JP5880074B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数のチャンネルで音響信号を処理する音響信号処理装置を制御する制御装置に関する。
従来から、複数のチャンネル(ch)で音響信号を処理するデジタルミキサ等の音響信号処理装置において、その操作パネル上に、chの信号処理パラメータを操作するための操作子を集めたchストリップを複数集めたchストリップ部を設けることが行われている。そして、音響信号処理装置が備えるchの数が増加するにつれ、全てのchと対応するchストリップを設けることが難しくなったため、chストリップ部の各chストリップに対するchの割り当てを変更できるようにし、各chストリップを、その割り当てたchのパラメータを操作するための操作子群として用いることができるようにする機能が開発されている。
このような機能としては、例えばレイヤ機能が挙げられる。このレイヤ機能は、1〜24番目の入力chからなるレイヤと25〜48番目の入力chからなるレイヤを用意しておき、それらのいずれかを選択することにより、選択したレイヤに含まれるchをchストリップ部の各chストリップに一括して割り当てることができる、というようなものである(非特許文献1参照)。
また、近年では、レイヤ機能以外にも、chストリップにchを割り当てる手法が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、1つのchストリップに、2以上の信号処理chを同時に割り当てると共に、その割り当てた信号処理chの中で、当該chストリップを用いてパラメータを編集する信号処理chを切り換えられるようにすることが提案されている。
特許文献2には、さらに、ステレオのLとRのように互いに連動する信号処理chや、予め同じグループとして定義された信号処理chである場合のみ、それらの2以上の信号処理chを1つのchストリップに割り当てられるようにすることが提案されている。
特許文献3には、グループ化して使用する複数のchを1つのchストリップに割り当て、そのchストリップの操作子でその割り当てた複数のchのパラメータを同時操作できるようにすることが提案されている。
なお、音響信号処理装置としては、専用ハードウェアを用いる装置の他、PC(パーソナルコンピュータ)に、DAW(デジタルオーディオワークステーション)アプリケーション(以下「DAWアプリ」という)等のソフトウェアを実行させることにより音響信号処理機能を実現させるものも知られている。
そして、DAWアプリを実行するPCに、chストリップ部をはじめとする多数の操作子を備えた、デジタルミキサのコンソールに似た外観の制御装置(リモートコントローラ)を接続し、その制御装置を用いてDAWアプリにおける信号処理パラメータを操作できるようにすることも知られている。
このような制御装置においても、上述した音響信号処理装置の場合と同様に、chストリップに操作対象とするchを割り当てることができる。なお、DAWアプリにおいては、「チャンネル(ch)」に当たる信号処理構成の単位を示す用語として「トラック」が用いられる。しかしここでは、デジタルミキサ等の音響信号処理装置の用語と統一を図るため、どちらも「チャンネル(ch)」と呼ぶことにする。
特開2011−23838号公報 特開2011−23837号公報 特開2011−23839号公報
「PM5D/PM5D−RH 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2004年
複数のchストリップへのchの割り当てについて、上述した従来の割り当て手法でも、一定の利便性を実現する割り当ては可能であった。しかし、非特許文献1に記載のレイヤ機能は、基本的にはchストリップへ割り当てるchを全て入れ替えてしまうような入れ替えを行うものであり、柔軟性が十分とは言えなかった。また、特許文献1〜3に記載の手法では、多数のchストリップへのchストリップの割り当てを変更する場合には操作が極めて煩雑であった。
なお、専用ハードウェアを用いる音響信号処理装置において、操作パネル部を、信号処理エンジンを制御するための制御装置であると捉えれば、DAWアプリにおける信号処理パラメータを操作するための制御装置と同様な機能を有すると考えられる。従って、上記のchの割り当てに関する事情は、音響信号処理装置においても、DAWアプリの動作を制御する制御装置においても、同様なものである。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、複数のチャンネルで音響信号を処理する音響信号処理装置を制御する制御装置において、複数のチャンネルストリップへのチャンネルの割り当てを、操作性よく柔軟に行えるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の制御装置は、複数のチャンネルで音響信号を処理する音響信号処理装置を制御する制御装置において、複数の操作部を備え、上記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当て可能である縦長のチャンネルストリップを、横方向に複数配列したチャンネルストリップ部と、上記チャンネルストリップのいずれかの操作部が操作された場合に、その操作に応じて、そのチャンネルストリップに割り当てられているチャンネルの上記操作された操作部と対応するパラメータの値を上記操作に応じて変更する指示を、上記音響信号処理装置に送信する変更指示手段と、上記チャンネルストリップ部が備える複数のチャンネルストリップの各々に、予め定められた対応関係に従って上記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当てる割当手段と、ユーザの操作に従って、上記複数のチャンネルストリップのうちスクロール対象の複数のチャンネルストリップにそれぞれ、指定された側に隣接するスクロール対象のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルを割り当て、このような隣接するチャンネルストリップがないスクロール対象端部のチャンネルストリップについては、その端部のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルの次のチャンネルを割り当てることにより、上記チャンネルストリップ部のうち上記スクロール対象のチャンネルストリップに対するチャンネルの割り当てをスクロールさせるスクロール手段と、ユーザの操作に従って、それまで上記複数のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち指定されたn個(nは自然数)のチャンネルを、上記チャンネルストリップ部の端からn本のチャンネルストリップにそれぞれ割り当て、それまで上記複数のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち上記n個以外のチャンネルをそれぞれ、上記チャンネルストリップ部の上記端からn本以外のチャンネルストリップに、順番を変えずに割り当てると共に、上記端からn本のチャンネルストリップを上記スクロール対象から除外するロック手段とを備えたものである。
また、この発明の別の制御装置は、複数のチャンネルで音響信号を処理する音響信号処理装置を複数の制御装置が連携して制御する制御システムを構成する制御装置において、複数の操作部を備え、上記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当て可能である縦長のチャンネルストリップを、横方向に複数配列したチャンネルストリップ部と、上記チャンネルストリップのいずれかの操作部が操作された場合に、その操作に応じて、そのチャンネルストリップに割り当てられているチャンネルの上記操作された操作部と対応するパラメータの値を上記操作に応じて変更する指示を、上記音響信号処理装置に送信する変更指示手段と、上記チャンネルストリップ部が備える複数のチャンネルストリップの各々に、予め定められた対応関係に従って上記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当てると共に、連携する他の制御装置のチャンネルストリップ部が備える複数のチャンネルストリップの各々に、予め定められた対応関係に従って上記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当てる割当手段とを設け、さらに、上記連携する複数の制御装置が備えるチャンネルストリップ部を予め定めた順序でそれぞれ横方向に配列した一連のチャンネルストリップ部があるとして、ユーザの操作に従って、上記一連のチャンネルストリップ部のうちスクロール対象の複数のチャンネルストリップにそれぞれ、指定された側に隣接するスクロール対象のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルを割り当て、このような隣接するチャンネルストリップがないスクロール対象端部のチャンネルストリップについては、その端部のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルの次のチャンネルを割り当てることにより、上記一連のチャンネルストリップ部のうち上記スクロール対象のチャンネルストリップに対するチャンネルの割り当てをスクロールさせるスクロール手段と、ユーザの操作に従って、それまで上記一連のチャンネルストリップ部のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち指定されたn個(nは自然数)のチャンネルを、上記一連のチャンネルストリップ部の端からn本のチャンネルストリップにそれぞれ割り当て、それまで上記一連のチャンネルストリップ部のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち上記n個以外のチャンネルをそれぞれ、上記一連のチャンネルストリップ部の上記端からn本以外のチャンネルストリップに、順番を変えずに割り当てると共に、上記端からn本のチャンネルストリップを、上記スクロール対象から除外するロック手段とを設けたものである。
この発明のさらに別の制御装置は、複数のチャンネルで音響信号を処理する音響信号処理装置を、順序を定めて配置された複数の制御装置が連携して制御する制御システムを構成する制御装置において、複数の操作部を備え、上記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当て可能である縦長のチャンネルストリップを、横方向に複数配列したチャンネルストリップ部と、上記チャンネルストリップのいずれかの操作部が操作された場合に、その操作に応じて、そのチャンネルストリップに割り当てられているチャンネルの上記操作された操作部と対応するパラメータの値を上記操作に応じて変更する指示を、上記音響信号処理装置に送信する変更指示手段と、上記チャンネルストリップ部が備える複数のチャンネルストリップの各々に、予め定められた対応関係に従って上記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当てると共に、連携する他の制御装置に対し、その制御装置のチャンネルストリップ部が備える複数のチャンネルストリップの各々に、予め定められた対応関係に従って上記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当てるよう指示する割当手段と、ユーザの操作に従ってその制御装置の複数のチャンネルストリップに対するチャンネルの割り当てを変更すると共に、連携する他の制御装置に対し、その制御装置の複数のチャンネルストリップに対するチャンネルの割り当て変更を指示する割当変更手段とを備え、上記割当変更手段に、ユーザの操作に従って、a)それまで上記各制御装置が備える各チャンネルストリップ部のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち指定されたn個(nは自然数)のチャンネルを、端部に配置された制御装置のチャンネルストリップ部における端からn本のチャンネルストリップにそれぞれ割り当て、b)それまで上記各制御装置が備える各チャンネルストリップ部のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち上記n個以外のチャンネルをそれぞれ、上記端部に配置された制御装置のうち上記端からn本以外のチャンネルストリップと、上記端部に配置された制御装置以外の制御装置のチャンネルストリップ部の各チャンネルストリップとに、順番を変えずに割り当てるように、その制御装置におけるチャンネルの割当変更及び連携する他の制御装置に対するチャンネルの割当変更指示を行うチャンネル移動手段を設けたものである。
このような制御装置において、上記割当変更手段に、ユーザの操作に従って、上記各制御装置が備える各チャンネルストリップ部のうちスクロール対象のチャンネルストリップにそれぞれ、c)指定された側に隣接するスクロール対象のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルを割り当て、d)このような隣接するチャンネルストリップがないスクロール対象端部のチャンネルストリップについては、それまでその端部のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルの次のチャンネルを割り当て、e)上記スクロール対象端部ではないが上記指定された側に隣接するチャンネルストリップがないチャンネルストリップ部端部のチャンネルストリップについては、隣に配置された制御装置のチャンネルストリップ部のうちその端部と反対側の端部のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルを割り当てるように、その制御装置におけるチャンネルの割当変更及び連携する他の制御装置に対するチャンネルの割当変更指示を行うことにより、上記スクロール対象のチャンネルストリップに対するチャンネルの割り当てをスクロールさせるスクロール手段を設け、上記チャンネル移動手段に、上記チャンネルの割当変更及び割当変更指示を行った場合に、端部に配置された制御装置のチャンネルストリップ部における上記端からn本のチャンネルストリップを、上記スクロール対象から除外するロック手段を設けるとよい。
以上のようなこの発明の制御装置によれば、複数のチャンネルで音響信号を処理する音響信号処理装置を制御する制御装置において、複数のチャンネルストリップへのチャンネルの割り当てを、操作性よく柔軟に行えるようにすることができる。
この発明の制御装置の実施形態及びその制御対象である音響信号処理装置を含む音響信号処理システムの構成を示す図である。 図1に示した制御装置のハードウェア構成を示す図である。 図1に示したPCが実行するDAWアプリにより実現される音響信号処理の機能構成を示す図である。 図1に示した制御装置が備える制御パネルの構成を示す図である。 制御装置におけるロック動作の概要を示す図である。 その別の図である。 そのさらに別の図である。 そのさらに別の図である。 制御装置におけるスクロール動作の概要を示す図である。 その別の図である。 制御装置のCPUがロックキーの操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 制御装置におけるchストリップへのchの割り当て状態を示すパラメータの例を示す図である。 制御装置のCPUがスクロールキーの操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 複数の制御装置が連携してDAWアプリの制御をするリンクモードの場合のロック動作及びスクロール動作の概要を示す図である。 リンクモードの制御装置におけるchストリップへのchの割り当て状態を示すパラメータの例を示す図である。 制御装置のCPUがリンクモードでロックキーの操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。 制御装置のCPUがリンクモードでスクロールキーの操作を検出した場合に実行する処理のフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、この発明の制御装置の実施形態及びその制御対象である音響信号処理装置を含む音響信号処理システムの構成を示す。
図1に示す制御装置10A〜10C(個体を区別する必要がない場合、符号「10」を用いる)が、この発明の制御装置の実施形態である。PC20は、CPUがHDD(ハードディスクドライブ)等の記憶手段に記憶したDAWアプリを実行することにより、制御装置10による制御対象である音響信号処理装置として機能する。PC20のハードウェアは、CPU、ROM、RAM、HDD、通信手段等を備えた公知のものでよい。
また、各制御装置10A〜10CとPC20とは、ハブ30を介して相互に通信可能なように接続され、ネットワークを構成している。このネットワークについては、有線無線を含め、規格は問わないが、例えばイーサネット(登録商標)規格を用いることができる。なお、ハブ30を用いることも必須ではない。
図1に示す音響信号処理システムにおいて、ユーザは、制御装置10に設けた操作子を操作することにより、PC20が実行するDAWアプリの動作を制御することができる。この制御には、少なくとも、DAWアプリが行う信号処理の内容を規定する信号処理パラメータの編集を含む。また、複数の制御装置10A〜10Cは、それぞれ独立してDAWアプリの制御をすることもできるが、リンクモードを設定することにより、相互に連携してDAWアプリの制御をすることもできる。詳細については後述する。
次に、図2に制御装置10のハードウェア構成を示す。
図2に示すように、制御装置10は、CPU101、ROM102、RAM103、通信I/F104、検出I/F105、表示I/F106を備え、これらがシステムバス110により接続されている。また、通信I/F104には通信I/O(入出力部)が、検出I/F105には操作子108が、表示I/F106には表示部109が、それぞれ接続されている。
そして、CPU101は、この制御装置10の動作を統括制御する制御部であり、ROM102に記憶された所要のプログラムを実行することにより、通信I/O107におけるデータの入出力や表示部109における表示を制御したり、操作子108の操作を検出してその操作に従ってchストリップの割り当てを変更したりPC20に対するDAWアプリのパラメータの変更指示をしたりといった処理を行う。
ROM102は、CPU101が実行する制御プログラム等を記憶する不揮発性記憶手段である。書き換え可能な記憶手段としてもよい。
RAM103は、一時的に記憶すべきデータを記憶したり、CPU101のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
通信I/F104は、通信I/O107をシステムバス110に接続するためのインタフェースである。通信I/O107は、制御装置10をネットワークに接続したり、種々の外部機器を接続したりするためのインタフェースである。他の制御装置10との通信や、PC20との通信は、この通信I/O107を介して行う。また、外部のディスプレイ、マウス、文字入力用のキーボード、操作パネル等を接続できるようにすることも考えられる。そして、本体の表示器や操作子をごく単純な構成にしたとしても、これらの外部機器を活用することによりパラメータの設定/変更や動作指示を行うことができるようにすることも考えられる。
検出I/F105は、操作子108の状態を検出し、操作子108に対してなされた操作の内容を示すデータをシステムバス110へ出力する。操作子108は、制御装置10に対する操作を受け付けるための操作子であり、種々のキー、ボタン、ロータリーエンコーダ、スライダ等によって構成することができる。表示部109を構成するLCD(液晶パネル)に積層したタッチパネルを用いることもできる。
表示I/F106は、CPU101の制御に従い、表示部109を制御して所要の情報を表示させる。表示部109は、例えば液晶パネル(LCD)や発光ダイオード(LED)によって構成することができる。
次に、図3に、PC20が実行するDAWアプリにより実現される音響信号処理の機能構成を示す。
図3に示す信号処理構成は、入力パッチ201、入力ch202、混合バス203、キューバス204、出力ch205、キュー/モニタ出力ch206、および出力パッチ207を備える。
これらのうち、入力パッチ201は、音響信号の入力ソースと入力ch202とを対応付け、その入力ソースから入力する音響信号を対応する入力ch202に供給する機能を有する。音響信号の入力ソースとしては、PC20に音響信号を入力するための不図示の入力I/Fや、PC20に記録されている音響信号を再生する再生トラック、与えられた自動演奏データに従い音響信号を生成する演奏トラック、音響信号を出力する他のアプリケーション等が考えられる。
入力ch202は、それぞれ入力する音響信号に対し種々の信号処理モジュールにより信号処理を行う信号処理手段である。入力ch202に設ける信号処理モジュールとしては、アッテネータ、ヘッドアンプ、フィルタ、イコライザ、ゲート、コンプレッサ、ディレイ、レベル調整(フェーダ)、パン等が考えられる。入力ch202における処理後の音響信号は、混合バス203及びキューバス204へ出力する。図示は省略したが、出力先のバス毎に、出力オンオフやレベル等を調整することができる。
また、図3の例では、入力chはNch設けており、それぞれを符号202−1,202−2,・・・,202−Nにより示している。しかし、個体を区別する必要がない場合、符号202を用いる。
混合バス203及びキューバス204は、それぞれNchの入力chから供給される音響信号を混合し、混合後の音響信号を対応する出力ch205又はキュー/モニタ出力ch206に出力する混合手段である。図3の例では、混合バス203はM系統を、キューバス204としては1組のステレオバスを設けている。
出力ch205は、それぞれ対応する系統の混合バス203から出力される音響信号に対し種々の信号処理モジュールにより信号処理を行う信号処理手段である。出力ch205に設ける信号処理モジュールとしては、イコライザ、コンプレッサ、レベル調整(フェーダ)、バランス調整、ディレイ、アッテネータ等が考えられる。出力ch205における処理後の音響信号は、出力パッチ207により対応付けられた出力先へ出力する。
また、図3の例では、出力chは混合バス203の各系統と対応させてMch設けており、それぞれを符号205−1,205−2,・・・,205−Mにより示している。しかし、個体を区別する必要がない場合、符号205を用いる。
キュー/モニタ出力ch206は、キューバス204と対応する出力chであり、ステレオ信号を処理するchである点を除けば、出力ch205と同様である。
出力パッチ207は、出力ch205及びキュー/モニタ出力ch206と、音響信号の出力先とを対応付け、出力ch205及びキュー/モニタ出力ch206で処理した音響信号を対応する出力先に供給する機能を有する。音響信号の出力先としては、PC20から音響信号を出力するための不図示の出力I/Fや、音響信号を記録する録音トラック、音響信号を入力する他のアプリケーション等が考えられる。
なお、DAWアプリにおいては、入力ch202や混合バス203(及びこれと対応する出力ch205)の数は、PC20のリソースの範囲内でユーザが任意に定めることができる。
次に、図4に、制御装置10が備える制御パネルの構成を示す。
図4に示すように、制御装置10の操作パネル120には、chストリップ部130、ディスプレイ140、操作子群150、左ロックキー161、右ロックキー162、左スクロールキー171、右スクロールキー172、カーソルキー180を設けている。これらの各構成は、図2に示した操作子108あるいは表示器109に該当する。
これらのうち、chストリップ部130は、それぞれ複数の操作子を備えた縦長のchストリップ131を、横方向に複数(ここでは8つ)配列したものである。8つのchストリップは、それぞれ符号131−1,131−2,・・・,131−8により示しているが、個体を識別する必要がない場合には符号131を用いる。これらのchストリップには、それぞれDAWアプリが備えるchの1つを割り当て、そのchの信号処理パラメータを操作するための操作子として用いることができる。
各chストリップ131には、選択キー132、ミュートキー133、フェーダ134、ロータリーエンコーダ135〜137を設けている。
これらのうち選択キー132は、chストリップに割り当てられているchの選択/非選択状態を切り換えるための操作子である。各chの選択/非選択状態は、独立してトグルで切り替え可能である。
ミュートキー133は、chストリップに割り当てられているchのミュートオン/オフを切り換えるための操作子である。フェーダ134は、同chのフェーダのレベルパラメータを制御するための操作子である。ロータリーエンコーダ135〜137は、特定のパラメータと対応する操作子ではなく、それぞれ、操作子群150の操作によりch内の任意のパラメータを割り当て、chストリップに割り当てられているchのその割り当てたパラメータを制御するための操作子として用いることができる。
chストリップ131が備えるこれらの操作子が操作された場合、CPU101がこれを検出すると、PC20に対し、DAWアプリが備えるchのうち操作された操作子を含むchストリップ131に割り当てられているchの、操作された操作子と対応するパラメータの値を、操作に応じて変更するよう指示するコマンドを送信する。PC20は、このコマンドに応じて、DAWアプリが持つパラメータの値を変更する。このことにより、ユーザは、制御装置10を操作してDAWアプリが信号処理に用いるパラメータの値を変更することができる。この動作において、CPU101は変更指示手段として機能する。
また、ディスプレイ140は、制御装置10の動作状態、chストリップ部130の各chストリップ131に割り当てられているch、PC20におけるDAWアプリの信号処理パラメータの値、DAWアプリの動作状態等を示す画面を表示する表示手段である。
操作子群150は、制御装置10に対し種々の操作を行うためのキーやボタン等の操作子である。
左ロックキー161及び右ロックキー162はそれぞれ、chストリップ131に対するchの割り当てについて、ロック動作を指示するための操作子である。ロック動作の詳細については後述する。
左スクロールキー171及び右スクロールキー172はそれぞれ、chストリップ131に対するchの割り当てについて、スクロール動作を指示するための操作子である。スクロール動作の詳細については後述する。
カーソルキー180は、ディスプレイ140に表示させた画面上でカーソルを移動させるための操作子である。
以上のような制御装置10とPC20とを備える音響信号処理システムにおいて、一つの特徴的な点は、制御装置10においてchストリップ131にchを割り当てる際の、ロック動作及びスクロール動作である。そこで、以下この点について説明する。
まず、図5乃至図8にロック動作の概要を示す。
図5及び以下の図面において、縦長の長方形は、それぞれ1つのchストリップ131を示す。その下側に記載した数字は、そのchストリップ131に割り当てられているDAWアプリのchの番号を示す。chストリップ131には入力ch202でも出力ch205でも割り当て可能であるが、1つのchストリップ部130においては、全てのchストリップ131に入力ch202及び出力ch205の一方が割り当てられるとする。
また、初期状態においては、各chストリップ131には、予め定めた対応関係に従ってchが割り当てられているとする。例えば、1番目から8番目のchストリップにそれぞれ1番目から8番目の入力ch202を割り当てる等である。また、chストリップ131とchとの対応関係を規定したレイヤデータを用意しておき、任意のタイミングにおいて、レイヤを選択することにより、対応するレイヤデータに従った割り当てができるようにしてもよい。これらの割り当てにおいては、CPU101が割当手段として機能する。
そして、ロック動作を行う場合、ユーザはまず選択キー132を操作することにより、いずれかのchストリップ131に割り当てられているchを選択する。ディスプレイ140に表示されている画面に対する操作によりこの選択を行えるようにしてもよい。
図5(a)には、左から4番目のchストリップ131に割り当てられている4番目のchが選択された状態を示している。横線のハッチング及びch番号の下の「(sel)」が、この選択を示す。
次に、ユーザが左ロックキー161を操作すると、選択されていたchを、一番左のchストリップ131に割り当てることができる。すなわち、選択されていたchの割り当て先を、一番左のchストリップ131に移動させることができる。また、この移動先のchストリップ131については、後述するスクロール動作の対象から除外する。このことを、chストリップ131を「ロックする」と呼び、斜線のハッチング及びch番号の下の「(lock)」により示す(図5(b)参照)。
また、上記の割り当て移動に伴い、選択されていたchがもともと割り当てられていたchストリップ131には、もはや選択されていたchを割り当てておく必要がなくなるため、そのchストリップ131より左側のchストリップ131に割り当てられていたchの割当先を、右に1つずつずらし、その場所を詰める。この動作は、もともと各chストリップ131に割り当てられていたchのうち、ロック動作により一番左のchストリップ131に移動させたch以外のchを、ロックされていない各chストリップ131に、左から昇順に割り当て直すことに相当する。
以上の割り当て変更の結果、各chストリップ131に対するchの割り当ての状態は図5(b)に示すようになる。
ユーザは、この状態でさらに別のchを選択し、左ロックキー161を操作することも可能である。
図5(c)には、左から4番目のchストリップ131に割り当てられている3番目の入力chを選択した状態を示す。この状態で左ロックキー161を操作すると、図5(d)に示すように、選択されていたchを、ロックされていないchストリップ131のうち最も左側のchストリップ131に割り当てると共にそのchストリップ131もロックし、操作時にロックされていないchストリップ131に割り当てられていた残りのchを、ロックされていない各chストリップ131に左から昇順に詰めて割り当てることができる。
このように、複数のchについてロック動作を行うことができる。
また、図6に示すように、複数のchを選択した状態で左ロックキー161を操作することも可能である。
例えば、図6(a)に示すように4番目と7番目のchを選択した状態で左ロックキー161を操作すると、図6(b)に示すように、選択されていた2つのchを左端から2つchストリップ131に割り当てると共にそれらchストリップ131をロックし、操作時に各chストリップ131に割り当てられていた残りのchを、ロックされていない各chストリップ131に左から昇順に詰めて割り当てることができる。
この状態でさらに別のchを選択し、左ロックキー161を操作することも可能である(図6(c)及び(d)参照)。
ここで、ロックされたchストリップ131の範囲を「ロックエリア」と呼ぶことにする。そして、ロックエリアに入るchストリップ131が複数になる場合、複数のchをロックエリア内の各chストリップ131にどのような順序で割り当てるかについては、いくつか考え方がある。
まず、図5(d)及び図6(d)に示したように、先にロックエリア内のchストリップ131に割り当てられていたchの割り当ては動かさずに、後にロックエリア内のchストリップ131に割り当てるべきchを、その隣のchストリップ131に割り当てることが考えられる。
あるいは、図7(a)に示すように、ロックエリア内のchストリップ131に割り当てるべき各chを、既にロックエリア内のchストリップ131に割り当てられていたchも含め、左端から順に右側へ向かって昇順に割り当て直すことも考えられる。
また、後にロックエリア内のchストリップ131に割り当てるべきchを、一番端のchストリップ131に割り当て、先にロックエリア内のchストリップ131に割り当てられていたchの割り当て先を、その分右側にずらすことも考えられる。この考え方に従えば、図6(c)の状態で左ロックキー161が操作されると、割り当て状態は図7(b)に示すようになる。すなわち、最後にロックエリア内のchストリップ131に割り当てる6番目のchが、左端のchストリップに割り当てられることになる。
また、図示は省略したが、左側のロックエリア内のchストリップ131に割り当てられたchが選択された状態で左ロックキー161が操作された場合、左側のロックエリアのロックを解除するようにするとよい。このとき、ロックエリア外のchストリップ131に割り当てられていたchのうち最も小さい番号のchを左端のchストリップに割り当て、そこから右側へ昇順に、(後述する右側のロックエリアを除く)各chストリップ131にchを割り当てるように、割り当てを変更するとよい。
また、chを選択した状態でユーザが右ロックキー162を操作すると、上述した左側へのロック動作と同様に、右側へのロック動作を行うことができる。すなわち、選択されていたchの割り当て先を、一番右のchストリップに移動させ、この移動先のchストリップをロックすることができる。また、操作時に各chストリップ131に割り当てられていた残りのchを、ロックされていないchストリップ131に左から昇順に詰めて割り当てることができる。図8(a)及び(b)に示す通りである。
複数のchについて順次ロック動作を行うことができることも、左側へのロック動作の場合と同様である(図8(c)及び(d)参照)。そして、これらの右側へのロック動作を行うと、右側にロックエリアが形成される。
以上をまとめると、ロック動作は、複数のchストリップ131に割り当てられているchのうち指定されたn個(nは自然数)のチャンネルを、所定の規則でchストリップ部130の端からn本のchストリップ131にそれぞれ割り当て、それまでchストリップ131に割り当てられていたchのうち上記n個以外のchをそれぞれ、上記端からn本以外のchストリップに、順番を変えずに割り当てると共に、上記端からn本のchストリップを後述するスクロールの対象から除外する動作であると言える。
次に、図9及び図10に、スクロール動作の概要を示す。
制御装置10においては、ユーザは、左スクロールキー171を操作することにより、各chの割当先を1つ左のchストリップ131にずらして、割り当て内容を左側へスクロールさせることができる。これは、chストリップ131の側から見れば、各chストリップに、1つ右側のchストリップ131に割り当てられていたchを割り当てる、ということになる。
また、一番右側のchストリップについては、一つ右側のchストリップがないため、操作時に割り当てられていたchの次のchを割り当てればよい。
ここで、「次のch」とは、基本的には、番号が1つ大きいchである。そして、番号の最も大きいchの「次のch」は、番号の最も小さいchとすることができる。しかし、一番右側のchストリップに番号の最も大きいchが割り当てられていた場合には、それ以上左スクロールができないようにしてもよい。また、番号が1つ大きいchがロックエリアに割り当てられていた場合には、そのchは飛ばして、番号がもう1つ大きいchを「次のch」とするとよい。
図9の例では、(a)の状態で左スクロールキー171が操作されると、(b)の状態になり、一番右側のchストリップには、それまで割り当てられていた8番目のchの次の9番目のchが割り当てられることになる。ch番号の下の「(added)」によりこのことを示す。
逆に、右スクロールキー172を操作することにより、各chの割当先を1つ右のchストリップ131にずらして、割り当て内容を右側へスクロールさせることができる。これは、chストリップ131の側から見れば、各chストリップに、1つ左側のchストリップ131に割り当てられていたchを割り当てる、ということになる。
また、一番左側のchストリップについては、一つ左側のchストリップがないため、操作時に割り当てられていたchの前のchを割り当てればよい。
ここで、「前のch」とは、番号の小さい方へ向かって「次のch」であり、基本的には、番号が1つ小さいchである。そして、番号の最も小さいchの「前のch」は、番号の最も大きいchとすることができる。その他についても、「次のch」の場合と同様な考え方が適用できる。
図9の例では、(a)の状態で右スクロールキー172が操作されると、(c)の状態になり、一番左側のchストリップには、それまで割り当てられていた1番目のchの前の48番目のchが割り当てられることになる(ここではchの数は48であるとする)。
ところで、上述したように、ロックエリアのchストリップについては、スクロール動作の対象から除外する。従って、図10(a)に示すようにロックエリアがある状態でスクロールキーが操作された場合、ロックエリアにおけるchの割り当ては変動せず、ロックエリア外のchストリップのみ存在するものとして、図9の場合と同様なスクロール動作を行う(図10(b),(c)参照)。
次に、以上説明してきたロック動作及びスクロール動作を行うために制御装置10のCPU101が実行する処理について説明する。
図11に、ロックキーの操作を検出した場合の処理のフローチャートを示す。このフローチャートは、基本的には左ロックキー161が操作された場合の処理を示すものであるが、右ロックキー162が操作された場合の処理もほぼ同じであるので、これをカッコ内に示した。以下の説明は、左ロックキー161が操作された場合について述べる。
制御装置10のCPU101は、いずれかのchストリップ131に割り当てられているchが選択されている状態で左ロックキー161が操作されたことを検出すると、図11のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理においてCPU101はまず、chストリップ131へのchの割り当て状態を保存する(S11)。
ここで、図12に、制御装置10におけるchストリップ131へのchの割り当て状態を示すパラメータの例を示す。
制御装置10においては、各chストリップ131の番号nと対応する変数として、n番目のchストリップ131−nに割り当てられたchのIDを示す割り当てchAS(n)と、同chストリップのロック有無を示すロックフラグLF(n)を設けている。図12には、図5(b)の割り当て状態と対応するデータ(ただし割り当てられているchは入力ch202であるとする)を示している。
chストリップ131には、入力ch202及び出力ch205のいずれも割り当てることができるので、割り当てchAS(n)に設定するIDとしては、chの番号だけでなく、入力ch202と出力ch205とを区別できるIDを用いる。ロックフラグLF(n)の値は、ロック状態がオン、ロックなしがオフである。
また、一時記憶TP(n)は、図11のステップS11で割り当て状態を保存するための変数であり、ステップS11では、各nについてAS(n)の値をコピーすればよい。
図11の説明に戻る。
ステップS11の後、CPU101は、各chストリップ131についてのロックフラグLF(n)の値を参照し、既に左側にロックエリアが設定されているか否か判断する(S12)。
そして、設定されていなければ(S12のNO)、選択されているchを、一番左のchストリップに割り当てる(S13)。すなわち、AS(1)に、選択されているchのIDを設定する。複数のchが選択されていれば、それらを一番左のchストリップから順に右に向かって昇順に割り当てるとよい。
また、左側にロックエリアが設定されており(S12のYES)、選択されているchが左側のロックエリア内でなければ(S14のNO)、左側ロックエリアのchストリップ131に割り当てられているchの情報を取得する(S15)。そして、選択されているch及びステップS15で取得したchを、図7等を用いて説明した所定の規則に従って一番左のchストリップから順に右に向かって割り当てる(S16)。
そして、ステップS13又はS16の後は、これらのステップでchを割り当てたchストリップ131をロックする(S17)。すなわち、ロックフラグLFをオンにする。
その後、ステップS11で保存したchのうちステップS13又はS16で割り当てられていないch(ロックエリアに割り当てないch)を、ロックエリア外のchストリップ131に左から昇順で割り当て(S18)、ステップS11で保存した情報を削除して(S21)、処理を終了する。なお、ステップS18では、右側のロックエリアが設定されている場合、右側のロックエリアのchストリップ131に割り当てられているchについては割り当てを行わない。
また、ステップS14でYESの場合、左側のロックエリアの全chストリップのロックを解除する(S19)。すなわち、ロックフラグLFをオフにする。そして、ロックエリア外のchストリップ131に、左から順に、左ロックキー161の操作時点でロックエリア外のchストリップ131に割り当てられていたchのうち最も番号の小さいchから昇順でchを割り当て(S20)、ステップS11で保存した情報を削除して(S21)、処理を終了する。なお、ステップS20でも、右側のロックエリアが設定されている場合、右側のロックエリアのchストリップ131に割り当てられているchは飛ばして割り当てを行う。
以上の処理により、図5乃至図8を用いて説明したロック動作を行うことができる。以上の処理において、CPU101がロック手段として機能する。なお、ロックエリア外においては常にchの割り当ては左から右へ向かって昇順で行うようにしているから、ステップS18での割り当てにおいて、新たにロックエリアに割り当てられることになったch以外のchについては、順番を変えずにロックエリア外のchストリップに割り当てられることになる。
そして、このロック動作を行うことにより、chストリップに対するchの割り当て内容を大きく変更することなく、所望のchを端部のわかりやすいchストリップに割り当てることができる。また、このための操作は、chを選択してロックキーを操作するのみであり、非常に単純である。従って、このロック動作により、柔軟かつ操作性のよいchの割り当てが可能となる。
また、ロック動作によりchを割り当てた端部のchストリップをロックしてスクロールの対象から除外するようにすれば、あえてわかりやすい位置に割り当てたchの割当先がスクロールによって移動されてしまうことも、chの順番が入れ替わったままスクロールして全体の割り当て内容がわかりづらくなることもなく、操作性よくパラメータを編集することができる。
次に、図13に、スクロールキーの操作を検出した場合の処理のフローチャートを示す。このフローチャートは、基本的には左スクロールキー171が操作された場合の処理を示すものであるが、右スクロールキー172が操作された場合の処理もほぼ同じであるので、これをカッコ内に示した。以下の説明は、左スクロールキー171が操作された場合について述べる。
制御装置10のCPU101は、左スクロールキー171が操作されたことを検出すると、図13のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理においてCPU101はまず、chストリップ131へのchの割り当て状態を保存する(S31)。この処理は、図11のステップS11と同様なものである。
次に、CPU101は、スクロール対象(ロックエリア外)で最も左のchストリップ131を処理対象とする(S32)。そして、処理対象の1つ右のchストリップ131がスクロール対象であれば(S33でYES)、ステップS31で保存した情報に従い、左スクロールキー171が操作された時点で処理対象の1つ右の(隣接する)chストリップ131に割り当てられていたchを、処理対象のchストリップ131に割り当てる(S34)。すなわち、処理対象の左からn番目のchストリップについて、AS(n)にTP(n+1)の値を設定する。
その後、一つ右のchストリップを次の処理対象として(S35)、ステップS33に戻って処理を繰り返す。
また、ステップS33でNOの場合、ステップS31で保存した情報に従い、左スクロールキー171が操作された時点で処理対象のchストリップ131に割り当てられていたchの次のchを、処理対象のchストリップ131に割り当て(S36)、ステップS31で保存した情報を削除して(S37)、処理を終了する。「次のch」については、図9の説明で述べた通りである。また、ステップS33でNOになるケースとしては、処理対象のchストリップ131がchストリップ部130の右端のchストリップである(一つ右のchストリップ131がない)ケースと、一つ右のchストリップ131が右側のロックエリアのchストリップ131であるケースとがある。いずれにせよ、処理対象のchストリップ131がスクロール対象の右端のchストリップである場合にステップS33でNOとなる。
以上の処理により、図9及び図10を用いて説明したスクロール動作を行うことができる。以上の処理において、CPU101がスクロール手段として機能する。
そして、このスクロール動作を行うことにより、chストリップに対するchの割り当て内容を大きく変更することなく、現在chストリップに割り当てられているchに近いchを、chストリップに割り当てることができる。そして、レイヤ切替のような全面的な割り当て変更に比べ、変更前後の割り当ての対応関係がわかり易い状態でchの割り当て状態を変更することができる。従って、柔軟かつ操作性のよいchの割り当てが可能となる。
次に、複数の制御装置10が連携してDAWアプリの制御をする場合の動作について説明する。
図14に、この場合のロック動作及びスクロール動作の概要を示す。表記法は、図5等の場合と同様である。
図14には、図1に示した3台の制御装置10A〜10Cを連携させる場合について示した。この場合、3台の制御装置10A〜10Cそれぞれにおいて、操作子群150の操作子を操作してリンクモードを設定する。
またこのとき、リンクモードで用いる制御装置のIDも設定し、IDによって、制御装置10A〜10Cの配置順を定義する。例えば、ID=#1の制御装置10Aが一番左、ID=#2の制御装置10Bが中央、ID=#3の制御装置10Cが一番右等である。連携させる全ての制御装置10においてIDの設定を行い、そのうち少なくとも1台の制御装置10において配置順の定義を行っておけば、その制御装置がIDをキーにネットワーク内で連携相手の制御装置10を探索し、配置順の定義を共有することができる。なお、各制御装置10の物理的な配置も、定義に合った位置とすべきである。
そして、複数の制御装置10を連携させる場合、ロック動作及びスクロール動作は、それらの各制御装置10のchストリップ部130を上述の定義に従った順番で並べて構成した1つのチャンネルストリップ部があるものとして、図5乃至図10を用いて説明したものと同じ規則で行う。
例えば、図14の例の場合、制御装置10Aが備える8つのchストリップ131が左から1〜8番目のchストリップ、制御装置10Bは備える8つのchストリップが9〜16番目のchストリップ、制御装置10Cが備える8つのchストリップが17〜24番目のchストリップであるとする。図14(a)では、これらの24のchストリップにそれぞれ1〜24番目のchが割り当てられ、このうち左から12番目のchストリップに割り当てられた12番目のchが選択された状態となっている。
この状態で左ロックキー161が操作されると、選択されている12番目のchを一連のchストリップ部の左端のchストリップ、すなわち制御装置10Aの左端のchストリップ131に割り当て、このchストリップ131をロックする。さらに、操作時に各chストリップ131に割り当てられていた残りのchを、ロックされていないchストリップ131に左から昇順に詰めて割り当てる(図14(b)参照)。もちろん、右ロックキー162が操作された場合には、選択されているchを右端のchストリップへ割り当てる。複数のchを指定してのロック動作も、図6等の場合と同様に可能である。
すなわち、制御装置10は、ロックキーが操作された場合、a)それまで各制御装置10が備える各chストリップ部130のchストリップ131に割り当てられていたchのうち指定されたn個のチャンネルを、端部に配置された制御装置10のchストリップ部130における端からn本のチャンネルストリップ131にそれぞれ割り当て、b)それまで各制御装置10が備える各チャンネルストリップ部130のchストリップ131に割り当てられていたchのうち上記n個以外のchをそれぞれ、上記端部に配置された制御装置10のうち上記端からn本以外のchストリップと、上記端部に配置された制御装置10以外の制御装置10のchストリップ部130の各chストリップ131とに、順番を変えずに割り当てる。
ここで、ロックキーの操作を検出した制御装置10は、自身におけるchの割り当ては、直接変更することができるが、他の制御装置10におけるchの割り当て変更は、該当の制御装置10に指示してその制御装置10に行わせる。レイヤ等を用いた初期の割り当てについても同様である。
なお、chの選択状態に関する情報を連携する制御装置10間で共有しておけば、選択されているchの割当先のchストリップを有する制御装置10と、ロックキーの操作を検出する制御装置10とが異なっていても特に問題はない。
次に、図14(b)の状態で左スクロールキー171が操作されると、ロックされている左端のchストリップを除き、各chストリップに、1つ右側のchストリップ131に割り当てられていたchを割り当てて、割り当て内容を左側へスクロールさせる。その結果、制御装置10Aの右端のchストリップには、右隣の制御装置10Bの左端のchストリップに割り当てられていたchを割り当てることになる。また、一連のchストリップ部の右端に当たる、制御装置10Cの右端のchストリップには、操作時に割り当てられていたchの次のchを割り当てる。その結果、割り当て状態は図14(c)に示すようになる。右スクロールキー172が操作された場合には、同様に割り当て内容を右側へスクロールさせる。
すなわち、制御装置10は、スクロールキーが操作された場合、各制御装置10が備える各chストリップ部130のうちスクロール対象のchストリップ131にそれぞれ、c)指定された側(例えば左スクロールの場合には右側である)に隣接するスクロール対象のchストリップ131にそれまで割り当てられていたchを割り当て、d)このような隣接するchストリップ131がないスクロール対象端部のchストリップ131については、それまで該端部のchストリップ131に割り当てられていたchの次のchを割り当て、e)上記スクロール対象端部ではないが上記指定された側に隣接するchストリップ131がないchストリップ部130端部のchストリップ131については、隣に配置された制御装置10のchストリップ部130のうち該端部と反対側の端部のchストリップ131にそれまで割り当てられていたchを割り当てる。他の制御装置10におけるchの割り当て変更を、該当の制御装置10に指示することは、ロック動作の場合と同様である。
なお、複数の制御装置10を連携させる場合、各制御装置10には、図15に示すように、連携する全ての制御装置10におけるchストリップ131へのchの割り当て状況の情報を記憶させておく。そして、ロック動作やスクロール動作を行う場合、まず図15に示すテーブルの内容を更新し、その後、他の制御装置10におけるchの割り当て変更を、該当の制御装置10に指示する。自身におけるchの割り当ては、図15に示すテーブルの内容を直接反映させるようにしてもよいし、図15と別に図12に示したようなテーブルを用意し、これらの対応箇所を同期させるようにしてもよい。
なお、図15のテーブルにおいて、chストリップIDは、制御装置10のIDと制御装置10内のchストリップの番号とによりchストリップを一意に特定するIDである。一連番号は、上述した一連のchストリップ部における、各chストリップの通し番号である。
次に、複数連携してロック動作及びスクロール動作を行うために制御装置10のCPU101が実行する処理について説明する。
図16に、ロックキーの操作を検出した場合の処理の、図11と対応するフローチャートを示す。このフローチャートの処理については、図11と異なる部分を中心に説明する。
制御装置10のCPU101は、リンクモードで、上述した一連のchストリップ部におけるいずれかのchストリップ131に割り当てられているchが選択されている状態で自装置の左ロックキー161が操作されたことを検出すると、図16のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理においてCPU101はまず、連携している全ての制御装置10のchストリップ131へのchの割り当て状態を保存する(S61)。これは、図15に示した一時記憶TP(n)に、各nについてAS(n)の値をコピーする処理に当たる。
その後、各chストリップ131についてのロックフラグLF(n)の値を参照し、既に左側にロックエリアが設定されているか否か判断する(S62)。
そして、設定されていなければ(S62のNO)、選択されているchを、一番左の制御装置10の一番左のchストリップ131に割り当てる(S63)。
また、左側にロックエリアが設定されており(S62のYES)、選択されているchが左側のロックエリア内でなければ(S64のNO)、左側のロックエリアのchストリップ131に割り当てられているchの情報を取得する(S65)。そして、選択されているch及びステップS65で取得したchを、所定の規則に従って一番左の制御装置の一番左のchストリップから順に右に向かって割り当てる(S66)。
そして、ステップS63又はS66の後は、これらのステップでchを割り当てたchストリップ131をロックする(S67)。
その後、ステップS61で保存したchのうちステップS63又はS66で割り当てられていないchを、ロックエリア外のchストリップ131に左から昇順で割り当てる(S68)。そして、他の制御装置10に、以上の処理による割り当て(ステップS71時点のAS(n)の値)に従ってchストリップ131にchを割り当て、以上の処理後の設定(ステップS71時点のLF(n)の値)に従ってロックの設定及び解除を行うよう要求する(S71)。その後、ステップS61で保存した情報を削除して(S72)、処理を終了する。
また、ステップS64でYESの場合、左側のロックエリアの全chストリップのロックを解除する(S69)。そして、ロックエリア外のchストリップ131に、左から順に、左ロックキー161の操作時点でロックエリア外のchストリップ131に割り当てられていたchのうち最も番号の小さいchから昇順でchを割り当てる(S70)。その後、他の制御装置10に、上述の場合と同様、以上の処理による割り当てに従ってchストリップ131にchを割り当て、以上の処理後の設定に従ってロックの設定及び解除を行うよう要求し(S71)、ステップS61で保存した情報を削除して(S72)、処理を終了する。なお、ステップS68及びS70では、右側のロックエリアが設定されている場合、右側のロックエリアのchストリップ131に割り当てられているchは飛ばして割り当てを行う。
以上の処理により、図14を用いて説明した、複数の制御装置10が連携したロック動作を行うことができる。以上の処理において、CPU101がロック手段として機能する。従って、制御装置10が1台のみの場合に比べ、多数のchストリップに対し柔軟かつ操作性のよいロック動作が可能となる。
次に、図17に、スクロールキーの操作を検出した場合の処理の、図13と対応するフローチャートを示す。このフローチャートの処理についても、図13と異なる部分を中心に説明する。
制御装置10のCPU101は、リンクモードで、左スクロールキー171が操作されたことを検出すると、図17のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理においてCPU101はまず、連携している全ての制御装置10のchストリップ131へのchの割り当て状態を保存する(S81)。この処理は、図16のステップS61と同様なものである。
次に、CPU101は、スクロール対象(ロックエリア外)で最も左のchストリップ131を処理対象とする(S82)。そして、処理対象の1つ右のchストリップ131がスクロール対象であれば(S83でYES)、ステップS81で保存した情報に従い、左スクロールキー171が操作された時点で処理対象の1つ右の(隣接する)chストリップ131に割り当てられていたchを、処理対象のchストリップ131に割り当てる(S84)。すなわち、処理対象のn番目のchストリップについて、AS(n)にTP(n+1)の値を設定する。
その後、一つ右のchストリップを次の処理対象として(S85)、ステップS83に戻って処理を繰り返す。
また、ステップS83でNOの場合、ステップS81で保存した情報に従い、左スクロールキー171が操作された時点で処理対象のchストリップ131に割り当てられていたchの次のchを、処理対象のchストリップ131に割り当てる(S86)。そして、他の制御装置10に、以上の処理による割り当て(ステップS87時点のAS(n)の値)に従ってchストリップ131にchを割り当てるよう要求する(S87)。その後、ステップS81で保存した情報を削除して(S88)、処理を終了する。
以上の処理により、図14を用いて説明したスクロール動作を行うことができる。以上の処理において、CPU101がスクロール手段として機能する。従って、制御装置10が1台のみの場合に比べ、多数のchストリップに対しスクロール動作が可能となる。
以上で実施形態の説明を終了するが、システム及び装置の構成、操作パネルの構成、具体的な処理内容、データの形式、操作方法等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、上述した実施形態においては、ロック動作を行った場合、ロックしたchストリップをスクロールの対象から除外するようにしたが、単にchの割り当て先を端のchストリップに変更し、それに伴って他のchの割り当て先の配置を詰めるのみとしてもよい。
また、例えば左側のロックエリアのchが選択された状態で左ロックキー161が操作された場合、左側のロックエリアの設定のみ解除する例について説明したが、両側のロックエリアの設定を解除するようにしてもよい。
また、ロックエリアが設定された状態でレイヤの選択がなされた場合、ロックエリアの設定されているchストリップ131については、レイヤデータに基づくchの割り当てを行わないようにしてもよい。逆に、レイヤの選択に応じてロックエリアを解除するようにしてもよい。
また、ロックエリアが設定された状態でいずれかのロックキーが操作された場合、その時点でのロックを全て解除した上で、選択されているchについてロック動作を行うようにしてもよい。
また、図11のステップS19で左側のロックエリアの設定を解除した場合にステップS20で左端のchストリップに割り当てるchは、その時点で左端のchストリップに割り当てられていたchのままとすることも考えられる。同様に、右側のロックエリアの設定を解除した場合に、右端のchストリップに割り当てるchを、その時点で右端のchストリップに割り当てられていたchとなるように、ステップS20の割り当てを行うことも考えられる。図16の処理においても同様である。
これらのようにすれば、あるとき注目してロックしたch近傍のchを操作できる状態でロックを解除することができる。
また、上述した実施形態では、複数の制御装置10を連携させる場合、全ての制御装置10が図15に示したような割り当て内容を記憶し、ロックやスクロールの操作を検出した制御装置が他の制御装置10にchの割り当て変更等を指示する例について説明した。しかし、複数の制御装置10のうち1台をマスタとし、そのマスタが全制御装置10におけるchの割り当てやロックを集中的に管理するようにしてもよい。
この場合、マスタ以外の制御装置10は、ロックやスクロールの操作を検出すると、その内容をマスタに送信する。そして、マスタが、送信された操作情報に基づき、図16や図17の処理を実行して他の制御装置10に割り当て変更等を指示する。このようにすれば、図15に示したような全制御装置10に係る割り当て状態を記憶するのはマスタのみでよい。他の制御装置10は、図12に示したような、自装置内についての割り当て状態のみ記憶していれば足りる。
また、連携させる制御装置10の数は、3台に限らず、任意の台数でよい。1台の制御装置10に設けるchストリップの数も、8に限らない。複数の制御装置10を連携させる場合に、制御装置毎にchストリップの数が異なっていてもよい。
また、この発明は、DAWアプリを実行するPC20だけでなく、任意の音響信号処理装置を制御する制御装置に適用可能である。この場合の音響信号処理装置としては、専用のハードウェアからなるミキサエンジンやエフェクタ等が考えられる。また、音響信号処理装置と制御装置とが一体化していてもよい。例えば、デジタルミキサの操作パネルが制御装置であり、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)が制御対象の音響信号処理装置であると考えることもできる。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
以上の説明から明らかなように、複数のチャンネルで音響信号を処理する音響信号処理装置を制御する制御装置において、複数のチャンネルストリップへのチャンネルの割り当てを、操作性よく柔軟に行えるようにすることができる。
従って、この発明を適用することにより、制御装置の操作性を向上させることができる。
10A〜10C…制御装置、20…PC、30…ハブ、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…通信I/F、105…検出I/F、106…表示I/F、107…通信I/O、108…操作子、109…表示部、110…システムバス、120…操作パネル、130…chストリップ部、131…chストリップ、132…選択キー、133…ミュートキー、134…フェーダ、135〜137…ロータリーエンコーダ、140…ディスプレイ、150…操作子群、161…左ロックキー、162…右ロックキー、171…左スクロールキー、172…右スクロールキー、180…カーソルキー、201…入力パッチ、202…入力ch、203…混合バス、204…キューバス、205…出力ch、206…キュー/モニタ出力ch、207…出力パッチ

Claims (4)

  1. 複数のチャンネルで音響信号を処理する音響信号処理装置を制御する制御装置であって、
    複数の操作部を備え、前記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当て可能である縦長のチャンネルストリップを、横方向に複数配列したチャンネルストリップ部と、
    前記チャンネルストリップのいずれかの操作部が操作された場合に、該操作に応じて、該チャンネルストリップに割り当てられているチャンネルの前記操作された操作部と対応するパラメータの値を前記操作に応じて変更する指示を、前記音響信号処理装置に送信する変更指示手段と、
    前記チャンネルストリップ部が備える複数のチャンネルストリップの各々に、予め定められた対応関係に従って前記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当てる割当手段と、
    ユーザの操作に従って、前記複数のチャンネルストリップのうちスクロール対象の複数のチャンネルストリップにそれぞれ、指定された側に隣接するスクロール対象のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルを割り当て、このような隣接するチャンネルストリップがないスクロール対象端部のチャンネルストリップについては、該端部のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルの次のチャンネルを割り当てることにより、前記チャンネルストリップ部のうち前記スクロール対象のチャンネルストリップに対するチャンネルの割り当てをスクロールさせるスクロール手段と、
    ユーザの操作に従って、それまで前記複数のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち指定されたn個(nは自然数)のチャンネルを、前記チャンネルストリップ部の端からn本のチャンネルストリップにそれぞれ割り当て、それまで前記複数のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち前記n個以外のチャンネルをそれぞれ、前記チャンネルストリップ部の前記端からn本以外のチャンネルストリップに、順番を変えずに割り当てると共に、前記端からn本のチャンネルストリップを前記スクロール対象から除外するロック手段とを備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 複数のチャンネルで音響信号を処理する音響信号処理装置を複数の制御装置が連携して制御する制御システムを構成する制御装置であって、
    複数の操作部を備え、前記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当て可能である縦長のチャンネルストリップを、横方向に複数配列したチャンネルストリップ部と、
    前記チャンネルストリップのいずれかの操作部が操作された場合に、該操作に応じて、該チャンネルストリップに割り当てられているチャンネルの前記操作された操作部と対応するパラメータの値を前記操作に応じて変更する指示を、前記音響信号処理装置に送信する変更指示手段と、
    前記チャンネルストリップ部が備える複数のチャンネルストリップの各々に、予め定められた対応関係に従って前記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当てると共に、連携する他の制御装置のチャンネルストリップ部が備える複数のチャンネルストリップの各々に、予め定められた対応関係に従って前記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当てる割当手段とを備え、
    さらに、前記連携する複数の制御装置が備えるチャンネルストリップ部を予め定めた順序でそれぞれ横方向に配列した一連のチャンネルストリップ部があるとして、
    ユーザの操作に従って、前記一連のチャンネルストリップ部のうちスクロール対象の複数のチャンネルストリップにそれぞれ、指定された側に隣接するスクロール対象のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルを割り当て、このような隣接するチャンネルストリップがないスクロール対象端部のチャンネルストリップについては、該端部のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルの次のチャンネルを割り当てることにより、前記一連のチャンネルストリップ部のうち前記スクロール対象のチャンネルストリップに対するチャンネルの割り当てをスクロールさせるスクロール手段と、
    ユーザの操作に従って、それまで前記一連のチャンネルストリップ部のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち指定されたn個(nは自然数)のチャンネルを、前記一連のチャンネルストリップ部の端からn本のチャンネルストリップにそれぞれ割り当て、それまで前記一連のチャンネルストリップ部のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち前記n個以外のチャンネルをそれぞれ、前記一連のチャンネルストリップ部の前記端からn本以外のチャンネルストリップに、順番を変えずに割り当てると共に、前記端からn本のチャンネルストリップを、前記スクロール対象から除外するロック手段とを備えることを特徴とする制御装置。
  3. 複数のチャンネルで音響信号を処理する音響信号処理装置を、順序を定めて配置された複数の制御装置が連携して制御する制御システムを構成する制御装置であって、
    複数の操作部を備え、前記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当て可能である縦長のチャンネルストリップを、横方向に複数配列したチャンネルストリップ部と、
    前記チャンネルストリップのいずれかの操作部が操作された場合に、該操作に応じて、該チャンネルストリップに割り当てられているチャンネルの前記操作された操作部と対応するパラメータの値を前記操作に応じて変更する指示を、前記音響信号処理装置に送信する変更指示手段と、
    前記チャンネルストリップ部が備える複数のチャンネルストリップの各々に、予め定められた対応関係に従って前記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当てると共に、連携する他の制御装置に対し、該制御装置のチャンネルストリップ部が備える複数のチャンネルストリップの各々に、予め定められた対応関係に従って前記複数のチャンネルのうち1のチャンネルを割り当てるよう指示する割当手段と、
    ユーザの操作に従って当該制御装置の複数のチャンネルストリップに対するチャンネルの割り当てを変更すると共に、連携する他の制御装置に対し、該制御装置の複数のチャンネルストリップに対するチャンネルの割り当て変更を指示する割当変更手段とを備え、
    前記割当変更手段が、ユーザの操作に従って、a)それまで前記各制御装置が備える各チャンネルストリップ部のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち指定されたn個(nは自然数)のチャンネルを、端部に配置された制御装置のチャンネルストリップ部における端からn本のチャンネルストリップにそれぞれ割り当て、b)それまで前記各制御装置が備える各チャンネルストリップ部のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルのうち前記n個以外のチャンネルをそれぞれ、前記端部に配置された制御装置のうち前記端からn本以外のチャンネルストリップと、前記端部に配置された制御装置以外の制御装置のチャンネルストリップ部の各チャンネルストリップとに、順番を変えずに割り当てるように、当該制御装置におけるチャンネルの割当変更及び連携する他の制御装置に対するチャンネルの割当変更指示を行うチャンネル移動手段を備えることを特徴とする制御装置。
  4. 請求項3に記載の制御装置であって、
    前記割当変更手段が、ユーザの操作に従って、前記各制御装置が備える各チャンネルストリップ部のうちスクロール対象のチャンネルストリップにそれぞれ、c)指定された側に隣接するスクロール対象のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルを割り当て、d)このような隣接するチャンネルストリップがないスクロール対象端部のチャンネルストリップについては、それまで該端部のチャンネルストリップに割り当てられていたチャンネルの次のチャンネルを割り当て、e)前記スクロール対象端部ではないが前記指定された側に隣接するチャンネルストリップがないチャンネルストリップ部端部のチャンネルストリップについては、隣に配置された制御装置のチャンネルストリップ部のうち該端部と反対側の端部のチャンネルストリップにそれまで割り当てられていたチャンネルを割り当てるように、当該制御装置におけるチャンネルの割当変更及び連携する他の制御装置に対するチャンネルの割当変更指示を行うことにより、前記スクロール対象のチャンネルストリップに対するチャンネルの割り当てをスクロールさせるスクロール手段を備え、
    前記チャンネル移動手段が、前記チャンネルの割当変更及び割当変更指示を行った場合に、端部に配置された制御装置のチャンネルストリップ部における前記端からn本のチャンネルストリップを、前記スクロール対象から除外するロック手段を備えることを特徴とする制御装置。
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