JP7325102B2 - 錠 - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP7325102B2
JP7325102B2 JP2019226040A JP2019226040A JP7325102B2 JP 7325102 B2 JP7325102 B2 JP 7325102B2 JP 2019226040 A JP2019226040 A JP 2019226040A JP 2019226040 A JP2019226040 A JP 2019226040A JP 7325102 B2 JP7325102 B2 JP 7325102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
cam
latch
locking
knob
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019226040A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021095695A (ja
Inventor
翼 城口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Opnus Co Ltd
Original Assignee
Opnus Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Opnus Co Ltd filed Critical Opnus Co Ltd
Priority to JP2019226040A priority Critical patent/JP7325102B2/ja
Publication of JP2021095695A publication Critical patent/JP2021095695A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7325102B2 publication Critical patent/JP7325102B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Description

本発明は、宅配ボックスやロッカー等を施錠する錠に関する。
従来、宅配ボックスやロッカー等を施錠する錠としてボタン錠やダイヤル錠等が広く知られている。例えば、特許文献1には、ハウジングに対して出没自在に設けられたラッチを備え、開閉体の閉鎖時におけるラッチの没入を契機に、閉操作の規制を解除するとともに錠機構本体を施錠するように構成したボタン錠が開示されている。
特開2019-82078号公報
特許文献1に記載のボタン錠は、開閉体を閉めるだけで操作摘みの操作を行うことなく施錠が可能であるが、例えば、宅配ボックスによって荷物の受け渡しを行う場合には、宅配ボックスを解錠状態に維持し、宅配業者等が荷物の預け入れを自由に行えることが好ましく、荷物の受け渡しのような利用態様には不向きである。
一方、宅配ボックスを解錠状態に維持するように構成した場合、風等によって宅配ボックスの扉が開いてしまうといった問題がある。このような問題を解決するために、ツマミを施錠位置にすることで、宅配ボックスの扉が開かないように仮施錠を行う錠も存在するが、ツマミが施錠位置にあることから、宅配業者等が、宅配ボックスは施錠状態にある(使用中である)と勘違いしてしまったり、宅配ボックスの使用者が、宅配ボックスの解錠後(使用後)に仮施錠し忘れてしまったりする等の問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであって、宅配業者や使用者等が解錠状態であることを確実に認識できるとともに、解錠状態であっても風等によって扉が開閉することを未然に防止することができる錠を提供することを目的とする。
本発明に係る錠は、ツマミによる操作によって扉を施解錠することが可能なカムと、前記扉の閉鎖によって前記扉を施錠することが可能なラッチと、を備え、前記ツマミは、前記ラッチによる施錠を維持した状態で前記カムによる施錠が行われる施錠位置と、前記ラッチによる施錠を維持した状態で前記カムによる施錠が解除される解錠位置と、前記カムによる施錠が解除された状態で前記ラッチによる施錠が解除される仮施錠解除位置と、に移動可能であり、前記ツマミを前記解錠位置から前記仮施錠解除位置に移動すると前記扉が解錠され、前記ツマミは前記仮施錠解除位置から前記解錠位置に復帰する、ことを特徴とする錠である。
本発明に係る錠によれば、宅配業者や使用者等が解錠状態であることを確実に認識できるとともに、解錠状態であっても風等によって扉が開閉することを未然に防止することができるという優れた効果を奏し得る。
右勝手のボタン錠10を正面側から見た正面側外観斜視図である。 右勝手のボタン錠10を背面側から見た背面側外観斜視図である。 左勝手のボタン錠10を正面側から見た正面側外観斜視図である。 左勝手のボタン錠10を背面側から見た背面側外観斜視図である。 (a)図2に示す右勝手のボタン錠10において、符号Rで示す部位に配設される部品の一部を抜き出して示した図である。(b)図4に示す左勝手のボタン錠10において、符号Lで示す部位に配設される部品の一部を抜き出して示した図である 左勝手のボタン錠10における、ツマミ22とカム20による施解錠動作を示した図である。 左勝手のボタン錠10における、ツマミ22とラッチ24による仮施錠解除動作を示した図である。
以下、図面を用いて、本実施形態に係るボタン錠10について詳細に説明する。ボタン錠10は、左勝手および右勝手の両方に対応可能な錠であり、左勝手および右勝手の両方に共通して使用される共通部品と、左勝手および右勝手の一方のみに使用される専用部品と、で構成される。
<共通部品>
最初に、図1~図4を用いて、左勝手および右勝手の両方に共通して使用される共通部品について説明する。
図1は、右勝手のボタン錠10を正面側から見た正面側外観斜視図であり、図2は、右勝手のボタン錠10を背面側から見た背面側外観斜視図である。また、図3は、左勝手のボタン錠10を正面側から見た正面側外観斜視図であり、図4は、左勝手のボタン錠10を背面側から見た背面側外観斜視図である。
ボタン錠10は、宅配ボックスやロッカー等の扉の戸先に取り付けて使用される錠である。図1~図4に示すように、右勝手および左勝手のボタン錠10は、いずれも、箱状のケース12と、このケース12の前方を覆うように配設される化粧板14と、この化粧板14の上方に操作可能に配置される複数のボタン16と、ツマミ22による操作によって扉を施解錠することが可能なカム20と、扉の閉鎖によって扉を施錠することが可能なラッチ24と、ツマミ22と水平方向に並べて配設されたシリンダ錠26と、を有して構成される。
ボタン錠10は、カム20とラッチ24をケース12の正面視右側または正面視左側に取り付け可能であり、図1~図2に示す右勝手のボタン錠10では、カム20とラッチ24を、ケース12の正面視左側に取り付けている一方で、図3~図4に示す左勝手のボタン錠10では、カム20とラッチ24を、ケース12の正面視右側に取り付けている。
シリンダ錠26は、非常時に施解錠機構によらずにカム20の解錠を行うことが可能な錠である。また、ケース12の内部空間には、カム20による施解錠を行うための施解錠機構(図5~図7において一部のみ図示)と、ボタン16の暗証番号(数字合わせ)を変更するための暗証番号変更機構(図示省略)と、暗証番号が揃った状態のボタン16をリセットする(初期位置に戻す)ための暗証番号リセット機構(図示省略)等が収容されている。これらの機構を構成する部品も、左勝手および右勝手の両方に共通して使用される共通部品である。
なお、シリンダ錠26、施解錠機構、暗証番号変更機構、および、暗証番号リセット機構については、本願の出願人による特許出願(特願2017-86909号)の明細書および図面に開示されているとともに、本発明の特徴部分では無いため、その説明は省略する。
<専用部品>
次に、図5(a)および同図(b)を用いて、左勝手および右勝手の一方のみに使用される専用部品について説明する。
図5(a)は、図2に示す右勝手のボタン錠10において、符号Rで示す部位に配設される部品の一部を抜き出して示した図であり、図5(b)は、図4に示す左勝手のボタン錠10において、符号Lで示す部位に配設される部品の一部を抜き出して示した図である。
図5(a)に示すように、右勝手のボタン錠10においては、カム20が、ツマミ22に同軸的に配置・固定されており、カム20は、ツマミ22とともに回動可能である。
なお、シリンダ錠26の外筒のテール(後端)26aには、テール26aを保護するためのテールカバー28が取り付けられているが、このテールカバー28は、ボタン錠10の施解錠に必須の部品では無いため、必要に応じて取り付ければよい。また、施解錠機構を構成する部品(共通部品)には、左勝手のボタン錠10の専用部品である接続ギア34,36の回転軸が嵌合可能な軸受34a,36aが形成されている。
一方、図5(b)に示すように、左勝手のボタン錠10においては、カム20が、シリンダ錠26の外筒のテール26aにテールギア32を介して配置されており、テールギア32とともにテール26aに対して相対回動可能である。また、テールギア32は、2つの接続ギア34,36を介して、カムギア38と動力伝達可能に配設されている。このカムギア38は、ツマミ22に同軸的に配置・固定されており、ツマミ22とともに回動可能である。
すなわち、本例では、図5(b)に示す、テールギア32、接続ギア34,36、および、カムギア38が、左勝手のボタン錠10のみに使用される専用部品に該当する。
本例に係るボタン錠10によれば、左勝手および右勝手の両方に対応可能なため、部品の共通化を図ることができ、部品の管理を簡素化できるとともに、低コスト化が可能である。また、組立作業においても、左勝手および右勝手の一方(本例では、右勝手)を基準として組立を行った後、左勝手および右勝手の他方(本例では、左勝手)のみに使用される専用部品(本例では、テールギア32、接続ギア34,36、および、カムギア38)を追加すればよいため、作業手順が単純で、組立を容易に行うことができる上に、組立に要する時間を従来よりも短縮することが可能で、納期を早めることができる。また、共通部品と専用部品を明確に区別することができるため、部品の管理が容易で、コスト低減につなげることができる。
<ツマミとカムによる施解錠動作>
次に、図6を用いて、ツマミ22とカム20による施解錠動作について説明する。図6は、左勝手のボタン錠10における、ツマミ22とカム20による施解錠動作を示した図である。なお、右勝手のボタン錠10における、ツマミ22とカム20による施解錠動作は、本願の出願人による特許出願(特願2017-86909号)の明細書および図面に開示されており、従来公知の技術であるため、その説明は省略する。
ボタン錠10の使用者が、ボタン16の押下操作を行って暗証番号に対応する数字を揃えると、ツマミ22を用いてカム20による解錠操作を行うことが可能となる。この解除操作により、ツマミ22を用いてカム20を施錠位置(図6(a)に示す位置)から解錠位置(図6(b)に示す位置)まで回動すると、ツマミ22とともに回動可能なカムギア38が、図6(a)において符号R1で示す方向(時計回り)に回動する。
カムギア38が同方向(時計回り)に回動すると、カムギア38に噛み合う接続ギア36が符号R2で示す方向(反時計回り)に回動し、さらに、この接続ギア36に噛み合う接続ギア34が符号R3で示す方向(時計回り)に回動する。接続ギア34が同方向(時計回り)に回動すると、接続ギア34に噛み合うテールギア32が符号R4で示す方向(反時計回り)に回動し、このテールギア32とともに回動可能なカム20が、図6(b)に示すように、宅配ボックスやロッカー等の本体(ストライク)から退出することで、ラッチ24による施錠を維持した状態でカム20による施錠が解除される状態(仮施錠状態)となる。なお、ラッチ24による施錠については、図7を用いて後述する。
<ツマミとラッチによる仮施錠解除動作>
次に、図7を用いて、ツマミ22とラッチ24による仮施錠解除動作について説明する。図7は、左勝手のボタン錠10における、ツマミ22とラッチ24による仮施錠解除動作を示した図である。なお、右勝手のボタン錠10における、ツマミ22とラッチ24による仮施錠解除動作は、ラッチ24とラッチカムの取り付け位置が異なるだけであるため、その説明は省略する。
ボタン錠10は、上述の共通部品として、さらに、ツマミ22に同軸的に配置・固定されたロックカム42と、このロックカム42によって上下方向に移動(スライド)可能なスライダー44と、このスライダー44によって回動され、ラッチ24を水平方向に移動可能なラッチカム46と、を備える。
図7に示すように、ラッチ24は、平面視で前面が平面形状で、背面が先端に向けて先が細くなる曲面形状となっている。このため、ラッチ24は、扉の閉鎖に伴って宅配ボックスやロッカー等の本体に押圧され、バネによる付勢力に逆らってケース12内に一時的に退出した後、本体を乗り越えてストライク内に突出する(ケース12から突出した状態(施錠状態)となる)。ここで、ラッチ24の前面は平面形状となっているため、扉を引いてもラッチ24が本体を乗り越えてストライクからケース12内に退出することは無く、ラッチ24による施錠が維持される。
ロックカム42は、ツマミ22とともに回動可能であるとともに、スライダー44に係合可能な凸部42aを有する。スライダー44は、矩形のベース部44aと、このベース44aの下方に突出形成されたL字形状の腕部44bを有し、この腕部44bは、ロックカム42の凸部42aに係合可能な位置に配設される。また、ベース部44aの上部両端には、左勝手用のラッチカム46を取り付け可能な左勝手用取付部44cと、右勝手用のラッチカム46を取り付け可能な右勝手用取付部44dが形成されている。
ラッチカム46は、施解錠機構を構成する部品(共通部品)に回動可能に配設されており、下端が左勝手用取付部44c(右勝手では右勝手用取付部44d)に回動可能に取り付けされ、上端がラッチ24に係合されている。ラッチ24は、バネ(図示省略)によってケース12から突出する方向に付勢されており、ツマミ22を仮施錠解除位置(図7(b)に示す位置)に移動しない限り(ツマミ22による操作によってラッチ24をケース12内に引き込まない限り)、宅配ボックスやロッカー等の本体(ストライク)側に向けて、ケース12から突出した状態(施錠状態)となる。
図7(a)に示す状態は、ラッチ24による施錠を維持した状態でカム20による施錠が解除されている状態(仮施錠状態)であり、図6(b)を用いて説明した状態と同じである。この状態において、ボタン錠10の使用者が、ツマミ22を解錠位置(図6(b)、図7(a)に示す位置)から仮施錠解除位置(図7(b)に示す位置)まで回動すると、ツマミ22とともに回動可能なロックカム42が、図7(b)において符号R11で示す方向(時計回り)に回動する。ロックカム42が同方向(時計回り)に回動すると、ロックカム42の凸部42aに係合するスライダー44が符号L1で示す方向(下方向)に移動し、さらに、このスライダー44のベース部44aに接続されたラッチカム46が符号R12で示す方向(時計回り)に回動する。
ラッチカム46が同方向(時計回り)に回動すると、ラッチカム46に係合されたラッチ24が符号L2で示す方向(右方向)に移動し、このラッチ24が、図7(b)に示すように、宅配ボックスやロッカー等の本体(ストライク)から退出することで、扉の開閉が可能な状態(解錠状態)となる。
なお、ツマミ22は、図示しない付勢手段(バネ)によって、仮施錠解除位置(図7(b)に示す位置)から解錠位置(図6(b)、図7(a)に示す位置)に復帰するように付勢されており、ツマミ22から手を放すと、解錠位置まで自動で(付勢手段による付勢力によって)回動し、ラッチ24による施錠が行われる。
すなわち、ツマミ22による操作によってラッチ24をケース12内に引き込めば、ボタン錠10は、ラッチ24による施錠を維持した状態でカム20による施錠が解除されている状態(仮施錠状態)から、扉の開閉が可能な状態(解錠状態)となる。
以上説明したように、本発明に係る錠(例えば、図1~図4に示すボタン錠10)は、ツマミ(例えば、図1、図3に示すツマミ22)による操作によって扉を施解錠することが可能なカム(例えば、図2、図4に示すカム20)と、前記扉の閉鎖によって前記扉を施錠することが可能なラッチ(例えば、図2、図4に示すラッチ24)と、を備え、前記ツマミは、前記ラッチによる施錠を維持した状態で前記カムによる施錠が行われる施錠位置(例えば、図6(a)に示す位置)と、前記ラッチによる施錠を維持した状態で前記カムによる施錠が解除される解錠位置(例えば、図6(b)、図7(a)に示す位置)と、前記カムによる施錠が解除された状態で前記ラッチによる施錠が解除される仮施錠解除位置(例えば、図7(b)に示す位置)と、に移動可能であり、前記ツマミを前記解錠位置から前記仮施錠解除位置に移動すると前記扉が解錠され、前記ツマミは前記仮施錠解除位置から前記解錠位置に(付勢手段による付勢力によって)復帰する、ことを特徴とする錠である。
本例に係るボタン錠10によれば、ツマミ22は、ラッチ24による施錠を維持した状態でカム20による施錠が解除される解錠位置に移動可能なため、ツマミ22による操作によってカム20による施錠が解除された状態(解錠状態)であっても、ラッチ24による施錠を維持することができ、風等によって扉が勝手に空いてしまうようなことがなく、利便性を高めることができる。
また、ツマミ22が施錠位置に位置していると、宅配業者等がボタン錠10が使用中(施錠状態)であると勘違いしてしまったり、宅配ボックスの使用者が、宅配ボックスの解錠後(使用後)に仮施錠し忘れてしまったりする等の問題があるが、施錠位置とは異なる解錠位置において、ラッチ24による施錠を維持することができるため、宅配業者や使用者等が解錠状態であることを確実に認識することができる。
また、ツマミ22を解錠位置から仮施錠解除位置に移動すると扉が解錠されるため、簡単な操作で扉を解錠することができ、利便性が高い上に、ツマミは仮施錠解除位置から解錠位置に復帰するため、ツマミを解錠位置に戻し忘れることがない。
また、前記ツマミは、前記施錠位置、前記解錠位置、および、前記仮施錠解除位置の順番で回動可能に構成され、前記仮施錠解除位置は、前記施錠位置よりも前記解錠位置に近いものであってもよい。
このような構成とすれば、宅配業者や使用者等が施錠状態であると勘違いすることを未然に防止することができる上に、解錠位置から仮施錠解除位置への移動が容易となるため、利便性を高めることができる。
また、前記ツマミを前記解錠位置から前記仮施錠解除位置に移動すると前記ラッチによる施錠を解除するラッチ駆動手段を備え、前記ラッチ駆動手段の少なくとも一部(例えば、図7に示すロックカム42、スライダー44、ラッチカム46)は、前記左勝手および前記右勝手で共通であってもよい。
このような構成とすれば、ラッチによる施錠を実現しながらも、左勝手と右勝手で部品の共通化を図ることができ、部品の管理を簡素化できるとともに、低コスト化が可能である。
また、前記右勝手においては、前記ラッチを前記錠の正面視左側に取り付け可能であり、前記左勝手においては、前記ラッチを前記錠の正面視右側に取り付け可能であってもよい。
このような構成とすれば、左勝手と右勝手の両方において、カムによる施錠が解除された状態(解錠状態)であっても、ラッチによる施錠を維持することができ、風等によって扉が勝手に空いてしまうようなことがなく、利便性を高めることができる。
また、前記右勝手においては、前記カムを前記錠の正面視左側に取り付け可能であり、前記左勝手においては、前記カムを前記錠の正面視右側に取り付け可能であるとともに、前記ツマミの回転によって前記カムを回動させるカム駆動手段(例えば、図5(b)に示す、テールギア32、接続ギア34,36、カムギア38)を取り付け可能であってもよい。
このような構成とすれば、左勝手と右勝手で部品の共通化を図ることができ、部品の管理を簡素化できるとともに、低コスト化が可能である。また、組立作業においても、左勝手および右勝手の一方(例えば、右勝手)を基準として組立を行った後、左勝手および右勝手の他方(例えば、左勝手)のみに使用される専用部品(例えば、カム駆動手段)を追加すればよいため、作業手順が単純で、組立を容易に行うことができる上に、組立に要する時間を従来よりも短縮することが可能で、納期を早めることができる。また、共通部品と専用部品を明確に区別することができるため、部品の管理が容易で、コスト低減につなげることができる。
また、前記カムによる施錠を解除することが可能なシリンダ錠(例えば、図1、図3に示すシリンダ錠26)を備え、前記ツマミと前記シリンダ錠を水平方向に並べて配設し、前記左勝手においては、前記カムを前記シリンダ錠の外筒に回動可能に配設するものであってもよい。
このような構成とすれば、ツマミとシリンダ錠を備えた錠において、シリンダ錠を利用してカムを取り付けることができ、左勝手と右勝手の両方に対応しながらも、部品点数の増加を抑止することが可能で、低コスト化が可能である。
なお、本発明に係る錠は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。従って、例えば、本発明に係る錠は、ボタン錠に限定されず、ダイヤル錠やカード錠等であってもよい。また、左勝手および右勝手の両方に対応可能な錠に限定されない。
本発明に係る錠は、宅配ボックスやロッカー等の錠前として適用することができる。
10 ボタン錠
12 ケース
14 化粧板
16 ボタン
20 カム
22 ツマミ
24 ラッチ
26 シリンダ錠
28 テールカバー
32 テールギア
34,36 接続ギア
38 カムギア
42 ロックカム
44 スライダー
46 ラッチカム

Claims (8)

  1. ツマミによる操作によって扉を施解錠することが可能なカムと、
    前記扉の閉鎖によって前記扉を施錠することが可能なラッチと、を備え、
    前記ツマミは、前記ラッチによる施錠を維持した状態で前記カムによる施錠が行われる施錠位置と、前記ラッチによる施錠を維持した状態で前記カムによる施錠が解除される解錠位置と、前記カムによる施錠が解除された状態で前記ラッチによる施錠が解除される仮施錠解除位置と、に移動可能であり、
    前記ツマミを前記解錠位置から前記仮施錠解除位置に移動すると前記扉が解錠され、前記ツマミは前記仮施錠解除位置から前記解錠位置に復帰する、
    ことを特徴とする錠。
  2. 請求項1に記載の錠において、
    前記ツマミは、前記施錠位置、前記解錠位置、および、前記仮施錠解除位置の順番で回動可能に構成され、
    前記仮施錠解除位置は、前記施錠位置よりも前記解錠位置に近い、
    ことを特徴とする錠。
  3. 請求項1または請求項2に記載の錠において、
    左勝手および右勝手の両方に対応可能である、
    ことを特徴とする錠。
  4. 請求項3に記載の錠において、
    前記ツマミを前記解錠位置から前記仮施錠解除位置に移動すると前記ラッチによる施錠を解除するラッチ駆動手段を備え、
    前記ラッチ駆動手段の少なくとも一部は、前記左勝手および前記右勝手で共通である、
    ことを特徴とする錠。
  5. 請求項3または請求項4に記載の錠において、
    前記右勝手においては、前記ラッチを前記錠の正面視左側に取り付け可能であり、
    前記左勝手においては、前記ラッチを前記錠の正面視右側に取り付け可能である、
    ことを特徴とする錠。
  6. 請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載の錠において、
    前記右勝手においては、前記カムを前記錠の正面視左側に取り付け可能であり、
    前記左勝手においては、前記カムを前記錠の正面視右側に取り付け可能であるとともに、前記ツマミの回転によって前記カムを回動させるカム駆動手段を取り付け可能である、
    ことを特徴とする錠。
  7. 請求項6に記載の錠において、
    前記カムによる施錠を解除することが可能なシリンダ錠を備え、
    前記ツマミと前記シリンダ錠を水平方向に並べて配設し、
    前記左勝手においては、前記カムを前記シリンダ錠の外筒に回動可能に配設する、
    ことを特徴とする錠。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の錠において、
    前記錠は、ボタン錠またはダイヤル錠である、
    ことを特徴とする錠。
JP2019226040A 2019-12-16 2019-12-16 Active JP7325102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019226040A JP7325102B2 (ja) 2019-12-16 2019-12-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019226040A JP7325102B2 (ja) 2019-12-16 2019-12-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021095695A JP2021095695A (ja) 2021-06-24
JP7325102B2 true JP7325102B2 (ja) 2023-08-14

Family

ID=76430824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019226040A Active JP7325102B2 (ja) 2019-12-16 2019-12-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7325102B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5659976B2 (ja) 2011-07-15 2015-01-28 株式会社島津製作所 乳房検診用放射線撮影装置
JP5880074B2 (ja) 2012-01-23 2016-03-08 ヤマハ株式会社 制御装置
JP2018184768A (ja) 2017-04-26 2018-11-22 株式会社オプナス ボタン錠

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5659976A (en) * 1979-10-17 1981-05-23 Katori Nakamura Button locking device
JPS5880074A (ja) * 1981-11-06 1983-05-14 株式会社長澤製作所 ボタン錠
JPS59109874U (ja) * 1983-01-14 1984-07-24 株式会社ベルバツク ドアのロツク装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5659976B2 (ja) 2011-07-15 2015-01-28 株式会社島津製作所 乳房検診用放射線撮影装置
JP5880074B2 (ja) 2012-01-23 2016-03-08 ヤマハ株式会社 制御装置
JP2018184768A (ja) 2017-04-26 2018-11-22 株式会社オプナス ボタン錠

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021095695A (ja) 2021-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60156879A (ja) 扉錠
EP3589809B1 (en) Locking module
US10267070B2 (en) Glove box assembly with external latch mechanism
US20220268062A1 (en) Door latch device
TW201526751A (zh) 電子裝置及其門蓋機構
JP7325102B2 (ja)
JP2009281098A (ja) かばん用センターロック
US3666306A (en) Lock with safety bolt
US925455A (en) Lock and fastening.
US20160215534A1 (en) Vehicle door latch for preventing locking
JP6735966B2 (ja) 錠前制御システムおよび錠前制御装置
JP2019177077A (ja) 収容ボックス
KR101409397B1 (ko) 도어 자동 잠금 장치
EP3770363A1 (en) Motor-driven door latch for vehicle
JP7290098B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JPH0816421B2 (ja) 車両用ロック装置
JPS6393980A (ja) ドアロツク装置
US20200071965A1 (en) Lockbox index drive
CN210563850U (zh) 一种带主锁舌的电子锁
JP2013096098A (ja) 施錠装置、および、キャビネット
JP2019019511A (ja) Ble通信による施錠・解錠キーボックス
JP2022167318A (ja) Ble通信により解錠させる電気式ダイヤルキーボックス
JP5372688B2 (ja) ロッカーおよびロッカー用の符号錠装置
JP4961620B2 (ja) 狭框扉錠の錠止機構
JP5640297B2 (ja) ダイアル錠の開扉防止機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7325102

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150