch部513の各入力chとの間の任意結線を行うブロックである。入力ch部513は、入力信号に対するレベル制御や周波数特性の調整処理などの各種の信号処理を行う複数のchを示す。混合バス514は、ミキシング処理を行うための複数のバスからなる。入力ch部513の任意の入力chの信号を任意の混合バス514内のバスへ選択的に出力し、該バス上で混合処理する。出力ch部515は、混合バス514の各バスで混合された信号に対して、出力側の各種の調整処理を行うための複数のchを示す。出力パッチ516は、出力ch部515の各出力chの信号とAo(f)502およびAo(m)517との間の任意結線を行うブロックである。
Ao(m)517は、メイン装置130のAIO306に備えられた出力部であり、該出力部を介して外部に複数系列のオーディオ信号を出力する。なお、出力パッチ516から出力された信号を入力パッチ512を介して入力ch部513に戻して再度信号処理することがあるが、Ai(m)511とAo(m)517はそのような内部的な信号も含むものとする。Ao(f)502は、NIO308による出力部であり、該出力部およびNIO408を介してフェーダ装置131〜134にオーディオ信号を出力する。
ここで図5のミキシング処理で用いるパラメータについて説明しておく。図3のRAM302にはカレントメモリが設けられている。カレントメモリは、図5で説明したミキシング処理で使用する各種パラメータを設定するパラメータ記憶部であり、入力ch部513の各入力ch毎および出力ch部の各出力ch毎のパラメータもここに設定される。カレントメモリ上のパラメータのうち、DSP307における信号処理に関わるパラメータは、カレントメモリからDSP307に送られて係数データとして設定される。カレントメモリ上のパラメータに変更があったときは、リアルタイムにその変更がDSP307の係数データに反映される。従って、DSP307は、常にカレントメモリの最新のパラメータ値に基づいて各種の信号処理を実行している。カレントメモリ上のパラメータは、メイン装置130やフェーダ装置131〜134の操作パネル上の操作子を用いて変更することができる。
メイン装置130のchストリップ部100やフェーダ装置131〜134のchストリップ部101〜108への各chの割り当ては、レイヤスイッチによる。レイヤスイッチは、図1のchストリップ部100〜108の各々の右端に備えられている縦一列のスイッチの中に設けられている。例えば、入力ch1〜8を割り当てるためのchレイヤスイッチA、入力ch9〜16を割り当てるためのchレイヤスイッチB、…などを設けておき、chストリップ部100に対してchレイヤスイッチAをオンすることで入力ch1〜8を割り当て、chストリップ部101に対してchレイヤスイッチBをオンすることで入力ch9〜16を割り当て、…というように割り当てを行う。この場合、各chレイヤ毎に、割り当てる複数chを示すレイヤ情報を所定の記憶部(レイヤ記憶部)に用意しておき、オンされたchレイヤスイッチに対応するレイヤ情報が示す複数chを、指定されたchストリップ部に割り当てるようにする。このchレイヤスイッチによる割り当てでは、1本のchストリップに1つのchが割り当てられる。あるchストリップの操作子を操作することで、カレントメモリのパラメータのうちの、そのchストリップに割り当てられているchのパラメータの値を変えることができる。例えば、ある入力chが割り当てられたchストリップのフェーダにより、その入力chのオーディオ信号の音量を制御するchフェーダパラメータの値を変化させることができる。
さらに、このミキシングシステムは、複数chをグループ化し一括して制御する機能を備えている。具体的には、DCAグループ、リンクグループ、ミュートグループ、およびchセットグループである。
DCAグループは8つ設定でき、それらをDCAグループ1〜8と呼ぶ。各DCAグループには、ユーザが任意に選択した複数の入力chを登録できる。上述のレイヤスイッチは、DCAレイヤスイッチを含む。DCAグループを呼び出す対象のchストリップ部を指定し、DCAレイヤスイッチをオンすることで、そのchストリップ部の8本のchストリップ201−1〜201−8に左から順にDCAグループ1〜8が割り当てられる。この場合、DCAレイヤで割り当てる各DCAグループの複数chを示すDCAレイヤ情報をレイヤ記憶部に用意しておき、DCAレイヤスイッチがオンされたときには、該DCAレイヤ情報に基づいて、指定されたchストリップ部にDCAグループを割り当てる。例えば、DCAグループ1に入力ch11〜20を登録し、メイン装置130のchストリップ部100にDCAグループを呼び出したとすると、該chストリップ部100の1番左側のchストリップ201−1の操作子でDCAグループ1を構成する入力ch11〜20の音量等の一括した制御を行うことができる。同様に、chストリップ201−2〜201−8で、DCAグループ2〜8をそれぞれ制御できる。ある入力chをあるDCAグループに登録した場合、その入力chのオーディオ信号の音量は、その入力chのchフェーダパラメータとそのDCAグループのDCAフェーダパラメータとによって制御されるようになる。その場合、そのDCAフェーダパラメータの値は、そのDCAグループが割り当てられたchストリップのフェーダにより変えることができる。
リンクグループは、ユーザが任意に選択した複数のchでリンクグループを構成し、リンクグループを構成する複数chの所定のパラメータ(ユーザが指定したパラメータ)を連動(リンク)させるものである。ミュートグループは、ユーザが任意に選択した複数のchでミュートグループを構成し、所定のスイッチによりミュートグループを構成する複数chのミュートのオン/オフを行うものである。リンクグループおよびミュートグループは、それぞれ任意の数のグループを設定することができる。
chセットグループは、ユーザが任意に選択した最大8のchでchセットグループを構成するものであり、構成されたchセットグループは、カスタムレイヤにおいて、任意のchストリップに割り当てることができる。chセットグループが割り当てられたchストリップの操作子を操作することにより、該chセットグループを構成する複数chの一括した制御を行うことができる。chセットグループは、、ステレオLRの2chあるいはサラウンド5.1chをグループ化して1本のchストリップで連動制御することを目的としている。
カスタムレイヤは、ユーザが、8本の各chストリップに、複数の入力ch、複数のDCAグループ、および、複数のchセットグループのうちの何れか1つを任意に選択して割り当てることにより作成されたレイヤであり、複数作成することができる。各カスタムレイヤの定義情報は、8つの各chストリップに、入力ch、chセットグループ、およびDCAグループの何れが割り当てられているかを示す。あるchストリップ部で、あるカスタムレイヤに対応するカスタムレイヤスイッチがオンされると、該chストリップ部の8本のchストリップの各々に、該カスタムレイヤスイッチに対応する定義情報に基づいて、1の入力ch、chセットグループ、またはDCAグループが割り当てられる。
なお、このような複数chをグループ化し一括して制御するする機能においては、ユーザが各グループに任意の入力chを選択して登録することができればよいのであって、その登録の具体的な方法はどのようなものでもよい。グループが作成されたとき、該グループを構成する複数chを示すグループ情報を所定の記憶領域に記憶して利用する。
このような複数chをグループ化して連動制御する機能は便利なものであるが、一方で、グループを構成する複数chを個々のch毎に個別に操作したい場合がある。そのため、本システムでは、グループ化した複数chを個々のchストリップに展開して個別に操作できるようにする機能が設けられている。
図6は、画面上のUnfoldキー、および、その関連する展開グループ選択操作の説明図である。600は、タッチパネルの表示部に表示するグループ展開用のUnfoldキー群を示す。このUnfoldキー群600は、例えば図1のメイン装置130の表示器110の位置121に、またフェーダ装置132の表示器112の位置122に、表示されるが、どの装置の表示部に表示されるかについては後に詳しく説明する。
Unfoldキー群600を用いたグループの展開の操作方法について説明する。まずDCAグループの展開について説明する。いまメイン装置130のchストリップ部100にDCAレイヤが呼び出されているとする。メイン装置130の表示器110の位置121には、図6のUnfoldキー群600が表示されている。何れかのchストリップ部にDCAレイヤが呼び出されているときには、DCA展開キー601が有効表示(オンすることが可能なボタンとして表示)されるものとし、そうでない場合はDCA展開キー601はグレイ表示されてオン操作できないものとする。有効表示されているDCA展開キー601をタッチすると、該DCA展開キー601がオン状態(反転表示あるいは色を変えた表示などがなされる)となる。
なお、601〜605の各Unfoldキーは、同時にオン状態になることはなく、何れかのUnfoldキーがオン状態にあるときに他のUnfoldキーがタッチされると、最後にタッチされたUnfoldキーのみがオン状態となり、その他のUnfoldキーはオフ状態となるものとする。なお、chセット#1展開キー604とchセット#2展開キー605とは同時にオン状態にできないものとするが、後述するように、展開先が相互に異なっているので、これらの展開キーについては同時にオンできるように変更することもできる。
DCA展開キー601をオン状態とした後、DCAレイヤが呼び出されているchストリップ部100の何れかのchストリップのSELスイッチをオンすると、そのchストリップに割り当てられているDCAグループが選択され、その選択されたDCAグループを構成するchが、予め展開先として指定されているchストリップ部に展開される。展開先として使用するchストリップ部の指定方法については、図8(c)および(d)の変数UFBのところで説明する。例えば、chストリップ部100のchストリップ201−1にDCAグループ1が呼び出されており、該DCAグループ1に入力ch11〜20が登録されており、展開先としてchストリップ部105と107が順に指定されていたとすると、上述の展開オン操作により、chストリップ部105の8本のchストリップには左から順に入力ch11〜18が展開され、chストリップ部107の8本のchストリップには左から順に残りの入力ch19,20が展開される。これにより、選択されたDCAグループ1を構成する入力ch11〜20を、chストリップ部105の8本のchストリップとchストリップ部107の左側の2本chストリップにより個別に制御することができる。この場合、chストリップ部107の右側の6本chストリップは無効となる。
次に、リンクグループの展開について説明する。図6のUnfoldキー群600のうち、リンク展開キー602をタッチしてオン状態にする。このとき、各装置の操作パネル上のchストリップのうち、そのchストリップに割り当てられているchが何れかのリンクグループに属しているところのchストリップについては、SELキー214が点滅する。点滅しているSELキー214のうちの何れか1つをオンすると、そのchストリップに割り当てられているchを含むリンクグループが選択され、その選択されたリンクグループを構成するchが、展開先として指定されているchストリップ部に展開される。なお、リンクグループが複数設定されている場合は、例えば、第1のリンクグループに属するchのchストリップのSELキーを所定時間点滅させ、次に第2のリンクグループに属するchのchストリップのSELキーを所定時間点滅させ、…というように、所定時間毎に点滅させるリンクグループを切り替えるようにして、各リンクグループに属するchをユーザに知らせるようにしてもよい。或いは、何れかのリンクグループに属しているchが割り当てられている全てのchストリップのSELキーを、一斉に点滅させるようにしてもよい。
ミュートグループの展開は、上記リンクグループと同様である。ただし、ミュート展開キー603をタッチしてオン状態にした後のミュートグループの選択は、SELキー214ではなく、ミュートのオン/オフを行うミュートスイッチによる。本システムでは、各ミュートグループに専用のミュートスイッチは設けられておらず、ユーザが任意に機能を割り当てることができる複数のユーザ定義スイッチの1つにミュートスイッチの機能を割り当て、該ユーザ定義スイッチをミュートスイッチとして使用するようになっている。例えば、ユーザ定義スイッチ1にミュートグループ1のミュートのオン/オフを行う機能を割り当てた場合、ミュート展開キー603をタッチしてオン状態にした後に、ユーザ定義スイッチ1をオンするとミュートグループ1が選択され、該ミュートグループ1を構成するchが、展開先として指定されているchストリップ部に展開される。
次に、chセットグループの展開について説明する。chセットグループが何れかのchストリップに割り当てられている状態のとき、chセット#1展開キー604とchセット#2展開キー605が有効表示される。chセット#1展開キー604をタッチしてオン状態にしたとする。このとき、各装置の操作パネル上のchストリップのうち、chセットグループが割り当てられているchストリップについては、SELキー214が点滅する。点滅しているSELキー214のうちの何れか1つをオンすると、そのchストリップに割り当てられているchセットグループが選択され、その選択されたchセットグループを構成するchが、展開先として指定されているchストリップ部に展開される。ここで、chセットグループを構成するch数は8ch以下であるので、どのchセットグループが選択されたとしても、展開先は1つのchストリップ部(8本のchストリップ)で済む。そこで、chセット#1展開キー604による展開の展開先は、予め第1番目の展開先として指定されているchストリップ部と決められているものとする。
chセット#2展開キー605による展開も同様である。ただし、chセット#2展開キー605による展開の展開先は、予め第2番目の展開先として指定されているchストリップ部と決められている。なお、本実施形態では、chセット#1展開キー604とchセット#2展開キー605とは同時にオンすることができないが、展開先が相互に異なっているので、同時にオンできるように変更することもできる。その場合、同時にオンされた場合を1つのモードとして後述する展開モードUFM(cg)に定義するとともに、UFG(cg)を2つ用意して(UFG1(cg)とUFG2(cg))、異なる2つのグループを同時に展開できるようにすればよい。さらに、展開先として第3番目以降のchストリップ部を指定できれば、chセットキーをさらに増やすことも可能である。
上述したようなオン操作で展開を行った後、Unfoldキー群600の601〜605の各Unfoldキーの中でオン状態にあるキーを再度タッチするオフ操作を行うことで、そのキーにより実行されている展開は解除され、その展開に使用されたchストリップ部の割り当ては展開前の状態に戻る。
図7は、10chで構成されたグループの展開時と解除時のch割り当ての様子を示す説明図である。図7(a)は、展開する前の状態を示す。701〜703は、それぞれ8本のchストリップを備えたchストリップ部を示す。chストリップ部701にOFFと表記されているのは、このchストリップ部が展開に使用しないchストリップ部であることを示す。chストリップ部702に#1と表記されているのは、このchストリップ部が第1番目に展開に使用するchストリップ部であると指定されていることを示している。chストリップ部703に#2と表記されているのは、このchストリップ部が第2番目に展開に使用するchストリップ部であると指定されていることを示している。なお、詳しくは図8(c)および(d)で後述するが、上述のOFFはUFB=0、#1はUFB=1、#2はUFB=2に設定されていることを示している。これら3ブロックのchストリップ部701〜703の各々には、そのブロックのレイヤスイッチにより所望のレイヤが呼び出されており、各chストリップにはそのレイヤで定義されている割り当てが為されている。
図7(a)の状態から、10chで構成されたグループの展開のオン操作があったとする。図7(b)に、展開後の状態を示す。chストリップ部701は、OFFであるので割り当て状態に変更はなく、展開前のレイヤの各chを操作するものとして機能する。chストリップ部702は、展開対象として選択されたグループに属する10chのうち初めの8chが割り当てられる。残りの2chはchストリップ部703に割り当てられる。図7(b)の状態から展開オフ操作があると、図7(a)の状態に戻る。
次に、本システムで用いるデータおよび変数について説明する。
(1)ブロック番号bn:bnはブロック番号を格納する変数である。ブロック番号は、図1に示すように配置された各装置のchストリップ部100〜108(以下、「ブロック」と言う)に対して付した番号であり、各ブロックを特定する番号である。ここでは図8(a)に示すように、メイン装置130のブロック100をbn=0、フェーダ装置131の上段ブロック101をbn=1、その下段ブロック102をbn=2、同様に、フェーダ装置132の上段103をbn=3、下段104をbn=4、フェーダ装置133の上段105をbn=5、下段106をbn=6、フェーダ装置134の上段107をbn=7、下段108をbn=8と、それぞれ割り当てた。各ブロック番号は、ミキシングシステムのブロックの構成に応じて固定値で予め割り当てるものである。なお、ブロック番号はシステムの立ち上げ時に自動決定してもよい。各装置は、所定の記憶領域を参照することで自機のブロック番号を知ることができる。メイン装置130は、ネットワーク140による伝送を行う際に使用する各装置のネットワークアドレスとその装置のブロック番号との対応関係を所定の記憶領域に記憶しているものとする。ブロック番号bnで特定されるブロックを、単にブロックbnと呼ぶ場合がある。他の変数およびデータについても同様の呼び方をする場合があるものとする。
(2)制御グループ番号CG(bn):図8(b)に、制御グループを特定する制御グループ番号の設定例を示す。制御グループとは、複数人で1つのミキシングシステムを使用する際に、各オペレータ毎に制御系(Cueやモニタなど)を分離するためのグループの設定を言う。ここでは、メイン装置130、フェーダ装置133、およびフェーダ装置134を第1オペレータが操作し、フェーダ装置131および132を第2オペレータが操作するものとして、各ブロックの制御グループ番号CGを設定した。具体的には、制御グループ番号は、ブロック番号bnをインデックスとする配列CG(bn)で表されるデータである。図8(b)の設定例では、第1オペレータが操作するブロック100,105〜108を第1制御グループと定義するために、bn=0,5〜8のそれぞれに対してCG(bn)=1と設定し、第2オペレータが操作するブロック101〜104を第2制御グループと定義するために、bn=1〜4のそれぞれに対してCG(bn)=2と設定している。制御グループ番号CG(bn)は、予め管理者が固定値として設定しておくものとし、各装置は所定の記憶領域を参照することにより、各ブロックの制御グループ番号を知ることができる。
なお、図6のUnfoldキー群600は制御グループ毎に少なくとも1つ表示されている必要がある。第1オペレータと第2オペレータは、それぞれの制御グループで操作をする中でUnfoldキー群600を使用して展開を行うからである。上記で図6を参照して展開の操作方法を説明したが、これは1つの制御グループにおける展開を説明したものである。各制御グループ毎に、どの装置の表示部にUnfoldキー群600を表示するかは、管理者が予め指定するものとする。この実施形態では、第1制御グループは図1のメイン装置130の表示器110の位置121に、第2制御グループはフェーダ装置132の表示器112の位置122に、それぞれUnfoldキー群600を表示するように設定されているものとする。
(3)展開ブロック番号UFB(bn):図8(c)に、展開ブロック番号の設定例1を示す。展開ブロック番号は、ブロック番号bnを添字とする配列UFB(bn)で表す。展開ブロック番号UFB(bn)は、各制御グループに属するブロックの範囲で、展開に使用するブロックの順番を示す番号(1からの連番とする)を保持する。UFB(bn)=0のブロックbnは、展開に使用しないことを示す。UFB(bn)=0のブロックは、上述した展開の操作が行われた場合であっても、それらのブロックに割り当てられているch等の変更はない。展開ブロック番号UFB(bn)は、予め管理者が固定値として設定しておくものとし、各装置は所定の記憶領域を参照することにより、各ブロックの展開ブロック番号を知ることができる。
図8(c)の例では、第1制御グループに属するブロックbn=0,5〜8のうち、ブロックbn=0,6,8は展開に使用しないので、UFB(bn)=0に設定している。展開先として第1番目に使用するブロックbn=5はUFB(bn)=1に設定し、第2番目に使用するブロックbn=7はUFB(bn)=2に設定している。また、第2制御グループに属するブロックbn=1〜4のうち、ブロックbn=2,4は展開に使用しないので、UFB(bn)=0に設定している。第1番目の展開先ブロックbn=1はUFB(bn)=1に設定し、第2番目の展開先ブロックbn=3はUFB(bn)=2に設定している。
図8(d)の例では、第1制御グループに属するブロックbn=0,5〜8のうち、ブロックbn=5,6は展開に使用しないので、UFB(bn)=0に設定している。第1番目の展開先ブロックbn=0はUFB(bn)=1に設定し、第2番目の展開先ブロックbn=6はUFB(bn)=2に設定し、第3番目の展開先ブロックbn=8はUFB(bn)=3に設定している。また、第2制御グループに属するブロックbn=1〜4のうち、ブロックbn=3,4は展開に使用しないので、UFB(bn)=0に設定している。第1番目の展開先ブロックbn=1はUFB(bn)=1に設定し、第2番目の展開先ブロックbn=2はUFB(bn)=2に設定している。
なお、各ブロックの展開ブロック番号UFB(bn)は管理者が適宜設定するものであるので、(ある制御グループについて)展開に使用するブロックを幾つにするかは任意に設定することができる。また、上述した種々のグループを構成するch数も区々である。そのため、展開に使用するブロックの全chストリップの数と展開対象のグループを構成するch数とが一致するとは限らない。展開時には、基本的に展開対象のグループを構成するchをまずUFB(bn)=1のブロックの左側のchストリップから順に展開し、8ch分が展開されたら、次のUFB(bn)=2のブロックに展開し、…というように割り当てていく。ただし、展開に使用するブロックの全chストリップの数が展開対象のグループを構成するch数より大きい場合、展開に使用されなかったchストリップは無効となり何の役割も果たさない。逆に、展開に使用するブロックの全chストリップの数が展開対象のグループを構成するch数より小さい場合は、グループを構成するch中に展開できないchが残ることになる。
(4)展開モードUFM(cg):UFM(cg)は、制御グループ番号cgの制御グループにおける現在の展開モードを格納する配列である。展開モードは、0でその制御グループの展開を行わないこと(OFF)を示す。また、1でDCA展開キー601のオン操作によるDCAグループの展開を、2でリンク展開キー602のオン操作によるリンクグループの展開を、3でミュート展開キー603のオン操作によるミュートグループの展開を、4でchセット#1展開キー604のオン操作によるchセットグループの展開を、5でchセット#2展開キー605のオン操作によるchセットグループの展開を、それぞれ行うことを示す。初期値は全ての制御グループについてUFM(cg)=0とし、展開のオン操作があるとその種別に応じて1〜5の何れかが設定され、展開のオフ操作により0に戻る。
(5)展開グループ番号UFG(cg):UFG(cg)は、制御グループ番号cgの制御グループにおいて展開対象として選択されたグループを特定するグループ番号を格納する配列である。例えば、DCAグループであれば、各DCAグループ1〜8をグループ番号1〜8で順に特定する。また、リンクグループおよびミュートグループであれば、それぞれ任意の数のグループを設定できるので、それぞれ1から連番で付したグループ番号で各グループを特定する。また、chセットグループについても、各chセットグループを作成したときに1から連番で付したグループ番号で各グループを特定する。
(6)現レイヤ番号LN(bn):各ブロックbn毎に、そのブロックに現在呼び出されているレイヤを特定するレイヤ番号を格納する配列である。レイヤ番号は、各ブロックに呼び出すことが可能なレイヤの全てを識別できるように、かつ、chレイヤに割り当てられた範囲とDCAレイヤに割り当てられた範囲とカスタムレイヤに割り当てられた範囲とが重ならないように、予め番号が定義してある。例えば、chレイヤとして16個(ch1〜8を割り当てるためのchレイヤ1、ch9〜16を割り当てるためのchレイヤ2、…、ch121〜128を割り当てるためのchレイヤ16)、DCAレイヤとして1個、カスタムレイヤとして2個が呼び出し可能なら、chレイヤ1〜16に順にレイヤ番号1〜16を割り当て、DCAレイヤにレイヤ番号17を割り当て、2個のカスタムレイヤにレイヤ番号18,19を割り当てる。レイヤ番号により、そのレイヤがchレイヤかDCAレイヤかカスタムレイヤかを判別できる。ブロックbnにおいてレイヤ切り替えがあると、直ちにLN(bn)が書き替えられる。
(7)割り当てch番号LAD(ln,sn):レイヤ番号lnで特定されるレイヤのchストリップ番号snで特定されるchストリップに割り当てられるchのch番号を示すデータである。本データは、レイヤlnがchレイヤである場合のみ有効である。例えば、レイヤlnが入力ch9〜16を割り当てるchレイヤであれば、chストリップ番号sn=1〜8に対応する割り当てch番号LAD(ln,sn)は順にLAD=9〜16となる。なお、chストリップ部の8本の各chストリップのchストリップ番号は、左から順にsn=1〜8と割り付けるものとする。
(8)グループ内ch番号GD(gt,gn,j):グループ種別gtかつグループ番号gnで特定されるグループ内のj番目のchのch番号を示すデータである。グループ種別は、(上述の展開モードUFMの値に沿って、)1でDCAグループ、2でリンクグループ、3でミュートグループ、4でchセットグループ(chセット#1展開キーによる場合)、5でchセットグループ(chセット#2展開キーによる場合)を示す。グループ番号は、展開グループ番号UFGで説明した通り、各グループ種別毎に、1からの連番でグループを特定する。各グループ内のchは順序付けられているので、j番目のchのch番号をGD(gt,gn,j)として返す。
図9は、展開のオン操作があったときにメイン装置130のCPU301が実行するイベント処理のフローである。メイン装置130やフェーダ装置131〜134で上記図6で説明した展開のオン操作があると、そのオン操作が為された制御グループの制御グループ番号が変数cgに、オン状態にされたUnfoldキー(図6の601〜605の何れか)に応じたグループ種別が変数gtに、展開対象として選択されたグループのグループ番号が変数gnに、それぞれ設定されて展開オン操作イベントが発生される。該展開操作イベントが発生されたとき本処理が開始される。
ステップ901で、グループ種別gtとグループ番号gnをUFM(cg)とUFG(cg)に代入する。ステップ902でUFM(cg)が4または5か、すなわちchセットグループの展開かを判定する。そうでないときは、ステップ903で、制御グループcg内のUFB(bn)が0でないブロックに、グループ種別gtかつグループ番号gnで特定されるグループを展開する。具体的には、まずUFB(bn)=1のブロックに当該グループ中の初めの8chを割り当て、次にUFB(bn)=2のブロックに割り当て、…というようにchを割り当てていく。ステップ902で展開モードがchセットグループの展開を示しているときは、ステップ904で展開先を判定する。UFM(cg)=4のときはステップ905に進み、UFM(cg)=5のときはステップ906に進む。ステップ905では、制御グループcg内のUFB(bn)=1のブロックに、グループ番号gnで特定されるchセットグループを展開する。ステップ906では、制御グループcg内のUFB(bn)=2のブロックに、グループ番号gnで特定されるchセットグループを展開する。
なお、Unfoldキー601〜605の何れかがオン状態のとき、再度そのキーがタッチされた場合は、展開オフ操作イベントが発生する。このオフ操作イベント処理では、展開モードUFM(cg)が0にリセットされ、タッチされたUnfoldキーはオフ状態とされる。また、展開に使用されたブロックの割り当ては展開前の状態に戻す。
図10は、何れかのchストリップの操作子が操作されたときにメイン装置130のCPU301が実行するイベント処理のフローである。メイン装置130やフェーダ装置131〜134が備えている何れかのchストリップの何れかの操作子が操作されると、その操作が為されたブロックのブロック番号が変数bnに、そのブロック内でその操作が為されたchストリップを特定するchストリップ番号が変数snに、そのchストリップ内でその操作が為された操作子を特定する操作子番号が変数cnに、それぞれ設定されて操作子イベントが発生される。該操作子イベントが発生されたとき本処理が開始される。なお、その操作子の操作内容(例えば、スイッチであれば押下されたことを示す情報、ノブやフェーダであれば、その操作位置(絶対値)、または、単位時間当たりの操作量など)も該操作子イベントに付随する情報として本処理に渡される。
ステップ1001で、操作内容を変数bufに、操作されたブロックの制御グループ番号CG(bn)を変数cgへ、該制御グループの展開モードUFM(cg)を変数gtへ、展開グループ番号UFG(cg)を変数gnへ、それぞれ代入する。ステップ1002で、展開モードUFM(cg)=0なら、操作された制御ブロックでは展開が為されていないということであるから、ステップ1003で、操作されたブロックの現レイヤLN(bn)がchレイヤか判別する。chレイヤであるときは、ステップ1004で、現レイヤ番号LN(bn)を変数lnへ、操作されたchストリップsnに割り当てられているch番号LAD(ln,sn)を変数iへ、それぞれ代入する。ステップ1005で、第ichの操作子番号cnに応じたパラメータ値を、操作内容bufに応じて、変更する。
ステップ1006でレイヤLN(bn)がDCAレイヤか判別し、そうであるときは、ステップ1007で、chストリップsnに割り当てられているDCAグループに属する各chを、操作内容bufに応じて連動制御(DCA制御)する。ステップ1006でレイヤLN(bn)がカスタムレイヤのときは、ステップ1008で、当該ブロックに呼び出されているカスタムレイヤ定義ファイルを特定し、該カスタムレイヤ定義ファイルの内容に応じてchストリップsnに割り当てられているchまたはchセットグループを特定し、特定されたchまたはchセットグループの各chを操作内容bufに応じて制御する。
ステップ1002でUFM(cg)≠0なら、展開が為されているということであるから、ステップ1009で、操作されたブロックbnが展開範囲内か判別する。UFB(bn)=0なら、そのブロックは展開に使用されていないから展開範囲外であり、ステップ1003に進む。UFB(bn)≠0なら、そのブロックは展開に使用されているから展開範囲内であり、ステップ1010に進む。ただし、UFM(cg)=4の場合、すなわちchセットグループがUFB(bn)=1のブロックbnに展開されている場合は、当該UFB(bn)=1が設定されているブロックbn内のchストリップの操作のときのみ展開範囲内としてステップ1010に進むようにし、UFB(bn)=2が設定されているブロックbn内のchストリップの操作は展開範囲外としてステップ1003に進むようにする。同様に、UFM(cg)=5の場合、すなわちchセットグループがUFB(bn)=2のブロックbnに展開されている場合は、当該UFB(bn)=2が設定されているブロックbn内のchストリップの操作のときのみ展開範囲内としてステップ1010に進むようにし、UFB(bn)=1が設定されているブロックbn内のchストリップの操作は展開範囲外としてステップ1003に進むようにする。
ステップ1010では、変数ufbに展開ブロック番号UFB(bn)を代入し、(ufb−1)×8+snを変数jへ代入する。変数jの値は、操作されたchストリップsnに割り当てられているchが、展開されているグループ内で何番目のchであるかを示す値である。ただし例外として、UFM(cg)=5のとき、すなわちchセット#2展開キーによる展開のときは、UFB(bn)=1のブロックは展開に使用せずにUFB(bn)=2のブロックを展開に使用しているので、UFB(bn)=1のブロックのchストリップの数である8を上記jから減算しておく。次に、ステップ1011で、そのj番目のchのch番号GD(gt,gn,j)を変数iへ代入する。ステップ1010で、第ichの操作子番号cnに応じたパラメータ値を、操作内容bufに応じて変更する。
なお、展開に使用するブロックのうち最後のブロックでは、左側のchストリップから展開に使用されていくので、右側に使用されないchストリップが現れる場合があるが、そのようなchストリップの操作子を操作した場合は、ステップ1011でch番号GD(gt,gn,j)としてNULLが返されるので、ステップ1012では何も変更されないようになっている。
上記実施形態では図1のように4台のフェーダ装置を接続した例で説明したが、フェーダ装置の台数は任意である。フェーダ装置無しでメイン装置のみでも、本発明は適用可能である。また、メイン装置130内にDSP307を設けたが、DSPをミキサエンジンとして独立させ、オーディオネットワーク140に接続する形態としてもよい。さらに、chストリップ部(ブロック)を8本のchストリップで構成したが、この数も適宜変更してよい。
上記実施形態では図6に示すUnfoldキーを使用したが、各chストリップ毎にUnfoldキーを用意してもよい。その場合、Unfoldキーをオンすることで、chストリップの選択も同時に行えるので、SELキーの操作は不要となる。各chストリップ毎に用意するUnfoldキーは、表示スペースがあれば図6の5個のキーを用意してもよいし、この中の一部のUnfoldキーのみとしてもよい。
上記実施形態における、制御グループの数、レイヤ(chレイヤ、DCAレイヤ、カスタムレイヤ)の数、グループの数、グループを構成するchの数、展開に使用するブロックの数などは、適宜設計変更してもよい。
上記実施形態では、あるグループ種別の展開キーを操作した後に、そのグループ種別の何れかのグループを示すキーないしスイッチを操作することにより、そのグループの展開処理が開始されるようになっていたが、その展開キーを押しながらそのグループのキーないしスイッチを操作することで同処理が開始されるようにしてもよい。
上記実施形態のUnfoldキー群600には、各グループ種別毎に1つの展開キーが表示されていたが、複数のグループ種別に共通の1つの展開キーだけにしてもよい。その場合、その展開キーのオン操作の後に操作されるキーに応じて、どのグループ種別のグループを展開するか決めるようにすればよい。例えば、DCAグループが割り当てられたchストリップのSELキーが操作されたら、そのDCAグループを展開し、ミュートスイッチが操作されたら、そのミュートスイッチに対応するミュートグループを展開し、chセットグループが割り当てられたchストリップのSELキーが操作されたら、そのchセットグループを展開するようにすればよい。
上記実施形態のステップ1010では、あるchセットグループを2番目の展開先に展開するとき(UFM(cg)=5)、jから8を減算することにより、ubfが2であっても、そのchセットグループに登録された1〜8番目のchが展開されるようにしていたが、これは1つのやり方に過ぎない。別のやり方として、例えば、ステップ1010において、UFM(cg)=5であれば、bnの値に関わりなくufbを1とするようにしてもよいし、あるいは、ステップ1010は変更せずに、グループ内ch番号GD(gt,gn,j)を、gt=5の場合に、GD(5,gn,(j−8))=GD(5,、gn,j)である関数にしてもよい。
上記実施形態では、chストリップ部のレイヤを、各ブロック毎に独立して選択するようになっていたが、任意の複数ブロックをリンクして、それら複数ブロックで同じレイヤを同時選択するようにしてもよい。
100〜108…chストリップ部、110〜114…表示器、130…メイン装置、131〜134…フェーダ装置、140…オーディオネットワーク、201−1〜201−8…chストリップ、214…SELキー、218…電動フェーダ。
Claims (6)
- 各チャンネル(ch)のパラメータを記憶するパラメータ記憶部に記憶されたパラメータに基づいて、複数chに入力する音響信号の信号処理を行う音響信号処理装置であって、
それぞれ、ユーザの操作を受け付ける複数のchストリップを含む、複数の操作ブロックと、
1つの操作ブロックに割り当てる複数chを示すレイヤ情報を、複数記憶するレイヤ記憶部と、
各操作ブロック毎に、レイヤ選択指示に応じて、複数のレイヤ情報の中から1つのレイヤ情報を選択し、選択されたレイヤ情報の示す複数chを、当該操作ブロックの各chストリップに割り当てる第1割当部と、
複数のchから構成されるグループを1つ以上作成し、各グループ毎に、そのグループを構成する複数chを示すグループ情報を記憶するグループ作成部と、
各グループ毎に、そのグループを構成する複数chの音響信号の少なくとも1つの楽音特性を連動制御する連動制御部と、
前記複数の操作ブロックのうちの一部の操作ブロックを展開用として指定する指定部と、
前記複数のグループのうちの1のグループの展開指示に応じて、該グループのグループ情報が示す複数chのそれぞれを、前記指定部により指定された操作ブロックの各chストリップに、割り当てる第2割当部と、
1の操作ブロックの1のchストリップの操作に応じて、前記第2割当部により当該chストリップにchが割り当てられている場合は、該割り当てられているchのパラメータを制御し、割り当てられていない場合は、前記第1割当部により当該chストリップに割り当てられたchのパラメータを制御するパラメータ制御部と
を備えたことを特徴とする音響信号処理装置。 - 各チャンネル(ch)のパラメータを記憶するパラメータ記憶部に記憶されたパラメータに基づいて、複数chに入力する音響信号の信号処理を行う音響信号処理装置であって、
それぞれ、ユーザの操作を受け付ける複数のchストリップを含む、複数の操作ブロックと、
1つの操作ブロックに割り当てる複数chを示すレイヤ情報を、複数記憶するレイヤ記憶部と、
複数のchから構成されるグループを1つ以上作成し、各グループ毎に、そのグループを構成する複数chを示すグループ情報を記憶するグループ作成部と、
各グループ毎に、そのグループを構成する複数chの音響信号の少なくとも1つの楽音特性を連動制御する連動制御部と、
各操作ブロック毎に、レイヤ選択指示に応じて、複数のレイヤ情報の中から1つのレイヤ情報を選択し、選択されたレイヤ情報の示す複数chを、当該操作ブロックの各chストリップに割り当てる第1割当部と、
前記複数の操作ブロックを複数の制御グループに分け、各制御グループを構成する操作ブロックを示す制御グループ情報を記憶する制御グループ情報記憶部と、
前記制御グループ毎に、前記複数の操作ブロックのうちの一部の操作ブロックを展開用として指定する指定部と、
前記制御グループ毎に、前記複数のグループのうちの1のグループの展開指示に応じて、該グループのグループ情報が示す複数chのそれぞれを、前記指定部により指定された操作ブロックの各chストリップに、割り当てる第2割当部と、
前記制御グループ毎に、1の操作ブロックの1のchストリップの操作に応じて、前記第2割当部により当該chストリップにchが割り当てられている場合は、該割り当てられているchのパラメータを制御し、割り当てられていない場合は、前記第1割当部により当該chストリップに割り当てられたchのパラメータを制御するパラメータ制御部と
を備えたことを特徴とする音響信号処理装置。 - 請求項1または2に記載の音響信号処理装置において、
前記レイヤ情報は、(1)操作ブロックの各chストリップにそれぞれ1つずつchを割り当てるchレイヤを規定するchレイヤ情報、(2)複数のchから構成されるDCAグループを複数作成し、操作ブロックの各chストリップにそれぞれ1つずつ前記DCAグループを割り当てるDCAレイヤを規定するDCAレイヤ情報、または、(3)操作ブロックの各chストリップ毎に割り当てる1つ乃至複数のchを任意に定義したカスタムレイヤを規定するカスタムレイヤ情報を含むことを特徴とする音響信号処理装置。 - 請求項1または2に記載の音響信号処理装置において、
前記グループ情報は、(1)割り当てた1つのchストリップを用いてパラメータを連動制御する複数のchから構成されるDCAグループ、(2)1つのchのパラメータを変更するとグループ内の他のchのパラメータが連動して変更されるような複数のchから構成されるリンクグループ、(3)連動してミュートのオン/オフ制御を行う複数のchから構成されるミュートグループ、または、(4)割り当てた1つのchストリップを用いてパラメータを連動制御する複数のchから構成されるchセットグループを、規定する情報を含むことを特徴とする音響信号処理装置。 - 請求項1または2に記載の音響信号処理装置において、
前記指定部は、展開用の操作ブロックを複数指定する際、それら複数の操作ブロックの順番を指定するものであり、
前記第2割当部は、展開指示されたグループの複数chを前記指定部により指定された操作ブロックの各chストリップに割り当てる際、前記指定された操作ブロックの順番に従って割り当てていくことを特徴とする音響信号処理装置。 - 請求項1または2に記載の音響信号処理装置において、
前記グループ情報は、割り当てた1つのchストリップを用いてパラメータを連動制御する複数のchから構成されるchセットグループであって、1つのchセットグループを構成するch数が前記操作ブロック内のchストリップの数以下であるようなchセットグループを規定する情報を含み、
前記第2割当部は、展開指示されたchセットグループの複数chを、前記指定部により指定された操作ブロックのうちの所定の1つの操作ブロックのchストリップに、割り当てることを特徴とする音響信号処理装置。
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