JPH07321030A - アライメント装置 - Google Patents

アライメント装置

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JPH07321030A
JPH07321030A JP7064084A JP6408495A JPH07321030A JP H07321030 A JPH07321030 A JP H07321030A JP 7064084 A JP7064084 A JP 7064084A JP 6408495 A JP6408495 A JP 6408495A JP H07321030 A JPH07321030 A JP H07321030A
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JP
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mark
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light
alignment
wafer
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JP7064084A
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Inventor
Shinji Mizutani
真士 水谷
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の位置合わせ用のマークの位置を対応す
る複数系統のアライメントセンサにより個別に光学的に
検出する場合に、各アライメントセンサに対して個別に
正確且つ高速に合焦する。 【構成】 ウエハ上のFIA系のウエハマークからの反
射光を、対物レンズ23等を介してFIA系の検出部5
1で受光して、ウエハマークのX座標又はY座標を計測
する。ウエハマークがLIA系の場合には、LIA系の
検出部34からのレーザビームを対物レンズ23等を介
してウエハ上に照射する。合焦のため、スリット板37
内の複数のパターンを対物レンズ23等を介して各ウエ
ハマーク上に投影し、その像を遮光板38等を介してラ
インセンサ39上に再結像し、再結像された像の横ずれ
量から各ウエハマークのフォーカス位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子や液
晶表示素子等を製造する工程で使用される露光装置や座
標測定機等の各種製造装置、又は検査装置等に組み込ま
れるアライメント装置に関し、特に焦点合わせ機構を備
えたアライメント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子や、液晶表示素子
等の製造工程においては、半導体素子が作り込まれるウ
エハ、又は液晶表示素子が作り込まれるガラスプレート
上に形成されたアライメント用のマーク(ウエハマー
ク)を検出して、ウエハやガラスプレートを所望の位置
に精密に位置決めするためのアライメント装置が用いら
れている。以下では半導体素子を製造する場合を例に取
ると、アライナー、ステッパー等の露光装置でウエハ上
に10数回〜20回程度の重ね合わせ露光を繰り返す必
要があり、各重ね合わせ露光毎のアライメント精度を高
めることが要求されている。また、アライメント装置
は、ウエハマークの位置を検出するアライメントセンサ
と、このアライメントセンサにより検出された位置に基
づいてウエハの目標移動位置を求める制御系とから構成
されている。
【0003】これに関して、露光及びその後のプロセス
等によりウエハの表面の荒れの程度が変化すると共に、
ウエハ上の層(レイア)によってウエハマークと周辺の
下地との段差が異なる場合があるため、単一のアライメ
ント系で全てのウエハマークの位置を正確に検出するの
は困難である。そこで、用途に応じて次のようなアライ
メントセンサが使用されている。
【0004】LSA(レーザ・ステップ・アライメン
ト)方式のアライメントセンサ:これはレーザ光をウエ
ハマークに照射し、回折・散乱された光を利用してその
ウエハマークの位置を計測する系であり、従来より種々
のプロセスウエハに幅広く使用されているものである。 FIA(Field Image Alignment )系:これはハロゲ
ンランプ等を光源とする波長帯域幅の広い光で照明した
ウエハマークの像を、画像処理して位置計測を行うセン
サであり、アルミニウム層やウエハ表面の非対称なマー
クの計測に効果的である。
【0005】LIA(Laser Interferometric Alignm
ent )系:これは回折格子状のウエハマークに、周波数
を僅かに変えたレーザ光を2方向から照射し、発生した
2つの回折光を干渉させ、この干渉光の位相からウエハ
マークの位置情報を検出するセンサである。このLIA
系は、低段差のウエハマークや表面荒れの大きいウエハ
に効果的である。
【0006】従来は、このような種々のアライメントセ
ンサを用途に応じて使い分けていた。即ち、各種ウエハ
マークに対向するアライメントセンサは1系統(1種
類)であり、違う種類のウエハマークの位置検出を行う
場合には、ウエハを移動させて検出対象とするウエハマ
ークをそれに対応するアライメントセンサの下方に設定
していた。
【0007】また、一般に光学系にはオートフォーカス
機構が設けられているが、アライメントセンサにおいて
も、被検面をアライメントセンサから所定の範囲内に収
める(これも「焦点合わせ」と呼ぶ)ためのオートフォ
ーカス機構が設けられている。このオートフォーカス機
構は、計測対象とするウエハマーク上に検出用の光束を
照射して、反射光よりその被検面の光軸方向の位置(フ
ォーカス位置)を検出するオートフォーカスセンサと、
そのフォーカス位置を予め求められている位置(合焦位
置)に設定する駆動機構とから構成されている。この場
合、複数種のアライメントセンサが設けられていても、
オートフォーカスセンサとしてはウエハ上の所定の計測
点に1つのフォーカス位置検出用の光束を照射するもの
が共通に1つ設けられているだけであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】最近は、露光装置に組
み込まれるセンサ等の種類が多くなっているため、露光
装置の付属機構を効率的に配置することが望まれてい
る。そこで、アライメントセンサについても、例えば特
開平5−291109号公報に開示されているように、
共通の対物レンズを有する光学系内に複数の異なる種類
のアライメントセンサをまとめた多系統のアライメント
センサが使用されるようになってきた。
【0009】このように多系統のアライメントセンサを
使用する場合、実際には各アライメントセンサ毎に最も
正確に位置検出を行える被検面の高さの範囲(合焦範
囲)が微妙に異なっている。また、検出対象とするウエ
ハマーク毎に下地面との段差が異なる。このため、従来
のようにウエハ上の所定の一か所にフォーカス位置検出
用の光束を照射し、その反射光に基づいてウエハの露光
面を或る高さに設定した場合、或るアライメントセンサ
に対しては最良の高さ(合焦面)になっても他のアライ
メントセンサに対して必ずしも最良の高さにならないこ
ともあり、アライメントセンサによってはウエハマーク
の正確な位置を検出できない場合があった。
【0010】本発明は斯かる点に鑑み、位置決め対象物
上の位置合わせ用のマークの位置を対応する複数系統の
アライメントセンサにより個別に光学的に検出する場合
に、各アライメントセンサに対して個別に正確に焦点合
わせを行うことができるアライメント装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のアライメント装
置は、位置決め対象物(W)上の第1マーク領域に形成
された位置合わせ用の第1マーク(45X)からの光、
及び第2マーク領域に形成された第2マーク(47X)
からの光を検出するために設けられた対物光学系(2
3)と、対物光学系(23)の視野内に第1検出領域
(44A)を有し、対物光学系(23)を介して第1マ
ーク(45X)からの光を検出して第1マーク(45
X)の位置を検出する第1検出光学系(34)と、対物
光学系(23)の視野内に第1検出領域とは異なる第2
検出領域(44C)を有し、第2マーク(47X)から
の光を検出して第2マーク(47X)の位置を検出する
第2検出光学系(51)と、第1検出領域(44A)及
び第2検出領域(44C)のそれぞれに光ビーム(41
A,41C)を照射すると共にその反射光を受光するこ
とにより、第1マーク領域のその第1検出光学系の合焦
面に対するずれ、及び第2マーク領域のその第2検出光
学系の合焦面に対するずれの少なくとも一方を検出する
焦点検出系(35,36,37,39)と、を有するも
のである。
【0012】この場合、その第1マーク(45X)と第
2マーク(47X)とは同一のマークでもよい。更に、
焦点検出系が第1検出領域(44A)及び第2検出領域
(44C)のそれぞれに照射する光ビームは所定形状の
パターン像(41A,41C)であることが望ましい。
また、パターン像(41A,41C)の形状は、それぞ
れの検出領域で検出される位置合わせ用のマーク(45
X,47X)の計測方向、形状、及び大きさに応じて設
定されることが望ましい。
【0013】また、焦点検出系は光ビームの照射、及び
その反射光の受光を対物光学系(23)を介して行うこ
とが望ましい。更に、焦点検出系は、反射光を受光する
際に該反射光のテレセントリック性を崩す光学部材(3
8)を有することが望ましい。更にまた、そのパターン
像(41A,41C)の形状を、それぞれの検出領域
(44A,44C)で検出される位置合わせ用のマーク
(45X,47X)の計測方向、形状、及び大きさに応
じて変更するパターン形状切り換え手段(52)を設け
るようにしてもよい。
【0014】
【作用】斯かる本発明によれば、複数のアライメント系
(34,51)それぞれの検出領域(例えば44A,4
4C)に焦点検出用に光ビーム(41A,41C)が照
射される。従って、各アライメント系に対して個別に正
確に焦点合せができる。また、それぞれの検出領域(4
4A,44C)で検出される位置合わせ用のマーク(4
5X,47X)に対して焦点検出用のパターンの像(4
1A,41C)を最適化した場合には、各位置合わせ用
のマークの形状等に影響されずに、より高精度に焦点合
わせを行うことができる。
【0015】また、位置決め対象物に対する焦点検出の
ための光ビームの照射、及びその反射光の受光を対物光
学系(23)を介して行うので、対物光学系(23)の
結像特性が変化しても、その変化が焦点検出に影響しな
い。また、焦点検出系が検出領域からの反射光を受光す
る際に、その反射光のテレセントリック性を崩す光学部
材(38)を有する場合には、全体の構成がコンパクト
である。
【0016】更に、例えば液晶ディスプレイのようなパ
ターン形状切り換え手段(52)を設けた場合には、同
一のアライメント系(51)で検出対象とする位置合わ
せ用のマーク(47X)の形状がプロセス等に応じて変
更されたような場合でも、それに応じて最適化された焦
点検出用のパターンを投影することにより、正確に焦点
ずれを検出できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明によるアライメント装置の一実
施例につき図面を参照して説明する。本実施例は、投影
露光装置用のオフ・アクシス方式の対物レンズを共通化
した2系統のアライメントセンサを有するアライメント
系に本発明を適用したものである。
【0018】図1は、本実施例の投影露光装置の要部を
示し、この図1において、露光対象とするレチクルRが
レチクルホルダ1上に保持され、図示省略された照明光
学系からの露光光のもとでレチクルRのパターンが投影
光学系PLを介してウエハWの各ショット領域に露光さ
れる。投影光学系PLの光軸AXに平行にZ軸を取り、
Z軸に垂直な平面内で図1の紙面に平行な方向にX軸、
図1の紙面に垂直にY軸をそれぞれ取る。この場合、フ
ォトレジストが塗布されたウエハWはウエハホルダ1を
介してZステージ3上に載置され、Zステージ3はXY
ステージ4上に載置されている。Zステージ3は、Z方
向にウエハWの位置を微調整し、XYステージ4はX方
向及びY方向にウエハWの位置決めを行う。
【0019】ウエハホルダ2の一端にL次型の移動鏡7
が取り付けられ、この移動鏡7及び外部のレーザ干渉計
8よりウエハWのX座標及びY座標が常時計測され、計
測された座標値がステージ制御ユニット9に供給されて
いる。ステージ制御ユニット9は、後述のアライメント
制御ユニット15からの焦点位置情報に基づいてZステ
ージ3の駆動量を制御して、ウエハWの各系統のアライ
メントセンサに対する焦点合わせを行う。更に、ステー
ジ制御ユニット9は、アライメント制御ユニット15で
検出されたウエハマーク(アライメントマーク)の位置
情報に基づいて、駆動系10の動作を制御してXYステ
ージ4をステッピング駆動することにより、ウエハWの
各ショット領域の中心を投影光学系PLの光軸AXに合
わせ込んで、レチクルRのパターンを露光する。
【0020】そのウエハホルダ2上には基準マーク板6
が設けられ、基準マーク板6上に種々のアライメントセ
ンサ用の基準マークが形成されている。また、レチクル
Rの上方にレチクル用のアライメント顕微鏡5が配置さ
れ、アライメント顕微鏡5によりレチクルR上のアライ
メントマークと、基準マーク板6上の所定の基準マーク
とを同時に観察し、レチクルRの位置を調整してそれら
の位置ずれ量を所定の範囲内に収めることにより、レチ
クルアライメントが行われる。その後、各ウエハマーク
と同じ形状の基準マーク板6上の基準マークの位置を、
対応するアライメントセンサにより検出することによ
り、例えば各アライメントセンサの検出中心とレチクル
Rの投影像の中心(投影光学系PLの光軸AX)とのず
れ量であるベースラインが計測される。各アライメント
センサで計測されたウエハマークの位置にそのベースラ
イン量を加算して得た値に基づいてウエハWのX座標及
びY座標を制御することにより、各ショット領域をそれ
ぞれ正確に露光位置に合わせ込むことができる。
【0021】次に、本実施例では、投影光学系PLの側
方にオフ・アクシス方式の2系統のアライメントセンサ
11が配置されている。その2系統のアライメントセン
サ11は、FIA(Field Image Alignment )系のアラ
イメントセンサ、及びLIA(Laser Interferometric
Alignment )系のアライメントセンサである。そのアラ
イメントセンサ11に、外部のハロゲンランプ13から
光ファイバ14を介して照明光が導かれ、アライメント
センサ11からの各種光束がプリズムミラー12を介し
てウエハW上に照射されると共に、ウエハWからの反射
光がプリズムミラー12を介してアライメントセンサ1
1に戻されている。また、アライメントセンサ11から
の各種検出信号がアライメント制御ユニット15に供給
されている。
【0022】図2は、図1中の2系統のアライメントセ
ンサ11の詳細な構成を示し、この図2において、光フ
ァイバ14からはウエハW上のフォトレジストに対して
非感光性のブロードバンド(帯域270nm以上)の照
明光L3が射出され、この照明光L3はコンデンサーレ
ンズ16を介して視野絞り板17を均一な照度で照明す
る。視野絞り板17で制限された照明光はダイクロイッ
クミラー18で反射され、レンズ系19を通ってビーム
スプリッタ20に入射する。このビームスプリッタ20
で反射によって分割された照明光は、プリズムミラー2
1で反射されてビームスプリッタ22に入射する。この
ビームスプリッター22で反射された照明光が、対物レ
ンズ23、及びプリズムミラー12を介してウエハ上の
所定領域を照明する。
【0023】このウエハ用の照明送光路において、視野
絞り板17はレンズ系19と対物レンズ23との合成系
に関してウエハと共役(結像関係)になっている。ま
た、その視野絞り板17を通過した照明光L3がFIA
系用の照明光であり、FIA系によるウエハWに対する
照明領域は視野絞り板17に形成された開口形状及び寸
法で一義的にきまる。
【0024】そして、光ファイバ14からの照明光の内
で、ウエハで反射された光(正規反射光、散乱光等)
は、プリズムミラー12、対物レンズ23、ビームスプ
リッタ22及びプリズムミラー21を経てビームスプリ
ッタ20に戻り、このビームスプリッタ20を透過した
光(戻された光の約1/2)が、ダイクロイックミラー
25を透過してFIA系の検出部51に向かう。この検
出部51において、ダイクロイックミラー25からの光
が、ミラー26を介して指標板27上にウエハマークの
像を結像する。この像、及び指標板27上の指標マーク
からの光が、撮像用のリレーレンズ28、ミラー29、
波長フィルタ板(特定帯域をカットするフィルタ板)3
0、リレーレンズ31及びビームスプリッター32を介
して、それぞれ2次元CCD等からなるX軸用の2次元
撮像素子33X、及びY軸用の2次元撮像素子33Yの
撮像面にウエハマーク及び指標マークの像を結像する。
その波長フィルタ板30は、後述のLIA系を使用した
ときにウエハWで反射してくる強いレーザ光と同じ波長
域の光をカットするためのものである。
【0025】ここで、指標板27は、合焦状態では、対
物レンズ23とレンズ系24との合成系に関してウエハ
Wの露光面と共役に配置され、更に指標板27と各撮像
素子33X,33Yの撮像面とはリレーレンズ系28,
31に関して互いに共役に配置される。この指標板27
は透明板の上にクロム層等で指標マークを形成したもの
であり、ウエハマークの像が形成される部分は透明部の
ままである。また、指標マークは、ウエハW上のX方向
と共役な方向の位置基準となるX軸の指標マーク、及び
Y方向と共役な方向の位置基準となるY軸の指標マーク
より構成される。撮像素子33X,33Yは、FIA系
のX軸のウエハマーク及びFIA系のY軸のウエハマー
クの少なくとも一方と指標マークの像とを撮像し、撮像
素子33X及び33Yの撮像信号を処理することによ
り、それぞれFIA系用のX軸のウエハマークのX座
標、及びY軸のウエハマークのY座標が求められる。な
お、実際には指標板27を独立に照明するための照明系
が別途設けられているが、図2では省略してある。
【0026】この場合、ビームスプリッタ22よりもウ
エハ側の対物レンズ23、及びプリズムミラー12を共
通対物系と呼ぶ。この共通対物系は、本実施例のFIA
系のアライメントセンサ、LIA系のアライメントセン
サ、及びオートフォーカスセンサの全てに共通に使用さ
れている。共通対物系、及びミラー26以降のFIA系
の検出部51の各レンズは光軸AXaに沿って同軸に配
置されている。
【0027】更に図2において、ウエハW上に形成され
たウエハマークからの反射光(散乱光、回折光も含む)
は、プリズムミラー12及び対物レンズ23を介してビ
ームスプリッター22に戻るが、ビームスプリッター2
2を透過した光はLIA系の検出部34に入射する。こ
のLIA系の検出部34からは、X軸及びY軸の各軸に
つきそれぞれ1対のレーザビームがビームスプリッター
22に供給され、ビームスプリッター22を透過した2
対のレーザビームが対物レンズ23及びプリズムミラー
12を介して、それぞれウエハW上のX軸の回折格子状
のウエハマーク、及びY軸の回折格子状のウエハマーク
上に所定の交差角で対称に照射される。
【0028】そして、回折格子状のウエハマークから同
一方向に発生する2つの回折光が2組、LIA系の検出
部34に入射している。検出部34では、各軸について
2つの回折光よりなる干渉光を光電変換して得られたビ
ート信号の位相が検出され、この位相情報が図1のアラ
イメント制御ユニット15に供給されている。即ち、L
IA系の検出部34内には、X軸用の2本のレーザビー
ムと、Y軸用の2本のレーザビームとの計4本のビーム
を対物レンズ23を介して所定の光学条件でウエハ上に
投射するための送光系と、X軸用の回折格子状マークか
らの干渉光と、Y軸用の回折格子状マークからの干渉光
とを個別に光電検出するための受光系とが設けられてい
る。このLIA系のアライメントセンサの検出原理は、
特開昭62−56818号公報、特開平2−11611
6号公報等に開示されている。
【0029】次に、本実施例のオートフォーカスセンサ
について説明する。先ず、オートフォーカスセンサ用の
LED、又はレーザダイオード等の光源35から射出さ
れた検出光Mが集光レンズ36を介してスリット板37
を照明する。スリット板37には、対物レンズ23の観
察視野内に設定されるアライメントセンサの検出領域の
数と同数の焦点検出用パターンが形成されている。スリ
ット板37の焦点検出用パターンを通過した検出光M
は、ダイクロイックミラー18を透過した後、レンズ系
19を介してビームスプリッター20に向かう。この際
に、検出光Mとしては、ウエハW上のフォトレジストに
対して非感光性の波長帯(例えば赤色光〜近赤外光)の
光が使用され、ダイクロイックミラー18の波長選択性
は、光ファイバ14からの照明光L3の内で位置検出に
使用される波長帯の光を反射し、検出光Mの中で焦点検
出に使用する波長帯の光を透過させるような特性に設定
されている。即ち、ウエハWに照射される位置検出用の
光と、焦点検出用の光とは波長帯が異なり、互いに悪影
響を及ぼさないようになっている。
【0030】ビームスプリッタ20で反射された焦点検
出用の光は、プリズムミラー21、ビームスプリッタ2
2、対物レンズ23、及びプリズムミラー12を経てウ
エハW上に照射される。スリット板37は、レンズ系1
9及び対物レンズ23に関してウエハWの露光面とほぼ
共役であり、ウエハWの露光面にスリット板37内の焦
点検出用パターン40の像、又はこれをデフォーカスさ
せた像が投影される。ウエハWの露光面で反射された光
は、プリズムミラー12、対物レンズ23、ビームスプ
リッタ22、プリズムミラー21を経てビームスプリッ
タ20に戻り、ビームスプリッター20を透過した光が
レンズ系24を経てダイクロイックミラー25に向か
う。
【0031】ダイクロイックミラー25の波長選択性
は、ダイクロイックミラー18とは逆に、光ファイバ1
4から射出された位置検出用の光を透過させ、光源35
から射出された焦点検出用の光を反射させる特性を有す
る。従って、ダイクロイックミラー25で反射された焦
点検出用の光が、像側のテレセントリック性を崩すため
に設けられた瞳制限用の遮光板38の外側を経て1次元
CCD等からなるラインセンサ39上に、ウエハW上に
投影された焦点検出用パターンの像(又はデフォーカス
された像)を再結像する。即ち、ウエハWの露光面とラ
インセンサ39の受光面とは対物レンズ23及びレンズ
系24に関してほぼ共役である。このオートフォーカス
センサについても、LIA系を使用した場合のレーザ光
の混入を防止するためには、波長フィルタ板30をダイ
クロイックミラー25とレンズ系24との間に設置する
ことが望ましい。
【0032】図2では、LIA系のアライメントセン
サ、FIA系のアライメントセンサ、及びオートフォー
カスセンサが混じっているため、分かり易くするため、
図2中のオートフォーカスセンサのみを図3に示す。な
お、図3では図2中から光路折り曲げ用のミラー等は省
いてある。この図3に示すように、スリット板37中に
は5個(図3では2個のみを示す)の焦点検出用パター
ン40A,40B,…が形成され、これら焦点検出用パ
ターン40A,40B,…のレンズ系19、及び対物レ
ンズ23による像41A,41B,…がウエハW上に投
影されている。そして、像41A,41B,…の対物レ
ンズ23、レンズ系24、ダイクロイックミラー25、
及び遮光板38を介して再結像された像42A,42
B,…がラインセンサ39上に投影されている。
【0033】また、ウエハW上の焦点検出用パターンの
像41A,41B,…はほぼ1直線上に配置されている
ため、それらのラインセンサ39上に再結像された像4
2A,42B,…は所定の方向(これをU方向とする)
に沿ってそれぞれ異なる位置に形成される。そして、瞳
制限用の遮光板38は、光軸AXaからU方向に下半分
の領域を遮光するものである。この場合、対物レンズ2
3からウエハW側はテレセントリックであるが、遮光板
38の作用によりレンズ系24からラインセンサ39側
は非テレセントリックとなっている。そのため、ウエハ
Wが光軸AXaに平行に(Z方向に)変位すると、ウエ
ハW上の焦点検出用パターンの像41A,41B,…の
位置は変化しないが(但し、像はデフォーカスされ
る)、ラインセンサ39上の像42A,42B,…の位
置はU方向に位置ずれする。これを利用して、ラインセ
ンサ39上での像のU方向への基準位置に対する横ずれ
量から対応するウエハW上の計測点のZ方向の位置(フ
ォーカス位置)が検出される。
【0034】ここで、対物レンズ23を介してFIA系
のアライメントセンサ、LIA系のアライメントセンサ
の各々で検出されるウエハ上の観察視野の一例を図4を
参照して説明する。図4において、円形の領域は対物レ
ンズ23のウエハ上における観察視野43を表す。観察
視野43内には5個の検出領域44A〜44Eが設定さ
れている。
【0035】検出領域44A及び44EはそれぞれLI
A系のセンサの検出領域である。検出領域44AにはL
IA系のX方向検出用の2本のビームが照射され、検出
領域44EにはLIA系のY方向検出用の2本のビーム
が照射される。検出領域44B,44C、及び44Dは
それぞれFIA系センサの検出領域である。観察視野4
3内の矩形領域48は撮像素子33X,33Yの撮像範
囲を示す。検出領域44Cは撮像素子33Xで画像解析
される領域を示し、検出領域44Dは撮像素子33Yで
画像解析される領域を示す。また、検出領域44Bは、
ウエハのレジストレーション(重ね合わせ)を計測する
ために撮像素子33X,33Yの両方で画像解析される
領域を示す。
【0036】図4において、検出領域44A〜44Eに
はそれぞれの領域内で検出されるウエハマークを仮想的
に示す。即ち、検出領域44AではX方向に所定ピッチ
で形成された回折格子状のLIA系センサ用のウエハマ
ーク(以下、回折格子状マークと呼ぶ)45Xが検出さ
れ、検出領域44EではY方向に所定ピッチで形成され
た回折格子状マーク45Yが検出される。また、検出領
域44CではX方向に所定ピッチで形成されたライン・
アンド・スペースパターン(以下、L/Sパターンと呼
ぶ)47Xが検出され、検出領域44DではY方向に所
定ピッチで形成されたL/Sパターン47Yが検出され
る。更に検出領域44Bではボックス・イン・ボックス
方式のウエハマーク46が検出される。ウエハマーク4
6は内側のボックス46bと外側のボックス46aとか
らなっている。
【0037】なお、回折格子状マーク45X,45Y、
L/Sパターン47X,47Y、及びマーク46はそれ
ぞれ、例えば図8に示すように、ウエハ上の複数のショ
ット領域SAそれぞれの間のマーク領域MAa,MAb
に形成されるものである。因みに、レジストレーション
の計測は、FIA系センサの撮像素子33X、33Y
(図2参照)それぞれの撮像信号に基づいて、外側のボ
ックス46aの像と内側のボックス46bの像との位置
ずれ量を求めることにより行われる。
【0038】図6は、観察視野43内の検出領域44A
〜44Eのそれぞれに投影される焦点検出用のパターン
像41A〜41Eを示したものである。図6に示すよう
に、検出領域44A〜44Eのそれぞれに投影される焦
点検出用のパターン像41A〜41Eは、それぞれX軸
に対して45°で交差する方向に所定ピッチで形成され
た明暗のパターン(マルチパターン)である。
【0039】この場合、これらの像パターンはそれぞれ
の検出領域内で検出されるウエハマークと交差する形状
であるため、焦点検出に対するマークの影響は軽減され
る。なお、焦点検出用のパターンは一本のスリットパタ
ーンの形状にしても良い。図7は、図6の焦点検出用の
各パターン像に対応して、ラインセンサ39(図3参
照)の受光面39aに再投影される焦点検出用のパター
ン像42A〜42Eを示す。図7において、ラインセン
サ39の受光面39aには矢印U方向に沿って受光素子
が配列され、矢印U方向に沿って焦点検出用のパターン
像42A〜42Eがそれぞれ異なる位置に投影される。
パターン像42A〜42Eはそれぞれ矢印U方向に所定
ピッチで形成された明暗パターンなので、ラインセンサ
39より読みだされる撮像信号をアライメント制御ユニ
ット15(図1参照)で処理することにより、パターン
像42A〜42Eの矢印U方向の位置がそれぞれ求めら
れる。
【0040】パターン像42Aの基準位置に対するU方
向の位置ずれ量uAを求めることにより、回折格子状マ
ーク45X(図4参照)が形成されたウエハ上の領域の
Z方向の位置ずれ量が検出される。パターン像42Bの
基準位置に対するU方向の位置ずれ量uBを求めること
によりウエハマーク46(図4参照)が形成されたウエ
ハ上の領域のZ方向の位置ずれ量が検出される。パター
ン像42Cの基準位置に対するU方向の位置ずれ量uC
を求めることにより、L/Sパターン47X(図4参
照)が形成されたウエハ上の領域のZ方向の位置ずれ量
が検出される。パターン像42Dの基準位置に対するU
方向の位置ずれ量uDを求めることにより、L/Sパタ
ーン47Y(図4参照)が形成されたウエハ上の領域の
Z方向の位置ずれ量が検出される。パターン像42Eの
基準位置に対するU方向の位置ずれ量uEを求めること
により、回折格子状マーク45Y(図4参照)が形成さ
れたウエハ上の領域のZ方向の位置ずれ量が検出され
る。
【0041】ここで、ラインセンサ39上における基準
位置の決め方について一例を簡単に説明する。FIA系
のアライメントセンサの場合には、例えば検出領域44
C内に基準マーク板6(図1参照)の基準マークを配置
して、基準マーク板6のZ方向の位置を変化させながら
基準マークを撮像素子33Xで撮像する。そして、撮像
素子33Xからの撮像信号を画像解析して、基準マーク
の像のコントラストが最も高くなるように基準マーク板
6のZ方向の位置決めをする。そこで焦点検出用のパタ
ーンの像41Cを基準マーク板6上に投影すると共に、
ラインセンサ39上にパターン像42Cを投影する。そ
のときのラインセンサ39上でのパターン像42Cの位
置をパターン像42Cの基準位置とする。パターン像4
2B、42Dも同様にして基準位置を決めればよい。
【0042】LIA系のアライメントセンサの場合に
は、例えば検出領域44A内に基準マーク板6の基準マ
ークを配置して、基準マーク板6のZ方向の位置を変化
させながら基準マークに2本のレーザビームを照射す
る。そして基準マークからの干渉光を検出して、干渉光
のビート信号の振幅が最大となるように基準マーク板6
のZ方向の位置決めをする。そこで焦点検出用のパター
ンの像41Aを基準マーク板6上に投影すると共に、ラ
インセンサ39上にパターン像42Aを投影する。その
ときのラインセンサ39上でのパターン像42Aの位置
をパターン像42Aの基準位置とする。パターン像42
Eについても同様に基準位置を決めればよい。
【0043】なお、ラインセンサ39としては、U方向
に平行に複数ラインの画素が配列された一種の2次元撮
像素子を使用して、複数ラインの画素の撮像信号を加算
してラインセンサ上におけるパターン像の位置を検出す
るようにしてもよい。また、図7のU方向に垂直な方向
に集光作用を有するシリンドリカルレンズをラインセン
サ39の受光面の前に配置してもよい。
【0044】そして、図3において、対物レンズ23及
びレンズ系24の合成系のウエハWからラインセンサ3
9への倍率(横倍率)をβとすると、図7の横ずれ量u
A〜uEの1/β2 がそれぞれウエハ上の対応するマー
ク形成領域の合焦位置からZ方向への位置ずれ量とな
る。そこで、ウエハマークの位置を検出する場合には、
それぞれその位置ずれ量を0にするように、図1のZス
テージ3の位置を調整してから、対応するアライメント
センサで位置検出を行う。これにより、FIA系のアラ
イメントセンサでも、LIA系のアライメントセンサで
も、更にはアライメントセンサのX方向でも、Y方向で
も、それぞれ正確に焦点合わせを行った状態で対応する
ウエハマークの位置を高精度に検出できる。しかも、対
物光学系の視野内に設定された複数の検出領域(例えば
44Aと44E)それぞれに同時にウエハマーク(例え
ば、45Xと45Y)が位置する場合には、それぞれの
マークが形成されたウエハ上の領域について同時にフォ
ーカス位置を検出できるので、ウエハマークの位置検出
時間を短縮できる利点がある。
【0045】更に合焦精度を高めるには、アライメント
センサにより位置計測を行っている際にも、サーボ方式
によりオートフォーカスをかけるようにしてもよい。な
お、例えば図4において、検出領域44A内のフォーカ
ス位置のみを計測すればよい場合には、図3において焦
点検出用パターン40A以外の焦点検出用パターン40
B,…を不図示のシャッタにより遮光してもよい。これ
により、他の焦点検出用パターンの投影像からの迷光の
影響を受けずに正確にその焦点検出できる。また、シャ
ッタで切り換える代わりに、焦点検出用パターン40
A,40B,…毎に照明用の光源を別に設け、これら光
源の発光を制御することにより、特定の焦点検出用パタ
ーンだけを照明するようにしてもよい。
【0046】これに関連して、図2に示すように、スリ
ット板37を液晶パネル52で置き換えて、液晶パネル
52に焦点検出用パターンを発生してもよい。この場
合、検出対象とするウエハマークの形状に応じて容易に
焦点検出用パターンの形状を最適化できると共に、不要
な焦点検出用パターンを消去することもできる。また、
図3のオートフォーカスセンサは、対物レンズ23を介
してウエハW上に焦点検出用パターンの像を投影するも
のであるが、例えば対物レンズ23とは別の送光系より
光軸AXaに斜めに複数の焦点検出用パターンの像41
A,41B,…を投影してもよい。この場合、ウエハW
からの反射光をその送光系とほぼ対称に配置された受光
系で受光して、焦点検出用パターンの像を再結像し、こ
のように再結像された像の横ずれ量を求めることによ
り、対応するマーク形成領域のフォーカス位置が検出で
きる。
【0047】また、図2のFIA系のアライメントセン
サの撮像素子33X,33Yは対物レンズ23の視野内
の同一範囲を撮像し、全撮像範囲の内の異なる領域をそ
れぞれ画像解析するものであるが、撮像素子33X,3
3Yの各撮像範囲自体を異なるらせるようにしてもよ
い。更に、上述では、FIA系とLIA系とが統合され
ているが、FIA系、LIA系、又は他のアライメント
センサ(例えばLSA方式のアライメントセンサ)より
選ばれた複数のアライメントセンサを統合した場合にも
本発明を適用できることは言うまでもない。また、本発
明はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のアライメント
センサ、又はTTR(スルー・ザ・レチクル)方式のア
ライメントセンサを統合する場合にも適用できる。
【0048】なお、本発明は上述実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得
る。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、対物レンズを共通化し
た複数のアライメント系に応じたそれぞれの検出領域に
個別に焦点検出用の光ビームが照射されるため、各アラ
イメント系(アライメントセンサ)に対して個別に正確
に焦点合わせを行うことができる利点がある。また、対
物光学系の視野内に設定されたそれぞれの検出領域に同
時に位置合わせ用のマークが位置する場合には、位置決
め対象物を移動させる必要もなく、同時にそれぞれのマ
ーク形成されたウエハ上の領域の高さ(Z方向の位置)
を検出できるので、計測時間を短縮できる利点がある。
更に、複数のアライメントセンサのそれぞれの検出領域
で焦点検出が行われるので、どのアライメントセンサを
使っている場合でも位置計測中にオートフォーカスをか
け続けることができる。
【0050】次に、複数のアライメントセンサの検出領
域上に個別に投影される各焦点検出用のパターンの像の
形状を、それぞれの検出領域で検出される位置合わせ用
のマークの計測方向、形状、及び大きさに応じて最適化
した場合には、位置合わせ用のマークに影響されずに、
且つその位置合わせ用のマークが形成された領域の高さ
(フォーカス位置)を正確に検出できる。
【0051】また、焦点検出のための位置決め対象物に
対する光の照射、及びその反射光の受光を、複数のアラ
イメントセンサで共通化された対物光学系を介して行う
ときには、対物光学系の光学特性が変化しても、その対
物光学系の光学特性の変化による焦点検出の影響が抑制
される。また、焦点検出のために位置決め対象物上に光
を投射し、その反射光を受光する際に、この反射光のテ
レセントリック性を崩す光学部材を有する場合には、装
置全体をコンパクトにまとめることができると共に、そ
の光学部材を所定の面に配置するという簡単な構成で、
位置決め対象物の高さ方向の変位を再結像された像の横
ずれ量に変換できる。
【0052】また、複数のアライメントセンサの検出領
域上に個別に投影される各焦点検出用のパターンの像の
形状を、それぞれの検出領域で検出される位置合わせ用
のマークの計測方向、形状、及び大きさに応じて応じて
変更するパターン形状切り換え手段を設けた場合には、
プロセスにより同じアライメント系に対して位置合わせ
用のマークの形状が変化したような場合でも、その上に
投射される焦点検出用のパターンの像を容易に最適化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアライメント装置の一実施例が適
用された投影露光装置の要部を示す概略構成図である。
【図2】図1中の2系統のアライメントセンサ11の構
成を示す斜視図である。
【図3】実施例のオートフォーカスセンサの構成を示す
概略構成図である。
【図4】ウエハ上で対物レンズの視野内に設定される複
数のアライメントセンサの各検出領域を示す拡大平面図
である。
【図5】LIA系のアライメントセンサによる検出原理
の説明図である。
【図6】図4に示したアライメントセンサの検出領域の
それぞれに投影される焦点検出用パターンの像の構成を
示す拡大平面図である。
【図7】ラインセンサ39上に再結像される像を示す拡
大図である。
【図8】位置合わせ用のマークが形成されるウエハ上の
領域の一例を示す拡大図である。
【符合の説明】
R レチクル PL 投影光学系 W ウエハ 3 Zステージ 4 XYステージ 8 レーザ干渉系 11 2系統のアライメントセンサ 15 アライメント制御ユニット 18,25 ダイクロイックミラー 23 対物レンズ 33X,33Y 2次元撮像素子 34 LIA系の検出部 35 光源 44A〜44E 検出領域 45X,45Y LIA系用の回折格子状マーク 46 ボックス・イン・ボックス型のウエハマーク 47X,47Y FIA系用のL/Sパターン 41A〜41E 焦点検出用のパターン像

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決め対象物上の第1マーク領域に形
    成された位置合わせ用の第1マークからの光、及び第2
    マーク領域に形成された第2マークからの光を検出する
    ために設けられた対物光学系と、 前記対物光学系の視野内に第1検出領域を有し、前記対
    物光学系を介して前記第1マークからの光を検出して前
    記第1マークの位置を検出する第1検出光学系と、 前記対物光学系の視野内に前記第1検出領域とは異なる
    第2検出領域を有し、前記第2マークからの光を検出し
    て前記第2マークの位置を検出する第2検出光学系と、 前記第1検出領域及び前記第2検出領域のそれぞれに光
    ビームを照射すると共にその反射光を受光することによ
    り、前記第1マーク領域の前記第1検出光学系の合焦面
    に対するずれ、及び前記第2マーク領域の前記第2検出
    光学系の合焦面に対するずれの少なくとも一方を検出す
    る焦点検出系と、 を有することを特徴とするアライメント装置。
  2. 【請求項2】 位置決め対象物上のマーク領域に形成さ
    れた位置合わせ用のマークからの光を検出するために設
    けられた対物光学系と、 前記対物光学系の視野内に第1検出領域を有し、前記対
    物光学系を介して前記マークからの光を検出して前記マ
    ークの位置を検出する第1検出光学系と、 前記対物光学系の視野内に前記第1検出領域とは異なる
    第2検出領域を有し、前記マークからの光を検出して前
    記マークの位置を検出する第2検出光学系と、 前記第1検出領域及び前記第2検出領域のそれぞれに光
    ビームを照射すると共にその反射光を受光することによ
    り、前記マーク領域の前記第1検出光学系の合焦面に対
    するずれ、又は前記マーク領域の前記第2検出光学系の
    合焦面に対するずれを検出する焦点検出系と、 を有することを特徴とするアライメント装置。
  3. 【請求項3】 前記焦点検出系が前記第1検出領域及び
    前記第2検出領域のそれぞれに照射する光ビームは所定
    形状のパターン像であることを特徴とする請求項1又は
    2記載のアライメント装置。
  4. 【請求項4】 前記焦点検出系が前記第1検出領域及び
    前記第2検出領域のそれぞれに投射する前記パターン像
    の形状は、それぞれの検出領域で検出される位置合わせ
    用のマークの計測方向、形状、及び大きさに応じて設定
    されていることを特徴とする請求項3記載のアライメン
    ト装置。
  5. 【請求項5】 前記焦点検出系は前記光ビームの照射、
    及びその反射光の受光を前記対物光学系を介して行うこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のアライメント装
    置。
  6. 【請求項6】 前記焦点検出系は、前記反射光を受光す
    る際に該反射光のテレセントリック性を崩す光学部材を
    有することを特徴とする請求項1又は2記載のアライメ
    ント装置。
  7. 【請求項7】 前記焦点検出系が前記第1検出領域及び
    前記第2検出領域のそれぞれに投射する前記パターン像
    の形状を、それぞれの検出領域で検出される位置合わせ
    用のマークの計測方向、形状、及び大きさに応じて変更
    するパターン形状切り換え手段を設けたことを特徴とす
    る請求項3記載のアライメント装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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