JP5743958B2 - 計測方法、露光方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は計測方法、露光方法および装置に関する。
フォトリソグラフィー技術を用いて半導体素子、液晶表示素子又は薄膜磁気ヘッド等のデバイスを製造する際には、フォトマスク(レチクル)のパターンの像を投影光学系によって基板(ウエハ等)に投影してパターンを転写する露光装置が使用されている。露光装置では、露光装置内のマーク検出系を用いてウエハ上のマークの位置を検出してウエハの位置合わせを行った後に、ウエハ上にすでに形成されたパターンに対して正確に重ね合わせるようにマスクのパターンの像を投影してウエハを露光する。
近年、メモリやロジックと言ったICチップ以外にMEMSやCMOSイメージセンサー(CIS)など貫通VIA工程を使った積層デバイスが露光装置を用いて製造されている。このような積層デバイスを製造するために、ウエハの裏面側に構成されたアライメントマークの位置を検出して位置合わせを行い、その裏側の面のパターンに合わせて表側の面にパターンを露光する工程がある。そして、表面側から貫通VIAを形成し、裏面側のパターンと導通させる。そのため、表側の面のパターンと裏面のパターンの重ね合わせが所定の精度を満たすことが要求される。
特許文献1には、ウエハの表側の面に形成されたマークを可視光で検出し、ウエハの裏面に形成されたマークを赤外光で検出して、表側のマークと裏面マークの重ね合わせ検査を行うことが記載されている。より具体的には、可視光および赤外光をウエハに照射して、可視光と赤外光とを分離するダイクロイックミラー、可視光を検出する光電変換素子、赤外光を検出する光電変換素子を用いて表側面マークと裏面マークの両方を検出している。
特開2011−40549号公報
特許文献1では、可視光と赤外光をウエハに照射すると、表側面マークも赤外光で照射することになり、表側面マークからの赤外光の回折光や散乱光が生じる。裏面マークにフォーカスを合わせると、表側面マークはデフォーカスした状態となり、表側面マークからの赤外光の回折光や散乱光が、赤外光を検出する光電変換素子に入射して、裏面マークの像のコントラストを低下させてしまう。そのため、裏面マークの検出精度が悪化する。
そこで本発明は、このような従来技術の問題に鑑みてなされ、基板の裏面マークを高精度に検出することを目的とする。
本発明の一側面としての計測方法は、基板に形成されたマークを照射して前記マークの像を検出する検出光学系を用いて、前記基板の第1面に形成された第1マークと、前記基板の第1面とは反対側の第2面に形成された第2マークと、の相対位置を計測する計測方法であって、前記検出光学系の視野内に前記第1マークがある状態で、前記検出光学系を用いて前記基板の第1面側から前記第1マークを照射して前記第1マークの像を検出する第1工程と、前記第1工程後、前記検出光学系の視野外に前記第1マークが配置され、前記検出光学系の視野内に前記第2マークが配置されるように、前記検出光学系の光軸方向に直交する方向における前記検出光学系と前記基板の相対位置を、前記検出光学系の視野の径の半分以上変える変更工程と、前記変更工程後、前記検出光学系の視野外に前記第1マークがあり、且つ前記検出光学系の視野内に前記第2マークがある状態で、前記検出光学系を用いて前記基板を透過する波長の光前記基板の第1面側から前記第2マーク照射して前記第2マークの像を検出する第2工程と、前記第1工程及び前記第2工程の検出結果を用いて、前記第1マークと前記第2マークとの相対位置を算出する工程とを有することを特徴とする。
本発明の一側面としてのプログラムは、基板の第1面に形成された第1マークと、前記基板の第1面とは反対側の第2面に形成された第2マークと、の相対位置をコンピュータに算出させるためのプログラムであって、前記基板に形成されたマークに光を照射して前記マークの像を検出する検出光学系の視野内に前記第1マークがある状態で、前記基板の第1面側から前記第1マークを照射して前記第1マークの像を検出するように前記検出光学系を制御する第1工程と、前記第1工程後、前記検出光学系の視野外に前記第1マークが配置され、前記検出光学系の視野内に前記第2マークが配置されるように、前記検出光学系の光軸方向に直交する方向における前記検出光学系と前記基板の相対位置を、前記検出光学系の視野の径の半分以上変える制御をする変更工程と、前記変更工程後、前記検出光学系の視野外に前記第1マークがあり、且つ前記検出光学系の視野内に前記第2マークがある状態で、前記基板を透過する波長の光前記基板の第1面側から前記第2マーク照射して前記第2マークの像を検出するように前記検出光学系を制御する第2工程と、前記第1工程及び前記第2工程における前記検出光学系による検出結果を用いて、前記第1マークと前記第2マークとの相対位置を算出する工程とを前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、基板の裏面マークを高精度に検出することができる。
露光装置の概略図である。 ウエハおよびウエハステージの上面図である。 ウエハアライメント検出系の概略図である。 従来の問題点を説明するための図である。 本実施形態におけるウエハのマークおよびパターンの図である。 本実施形態におけるウエハのマークの検出を説明するための図である。 マークの検出順序を表す図である。 ミラーによる計測誤差を説明するための図である。 ウエハが0度と180度の場合のマークの検出を説明するための図である。
本実施形態の計測方法、計測装置を有する露光装置について図面を用いて詳しく説明する。図1は露光装置の概略図である。
図1の露光装置は、レチクル(マスク)1を支持するレチクルステージ2、ウエハ3を支持するウエハステージ4を有する。さらに、レチクル1を露光光で照明する照明光学系5、露光光で照明されたレチクル1のパターン像をウエハ3に投影する投影光学系6、及び、露光装置全体の動作を制御する制御装置(不図示)を備えている。
露光装置としてレチクル1とウエハ3とを走査方向に互いに同期移動しつつレチクル1のパターンをウエハ3に露光する走査型露光装置(スキャニングステッパ)を使用する場合を例にして説明する。ただし、レチクル1とウエハ3を静止させてレチクルパターンをウエハ3に一括して露光するタイプの露光装置(ステッパー)にも適用できる。
以下の説明において、投影光学系6の光軸に平行な方向をZ軸方向、Z軸方向に垂直な平面内でレチクル1とウエハ3との同期移動方向(走査方向)をY軸方向、Z軸方向及びY軸方向に垂直な方向(非走査方向)をX軸方向とする。また、X軸、Y軸及びZ軸まわりの方向をそれぞれθX、θY及びθZ方向とする。
レチクル1上の所定の照明領域は照明光学系5により均一な照度分布の露光光で照明される。照明光学系5から射出される露光光の光源として水銀ランプ、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザ、F2レーザや極端紫外光(Extreme Ultra Violet)光源を用いることができる。
レチクルステージ2は、レチクル1を支持するステージであって、投影光学系6の光軸に垂直な平面内、すなわちXY平面内で2次元移動可能及びθZ方向に微小回転可能である。レチクルステージ2は最低1軸駆動でも、6軸駆動でも良い。レチクルステージ2はリニアモータ等のレチクルステージ駆動装置(不図示)により駆動され、レチクルステージ駆動装置は制御装置により制御される。レチクルステージ2上にはミラー7が設けられている。また、ミラー7に対向する位置にはレーザ干渉計9が設けられており、ミラー7にレーザ光を照射して、ミラー7のXY方向の位置を計測する。レチクルステージ2上のレチクル1の2次元(XY)方向の位置及び回転角はレーザ干渉計9によりリアルタイムで計測され、計測結果は制御装置へ出力される。制御装置はレーザ干渉計9の計測結果に基づいてレチクルステージ駆動装置を駆動することでレチクルステージ2(レチクル1)の位置決めを行う。
投影光学系6は、レチクル1のパターンを所定の投影倍率βでウエハ3に投影する光学系であって、複数の光学素子で構成されている。本実施形態において、投影光学系6は、投影倍率βが例えば1/4あるいは1/5の縮小投影系である。
ウエハステージ4はウエハ3を支持するステージであって、ウエハ3をウエハチャックで保持するZステージ、Zステージを支持するXYステージ、XYステージを支持するベースを備えている。ウエハステージ4はリニアモータ等のウエハステージ駆動系18により駆動される。ウエハステージ駆動系18は制御部17により制御される。制御部17にはウエハステージ4や後述のアライメント検出系を制御するためのプログラムがインストールされたコンピュータを有する。
また、ウエハステージ4上にはウエハステージ4とともに移動するミラー8が設けられている。また、ミラー8に対向する位置にはレーザ干渉計10、12が設けられている。ウエハステージ4のXY方向の位置及びθZはレーザ干渉計10により計測される。また、ウエハステージ4のZ方向の位置及びθX、θYはレーザ干渉計12により計測される。計測結果は制御部17に出力される。これらレーザ干渉計10・12の計測結果に基づいてウエハステージ駆動系18を通してXYZステージを駆動することでウエハ3のXYZ方向における位置を調整し、ウエハステージ4に支持されているウエハ3の位置決めを行う。
レチクルステージ2の近傍には、レチクル1上のレチクル基準マーク(不図示)と投影光学系6とを通してウエハステージ4上のステージ基準プレート11にある基準マーク39を検出する検出系13が設けられている。検出系13は実際にウエハ3を露光する光源と同一の光源を用い、投影光学系6を通してレチクル1上のレチクル基準マークと基準マーク39を照射し、その反射光を検出するための光電変換素子を搭載している。この光電変換素子からの信号をもとにレチクル1とウエハ3の位置合わせを行う。この時、レチクル基準マークとウエハステージ基準プレート11の基準マーク39の位置、フォーカスを合わせることで、レチクルとウエハの相対位置(X、Y、Z)を合わせることができる。
また、ウエハステージ基準プレート11の基準マーク39は反射型でも透過型でも良い。透過型の場合、ウエハ3を露光する光源と同一の光源と照明光学系5を用い、投影光学系6を通してレチクル基準マークと透過型の基準マーク39を照射し、透過型の基準マーク39を透過した光を光量センサー14を用いて検出する。この場合、ウエハステージ4をX方向、Y方向及びZ方向の少なくとも1方向に駆動させながら透過光の光量を測定し、レチクル基準マークとウエハ側の基準マーク39の位置及びフォーカスの少なくとも一方を合わせることができる。
図2はウエハステージの上面図である。ウエハステージ4の1つのコーナーにあるステージ基準プレート11は、検出系13が検出する基準マーク39とウエハアライメント検出系(以降、検出系)16が検出する基準マーク40とを備えており、ウエハ3表面とほぼ同じ高さに設置されている。図2に示すように、ステージ基準プレート11はウエハステージ4の複数のコーナーに配置されているが、1つのステージ基準プレート11を設け、基準マーク39、40を複数組含んでいても良い。基準マーク39と基準マーク40との位置関係(XY方向)は既知であるとする。なお、基準マーク40と基準マーク39は1つの共通のマークであっても良い。アライメントマーク19は、ウエハ上の各ショット領域(斜線部)の近傍、いわゆる、スクライブラインに配置されている。
フォーカス検出系15は検出光をウエハ3表面に投射する投射系とウエハ3からの反射光を受光する受光系とを備えており、ウエハ3表面のZ軸方向の位置を検出する。フォーカス検出系15の検出結果は制御装置に出力される。制御装置は、フォーカス検出系15の検出結果に基づいてZステージを駆動し、Zステージに保持されているウエハ3のZ軸方向における位置(フォーカス位置)及び傾斜角を調整することが可能である。
検出系(検出光学系)16は、検出光をウエハ3上のアライメントマーク19やステージ基準プレート11上の基準マーク40に投射する投射系と該マークからの反射光を受光する受光系を備えており、該マークのXY方向位置を検出する。検出系16の検出結果は制御部17に出力される。制御部17は、検出系16の検出結果に基づいてウエハステージ4をXY方向に駆動することで、ウエハステージ4に保持されているウエハ3のXY方向における位置決めを行うことが可能である。
また、検出系16にはフォーカス検出系(AF検出系)41が搭載されており、フォーカス検出系15と同じく検出光をウエハ3表面に投射する投射系とそのウエハ3からの反射光を受光する受光系とを備えている。フォーカス検出系15は投影光学系6のベストフォーカス合わせに用いるのに対して、AF検出系41は検出系16のベストフォーカス合わせに用いる。
ウエハアライメント検出系の形態としては2つの方法に大別される。1つ目は投影光学系を介さず個別に構成されていて、ウエハ上のアライメントマークを光学的に検出する所謂オフアクシスアライメント検出系(Off−axis AA(OA検出系))である。2つ目はTTL−AA(Through the Lensアライメント)方式と呼ばれる投影光学系を介して非露光光の波長を用いてウエハ上のアライメントマークを検出する方法がある。本実施形態ではOA検出系を用いて説明するが、これに限定されるものではない。
図3に検出系16の詳細図を示す。照明光源20は、赤外光(例えば、1000〜1500nm)及び可視光(例えば、400〜800nm)を発生する光源である。照明光源20からの光がファイバ等で導光され、第一リレー光学系21、波長フィルタ22、第二リレー光学系23を通り、検出系16の瞳面(物体面に対する光学的なフーリエ変換面)に相当する位置の開口絞り24に到達する。開口絞り24でのビーム径は照明光源20のビーム径よりも小さいものとなる。
波長フィルタ板22には透過波長帯の異なる複数のフィルタが挿入されており、制御装置からの命令でフィルタの切換を行う。また、開口絞り24には開口径の異なる複数の絞りが用意されており、制御装置からの命令で開口絞りの切換を行うことで、照明σを変更することができる。
波長フィルタ22と開口絞り24には予め複数のフィルタと絞りが備えられているが、新たに追加でフィルタと絞りを構成することも可能な機構となっている。本実施形態では、波長フィルタ22は、可視光を透過する可視光用のフィルタと赤外光を透過する赤外光用のフィルタを含み、これらのフィルタを切り替えることにより、ウエハ3や基準プレート11などの被検物に導光する光の波長を選択できる。
開口絞り24まで到達した光は光学系25、27を通って偏光ビームスプリッター28に導かれる。偏光ビームスプリッター28により反射された紙面に垂直なS偏光光は、NA絞り26、λ/4板29を透過して円偏光に変換され、対物レンズ30を通ってウエハ3上に形成されたアライメントマーク19を照明する。照明光は図1中の実線で示す。照明光のNAは、NA絞り26は絞り量(開口径)を変えることで変えることができる。NA絞り26の絞り量は制御装置からの命令で変更できる。
アライメントマーク19から発生した反射光、回折光、散乱光(図1中の1点波線)は、対物レンズ30、λ/4板29を通って紙面に平行なP偏光に変換され、NA絞り26、偏光ビームスプリッター28を透過する。そして、リレーレンズ31、第一結像光学系32、コマ収差調整用光学部材35、第二結像光学系33、波長シフト差調整用光学部材38によって、アライメントマーク19の像が光電変換素子34上に形成される。
通常、上記のような検出系16により、ウエハ3上のアライメントマーク19を観察して位置を検出する場合、マーク上部に塗布或いは形成された透明層のため、単色光又は狭い波長帯域の光では干渉縞が発生してしまう。そのため、マークの信号に干渉縞の信号が加算された状態で検出され、高精度に検出できなくなる。従って、一般的にこうした検出系16の照明光源20としては、広帯域の波長を持つものが使用され、干渉縞の少ない信号として検出する。
次に、裏面アライメントについて説明する。まず、ウエハ上に回路パターンと、重ね合わせずれ量を計測するためのアライメントマークとを露光して形成する。次に、ウエハを裏返し、検出系16からみて表面(おもてめん)側(第1面側)から検出系16を用いてそのアライメントマーク(第2マーク)の位置を検出する。そして、その検出結果を用いて、第1面とは反対側の第2面(検出系16からみた裏面)の第2マーク(裏面マーク)やパターンに対して第1面の位置合わせを行う。その後、ウエハの第1面に回路パターンとずれ量を計測するための第1マーク(表側面マーク)を露光して形成する。マークを形成した後は、表側面のパターンと裏面のパターンの重ね合わせが所定の精度を満たすかどうか検査するため、表側面マークと裏面マークとを用いてウエハ表側面と裏面の重ね合わせ検査を行う。
従来のウエハ表側面と裏面の重ね合わせ検査における問題を説明する。図4(a)は、ウエハ表側面にインナーマーク49が形成され、ウエハ裏面にアウターマーク48が形成されたウエハ3の断面模式図を示している。図4(b)はアウターマーク48を検出するためにウエハに赤外光43を照射した状態を表す。図4(b)のようにアウターマーク48に検出系16のフォーカスを合わせるとウエハ表側面にはフォーカスが合わない事が分かる。図4(b)の状態で、図4(a)のマークを観察した画像を示したものが図4(c)である。ウエハ裏面に検出系16のフォーカスが合っている為、アウターマーク48の像のコントラストが比較的高いが、ウエハ表側面にあるインナーマーク49はデフォーカスしておりボケている事が分かる。また、インナーマーク49のデフォーカスの影響でアウターマーク48の像のコントラストも低下する。インナーマーク49に光が照射され、インナーマーク49からの回折光や散乱光が生じるためである。
このように、ウエハ裏面のアウターマーク48を計測しようとしても、ウエハ表側面のインナーマーク49のデフォーカス光の影響で、ウエハ裏面のアウターマーク48の検出精度が低下する。したがって、ウエハ裏面のアウターマーク48とウエハ表側面のインナーマーク49を検出系16の視野47内に同時に入れて検出しない方が良い事が分かる。
次に、本実施形態における重ね合わせずれの計測を説明する。まず、表裏面のマークと回路パターンについて模式図の図5(a)〜()を用いて説明する。図5(a)は、ウエハの第2面71に第2回路パターン59、60とずれ量を計測するための第2マーク50が形成された状態を示す図である。マークやパターンは露光処理によって形成される。この状態のウエハの厚み61は12インチウエハでは約775μmなどである。
図5(b)は、図5(a)の第2面71に第2回路パターン59、60と第2マーク50が形成されたウエハを裏返し、ウエハを薄化した状態を示した図である。図5(b)では、ウエハの厚み62は例えば100μmなど、図5(a)よりも薄くなるようにグラインドされる。図5(b)で示したウエハの厚み62は100μmに限らず、製品によっては50μmなどともっと薄い場合や150μmなどともっと厚い場合もある。
図5(c)は、図5(b)で薄化したウエハ3に対して、検出系16からみた表側面である第1面72に、アライメントマークである第1マーク(以降、表面(おもてめん)マーク)51が形成されている状態を示した図である。表面マーク51は、検出系16の視野64の中に含まれるサイズである。図5(c)の第2面71(裏面)にある第2回路パターン59、60は、表面マーク51の直下にあり、表面マーク51を検出系16が視野64で検出する際には、Z方向の高さは異なるが、視野64内に含まれている事が分かる。表側から赤外光で表面マーク51を観察すると、赤外光はSiウエハを透過する為、表面マーク51の下面にある第2回路パターン59、60からの反射光、回折光、散乱光といったノイズ成分となる光も同時に検出してしまう。第2回路パターン59、60からのノイズ成分の光が入ってくると、表面マーク51のコントラストが低下する為、表面マーク51の計測精度が低下する。その為、本実施形態では表面マーク51に対しては、赤外光ではなく可視光で検出する。図5(c)の第1マーク51を可視光で計測すると、可視光はウエハ3を透過しない為、表面マーク51の直下にある第2回路パターン59、60まで光が届かずノイズ成分となる光が発生しない。その為、表面マーク51を高コントラストで高精度に検出する事が可能となる。
図5(d)は第1面72(表側面)に、表面マーク51のほかに第1回路パターン63が形成された状態を示した図である。第1面において、表面マーク51および第1回路パターン63が、検出系16からみた裏面である第2面71にある第2マーク(以降、裏面マーク)50と対向する位置には形成されていない。表面マーク51および第1回路パターン63は、裏面マーク50を検出系16が表側(第1面側)から検出する際の視野65の内に入らないように配置されている。つまり、ウエハ表側面において、裏面マークに対向する位置を含む検出系16の視野と同じ大きさの範囲内に表面マーク及びパターンが形成されないように、表側面に表面マーク及びパターンを形成している。したがって、裏面マーク50を検出系16が検出する際には、ウエハ3の表側面には回路パターンおよびマークがない為、パターンおよびマークからの反射光、回折光、散乱光といったノイズ成分が発生しない。そのため、高コントラストで高精度に裏面マーク50を検出する事が可能となる。
次に、表側面マークと裏面のマークの相対位置の計測(重ね合わせずれ計測)方法について、模式図である図6(a)〜(d)を用いて説明する。当該方法は制御部17のコンピュータインストールされたプログラムを実行し、コンピュータがステージや検出系の制御を行うことによって実行される。
図6(a)は、説明を簡単にするため、裏面マーク50と表面マーク51のみを示した模式図である。裏面マーク50と表面マーク51のX方向の位置(座標)が設計値ベースでマークX差52だけ異なるように、裏面マーク50と表面マーク51が形成される。図6(b)、(c)は検出系16のフォーカスの状態を表す図である。図6(d)は裏面マーク50と表面マーク51を含むウエハの上面図と検出系16の視野を表す図である。
まず、裏面マーク50が検出系16の視野65内に入るように、制御部17によりウエハステージ4を制御してウエハ3を移動し、図6(b)に示すようにウエハ裏面側に検出系16のフォーカスを合わせる。その際、図6(d)に示すように裏面マーク50を検出系16が検出する際の視野外へ表面マーク51を配置し、視野内に表面マーク51が入らないようにする。そして、検出系16は、表側から裏面マーク50にウエハを透過する赤外光43を照射して、裏面マーク50の像を検出する(第1工程)。マークの位置はレーザ干渉計10を用いて検出される。制御部17は、検出系16およびレーザ干渉計10からの検出結果を取得し、裏面マークの位置を求める。なお、検出系16の視野内に裏面マーク50と表面マーク51の両方が入らないようにするためには、裏面マーク50と表面マーク51との設計値ベースのマークX差52がその視野の大きさ(径)の半分以上である事が必要である。
次に、設計値ベースのマークX差52だけウエハステージ4をX方向に駆動し、表面マーク51が検出系16の視野65内に入るように制御する。そして、図6(c)に示すようにウエハ表面側に検出系16のフォーカスを合わせる。検出系16の光軸方向におけるウエハの位置をウエハステージで調整してもよいし、検出系16の焦点位置を調整してもよい。検出系16は、表側から表面マーク51にウエハを透過しない光(可視光など)を照射して、表面マーク51の像を検出する(第2工程)。制御部17は、検出系16およびレーザ干渉計10からの検出結果を取得し、表面マーク51の位置を求める。このように、裏面マーク50を計測する時と表面マーク51を計測する時とで、検出系16の光軸方向の位置(ウエハステージのZ方向の位置)や検出波長を変える。
制御部17のコンピュータ(演算部)は、このようにして検出された裏面マーク50の位置と表面マーク51の位置とを用いて、これらを引き算することにより表面マーク51と裏面マーク50の相対位置を算出する。さらに、算出された相対位置と設計値ベースのマークX差52の差分をとることにより、表面マーク51と裏面マーク50の重ね合わせずれ量を算出する。つまり、重ね合わせずれ量={(裏面マーク50の検出値)−(表面マーク51の検出値)}−設計値ベースのマークX差52、を計算する。このように、裏面マーク50の位置を高精度に検出することにより、高精度な重ね合わせ検査を実現できる。さらに、算出された重ね合わせずれ量を次のウエハアライメント制御に反映させて、ウエハをアライメントしてウエハを露光することにより、重ね合わせずれを低減することができる。
なお、検出系16の視野を固定してマークが視野内に配置されるようにウエハステージ4を移動したが、視野内にマークが入るように検出系16の視野を移動してもよい。また、検出系16の視野の大きさや形状を視野絞りを用いて変更してもよい。例えば、裏面マーク50を検出系16が検出する際に、視野絞りの開口径を小さくすることで視野の大きさを小さくし、表面マーク51が視野内に入らないようにすることもできる。また、裏面マーク50を検出系16が検出する際に、表面マーク51からの光が光電変換素子34に入らないように検出系16の任意の場所に遮光板を配置してもよい。それにより、裏面マーク50を検出系16が検出する際に、表面マーク51からの散乱光などのノイズ成分を低減することができる。
表面マーク51にはウエハ非透過光を使い、裏面マーク50にはウエハ透過光を使う為に、表側面と裏面の観察波長毎にオフセットが生じる。そのため、表側面と裏面の観察波長毎に生じるオフセットを予め取得し、マークの検出値をそれぞれのオフセットで補正することもできる。波長毎のオフセットは、例えば、図4のステージ基準プレート11に配置された基準マーク40をウエハ透過光とウエハ非透過光で計測し、波長差オフセットを算出する。このように、ウエハ透過光とウエハ非透過光とで共通のマークを用いることで、マークの形状などに起因する誤差が発生しない。
また、マーク50、51は、重ね合わせを検査するための専用のマークではなく、ウエハ(ショット領域)をアライメントして露光するためのアライメントを兼用するアライメントマークでもよい。従来の重ね合わせ検査では、図4(a)、(c)に示すようにボックスインボックスタイプの重ね合わせ検査専用のマークを使用していた。本実施形態では、図6(d)に示すマーク50、51のように、4本ラインタイプなどの通常のウエハアライメントマークを用いた。これにより、通常のウエハ露光の位置合わせに使うウエハアライメントマークと、重ね合わせ検査のマークを共通化する事で、マーク差の影響を回避する事が可能となり、高精度な重ね合わせ検査を実現できる。なお、マーク50、51同士は、異なる形状のマークでも良いし、同じ形状のマークでも良い。なお、マーク50、51はX方向に設計値ベースのマークX差があるとして説明したが、Y方向であっても良い。
また、重ね合わせずれを計測するために、ウエハ上にある複数のショットに対応するアライメントマークを検出してもよい。この場合、ウエハのZ方向位置(アライメント検出系の光軸方向位置)を変えずにウエハ裏面にあるマークを複数ショット分計測する。その後、ウエハステージをZ方向に駆動して、検出系16のフォーカスをウエハ表側面に合わせ、ウエハのZ方向位置を変えずにウエハ表側面にあるマークを複数ショット分計測する。これによって、ウエハステージのZ方向の駆動回数が1回となり、1ショットに対する裏面マークと表側面マークの計測ごとにウエハステージをZ方向に駆動する場合に比べて短時間に計測することができ、スループットが向上することになる。
例えば、4ショットでの重ね合わせ計測シーケンスを図7を用いて説明する。図7(a)は、アライメントマークを計測するショットのシーケンスを示したもので、○で囲ったアライメントマーク4カ所を矢印(→)の順序で計測している。まず、ウエハ裏面マークに対して図7(a)に示した矢印のシーケンスで4ショットの計測を行い、4ショットの計測が終わったら、次にウエハステージをZ方向に駆動し、ウエハ表側面マークに対して検出系16のフォーカスを合わせる。そして、ウエハ表側面マークに対しても、図7(a)のショットのシーケンスで計測する。このように、ウエハの裏面マークと表側面マークの検出順序を同一(共通)にすることで、ステップ方向差による誤差を小さくすることができる。例えば、ウエハの裏面マークと表側面マークの検出順序が図7(a)と図7(b)のように異なると、ステップ方向差による誤差が発生し、ウエハの裏面マークと表側面マークの重ね合わせ計測の誤差となる。なお、4ショットの検出順序で示しているが、重ね合わせ検査は全ショット計測を行っても良い。
また、上述の説明では、ウエハ裏面マークの計測を先に行ってウエハ表側面マークの検出を後で行っているが、ウエハ表側面マークの検出を先に行ってウエハ裏面マークの検出を後で行ってもよい。つまり、検出系16はウエハの第1面側から表面マーク51(第1マーク)に光を照射して、表面マーク51を検出する。表面マーク51を検出した後、表面マーク51が検出系16の視野65外に配置され、裏面マーク50が検出系16の視野65内に入るように、ウエハステージ4を制御する。ウエハ裏面側に検出系16のフォーカスを合わせる。検出系16の光軸方向におけるウエハの位置をウエハステージで調整してもよいし、検出系16の焦点位置を調整してもよい。そして、検出系16は、表側から裏面マーク50にウエハを透過する光を照射して、裏面マーク50の像を検出する。制御部17は、検出系16およびレーザ干渉計10からの検出結果を取得し、表面マーク51の位置を求める。制御部17のコンピュータ(演算部)は、このようにして検出された表面マーク51の位置と裏面マーク50の位置とを用いて、表面マーク51と裏面マーク50の相対位置を算出する。
また、ウエハステージのZ位置毎に異なるステージ補正データを使い、マークの検出位置やウエハステージの位置を補正することもできる。図8は、ウエハの裏面マーク50と表面マーク51を検出系16で検出する際の、ミラー8へのレーザ干渉計10からのレーザ光の当たり方を示した図である。図8(a)は、検出系16が裏面マーク50にフォーカスを合わせた状態で、裏面マーク50を赤外光43で検出している図である。この時、レーザ干渉計10からのレーザ光53は、ウエハステージ上ミラー8の中心から下にある部分に当たっている。図8(b)は、検出系16が表面マーク51にフォーカスを合わせた状態で、可視光42で表面マーク51を計測している図である。この時、レーザ干渉計10からのレーザ光54は、ミラー8の中心から上にある部分に入射している。つまり、裏面マーク50を計測する時と表面マーク51を計測する時では、レーザ光がミラー8に入射する位置が異なる。
ミラー8は変形の小さい材質で作られているが、ミラーの反射面の凹凸や平面度のバラツキなどが有るため、ミラー8に入射するレーザ光の位置の変化により検出誤差が生じる。例えば、図8では、レーザ干渉計10によるY方向位置の検出誤差が生じる。そのため、ウエハステージをZ方向に移動して、レーザ干渉計10による計測を行って、ウエハステージのZ方向位置に応じた、Y方向位置の検出値の補正データを予め作成する。そして、その補正データを用いて、レーザ干渉計10による検出結果を補正(校正)する。また、補正データを用いてウエハステージを駆動することでウエハ3のアライメントの調整もできる。これによって、マークの位置を高精度に求めることができ、また、ウエハステージを高精度に制御することができる。なお、ミラー8に当たるレーザ光の位置は上記の例に限らず、例えば、ウエハ裏面計測とウエハ表側面計測で、ウエハステージ上ミラー8に当たるレーザ光の位置が両方ともミラー中心から下半分であっても適用できる。
また、裏面マーク50と表面マーク51を計測する際には、ウエハが0度と180度の2つの状態で計測する事で、ウエハステージのZ方向駆動により生じるXまたはY方向ずれを低減することもできる。
図9(a)、(b)は、設計値ベースのマークX差52だけ離れた裏面マーク50と表面マーク51があり、検出系16がそれぞれのマークにフォーカスを合わして、計測している状態を示している。この状態でのウエハの角度を0度と定義する。
この時の裏面マーク50と表面マーク51の重ね合わせずれ量は、図9(a)の裏面マーク50の計測値と図9(b)の表面マーク51の計測値の差分を算出し、そこから設計値ベースのマークX差52を引いた値となる。図9(a)、(b)より算出される重ね合わせずれ量を56とすると、ウエハ0度で計測した重ね合わせずれ量56={(裏面マーク50の検出値)−(表面マーク51の検出値)}−設計値ベースのマークX差52、となる。ここでは、設計値ベースのマークX差52も、ウエハが0度の場合における裏面マーク50の位置−表面マーク51の位置として計算される。
この重ね合わせずれ量は、ウエハステージのZ方向の駆動により生じるマーク位置の検出誤差の影響を受けてしまう。図9(c)はウエハステージZ駆動により生じる、ウエハステージのY方向のずれ量55について説明するための図である。例えば、ウエハステージをある基準となるZ位置(0μm)から、+100μm駆動させる事を考える。この時、理想的には、裏面マーク50は真上に移動するだけで、Y方向に位置ずれは生じない事が望ましいが、現実には、ステージZ駆動により生じるずれ量55の分だけ位置ずれが生じてしまう。これは、ウエハステージをZ方向に駆動させる際に、わずかな傾きθを持ってZ方向に駆動する為に生じてしまう。ウエハの表裏面を重ね合わせ検査する際には、ウエハステージのZ駆動量が図9(c)のように100μmなどと大きい量である為に、傾きθが小さな量であっても、ステージZ駆動により生じるずれ量55は大きくなってしまう。例えば、傾きθが1mradという小さな量であっても、1mrad×100μm=100nmと非常に大きなずれ量が生じる事となる。つまり、算出された重ね合わせずれ量56には、真の重ね合わせずれ量にステージZ駆動により生じるずれ量55が含まれている。式で表すと、ウエハ0度で計測した重ね合わせずれ量56=真の重ね合わせずれ量+ステージZ駆動により生じるずれ量55、となる。
図9(d)、(e)は、図9(a)、(b)の状態のウエハを、ウエハ面(基板面)の法線方向の軸を回転軸として、その回転軸まわりに180度回転した場合のウエハの状態を示す図である。このように、ウエハを180度回転させた状態で、裏面マーク50と表面マーク51をそれぞれのフォーカス位置で検出する事で、重ね合わせずれ量57を算出する。式で表すと、ウエハ180度で計測した重ね合わせずれ量57={(裏面マーク50の検出値)−(表面マーク51の検出値)}−設計値ベースのマークX差52、となる。ここでは、設計値ベースのマークX差52も、ウエハが180度の場合における裏面マーク50の位置−表面マーク51の位置として計算される。
ウエハが180度回転した状態での計測である為、重ね合わせずれ量は、ウエハが0度の場合に対して符号が反転する。図9(f)、(g)は、ウエハが0度と180度の状態で裏面マーク50と表面マーク51を観察した時のXY座標系での状態を示した図である。図9(f)は、図9(a)、(b)で示したウエハが0度の状態でのマーク観察をXY座標系で示しており、図9(g)は図9(d)、(e)で示したウエハが180度回転の状態でのマーク観察をXY座標系で示している。ウエハ0度の時の重ね合わせずれ量56の計算では、表面マーク51の計測値の方が値が大きい為、(裏面マーク50の計測値)−(表面マーク51の計測値)はマイナスになる事が図9(f)より分かる。ウエハが180度の時の重ね合わせずれ量57の計算では、裏面マーク50の計測値の方が値が大きい為、(裏面マーク50の計測値)−(表面マーク51の計測値)はプラスになる事が図9(g)より分かる。真の重ね合わせずれ量についても同様である。
重ね合わせずれ量57にも、図9(c)で示したステージZ駆動により生じる位置ずれ量55が含まれる。式で表すと、ウエハ180度で計測した重ね合わせずれ量57=真の重ね合わせずれ量+ステージZ駆動により生じるずれ量55、となる。ウエハが0度と180度とでは、真の重ね合わせずれ量は符号が反転しており、ステージZ駆動により生じるずれ量55は同符号である。そのため、真の重ね合わせずれ量は、ウエハ0度と180度の状態で算出された重ね合わせずれ量56と57の差分を半分にする演算を行うことによって算出する事ができる。式で表すと、真の重ね合わせずれ量=|(重ね合わせずれ量56−重ね合わせずれ量57)/2|、となる。これにより、重ね合わせずれ量56と57に含まれるステージZ駆動により生じるずれ量55をキャンセルする事が可能となり、ステージZ駆動による誤差を含まない、高精度な重ね合わせ検査を実現する事ができる。
なお、これまで基板をSiウエハとして説明したが、これに限らない。例えば、SiC(シリコンカーバイド)やドーパントSiなどの材料の基板を用いてもよい。また、ウエハアライメント検出系はウエハの上側にあっても下側にあってもよい。
次に、本実施形態の露光装置を用いたデバイス(液晶表示デバイス等)の製造方法について説明する。液晶表示デバイスは、透明電極を形成する工程を経ることにより製造される。透明電極を形成する工程は、透明導電膜が蒸着されたガラス基板に感光剤を塗布する工程と、前述の露光装置を使用して感光剤が塗布されたガラス基板を露光する工程と、ガラス基板を現像する工程を含む。
上述の露光装置を利用したデバイス製造方法は、液晶表示デバイスの他に、例えば、半導体デバイス等のデバイスの製造にも好適である。前記方法は、感光剤が塗布された基板を、上記の露光装置を用いて露光する工程と、前記露光された基板を現像する工程とを含みうる。さらに、前記デバイス製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含みうる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (15)

  1. 基板に形成されたマークに光を照射して前記マークの像を検出する検出光学系を用いて、前記基板の第1面に形成された第1マークと、前記基板の第1面とは反対側の第2面に形成された第2マークと、の相対位置を計測する計測方法であって、
    前記検出光学系の視野内に前記第1マークがある状態で、前記検出光学系を用いて前記基板の第1面側から前記第1マークを照射して前記第1マークの像を検出する第1工程と、
    前記第1工程後、前記検出光学系の視野外に前記第1マークが配置され、前記検出光学系の視野内に前記第2マークが配置されるように、前記検出光学系の光軸方向に直交する方向における前記検出光学系と前記基板の相対位置を、前記検出光学系の視野の径の半分以上変える変更工程と、
    前記変更工程後、前記検出光学系の視野外に前記第1マークがあり、且つ前記検出光学系の視野内に前記第2マークがある状態で、前記検出光学系を用いて前記基板を透過する波長の光前記基板の第1面側から前記第2マーク照射して前記第2マークの像を検出する第2工程と、
    前記第1工程及び前記第2工程の検出結果を用いて、前記第1マークと前記第2マークとの相対位置を算出する工程とを有することを特徴とする計測方法。
  2. 前記第2工程において、前記検出光学系の視野内の前記第1面にはパターン及びマークがないことを特徴とする請求項1に記載の計測方法。
  3. 前記第1工程において前記第1マークに前記検出光学系のフォーカスが合うように、および、前記第2工程において前記第2マークに前記検出光学系のフォーカスが合うように、前記検出光学系の光軸方向における前記基板の位置を前記第1工程と前記第2工程とで変えることを特徴とする請求項1又は2に記載の計測方法。
  4. 基板面の法線方向の軸を回転軸として前記基板の回転角が0度と180度の場合に前記第1工程及び前記第2工程を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の計測方法。
  5. 前記第1工程及び前記第2工程において、前記基板を移動するステージに設けられたミラーへ光を入射させる干渉計を用いてマークの位置を検出し、
    前記ミラーに入射する光の位置が変化することによって生じるマーク位置の検出誤差を補正するための補正データを予め取得する工程を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の計測方法。
  6. 前記第1工程において、前記基板を透過しない波長の光を前記基板の第1面側から前記第1マークを照射して前記第2マークの像を検出し、
    前記基板を透過しない波長と前記基板を透過する波長との波長差によって生じるマークの位置の波長差オフセットを予め取得する工程を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の計測方法。
  7. 前記基板を透過しない波長と前記基板を透過する波長とで同一のマークを照射することによって、前記波長差オフセットを取得することを特徴とする請求項6に記載の計測方法。
  8. 前記第1工程において、前記検出光学系の光軸方向における前記基板の位置を変えずに、基板の第1面に形成された複数のショットに対応する複数の第1マークの像を検出し、前記第2工程において、前記検出光学系の光軸方向における前記基板の位置を変えずに、基板の第2面に形成された複数のショットに対応する複数の第2マークの像を検出することを特徴とする請求項3に記載の計測方法。
  9. 前記複数のショットに対応する前記複数の第1マークの検出順序と、前記検出された前記複数の第1マークにそれぞれ対応する前記複数の第2マークの検出順序は同一であることを特徴とする請求項8に記載の計測方法。
  10. 前記基板の第1面において、前記第2マークに対向する位置を含む前記検出光学系の視野と同じ大きさの範囲内に前記第1マーク及びパターンが形成されないように、前記第1面に前記第1マーク及びパターンを露光して形成する形成工程と
    前記形成工程の後、請求項1乃至9の何れか1項に記載の計測方法を実行する工程とを有することを特徴とする露光方法。
  11. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の計測方法により前記第1マークと前記第2マークとの相対位置を算出し、前記第1マークと前記第2マークとの相対位置の設計値及び該算出された相対位置を用いて、前記第1マークと前記第2マークとの重ね合わせずれ量を算出する工程と、
    算出された重ね合わせずれ量を用いて前記基板のアライメントを行って前記基板を露光する工程とを有することを特徴とする露光方法。
  12. 基板の第1面に形成された第1マークと、前記基板の第1面とは反対側の第2面に形成された第2マークと、の相対位置をコンピュータに算出させるためのプログラムであって、
    前記基板に形成されたマークに光を照射して前記マークの像を検出する検出光学系の視野内に前記第1マークがある状態で、前記基板の第1面側から前記第1マークを照射して前記第1マークの像を検出するように前記検出光学系を制御する第1工程と、
    前記第1工程後、前記検出光学系の視野外に前記第1マークが配置され、前記検出光学系の視野内に前記第2マークが配置されるように、前記検出光学系の光軸方向に直交する方向における前記検出光学系と前記基板の相対位置を、前記検出光学系の視野の径の半分以上変える制御をする変更工程と、
    前記変更工程後、前記検出光学系の視野外に前記第1マークがあり、且つ前記検出光学系の視野内に前記第2マークがある状態で、前記基板を透過する波長の光前記基板の第1面側から前記第2マーク照射して前記第2マークの像を検出するように前記検出光学系を制御する第2工程と、
    前記第1工程及び前記第2工程における前記検出光学系による検出結果を用いて、前記第1マークと前記第2マークとの相対位置を算出する工程とを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 基板の第1面に形成された第1マークと、前記基板の第1面とは反対側の第2面に形成された第2マークと、の相対位置を計測する計測装置であって、
    前記基板に形成されたマークに光を照射して前記マークの像を検出する検出光学系と、
    前記検出光学系を用いて検出された結果を用いて演算を行う演算部とを有し、
    前記検出光学系は、
    前記検出光学系の視野内に前記第1マークがある状態で、前記検出光学系を用いて前記基板の第1面側から前記第1マークを照射して前記第1マークの像を検出し、
    前記第1マークの像を検出した後、前記検出光学系の視野外に前記第1マークが配置され、前記検出光学系の視野内に前記第2マークが配置されるように、前記検出光学系の光軸方向に直交する方向における前記検出光学系と前記基板の相対位置を、前記検出光学系の視野の径の半分以上変えた状態で、
    前記基板を透過する波長の光前記基板の第1面側から前記第2マーク照射して前記第2マークの像を検出し、
    前記演算部は、前記検出光学系による検出結果を用いて、前記第1マークと前記第2マークとの相対位置を算出することを特徴とする計測装置。
  14. 基板を露光する露光装置であって、請求項13に記載の計測装置を有し、
    前記計測装置により算出された前記第1マークと前記第2マークとの相対位置を用いて前記基板のアライメントを行って前記基板を露光することを特徴とする露光装置。
  15. 請求項14の露光装置を用いて前記基板を露光するステップと、
    該露光された基板を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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