JP4192423B2 - マーク検出方法、位置検出装置、露光方法及び装置、デバイス製造方法、並びにデバイス - Google Patents

マーク検出方法、位置検出装置、露光方法及び装置、デバイス製造方法、並びにデバイス Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、例えば半導体素子、液晶表示素子、又は薄膜磁気ヘッド等を製造するためのリソグラフィ工程で、マスクパターンが転写されるウエハ等の基板上に形成された位置合わせ用マークの位置を検出する際に使用して好適なマーク検出方法、及び位置検出装置に関する。
背景技術
半導体素子等を製造する際に、マスクとしてのレチクルのパターンを基板としてのフォトレジストが塗布されたウエハ(又はガラスプレート等)上の各ショット領域に転写するために、従来は、縮小投影型でかつ一括露光型の投影露光装置(ステッパー)が多用されていたが、最近ではレチクル及びウエハをほぼ投影倍率を速度比として同期移動して露光を行うステップ・アンド・スキャン方式のような走査露光型の投影露光装置も使用されつつある。
一般に、半導体素子は、ウエハ上に微細パターンを数十層に亘って互いに所定の位置関係で積み重ねて形成されるため、それらの投影露光装置には、ウエハ上にそれまでの工程で形成されている回路パターンと、これから露光するレチクルのパターンとの位置合わせを高精度に行うために、ウエハ上に回路パターンと共に形成されているアライメントマーク(ウエハマーク)の位置を検出するためのアライメントセンサが備えられている。
アライメントセンサとしては各種の方式が知られているが、それらの内で特に高精度に位置検出を行うことができるセンサとして、格子状のアライメントマークのほぼ全面にレーザ光を照射して、それからの回折光を受光する格子アライメント方式のセンサが広範に利用されている。その格子状のアライメントマークは、それ以前の露光工程、及び成膜、エッチング工程により、明暗の格子又は段差を伴う凹凸の格子として形成されたものである。また、格子アライメント方式で使用されるレーザ光の波長は、従来はウエハ上のフォトレジスト等の感光材料が感光しない波長域である550〜780nm程度に設定されていた。
ところで、半導体集積回路の微細化に伴い、より正確に微細な回路パターンを形成するために、ウエハ上に形成される各層の表面を平坦化するプロセス(平坦化プロセス)が採用されるようになってきた。この最たるものが、成膜した膜の表面を研磨して、それをほぼ完全に平坦化するCMP(Chemical & Mechanical Polishing:化学機械的研磨)プロセスである。CMPプロセスは、半導体集積回路の配線層(金属)間の層間絶縁膜(二酸化ケイ素等の誘電体)に適用されることが多く、その場合には、波長550〜780nm程度の光束は平坦化された層間絶縁膜を透過して、下層のアライメントマークに達するため、従来の格子アライメント方式のアライメントセンサを使用できていた。
これに関して、最近、例えば隣接する微細素子同士を絶縁するために所定幅の浅い溝を形成し、この溝に誘電体等の絶縁物を埋め込むSTI(Shallow Trench Isolation)工程が開発されている。このSTI工程では、絶縁物を埋め込んだ層の表面をCMPプロセスで平坦化した後、その表面にポリシリコンを成膜することがある。この場合、ポリシリコン層の表面には下層のアライメントマークを反映した凹凸は全く形成されず、また、ポリシリコン層は波長550〜780nmの光束(可視光)を透過しないため、従来の格子アライメント方式のセンサでは、ポリシリコン層の下層に形成されたアライメントマークを検出することはできなかった。そのため、特にSTI工程で形成された平坦なアライメントマークの位置を、ポリシリコン層等を介して例えば格子アライメント方式で高精度に検出できるアライメントセンサが求められていた。
本発明は斯かる点に鑑み、可視光を透過しない膜の底面に平坦化された位置合わせ用マークが形成されている場合でも、高精度にそのマークの位置を検出できるマーク検出方法、及び位置検出装置を提供することを目的とする。
更に、本発明は、そのような位置検出装置を備えた露光装置を提供することをも目的とする。
更に本発明は、そのようなマーク検出方法を使用して、高精度にアライメントを行うことができる露光方法、及び半導体素子の製造方法を提供することをも目的とする。
発明の開示
本発明によるマーク検出方法は、所定のパターン(29)と共に位置合わせ用マーク(26)が形成されている基板(4)に対してマスクパターン(R)を重ね合わせて転写するに際して、基板(4)とマスクパターン(R)との位置合わせを行うために、基板(4)上に形成されている位置合わせ用マーク(26)の位置を検出するマーク検出方法であって、位置合わせ用マーク(26)に対して、波長が800nm〜1500nmの範囲内の1本のコヒーレントな光束(L2)、又は2本の互いにコヒーレントな光束(LA,LB)を照射し、位置合わせ用マーク(26)から発生する回折光(LDA,LDB、又はLD)を受光し、この受光される回折光に基づいて位置合わせ用マーク(26)の位置を検出するものである。
斯かる本発明によれば、その位置合わせ用マーク(26)は、一例としてSTI(Shallow Trench Isolation)工程によって形成された回折格子状マークであり、この場合、その表面はCMP(Chemical & Mechanical Polishing)プロセスによって平坦化されると共に、その上にポリシリコン(Si)のように可視光に対しては強い吸収性を持つが、赤外先に対しては良好な透過性を有している薄膜が形成されている。この場合、この薄膜の表面は平坦であって、この表面の凹凸からは位置合わせ用マーク(26)を検出することはできない。しかし、本発明で使用される光束の波長域は800nm以上であるため、その光束はその薄膜を透過してその下層の位置合わせ用マーク(26)に達する。従って、その位置合わせ用マークの位置を検出できる。
また、その検出分解能はほぼその光束の波長に比例するが、その波長は1500nm以下であるため、その検出精度は極めて高い。
この場合、一例として、その位置合わせ用マーク(26)に対して2本の互いにコヒーレントな光束(LA,LB)を照射し、位置合わせ用マーク(26)からそれら2本の光束の照射により互いに同一方向に発生する1対の回折光(LD)を受光してもよい。これによって、2光束干渉方式で位置検出が行われる。この際に、その2本の光束の周波数を所定量だけずらしておくことによって、ヘテロダイン干渉方式で被検マークが静止状態であっても高分解能で(高精度に)位置検出が行われる。
また、別の例として、その位置合わせ用マーク(26)に対して1本のコヒーレントな光束(L2)を照射し、位置合わせ用マーク(26)から異なる方向に発生する1対の回折光(LDA,LDB)を受光するようにしてもよい。これによって、一光束を照射する方式で位置検出が行われる。
この一光束を照射する方式では、位置合わせ用マーク(26)から発生する1対の回折光(LDA,LDB)を所定の回折格子(18)上に所定の交差角で照射し、回折格子(18)から発生する回折光(LDC)の光電変換信号よりその位置合わせ用マークの位置を検出してもよい。その光電変換信号の位相からその位置合わせ用マークの位置が高い分解能で、かつ高精度に検出できる。
又は、位置合わせ用マーク(26)から発生する1対の回折光(LDA,LDB)を所定の観察面上に所定の交差角で照射して干渉縞の像(20)を形成し、このように形成される干渉縞の像の強度分布に基づいてその位置合わせ用マークの位置を検出してもよい。その干渉縞の像の位置(位相)からその位置合わせ用マークの位置が高精度に検出できる。
更に、上記の本発明における1本のコヒーレントな光束、又は2本の互いにコヒーレントな光束に、更にそれぞれ波長が500〜800nmの範囲内の光束を含めてもよい。これによって、可視光を通過する膜で覆われた被検マークの位置を容易に高精度に検出できる。その波長500〜800nmの中では、例えば容易に高出力の光源が得られると共に、フォトレジスト等の感光材料を感光させない等の観点より、更に630〜800nmの波長域が望ましい。
また、本発明による位置検出装置は、所定のパターン(29)と共に位置合わせ用マーク(26)が形成されている基板(4)に対してマスクパターン(R)を重ね合わせて転写する露光装置に備えられ、その基板とそのマスクパターンとの位置合わせを行うために、その基板上に形成されている位置合わせ用マーク(26)の位置を検出する位置検出装置であって、位置合わせ用マーク(26)に対して、波長が800nm〜1500nmの範囲内の1本のコヒーレントな光束(L2)、又は2本の互いにコヒーレントな光束(LA,LB)を照射する照射光学系(10,11,14,15,PL、又は10〜13,15,PL)と、位置合わせ用マーク(26)から発生する回折光を受光する受光光学系(PL,15,17,18,16、又はPL,15,14,16)と、を備え、このように受光される回折光に基づいて位置合わせ用マーク(26)の位置を検出するものである。
斯かる本発明によれば、波長が800nm〜1500nmの範囲内の光束が位置検出用に使用されているため、本発明のマーク検出方法が使用できる。
また、本発明による露光装置は、上記の本発明による位置検出装置を備えたものである。
次に、本発明による露光方法は、マスク(R)上のパターンを基板(4)上に転写する露光方法において、その基板上の位置合わせ用マーク(26)に対して波長が800〜1500nmの範囲内のコヒーレントビーム(LA,LB、又はL2)を照射すると共に、その位置合わせ用マークから発生する回折光(LD、又はLDA,LDB)を受光してその位置情報を検出し、この検出された位置情報に基づいて、そのマスクとその基板との位置関係を調整するものである。斯かる本発明の露光方法によれば、本発明のマーク検出方法が使用されているため、可視光を透過しない膜の底面に平坦化された位置合わせ用マークが形成されている場合でも、高精度にアライメントを行うことができ、高い重ね合わせ精度が得られる。
この場合、その位置合わせ用マークは、一例としてSTI工程によって、その凹部に絶縁物(25d)が埋め込まれているものであるか、又はポリシリコン膜(27)で覆われているものである。
また、そのコヒーレントビームが2本のビーム(LA,LB)である場合、ヘテロダイン干渉方式、又はホモダイン干渉方式で高精度にアライメントが行われる。
一方、そのコヒーレントビームが1本のビーム(L2)である場合、この1本のビームの照射によってその位置合わせ用マークから発生する光を基準格子(18)に照射すると共に、この基準格子から発生する一対の回折光(LDC)を受光することによって、簡単な構成で位置検出を行うことができる。その基準格子として、マスク(R)上のアライメントマークを使用して、TTR方式でアライメントを行うことも可能である。
また、そのコヒーレントビームを、少なくとも波長が800〜1500nmの範囲内の第1コヒーレントビームと、この第1コヒーレントビームと波長が異なる第2コヒーレントビームとを含むように多波長化してもよい。この場合のその第2コヒーレントビームの波長は、例えば500〜1500nmの範囲内であるか、又は500〜800nmの範囲内である。
また、本発明による半導体素子の製造方法は、基板(4)上に複数のパターンを重ね合わせて形成する工程を含む半導体素子の製造方法において、その基板上の位置合わせ用マーク(26)に対して波長が800〜1500nmの範囲内のコヒーレントビームを照射すると共に、その位置合わせ用マークから発生する回折光を受光してその位置情報を検出し、この検出された位置情報に基づいて、その基板上に形成されたパターンに所定のマスクパターンを重ね合わせて転写するものである。斯かる製造方法によれば、本発明のマーク検出方法が使用されているため、可視光が透過しない膜(ポリシリコン等)の底部に位置合わせ用マークが形成されていても、高い重ね合わせ精度が得られる。従って、高い歩留りで高機能の半導体素子を製造できる。
この場合、そのマスクパターンをその基板上に転写する工程に先立って、その基板上のそのパターン、及びその位置合わせ用マークの凹部にそれぞれ絶縁体(25c,25d)を埋め込む工程を含んでもよい。更に、CMPプロセスによって平坦化処理が施されていても、高い重ね合わせ精度が得られる。また、転写方法は、ステップ・アンド・リピート方式(一括露光型)、又はステップ・アンド・スキャン(走査露光型)の何れでもよい。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の好適な第1の実施の形態につき図1を参照して説明する。本例は、投影露光装置に備えられたTTL(スルー・ザ・レンズ)方式で、格子アライメント方式のアライメントセンサに本発明を適用したものである。
図1(a)は本例の投影露光装置を示し、この図1(a)において、露光時には、露光光源、照度分布均一化用のオプティカル・インテグレータ(ホモジナイザー)、リレーレンズ、可変視野絞り、及びコンデンサレンズ等を含む照明光学系1から射出される露光用の照明光ILは、レチクルRのパターン面(下面)の所定の照明領域を照明する。なお、露光光源としては、KrF(波長248nm)、ArF(波長193nm)、F(波長157nm)等のエキシマレーザ光源、又は水銀ランプ等が使用できる。
レチクルRのその照明領域内のパターンの像は、両側(又はウエハ側に片側)テレセントリックな投影光学系PLを介して投影倍率β(βは、1/4倍、又は1/5倍等)で縮小されて、フォトレジストが塗布されたウエハ4上のショット領域に投影される。以下、投影光学系PLの光軸AXに平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内で図1(a)の紙面に平行にX軸を取り、図1(a)の紙面に垂直にY軸を取って説明する。
このとき、レチクルRはレチクルステージ2上に吸着保持され、レチクルステージ2はX方向、Y方向、及び回転方向にレチクルRの位置決めを行う。不図示のレーザ干渉計によって計測されるレチクルステージ2の位置、及び装置全体の動作を統轄制御する主制御系9からの制御情報に基づいて、不図示のレチクルステージ駆動系がレチクルステージ2の動作を制御する。
一方、ウエハ4は不図示のウエハホルダ上に吸着保持され、このウエハホルダは試料台5上に固定され、試料台5はウエハステージ6上に固定されている。試料台5は、ウエハ4のフォーカス位置(Z方向の位置)、及び傾斜角の制御を行い、ウエハステージ6は、X方向、Y方向に試料台5を位置決めする。試料台5の上端の移動鏡7m及び対応するレーザ干渉計7によって試料台5(ウエハ4)の2次元的な位置が計測され、この計測値、及び主制御系9からの制御情報に基づいてウエハステージ駆動系8が、例えばリニアモータ方式でウエハステージ6の動作を制御する。レーザ干渉計7の計測値は主制御系9にも供給されている。
そして、投影露光装置が本例のように一括露光型(ステッパー型)であれば、ウエハ4の露光対象のショット領域が投影光学系PLによる露光領域に静止した状態で、照明光ILが照射されてレチクルRのパターン像が露光される。その後、ウエハステージ6のステップ移動によって次のショット領域が露光領域に移動し、以下ステップ・アンド・リピート方式でレチクルRのパターン像がウエハ4の各ショット領域に転写される。
また、本発明はステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置にも適用可能であり、この場合には、レチクルステージ2にも所定方向(例えばY方向)への連続移動機能が備えられ、走査露光時にはレチクルステージ2、及びウエハステージ6を介してレチクルR、及びウエハ4が投影光学系PLに対してほぼ投影倍率βを速度比として同期走査される。
さて、このようにウエハ4上の各ショット領域に対して順次レチクルRのパターン像を転写する際には、予めレチクルRとウエハ4上の各ショット領域とのアライメントを行っておく必要がある。このために、レチクルRのパターン領域の近傍にはアライメントマークが形成され、このアライメントマークと試料台5上の不図示の基準マークとの位置ずれ量をレチクルR上の不図示のレチクルアライメント顕微鏡で検出することによって、レチクルRのパターン像がウエハステージ6に対して位置合わせされる。また、ウエハ4上の各ショット領域にはそれぞれアライメントマーク(ウエハマーク)が付設されており、投影光学系PLの側方にそれらのアライメントマークの位置を検出するための、TTL方式で格子アライメント方式のアライメントセンサ3が配置されている。
この場合、試料台5上の不図示の基準マークを用いて、レチクルRのパターン像の中心とアライメントセンサ3の検出中心との間隔(ベースライン量)が予め求められて、主制御系9内に記憶されている。そして、ウエハのアライメント時には、一例として、アライメントセンサ3によって露光対象のショット領域のアライメントマークの位置を検出し、この検出結果及びそのベースライン量等に基づいてそのショット領域をレチクルRのパターン像の露光位置に移動することで、正確な重ね合わせ露光が行われる。以下では、検出対象のマークをX軸のアライメントマーク26であるとして説明する。
図1(b)は本例のアライメントマーク26を示す拡大断面図であり、この図1(b)に示すように、シリコン基板よりなるウエハ4の表面には、STI(Shallow Trench Isolation)工程によって、X方向にピッチPで複数個の凹部23dが形成され、これらの凹部23dにそれぞれ二酸化ケイ素(SiO)等の誘電体よりなる絶縁体25dが埋め込まれている。絶縁体25dは或る程度赤外光等を透過するため、アライメントマーク26はX方向にピッチPで形成された位相型(凹凸)の回折格子とみなすことができる。ただし、絶縁体25dが赤外光等を殆ど透過しない場合には、絶縁体25dの部分とウエハ4の基板の部分との反射率の相違を利用して、アライメントマーク26をピッチPの振幅型の回折格子とみなすこともできる。
STI工程を施す場合、ウエハ4の表面4aは、アライメントマーク26の表面を含めてCMP(化学機械的研磨)プロセスによって平坦化されており、本例では更にその表面4a上にポリシリコン膜(Si)27が形成されている。ポリシリコン膜27は、可視光は殆ど透過しないが、波長800nm以上の赤外光に対しては少なくとも透過光を検出できる程度の透過率を有している。また、CMPプロセスによってアライメントマーク26を含む表面4aの平坦度は良好であるため、その上のポリシリコン膜27の表面にはアライメントマーク26の各凹部23dに起因する凹凸は全く現れていない。更に、ポリシリコン膜27上に感光材料としてのフォトレジスト28が塗布されている。フォトレジスト28の感度は、波長400nm程度以下の紫外域にあるため、ほぼ垂直に入射する可視光や赤外光はフォトレジスト28を殆ど透過する。即ち、可視光や赤外光はフォトレジスト28を感光させない。
図1(a)のアライメントセンサ3において、アライメント時には、半導体レーザ素子、又はYAGレーザ光源等のレーザ光源10から、波長が800〜1500nmの範囲内で単色とみなせる可干渉性の良好な(即ち、コヒーレントな)レーザビームよりなる光束L1が射出される。光束L1は、整形光学系11により断面形状等が整形された後、音響光学素子(AOM)等を含む周波数シフタ12に入射し、周波数シフタ12から互いに周波数の僅かに異なる2つの光束LA,LBが発生する。その周波数差をΔfとする。これらの互いに可干渉な(互いにコヒーレントな)光束LA,LBは、リレーレンズ13、及びレチクルRと投影光学系PLとの間に配置された光路折り曲げ用のミラー15を経て投影光学系PLに入射する。そして、投影光学系PLを通過した2つの光束LA,LBは、ウエハ4上のアライメントマーク26上にX方向に所定の交差角で入射する。
図1(b)を参照して説明したように、アライメントマーク26上にはポリシリコン膜27、及びフォトレジスト28が形成されているが、光束LA,LBの波長は800nm以上であるため、光束LA,LBはフォトレジスト28を感光させることもなく、かつポリシリコン膜27もかなりの透過率で透過してアライメントマーク26に達する。これに関して、従来の格子アライメント方式のセンサでは、検出波長が550〜780nm程度であったため、ポリシリコン膜27を透過して、その下層のアライメントマーク26を検出することは困難である。
アライメントマーク26のX方向へのピッチはPであり、2つの光束LA,LBの波長をλとすると、2つの光束LA,LBのアライメントマーク26に対するX方向への入射角θは、次式を満たすように設定されている。
sinθ=λ/P (1)
これによって、アライメントマーク26からは、光束LAの+1次回折光、及び光束LBの−1次回折光が垂直上方(光束LA,LBの入射方向の中間の方向)に平行に発生する。これら1対の±1次回折光は周波数Δfで強度が変化するヘテロダインビームであり、このヘテロダインビームを回折光LDと呼ぶ。アライメントマーク26から発生する回折光LDは、投影光学系PL、ミラー15、及び分岐用ミラー14を経て、光電検出器16により受光され、光電検出器16から出力される周波数Δfの正弦波状のビート信号Sは、アライメント信号処理系21に供給される。レーザ光源10〜光電検出器16よりアライメントセンサ3が構成されている。
アライメント信号処理系21は、主制御系9の制御のもとでレーザ光源10の発光タイミングを制御すると共に、光電検出器16からのビート信号Sの位相を検出する。ビート信号Sの位相はアライメントマーク26のX方向の位置により変化するため、アライメント信号処理系21は、その位相よりアライメントマーク26のX方向の位置を高精度に検出し、この検出結果を主制御系9に供給する。なお、本例のアライメントセンサ3と同様の構成で、検出光の波長域が異なるアライメントセンサの詳細な構成は、例えば日本国特開平2−283011号公報(及びこれに対応する米国特許第5,151,750号明細書)に開示されている。
また、本例では2光束LA,LBに周波数差Δfを与えるヘテロダイン方式を採用しているため、アライメント信号処理系21は、その周波数差Δfと同じ周波数の基準信号とビート信号Sとの位相差を検出すると共に、この位相差とアライメントマーク26の検出時に得られるレーザ干渉計7の計測値とに基づいて、アライメントマーク26の位置を検出する。その基準信号としては、例えば周波数シフタ12の駆動信号を使用することができる。その外に、リレーレンズ13とミラー15との間に配置したビームスプリッタ(不図示)で2光束LA,LBの一部を分岐して基準格子に照射し、この基準格子から発生する±1次回折光よりなるヘテロダインビームを光電検出して、その基準信号を得るようにしてもよい。このような位置検出アルゴリズムは周知であるため、ここではこれ以上の説明を省略する。
また、アライメントセンサ3と並列にY軸のアライメントマークの位置を検出するためのY軸のアライメントセンサ(不図示)も配置され、このアライメントセンサによるY軸のアライメントマークの位置情報も主制御系9に供給される。主制御系9は、それらX軸及びY軸のアライメントマークの位置、これらのアライメントマークが属するショット領域の中心とこれらのアライメントマークとの位置関係の情報、及び既に説明したベースライン量に基づいて、ウエハ4の駆動位置を決定する。この駆動位置の情報はウエハステージ駆動系8に供給され、これに応じてウエハステージ6がウエハ4(試料台5)を露光位置に移動して、位置決めが完了した段階でレチクルRのパターン像が露光される。
このように本例では、波長800nm以上の光束LA,LBがアライメントマーク26に照射されているため、アライメントマーク26がポリシリコン膜27に覆われていても、光束LA,LBはそのポリシリコン膜27を透過する。従って、アライメントマーク26の位置をヘテロダイン干渉方式で高分解能で検出できる利点がある。更に、光束LA,LBの波長は1500nm以下であるため、検出精度も高くなっている。
なお、上記の実施の形態は、ヘテロダイン干渉方式であるため、アライメントマーク26に照射される2本の光束LA,LBの周波数は互いに僅かに異なっており、検出対象のアライメントマーク26が静止している状態で、高精度にそのマークの位置を検出することができる。しかしながら、2本の光束LA,LBの周波数を同一のままとしておくホモダイン干渉方式を採用してもよい。この場合には、回折光LDの位相を検出するために、ウエハステージ6を介してアライメントマーク26をX方向に走査すればよい。
また、本例のアライメントセンサ3は、投影光学系PLを介して被検マークを検出するTTL方式である。これ以外に、例えば日本国特開平6−260389号公報に開示されているように、レチクルR上のアライメントマークとウエハ4上のアライメントマークとにそれぞれ2光束を照射し、両マークからそれぞれ発生する±1次回折光よりなる干渉光を互いに独立に光電検出し、この2つの検出信号の位相差から両マークの位置ずれ量を求めるTTR(スルー・ザ・レチクル)方式のアライメントセンサにも本発明を適用することができる。
このTTR方式のアライメントセンサを使用する際には、投影光学系PLは露光波長(例えば248nm、又は193nmなど)に対して良好に色収差補正されているため、レチクルRに設けた透過窓、及び投影光学系PLを通る2光束(本例では波長800〜1500nmに発振スペクトルを有するコヒーレント光)がウエハ4上のアライメントマークに照射され、かつ当該マークから発生する±1次回折光が投影光学系PL、及びレチクルRのその透過窓を通るように、投影光学系PLの瞳面にその2光束、及び±1次回折光をそれぞれ偏向する補正光学素子(回折格子など)を有する補正板を配置しておくとよい。
更にアライメントセンサ3を、例えば日本国特開平7−321030号公報(及びこれに対応する米国特許第5,721,605号明細書)に開示されているセンサと同様に、投影光学系PLとは別に設けられる対物光学系を介してウエハ4上のアライメントマークに2光束を照射するオフ・アクシス方式としてもよい。
また、アライメントセンサ3が、TTL方式(図1(a)の方式)、TTR方式、又はオフ・アクシス方式の何れであっても、互いに波長が異なる複数組の2光束を用いてアライメントマークを検出するにように構成してもよい。この際に、第1組の2光束として波長が800〜1500nmの第1の単色光を用い、第2組の2光束として波長が500〜800nmの第2の単色光(例えば波長633nm、又は波長544nmなど)を用いることが望ましい。そして、第1組、及び第2組の2光束でそれぞれアライメントマークを検出可能であるときは、アライメント信号処理系21で組毎に検出されるアライメントマークの位置の一つ、若しくはその平均値、又は所定の信頼度(例えば各ビート信号の振幅)に応じて各検出値(マーク位置)毎に重み付けを行った加重平均値を用いることで、当該アライメントマークの位置を高精度に求めることができる。
一方、第1組及び第2組の2光束の一方のみによる検出が可能であるアライメントマーク、例えば本例のようにSTI工程で絶縁体が埋め込まれ、かつ表面にポリシリコン膜が形成されるアライメントマークでは、第1組の2光束を用いてそのマークの位置を求めるようにする。これにより、レイア毎に最適なアライメント光を用いることができ、フォトレジストなどにおける薄膜干渉の影響を大幅に低減して、アライメントマークの検出精度を向上させることが可能となる。
なお、その第2組の2光束として用いる第2の単色光は波長500〜800nmに限られるものではなく、例えば第1の単色光と波長が異なる800〜1500nm内の単色光を用いてもよい。また、アライメントマークの検出に用いる2光束は2組に限られるものではなく、互いに波長が異なる3組以上であってもよい。更に、2光束に与える周波数差を組毎に僅かに異ならせるようにしてもよい。また、互いに波長が異なる複数組の2光束をそれぞれアライメントマークに照射する場合、光電検出器は組(波長)毎に用意して、アライメントセンサ3の光学系は共通に利用するようにしてもよいし、あるいは組毎に光学系を用意するようにしてもよい。更に、アライメントセンサをホモダイン干渉方式とした場合でも、同様に2組以上の互いに波長が異なる2光束を用いるようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態につき図2及び図4を参照して説明する。本例も格子アライメント方式のアライメントセンサに本発明を適用したものであるが、本例のアライメントセンサは、アライメントマークに対して1本の光束を照射し、そのアライメントマークから異なる方向に発生する2本の回折光を検出する点が異なっている。
図2は、本例の投影露光装置を示し、図1に対応する部分に同一符号を付したこの図2において、投影光学系PLの側方にTTL方式で、格子アライメント方式のアライメントセンサ3Aが配置されている。アライメントセンサ3Aにおいて、レーザ光源1から射出された波長800〜1500nmの単色のレーザビームよりなる光束L1は、整形光学系11を経て所定の断面形状の光束L2に変換される。光束L2は、分岐用ミラー14、光路折り曲げ用のミラー15を経て、更に投影光学系PLを介して、ウエハ4上のアライメントマーク26に照射される。アライメントマーク26は、上記の第1の実施の形態と同じく、凹部に絶縁体が埋め込まれて平坦化された回折格子状マークであり、かつポリシリコン膜、及びフォトレジストに覆われている。
本例では、アライメントマーク26のピッチP、光束L2の波長λを用いて、アライメントマーク26からは、入射する光束L2に対する+1次回折光LDA、及び−1次回折光LDBが次式で定まる回折角±θで対称に発生する。
sinθ=λ/P (2)
これらの回折光LDA,LDBは、投影光学系PL、ミラー15を介して集光レンズ17に導かれ、集光レンズ17によって回折光LDA,LDBは基準格子18上に所定の交差角で集光され、そこに干渉縞を形成する。基準格子18は、そこに形成される干渉縞の強度分布のピッチと同一のピッチで透過部と遮光部とが周期的に形成された振幅型の回折格子である。その基準格子18からは、回折光LDAの+1次回折光と回折光LDBの−1次回折光とが平行に干渉光LDCとして発生し、干渉光LDCは光電検出器16で受光される。光電検出器16から出力される検出信号SAは、アライメント信号処理系21Aに供給される。レーザ光源10、整形光学系11、及び分岐用ミラー14〜光電検出器16よりアライメントセンサ3Aが構成されている。
アライメント信号処理系21Aも、主制御系9の制御のもとでレーザ光源10の発光タイミングを制御し、検出信号SAからアライメントマーク26の位置を検出する。即ち、基準格子18上に形成される干渉縞の位置は、アライメントマーク26の位置を反映し、その位置に応じて検出信号SAの位相が変化するため、アライメント時に主制御系9は、一例としてウエハステージ6をX方向に駆動して、光束L2に対してアライメントマーク26を相対的に走査する。これによって、検出信号SAは、図4(a)に示すように時間tに対して正弦波状に変化する。そこで、アライメント信号処理系21Aで、所定の時点tでの検出信号SAの位相を検出することで、アライメントマーク26の位置が検出される。
本例においても、光束L2の波長は800〜1500nmであるため、アライメントマーク26を覆うポリシリコン膜を透過して、かつ高精度にそのアライメントマーク26の位置を検出できる。
なお、本例において、ウエハステージ6の走査の代わりに、基準格子18を走査したり、振動させてもよい。これによっても、光電検出器16に受光された光束の強度を変化させることができ、結果としてアライメントマーク26の位置を検出することができる。
次に本発明の第3の実施の形態につき図3を参照して説明する。本例は、図2の第2の実施の形態において、基準格子18及び光電検出器16を、図3(a)に示す撮像素子19に置き換えたものであり、それ以外の光学系の変更は無い。図3(a)において、図2のアライメントマーク26からの回折光LDA,LDBは、集光レンズ17によってCCD等の2次元の撮像素子19の撮像面に集光されて、その撮像面上に図3(b)に示すような干渉縞20が形成される。干渉縞20は、図2の基準格子18上に形成される干渉縞と同じものであり、撮像素子19の撮像信号SBはアライメント信号処理系21Bに供給され、アライメント信号処理系21Bでは撮像信号SBより干渉縞20の位置(位相)を検出する。
即ち、撮像信号SBは、図4(b)に示すような正弦波信号となるが、この横軸は時間tではなく、アライメントマーク6の計測方向(X方向)に対応する撮像素子19上の位置xである。そこで、アライメント信号処理系21Bで、撮像面上の所定の基準点xでの撮像信号SBの位相を検出することで、アライメントマーク26の位置が検出される。本例においても、アライメントマーク26を覆うポリシリコン膜を透過して、かつ高精度にそのアライメントマーク26の位置を検出できる。
なお、以上の第2、及び第3の実施の形態中では、アライメントセンサの光学系は、全て投影光学系をその一部として使用するTTL方式としたが、アライメントセンサの光学系を、投影光学系PLとは全く別のオフ・アクシス方式として構成してもよい。例えばオフ・アクシス方式の場合には、独立に収差補正を行った対物レンズが使用できるため、検出光束を波長が800〜1500nmの範囲内の複数の単色光の組み合わせ、即ち複数波長の光束としてもよい。これによって、ウエハ上のフォトレジスト層等における薄膜干渉の影響が軽減される場合がある。
また、検出光束を、波長が800〜1500nmの第1の単色光と、波長が500〜800nmの第2の単色光との組み合わせとするか、又は本例のアライメントセンサ3Aに対して、波長が500〜800nmの光束を使用する従来方式の格子アライメント方式のアライメントセンサとを併用するようにしてもよい。なお、その第2の単色光としては、波長が630〜800nmの光束を使用してもよい。波長を630nm以上とすることで、He−Neレーザ(波長633nm)や赤色の半導体レーザ等の高出力で廉価な光源を使用して、通常の可視光を通過する膜で覆われたアライメントマークの位置を高いSN比で高精度に検出できる。
また、特に図2の第2の実施の形態では、基準格子18をレチクル2上に形成するものとし、ウエハ4とレチクルRとをTTR(スルー・ザ・レチクル)方式で直接アライメントすることも可能である。
また、上記の第1〜第3の実施の形態は、本発明を格子アライメント方式のアライメントセンサに適用したものであるが、例えばスリット状に集光されるレーザビームと、ドット列状の(一種の回折格子の)アライメントマークとを相対走査して、そのアライメントマークから発生する回折光を受光して位置検出を行うレーザ・ステップ・アライメント方式(LSA方式)のアライメントセンサにも本発明を適用することができる。
次に、図5を参照して上記の実施の形態中で検出対象となっているアライメントマーク26の形成方法の一例につき説明する。
[第1工程]
先ず、図5(a)に示すように、シリコン基板よりなるウエハ4の表面にフォトレジスト22を塗布した後、露光装置を用いて所定のレチクルのパターンの像を露光する。その後、現像を行うことによって、図5(b)に示すように、フォトレジスト22中の回路パターン領域に対応する部分に所定幅のスペース部22a〜22cを設け、アライメントマークに対応する部分により狭い幅のスペース部22dをピッチP(図1(b)参照)で複数個形成する。
[第2工程]
図5(b)のウエハ4に対してフォトレジスト22をマスクとしてエッチングを行った後に、フォトレジストを剥離することによって、図5(c)に示すように、ウエハ4上の回路パターン領域に所定幅の凹部23a〜23cを形成し、アライメントマーク領域により狭い幅の凹部23dをピッチPで複数個形成する。
[第3工程]
図5(d)に示すように、ウエハ4の表面に二酸化ケイ素(SiO)等の誘電体よりなる絶縁膜25を形成した後、絶縁膜25の表面にCMPプロセスを施すことによって、図5(e)に示すように、ウエハ4の表面4aが現れるまで絶縁膜25を除去して平坦化する。この結果、ウエハ4の回路パターン領域では、凹部に絶縁体25a〜25cを埋め込んだ形の回路パターン29が形成され、アライメントマーク領域では、ピッチPで形成された複数の凹部に絶縁体25dを埋め込んだ形のアライメントマーク26が形成される。以上の第1工程〜第3工程までがSTI(Shallow Trench Isolation)工程である。また、回路パターン29内の絶縁体25a〜25cは、隣接する微細素子を互いに絶縁する役割を果たしており、絶縁体25a〜25cの間には、例えばこの前後の工程において、所定の微細回路パターンが形成される。
[第4工程]
図5(e)のウエハ4の表面4aの上層に例えばゲートを形成するような場合に、図5(f)に示すように、表面4a上にポリシリコン膜27を形成する。その後、ポリシリコン膜27内に所定の回路パターンを形成するため、図5(g)に示すように、ポリシリコン膜27上にフォトレジスト28を塗布する。この場合のアライメントマーク26の状態が、図1(b)のアライメントマーク26と同じ状態であり、この後、例えば図1の投影露光装置を用いて重ね合わせ露光が行われる。
上記のように、本例のマーク形成方法によれば、STI(Shallow Trench Isolation)工程で回路パターンを形成するのと並行して、効率的にアライメントマーク26を形成することができる。
なお、図5の説明ではウエハ4の表面に回路パターン29と共にアライメントマーク26を直接形成するものとしたが、ウエハ4上に積層される複数の層(レイア)の一つに、凹部に絶縁体などが埋め込まれるアライメントマークを形成してもよく、このアライメントマークに対しても本発明を適用して同様の効果を得ることができる。
また、上記の実施の形態の露光装置として、投影光学系を用いることなくマスクと基板とを近接させてマスクのパターンを露光するプロキシミディ方式の露光装置を使用する場合にも、本発明を適用することができる。また、露光装置の用途としては半導体製造用の露光装置に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレートに液晶表示素子パターンを露光する液晶用の露光装置や、薄膜磁気ヘッドを製造するための露光装置にも広く適用できる。
また、上記の実施の形態の露光装置としては、露光光として軟X線等の極端紫外光(EUV光)やX線を使用する露光装置、又は電子線を露光ビームとする電子線露光装置等も使用することができる。
更に、投影光学系を使用する場合、その倍率は縮小系のみならず等倍、又は拡大系の何れでもいい。そして、投影光学系としては、エキシマレーザ等の遠紫外線を用いる場合は硝材として石英や蛍石等の遠紫外線を透過する材料を用い、FレーザやX線を用いる場合は反射屈折系又は反射系の光学系にすることになる(レチクルも反射型タイプのものを用いる)。また、電子線を用いる場合には光学系として電子レンズ及び偏向器からなる電子光学系を用いればいい。なお、電子線が通過する光路は真空状態にすることはいうまでもない。
また、上記の実施の形態の露光装置は、複数のレンズから構成される照明光学系、及び投影光学系を露光装置本体に組み込み光学調整をすると共に、多数の機械部品からなるレチクルステージやウエハステージを露光装置本体に取り付けて配線や配管を接続し、更に総合調整(電気調整、動作確認等)をすることにより製造することができる。なお、露光装置の製造は温度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
更に、例えば図1(a)のウエハ4を加工して半導体デバイスを製造する場合には、デバイスの機能・性能設計を行うステップ、このステップに基づいたレチクルを製造するステップ、シリコン材料からウエハを制作するステップ、前述した実施の形態の露光装置によりアライメントを行いつつレチクルのパターンをウエハに露光するステップ、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)、及び検査ステップ等が実行される。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得ることは勿論である。また、明細書、特許請求の範囲、図面、及び要約を含む1997年11月20日付け提出の日本国特許出願第9−319239号の全ての開示内容は、そっくりそのまま引用して本願に組み込まれている。
産業上の利用の可能性
本発明のマーク検出方法によれば、位置合わせ用マークに対して、所定の波長域のコヒーレントな光束を照射しているため、可視光を透過しない膜(例えばポリシリコン層)の底面に平坦化された位置合わせ用マークが形成されている場合でも、その膜を透過して高精度にそのマークの位置を検出できる。従って、露光時、又は半導体素子の製造時等にこのマーク検出方法を使用して基板とマスクパターンとのアライメントを行うことによって、高い重ね合わせ精度が得られ、ひいては高機能の半導体素子等を高い歩留りで製造することができる。
この場合、その位置合わせ用マークに対して2本の互いにコヒーレントな光束を照射するか、又はその位置合わせ用マークに対して1本のコヒーレントな光束を照射して、その位置合わせ用マークから発生する1対の回折光を受光することによって、格子アライメント方式で高精度に位置検出が行われる。
また、その位置合わせ用マークに対して1本のコヒーレントな光束を照射する場合に、その位置合わせ用マークから発生する1対の回折光を所定の回折格子上に所定の交差角で照射して、その回折格子から発生する回折光の光電変換信号を検出するか、又はその位置合わせ用マークから発生する1対の回折光を所定の観察面上に所定の交差角で照射して干渉縞の像を形成することによって、それぞれ時間基準、又は位置基準で高精度に位置検出を行うことができる。
また、本発明の位置検出装置によれば、本発明のマーク検出方法が使用できる。更に、本発明の露光装置によれば、本発明の位置検出装置を用いて、可視光を透過しない基板に露光を行う場合であっても高精度にアライメントを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図1(a)は本発明の第1の実施の形態で使用される投影露光装置を示す概略構成図、図1(b)は図1(a)内のアライメントマーク26を示す拡大断面図である。図2は、本発明の第2の実施の形態で使用される投影露光装置を示す概略構成図である。図3(a)は本発明の第3の実施の形態のアライメントセンサの要部を示す図、図3(b)は図3(a)の撮像素子19上に形成される干渉縞を示す図である。図4(a)は図2の光電検出器16から出力される検出信号SAの一例を示す図、図4(b)は図3(a)の撮像素子19から出力される撮像信号SBの一例を示す図である。図5は、本発明の実施の形態で検出対象となるアライメントマークの形成方法の一例を示す図である。

Claims (29)

  1. 基板上に形成され、且つ可視光を透過しない膜で覆われた位置合わせ用マークを検知するマーク検出方法であって、
    前記位置合わせ用マークは、その凹部に絶縁物が埋め込まれており、
    前記膜を介して前記位置合わせ用マークに、その波長域が赤外波長域である光束を照射し、
    前記光束の照射により前記位置合わせ用マークから発生する回折光を受光し、
    前記回折光に基づき前記位置合わせ用マークの位置情報を検出することを特徴とするマーク検出方法。
  2. 基板上に形成され、且つ可視光を透過しない膜で覆われた位置合わせ用マークを検知するマーク検出方法であって、
    前記位置合わせ用マークは、STI工程で形成されたものであり、
    前記膜を介して前記位置合わせ用マークに、その波長域が赤外波長域である光束を照射し、
    前記光束の照射により前記位置合わせ用マークから発生する回折光を受光し、
    前記回折光に基づき前記位置合わせ用マークの位置情報を検出することを特徴とするマーク検出方法。
  3. 前記光束は、800nm〜1500nmの範囲内の波長のコヒーレントな光束を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のマーク検出方法。
  4. 前記膜はポリシリコンを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のマーク検出方法。
  5. 前記位置合わせ用マークに対して2本の互いにコヒーレントな光束を照射し、
    前記位置合わせ用マークから前記2本の光束の照射により互いに同一方向に発生する1対の回折光を受光することを特徴とする請求項1又は2に記載のマーク検出方法。
  6. 前記位置合わせ用マークに対して1本のコヒーレントな光束を照射し、
    前記位置合わせ用マークから異なる方向に発生する1対の回折光を受光することを特徴とする請求項1又は2に記載のマーク検出方法。
  7. 前記位置合わせ用マークから発生する1対の回折光を所定の回折格子上に所定の交差角で照射し、
    前記回折格子から発生する回折光の光電変換信号より前記位置合わせ用マークの位置を検出することを特徴とする請求項に記載のマーク検出方法。
  8. 前記2本の互いにコヒーレントな光束は互いに周波数の異なるヘテロダインビームであることを特徴とする請求項に記載のマーク検出方法。
  9. 前記光束は、前記赤外波長域の第1の波長を持つ第1の光束を含み、
    更に、前記第1の波長とは異なる第2の波長を持つ第2の光束を、前記位置合わせ用マークに照射して、該第2の光束の照射により該位置合わせ用マークから発生する回折光を受光することを特徴とする請求項1又は2に記載のマーク検出方法。
  10. 前記第2の波長は、前記赤外波長域の波長を含むことを特徴とする請求項に記載のマーク検出方法。
  11. 前記第2の波長は、500nm〜800nmの範囲内の波長を含むことを特徴とする請求項に記載のマーク検出方法。
  12. 前記第1の光束と前記第2の光束とは、それぞれ互いに波長がほぼ同一でコヒーレントな複数のビームを含むことを特徴とする請求項に記載のマーク検出方法。
  13. 前記第1の光束の照射により前記位置合わせ用マークから発生する回折光と、前記第2の光束の照射により前記位置合わせ用マークから発生する回折光との少なくとも一方の回折光に基づき、前記位置合わせ用マークの位置を検出することを特徴とする請求項に記載のマーク検出方法。
  14. 所定パターンを前記基板上に露光する露光方法であって、
    請求項1から13の何れか一項に記載のマーク検出方法により検知された前記位置合わせ用マークの位置情報に基づいて、前記所定パターンと前記基板との位置合わせを行うことを特徴とする露光方法。
  15. 前記所定パターンは投影系を介して前記基板上に投影され、
    前記位置合わせ用マークから発生する回折光は、前記投影系を介して受光されることを特徴とする請求項14に記載の露光方法。
  16. 前記所定パターンはマスク上に形成されており、
    前記位置合わせ用マークから発生する回折光は、前記投影系及び前記マスクを介して受光されることを特徴とする請求項15に記載の露光方法。
  17. 前記所定パターンは投影系を介して前記基板上に投影され、
    前記位置合わせ用マークから発生する回折光は、前記投影系を介さずに受光されることを特徴とする請求項14に記載の露光方法。
  18. 請求項14に記載の露光方法を用いることにより、前記基板上に形成されたパターンに、投影系を介して前記所定パターンを重ね合わせて転写する工程を経てデバイスを製造するデバイス製造方法。
  19. 基板上に形成され、且つ可視光を実質的に透過しない膜で覆われた位置合わせ用マークを検知するマーク検出装置であって、
    前記位置合わせ用マークは、その凹部に絶縁物埋め込まれており、
    前記膜を介して前記位置合わせ用マークに、その波長域が赤外波長域である光束を照射する照射系と、
    前記光束の照射により前記位置合わせ用マークから発生する回折光を受光する受光系とを有し、
    前記回折光に基づき前記位置合わせ用マークの位置情報を検出することを特徴とするマーク検出装置。
  20. 基板上に形成され、且つ可視光を実質的に透過しない膜で覆われた位置合わせ用マークを検知するマーク検出装置であって、
    前記位置合わせ用マークは、STI工程で形成されたものであり、
    前記膜を介して前記位置合わせ用マークに、その波長域が赤外波長域である光束を照射する照射系と、
    前記光束の照射により前記位置合わせ用マークから発生する回折光を受光する受光系とを有し、
    前記回折光に基づき前記位置合わせ用マークの位置情報を検出することを特徴とするマーク検出装置。
  21. 前記光束は、800nm〜1500nmの範囲内の波長を持つコヒーレントな光束を含むことを特徴とする請求項19又は20に記載のマーク検出装置。
  22. 前記膜はポリシリコンを含むことを特徴とする請求項19又は20に記載のマーク検出装置。
  23. 前記照射系は、前記位置合わせ用マークに対して2本の互いにコヒーレントな光束を照射し、
    前記受光系は、前記2本の光束の照射により前記位置合わせ用マークから互いに同一方向に発生する一対の回折光を受光することを特徴とする請求項19又は20に記載のマーク検出装置。
  24. 前記照射系は、前記位置合わせ用マークに対して1本のコヒーレントな光束を照射し、
    前記受光系は、前記位置合わせ用マークから異なる方向に発生する一対の回折光を受光することを特徴とする請求項19又は20に記載のマーク検出装置。
  25. 所定パターンを前記基板上に露光する露光装置であって、
    請求項19から24の何れか一項に記載のマーク検出装置を備え、該マーク検出装置により検知された前記位置合わせ用マークの位置情報に基づいて、前記所定パターンと前記基板との位置合わせを行うことを特徴とする露光装置。
  26. 前記所定パターンを前記基板上に投影する投影系を備え、
    前記受光系は、前記位置合わせ用マークから発生する回折光を、前記投影系を介して受光することを特徴とする請求項25に記載の露光装置。
  27. 前記所定パターンはマスク上に形成されており、
    前記受光系は、前記位置合わせ用マークから発生する回折光を、前記投影系及び前記マスクを介して受光することを特徴とする請求項26に記載の露光装置。
  28. 前記所定パターンを前記基板上に投影する投影系を備え、
    前記受光系は、前記位置合わせ用マークから発生する回折光を、前記投影系を介さずに受光することを特徴とする請求項25に記載の露光装置。
  29. 請求項25に記載の露光装置を用いることにより、前記基板上に形成されたパターンに、投影系を介して前記所定パターンを重ね合わせて転写する工程を経て形成されたデバイス。
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