JP2000299276A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2000299276A
JP2000299276A JP11107754A JP10775499A JP2000299276A JP 2000299276 A JP2000299276 A JP 2000299276A JP 11107754 A JP11107754 A JP 11107754A JP 10775499 A JP10775499 A JP 10775499A JP 2000299276 A JP2000299276 A JP 2000299276A
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Ayako Nakamura
綾子 中村
Masahiro Nakagawa
正弘 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ステージの可動ストロークを変更することな
く、ガラス基板等の両面に対して正確にアライメントで
き、基板の両面に対して所定パターンを投影露光できる
露光装置を提供すること。 【解決手段】 感光性基8板を保持する基板ステージ1
5と、前記感光性基板上に形成された検出マークWMに
検出光を照射して前記検出マークからの光に基づいてマ
ークの位置に関する情報を検出するアライメント系AS
1、AS2と、前記アライメント系からの出力を利用し
てマスクのパターンを前記感光性基板上に転写する露光
装置において、前記基板ステージに基準マーク部材9を
配置し、前記基準マーク部材は、前記アライメント系の
光軸方向に沿った互いに異なる位置に少なくとも2つの
基準マーク9A、9Bを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光基板等の位置
を検出する装置又は方法、特に半導体集積回路、液晶デ
ィスプレイ、薄膜磁気ヘッド、又は撮像素子(CCD)
等のマイクロデバイスを製造するための露光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子、液晶表示素子又
は薄膜磁気ヘッド等をフォトリソグラフィ技術を用いて
製造する際に、フォトマスク又はレチクルのパターンを
投影露光光学系を介して、フォトレジスト等が塗布され
たウエハ又はガラスプレート等の感光基板(以下、ウエ
ハと呼ぶ)に投影露光する投影露光装置が使用されてい
る。一般に、半導体素子等の製造では、数層〜十数層の
回路パターンを重ね合わせるため、ウエハ上に既に形成
された回路パターンと、これから露光すべき回路パター
ンの光像とを正確に重ね合わせる位置合わせ(以下、ア
ライメントと呼ぶ)の技術が必要となる。そして、正確
なアライメントを行なうためにはウエハの位置検出が必
須のものとなる。
【0003】次に、ウエハの位置検出について説明す
る。近年、露光装置、特にレチクルのパターンをウエハ
上の複数のショット領域に順次転写するステップ・アン
ド・リピート方式又はステップ・アンド・スキャン方式
の縮小投影型露光装置(ステッパー)が多用されるよう
になっている。この種の投影露光装置では、レチクルパ
ターンの投影像とウエハ上にマトリックス状に形成され
た回路パターン(チップ)とを正確に重ね合わせるため
のアライメント光学系(方式)の代表例として、以下の
(1)〜(3)に述べる3つの光学系が知られている。 (1)まず、LSA(Laser Step Alignment)系と呼ば
れる光学系である。細長い帯状スポット光を投影レンズ
を介してウエハマーク(回折格子マーク)上に照射し、
マークから発生する回折光又は散乱光を利用してマーク
の位置を計測するものである。 (2)次は、FIA(Field Image Alignment)系と呼
ばれる光学系である。ハロゲンランプ等を光源とする波
長帯域幅の広い光でウエハを照明し、画像処理してマー
ク位置を計測するものである。 (3)そして、LIA(Laser Interferometric Alignm
ent)系と呼ばれる光学系である。回折格子状のウエハ
マークに対して、周波数を僅かに変えたレーザビームを
2方向から同時に照射して、発生した2つの回折光を干
渉させ、その位相からマーク位置を計測するものであ
る。
【0004】そして、上記3つの光学系を単独又は適宜
組み合わせて使用することで、正確なアライメントを行
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ガラス基板等
の第1面(表面)と第2面(裏面)とにフォトレジスト
等を塗布し、両面に対して種々のパターンを投影露光す
る場合がある。この場合、第1面側に対する第1回目の
投影露光が完了した後、第2面側に第2回目の重ね合わ
せ露光を行う必要がある。しかし、上記いずれのアライ
メント系を用いた場合でも、第1面の位置検出をするた
めにアライメント系を最適化してしまうと、第2面の位
置検出を行うときは焦点位置が大きく外れてしまうの
で、第1回目の投影露光パターンを観察することが困難
となり、アライメントを正確に行うことができない。
【0006】また、例えば、LSAとFIAとの2系統
のアライメント検出系を用いて第1面と第2面との2回
の露光のためのアライメントに対応することも考えられ
る。しかし、レチクルのパターン中心と、アライメント
センサの検出中心との2次元的な位置ずれ量であるべー
スライン量を計測する際に用いる基準マークが感光性基
板の第1面にのみ対応しているので、正確なアライメン
トが困難である。
【0007】また、ガラス基板の厚さに対応して、ガラ
ス基板を載置しているステージ部を光軸方向に上下させ
ることにより、第1面又は第2面に対して選択的にアラ
イメントを行うことも考えられる。しかし、ステージ上
下の可動ストロークを大きく確保しなければならないと
いう問題を生ずる。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、ステージの可動ストロークを変更することな
く、ガラス基板等の両面に対して正確にアライメントで
き、基板の両面に対して所定パターンを投影露光できる
露光装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、感光性基板を保持する基板ステージと、
前記感光性基板上に形成された検出マークに検出光を照
射して前記検出マークからの光に基づいてマークの位置
に関する情報を検出するアライメント系と、前記アライ
メント系からの出力を利用してマスクのパターンを前記
感光性基板上に転写する露光装置において、前記基板ス
テージに基準マーク部材を配置し、前記基準マーク部材
は、前記アライメント系の光軸方向に沿った互いに異な
る位置に少なくとも2つの基準マークを有することを特
徴とする露光装置を提供する。
【0010】また、本発明の好ましい態様では、前記ア
ライメント系は、前記2つの基準マークをそれぞれ検出
するために、マーク検出領域を前記光軸方向に沿って可
変とする光学手段を有することが好ましい。
【0011】また、発明の好ましい態様では、前記アラ
イメント系は、前記2つの基準マークの一方を検出する
第1アライメント系と、前記2つの基準マークの他方を
検出する第2アライメント系とを有し、前記第1アライ
メント系と第2アライメント系との少なくとも一方は、
前記基板ステージに設定される感光性基板の厚さに応じ
て、マーク検出領域を前記光軸方向に沿って可変とする
光学手段を有することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態にかかる露光装置を説明する。
【0013】(第1実施形態)図1は、第1実施形態に
かかる露光装置の全体の概略構成を示す図である。図1
において、露光時には露光照明系ALからの露光用の照
明光がレチクル18に照射され、その照明光のもとでレ
チクル18のパターンが投影光学系19を介して例えば
1/5に縮小されて、フォトレジストが塗布されたガラ
ス基板8上の各ショット領域に投影される。露光用の照
明光としては、水銀ランプのi線(波長=365nm)
の他、エキシマレーザ光(波長=248nm、193n
m等)等も使用できる。ここで、投影光学系19の光軸
AXに平行にZ軸をとり、Z軸に垂直な平面で図1の紙
面に平行にX軸を、図1の紙面に垂直にY軸をとる。
【0014】レチクル18はレチクルステージ20上に
保持され、レチクルステージ20は投影光学系19の光
軸AXに垂直な平面内でX方向、Y方向、及び回転方向
(θ方向)にレチクル18の位置決めを行う。レチクル
ステージ20上に固定された不図示の移動鏡及び外部に
設置されたレーザ干渉計によりレチクルステージ20の
X座標、Y座標、及び回転角が常時計測され、計測値が
装置全体の動作を制御する中央制御系(不図示)に供給
されている。レチクル18のパターン領域の近傍にはX
軸用の回折格子状のレチクルマーク、及びY軸用の回折
格子状のレチクルマーク(不図示)が形成され、それら
の外側にはレチクルアライメント用の一対のアライメン
トマーク2A、2Bも形成されている。
【0015】一方、ガラス基板8は不図示のウエハホル
ダを介して基板ステージ15上に載置されている。基板
ステージ15は投影光学系19の光軸AXに垂直な平面
内でX方向、Y方向、及び回転方向(θ方向)にガラス
基板8の位置決めを行うと共に、ガラス基板8の焦点方
向(Z方向)の位置決めも行う。基板ステージ15上に
固定された移動鏡14b及び外部に設置されたレーザ干
渉計14aによりガラス基板8のX座標、Y座標、及び
回転角が常時計測され、計測値が中央制御系に供給され
ている。ガラス基板8の各ショット領域にはガラス基板
アライメント用のガラス基板マーク21が形成されてい
る。また、基板ステージ15上のガラス基板8の近傍に
は、レチクルアライメント用の基準マーク、及びガラス
基板の第1面に位置合わせするための基準マーク、並び
に第2面に位置合わせするための基準マーク等が形成さ
れた基準マーク部材9が固定されている。
【0016】図2は基準マーク部材の構成を示す図であ
る。基準マーク部材9には、LSA方式のアライメント
センサ用のドット列状のマークからなる基準マーク9
A、及びFIA方式のアライメントセンサ用の基準マー
ク9Bが形成されている。
【0017】図1は、基準マーク部材9が投影光学系1
9の露光フィールド内に移動され、基準マーク部材9上
の基準マークがアライメント照明光により照明されてい
る状態を示している。露光時には、ガラス基板8の露光
対象のショット領域が投影光学系19の露光フィールド
内に移動される。
【0018】また、レチクルアライメント顕微鏡用の一
対の基準マーク11A,11Bを囲む円形領域は、基準
マーク部材9の底部から露光用照明光と同じ波長の照明
光で随時照明されるようになっている。
【0019】次に、アライメントセンサの構成及び動作
について説明する。本実施形態では、レチクルアライメ
ント顕微鏡の他に、ウエハアライメント用の検出方式が
異なる2種類のアライメントセンサが備えられている。
まず、レチクル18の上方には、TTR方式の一対のレ
チクルアライメント顕微鏡AS3A、AS3Bが設けら
れている。レチクルアライメントに際しては、基板ステ
ージ15の内部に導かれた照明用ライトガイド7の先端
部から露光用照明光と同じ波長域のアライメント照明光
IL1が射出される。アライメント照明光IL1は、集
光レンズL1を経てビームスプリッタ17Bで、ビーム
スプリッタ17Bを透過する部分とビームスプリッタ1
7Bで上向きに反射される部分とに2分割される。ビー
ムスプリッタ17Bを透過した照明光はミラー17Aで
上向きに反射される。2分割された後に上向きに方向が
変えられた2つの照明光は、それぞれ基準マーク部材9
の底面部から、一対の基準マーク11A,11Bを透過
した後、投影光学系19を介してレチクル18の下面に
形成されたスリット状のアライメントマーク2B,2A
の近傍に基準マーク11A,11Bの像を形成する。そ
して、レチクル18を透過した照明光がそれぞれミラー
22B、22Aで反射され、対物レンズL2B、L2A
を介して2次元CCD等の撮像素子からなる一対の光電
センサ1B,1Aの受光面にそれぞれ2つのマークの像
を結像する。光電センサ1Aの受光面には、基準マーク
部材9上の基準マーク11Bの像とアライメントマーク
2Aとの重なった像が形成され、光電センサ1Bの受光
面には、基準マーク部材9上の基準マーク11Aの像と
アライメントマーク2Bとの重なった像が形成される。
光電センサ1A、1Bからの画像信号を信号処理するこ
とにより、基板ステージ15上の基準マーク部材に対す
るレチクル18の相対位置及びXY平面での回転角のず
れが検出される。
【0020】また、第1のFIA方式のアライメントセ
ンサAS1は、投影光学系19の下方の側面近傍に設置
されており、ガラス基板8の光源側の第1面A(図2参
照)の位置検出に使用される。その前のベースライン計
測時には光源5から射出された照明光IL3は、ハーフ
プリズム16及び対物レンズL4を透過してミラー25
で下方に反射され、基準マーク部材9上の基準マーク9
Aに照射される。基準マーク9Aで反射された検出光は
入射した光路を逆戻りして、再びミラー25に入射して
水平方向に反射され、対物レンズL4を介してハーフプ
リズム16に入射する。検出光はハーフプリズム16で
反射され、指標板13上に基準マーク9Aの像を形成す
る。指標板13には指標マークが形成されており、指標
マークを透過した検出光は結像レンズL5によって2次
元CCD等の撮像素子からなる光電センサ6上に2つの
マークの像を結像する。基準マーク9Aと指標マークの
像を画像処理して位置ずれを求め、それに基づきアライ
メントセンサAS1のベースライン量が求められる。な
お、アライメントセンサAS1によるアライメント時に
は、ガラス基板8上の所定のアライメントマークの位置
が検出される。
【0021】また、LSA方式の第2のアライメントセ
ンサAS2は、投影光学系19の上部側面付近に設置さ
れている。このアライメントセンサAS2は、ガラス基
板8のステージ側面の第2面B(図2参照)の位置検出
に使用される。ガラス基板のアライメントに際して、レ
ーザ光源3から射出されたレーザビームIL2は、ハー
フプリズム23を透過してミラー24で投影光学系19
の上部に向けて反射され、投影光学系19の上部から投
影光学系19を透過してガラス基板8の計測対象のショ
ット領域に付設されたウエハマーク21に照射される。
ウエハマーク21からの回折光は、入射した光路を逆戻
りして、再び投影光学系19を通過する。投影光学系1
9を通過した回折光は、ミラー24で水平方向に反射さ
れ、ハーフプリズム23に入射する。回折光はハーフプ
リズム23で下方に反射され、フォトダイオード等の受
光センサ4の受光面に入射する。受光センサ4の検出信
号を処理して受光センサ4に入射する光量を計測し、光
量が最も大きくなる位置をウエハマーク21の位置とし
て求める。そして、そのウエハマーク21の位置に基づ
いて露光対象ショット領域の位置決めを行う。なお、ア
ライメントセンサAS2のベースライン計測の場合は、
図1に示すように、基準マーク部材9が投影光学系19
の露光フィールドに移動され、基準マーク部材9上の基
準マーク9BがレーザビームIL2により照明される。
この場合、アライメントセンサAS2の検出中心の基準
マーク9Bに対する相対位置が計測される。
【0022】かかる構成により、ガラス基板9の第1面
に対してマスクの所定パターンを投影露光する場合はF
IA方式のアライメント系を用い、第2面に対して投影
露光を行う場合はLSA方式のアライメント系を用いて
露光面の位置検出や光学調整を行うことができる。ま
た、基準マーク9A又は9Bを用いることにより、ガラス
基板の第1面又は第2面のそれぞれのフォーカス位置で
のべ一スライン計測を正確に行うことができる。
【0023】また、ガラス基板8の第1面の位置検出を
する場合のステージのZ方向の可動範囲は、基準マーク
9Aの位置とガラス基板8の第1面位置との誤差、及び
フォーカス調整誤差の範囲内で良い。同様に、ガラス基
板8の第2面の位置検出をする場合のZ方向の可動範囲
は、基準マーク9Bの位置とガラス基板8の第2面位置
との誤差、及びフォーカス調整誤差の範囲内で良い。
【0024】本実施形態では、各フォーカス位置に最適
化されたアライメント系を用いることで、ステージのZ
方向の可動範囲を小さくすることができ、さらに基準マ
ーク部材は各フォーカス位置に応じた基準マークを有し
ているため、正確なべースライン計測を行うことができ
る。
【0025】また、ガラス基板の厚みが数種類存在する
場合でも、厚みの変化量がステージの可動範囲内であれ
ば、例えば基板第1面の位置検出はLSAアライメント
系(AS2)、第2面の位置検出はFIAアライメント
系(AS1)でそれぞれ行い、基板の厚みの変化に対し
てはステージのフォーカス方向にオフセットを設けるこ
とで対応することができる。
【0026】(第2実施形態)図3は本発明の第2実施
形態にかかる露光装置の概略構成を示す図である。第1
実施形態の露光装置は、LSA方式とFIA方式との2
つのアライメントセンサを有しているが、本実施形態に
かかる露光装置は1つのFIA方式のアライメントセン
サを有する。この他の構成は第1実施形態と同様である
ので重複する部分の説明は省略する。
【0027】アライメントセンサ系ASの構成を説明す
る。ファイバFBを射出した照明光は、第1照明開口絞
りS1により適当な第1照明光束となって、コンデンサ
レンズL10を介して照明視野絞りS2を照射する。照
明視野絞りS2を射出した照明光は、照明リレーレンズ
L11、ビームスプリッタBS1、第1対物レンズL1
2、反射プリズムPを介して、ウエハ上のマークWMを
照明する。マークWMから反射した結像光束は、プリズ
ムP、第1対物レンズL12を介してビームスプリッタ
BS1で反射され、第2対物レンズL13を透過後、指
標板IDにマーク像を結像する。このマーク像は第1結
像光束となり、第1リレーレンズL14、第1照明開口
絞りS1の共役位置近傍に配置された結像開口絞りS
3、第2リレーレンズL15を経て、ビームスプリッタ
BS2でX軸用撮像素子DET1,Y軸用撮像素子DE
T2の撮像面に再結像する。撮像素子DET1、DET
2からの撮像信号は信号処理系30で処理されて、マー
クWMの位置情報を主制御系38に送る。ここで、主制
御系38はステージ制御部40へ信号を送る他に、キー
ボード36からの入力に従って、モータMTを駆動し、
フォーカス変換レンズLFCを点線で示すアライメント
系ASの光路中に挿入する。
【0028】アライメント光学系ASは、フォーカス変
換レンズLFCが挿入されていない状態でガラス基板8
の第1面及び基準マーク部材9のマーク9A(図2参
照)に合焦している。また、フォーカス変換レンズLF
Cを光路に挿入した状態では、ガラス基板の第2面及び
基準マーク部材9のマーク9B(図2参照)に合焦す
る。
【0029】かかる構成により、ガラス基板8の光源A
L側の第1面の位置検出を行う際は、フォーカス変換レ
ンズLFCを光路から退避させ、ガラス基板の第1面の
ウエハマークの検出を行う。また、べ一スライン計測を
行う場合は、ステージ上の基準マーク9Aを用いる。
【0030】第1回目の露光が終了し、第2面に対して
第2回目の露光を行う場合は、フォーカス変換レンズL
FCを光路に挿入し、ガラス基板8の第2面の位置検出
を行う。また、べ一スライン計測を行う場合はステージ
上の基準マーク9Bを用いる。
【0031】また、ガラス基板(W)の厚みが数種類あ
る場合には、フォーカス変換レンズを複数種類設け、切
り替える方式とすることが望ましい。例えば、図4に示
すように3種類の異なる焦点距離を有するフォーカス変
換レンズLFC1、LFC2、LFC3をレボルバRV
上に設け、レボルバRVをモータMTで回転することで
適宜フォーカス変換レンズを選択できる、なお、図4中
で斜線で示した部分は、パワ−がゼロの部分、即ち素通
し部分であり、アライメント系にフォーカス変換レンズ
を挿入してないのと同じ状態になる。
【0032】また、第1実施形態のようにLSA方式,
FIA方式といった異なるアライメント系を併用し、さ
らにフォーカス変換レンズを用いることにより、より多
くの種類の基板の厚みに対応することができる。
【0033】(第3実施形態)図5は、本発明の第3実
施形態にかかる露光装置のアライメント系部の構成を示
す図である。アライメント系を除く構成は上記第2実施
形態の露光装置と同様であるので省略する。
【0034】本実施形態の露光装置のアライメントセン
サ部について、図3に対応する部分には同一、又はA,
B等の添字を付した符号を用いて説明する。第1光ファ
イバFBAを射出して、第1照明開口絞りS1Aを通過
した第1照明光束は、コンデンサレンズL10Aを介し
て切換えミラーM1へ向う。これと対称に第2光ファイ
バFBBを射出して、第2照明開口絞りS1Bを通過し
た第2照明光束も、コンデンサレンズL10Bを介して
切換えミラーM1に向う。切換えミラーM1は照明系の
光軸に対して45度で着脱自在に配置されており、切換
えミラーM1を退避させると第2照明光束が選択され、
切換えミラーM1を挿入すると第1照明光束が選択され
る。
【0035】図では切換えミラーが挿入されて第1照明
光束が選択された状態が示されている。選択された第1
照明光束は不図示の照明視野絞りを経た後、照明リレー
レンズL11、ビームスプリッタBS1、第1対物レン
ズL12、及び反射プリズムPを介して検査対象のウエ
ハマークWMを照明する。ウエハマークWMから反射、
回折された結像光束、ここでは第1照明光束に対応する
第1結像光束は、反射プリズムP、第1対物レンズL1
2、ビームスプリッタBS1、及び第2対物レンズL1
3を介して、指標板ID上にウエハマーク像を結像す
る。指標板IDを通過した第1結像光束は、切換えミラ
ーM2により反射される。切換えミラーM2は切換えミ
ラーM1と連動して結像系の光軸に45度で着脱自在に
配置され、図5の点線で示す位置に切換えミラーM2を
退避させると第2照明光束に対応する第2結像光束が選
択される。
【0036】切換えミラーM2により選択された第1結
像光束は、第1リレーレンズL14A、第1照明開口絞
りS1Aの共役位置近傍に配置された結像開口絞りS3
Aを通過する。そして、ミラーM3、第2リレーレンズ
L15A、及びビームスプリッタBS2を経て、撮像素
子DET1、DET2の撮像面にウエハマークWM等の
像を形成する。
【0037】次に、切換えミラーM1及びM2をそれぞ
れ照明光路及び結像光路から退避させた状態では、第2
照明光束が選択されて照明リレーレンズL11等を経て
ウエハマークWMに照射される。そして、ウエハマーク
WMから反射、回折された結像光束、ここでは第2照明
光束に対応する第2結像光束は、反射プリズムP〜第2
対物レンズL13を介して、指標板ID上にウエハマー
ク像を結像する。指標板IDを通過した第2結像光束
は、切換えミラーM2の側面を通過して第1リレーレン
ズL14B、第1照明開口絞りS1Bの共役位置近傍に
配置された結像開口絞りS3Bを通過する。そして、ミ
ラーM4、第2リレーレンズL15B、及びビームスプ
リッタBS2を経て、撮像素子DET1、DET2の撮
像面にウエハマークWMの像を形成する。なお、切換え
ミラーM1、M2によって反射される光束が、第2照明
光束及び第2結像光束でも良い。また、切換えミラーM
1,M2は機械的な駆動ではなく、電気的に透過と反射
が切換わるようなものでも良い。
【0038】また、第2実施形態と同様に、ガラス基板
8の第1面の位置検出を行う場合は、フォーカス変換レ
ンズLFCを光路から退避させておき、ガラス基板8の
第2面の位置検出を行う場合はフォーカス変換レンズを
光路に挿入する。
【0039】ガラス基板8の第1面の位置検出を行う場
合は、フォーカス変換レンズLFCを使用しない状態
で、照明系又は結像系の光学調整、光軸出しを絞りS1
A、S3Aで行い、光学系の収差はレンズL14Aの位
置を動かすことで調整する。この調整には、基準マーク
部材9のマーク9Aを用いることができる。
【0040】また、ガラス基板8の第2面の位置検出を
行う場合は、フォーカス変換レンズLFCを光路に挿入
して、照明系又は結像系の光学調整、光軸出しを絞りS
1B、S3Bで行い、光学系の収差はレンズL14Bの
位置を動かすことで調整する。この調整には、基準マー
ク部材9のマーク9Bを用いることができる。本実施形
態のように、照明系、結像系を分離することにより、第
1面、第2面それぞれのフォーカス位置に対して光学調
整を独立して行うことができる。
【0041】上記各実施形態は基板がガラスの場合を述
べたが、本発明はこれに限られるものではなく、位置検
出に用いる波長域をSiを透過する赤外光を使用すれ
ば、基板がシリコン(Si)等の場合でも、Siウエハ
の両面の位置検出を高精度に行うことができる。
【0042】また、本発明は、特許請求の範囲の構成に
加えて、以下(A)のような構成とすることもできる。
【0043】(A)請求項1乃至3のいずれか1項に記
載の露光装置を用いた露光方法であって、前記感光性基
板上に感光材料を塗布する工程と、前記感光性基板上に
投影光学系を介してマスクのパターンの像を投影する工
程と、前記感光性基板上の前記感光材料を現像する工程
と、該現像後の感光材料をマスクとして前記感光性基板
上に所定の回路パターンを形成する工程とを有すること
を特徴とする露光方法。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステージの可動ストロークを変更することなく、ガラス
基板等の両面に対して正確にアライメントでき、基板の
両面に対して所定パターンを投影露光できる露光装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる露光装置の構成
を示す図である。
【図2】基準マーク部材の構成を示す図である。
【図3】第2実施形態にかかる露光装置の構成を示す図
である。
【図4】レボルバに設けられたフォーカス変換レンズの
構成を示す図である。
【図5】第3実施形態にかかる露光装置のアライメント
系の構成を示す図である。
【符号の説明】
8 ガラス基板 15 基板ステージ WM ウエハマーク 9 基準マーク部材 9A、9B 基準マーク AX 光軸 LFC フォーカス変換レンズ AS1 FIA方式アライメント系 AS2 LSA方式アライメント系
フロントページの続き Fターム(参考) 5F046 AA15 BA04 BA05 EB01 EB02 EB03 EC03 ED03 FA02 FA05 FA09 FB01 FB08 FB09 FB10 FB12 FB17 FC07 FC09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性基板を保持する基板ステージと、
    前記感光性基板上に形成された検出マークに検出光を照
    射して前記検出マークからの光に基づいてマークの位置
    に関する情報を検出するアライメント系と、前記アライ
    メント系からの出力を利用してマスクのパターンを前記
    感光性基板上に転写する露光装置において、 前記基板ステージに基準マーク部材を配置し、 前記基準マーク部材は、前記アライメント系の光軸方向
    に沿った互いに異なる位置に少なくとも2つの基準マー
    クを有することを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記アライメント系は、前記2つの基準
    マークをそれぞれ検出するために、マーク検出領域を前
    記光軸方向に沿って可変とする光学手段を有することを
    特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】 前記アライメント系は、前記2つの基準
    マークの一方を検出する第1アライメント系と、前記2
    つの基準マークの他方を検出する第2アライメント系と
    を有し、 前記第1アライメント系と第2アライメント系との少な
    くとも一方は、前記基板ステージに設定される感光性基
    板の厚さに応じて、マーク検出領域を前記光軸方向に沿
    って可変とする光学手段を有することを特徴とする露光
    装置。
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