JP2008175803A - 形状測定装置、形状測定方法、および露光装置 - Google Patents

形状測定装置、形状測定方法、および露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 被測定物の表面の反射率分布の影響を低減して、高精度に表面形状を測定できる形状測定方法を提供すること。
【解決手段】 被測定物の表面形状を測定する形状測定方法において、光源からの光を測定光と参照光とに分割し、前記測定光を前記被測定物の表面に斜めに入射させ、前記参照光を参照ミラーに入射させるステップと、前記被測定物で反射した前記測定光と前記参照ミラーで反射した前記参照光とを光電変換素子へ導くステップと、前記測定光と前記参照光とで形成される干渉光を、前記被測定物を移動しながら前記光電変換素子で検知するステップと、前記被測定物の表面上の同じ位置で反射した前記測定光から得られる干渉信号に基づいて、前記被測定物の表面形状を求めるステップと、を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被測定物の表面形状を測定する形状測定装置、被測定物の表面形状を測定する形状測定方法、およびその形状測定装置を有する露光装置に関する。
形状測定装置とその形状測定装置を有する露光装置の背景技術として、特に、面形状の測定精度が厳しい半導体露光装置の例を用いて説明する。
フォトリソグラフィー技術を用いて半導体素子または液晶表示素子を製造する際に、レチクルに描画された回路パターンを投影光学系によってウエハに投影して露光する投影露光装置が使用されている。
投影露光装置においては、半導体素子の高集積化に伴い、より高い解像力でレチクルの回路パターンをウエハに投影露光することが要求されている。投影露光装置で転写できる最小の寸法(解像度)は、露光に用いる光の波長に比例し、投影光学系の開口数(NA)に反比例する。従って、波長を短くすればするほど解像力は良くなる。このため、近年の光源は、波長の短いKrFエキシマレーザー(波長約248nm)やArFエキシマレーザー(波長約193nm)になり、液浸露光の実用化検討も進んでいる。更に、露光領域の一層の拡大も要求されている。
これらの要求を達成するために、略正方形形状の露光領域をウエハに縮小して一括露光するステップ・アンド・リピート方式の露光装置(「ステッパー」とも呼ばれる。)から、スキャナーが主流になりつつある。スキャナーは、露光領域を矩形のスリット形状としてレチクルとウエハを相対的に高速走査し、大画面を精度よく露光するステップ・アンド・スキャン方式の露光装置である。
スキャナーでは、ウエハの所定の位置が露光スリット領域に差し掛かる前に、光斜入射系の表面位置測定装置(フォーカス制御用センサ)で、そのウエハの所定の位置における表面位置を測定する。そして、ウエハのその所定の位置を露光する際に、ウエハ表面を最良結像面に合わせ込む補正を行っている。
特に、露光スリットの長手方向(即ち、走査方向と垂直方向)には、ウエハの表面位置の高さ(フォーカス)だけではなく、表面の傾き(チルト)を測定するために、露光スリット領域に複数点の測定点を有している。かかるフォーカスおよびチルトの測定方法としては、光学式のセンサを使用する方法(特許文献1および特許文献2)や、ガスゲージセンサを使用する方法(特許文献3)や、静電容量センサを使用する方法などが提案されている。
特開平6−260391号公報 米国特許第6249351号明細書 特表2006−514744号公報
しかし、近年では露光光の短波長化および投影光学系の高NA化が進み、焦点深度が極めて小さくなり、露光すべきウエハ表面を最良結像面に合わせ込む精度、所謂、フォーカス精度もますます厳しくなってきている。特に、ウエハ上のパターンの影響やウエハに塗布されたレジストの厚さむらに起因する表面位置測定装置の測定誤差が無視することができなくなってきている。
例えば、レジストの厚さむらによって、周辺回路パターンやスクライブライン近傍には、焦点深度と比べれば小さいものの、フォーカス測定にとっては大きな段差が発生している。このため、レジスト表面の傾斜角度が大きくなり、表面位置測定装置の検出する反射光が反射や屈折によって正反射角度からずれを生じてしまう。また、ウエハ上パターンの粗密の違いによって、パターンが密な領域と粗な領域とでは、反射率に差が生じてしまう。このように、表面位置測定装置が検出する反射光の反射角や反射強度が変化するため、かかる反射光を検出した検出波形に非対称性が発生して測定誤差を生じてしまうことになる。
図18には、特許文献1の光学式センサの場合に、反射率に差のあるウエハSB上に測定光MMが照射されている模式図を示している。測定光は、角度Aだけ反射率の境界線に対して傾いている場合を示しており、測定方向はα’方向になる。ここで反射光の強度分布に関して、β’方向の3つの断面、すなわち、AA’断面、BB’断面、CC’断面における反射光の強度分布を図19に示す。同図のように、反射率が一様な領域である、AA’面とCC’面においては、反射光の対称性は良いものの、反射率に分布のある領域BB’面は、非対称な反射光のプロファイルとなり、その重心がずれることにより、測定誤差を生じることになる。これにより、ウエハ表面を正確に測定できないので、大きなデフォーカスを生じてしまい。チップ不良を発生させてしまうことになる。
特許文献2記載の、斜めから基板に光を照射して、その干渉信号に基づいて基板の形状を測定する形状測定装置の構成図を図15に示す。この形状測定装置は、光源101、レンズ103、ビームスプリッタ105、参照ミラー130、駆動機構397、回折格子型ビームコンバイナ170、レンズ171,173および撮像素子190を有する。光源101からの広帯域光(白色光)をレンズ103によりビームスプリッタ105へと導き、ビームスプリッタ105で参照光と測定光に分割する。参照光は参照ミラー130で反射され、測定光はサンプルとしてのウエハ360で反射され、それらの光が回折格子型ビームコンバイナ170で結合される。参照光と測定光は干渉し、その干渉光は、レンズ171およびレンズ173によって、撮像素子190上へと導かれる。
この形状測定装置においても、ウエハ360の回路パターンの影響で、形状を誤測定する課題がある。図16、図17(A)、図17(B)を用いて、この課題を詳細に説明する。
図16は、図15の形状測定装置で、駆動機構397により、ウエハ表面に垂直方向にウエハ360を移動した場合に得られる所謂「白色干渉信号」を示したものである。図16のケース1の信号は、図17(A)のようにウエハ360上にパターンが無く、レジストのみ塗布された構造のウエハ360を測定した場合である。一方、ケース2の信号は、図17(B)のようにウエハ360上にパターンがあり、その上にレジストが塗布された、より一般的な構造のウエハ360を測定した場合である。
図16を見ると、ケース1の信号に比べて、ケース2の信号は、一部にウエハ360上のパターンの影響で、干渉信号に歪みが発生している。この干渉信号に歪みは、図17(B)に示すように、図15の形状測定装置がウエハ360の表面に対して斜めに光を照射して、その反射光を受光する方式であるために発生する。ウエハ360をウエハ360の表面に対して垂直に走査すると、ウエハ360上の測定光の照射位置がずれ、ウエハ360上の測定ポイントが変化する。そのために、ウエハ上の回路パターンの影響で反射光の強度が変化し、正確な干渉信号を得られない。図17で示す光線は、レジスト表面を透過してウエハ表面で反射する光のみを図示している。図16のケース2の場合は、反射率が部分的に高くなっており、白色干渉信号のピーク位置が変化している様子を示し、結局、ウエハの形状プロファイル測定値に誤差を発生させることになる。
また、特許文献3のようなガスゲージセンサを使用する場合、ガスに混入している微小なパーティクルをウエハ上に吹き付けてしまうという課題がある。更に、EUV露光装置など真空中で動作する露光装置においては真空度を落とすため使用出来ないという課題もある。
そこで、本発明は、被測定物の表面の反射率分布の影響を低減して、高精度に表面形状を測定できる形状測定方法を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての形状測定方法は、被測定物の表面形状を測定する形状測定方法において、光源からの光を測定光と参照光とに分割し、前記測定光を前記被測定物の表面に斜めに入射させ、前記参照光を参照ミラーに入射させるステップと、前記被測定物で反射した前記測定光と前記参照ミラーで反射した前記参照光とを光電変換素子へ導くステップと、前記測定光と前記参照光とで形成される干渉光を、前記被測定物を移動しながら前記光電変換素子で検知するステップと、前記被測定物の表面上の同じ位置で反射した前記測定光から得られる干渉信号に基づいて、前記被測定物の表面形状を求めるステップと、を有することを特徴とする。
本発明の更なる目的またはその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされる。
本発明によれば、被測定物の表面の反射率分布の影響を低減して、高精度に表面形状を測定できる形状測定方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の第1の実施形態の形状測定装置200の構成を示す概略図である。形状測定装置200は、被測定物である基板6の表面形状、すなわちXY面内の各点での高さ情報(Z位置)を計測する。また、XY面内の所定領域の平均的な高さ、平均的な傾き情報(ωx、ωy)を計測する。更に、基板6上に複数の薄膜が形成されている場合は、最上面の薄膜表面、各薄膜の界面、あるいは、基板そのものの表面の高さ情報のいずれかを計測する。
形状測定装置200は、送光光学系、ステージ系、受光光学系、データ処理系で構成される。
送光光学系は、光源1と、光源1で発生した光を集光するコンデンサーレンズ2と、基板6に平行光を照射させるためのピンホール3およびレンズ4と、光を分岐させるためのビームスプリッタ5aを含む。光源1は、広帯域な波長幅の広帯域光を発するLED(所謂白色LEDを含む)またはハロゲンランプである。ビームスプリッタ5aは、光源1からの広帯域光を複数の光束に分割する。
ステージ系は、被測定物6を保持する基板チャックCKと、被測定物の位置を位置合わせする駆動機構とから構成される。駆動機構は、Zステージ8、Yステージ9、Xステージ10を含む。
受光光学系は、ビームスプリッタ5bと、CCDやCMOSなどの撮像素子14と、基板6の表面を撮像素子(光電変換素子)14に結像させるためのレンズ11およびレンズ13から構成される結像光学系と、開口絞り12とから構成される。ビームスプリッタ5bは、参照ミラー7で反射した光と基板6で反射した光を合波させる。
データ処置系は、演算処理装置50、データ保存用の記憶装置51、測定結果、測定条件を表示する表示装置52から構成される。
以下、詳細に各構成要素の機能ならびに好ましい実施形態について詳細に説明を行う。図1において、光源1を発した光は、コンデンサーレンズ2でピンホール3上に集光され、レンズ4で平行光になる。平行光に整形された光束は、基板6に入射角度θで基板6に入射する。その光路の途中には、ビームスプリッタ5aが配置されているための、ほぼ半分の光量の光は、ビームスプリッタ5aで反射し、参照ミラー7に、基板6と同じ入射角度θで入射する。
ここで、光源1の波長の帯域としては、400nm以上800nm以下の波長が好ましい。但し、波長帯域は、この範囲に限られず、100nm以上の帯域が好ましい。但し、基板6上にレジストが塗布さている場合は、レジストの感光を防ぐ目的で、紫外線(350nm)以下の波長の光を、基板6上には照射しない方が好ましい。光の偏光状態は、無偏光または円偏光の状態にしている。入射角度θに関しては、基板への入射角度θが大きくなると、基板6上の薄膜表面からの反射率が、薄膜の裏面からの反射率に対して、相対的に強くなるので、薄膜表面の形状を測定する場合は、入射角度が大きいほど好ましい。一方、入射角度が90度に近くなると、光学系の組立てが難しくなるため、70度から85度の入射角度が好ましい実施形態と言える。
ビームスプリッタ5aとしては、金属膜や、誘電体多層膜など膜をスプリット膜としたキューブ型のブームスプリッタを使用することができる。1μm以上5μm以下の厚さの薄い膜(材質はSiCやSiNなど)で構成されるペリクル型ビームスプリッタをビームスプリッタ5aとして使用することも出来る。
ビームスプリッタ5aを透過した光は、基板6上に照射され、基板6で反射した後(基板6で反射した光を測定光と呼ぶことにする)、ビームスプリッタ5bに入射する。一方、ビームスプリッタ5aで反射した光は、参照ミラー7上に照射され、参照ミラー7で反射した後(参照ミラー7で反射した光を参照光と呼ぶ)、ビームスプリッタ5bに入射する。参照ミラー7としては、面精度が10nm以上20nm以下のアルミ平面ミラーや、同様の面精度を持つ、ガラス平面ミラーなどが使用できる。
基板6で反射した測定光と参照ミラー7で反射した参照光は、ビームスプリッタ5bで合成され、共に干渉光として撮像素子14で検知される。ビームスプリッタ5bは、ビームスプリッタ5aと同じものを使用することができる。光路の途中には、レンズ11、13および開口絞り12が配置されており、以下の機能を担う。すなわち、レンズ11とレンズ13により、両側テレセントリックな結像光学系16を成し、この結像光学系16に関して、基板6と撮像素子14の受光面がシャインプルーフの関係を成すように構成している。これにより、基板6の表面が、撮像素子の受光面に結像することになる。結像光学系16の瞳位置に配置した開口絞り12は、結像光学系16の開口数(NA)を規定するために設けて有り、NAとしてはsin(0.5度)以上sin(5度)以下の非常に小さなNAに絞っている。撮像素子14の受光面上では、測定光と参照光が重なり、光の干渉が生じて干渉光が形成される。
続いて、本実施形態の重要なポイントとなる干渉信号の取得方法について説明する。図1において、基板6は基板チャックCKで保持され、Zステージ8、Yステージ9、Xステージ10上に設置されている。図6のような白色干渉信号を撮像素子14で得るために、Zステージ8およびYステージ9を駆動させる。この時、基板6での反射光の進む方向(入射角度θに等しい方向)に、ZステージとYステージを同時に駆動させるようにしている。すなわち、Zステージ駆動量ZsとYステージ駆動量Ysの関係が、常にYs/Zs=tanθの関係を保つように駆動させ、基板6上の反射点に対応する撮像素子14の各画素の光強度を記憶装置51に記憶するようにしている。なお、基板6の測定領域を変更させる場合には、Xステージまたは、Yステージを使用して、所望の領域が撮像素子14の受光領域に位置するように位置合わせした後に、上述の測定を行うようにしている。なお、Xステージ、Yステージ、Zステージの位置を正確に制御するために、レーザー干渉計をX、Y、Z軸および、ωx、ωyのチルト軸の5軸分設けて、そのレーザー干渉計の出力を元にクローズドループ制御を行えば、より形状測定の精度を上げることが出来る。特に、基板6を、複数領域に分けて測定し、基板6全体の形状測定を必要とする場合、レーザー干渉計を使った方が、より正確に形状データのつなぎ合わせ(ステッチィング)が出来るため、好ましい構成と言える。
続いて、撮像素子14で取得され、記憶装置に記憶された白色干渉信号を信号処理して、基板6の形状を求める方法について説明する。撮像素子14におけるある画素での白色干渉信号を図6に示す。
この白色干渉信号はインターフェログラムとも呼ばれている。横軸がZステージおよびYステージ駆動後のZ軸測長干渉計による測定値、縦軸が撮像素子14の出力である。なお、測長センサとしては、干渉計ではなく、静電容量センサを用いても良い。白色干渉信号の信号ピークの位置を算出し、それに対応したZ軸測長干渉計による測定値がその画素での高さ測定値となる。撮像素子14の全画素で高さを測定することで、基板6の三次元形状測定が可能となる。信号ピークの位置を算出するには、信号ピークの位置および、その前後の数点のデータを元に曲線(例えば2次関数)近似すると良い。そうすることで、図6の横軸であるZ軸のサンプリングピッチZpの1/10以上1/50以下の分解能でピーク位置の算出が可能である。サンプリングピッチZpは、実際にZpの等ピッチでZステージをステップ的に駆動させる(同時にYステージもステップ的に駆動させる)方法でも良い。また、高速性を考えて、Zステージの速度をZsp、Yステージの駆動速度をYspとし、Ysp/Zsp=tanθ(θは入射角度)の関係を保ちながら等速度で駆動することが好ましい。その際、撮像素子14の取り込みタイミングに同期して、Z軸測長干渉計の出力(Z位置)を取り込む。
ピークの位置を測定する方法として、公知の技術であるFDA(参照:米国特許第5398113号明細書)を使用することも出来る。FDA法では、フーリエスペクトルの位相勾配を用いてコントラストのピーク位置を求めている。
この様に白色干渉方式においては、その分解能と精度を決める鍵は,参照光と測定光の光路長差が0(ゼロ)となる位置をいかに正確に求めるかにある。そのため、FDA法以外にも、位相シフト法やフーリエ変換法により白色干渉縞の包絡線を求めて縞コントラストの最大位置から光路差のゼロ点を求める方法や、位相クロス法等が提案されている。
この信号処理の演算を、演算処理装置50により行い形状を求め、記憶装置51にその形状データを保存し、形状データを表示装置52で表示するようにしている。
続いて、本実施形態の効果を、図2を用いて説明する。図2は、図1の構成の一部を拡大表示したものである。図2において、Z軸干渉計の基板6の表面に測定点A1、B1、C1の3点があり、その測定点に対応する測定点の像A、B、Cが撮像素子14上にある様子を示している。また、ZステージのZ座標がZ1にある場合から、Z2の位置に駆動された場合の基板上の測定点A1、B1、C1の位置も合わせて図示している。このように、基板6で反射する方向に平行な方向にZステージ、Yステージを駆動させることにより、基板上の測定ポイントと撮像素子14上で測定ポイントの像の位置関係がずれないと特徴がある。この特徴により、Zステージ駆動した場合の基板上のパターン分布(すなわち、反射率分布)の影響を受けない測定が可能となる。
〔実施形態2〕
続いて、本発明の第2の実施形態としての形状測定装置200について詳細に説明を行う。図3は、本発明の一側面としての形状測定装置200の構成を示す概略図である。
本実施形態における形状測定装置200は、送光光学系、ステージ系、受光光学系、データ処理系で構成される。送光光学系は、光源1と、コンデンサーレンズ2とを含む。さらに、送光光学系は、透過スリット板30と、レンズ4およびレンズ23から構成される結像光学系24と、開口絞り22と、ビームスプリッタ5aを含む。
ステージ系は、被測定物としての基板6を保持する基板チャックCKと、Zステージ8、Yステージ9、Xステージ10とから構成される。
受光光学系は、ビームスプリッタ5bと、撮像素子14と、基板6の表面を撮像素子14に結像させるためのレンズ11とレンズ13から構成される結像光学系と開口絞り12とから構成される。
データ処置系は、演算処理装置50、データ保存用の記憶装置51、測定結果、測定条件を表示する表示装置52から構成される。
以下、詳細に各構成要素の機能ならびに好ましい実施形態について詳細に説明を行う。図3において、光源1を発した光は、コンデンサーレンズ2で透過スリット板30上に集光される。スリット板30には、50μmのスリット幅でX軸方向に長さ700μmの矩形状の透過領域があり、結像光学系24により基板6および参照ミラー7上に矩形上の像を結像させるようにしている。結像光学系24を通った光の主光線は、基板6に入射角度θで基板6に入射する。その光路の途中には、ビームスプリッタ5aが配置されているため、ほぼ半分の光量の光は、ビームスプリッタ5aで反射し、参照ミラー7に、基板6と同じ入射角度θで入射する。
ビームスプリッタ5aを透過した光は、基板6上に照射され、基板6で反射した後(基板6で反射した光を測定光と呼ぶことにする)、ビームスプリッタ5bに入射する。一方、ビームスプリッタ5aで反射した光は、参照ミラー7上に照射され、参照ミラー7で反射した後(参照ミラー7で反射した光を参照光と呼ぶ)、ビームスプリッタ5bに入射する。ここで、光源1や、光の偏光状態、入射角度θ、ビームスプリッタ、参照ミラーなどは実施形態1と同様なので詳細な説明は省略する。
基板6で反射した測定光と参照ミラー7で反射した参照光は、ビームスプリッタ5bで合成され、共に撮像素子14で受光される。ビームスプリッタ5bは、ビームスプリッタ5aと同じものを使用することができる。光路の途中には、レンズ11、13および開口絞り12が配置されており、以下の機能を担う。レンズ11とレンズ13により、両側テレセントリックな結像光学系16を構成し、基板6の表面が、撮像素子の受光面に結像することになる。従って、本実施形態では、スリット板30に形成されたスリットが、結像光学系24により基板6および参照ミラー7上にスリット像30iとして結像し、更に、結像光学系16により、撮像素子14の受光面に再結像する構成となっている。
結像光学系16の瞳位置に配置した開口絞り12は、結像光学系16の開口数(NA)を規定するために設けて有り、NAとしてはsin(0.5度)以上sin(5度)以下の非常に小さなNAに絞っている。撮像素子14の受光面上では、測定光と参照光が重なり、光の干渉が生じる。
以下、干渉信号の取得方法や、干渉信号の処理方法に関しては、実施形態1に記載の方法が、そのまま適用できるので説明は省略する。
さて、本実施形態では、第1の実施形態に比べて、スリット板30のスリットの領域に光を集中させており、光強度密度が高く、S/Nの高い形状測定が可能となる。実施形態1に比べて、1回当りの測定領域が、スリット領域に限られるため狭いというデメリットがあるが、基板6上の測定ポイントが小面積で、かつ離散的に配置されている場合には、効果的である。基板6上の複数測定領域の形状を測定する場合には、先の実施形態と同様に、Xステージ、Yステージを駆動して、所定の領域に位置合わせした後に、干渉信号の取得、および処理を行うようにしている。
〔実施形態3〕
続いて、本発明の第3の実施形態の形状測定装置200について説明を行う。図4は、本発明の一側面としての形状測定装置200の構成を示す概略図である。
形状測定装置200の装置構成は、実施形態2と同じなので、説明は省略する。先の2つの実施形態では、干渉信号取得時に、基板6での光の反射方向と平行な方向にZステージ、Yステージを駆動する方法を示した。一方、本実施形態では、干渉信号取得時には、Zステージのみを駆動(すなわち、基板6の表面に対して垂直方法に駆動)する。
図5(A)は、図4の装置構成図の部分拡大図である。基板6への入射角度がθで、仮に基板6上の測定点Pに着目した場合、ZステージをZ1駆動させた場合の測定点P(初期位置をP1とし、Z駆動後をP2としている)からの反射光は、Z1sinθシフトすることになる。撮像素子14の受光面上(初期位置における測定点P1の像位置をP1’とし、Z駆動後の測定点P2の像位置をP2’としている)では、結像光学系16の倍率Mを掛けたM・Z1sinθシフトする。このように、入射角度θと結像光学系の倍率Mを用いることにより、Zステージ駆動に伴って撮像素子14上での測定ポイント像の軌跡を求めることができる。すなわち、Zステージ駆動Z1に従い、白色干渉信号を生成する際に使用する画素を順次シフトさせることより、あたかも基板6の表面上の同一測定ポイントPの白色干渉信号を取得することが出来ることになる。図7(B)は撮像素子14の受光面内の様子を示したものである。図7(B)のように、撮像素子14上には、参照光のスリット30の像30rと、測定光のスリット像30mが概略重なった状態であり、スリット像30mの中に測定点Pの像P’が存在する。測定点Pの像P’は図7(B)で示すように、基板6がZ方向に移動することにより、スリット像30mと同時にβ方向に移動する。一方、参照光のスリット30の像30rは不動である。
図7(A)は、本実施形態で得られる白色干渉信号を示す図である。本実施形態では、図7(B)に示したような像P’が存在する複数の画素からの信号を、基板6のZ方向への移動に同期させて順次取り込むことにより、図7(A)のような白色干渉信号を取得している。具体的には、Z軸のサンプリングピッチZpに対して、M・Zpsinθだけβ方向にシフトした位置の画素の強度を順次取り込む。そうすることにより、被測定物である基板6の表面に対して斜めに測定光を入射させる構成でありながら、基板6上の同一ポイントからの白色干渉信号を所得することが出来る。本実施形態では、Z軸のサンプリングピッチZpに伴う測定ポイントの撮像素子14上での変位量を、撮像素子のβ方向の画素ピッチGpに合わせるような工夫をしている。すなわち、Gp=|M|・Zpsinθの関係を満たすように、画素ピッチGp、結像光学系16の結像倍率M、入射角度θ、Z軸のサンプリングピッチZpを決定している。数値例で説明すると、画素ピッチGp=4μmの撮像素子を使用し、入射角度θを80度、結像光学系16の結像倍率Mを−40倍とし、Z軸のサンプリングピッチZp=を102nmとしている。先の実施形態でも説明したように、Zステージを等速度で駆動させ、撮像素子14の画像取り込みのサンプリングに同期して、Z軸測長干渉計の測定値を取り込む方が、スループット的に有利である。撮像素子14の画像取り込みのサンプリングの周期を10msecとした場合、102nm/10msec=10μm/secのスピードでZステージを等速駆動しながら画像を取り込むことになる。更に、サンプリング毎に1画素β方向にシフトした画素の輝度(強度)をZ軸測長干渉計読み値と対応づけて記憶装置に記憶させるようにしている。白色干渉信号の取得後の処理方法に関しては、実施形態1に記載の方法が、そのまま適用できるので説明は省略する。
更に、本実施形態においては、ステージの走査方向はZ方向に限定されるものでは無く、Z軸からφ傾いた方向に走査する構成でも良い。この構成例を図5(A)および図5(B)を参照しながら説明する。図5(B)は、図5(A)の基板6の部分の拡大図を示すものである。基板6から反射する方向をθとし(基板6の入射角に等しい)、Zステージ、Yステージを使用して、図5(B)で示す方向に、基板6を走査する場合を考える。仮に、基板6上の測定点Pに着目した場合、ZステージをZ1駆動させた場合の、基板6上における同じ測定点Pからの反射光は、初期の位置から、Z1・sin(θ−φ)/cosφシフトすることになる。撮像素子14の受光面上では、結像光学系16の倍率Mを掛けたM・Z1・sin(θ−φ)/cosφシフトする。このように、入射角度θと結像光学系の倍率Mと、走査方向φを用いることにより、Zステージ/Yステージの駆動に伴って移動する撮像素子14上での測定ポイント像の軌跡を求めることができる。すなわち、Zステージ駆動Z1に従い、白色干渉信号を生成する際に使用する画素を順次シフトさせることより、あたかも同一測定ポイントPの白色干渉信号を取得することが出来ることになる。
〔実施形態4〕
図8は、本発明の第4の実施形態の形状測定装置を具備した露光装置のブロック図を示す図である。本実施形態の露光装置は、照明装置800と、レチクル(マスク)31を載置するレチクルステージRSと、投影光学系32と、ウエハ6を載置するウエハステージWSと、フォーカス制御用センサ33と、形状測定装置200とを有する。また、ウエハステージWS上には、基準プレート39が配置されている。更に、フォーカス制御用センサ33の演算処理部400と、形状測定装置200の演算処理部410とを有する。
形状測定装置200は、第1から第3の実施形態のいずれかを用いることが出来る。なお、フォーカス制御用センサ33と形状測定装置200は、共に基板6の形状を測定する機能を有するが、以下の特徴を有する。フォーカス制御用センサ33は、応答性が速いが、ウエハパターンによる騙されがあるセンサであり、形状計測装置200と、応答性が遅いが、ウエハパターンによる騙されが少ないセンサである。
制御部1100は、CPUやメモリを有し、照明装置800、レチクルステージRS、ウエハステージWS、フォーカス制御用センサ33、形状測定装置200と電気的に接続され、露光装置の動作を制御する。制御部1100は、本実施形態では、フォーカス制御用センサ33がウエハ6の表面位置を検出する際の測定値の補正演算および制御も行う。1000はWSステージ制御部であり、制御部1100の指令を元に、ウエハステージWSの駆動プロファイルの制御を行う機能を有する。
照明装置800は、転写用の回路パターンが形成されたレチクル31を照明し、光源部800と、照明光学系801とを有する。
光源部800は、例えば、レーザーを使用する。レーザーは、波長約193nmのArFエキシマレーザー、波長約248nmのKrFエキシマレーザーなどを使用することができる。光源の種類は、エキシマレーザーに限定されず、例えば、波長約157nmのF2レーザーや波長20nm以下のEUV(Extreme ultraviolet)光を使用してもよい。
照明光学系801は、光源部800から射出した光束を用いて被照明面を照明する光学系であり、本実施形態では、光束を露光に最適な所定の形状の露光スリットに成形し、レチクル31を照明する。
レチクル31は、原版であり、転写されるべき回路パターンが形成されており、レチクルステージRSに支持および駆動されている。レチクル31から発せられた回折光は、投影光学系32を通り、ウエハ6上に投影される。レチクル31とウエハ6とは、光学的に共役の関係に配置される。レチクル31とウエハ6を縮小倍率比の速度比で走査することによりレチクル31のパターンをウエハ6上に転写する。なお、露光装置には、不図示の光斜入射系のレチクル検出手段が設けられており、レチクル31は、レチクル検出手段によって位置が検出され、所定の位置に配置される。
レチクルステージRSは、図示しないレチクルチャックを介してレチクル31を支持し、図示しない駆動機構に接続されている。駆動機構は、リニアモーターなどで構成され、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向および各軸の回転方向にレチクルステージRSを駆動することでレチクル31を移動させることができる。
投影光学系32は、物体面からの光束を像面に結像する機能を有し、本実施形態では、レチクル31に形成されたパターンをウエハ6上に結像する。投影光学系32は、屈折系、反射屈折系、または反射系である。
ウエハ6には、感光剤としてのレジストが塗布されている。なお、本実施形態では、ウエハ6は、フォーカス制御用センサ33および形状測定装置200の被測定物でもある。本実施形態では、基板としてウエハ6を用いたが、ガラスプレートを用いることもできる。
ウエハステージWSは、図示しないウエハチャックによってウエハ6を支持する。ウエハステージWSは、レチクルステージRSと同様に、リニアモーターを利用して、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向および各軸の回転方向にウエハ6を移動させる。また、レチクルステージRSの位置とウエハステージWSの位置は、例えば、6軸のレーザー干渉計81などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。
続いて、ウエハ6の表面位置(フォーカス)の測定点について説明する。本実施形態では、ウエハ6の全域に渡って、スキャン方向(Y方向)にウエハステージWSをスキャンしながら、フォーカス制御用センサ33でウエハ面形状と測定する。一方、スキャン方向と垂直な方向(X方向)には、WSステージをΔXだけステップして、続いて、スキャン方向にウエハの表面位置を測定する動作を繰り返し行うことにより、ウエハ6全面のプロファイル測定を行うようにしている。なお、高スループット化のためには、フォーカス制御用センサ33を複数用いて、ウエハ6上の異なるポイントの面位置を同時に測定するようにしても良い。
このフォーカス制御用センサ33は光学的な高さ測定システムを使用している。ウエハ表面に対して高入射角度で光束を入射させ、反射光の像ズレをCCDなどの位置検出素子で検出する方法をとっている。特に、ウエハ上の複数の測定すべき点に光束を入射させ、各々の光束を個別のセンサに導き、異なる位置の高さ測定情報から露光すべき面のチルトを算出している。
以下に、フォーカスおよびチルト検出の詳細を説明する。はじめに、フォーカス制御用センサ33の構成および動作について述べる。図9において、105は光源、106はコンデンサーレンズ、107は複数の長方形の透過スリットが並んだパターン板、108,111はレンズ、6がウエハ、104がウエハステージ、109,110はミラー、112はCCDなどの受光素子である。なお、32は不図示のレチクルをウエハ上に投影露光するための縮小投影レンズである。光源105から出射した光は、コンデンサーレンズ106により、集光され、パターン板107を照明する。パターン板107のスリットを透過した光はレンズ108、ミラー109を介してウエハ6上に所定角度で照射される。パターン板107とウエハ6はレンズ108に関して結像関係をなし、パターン板107のスリットの空中像がウエハ上に形成される。ウエハ6で反射した光は、ミラー110、レンズ111を介して、CCD112で受光される。ウエハ6上結像されたスリット像は、レンズ111によりCCD112上に再結像され、107iのようなパターン板107の各スリットに対応したスリット像からなる信号が得られる。この信号のCCD上での位置ずれを検出することにより、ウエハ6のZ方向の位置を測定するようにしている。ウエハ表面がZ方向の位置w1から、w2の位置にdZ変化した場合のウエハ6上の光軸シフト量m1は、入射角度をθinとして、以下の式で表すことができる。
m1=2・dZ・tanθin (1)
例えば、入射角θinを84度とすると、m1=19×dZとなり、ウエハの変位を19倍に拡大された変位量になる。受光素子上での変位量は(1)式に、光学系の倍率(レンズ111によるの結像倍率)が掛け合わされる。
このようにして構成される本実施形態の露光装置を用いた露光方法について、詳細に説明する。図11は本実施形態の露光装置を使用する場合の露光方法の全体のシーケンスを示すフォローチャートである。まず、ステップS1でウエハ6を装置に搬入し、ステップS10で、このウエハに対して、フォーカス制御用センサ33のフォーカス較正を行うかを判断する。ユーザーが予め、露光装置に登録しておいた「ロットの先頭ウエハか、複数ロットの先頭ロットのウエハか、フォーカス精度が厳しく求められる工程のウエハであるか」などの情報を元に自動的に判断するようにしている。ステップS10でフォーカス較正が不要と判断されたウエハはステップS1000に進み、通常の露光シーケンスが行われる。一方、ステップS10で、フォーカス較正が必要と判断された場合、ステップS100のフォーカス較正シーケンスに進む。
ステップS100では、図12に示すフローチャートが実施される。まず、ウエハステージWSを駆動させて、フォーカス制御用センサ33の下の基準プレート39が位置するように位置決めする。基準プレート39は、オプティカルフラットと呼ばれる面精度の良いガラス板などが使用される。基準プレート39の表面はフォーカス制御センサ33の測定誤差が発生しないように、反射率分布のない均一な領域が設けられており、この領域を測定するようにしている。なお、露光装置の他のキャリブレーション用(例えばアライメント検出計用や、投影光学系の評価用)に必要な各種較正用マークを設けたプレートの一部を基準プレート39として使用するようにしても良い。ステップS101で、フォーカス制御用センサ33により基準プレート39のZ方向の位置を検出し、ステップ102でその測定値Omを装置上に格納する。次に、ステップS103で、ウエハステージWSを駆動させて、形状測定装置200の下に基準プレート39を位置決めする。その後、フォーカス制御用センサ33の測定領域(XY面に関して)と同じ場所を形状測定装置200にて形状測定する。ステップS104では、その形状測定データPmを装置上に格納する。ステップS105で第1のオフセット1を算出する。図14に示すように、形状測定装置200の測定値Pmとフォーカス制御用センサ33の測定値Omの差として、オフセット1を求める。このオフセット1は、基準プレート39の光学的に均一な面を測定しているためフォーカス制御用センサ33の測定誤差が発生しないため、本来ゼロになるべきものである。しかしながら、WSの走査方向のシステム的なオフセットや、フォーカス制御用センサ33または、形状測定装置200の長期的なドリフトなどのエラー要因によって生じ得るものである。従って、定期的にオフセット1を取得する方が好ましいと言える。ただし、上記エラー要因が発生しない、あるは、別に管理出来る場合は、1度オフセット1を取得するだけで良い。これで、基準プレート39を用いたフォーカス較正シーケンスS100を終了する。
S100に続いて、ウエハ6のフォーカス較正シーケンスS200を行う。図12のステップS201で、ウエハステージWSを駆動させて、フォーカス制御用センサ33の測定位置にウエハ6が位置するように位置決めする。ウエハ6上の測定位置Wp(ウエハ面内)は、後述する露光シーケンスの測定位置と一致させて行うこととする。ステップS201で、フォーカス制御用センサ33によりウエハ6上の測定位置WpのZ方向の位置を検出し、ステップ202でその測定値Owを装置上に格納する。次に、ステップS203では、ウエハステージWSを駆動させて、形状測定装置200の下に位置決めした後、ウエハ6上の測定位置Wpを形状測定装置200にて形状測定する。ステップS204では、その形状測定データPwを装置上に格納する。なお、ウエハ6上の測定点であるWpは、ウエハ内1点、ショット内1点、ショット内全点、複数ショット内全点、ウエハ内全点などの各種モードから選択できるようになっている。
ステップS205では、第2のオフセット2を算出する。図14に示すように、形状測定装置200の測定値Pwとフォーカス制御用センサ33の測定値Owの差として、オフセット2を、ウエハ6上の測定点Wp毎に求める。
更にステップS206で、ウエハ上の測定ポイント毎に、オフセット2とオフセット1の差分を取りデータを装置に格納する。ウエハ6上の各測定ポイントにおけるオフセット量Opは、下記の式により求めることが出来る。
Op(i)=[Ow(i)−Pw(i)]−(Om−Pm) (2)
ここで、iはウエハ6上の測定位置を表すポイント番号である。
オフセット量Opとしては、露光ショット単位(ステッパーの場合は、ショット、スキャナーの場合は露光スリット単位)で、平均的高さオフセット(Z)、平均傾きオフセット(ωz、ωy)を保存するようにしても良い。更には、ウエハ上の回路パターンは、ショット(ダイ)で繰り返されるので、ウエハ上の各ショットの平均値として、オフセット量Opを求めて保存するようにしても良い。
これで、ウエハ6のフォーカス較正シーケンスS200を終了する。
続いて、較正シーケンスS100、S200が終了して行われる露光シーケンスS1000の説明を行う。図13は、露光シーケンスS1000の詳細を示したものである。図13において、ステップS1010で、ウエハアライメントを行う。ウエハアライメントは、アライメントスコープ(不図示)により、ウエハ上のマークの位置を検出して、露光装置に対して、ウエハのXY平面の位置合わせを行うものである。その後ステップS1011で、フォーカス制御用センサ33により、ウエハ6上の所定箇所の面位置を測定する。この所定箇所は、先のウエハ6の較正シーケンスで測定した箇所を含むものになっている。従って、(2)式に従ったオフセット量Op(i)で、測定値を補正してウエハ全面の形状が測定する。露光装置には、この補正後のウエハ面形状データが保存される。ステップS1012では、ウエハ6はウエハステージWSにより、フォーカス制御用センサ33の下の位置から、投影レンズ32の下の露光位置に第1露光ショットが位置するように移動される。同時に、露光装置の処理手段により、ウエハ6の面形状データを元に第1露光ショットの面形状データを作成し、露光像面に対するウエハ6表面のずれ量が最小になるように、Z方向および傾き方向へのステージ駆動により補正する。このように、ほぼ露光スリット単位で露光像面合わせこむ動作を行う。ステップS1013では、露光およびウエハステージWSのY方向スキャンが行われる。こうして、第1ショットが露光終了するとステップS1014で未露光ショットの有無を判断する。未露光ショットが有る場合には、ステップS1012に戻り、次の露光ショットの面形状データを作成し、Z方向および傾き方向へのステージ駆動により、露光スリット単位で露光像面合わせこむ動作を行いながら露光を行う。ステップS1014で、露光すべきショット(即ち、未露光ショット)がないかどうかを判断し、未露光ショットがなくなるまで、上述の動作を繰り返す。全ての露光ショットの露光が終了したら、ステップS1015でウエハ6を回収し、終了する。
本実施形態では、各ショットの露光直前に、露光ショットの面形状データを作成、露光像面からのずれ量を算出、ウエハステージの駆動量の算出を行っている。他の方法として、第1ショットの露光前に、全ての露光ショットに関して、面形状データを作成、露光像面からのずれ量を算出、ウエハステージの駆動量の算出を行うようにしても良い。
また、ウエハステージWSは、シングルステージに限らず、露光時に使用する露光ステージとウエハのアライメントや面形状を測定するための測定ステージの2つを持つ、所謂、ツインステージの構成としても良い。この場合、フォーカス制御用センサ33および形状測定装置200は、測定ステージ側に配置することになる。
半導体露光装置の測定・加工対象であるウエハ上には、複雑な回路パターンやスクライブラインなどが存在するので、反射率分布やローカルチルトなどの発生率が高い。そのため、反射率分布やローカルチルトによる測定誤差を低減できる本実施形態の効果は大きい。ウエハ表面の面位置が正確に測定できるようになると、最適露光面とウエハ表面のフォーカス合わせの精度が向上することになり、半導体素子の性能向上や、製造歩止まりの向上にも繋がるという効果もある。
〔実施形態5〕
続いて、本発明の第5の実施形態を説明する。図20は、第5の実施形態の露光装置を示す図である。
図20に示すように、本実施形態の露光装置は、照明装置800と、照明光学系801と、レチクルステージRSと、投影光学系32と、ウエハステージWSと、基準プレート39と、形状測定装置200とその演算処理部410とを有する。レチクルステージRSは、レチクルを載置する。ウエハステージWSは、ウエハ6を載置する。基準プレート39は、ウエハステージWS上に配置されている。
形状測定装置200は、第1の実施形態、または、第2の実施形態のいずれかを用いることが出来る。なお、先の実施形態では、フォーカス制御用センサ33を別途設けて、形状測定装置200をフォーカス制御用センサ33の較正用センサとしての使用方法を説明した。一方、本実施形態では、フォーカス制御用センサ33を省き、形状測定装置200で基板6の表面位置を計測する構成としている点が特徴である。制御部1100は、CPUやメモリを有し、照明装置800、レチクルステージRS、ウエハステージWS、フォーカス較正用装置200と電気的に接続され、露光装置の動作を制御する。特に、1000はWSステージ制御部であり、制御部1100の指令を元に、ウエハステージWSの駆動プロファイルの制御を行う機能を有する。装置の構成および各機能の働きは、フォーカス制御用センサ33が無いということ以外は、第4の実施形態とほぼ同等なので、説明は省略し、形状測定装置200を用いたフォーカス測定方法について、詳細に説明する。
形状測定装置200を使用して、ウエハ6のレジスト表面位置を測定する方法について、図21を用いて説明する。図21は、ウエハステージWSによるウエハ6の駆動プロファイルと形状測定装置200の干渉縞取り込みタイミングの関係を示した図である。
図21では、横軸にYステージの位置を示し、縦軸に、Zステージ位置を示している。なお、Yステージは、基板6をY方向、すなわち形状測定装置200の測定光の入射面および反射面(基板6の表面)に平行な方向に移動する。Zステージは、基板6をZ方向、すなわち基板6の表面に垂直な方向に移動する。ここで、入射面とは、反射面と垂直の関係にあり入射光線と反射光線を含む面のことである。
Yステージは等速で駆動させ、Zステージは、所定の範囲を周期的に駆動させる。この時、Zステージを、図21中に示すように、等速で駆動させる範囲を設けている。Yステージ速度VyとZステージ速度Vzの関係を、θを形状測定装置200のウエハ6への入射角度として、Vy/Vz=tanθの相対速度比になるように設定している。更に、このZステージが等速で駆動しているタイミングで、形状測定装置200は、白色干渉信号を取得するようにしている。すなわち、制御部1100が、ステージ制御部1000による駆動プロファイル情報に基づいて、演算処理部410の光信号を取り込むタイミングを、基板6の駆動方向と基板6での反射方向とが一致するタイミングと一致させるようにしている。駆動プロファイル情報は、レーザー干渉計81により、正確に管理され、レーザー干渉計81の情報から、干渉信号を取り込む際の基板6の位置情報も正確に管理する事が出来る。なお、図20では、簡単のため、Y軸測長干渉計として図示しているが、その他に、X軸、Z軸、ωx、ωy、ωzの合計6軸の測長干渉計を有する構成としている。
さて、Vy/Vz=tanθの相対速度比で走査している範囲においては、図22に示すように、形状測定装置200がウエハ6に入射した光の反射光と、ウエハ走査方向が一致する。したがって、前述した通り、ウエハ6上の同じ点で反射した光を使用して白色干渉信号を取得できるので、ウエハ6上の回路パターンによる反射率分布を受けずに、精度良くウエハの表面位置を計測することが出来る。
続いて、図21に戻り、形状測定装置200を使用して計測出来るY方向の計測ピッチについて説明する。
Y方向には等速で駆動し、Z方向には周期駆動をしているので、1周期毎に、Yステージ速度VyとZステージ速度Vzの関係が、Vy/Vz=tanθを満たすことになる。この1周期に相当する時間に、ウエハ6がY方向に移動した距離がY方向の計測ピッチとなる。
以下、具体的な数値例を挙げて説明する。形状測定装置200のウエハ6への入射角度θを75度とし、Zステージの等速時の速度をVz=10mm/secとすると、Yステージの速度は、Vy=10×tan75度=37.3mm/secとなる。Zステージの周期を50msecとし場合、Y方向の計測ピッチは、37.3mm/sec×50msec=1.9mmと計算される。
次に、この条件における干渉信号について説明する。ウエハの高さ位置をZwとし、入射角度をθとした場合、光の光路長変化は、2Zw×cosθと表すことができる。これを用いて、白色干渉信号のZ軸に関数する基本周期Zpは、形状測定装置200に使用する広帯域光源の中心波長λcを用いて、Zp=λc/(2cosθ)と近似できる。ここで、λc=600nmとすると、Zp=1.16μmと計算される。さて、干渉信号の取り込み時間を1msecとすると、Z方向に10μm移動した範囲の干渉信号が取得できる。干渉信号の基本周期Zpが1.16μmなので8本程の干渉縞が所得できる。更に、形状測定装置200に使用する光電変換素子として、フォトダイオードまたは、フォトダイオードアレイを使用すれば、応答速度が速いため、0.01msec程度のサンプリング時間で干渉信号の強度を計測できる。これをZ方向に換算すると、0.01msec×10mm/sec=100nmとなる。すなわち、干渉縞の本数が8本あるので、白色干渉信号と十分に認識できると共に、そのZ方向のサンプリングピッチは、100nmとなる。前述の実施形態でも説明したように、信号処理を実施することでにより、干渉信号のピーク位置をZ方向のサンプリングピッチ100nmの1/50すなわち、2nm程度の分解能で計測出来ることになる。ピーク位置の検出を2nmの分解能で測定可能なので、形状計測の分解能も2nmを達成出来る。
続いて、図24を用いて、ウエハ6上の高さ方向の計測点とウエハステージWSのXY方向の駆動方法について説明する。図24では、形状測定装置200と、その測定箇所と、ウエハステージWSのXY方向への駆動パターンの関係を示したものである。図24では、仮にウエハ6上のA点から計測が始まり、B点、C点、D点、E点を経由し、現在F点の計測を行っている様子を示している。図24のY方向の計測ピッチは、先の数値例では1.9mmである。さて、A点を形状測定装置200で測定後、Yステージにそのまま等速度VyでYプラス方向に走査し、ウエハ6の下部エッジ付近のB点まで、順次測定する。ウエハのエッジを通過すると、図24で示すように、X方向にステップすると同時に、Yステージを減速、Yマイナス方向に加速する。エッジ付近の測定点C点が、形状測定装置200の測定位置に来るまでに、加速を終了し、Yマイナス方向に等速度Vyで駆動させるようにする。C点からウエハ6上部のエッジ付近の測定点であるD点まで測定が終わると、同様にXにステップして、次の測定点であるE点に到達するまでに、Yプラス方向に等速度Vyで駆動させるようにする。なお、Yステージがプラス方向、マイナス方向に等速(Vy)駆動している際、Zステージの速度VZも同様に、Vy/Vz=tanθを満たすように、それぞれ、プラス方向、マイナス方向に駆動させる必要がある。
この動作をウエハ全面に対して繰り返すことで、ウエハ6上全面の高さ情報が、X、Yに関して所定ピッチで得られることになる。
以上の説明のようにウエハ6の高さ情報を得た後、そのウエハ形状を元に、図20の投影レンズ32の最良結像面にウエハ6の高さが位置するように位置決めしながら、露光を行う。具体的には、一回に露光できるエリア(ステッパー:約22mm□、スキャナー:露光スリット幅の8mm×25mm程度)、の領域で、形状測定装置200で測定された高さ情報を元に、近似平面を最小二乗法で算出する。その後、その近似平面が投影レンズ32の最適像面に一致するようにZ、チルト方向(ωx,ωy)に位置決めしながら露光する。
なお、露光時のステージ走査速度は、ウエハ6の形状計測時の走査速度に合わせる必要は無く、可能な限り走査速度を早くすることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態の形状計測装置によれば、Y方向、Z方向に走査しながら、基板6の形状計測が可能となる。したがって、各測定ポイント毎にXYZの位置決めを行って、Y方向、Z方向に走査する方法に比べて、スループットが格段に向上するという効果がある。
〔実施形態6〕
続いて、本発明の第6の実施形態を説明する。本実施形態は、実施形態5の改良であり、実施形態5の形状測定装置である干渉計200A(図22)と、その形状測定装置の測定光の入射方向を逆向きにした干渉計200B(図23)の2つで、形状測定装置を構成している点が特徴である。すなわち、図26に示すように、干渉計200Aと干渉計200BをX方向に交互に並べて配置している。干渉計200Aおよび200Bは、第1の実施形態、または、第2の実施形態のいずれかを用いることが出来る。
以下、図25を用いて、実施形態である形状測定装置の測定方法を説明する。図25は、ウエハステージWSによるウエハ6の駆動プロファイルと干渉計200Aおよび干渉計Bの干渉縞取り込みタイミングの関係を示した図である。図25では、横軸にYステージの位置を示し、縦軸に、Zステージ位置を示している。Yステージは等速で駆動させ、Zステージは、所定の範囲を周期的に駆動させる。この時、Zステージを、図中に示すように、等速で駆動させる範囲を設けている。Yステージ速度VyとZステージ速度Vzの関係を、θを形状測定装置200のウエハ6への入射角度として、Vy/Vz=tanθの相対速度比になるように設定している。更に、このZステージが等速で駆動しているタイミングで、干渉計200Aと干渉計200Bは、白色干渉信号を取得するようにしている。加えて、干渉計200Aと干渉計200Bは、ウエハ6での反射方向とステージ走査方向が一致する際に白色干渉信号を取得するようにしている。すなわち、干渉計200Aは、Yステージがプラス方向でZステージがプラス方向に等速駆動している時に、干渉信号を取得する。一方、干渉計200Bは、Yステージがプラス方向でZステージがマイナス方向に等速駆動している時に、干渉信号を取得する。また、Yステージがマイナス方向でZステージがマイナス方向に等速駆動している時に、干渉計200Aで干渉信号を取得する。Yステージがマイナス方向でZステージがプラス方向に等速駆動している時に、干渉計200Bで、干渉信号を取得する。
さて、このように測定光の入射方向が逆の干渉計を合わせて使用することにより、図25で示すように、Y方向の計測ピッチを細かくすることが出来る。図27は、図26のように干渉計Aと干渉計Bを組み合わせた構成の場合の、ウエハ6上の測定点を示す図である。このように、実施形態5に比べて、半分のY方向サンプリングピッチで、ウエハ6面上の高さ情報を細かく測定できることになる。
なお、ウエハ6面上全体の測定方法は、先の実施形態と同じなので説明は省略する。また、実施形態5のように、露光装置のフォーカス検出系として、本実施形態の形状測定装置として用いることも出来る。
更に、図26に示した干渉計Aと干渉計Bの組合せは、一例であり、他の配列であっても良いし、Y方向に複数の干渉計を配置すれば、更に細かいY方向の測定ピッチで、基板6の形状を得ることが出来る。
〔実施形態7〕
続いて、本発明の第7の実施形態の形状計測装置について、図28を用いて説明する。形状測定装置200は、測定対象物である基板6の表面のZ方向位置を検出する装置であり、以下の部材を有する。
すなわち、まず、光源1A、1Bと、コンデンサーレンズ2A,2Bと、透過スリット板30A、30Bと、結像光学系24Aと、結像光学系24Bと、光を分割・合成させるためのビームスプリッタ5a、5bと、を有する。光源1A、1Bとしては、広帯域な波長幅の光を発するLED(所謂白色LEDを含む)または、ハロゲンランプを使用する。
そして、測定対象物6を保持する基板チャックCKと測定対象物の位置を位置合わせするZステージ8、Yステージ9、Xステージ10と、参照ミラー7と、検出器14A,14Bと、を有する。検出器14A,14Bは、光電変換素子であり、CCDやCMOSなどの撮像素子、または、フォトダイオードを使用することができる。
更に、基板6の表面を検出器14Aに結像させるためのレンズ29Aとレンズ13Aで構成される結像光学系29Aと、検出器14Bに結像させるためのレンズ23とレンズ13Bから構成される結像光学系29Bとを有する。
以下、詳細に各構成要素の機能ならびに好ましい実施形態について詳細に説明を行う。図28において、光源1Aを発した光は、コンデンサーレンズ2Aで透過スリット板30A上に集光される。スリット板30Aには、50μmのスリット幅で長さ700μm(X軸方向)の矩形状の透過領域があり、結像光学系24Aにより基板6および参照ミラー7上に矩形上の像を結像させるようにしている。結像光学系24Aを通った光の主光線は、基板6に入射角度θで基板6に入射する。その光路の途中には、ビームスプリッタ5aが配置されているため、ほぼ半分の光量の光は、ビームスプリッタ5aで反射し、参照ミラー7に、基板6と同じ入射角度θで入射する。
ビームスプリッタ5aを透過した光は、基板6上に照射され、基板6で反射した後(基板6で反射した光を測定光と呼ぶことにする)、ビームスプリッタ5bに入射する。一方、ビームスプリッタ5aで反射した光は、参照ミラー7上に照射され、参照ミラー7で反射した後(参照ミラー7で反射した光を参照光と呼ぶ)、ビームスプリッタ5bに入射する。ここで、光源1A,1Bや、光の偏光状態、入射角度θ、ビームスプリッタ、参照ミラーなどは実施形態1と同様なので詳細な説明は省略する。
基板6で反射した測定光と参照ミラー7で反射した参照光は、ビームスプリッタ5bで合成され、ビームスプリッタ27Aで反射し、共に撮像素子14Aで受光される。この時、本実施形態では、スリット板30Aが、結像光学系24Aにより基板6および参照ミラー7上に結像し、更に、結像光学系29Aにより、撮像素子14Aの受光面に再結像する構成となっている。
結像光学系29Aの瞳位置付近に配置した不図示の開口絞りにより、結像光学系29Aの開口数(NA)をsin(0.5度)からsin(5度)程度の非常に小さなNAに絞っている。撮像素子14Aの受光面上では、測定光と参照光が重なり、光の干渉が生じる。以上が、図28の左側から入射させた光を用いた干渉計の構成の説明である。
一方、図28の右側から入射させた光を用いた干渉計の構成について説明する。図27において、光源1Bを発した光は、コンデンサーレンズ2Bで透過スリット板30B上に集光される。スリット板30Bには、50μmのスリット幅で長さ700μm(X軸方向)の矩形状の透過領域があり、結像光学系24Bにより基板6および参照ミラー7上に矩形上の像を結像させるようにしている。結像光学系24Bを通った光の主光線は、基板6に入射角度θで基板6に入射する。その光路の途中には、ビームスプリッタ5bが配置されているため、ほぼ半分の光量の光は、ビームスプリッタ5bで反射し、参照ミラー7に、基板6と同じ入射角度θで入射する。
ビームスプリッタ5bを透過した光は、基板6上に照射され、基板6で反射した後(基板6で反射した光を測定光と呼ぶことにする)、ビームスプリッタ5aに入射する。一方、ビームスプリッタ5bで反射した光は、参照ミラー7上に照射され、参照ミラー7で反射した後(参照ミラー7で反射した光を参照光と呼ぶ)、ビームスプリッタ5aに入射する。ここで、光源1や、光の偏光状態、入射角度θ、ビームスプリッタ、参照ミラーなどは実施形態1と同様なので詳細な説明は省略する。
基板6で反射した測定光と参照ミラー7で反射した参照光は、ビームスプリッタ5aで合成され、ビームスプリッタ27Bで反射し、共に撮像素子14Bで受光される。この時、スリット板30Bが、結像光学系24Bにより基板6および参照ミラー7上に結像し、更に、結像光学系29Bにより、撮像素子14Bの受光面に再結像する構成となっている。
結像光学系29Bの瞳位置付近に配置した不図示の開口絞りにより、結像光学系29Bの開口数(NA)をsin(0.5度)以上sin(5度)以下の非常に小さなNAに絞っている。撮像素子14Bの受光面上では、測定光と参照光が重なり、光の干渉が生じる。
以下、干渉信号の取得方法や、白色干渉信号の処理方法に関しては、左側入射の干渉計Aと右側入射の干渉計B別に、実施形態5に記載の方法がそのまま適用できるので説明は省略する。
さて、本実施形態で示した面形状計測装置は、実施形態6の干渉計Aと干渉計Bを組み合わせた構成となっている。すなわち、実施形態6の干渉計Aと干渉計BがX方向にシフトした点を計測していたのに対し、X方向の同じ位置を計測することが可能である。更に、部材の一部を共有できるので、装置のコンパクト化やコスト的な効果もある構成例である。
なお、基板6がウエハである場合におけるウエハ面上全体の測定方法は、実施形態5と同じなので説明は省略する。また、実施形態5や実施形態6のように、露光装置のフォーカス検出系として、本実施形態の形状測定装置を用いることも出来る。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
本発明の第1の実施形態としての形状測定装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態としての形状測定の検出原理を説明する図である。 本発明の第2の実施形態としての形状測定装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態としての形状測定装置の構成を示す図である。 (A)は本発明の第3の実施形態としての形状測定装置の部分拡大図である。(B)は本発明の第3の実施形態の変形例としての形状測定装置の部分拡大図である。 本発明の第1の実施形態および第2の実施形態で得られる干渉信号を示す図である。 (A)は本発明の第3の実施形態で得られる干渉信号を示す図である。(B)は撮像素子の受光面の様子を示した図である。 本発明の第4の実施形態としての露光装置の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態における表面位置測定装置(フォーカス制御用センサ)の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態における較正方法を説明する図である。 本発明の第4の実施形態における露光シーケンスのフローチャート図である。 本発明の第4の実施形態における較正方法のフローチャート図である。 本発明の第4の実施形態における露光方法のフローチャート図である。 本発明の第4の実施形態における較正方法を説明する図である。 従来の形状測定装置の構成を示す図である。 従来の形状測定装置の課題を説明するための図である。 (A)は従来の形状測定装置のウエハ上にパターンが無い場合(ケース1)の測定位置を示す図である。(B)は従来の形状測定装置の測定位置を示す図である。 従来の表面位置測定装置の課題を説明するための図である。 従来の表面位置測定装置で測定される信号プロファイルの例を示す図である。 本発明の第5の実施形態として露光装置の構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態での、ステージ駆動プロファイルと干渉信号の取り込みの関係を示す図である。 本発明の第5の実施形態での、形状測定装置とステージ走査方向を示す図である。 形状測定装置の光の入射方向を逆にした場合のステージの走査方向を示す図である。 図22の第5の実施形態での、XYステージ駆動方法と測定点の関係を示す図である。 本発明の第6の実施形態での、ステージ駆動プロファイルと干渉信号の取り込みの関係を示す図である。 本発明の第6の実施形態での、形状計測装置の配置を説明する図である。 本発明の第6の実施形態での、計測点を説明する図である。 本発明の第7の実施形態としての形状計測装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 光源
2 コンデンサーレンズ
3 ピンホール
4、11、13 レンズ
5a、5b ビームスプリッタ
6 基板(被測定物)
7 参照ミラー
8 Zステージ(駆動機構)
9 Yステージ(駆動機構)
10 Xステージ(駆動機構)
12 開口絞り
14 撮像素子(光電変換素子)
50 演算処理装置
51 保存装置
52 表示装置
200 形状測定装置
CK チャック

Claims (10)

  1. 被測定物の表面形状を測定する形状測定方法において、
    光源からの光を測定光と参照光とに分割し、前記測定光を前記被測定物の表面に斜めに入射させ、前記参照光を参照ミラーに入射させるステップと、
    前記被測定物で反射した前記測定光と前記参照ミラーで反射した前記参照光とを光電変換素子へ導くステップと、
    前記測定光と前記参照光とで形成される干渉光を、前記被測定物を移動しながら前記光電変換素子で検知するステップと、
    前記被測定物の表面上の同じ位置で反射した前記測定光から得られる干渉信号に基づいて、前記被測定物の表面形状を求めるステップと、を有することを特徴とする形状測定方法。
  2. 前記干渉信号は、前記測定光が反射する方向と平行な方向に前記被測定物を移動している間に、前記干渉光を前記光電変換素子で検知することにより取得されることを特徴とする請求項1記載の形状測定方法。
  3. 前記被測定物を、前記測定光の入射面および前記被測定物の表面に平行な方向には等速で移動し、かつ、前記被測定物の表面と垂直な方向には周期的に移動し、
    前記干渉信号は、前記測定光が反射する方向と平行な方向に前記被測定物が移動するタイミングに、前記干渉光を前記光電変換素子で検知することにより取得されることを特徴とする請求項2記載の形状測定方法。
  4. 前記干渉信号は、前記光電変換素子のその干渉信号を取得するための画素を前記被測定物の移動に同期させて変更することにより取得されることを特徴とする請求項1記載の形状測定方法。
  5. 被測定物の表面形状を測定する形状測定装置において、
    光源からの光を測定光と参照光とに分割し、前記測定光を前記被測定物の表面に斜めに入射させ、前記参照光を参照ミラーに入射させる送光光学系と、
    前記被測定物で反射した前記測定光と前記参照ミラーで反射した前記参照光とを光電変換素子へ導く受光光学系と、
    前記被測定物を移動する駆動機構と、を備え、
    前記光電変換素子は、前記被測定物が移動している間に、前記測定光と前記参照光とで形成される干渉光を検知し、
    前記被測定物の表面上の同じ位置で反射した前記測定光から得られる干渉信号に基づいて、前記被測定物の表面形状を求めることを特徴とする形状測定装置。
  6. 被測定物の表面形状を測定する形状測定装置において、
    光源からの光を測定光と参照光とに分割し、前記測定光を前記被測定物の表面に斜めに入射させ、前記参照光を参照ミラーに入射させる送光光学系と、
    前記被測定物で反射した前記測定光と前記参照ミラーで反射した前記参照光とを光電変換素子へ導く受光光学系と、
    前記被測定物を移動する駆動機構と、を備え、
    前記光電変換素子は、前記被測定物が前記測定光の反射する方向と平行な方向に移動している間に、前記測定光と前記参照光とで形成される干渉光を検知し、
    前記光電変換素子で取得した干渉信号に基づいて、前記被測定物の表面形状を求めることを特徴とする形状測定装置。
  7. 前記駆動機構は、前記被測定物を、前記測定光の入射面および前記被測定物の表面に平行な方向には等速で移動し、かつ、前記被測定物の表面と垂直な方向には周期的に移動し、
    前記干渉信号は、前記測定光が反射する方向と平行な方向に前記被測定物が移動するタイミングに、前記干渉光を前記光電変換素子で検知することにより取得されることを特徴とする請求項6記載の形状測定装置。
  8. 被測定物の表面形状を測定する形状測定装置において、
    光源からの光を測定光と参照光とに分割し、前記測定光を前記被測定物の表面に斜めに入射させ、前記参照光を参照ミラーに入射させる送光光学系と、
    前記被測定物で反射した前記測定光と前記参照ミラーで反射した前記参照光とを光電変換素子へ導く受光光学系と、
    前記被測定物を移動する駆動機構と、を備え、
    前記光電変換素子は、前記被測定物が移動している間に、前記測定光と前記参照光とで形成される干渉光を検知し、
    干渉信号を取得するための前記光電変換素子の画素を、前記被測定物の移動に同期させて変更し、
    前記光電変換素子で取得した前記干渉信号に基づいて、前記被測定物の表面形状を求めることを特徴とする形状測定装置。
  9. 被測定物の表面形状を測定する形状測定装置において、
    第1の干渉計および第2の干渉計を備え、
    前記第1の干渉計および前記第2の干渉計は、いずれも請求項7記載の形状測定装置であり、
    前記第1の干渉計の測定光の入射方向と前記第2の干渉計の測定光の入射方向とが逆であることを特徴とする形状測定装置。
  10. 原版のパターンで基板を露光する露光装置において、
    請求項5乃至9のいずれか1項に記載の形状測定装置を備え、
    前記基板の表面にはレジストが塗布されており、
    前記形状測定装置は、前記基板または前記レジストの表面形状を測定することを特徴とする露光装置。
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