JP5206954B2 - 位置検出装置、位置検出方法、露光装置、およびデバイス製造方法 - Google Patents

位置検出装置、位置検出方法、露光装置、およびデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、位置検出装置、位置検出方法、露光装置、およびデバイス製造方法に関する。さらに詳細には、本発明は、半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等の電子デバイスを製造するリソグラフィー工程で用いられる露光装置におけるマスクまたは感光性基板の位置検出に関する。
半導体素子等のデバイスの製造に際して、感光性基板(感光材料の塗布されたウェハまたはガラスプレート等の基板)上に複数層の回路パターンを重ねて形成する。このため、回路パターンを感光性基板上に露光するための露光装置では、マスクのパターンと既に回路パターンの形成されている感光性基板の各露光領域とを相対的に位置合わせするために、マスクのパターン面に沿った二次元位置情報および感光性基板の露光面に沿った二次元位置情報を検出することが必要である。従来、マスクのパターン面または感光性基板の露光面の二次元位置情報を検出するために、例えば撮像方式の位置検出装置が提案されている。例えば、特許文献1では、マスクパターンと感光基板との位置合わせのために、オフ・アクシス方式のアライメントセンサとしてCCDカメラよりなる撮像素子が用いられている。また、結像光束の一部は、光束半遮光板を介して撮像素子で受光している。
また、露光装置では、投影光学系を介してマスクの微細パターンの良像を感光性基板上に形成するために、投影光学系の光軸方向に沿ったマスクのパターン面のフォーカス位置情報および感光性基板の露光面のフォーカス位置情報を検出することが必要である。従来、マスクのパターン面または感光性基板の露光面のフォーカス位置情報を検出するために、例えば光電顕微鏡方式の位置検出装置が提案されている。
米国特許第5,783,833号公報
マスクのパターン面または感光性基板の露光面の二次元位置情報を検出する撮像方式の位置検出装置と、マスクのパターン面または感光性基板の露光面のフォーカス位置情報を検出する光電顕微鏡方式の位置検出装置とは全く異なる構成を有する。換言すれば、従来技術では、単体の位置検出装置により、マスクのパターン面または感光性基板の露光面の三次元的な位置情報を高精度で検出することができなかった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、比較的簡素な構成にしたがって、例えばマスクのパターン面または感光性基板の露光面の三次元的な位置情報を高精度で検出することのできる位置検出装置および方法を提供することを目的とする。また、本発明は、マスクのパターン面または感光性基板の露光面の三次元的な位置情報を高精度で検出する位置検出装置を用いて、マスクのパターン面および感光性基板の露光面を投影光学系に対して高精度に位置合わせすることのできる露光装置を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に従えば、物体の位置を検出する位置検出装置であって、
検出光を供給する光源と、
前記物体に設けられた回折光発生部に前記検出光を集光させる集光光学系と、
前記検出光を受けて前記回折光発生部から発生する回折測定光および前記検出光を受けて参照面から発生する参照光を所定位置へ導く導光光学系と、
前記所定位置に配置されて前記回折測定光と前記参照光との干渉縞を検出する光検出器とを備え
前記検出光を受けて前記回折光発生部の周囲から発生する不要光が前記光検出器に達するのを遮る遮光部材を備えている位置検出装置が提供される。
本発明の第2態様に従えば、物体の位置を検出する位置検出装置であって、
検出光を供給する光源と、
前記物体に設けられた回折光発生部に前記検出光を照明する照明光学系と、
前記検出光を受けて前記回折光発生部から発生する回折光の球心の位置情報を検出する光検出器とを備えている位置検出装置が提供される。回折光の球心とは回折光発生部のほぼ中心をいう。回折光発生部がピンホールの場合には、回折光の球心はピンホールの中心に相当する。回折光の球心の位置情報とは、回折光の球心の位置ずれに関する情報を意味する。
本発明の第3態様に従えば、物体の位置を検出する位置検出方法であって、
前記物体に設けられた回折光発生部に検出光を集光させ、
前記検出光を受けて前記回折光発生部から発生する回折測定光と前記検出光を受けて参照面から発生する参照光との干渉縞を検出し、
前記干渉縞に基づいて前記回折光発生部の三次元的な位置情報を求め
前記検出光を受けて前記回折光発生部の周囲から発生する不要光を遮ることを含む位置検出方法が提供される。
本発明の第4態様に従えば、物体の位置を検出する位置検出方法であって、
前記物体に設けられた回折光発生部に検出光を照明し、
前記検出光を受けて前記回折光発生部から発生する回折光の球心の位置情報を検出し、
前記回折光の球心の位置情報に基づいて前記回折光発生部の三次元的な位置情報を求めることを含む位置検出方法が提供される。
本発明の第5態様に従えば、物体の位置を検出する位置検出装置であって、
光源からの光を、前記物体に向かう測定光と、参照光とに分離する光分離器と、
前記物体に設けられた回折光発生部に照射された前記測定光から発生した回折光と、前記参照光を干渉させる干渉光学系と、
前記回折光と前記参照光との干渉により生じた干渉縞を検出する光検出器とを備え
前記回折光発生部がピンホールである位置検出装置が提供される。前記干渉光学系は、前記回折光と前記参照光を同一光路上に反射させるための第1反射鏡と第2反射鏡を有し得る。前記第2反射鏡を移動するための駆動素子が第2反射鏡に設けられてもよく、前記第1反射鏡が前記光分離器に設けられていてもよい。
本発明の第6態様に従えば、物体の位置を検出する位置検出方法であって、
光源からの光を、測定光と参照光とに分離することと、
前記測定光で前記物体に設けられたピンホールである回折光発生部を照射して回折光を発生させることと、
前記回折光と前記参照光とを干渉させることと、
回折光と参照光との干渉により生じた干渉縞を検出することにより物体の3次元的情報を得ることを含む位置検出方法が提供される。
本発明の第7態様に従えば、投影光学系を介して所定のパターンを感光性基板へ露光する露光装置であって、
前記所定のパターン面または前記感光性基板の露光面の位置を、前記物体の位置として検出するための第1態様、第2態様または第5態様の位置検出装置と、
前記位置検出装置の検出結果に基づいて、前記所定のパターン面または前記感光性基板の露光面を前記投影光学系に対して位置合わせするための位置合わせ装置とを備えている露光装置が提供される。
本発明の第8態様に従えば、第7態様の露光装置を用いて、前記所定のパターンを前記感光性基板に露光する露光工程と、
前記露光工程により露光された前記感光性基板を現像する現像工程とを含むデバイス製造方法が提供される。
本発明の位置検出装置および方法では、例えばマスクのパターン面または感光性基板の露光面に設けられた回折光発生部に検出光を集光させ、回折光発生部から発生する回折測定光と参照面から発生する参照光との干渉縞を検出する。そして、検出した干渉縞を解析することにより得られた干渉縞のチルト成分に基づいてマスクのパターン面または感光性基板の露光面の二次元位置情報を検出し、干渉縞のフォーカス成分に基づいてマスクのパターン面または感光性基板の露光面のフォーカス位置情報を検出する。
その結果、本発明の位置検出装置および方法では、比較的簡素な構成にしたがって、例えばマスクのパターン面または感光性基板の露光面の三次元的な位置情報を高精度で検出することができる。また、本発明の露光装置では、マスクのパターン面または感光性基板の露光面の三次元的な位置情報を高精度で検出する位置検出装置を用いて、マスクのパターン面および感光性基板の露光面を投影光学系に対して高精度に位置合わせすることができ、ひいては電子デバイスを高精度に製造することができる。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。図1では、X軸およびY軸がウェハWの表面(露光面)と平行な面内において互いに直交するように設定され、Z軸がウェハWの表面の法線方向に設定されている。さらに具体的には、XY平面が水平に設定され、+Z軸が鉛直方向に沿って上向きに設定されている。
本実施形態の露光装置は、図1に示すように、たとえば露光光源であるArFエキシマレーザ光源を含み、オプティカル・インテグレータ(ホモジナイザー)、視野絞り、コンデンサレンズ等から構成される照明系1を備えている。照明系1は、光源から射出された露光光により、転写すべきパターンが形成されたマスク(レチクル)Mを照明する。照明系1は、例えばマスクMの矩形状のパターン領域全体、あるいはパターン領域全体のうちX方向に沿って細長いスリット状の領域(例えば矩形状の領域)を照明する。
マスクMを透過した光は、所定の縮小倍率を有する投影光学系PLを介して、フォトレジストが塗布されたウェハ(感光性基板)Wの単位露光領域にマスクMのパターン像を形成する。すなわち、マスクM上での照明領域に光学的に対応するように、ウェハWの単位露光領域において、マスクMのパターン領域全体と相似な矩形状の領域、あるいはX方向に細長い矩形状の領域(静止露光領域)にマスクパターン像が形成される。
マスクMは、マスクステージMS上においてXY平面と平行に保持されている。マスクステージMSには、X方向、Y方向およびZ軸廻りの回転方向にマスクMを微動させる機構(例えば、リニアモータ)が組み込まれている。マスクステージMSには移動鏡MMが設けられ、この移動鏡MMを用いるマスクレーザ干渉計MIFが、マスクステージMS(ひいてはマスクM)のX方向、Y方向および回転方向の位置をリアルタイムに計測する。
ウェハWは、ウェハホルダ(不図示)を介して、Zステージ2上においてXY平面と平行に保持されている。Zステージ2は、投影光学系PLの像面と平行なXY平面に沿って移動するXYステージ3上に取り付けられ、ウェハWのフォーカス位置(Z方向の位置)および傾斜角(XY平面に対するウェハWの表面の傾き)を調整する。Zステージ2には移動鏡WMが設けられ、移動鏡WMを用いるウェハレーザ干渉計WIFは、Zステージ2のX方向、Y方向およびZ軸廻りの回転方向の位置をリアルタイムに計測する。XYステージ3は、ベース4上に載置され、ウェハWのX方向、Y方向および回転方向の位置を調整する。
マスクレーザ干渉計MIFの出力およびウェハレーザ干渉計WIFの出力は、主制御系5に供給される。主制御系5は、マスクレーザ干渉計MIFの計測結果に基づいて、マスクMのX方向、Y方向および回転方向の位置の制御を行う。即ち、主制御系5は、マスクステージMSに組み込まれている機構に制御信号を送信し、この機構が制御信号に基づいてマスクステージMSを微動させることにより、マスクMのX方向、Y方向および回転方向の位置の調整を行う。
主制御系5は、オートフォーカス方式及びオートレベリング方式により、ウェハWの表面を投影光学系PLの像面に合わせ込む(像面と一致させる)ために、ウェハWのフォーカス位置および傾斜角の制御を行う。即ち、主制御系5は、ウェハステージ駆動系6に制御信号を送信し、ウェハステージ駆動系6が制御信号に基づいてZステージ2を駆動することにより、ウェハWのフォーカス位置および傾斜角の調整を行う。
主制御系5は、ウェハレーザ干渉計WIFの計測結果に基づいて、ウェハWのX方向、Y方向および回転方向の位置の制御を行う。即ち、主制御系5は、ウェハステージ駆動系6に制御信号を送信し、ウェハステージ駆動系6が制御信号に基づいてXYステージ3を駆動することにより、ウェハWのX方向、Y方向および回転方向の位置の調整を行う。
ステップ・アンド・リピート方式では、ウェハW上に縦横に設定された複数の単位露光領域のうちの1つの単位露光領域に、マスクMのパターン像を一括的に露光する。その後、主制御系5は、ウェハステージ駆動系6に制御信号を送信し、ウェハステージ駆動系6によりXYステージ3をXY平面に沿ってステップ移動させることにより、ウェハWの別の単位露光領域を投影光学系PLに対して位置決めする。こうして、マスクMのパターン像をウェハWの単位露光領域に一括露光する動作を繰り返す。
ステップ・アンド・スキャン方式では、主制御系5は、マスクステージMSに組み込まれた機構に制御信号を送信すると共に、ウェハステージ駆動系6に制御信号を送信し、投影光学系PLの投影倍率に応じた速度比でマスクステージMSおよびXYステージ3を移動させつつ、マスクMのパターン像をウェハWの1つの単位露光領域に走査露光する。その後、主制御系5は、ウェハステージ駆動系6に制御信号を送信し、ウェハステージ駆動系6によりXYステージ3をXY平面に沿ってステップ移動させることにより、ウェハWの別の単位露光領域を投影光学系PLに対して位置決めする。こうして、マスクMのパターン像をウェハWの単位露光領域に走査露光する動作を繰り返す。
すなわち、ステップ・アンド・スキャン方式では、ウェハステージ駆動系6およびウェハレーザ干渉計WIFなどを用いてマスクMおよびウェハWの位置制御を行いながら、矩形状(一般にはスリット状)の静止露光領域の短辺方向であるY方向に沿って、マスクステージMSとXYステージ3とを、ひいてはマスクMとウェハWとを同期的に移動(走査)させることにより、ウェハW上には静止露光領域の長辺に等しい幅を有し且つウェハWの走査量(移動量)に応じた長さを有する領域に対してマスクパターンが走査露光される。
本実施形態の露光装置は、マスクMのパターン面の三次元的な位置情報(X方向位置、Y方向位置およびZ方向位置)を検出するマスク位置検出装置11と、ウェハWの露光面の三次元的な位置情報(X方向位置、Y方向位置およびZ方向位置)を検出するウェハ位置検出装置12とを備えている。マスク位置検出装置11は例えば照明系1に取り付けられ、ウェハ位置検出装置12は例えば投影光学系PLに取り付けられている。また、マスク位置検出装置11とウェハ位置検出装置12とは、互いに同じ基本構成を有し、互いに同じ作用を奏する。以下、マスク位置検出装置11に着目して、本実施形態にかかる位置検出装置の構成および作用を説明する。
図2は、図1のマスク位置検出装置の内部構成を概略的に示す図である。図2を参照すると、本実施形態のマスク位置検出装置11は、主に、検出光(測定光)を供給する光源として、例えばHe−Neレーザ光源21と、検出光を測定光と参照光に分離するビームスプリッター(光分離器)22と、測定光をピンホールPHに集光する集光レンズ23と、参照光を反射する反射鏡24と、検出器26と、反射鏡24から反射した参照光とピンホールから発生した回折光(測定光)を光検出器26に導くリレーレンズ系25と、信号処理系27とを備えている。反射鏡24には反射鏡24をXYZ方向に駆動するPZT素子のような駆動装置24aが設けられており、駆動装置24aはそれに接続された主制御系5により制御される。光源21からの検出光は、図示を省略したコリメータレンズにより略平行光に変換された後、ビームスプリッター22に入射する。なお、検出光として、露光装置の照明系1の照明光路から取り出された露光光を用いることもできる。ビームスプリッター22に入射した検出光の一部(測定光)は、ビームスプリッター22を透過し、集光レンズ23を介して、マスクMのパターン面に設けられたピンホールPHを含む微小領域(例えば円形状の領域)にスポット光を形成する。ビームスプリッター22に入射した検出光の別の一部(参照光)は、ビームスプリッター22内の反射面で反射されてYZ平面に平行な反射面を有する平面反射鏡24に向かう。
ピンホールPHは、図3に示すように、マスクMのパターン面PPにおいて、光反射領域31に囲まれた微小な光透過部(例えば円形状の領域)として形成されている。具体的に、ピンホールPHから発生する回折光が略球面波となるように、ピンホールPHの直径Dは、検出光の波長をλとし、マスクMのパターン面PPにスポット光を形成する光束の開口数(集光レンズ23の開口数)をNAとするとき、λ/(2×NA)よりも小さく設定されている。図3に示すように、検出光L1を受けて、ピンホールPHから反射回折光L2が発生する。ピンホールPHからの回折光L2は、測定光として、集光レンズ23を介してビームスプリッター22へ戻り、ビームスプリッター22内の反射面でリレー光学系25に向けて反射される。
一方、ビームスプリッター22で反射された前述の検出光の一部は、平面反射鏡24の反射面(参照面)で反射され、参照光として、ビームスプリッター22へ戻る。後述するように、平面反射鏡24に設けられた駆動装置24aにより平面反射鏡24は主に光軸方向(X方向)に微動される。なお、平面反射鏡24に代えて、例えばコーナーキューブプリズムを用いることもできる。この場合も、反射面を微動するための駆動系を設けることが望ましい。ビームスプリッター22で反射された測定光とビームスプリッター22を透過した参照光とは、リレー光学系25を介して、CCDのような光検出器(エリアセンサ)26に入射する。ビームスプリッター22内の反射面と平面反射鏡24は干渉光学系を構成する。光検出器26では、参照光と測定光との干渉により形成された干渉縞が検出される。光検出器26が干渉縞を検出しているときは、主制御系5の制御の下で、平面反射鏡24に設けられた駆動装置24aにより平面反射鏡24が+−X方向に移動されることで参照光の位相が変化する。
光検出器26で検出された干渉縞の情報は、信号処理系27に供給される。信号処理系27では、光検出器26の出力に基づいて、ピンホールPHの三次元的な位置情報、すなわちピンホールPHのX方向位置、Y方向位置およびZ方向位置を求める。具体的に、信号処理系27では、干渉縞解析により得られた干渉縞のチルト成分に基づいて、ピンホールPHの二次元位置情報(X方向位置およびY方向位置)を、例えば検出光の波長λの1/1000以下の高精度で検出する。また、干渉縞解析により得られた干渉縞のフォーカス成分に基づいて、ピンホールPHのフォーカス位置情報(Z方向位置)を、例えば検出光の波長λの1/1000以下の高精度で検出する。
ピンホールPHの二次元位置情報の検出原理を図8を用いて説明する。図8には、X方向及びY方向において所望の位置にマスクMが位置付けられているときのピンホールPHが概念的に破線で示されている。この場合、ピンホールPHのX方向(及びY方向)における位置が、集光レンズ23の光軸23aと一致している。このような所望位置に配置しているピンホールPHからは破線で表した球面波SW0がその球心SC0を中心として発生している。マスクMがX方向において所望位置からΔXずれると、ピンホールPHも同様に位置X0(集光レンズ23の光軸23a)から位置X1にずれる。位置X1に位置するピンホールPHから発生する球面波SW1を、図8中、実線で表し、その球心をSC1で表した。図8から分かるように、ピンホールPHがX方向にΔXだけずれると球面波SW1の球心SC1もまたΔXだけ集光レンズ23の光軸23aからずれる。この結果、集光レンズ23の中心から見れば、球面波SW1は光軸23aの方向からではなく、光軸23aと傾斜した方向から進行してくるように見える。このようにして集光レンズ23に入射した球面波SW1は、集光レンズ23を出射するときに、光軸23aに直交する面内で位相が揃う平面波になることができない。すなわち、集光レンズ23を出射する測定光は光軸23aに直交しない波面を有する平面波あるいは球面波となる。この結果、リレー光学系25の光軸を通る測定光ビームとリレー光学系25の光軸から+Y方向及び−Y方向に離れた部分を通る測定光ビームとではX方向における位相が異なる。このような測定光が、平面反射鏡24から反射した参照光と干渉すると、干渉位置が測定光のビーム内でX方向において異なる。それゆえ、光検出器27面上では、測定光の照射により形成されるスポットの中心とY方向両側部とで明暗が異なるパターン、すなわち干渉縞が現れる。光検出器27で検出される干渉縞パターンの一例を図10に示す。図10Aは、マスクMの位置ずれが無い場合の干渉縞パターンを示し、全面が明パターンである。図10BはマスクMのX方向の位置ずれが生じた場合の干渉縞パターンを示し、縦縞が観測される。いずれも後述するフリンジスキャン法において観測された静止画像を示す。
次に、ピンホールPHのフォーカス位置情報の検出原理を図9を用いて説明する。図9には、X方向及びY方向において所望の位置にマスクMが位置付けられているときのピンホールPHが概念的に破線で示されている。この場合、ピンホールPHのX方向及びY方向における位置が、集光レンズ23の光軸23a上であり且つピンホールPHのZ方向の位置Z0が集光レンズ23の所望の集光位置と一致している(ジャストフォーカス位置)。このような所望位置に配置しているピンホールPHからは破線で表した球面波SW0がその球心SC0を中心として発生している。この場合、球面波SW0が集光レンズ23を出射すると平面波となり、この平面波と参照光の位相が光軸に垂直な面内のいずれの位置でも一致するためにその平面波と参照光は互いに干渉する。この結果、図10Aに示すような明パターンが観察される。
マスクMがZ方向において所望位置から−Z方向にΔZずれると、ピンホールPHも同様に位置Z0から位置Z1にずれる。位置Z1に位置するピンホールPHから発生する球面波SW2を、図9中、実線で表し、その球心をSC2で表した。図9から分かるように、ピンホールPHがZ方向にΔZだけずれると球面波SW1の球心もまたΔZだけ集光レンズ23の光軸23a方向にずれる。このため、球面波SW2は球面波SW0と異なる位相で集光レンズ23に入射する。すなわち、球面波SW2が集光レンズ23を出射するときに平面波となるが、この平面波は光軸23aを通るビームとビーム外周部とでは面内全ての位相が揃う平面波になることができず、この平面波と参照光の位相が光軸に垂直な面内の位置で一致しない。この結果、リレー光学系25の光軸を通る測定光ビームとリレー光学系25の光軸から離れた部分(外周部)を通る測定光ビームとではX方向における位相が異なる。それゆえ、光検出器27面上では、測定光の照射により形成されるスポットの中心と外周部とで明暗が異なるパターン、すなわち干渉縞が現れる。光検出器27で検出される干渉縞パターンを図10Cに示す。図10Cもまたフリンジスキャン法において観測された静止画像を示す。
信号処理系27による干渉縞解析の一例としてフリンジスキャン法を以下に簡単に説明する。この方法では、光検出器26で検出する干渉縞情報は、参照光の位相変化と同期して得られる。参照光の位相は、主制御系5により平面反射鏡24の駆動装置(例えば圧電素子)24aを駆動させて平面反射鏡24を光軸方向に移動することにより変化させる。例えば、図12に示すような平面反射鏡24の駆動時間(t)に対する駆動量(d)を表す駆動波形に従って駆動装置24aを駆動させる。平面反射鏡24を光軸方向に検出光波長λの1/4ずつ光軸方向に移動させた時に光検出器26で検出される干渉縞パターンの変化を図13の(A)〜(D)に示す。平面反射鏡24を光軸方向に検出光波長λの1/4ずつ光軸方向に移動させた時点で、光検出器26を構成するCCDの全画素データを取得する。光検出器26で検出された干渉縞は信号処理系27に供給される。駆動量が0、λ/4、λ/2、3λ/4における、ある画素の出力をI1、I2、I3、I4とすると、その画素に入射する光の初期位相は、信号処理系6で次の式を用いて求められる。
Φ0=tan-1(I2−I4)/(I1−I3
こうして計算された初期位相、集光レンズ23のNA及び検出光波長λからピンホールのX/Yシフト量及びフォーカス量(Z方向のシフト量)が画素毎に検出光波長λの1/1000以下の高精度で求められる。なお、フリンジスキャン法に代えて、反射鏡を光軸方向に移動させずに反射鏡を傾けるシアリング法(Shearing method)を用いて干渉縞を観察及び解析してもよい。
マスク位置検出装置11で検出されたピンホールPHの三次元的な位置情報、ひいてはマスクMのパターン面の三次元的な位置情報は、主制御系5に供給される。実際には、マスク位置検出装置11は、マスクMのパターン面に設けられた複数(例えば3つ)のピンホールPHの三次元的な位置を独立に検出する。
このように3つ以上のピンホールPHの三次元的な位置を検出することにより、それらの位置情報からマスク面のX及びY軸周りの回転情報を得ることができる。主制御系5は、マスク位置検出装置11の検出結果に基づいて、マスクステージMSを駆動することにより、投影光学系PLに対するマスクMのパターン面のX方向、Y方向および回転方向の位置合わせを行う。また、主制御系5は、必要に応じて、マスク位置検出装置11の検出結果に基づいて、マスクステージMSを駆動することにより、投影光学系PLに対するマスクMのパターン面のZ方向およびレベリングの位置合わせを行う。
なお、マスク位置検出装置11では、図3に示すように、検出光L1を受けてピンホールPHの周囲の光反射領域31から発生する正反射光L3が光検出器26に達して、参照光と測定光との干渉縞の形成に影響を及ぼし、ひいては位置検出の精度に影響を及ぼすことが考えられる。この場合、ピンホールPHの周囲の光反射領域31から発生する不要光L3が光検出器26に達するのを遮るために、図4(a)に示すように、例えば集光レンズ23とマスクMとの間の光路中に遮光板(遮光部材)28を付設することが好ましい。
遮光板28は、図4(b)に示すように、例えば矩形状の形態を有し、マスクMのパターン面に達してスポット光32を形成する検出光L1の約半分を遮るように配置される。この場合、ピンホールPHから発生する回折測定光L2の一部が遮光板28により遮られるが、ピンホールPHの周囲の光反射領域31から発生する不要光(正反射光)L3を遮光板28により遮ることができる。その結果、検出光L1を受けてピンホールPHの周囲から発生する不要光L3の影響を実質的に受けることなく、高精度な位置検出を行うことができる。
なお、遮光板28は、光検出器26の検出面と光学的に共役な位置に配置されることが好ましい。この配置により、検出光L1を受けて遮光板28のエッジ28aで発生する回折光が光検出器26において参照光と測定光との干渉縞の形成に影響を及ぼし、ひいては位置検出の精度に影響を及ぼすことを回避することができる。遮光板28と、光検出器26の検出面とを光学的に共役な位置に配置すれば、遮光板28のエッジ28aで発生する回折光が光検出器26の検出面上において再び集光するので、回折光によるボケが生じないからである。
また、ピンホールPHから発生する回折光の球心は厳密にはピンホールPHの位置だけでは決まらず、検出光の集光位置にわずかに影響を受ける。例えば、図4(a)に示すようにマスクMのパターン面に入射する検出光L1の約半分を遮光板28により遮る構成では、マスクMのパターン面への入射光束の重心軸線が図中左側(−X方向)へ傾くので、検出光がデフォーカスしていると、検出光がピンホールPHに対してX方向へずれる。その結果、マスク位置検出装置11では、ピンホールPHの中心位置からΔH(検出光のX方向のずれに比例した量)だけ図中左側(−X方向)に移動した位置を、ピンホールPHの中心位置として誤検出することになる。この誤検出を避けるには、図4(b)に示すように、マスクMのパターン面に達してスポット光32を形成する検出光L1の図中右半分を遮る第1位置(図中実線で示す位置)と、検出光L1の図中左半分を遮る第2位置(図中破線で示す位置)との間で遮光板28の位置を切り換え、例えば第1位置での検出結果と第2位置での検出結果との平均値に基づいてピンホールPHの中心位置を検出すれば良い。
なお、上述のマスク位置検出装置11では、一方向に沿って位置を切り換え可能な矩形状の遮光板28を用いている。しかしながら、これに限定されることなく、ピンホールPHの周囲の光反射領域31から発生する不要光L3が光検出器26に達するのを遮るための遮光部材について様々な形態が考えられる。例えば、図5に示すように、3つの三角形状の遮光領域28bの頂点を一致させ、この頂点の一致した位置28cに関してほぼ回転対称に3つの遮光領域28bを配置することにより遮光部材28’を構成することもできる。遮光部材28’は、例えば光透過性の基板に遮光性の領域28bを形成することにより実現される。
遮光部材28’を用いる場合、3つの三角形状の遮光領域28bが中心位置28cに関してほぼ回転対称に配置されているので、遮光部材28’を移動させて位置を切り換えなくても、マスクMのパターン面に入射する検出光L1の一部を遮ることに起因するピンホールPHの中心位置の誤検出を小さく抑えることができる。なお、中心位置28cを通りZ軸に平行な軸線廻りに遮光部材28’を高速回転させつつ位置検出を行うことにより、ピンホールPHの中心位置の誤検出をさらに小さく抑え、ひいてはさらに高精度な位置検出を行うことができる。遮光部材28’を用いる場合においても、遮光領域28bのエッジで発生する回折光が干渉縞の形成に影響を及ぼすことを回避するために、光検出器26の検出面と光学的に共役な位置に遮光部材28’を配置することが好ましい。
また、上述のマスク位置検出装置11では、検出光を受けて回折測定光を発生する回折光発生部として、マスクMのパターン面PPにおいて光反射領域31に囲まれた微小な光透過部からなるピンホールPHを用いている。しかしながら、これに限定されることなく、例えばマスクMのパターン面PPにおいて光透過領域に囲まれた微小な光反射部からなるポイントリフレクター(ピンミラー)を、回折光発生部として用いることもできる。さらに、例えばマスクMのパターン面PPにおいて、図11Aに示すように、周囲の領域からマスクMの外側へ突出した反射面(頂部)を有する凸部PR、または図11Bに示すように、周囲の領域からマスクMの内側へ窪んだ反射面(底面)を有する凹部REを、回折光発生部として用いることもできる。また、例えばマスクMのパターン面PPにおいて周囲の領域と反射率が異なる反射率相違部(高反射部または低反射部)を、回折光発生部として用いることもできる。
同様に、本実施形態のウェハ位置検出装置12においても、光検出器26の出力に基づいて、ウェハWの表面(露光面)に形成された複数(例えば3つ)の回折光発生部(例えばピンホール、ポイントリフレクター、凸状段差部、凹状段差部、反射率相違部など)の三次元的な位置情報(X方向位置、Y方向位置およびZ方向位置)を検出する。具体的に、信号処理系27では、干渉縞解析により得られた干渉縞のチルト成分に基づいて、ウェハWの露光面に設けられた回折光発生部の二次元位置情報(X方向位置およびY方向位置)を、例えば検出光の波長λの1/1000以下の高精度で検出する。
また、干渉縞解析により得られた干渉縞のフォーカス成分に基づいて、ウェハWの露光面に設けられた回折光発生部のフォーカス位置情報(Z方向位置)を、例えば検出光の波長λの1/1000以下の高精度で検出する。主制御系5は、ウェハ位置検出装置12の検出結果に基づいて、Zステージ2を駆動することにより、投影光学系PLに対するウェハWの露光面のZ方向およびレベリングの位置合わせを行う。また、主制御系5は、ウェハ位置検出装置12の検出結果に基づいて、XYステージ3を駆動することにより、投影光学系PLに対するウェハWの露光面のX方向、Y方向および回転方向の位置合わせを行う。
また、上述のマスク位置検出装置11では、参照光と測定光との干渉により形成された干渉縞を検出する検出器として、CCDのような光検出器(エリアセンサ)26を用いている。しかしながら、これに限定されることなく、例えば透過スクリーンまたは反射スクリーンを、検出器として用いることもできる。透過スクリーンまたは反射スクリーンを用いる場合、スクリーンに写し出された干渉縞を観察して回折光発生部の三次元的な位置情報(X方向位置、Y方向位置およびZ方向位置)を検出することができる。
また、上述のマスク位置検出装置11では、光検出器26で干渉縞の情報を検出している。しかしながら、これに限定されることなく、回折光発生部から発生する回折光の球心位置に関する情報(回折光の球心の位置情報)を、光検出器26で検出すればよい。すなわち、回折光の強度分布の偏りを検出し、例えばジャストアライメント位置の場合の強度分布と比較することにより、X,Y方向の位置ずれ(横ずれ)量やZ方向(ジャストフォーカス位置からの光軸方向)のずれ量から球心位置を検出することができる。より具体的には、以下のようにして回折光の球心位置情報を検出できる。マスクステージMSによってマスクMが(第一)基準位置に位置づけられている場合には、図1に示すようにその位置においてホール(もしくはピンミラー)から回折光L2が発生している。ここで、前述のように、マスク位置検出装置11により回折光L2と参照光による干渉縞が計測される。この計測された干渉縞は、マスクステージMSによってマスクMが(第一)基準位置に位置づけられているときに観測される干渉縞であり、マスクMの位置はマスクレーザ干渉計MIFにて計測されている。マスクMの位置が(第一)基準位置からずれた場合に、前述のようにして干渉縞が観測される。この干渉縞には球心のずれ量についての情報が含まれている。すなわち、この干渉縞から前述のようにして求められたチルト量(X/Yチルト量からX/Yのシフト量を算出)及びデフォーカス量(Z)により、球心の位置ずれ量を知ることができる。球心の位置は、干渉縞から求められた球心の位置ずれ量を、マスクMが(第一)基準位置に位置づけられたときのマスクステージMSの位置座標に加えることで得られる。なお、計算の過程で、前記シフト量やフォーカス量は計測波長・ピンホールの大きさ・深さ及びピンホールに照射する集光レンズのNAによる補正係数を乗算される。
以上のように、本実施形態のマスク位置検出装置11では、比較的簡素な構成にしたがって、マスクMのパターン面の三次元的な位置情報を高精度で検出することができる。また、本実施形態のウェハ位置検出装置12においても、比較的簡素な構成にしたがって、ウェハWの露光面の三次元的な位置情報を高精度で検出することができる。その結果、本実施形態の露光装置では、マスクMのパターン面およびウェハWの露光面の三次元的な位置情報を高精度で検出する位置検出装置11,12を用いて、マスクMのパターン面およびウェハWの露光面を投影光学系PLに対して高精度に位置合わせすることができ、ひいては良好な露光を行うことができる。
本発明に従ってウェハWの露光面の三次元的な位置情報を検出する場合には、ウエハ面上に区画される各ショットエリアに設けられるアライメントマークやショットエリア外に設けられるマークを前述のようなピンミラーや凹または凸パターンで形成することができる。そのようなマークは、例えば、前述の実施形態で記載したようなピンホールPHが形成されたマスクのパターンを、感光性材料が塗布されたウエハWに露光し、現像することで、マスクのピンホールパターンをウエハWに転写することができる。ウエハW上のアライメントマークは、通常、オフ・アクシス方式のアライメント系やTTL方式のアライメント顕微鏡を用いて検出されるが、本発明では前述のように図2に示したような位置検出系を用いて、X及びY方向の2次元位置情報のみならず、フォーカス情報に相当するZ方向の位置も同時に検出することができる。露光装置の主制御系5は、こうして得られたウエハWの各ショットエリアの位置情報並びに、ウェハ位置検出装置12とそれが設けられた投影光学系PLとの距離(ベースライン)情報を用いて、ウエハレーザ干渉計WIFの座標系においてウエハステージ駆動系6を制御して、各ショットエリアをマスクMのパターンに対してX、Y及びZ方向において短時間に位置合わせすることができる。
なお、上述の実施形態では、マスク位置検出装置11を照明系1に取り付け、ウェハ位置検出装置12を投影光学系PLに取り付けている。しかしながら、これに限定されることなく、マスク位置検出装置11およびウェハ位置検出装置12の双方を投影光学系PLに取り付けることもできる。また、マスク位置検出装置11を照明系1から離れて配置したり、ウェハ位置検出装置12を投影光学系PLから離れて配置したりすることもできる。
また、上述の実施形態では、露光装置においてマスクMのパターン面の三次元的な位置情報を検出するマスク位置検出装置11、およびウェハWの露光面の三次元的な位置情報を検出するウェハ位置検出装置12に対して本発明を適用している。しかしながら、これに限定されることなく、例えばウェハステージ(2,3)とは別に設けられたキャリブレーションステージにおいて、露光前のウェハの平面度を測定する際に本発明の位置検出装置を用いることもできる。この場合、ウェハの表面に形成された複数(例えば3つ)の回折光発生部の三次元的な位置情報を検出し、検出した位置情報に基づいてウェハの平面度を測定する。さらに一般的に、マスクやウェハ以外の他の適当な物体の三次元的な位置情報の検出に対して、本発明の位置検出装置を適用することができる。例えば、本発明の位置検出装置は、露光装置ののみならず、顕微鏡において試料の位置合わせや、カメラのフォーカス機構にも使用可能である。
上記実施形態では、ピンホールPHの周囲の部材からの反射光を遮るために遮光板28(28’)を用いたが、本発明では、遮光板は必ずしも必要ではない。特に、ピンホールPHの周囲の反射率が低い場合や、ピンミラーや反射率が周囲よりも高い反射面を有する凸部または凹部を用いる場合には、遮光板は不要となる。また、信号処理系27は位置検出器そのものが備えている必要はなく、例えば、露光装置の制御系が信号処理を行ってもよく、一検出が行われる現場で利用可能なコンピュータを利用することもできる。また、上記実施形態では反射鏡を駆動させる駆動装置24aを用いて反射鏡24の光軸方向の位置を移動させたが、駆動装置24aを用いずに、光源の周波数を変調してもよい。
上記実施形態では、図1に示したような構造の露光装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず種々のタイプの露光装置に適用し得る。例えば、米国特許第6,611,316号に開示されているように、2つのマスクのパターンを、投影光学系を介して基板上で合成し、1回の走査露光によって基板上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置などを採用することができる。また、露光装置EXとして、プロキシミティ方式の露光装置、ミラープロジェクション・アライナーなどを採用することができる。また、米国特許6,341,007号、米国特許6,400,441号、米国特許6,549,269号、及び米国特許6,590,634号、米国特許6,208,407号、米国特許6,262,796号等に開示されているような複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置を採用することもできる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置を採用することができる。また、基板と投影光学系との間に液浸空間を形成して液浸空間に供給された液体を介してマスクのパターンを露光する液浸型露光装置も本発明を適用することができる。液浸露光装置においては、マスク及びウエハ位置検出は液体を介さずに行うことができる。
露光装置の用途としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
なお、上述の各実施形態においては、レーザ干渉計を含む干渉計システムを用いてマスクステージ、基板ステージ、及び計測ステージの各位置情報を計測するものとしたが、これに限らず、例えば各ステージに設けられるスケール(回折格子)を検出するエンコーダシステムを用いてもよい。また、上述の各実施形態では、露光光であるArFエキシマレーザ光を発生する光源装置として、ArFエキシマレーザを用いてもよいが、例えば、米国特許7,023,610号に開示されているように、DFB半導体レーザ又はファイバーレーザなどの固体レーザ光源、ファイバーアンプなどを有する光増幅部、及び波長変換部などを含み、波長193nmのパルス光を出力する高調波発生装置を用いてもよい。
上述の実施形態の露光装置では、投影光学系を用いてマスクのパターンを感光性基板に露光する(露光工程)ことにより、電子デバイス(半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等)を製造することができる。以下、本実施形態の露光装置を用いて感光性基板としてのウェハ等に所定の回路パターンを形成することによって、電子デバイスとしての半導体デバイスを得る際の手法の一例につき図6のフローチャートを参照して説明する。
先ず、図6のステップ301において、1ロットのウェハ上に金属膜が蒸着される。次のステップ302において、その1ロットのウェハ上の金属膜上にフォトレジストが塗布される。その後、ステップ303において、本実施形態の露光装置を用いて、マスク上のパターンの像がその投影光学系を介して、その1ロットのウェハ上の各ショット領域に順次露光転写される。その後、ステップ304において、その1ロットのウェハ上のフォトレジストの現像が行われた後、ステップ305において、その1ロットのウェハ上でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行うことによって、マスク上のパターンに対応する回路パターンが、各ウェハ上の各ショット領域に形成される。
その後、更に上のレイヤの回路パターンの形成等を行うことによって、半導体素子等のデバイスが製造される。上述の半導体デバイス製造方法によれば、極めて微細な回路パターンを有する半導体デバイスをスループット良く得ることができる。なお、ステップ301〜ステップ305では、ウェハ上に金属を蒸着し、その金属膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エッチングの各工程を行っているが、これらの工程に先立って、ウェハ上にシリコンの酸化膜を形成後、そのシリコンの酸化膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エッチング等の各工程を行っても良いことはいうまでもない。
また、本実施形態の露光装置では、プレート(ガラス基板)上に所定のパターン(回路パターン、電極パターン等)を形成することによって、電子デバイスとしての液晶表示素子を得ることもできる。以下、図7のフローチャートを参照して、このときの手法の一例につき説明する。図7において、パターン形成工程401では、本実施形態の露光装置を用いてマスクのパターンを感光性基板(レジストが塗布されたガラス基板等)に転写露光する、所謂光リソグラフィー工程が実行される。この光リソグラフィー工程によって、感光性基板上には多数の電極等を含む所定パターンが形成される。その後、露光された基板は、現像工程、エッチング工程、レジスト剥離工程等の各工程を経ることによって、基板上に所定のパターンが形成され、次のカラーフィルター形成工程402へ移行する。
次に、カラーフィルター形成工程402では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配列されたり、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルターの組を複数水平走査線方向に配列されたりしたカラーフィルターを形成する。そして、カラーフィルター形成工程402の後に、セル組み立て工程403が実行される。セル組み立て工程403では、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有する基板、およびカラーフィルター形成工程402にて得られたカラーフィルター等を用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。
セル組み立て工程403では、例えば、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有する基板とカラーフィルター形成工程402にて得られたカラーフィルターとの間に液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製造する。その後、モジュール組み立て工程404にて、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素子の製造方法によれば、極めて微細な回路パターンを有する液晶表示素子を高いスループットで製造することができる。
本発明の位置検出装置によれば、比較的簡素な構造であるにもかかわらず、対象物の三次元的な位置情報を高精度で検出することができる。本発明の露光装置は本発明の位置検出装置を用いているので、アライメント系及びフォーカス系がシンプルな構造でありながらも、マスクのパターン面を感光性基板の露光面に対して高精度に位置合わせすることができる。このため、本発明のデバイス製造方法では、高精度な電子デバイスを製造することができる。それゆえ、本発明は、半導体産業を含む精密機器産業の国際的な発展に著しく貢献するであろう。
本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。 図1のマスク位置検出装置の内部構成を概略的に示す図である。 マスクのパターン面において光反射領域に囲まれた微小な光透過部としてピンホールが形成されている様子を示す図である。 (a)は集光レンズとマスクとの間の光路中に遮光部材が付設されている様子を、(b)はマスクのパターン面に達してスポット光を形成する検出光の約半分を遮るように遮光部材が配置されている様子を示す図である。 図4とは別の形態を有する遮光部材の構成を概略的に示す図である。 電子デバイスとしての半導体デバイスを得る際の手法のフローチャートである。 電子デバイスとしての液晶表示素子を得る際の手法のフローチャートである。 ピンホールの二次元位置情報の検出原理を説明する概念図である。 ピンホールのフォーカス位置情報の検出原理を説明する概念図である。 図10Aは、マスクMの位置ずれが無い場合の干渉縞パターンを示し、図10BはマスクMのX方向の位置ずれが生じた場合の干渉縞パターンを示し、図10CはマスクMのZ方向の位置ずれが生じた場合の干渉縞パターンを示す概念図である。 図11Aは、ピンホールに代わる反射面を有する凸部を示し、図11Bはピンホールに代わる反射面を有する凹部を示す。 図12は、反射鏡の駆動装置による反射鏡駆動量と光検出器を構成するCCDの画素に干渉縞(干渉光)を取込むタイミングを示すグラフである。 図13(A)〜(D)は、反射鏡の駆動位置変化に伴う光検出器で検出される干渉縞のパターンの変化を示す図である。
符号の説明
1 照明系
2 Zステージ
3 XYステージ
5 主制御系
6 ウェハステージ駆動系
11 マスク位置検出装置
12 ウェハ位置検出装置
21 光源
23 集光レンズ
26 光検出器(エリアセンサ)
27 信号処理系
28,28’ 遮光板、遮光部材
M マスク
MS マスクステージ
MIF マスクレーザ干渉計
PL 投影光学系
W ウェハ
WIF ウェハレーザ干渉計
PH ピンホール(回折光発生部)

Claims (20)

  1. 物体の位置を検出する位置検出装置であって、
    検出光を供給する光源と、
    前記物体に設けられた回折光発生部に前記検出光を集光させる集光光学系と、
    前記検出光を受けて前記回折光発生部から発生する回折測定光および前記検出光を受けて参照面から発生する参照光を所定位置へ導く導光光学系と、
    前記所定位置に配置されて前記回折測定光と前記参照光との干渉縞を検出する光検出器とを備え
    前記検出光を受けて前記回折光発生部の周囲から発生する不要光が前記光検出器に達するのを遮る遮光部材を備えている位置検出装置。
  2. 前記光検出器の出力に基づいて前記回折光発生部の三次元的な位置情報を求める処理系を備えている請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記回折光発生部は、光反射領域に囲まれた光透過部、または光透過領域に囲まれた光反射部を有する請求項1または2に記載の位置検出装置。
  4. 前記回折光発生部は、周囲の領域から前記物体の外側へ突出した凸状段差部、または周囲の領域から前記物体の内側へ窪んだ凹状段差部を有する請求項1または2に記載の位置検出装置。
  5. 前記回折光発生部は、周囲の領域と反射率が異なる反射率相違部を有する請求項1または2に記載の位置検出装置。
  6. 前記遮光部材は、前記光検出器と光学的に共役な位置に配置されている請求項1乃至5のいずれか1項に記載の位置検出装置。
  7. 前記参照面が反射面であり、該反射面に該反射面を移動させる駆動系が設けられている請求項1に記載の位置検出装置。
  8. 物体の位置を検出する位置検出装置であって、
    検出光を供給する光源と、
    前記物体に設けられた回折光発生部に前記検出光を照明する照明光学系と、
    前記検出光を受けて前記回折光発生部から発生する回折光の球心の位置情報を検出する光検出器とを備えている位置検出装置。
  9. 前記光検出器の出力に基づいて前記回折光発生部の三次元的な位置情報を求める処理系を備えている請求項8に記載の位置検出装置。
  10. 物体の位置を検出する位置検出方法であって、
    前記物体に設けられた回折光発生部に検出光を集光させ、
    前記検出光を受けて前記回折光発生部から発生する回折測定光と前記検出光を受けて参照面から発生する参照光との干渉縞を検出し、
    前記干渉縞に基づいて前記回折光発生部の三次元的な位置情報を求め、
    前記検出光を受けて前記回折光発生部の周囲から発生する不要光を遮ることを含む位置検出方法
  11. 前記参照光の位相を変化させながら前記干渉縞を検出する請求項10に記載の位置検出方法。
  12. 物体の位置を検出する位置検出方法であって、前記物体に設けられた回折光発生部に検出光を照明し、
    前記検出光を受けて前記回折光発生部から発生する回折光の球心の位置情報を検出し、
    前記回折光の球心の位置情報に基づいて前記回折光発生部の三次元的な位置情報を求めることを含む位置検出方法。
  13. 物体の位置を検出する位置検出装置であって、
    光源からの光を、前記物体に向かう測定光と、参照光とに分離する光分離器と、
    前記物体に設けられた回折光発生部に照射された前記測定光から発生した回折光と、前記参照光を干渉させる干渉光学系と、
    前記回折光と前記参照光との干渉により生じた干渉縞を検出する光検出器とを備え、
    前記回折光発生部がピンホールである位置検出装置
  14. 前記干渉光学系が、前記回折光と前記参照光を同一光路上に反射させるための第1反射鏡と第2反射鏡を有する請求項13に記載の位置検出装置
  15. 前記第2反射鏡を移動するための駆動素子が第2反射鏡に設けられている請求項14に記載の位置検出装置。
  16. 前記第1反射鏡が前記光分離器に設けられている請求項14または15に記載の位置検出装置。
  17. 物体の位置を検出する位置検出方法であって、
    光源からの光を、測定光と参照光とに分離することと、
    前記測定光で前記物体に設けられたピンホールである回折光発生部を照射して回折光を発生させることと、
    前記回折光と前記参照光とを干渉させることと、
    回折光と参照光との干渉により生じた干渉縞を検出することにより物体の3次元的情報を得ることを含む位置検出方法
  18. 前記参照光の位相を変化させながら前記干渉縞を検出する請求項17に記載の位置検出方法
  19. 投影光学系を介して所定のパターンを感光性基板へ露光する露光装置であって、
    前記所定のパターン面または前記感光性基板の露光面の位置を、前記物体の位置として検出するための請求項1〜9並びに13〜16のいずれか一項に記載の位置検出装置と、
    前記位置検出装置の検出結果に基づいて、前記所定のパターン面または前記感光性基板の露光面を前記投影光学系に対して位置合わせするための位置合わせ装置とを備えている露光装置
  20. 請求項19に記載の露光装置を用いて、前記所定のパターンを前記感光性基板に露光する露光工程と、
    前記露光工程により露光された前記感光性基板を現像する現像工程とを含むデバイス製造方法
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