JP4591468B2 - 音響処理装置およびその制御方法を実現するプログラム - Google Patents

音響処理装置およびその制御方法を実現するプログラム Download PDF

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Description

本発明は、タッチパネル方式のディスプレイを設け、該ディスプレイ上にユーザ定義キーを表示する音響処理装置およびその制御方法を実現するプログラムに関する。
タッチパネル方式のディスプレイを設け、該ディスプレイ上にユーザ定義キーを表示する音響処理装置は、従来から知られている。
このような音響処理装置として、デジタルミキサがある(たとえば、非特許文献1参照)。図9は、この従来のデジタルミキサの液晶ディスプレイ(LCD)に表示された画面の一例を示す図であり、同図(a)は、ユーザ定義キー(User Define Keys)を表示したときの画面を示し、同図(b)は、各ユーザ定義キーに機能を割り当て設定するときの設定画面を示している。
図9(a)に示すように、上記従来のデジタルミキサでは、ユーザ定義キーとして、表示態様が同じ(図示例では、正方形状)キーを複数個表示し、各キーにはそれぞれ、ユーザが選択した機能を割り当てることができるようになっている。キーに機能を割り当てようとするときには、ユーザは、たとえばキーアサインモードを選択することで、図9(b)に示すような設定画面をLCD上に表示する。図示例の設定画面は、キー番号(No)、機能(Function)およびパラメータ(Parameter)の各項目からなるリスト形式で表示されているので、ユーザは、好みのキー番号に、割り当てたい機能とパラメータを選択する。そしてユーザは、たとえば、図示されていない“OK”ボタンを操作することで、好みのユーザ定義キーに好みの機能とパラメータを割り当てることができる。
YAMAHA DIGITAL MIXING CONSOLE M7CL 取扱説明書
しかし、上記従来のデジタルミキサでは、複数のユーザ定義キーはいずれも同じ表示態様でLCD上に表示されるので、隣り合うキーに、それぞれ関連する機能(たとえば、図9(b)の例では、キー番号が“1”と“2”であるユーザ定義キーにそれぞれ割り当てられたシーン番号(Scene No)の「ダウン」と「アップ」)が割り当てられたとしても、ユーザは、隣り合うどのキーとどのキーに関連する機能が割り当てられているかを一目で直感的に把握することができなかった。
もちろん、キー上またはその周囲に、割り当てられた機能およびパラメータの名称を表示することは通常行われているが、この場合でも、ユーザは、表示された名称から関連しているかどうかをキー毎に判断しなければならないので、隣り合うどのキーとどのキーに関連する機能が割り当てられているかを一目で直感的に把握できるとは言い難い。
本発明は、この点に着目してなされたものであり、隣り合うどのキーとどのキーに関連する機能が割り当てられているかをユーザが一目で直感的に把握することが可能となる音響処理装置およびその制御方法を実現するプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の音響処理装置は、タッチパネル方式の画面上に複数のユーザ定義キーを表示する表示手段と、前記複数のユーザ定義キーのそれぞれに機能を割り当て可能な割り当て手段と、前記複数のユーザ定義キーのそれぞれに、どのユーザ定義キーがどの方向で隣接するかを規定する規定情報を記憶する規定情報記憶手段と、前記表示された複数のユーザ定義キーのうち、前記規定情報によって規定された方向でそれぞれ隣接するユーザ定義キーに、前記割り当て手段によって関連する機能が割り当てられたときには、該隣接するユーザ定義キーをグループ化し、当該グループで共通した表示態様となるように、当該グループ内のユーザ定義キーの表示態様を決定する決定手段と、該決定手段によって決定された表示態様のユーザ定義キーを前記画面上に表示するように前記表示手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の音響処理装置は、請求項1の音響処理装置において、関連する機能に共通する機能概念毎に、予め決定された表示態様を示す表示態様情報を記憶する表示態様情報記憶手段をさらに有し、前記決定手段は、前記グループ内のユーザ定義キーの表示態様を決定するときには、前記表示態様情報記憶手段に記憶された表示態様情報のうち、当該グループ内のユーザ定義キーに割り当てられた機能に共通する機能概念に対応する表示態様情報に基づいて、当該グループ内のユーザ定義キーの表示態様を決定することを特徴とする。
請求項3に記載の音響処理装置は、請求項1または2の音響処理装置において、前記制御手段は、前記グループ内の複数のユーザ定義キーに割り当てられた機能に共通する機能概念についての説明を、前記決定された表示態様で表示された当該複数のユーザ定義キーを含む近傍に表示することを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項4に記載のプログラムは、請求項1と同様の技術的思想によって実現できる。
請求項1または4に記載の発明によれば、タッチパネル方式の画面上に表示された複数のユーザ定義キーのうち、規定情報によって規定された方向でそれぞれ隣接するユーザ定義キーに、関連する機能が割り当てられたときには、該隣接するユーザ定義キーがグループ化され、当該グループで共通した表示態様となるように、当該グループ内のユーザ定義キーの表示態様が決定され、該決定された表示態様のユーザ定義キーが前記画面上に表示されるので、ユーザは、隣り合うどのキーとどのキーに関連する機能が割り当てられているかを一目で直感的に把握することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る音響処理装置を適用したデジタルミキサ1のモジュール構成を示すブロック図である。
同図に示すように、デジタルミキサ1のコンソール内には、主として、音声信号を複数チャンネル分入力可能な音声信号入力回路6と、該音声信号入力回路6から入力された複数チャンネルの音声信号に各種信号処理を施す信号処理部21と、該信号処理部21から出力された複数チャンネルの音声信号を外部に出力する音声信号出力回路12と、GUI(graphical user interface)を提供するとともに、そのGUIに対してユーザが行ったタッチ操作を入力するタッチパネル方式のLCD3aと、各種情報を入力するための操作子2とが設けられている。なお、音声信号入力回路6には、音声信号を供給する、マイクなどの音声信号供給源100が接続され、音声信号出力回路12には、出力された音声信号を音響に変換する、スピーカなどのサウンドシステム101が接続されている。
図2は、デジタルミキサ1の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、デジタルミキサ1は、ジョグダイヤルやロータリスイッチ、オン/オフスイッチ等を含む、複数の操作子2と、各種情報等を表示する、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)および発光ダイオード(LED)等を備えた表示部3と、前記複数の操作子1のそれぞれの操作状態を検出する検出回路4と、表示部3が表示可能な表示データを生成して表示部3に供給する表示回路5と、前記音声信号入力回路6と、装置全体の制御を司るCPU7と、各種信号処理を行うDSP(digital signal processor)8と、CPU7が実行する制御プログラムや各種テーブルデータ等を記憶するROM9と、各種入力情報および演算結果等を一時的に記憶するRAM10と、前記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種楽曲データ、各種データ等を記憶する外部記憶装置11と、前記音声信号出力回路12と、外部機器102を接続し、この外部機器102とデータの送受信を行う通信インターフェース(I/F)13とにより構成されている。
上記構成要素4〜13は、バス14を介して相互に接続され、音声信号入力回路6には前記音声信号供給源100が接続され、音声信号出力回路12には前記サウンドシステム101が接続され、通信I/F13には外部機器102が接続されている。
外部記憶装置11としては、たとえば、フレキシブルディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、CD−ROMドライブおよび光磁気ディスク(MO)ドライブ等を挙げることができる。そして、外部記憶装置11には、前述のように、CPU7が実行する制御プログラムも記憶でき、ROM9に制御プログラムが記憶されていない場合には、この外部記憶装置11に制御プログラムを記憶させておき、それをRAM10に読み込むことにより、ROM9に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU7にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。
通信I/F13には、図示例では、外部機器102が接続されているが、これに限られず、たとえばLAN(Local Area Network)やインターネット、電話回線等の通信ネットワークを介して、サーバコンピュータが接続されるようにしてもよい。この場合、外部記憶装置11に上記各プログラムや各種パラメータが記憶されていなければ、通信I/F13は、サーバコンピュータからプログラムやパラメータをダウンロードするために用いられる。クライアントとなるデジタルミキサ1は、通信I/F13および通信ネットワークを介してサーバコンピュータへとプログラムやパラメータのダウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュータは、このコマンドを受け、要求されたプログラムやパラメータを、通信ネットワークを介してデジタルミキサ1へと配信し、デジタルミキサ1が通信I/F13を介して、これらプログラムやパラメータを受信して外部記憶装置11に蓄積することにより、ダウンロードが完了する。
なお、前記図1の信号処理部21は、図2では、CPU7、DSP8、ROM9およびRAM10によって構成されるものに相当する。また、信号処理部21が実行する各種信号処理の例としては、ミキシング処理や各種効果の付与処理などを挙げることができる。
また、本実施の形態では、本発明をデジタルミキサに適用したが、これに限らず、タッチパネル方式のディスプレイを備え、そのディスプレイ上に複数のユーザ定義キーを表示できる種類の装置であれば、どのようなものに適用してもよい。
以上のように構成されたデジタルミキサ1が実行する制御処理を、まず図3を参照してその概要を説明し、次に図4〜図8を参照して詳細に説明する。
デジタルミキサ1は、前記従来のデジタルミキサと同様に、LCD3a上に複数のユーザ定義キーを表示し、そのユーザ定義キーに対するユーザのタッチ操作に応じて、当該ユーザ定義キーに割り当てられた機能を実行するように構成されている。しかし、従来のデジタルミキサでは、ユーザ定義キーの表示態様が、すべてのユーザ定義キーに亘ってほぼ共通であるのに対して、デジタルミキサ1では、図3に示すように、隣接しかつ関連した機能が割り当てられているという条件に従ってユーザ定義キーをグループ化し、キーグループ毎に表示態様を共通化し、各キーグループ内のユーザ定義キーの表示態様を当該共通化した表示態様で表示するようにした点が異なっている。
図3は、ユーザ定義キーをグループ化し、キーグループ毎にユーザ定義キーの表示態様を共通化して表示したときのLCD3aの画面を示す図である。同図(a)は、キーの背景をキーグループ毎に共通化した例を示し、同図(b)は、ユーザ定義キーの形状をキーグループ毎に共通化した例を示し、同図(c)は、同図(b)の表示態様に加えて、各キーの近傍に、当該キーに割り当てられた機能およびパラメータの説明(キャプション)を表示するようにした例を示し、同図(d)は、同図(c)の表示例に対して、パラメータの説明を表示する位置を変更した例を示している。なお、機能の説明は、キーグループ毎に1つ表示され、パラメータの説明は、キー毎に表示される。
また、図面には色付けすることができないので、モノクロで描かれているが、図3(a)〜(d)の表示態様に加えて、キーグループ毎にキーの表示色を変えるようにすれば、キーグループ毎にキーの表示態様を共通化した結果についてのユーザの視認性がさらに向上する。
さらに、図3(a)〜(d)のうち、いずれの表示態様を用いて表示するかは、ユーザが自由に選択できるようにしてもよいし、予め固定的に決まっていてもよい。本実施の形態では、ユーザが自由に選択できるものとする。
このように、本実施の形態では、隣接しかつ関連した機能が割り当てられているという条件に従ってユーザ定義キーをグループ化し、キーグループ毎にユーザ定義キーの表示態様を共通化したので、ユーザは、隣り合うどのキーとどのキーに関連ある機能が割り当てられているかを一目で直感的に把握することができる。
次に、この制御処理を詳細に説明する。
図8は、この制御処理で使用する各種テーブルのフォーマットを示す図である。同図(a)は、機能−カテゴリ・テーブル(Function-Category Table)を示し、同図(b)は、カテゴリ・テーブル(Category Table)を示し、同図(c)は、キーレイアウト・テーブル(Key Layout Table)を示し、同図(d)は、キーグループ・テーブル(Key Group Table)を示している。
機能−カテゴリ・テーブルは、ユーザ定義キーに割り当て可能な機能がどのカテゴリに属するかを示すテーブルであり、工場設定などで予め設定され、たとえば前記ROM9に格納されている。ここで、割り当て可能な機能のうちの一部について、簡単に説明する。“Scene No”とは、各シーンメモリ(図示せず)に付与された番号を示し、“Fader 001”とは、複数あるフェーダのうち、001番目のフェーダを示し、“Mute Group 001”とは、全出力チャンネルを複数のグループに分割して、1度にミュート可能なミュートグループとした場合の001番目のミュートグループを示している。また、「カテゴリ」は、「機能」の上位概念であり、本実施の形態では、「カテゴリ」を「キーグループ」を生成するために用いている。なお、機能−カテゴリ・テーブルは、本実施の形態では、ユーザが自由に変更できないものとしているが、これに限らず、自由に変更できるようにしてもよい。
カテゴリ・テーブルは、キーグループ(上記カテゴリに相当する)毎にユーザ定義キーの表示態様を規定するテーブルであり、カテゴリ毎に、背景(Back Ground)の形状、キー形状(Key Shape)、カテゴリのキャプション(Caption-Category)の有無およびパラメータのキャプション(Caption-Param)の有無を規定している。カテゴリ・テーブルは、前記RAM10あるいは外部記憶装置11の所定領域に作成される。ここで、背景の形状として設定されている“Goggle-Shaped”は、図3(a)の形状3a1のことであり、“Rounded-Rectangle”は、図3(a)の形状3a3のことであり、“Ellipse”は、図3(a)の形状3a2のことである。また、キー形状として設定されている“Ellipse”は、図3(b)の形状3a1,3a3のことであり、“Connected”は、図3(b)の形状3a2のことである。さらに、カテゴリのキャプションとは、図3(c),(d)のユーザ定義キーの上に表示されている「カテゴリ」の説明であり、“On”が設定されているときには、図3(c),(d)のようにキャプション表示を行い、“Off”が設定されているときには、図3(a),(b)のようにキャプション表示を行わない。パラメータのキャプションとは、図3(c),(d)のユーザ定義キーの下あるいはキー上に表示されている「パラメータ」の説明であり、“On”が設定されているときには、キャプション表示を行い、“Off”が設定されているときには、キャプション表示を行わない。なお、カテゴリ・テーブルは、本実施の形態では、ユーザがカテゴリ毎に各項目の値を選択設定するものとしているが、これに限らず、機能−カテゴリ・テーブルと同様に、予め設定され、ユーザが変更できないものとしてもよいし、ユーザが機能−カテゴリ・テーブルの選択設定を望まないときには、デフォルトの機能−カテゴリ・テーブルを使用し、ユーザが機能−カテゴリ・テーブルの選択設定を望むときには、デフォルトの機能−カテゴリ・テーブルを編集できるようにしてもよい。
キーレイアウト・テーブルは、ユーザ定義キー毎に、どのユーザ定義キーがどの方向で隣接するかを規定するものである。キーレイアウト・テーブルは、LCD3a上に表示されるユーザ定義キーの個数とその配置が決まれば一意的に決まるので、機能−カテゴリ・テーブルと同様に、予め設定されてROM9に格納されている。なお、キーレイアウト・テーブルは、ユーザによる変更を必要としないので、編集できないものとすればよい。
キーグループ・テーブルは、隣接しかつ関連する機能が割り当てられたユーザ定義キーからなるキーグループを登録するものであり、前記RAM10あるいは外部記憶装置11の所定領域に作成される。そして、キーグループ・テーブルは、機能−カテゴリ・テーブルとキーレイアウト・テーブルに基づいてCPU7が作成するものである。
図4は、デジタルミキサ1、特にCPU7が実行するキーグループ・テーブル作成処理の手順を示すフローチャートである。
本キーグループ・テーブル作成処理は、上述のように、機能−カテゴリ・テーブルとキーレイアウト・テーブルに基づいてキーグループ・テーブルを作成する処理である。本キーグループ・テーブル作成処理をフローチャートに基づいて詳細に説明する前に、この処理のアルゴリズムの概要を説明する。
まず、(1)ユーザ定義キーのうちの1つをターゲットキーに設定し、(2)前記キーレイアウト・テーブルを参照して、このターゲットキーに隣接するユーザ定義キーのうちの1つを隣接ターゲットキーに設定する。次に、(3)隣接ターゲットキーに割り当てられている機能に基づいて、キーグループ作成/追加処理を行う。そして、隣接ターゲットキーを移動させながら、ターゲットキーに隣接するユーザ定義キーのすべてに対して、上記(3)の処理を行う。さらに、ターゲットキーを移動させながら、すべてのユーザ定義キーに対して、上記(2)および(3)の各処理を行う。
図4に戻り、本キーグループ・テーブル作成処理は、ユーザ定義キーをLCD3a上に表示させるとき、あるいは、ユーザ定義キーに割り当てられている機能が変更されたときに、起動される。
本キーグループ・テーブル作成処理では、まずCPU7は、ユーザ定義キーのうちの最初の(たとえば、キー番号が最も若い)1つをターゲットキーに設定する(ステップS1)。次にCPU7は、ターゲットキーに機能が割り当てられていれば、その機能情報を取得する(ステップS2→S3→S4)。ここで、機能情報とは、前記従来のデジタルミキサで説明した設定画面(図9(b)参照)によってユーザ定義キー毎に割り当てられた機能の、たとえば名称である。そしてCPU7は、取得した機能情報とターゲットキーに基づいて隣接キー解析処理を行う(ステップS5)。
なお、本実施の形態では、ユーザ定義キーに機能を割り当てるかどうかは、ユーザが自由に決めることができるので、機能の割り当てられていないユーザ定義キーも存在し得る。そして、機能の割り当てられていないユーザ定義キーについては、キーグループ・テーブルへの登録を行わないので、ターゲットキーとして、機能の割り当てられていないユーザ定義キーが設定されている場合には、そのターゲットキーについては、前記隣接キー解析処理を行わない(ステップS3→S6)。
上記ステップS3〜S5の処理は、ターゲットキーを1つずつ移動させながら、すべてのユーザ定義キーについてなされる(ステップS6→S2→S3〜S5→‥→S2→終了)。
図5は、前記ステップS5の隣接キー解析処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
本隣接キー解析処理では、まずCPU7は、ターゲットキーに隣接しているすべてのユーザ定義キーのキー番号を取得し(ステップS11)、そのユーザ定義キーのうちの1つを隣接ターゲットキーに設定する(ステップS12)。それ以降のステップS13〜S17の処理のうち、ステップS16のキーグループ作成/追加処理を除く処理は、前記図4のステップS2〜S4およびS6の各処理から直ちに類推できるので、その説明を省略する。
図6は、前記ステップS16のキーグループ作成/追加処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
本キーグループ作成/追加処理では、CPU7は主として、次の処理を実行する。すなわち、
(11)隣接ターゲットキーに割り当てられた機能が属するカテゴリ(前記機能−カテゴリ・テーブルに記載されたカテゴリ)に対応するキーグループが未だ生成されていないときには、そのキーグループを新たに生成して、生成したキーグループに隣接ターゲットキーのキー番号を登録する(ステップS21→S22→S23)
(12)隣接ターゲットキーに割り当てられた機能が属するカテゴリに対応するキーグループが既に生成されているときには、
(12a)そのキーグループの中に、隣接ターゲットキーと隣接しているユーザ定義キーが含まれている場合、そのキーグループに隣接ターゲットキーのキー番号を登録する(ステップS21→S24→S25)
(12b)そのキーグループの中に、隣接ターゲットキーと隣接しているユーザ定義キーが含まれていない場合、上記(11)の処理で生成したキーグループとカテゴリは同じであるが、たとえば名称の異なるキーグループを生成して、生成したキーグループに隣接ターゲットキーのキー番号を登録する(ステップS21→S24→S22→S23)。
なお、上記(12b)の処理を設けたのは、たとえば、同じカテゴリの2つのキーグループが、離れて(隣接しないで)存在する場合があり得、その場合には、両キーグループは、同じカテゴリでも、別々のキーグループとしなければならないからである。
このようにして、前記図8(d)に示すようなキーグループ・テーブルが作成される。
図7は、ユーザ定義キー表示処理の手順を示すフローチャートである。本ユーザ定義キー表示処理は、ユーザ定義キーに割り当てられた機能が変更されてから最初に(この時点では、キーグループ・テーブル作成処理が少なくとも1回実行されている)ユーザ定義キーを表示する段階で、実行される。
本ユーザ定義キー表示処理では、CPU7は主として、次の処理を実行する。すなわち、
(21)キーグループ毎に、当該キーグループに属するユーザ定義キーを、指定された表示態様で描画する(ステップS33〜S35)
(22)キーグループに含まれないユーザ定義キーを個別に描画する(ステップS36→S37)。
なお、上記(21)の処理を実行する前に、CPU7は、描画に必要な情報を取得する(ステップS31)。この描画に必要な情報とは、具体的には、前記図3(a)〜(d)のうちのいずれの表示態様でユーザ定義キーを表示するかという情報と、前記カテゴリ・テーブルに記載されている情報である。
また、上記(22)の処理を設けたのは、ユーザ定義キーの中には、キーグループを構成しないものが含まれる場合があるからである。キーグループを構成しないものとは、具体的には、機能が割り当てられていないユーザ定義キーや、隣接するどのユーザ定義キーに割り当てられている機能とも、関連しない機能が割り当てられているユーザ定義キーである。
このようにして、本ユーザ定義キー表示処理が実行されると、ユーザ定義キーが、前記図3(a)〜(d)のうち、指定されたいずれかの表示態様で表示される。
なお、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードおよび該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、通信ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラムコードが供給されるようにしてもよい。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態に係る音響処理装置を適用したデジタルミキサのモジュール構成を示すブロック図である。 図1のデジタルミキサの概略構成を示すブロック図である。 ユーザ定義キーをグループ化し、キーグループ毎にユーザ定義キーの表示態様を共通化して表示したときの図1のLCDの画面を示す図である。 図1のデジタルミキサ、特にCPUが実行するキーグループ・テーブル作成処理の手順を示すフローチャートである。 図4中の隣接キー解析処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 図5中のキーグループ作成/追加処理の詳細な手順を示すフローチャートである。 ユーザ定義キー表示処理の手順を示すフローチャートである。 図1のデジタルミキサ、特にCPUが実行する制御処理で使用する各種テーブルのフォーマットを示す図である。 従来のデジタルミキサの液晶ディスプレイに表示された画面の一例を示す図である。
符号の説明
3a…LCD(表示手段、割り当て手段),7…CPU(表示手段、割り当て手段、決定手段、制御手段),9…ROM(規定情報記憶手段、表示態様情報記憶手段),10…RAM(表示態様情報記憶手段),11…外部記憶装置(表示態様情報記憶手段)

Claims (4)

  1. タッチパネル方式の画面上に複数のユーザ定義キーを表示する表示手段と、
    前記複数のユーザ定義キーのそれぞれに機能を割り当て可能な割り当て手段と、
    前記複数のユーザ定義キーのそれぞれに、どのユーザ定義キーがどの方向で隣接するかを規定する規定情報を記憶する規定情報記憶手段と、
    前記表示された複数のユーザ定義キーのうち、前記規定情報によって規定された方向でそれぞれ隣接するユーザ定義キーに、前記割り当て手段によって関連する機能が割り当てられたときには、該隣接するユーザ定義キーをグループ化し、当該グループで共通した表示態様となるように、当該グループ内のユーザ定義キーの表示態様を決定する決定手段と、
    該決定手段によって決定された表示態様のユーザ定義キーを前記画面上に表示するように前記表示手段を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする音響処理装置。
  2. 関連する機能に共通する機能概念毎に、予め決定された表示態様を示す表示態様情報を記憶する表示態様情報記憶手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記グループ内のユーザ定義キーの表示態様を決定するときには、前記表示態様情報記憶手段に記憶された表示態様情報のうち、当該グループ内のユーザ定義キーに割り当てられた機能に共通する機能概念に対応する表示態様情報に基づいて、当該グループ内のユーザ定義キーの表示態様を決定することを特徴とする請求項1に記載の音響処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記グループ内の複数のユーザ定義キーに割り当てられた機能に共通する機能概念についての説明を、前記決定された表示態様で表示された当該複数のユーザ定義キーを含む近傍に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の音響処理装置。
  4. タッチパネル方式の画面上に複数のユーザ定義キーを表示させる表示ステップと、
    前記複数のユーザ定義キーのそれぞれに機能を割り当て可能な割り当てステップと、
    前記表示された複数のユーザ定義キーのうち、前記複数のユーザ定義キーのそれぞれに、どのユーザ定義キーがどの方向で隣接するかを規定する規定情報によって規定された方向でそれぞれ隣接するユーザ定義キーに、前記割り当てステップによって関連する機能が割り当てられたときには、該隣接するユーザ定義キーをグループ化し、当該グループで共通した表示態様となるように、当該グループ内のユーザ定義キーの表示態様を決定する決定ステップと、
    該決定ステップによって決定された表示態様のユーザ定義キーを前記画面上に表示するように前記表示ステップを制御する制御ステップと
    を有する音響処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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