JP4191423B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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    • B65H2403/00Power transmission; Driving means
    • B65H2403/50Driving mechanisms
    • B65H2403/55Tandem; twin or multiple mechanisms, i.e. performing the same operation

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドラムに装着された刷版等の画像記録材料に対して光ビームを照射することにより画像を記録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像記録装置に刷版等の画像記録材料を供給する際には、画像記録材料をその幅方向について位置決めした上で、ドラム等の画像記録材料保持手段やパンチユニット等の穿孔手段に搬送されることがある。この位置決め作業は画像記録材料の幅方向中心を基準にする調整(センタリングという)や、画像記録材料の側端部を基準にする調整(片側寄せという)等さまざまである。
【0003】
従来の画像記録装置における位置合わせは、本出願人による特開2000−56482号に記載されているように、互いに接近または離隔する方向に移動する一対の幅寄せベアリングを用意し、当該一対の幅寄せベアリングの間に画像記録材料を載置した状態でこの一対の幅寄せベアリングを互いに接近する方向に移動させ、画像記録材料の両側面を押圧することにより行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像記録装置では、画像記録材料保持手段に装着される画像記録材料は1枚のみであった。ところが、近年、画像記録装置の生産性および運用性を向上させるために、画像記録材料保持手段上に装着可能なプレート枚数を選択可能にすることが求められている。また、使用可能な画像記録材料のサイズの範囲を増やすことも求められている。しかし、単に従来の幅寄せユニットを複数組設けるだけではこのような要望にこたえることができない。すなわち、使用可能なプレート枚数やサイズを増やすと、それに伴って幅寄せの基準位置をさまざまに変更する必要が生じるが、プレート枚数やサイズによっては複数組の幅寄せユニットがお互いに競合するからである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するために本発明は以下に述べるような特徴を有している。
【0006】
第1の発明は、画像記録材料を搬送する搬送手段と、前記搬送手段による画像記録材料の搬送経路と略同一高さに配置された一対の幅寄せ部材のうちの少なくとも一方を前記搬送手段による前記画像記録材料搬送方向と交差する方向に移動させ、該幅寄せ部材を前記画像記録材料の側面に当接させる幅寄せ手段と、該幅寄せ手段によって幅寄せが行われた画像記録材料に対して画像記録を行う画像記録手段とを備えた画像記録装置であって、前記幅寄せ手段は、前記一対の幅寄せ手段に螺合された送りネジと、該送りネジを回転させる回転手段と、前記幅寄せ部材が前記送りネジの回転に同期して回転しないようにガイドするとともに、所定位置において一部が切りかかれているガイド部材と、を有し、前記一対の幅寄せ部材のうちの少なくとも一方を前記画像記録材料搬送高さに干渉しない高さまで退避させる動作を行うことを特徴とする画像記録装置である。
【0007】
第1の発明によれば、一対の幅寄せ部材のうちの少なくとも一方を画像記録材料搬送高さに干渉しない高さまで退避させることが可能である。これによってこの幅寄せ部材が画像記録材料搬送を妨げることがなくなる。これによって例えば、複数の幅寄せ基準を持った装置においても適正に画像記録材料の幅寄せを行うことができる。また、一対の幅寄せ部材のうちの少なくとも一方を画像記録材料搬送高さに干渉しない高さまで退避させる構成を簡易に実現することができる。
【0010】
第2の発明は、第1の発明にかかる画像記録装置において、画像記録材料を穿孔する穿孔手段をさらに有するとともに、前記搬送手段は当該穿孔手段に向けて画像記録材料を搬送する手段であることを特徴とする。
【0011】
第2の発明によれば、穿孔手段に向けて画像記録材料を搬送する際に本発明を適用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(全体構成)
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2はこの発明を適用する画像記録装置1の外観を示す斜視図である。図2は図1に示す画像記録装置1にプレートを装填するための補助器具として使用されるセットテーブル2a、2bおよびプレートガイド3a、3bをとりつけた状態を示している。セットテーブル2a、2bとプレートガイド3a、3bとは画像記録装置1に対して着脱自在である。
【0013】
なお、ここでいうプレートには、レーザ光源などのビーム照射源の照射によって画像記録が行われる印刷用の刷版が含まれる。
セットテーブル2a、b上には未使用のプレートPが傾斜状態で準備される。セットテーブル2a、bはその保持部材5によってプレートPの下端を保持する。保持部材5の上下位置は調整可能であり、この位置調整により様々なサイズのプレートPがセットテーブル2上にセットできるようになる。
【0014】
これら2つのセットテーブル2a、bには、小型のプレートPを1枚ずつセットすることができる。あるいは、これら2つのセットテーブル2a、bを共用して1枚の大型のプレートPをセットすることもできる。
【0015】
画像記録装置1の前面には操作パネル6が設けられる。作業者はこの操作パネル6からプレートの装填開始や画像記録の開始、使用するプレートの数やサイズ等を画像記録装置1の制御部(不図示)に入力することが可能である。
【0016】
画像記録装置1の上面には開閉可能な前部カバー7aおよび7b、後部カバー8aおよび8b(図1および図2には図示せず)が取り付けられている。前部カバー7a、bと後部カバー8a、bとの間には隙間部分が形成される。プレート給排ユニット20(図1および図2にはプレート給排ユニット20の上部トレー41のみが示される)は、この隙間部分から画像記録装置1の上方に突出する。
【0017】
セットテーブル2aおよび2b上のプレートPは、図2中、矢印AおよびB方向に移動してプレートガイド3aおよび3b上を通り、前部カバー7aおよび7bとプレートガイド3aおよび3bとの間に形成されるスリット9を通過して画像記録装置1の上部トレー41上に装填される。
【0018】
なお、以下の説明では、画像記録装置1の図1および図2における左側をHOME側、右側をAWAY側という。また、図1および図2における正面側を画像記録装置1の前面側、その反対側を背面側という。また、ドラム21(後述)の回転軸に平行な軸をX軸とし、HOME側からAWAY側をX方向、その逆をX’方向とする。また鉛直方向をZ軸とする。X軸およびZ軸に直交する軸をY軸とする。画像記録装置1の背面側から前面側をY方向とし、その逆をY’方向とする。
【0019】
画像記録装置1に同種の部材が2個ある場合、プレートガイド3aおよび3bのように原則としてHOME側の部材にaを、AWAY側の部材にbの識別用のアルファベットを付す。しかし、これらの部材間で共通の構造・機能等を説明する場合には、識別用のアルファベットを省略することがある。
【0020】
図3は、画像記録装置1の概要をその一部を分解して示す斜視図である。図3は画像記録装置1の背面側から見た斜視図である。なお、前述の前部カバー7aおよび7b、後部カバー8aおよび8bは省略されている。
【0021】
画像記録装置1は、略直方体形状のフレーム11に側板13aおよび13b、プレート取付板14、前部カバー7aおよび7b、後部カバー8aおよび8bを取り付け、フレーム11内部に所要の横板を架設した構成である。略直方体形状のフレーム11には、プレート給排ユニット20と、円筒状のドラム21、2つの記録ヘッド22aおよび22b、パンチユニット23、幅寄せユニット24、電装ユニット25、基体26等が配置される。
【0022】
フレーム11の底面上には、基体26が固着される。基体26の上には、ドラム21と2つの記録ヘッド22a、22bと、これらのドラム21と記録ヘッド22a、22bを駆動する駆動機構とが取り付けられる。
【0023】
ドラム21は、その外周面に1枚ないし2枚のプレートPを装着するためのものである。プレートPを2枚装着する際には、2枚のプレートPをX軸方向に並べて装着する。ドラム21の外周面のプレート装着領域はX軸方向に関して二分される。図3における右側の領域を第1プレート装着領域27aと、左側の領域を第2プレート装着領域27bという。この実施の形態においては、各プレート装着領域27aおよび27bのX軸方向の長さは同一とされているが、異なる長さとしてもよい。プレート装着領域27を1つだけ使用してプレートPが装着されるとき、このプレートPのことを2枚装着用のプレートP2という。
なお以下の記述の中で、第1プレート装着領域27aに装着される2枚装着用のプレートP2をP2a、第2プレート装着領域27bに装着される2枚装着用のプレートP2をP2bと区別することがある。
【0024】
一方、2つのプレート装着領域27a、27bを共用して装着されるプレートもある。このような手法でプレートPが装着されるとき、このプレートPを1枚装着用のプレートP1という。
【0025】
(ドラム21)
ドラム21は、プレートPの先端部を固定するための先端クランプ31と、プレートPの後端部を固定するための後端クランプ32と、プレートPの裏面を吸着するための図示しない吸着孔とを備える。ドラム21は、その回転軸に取り付けられたモータ33により高速または低速で正逆方向に回転可能である。なお、HOME側からドラム21の端面を見たときの時計方向を正方向といい、反時計方向を逆方向という。先端クランプ31は複数の押圧部分31’と、これらの押圧部分31’を結合する回動軸(図示せず)とを備えている。画像記録装置1のフレーム11に取り付けられた図示しない先端クランプ開閉機構の作用により前記回動軸を回動させることにより複数個の押圧部分31’がプレートPの先端を固定する位置と開放する位置との間を同時に回動する。後端クランプ32は複数の固着部分32’からなる部材である。これらの固着部分32’を、フレーム11に取り付けられた図示しない後端クランプ開閉機構の作用によりドラム21の表面においてプレートPの後端を固定する位置とドラムから離隔してプレートPの後端を開放する位置との間を移動させる。先端クランプ開閉機構および後端クランプ開閉機構の具体的構造については本発明と無関係なため詳述しないが、その一例は本出願人による特開2000−112142号に開示されている。
【0026】
なお、ドラム21表面には、プレートPの位置決めを行うための位置決めピンが複数本立設されている。
【0027】
(記録ヘッド22)
第1、第2記録ヘッド22a、22bは、例えば複数の発光素子によりドラム21の外周面に装着されたプレートPに対し、画像信号に対応して変調された複数本の光ビームを照射することにより、プレートP上に画像を形成するためのものである。第1記録ヘッド22aと第2記録ヘッド22bはともに基体26上に固着された一対のレール34上を摺動可能に配置されている。そして第1記録ヘッド22aはモータ35aの駆動により回転する送りネジ36aに螺合している。このため、第1記録ヘッド22aはモータ35aの駆動により、ドラム21の回転軸と平行な方向に往復移動する構成となっている。同様に、第2記録ヘッド22bは、モータ35bの駆動により回転する送りネジ36bに螺合している。このため、第2記録ヘッド22bはモータ35bの駆動により、ドラム21の回転軸と平行な方向に往復移動する構成となっている。このようにこの画像記録装置1においては、2つの記録ヘッド22aおよび22bを個別に作動させることが可能である。
【0028】
なお、この画像記録装置1では任意の解像度で画像記録を行う事ができ、上記第1および第2記録ヘッド22aおよび22bの送り速度(副走査速度)は選択された解像度に基づいて設定される。また、第1および第2記録ヘッド22aおよび22bは連続送りされる。そのため、プレートPはスパイラル状に走査される。このときに矩形状の画像が正しく記録されるようにするために記録ヘッドの発光素子の発光タイミングを補正する等の調整、いわゆるスパイラル補正が行われる。
【0029】
本画像記録装置1では複数サイズのプレートPを使用可能であるが、いずれのサイズのプレートPを使用するときでも、ドラム21への取付角度は同一である。すなわち、プレートの先端辺が常に、ドラム21の回転軸に平行になるように取り付けられる。このため、プレートの取り付け角度変更を補償するための画像データの補正が不要である。
【0030】
(パンチユニット23)
パンチユニット23は、ドラム21に装着する前のプレートPに対し、位置決め用のパンチ孔などを穿孔するためのものである。パンチユニット23では、画像記録後のプレートPを印刷装置の版胴等に装着する際に基準となるパンチ孔も形成される。詳細は後述する。なお、本明細書でいうパンチ孔には全周が閉じた孔(後述の印刷用パンチ孔R1a、R2a等)だけでなく、一部に外部に開いた部分を有する切り欠きやノッチ(後述する半円のパンチ孔Q1、長パンチ孔Q2等)も含まれるものとする。
【0031】
(幅寄せユニット24)
幅寄せユニット24は、パンチユニット23によるプレートPの穿孔作業前に当該プレートPをX軸方向に関して位置決めするための部材である。幅寄せユニット24はパンチユニット23の前面に位置付けられる。この画像記録装置1では、1枚又は2枚のプレートPを同時にドラム21に装着することができる。1枚装着用のプレートP1を装着する際には、幅寄せユニット24は、プレートP1のX軸方向中心がパンチユニット23のX軸方向中心と一致するように幅寄せを行う。2枚装着用のプレートP2を装着する際には、幅寄せユニット24は、そのプレートP2のX軸方向中心が、そのプレートP2に対応するパンチユニットのX軸方向中心と一致するように幅寄せを行う。
【0032】
(プレート給排ユニット20)
プレート給排ユニット20は、2枚のトレー(上部トレー41、下部トレー42)を2枚の側板43aおよび43bにより挟み込んで固定した構成である。プレート給排ユニット20は、側板43aおよび43bに取り付けられた回転軸44a、44bを画像記録装置1の側板13a、bに連結することにより画像記録装置1に取り付けられる。プレート給排ユニット20は、後述する駆動機構90(図3には図示せず)により前記回転軸44a、44bを中心に回動する。プレート給排ユニット20を回転軸44a、44b中心に回動させることにより以下の3つの角度位置を実現することができる。
【0033】
すなわち、未使用のプレートPを画像記録装置1の外部からプレート給排ユニット20の上部トレー41に装填するときの角度位置(プレート装填位置)と、未使用のプレートPを上部トレー41からパンチユニット23および幅寄せユニット24へ供給するときの角度位置(パンチ位置)と、パンチ形成後のプレートPを上部トレー41からドラム21へ供給することが可能な角度位置(給排位置)の3つの角度位置が実現される。図3には、給排位置にあるときの上部トレー41および下部トレー42の位置が鎖線によって示されている。なお、プレート給排ユニット20がプレート装填位置にあるときに、画像記録済みのプレートPが下部トレー42からY’方向に移動して画像記録装置1の外部に搬出される。
【0034】
前述のスリット9とプレート給排ユニット20との間には、プレートPの上部トレー41への装填を補助するために、二組のローラ対(導入ローラ対45a、45b)がX軸方向に並べて配置されるとともに、ガイド板49a、49bが配置されている。
【0035】
プレート給排ユニット20の上部トレー41は1枚の板状の部材(上部トレー本体41’)に後述の各ユニットを付属させた構造であるが、その使用法によって、左右2つの領域に区分することができる。すなわち、上部トレー41の上面図である図4に示されるように、上部トレー41は、右側の第1上部トレー領域41aと左側の第2上部トレー領域41bとに区分されている。
【0036】
図4には、各領域41a、41bに装填可能なプレートPのサイズが参考のために図示されている。図4に示されるように各領域41a、41bには最小サイズ(たとえば398×370ミリメートル)から最大サイズ(たとえば1160×940ミリメートル)まで種々のサイズのプレートを1枚ずつ装填することができる。また、これら2つの領域41a、41bを共用して最小サイズ(たとえば1160×940ミリメートル)から最大サイズ(たとえば2382×1270ミリメートル)まで種々のサイズのプレートPを装填することもできる。各領域41a、41bの構造は概略同一であるので以下、第1上部トレー領域41aを例にとって説明する(図4および図5参照)。
【0037】
図4に示されるように第1上部トレー領域41aの上面には、板状の部材である上部トレー本体41’の上面と、ローディング用搬送ローラ対46aと、2個の吸着パッド47a、47aと、1本の導入ベルト48aと、12本のアイドルローラ59、59....が露出している。2個の吸着パッド47a、47aのそれぞれは、後述する吸着パッドスライド機構54aによって図4中上下方向に移動され、かつ、吸着パッド上下機構52aによって上部トレー本体41’の表面に対して上下動される。一方、導入ベルト48aは、後述する導入ベルトユニット70によってプレートPを上部トレー41上に引き上げる方向およびその逆方向に駆動される。
【0038】
上部トレー41は、この画像記録装置1で使用される最大サイズのプレートPが収納できるだけの長さと幅を有している。一方、吸着パッド47および導入ベルト48の可動範囲は最大サイズのプレートPよりも短い。しかし、このような構成であっても最大サイズのプレートPの全長を上部トレー41上に格納することができる。詳細は後述する。
【0039】
図5は、図4に示す一点鎖線A−A‘に沿う断面を矢印Cの方向から見たときの第1上部トレー領域41aを示す図である。第1上部トレー領域41aは、吸着パッド47aを上下させる吸着パッド上下機構52aと、この吸着パッド上下機構52aをガイド部材53aに沿って矢印Dおよび矢印D’方向に往復運動させる吸着パッドスライド機構54aとを有している。
【0040】
吸着パッドスライド機構54aは上部トレー本体41’に沿って伸長するガイド部材53aと、駆動ベルト55aと、この駆動ベルト55aが巻きかけられる第1および第2ベルト軸56aおよび57aと、第2ベルト軸57aを回転させるモータ58aとを有している。第1および第2ベルト軸56aおよび57aとモータ58aとは図示しない接続手段によって上部トレー本体41’の裏面に固定されている。
【0041】
駆動ベルト55aと吸着パッド上下機構52aとは、吸着パッド上下機構52aの上下機構ベース61a(後述)が駆動ベルト55aに固着される形で連結されている。このため吸着パッドスライド機構54aのモータ58aの回転で駆動ベルト55aを駆動することにより、吸着パッド上下機構52aをガイド部材53aに沿って矢印DおよびD’方向へ移動させることが可能になる。
【0042】
図6は図4に示す一点鎖線B−B’に沿う断面を矢印C方向から見たときの吸着パッド上下機構52aの拡大断面図の概略図である。図6に示すように、吸着パッド上下機構52aは、上面および下面に所定の開口部が形成された箱型部材である上下機構ベース61aと、その一端が上下機構ベース61aの内面に軸支された第1および第2アーム62aおよび63a(これらのアームによって平行リンク機構が形成される)と、第1および第2アーム62aおよび63aによって保持される吸着パッド支持パイプ64aと、吸着パッド支持パイプ64aに内挿される吸着パッド47aおよび吸着ホース66aと、吸着ホース66aに連結される図示しない真空ポンプと、第2アーム63aを押し上げることにより吸着パッド47aを上下動させる偏心カム67aと、この偏心カム67aを回転させるモータ(不図示)と、偏心カム67aの原点を検出するマイクロスイッチ68aとからなる。
【0043】
吸着パッド47aは、ピン69aを中心にしてr方向およびr‘方向に従動回転が可能なように吸着パッド支持パイプ64aの内面に取り付けられている。
【0044】
図7は、吸着パッド支持パイプ64aの図6における左側から見たときの吸着パッド支持パイプ64aの部分断面図である。図7に示されるように、第1および第2アーム62a、63aの先端は吸着パッド支持パイプ64aを挟み込むようにして緩やかに保持している。
【0045】
図8は、偏心カム67aの原点検出を説明する図面である。図8中の左側の図はマイクロスイッチ68aがOFFの状態示しており、右側の図がONの状態を示している。図8の左側の図に示されるように、これらの部材は、偏心カム67aの小径部分とマイクロスイッチ68aの検出部とが接触しないような関係に位置付けられている。偏心カム67aの大径部分が上方を指向しているときマイクロスイッチ68aはOFFの状態である。偏心カム67aが回転すると偏心カム67aの大径部分がマイクロスイッチ68aを押圧する(右側の図の状態)。マイクロスイッチ68aはこのときONの状態になる。マイクロスイッチ68aがONからOFFに遷移したときの偏心カム67aの角度位置をその原点位置とする。偏心カム67aの回転方向は一方向(図8における時計方向)に限定されているので、偏心カム67aの原点位置は一義的に決定できる。
【0046】
図9は、図4に示す一点鎖線B−B’に沿う断面を矢印Cの方向から見たときの上部トレー41(第1上部トレー領域41a)と下部トレー42とを示す図である。
【0047】
上部トレー41の導入ベルトユニット70aは、導入ベルト48aと、この導入ベルト48aが巻きかけられる駆動ローラ71aおよび従動ローラ72aと、上部トレー41上のプレートPを送り出すために上部トレー本体41’の先端に配置された一対のローラ(ローディング用搬送ローラ対46a)と、駆動ローラ71aとローディング用搬送ローラ対46aとを同時に回転させるモータ73aと、駆動ローラ71aとローディング用搬送ローラ対46aとの間に配置されるガイド板74aと、ガイド板74a上のプレートPを検出する第1センサ75aと、従動ローラ72a近傍のプレートPを検出する第2センサ76aと、ローディング用搬送ローラ対46aから突出した位置でプレートPの先端を検出する第3センサ77aと、ガイド板49a上のプレートPを検出する第4センサ78aと、を有している。なお、導入ローラ対45aはモータ451aによって回転駆動される。
【0048】
第1乃至第4センサ75a乃至78aは、いずれも反射型の光学式センサであり、発光素子から発した物体検出用の光線が物体によって反射して、受光素子に戻ってくる状態をON状態とするセンサである。それ以外の状態、すなわち受光素子が物体検出用の光線を検出しない状態はOFF状態とするセンサである。
【0049】
ローディング用搬送ローラ対46aは、図9右下の部分拡大図に示されるように、モータ73aによって回転駆動される搬送ローラ461aと、搬送ローラ461aの回転に従って従動回転するニップローラ462aとからなる。ニップローラ462aは揺動部材463aにより揺動可能に支持されている。揺動部材463aにはギア464aが取付られ、このギア464aはモータ465aのギア466aと噛み合っている。したがって、モータ465aが回転すると、ギア464a、466aを介して揺動部材463aが揺動し、ニップローラ462aが搬送ローラ461aに向けて付勢される。それにより、搬送ローラ461aおよびニップローラ462aによりプレートPが保持される。
【0050】
図3に示すように、下部トレー42には排出ベルト81a、81bが配されている。これらの排出ベルト81a、81bは同様の構成を有する駆動機構により駆動される。したがって、HOME側の排出ベルト81aの駆動機構をその代表例として説明する。HOME側の排出ベルト81aの駆動機構を図9に示す。排出ベルト81aは3本のローラ82a、83a、84aに巻きかけられている。この中のローラ82aの軸にはモータ85aが連結されている。このモータ85aの回転によりローラ82aが回転駆動され、排出ベルト81aはその上に載置されたプレートPを矢印方向に搬出する。
【0051】
(駆動機構90)
図10は、プレート給排ユニット20とこのユニット20を回転軸44aおよびbを中心に回動させる駆動機構90の斜視図である。駆動機構90はプレート給排ユニット20の両側に1個ずつ配置される。図10にはHOME側の駆動機構90が図示されている。AWAY側にも同様の駆動機構90が配置されている。
【0052】
駆動機構90は、カムフォロアガイド91と、モータ92と、カムギア93と、カムフォロア94と、センサ検出板95と、センサ96α、96β、96γとを一個ずつ備える。なお、HOME側とAWAY側の両方の駆動機構にセンサ検出板95を常に重複させて持たせる必要性はない。カムフォロアガイド91は直方体形状の外形を有しており、この直方体には小判型の貫通孔が形成される。カムフォロアガイド91は、その貫通孔がプレート給排ユニット20を介してAWAY側の駆動機構90のカムフォロアガイド91の貫通孔と対向するように、側板43aに固着される。モータ92は、プレート給排ユニット20を介してAWAY側の駆動機構90のモータ92bと対向するように、側板43aの近傍に配置されており、かつフレーム11に固定される。カムギア93は側板43aに対向するようにフレーム11に固定される。但し、カムギア93はモータ92が生成する駆動力を受け、自身の軸を中心として回転する。カムフォロア94はカムギア93が有する一方面(側板43aに対向する側の面)の外縁に固定されており、当該カムギア93の軸を中心として円運動する。また、カムフォロア94は、カムフォロアガイド91の貫通孔の上下幅と略同一径の円盤形状を有しており、図10中の一点鎖線で示すように、当外貫通孔にはまり込む。これによって、カムフォロアガイド91とカムギア93とが、カムフォロア94により連結され、その結果、プレート給排ユニット20は駆動機構90により支持される。シリンダ98は、一端がプレート給排ユニット20の側板43aに、他端がフレーム11に連結された部材であり、プレート給排ユニット20の回動動作を滑らかにする。
【0053】
また、円盤形状のセンサ検出板95は、カムギア93と同心円をなすように配置されており、当該カムギア93と一緒に回転する。センサ検出板95の外周上には、一個のスリット97が形成されている。センサ96α、96β、96γは、回転するセンサ検出板95に形成されたスリット97を検出できるようにフレーム11に固定されている。センサ96α、96β、96γを使用することにより、プレート給排ユニット20がプレート装填位置、パンチ位置、給排位置のいずれかに到達したことが検出される。なお上記説明では、カムフォロアガイド91に小判型の溝を形成し、カムフォロア94をこの溝に沿って移動させることで、プレート給排ユニット20を回動させていた。しかし、カムフォロア94とカムフォロアガイド91の組み合わせによらず、より単純にソレノイド等で上下方向の力をプレート給排ユニット20に付加してこのユニット20を回動させるようにしてもよい。あるいはカムフォロアガイド91の形状を変更して、現在のようなカムフォロア94の上面に当接する面と下面に当接する面との両方を有する溝形状とせずに、カムフォロア94の上面に当接する面のみを有する溝形状としてもよい。
【0054】
(パンチユニット23)
図11はパンチユニット23を画像記録装置1の前面側から見たときの斜視図である。パンチユニット23は、概略、画像記録装置1の側板13aおよび13b間に架設される横板101と、その上に配置される二組の移動パンチユニット(第1移動パンチユニット102a、第2移動パンチユニット102b)とからなる。
【0055】
第1移動パンチユニット102aは、保持板103および104と、これらの保持板間に回転可能に保持された送りネジ106aと、送りネジ106aを回転させるためのモータ107aおよびベルト108aと、レール109aと、レール109a上をスライド可能に配置され、送りネジ106aに螺合された移動テーブル110aと、移動テーブル110a上に載置されたパンチャー111a、112a、113aと、プレート検出センサ114aとを有している。モータ107aを用いて送りネジ106aを回転させることにより移動テーブル110aおよびその上に載置されたパンチャー111a乃至113aのX軸方向の位置調整が行われる。
【0056】
第2移動パンチユニット102bは、移動テーブル110bとパンチャー111b、112b、113bと、プレート検出センサ114bとを有する。移動テーブル110bとその上に載置されたパンチャー111b、112b、113bは第1移動パンチユニット102aと同様の機構によりX軸方向の位置調整が行われる。すなわち、モータ107bを用いて送りネジ106bを回転させることにより移動テーブル110bおよびその上に載置されたパンチャー111b乃至113bのX軸方向の位置調整が行われる。
【0057】
パンチユニット23において、2つの移動テーブル110aおよび110bを移動させる際には以下の3つのX軸方向位置を基準にして制御される。すなわち、1枚装着用のプレートP1のパンチ処理を行う際には、第1および第2移動パンチユニット102a、102bの各モータ107a、107bは、X軸方向中央位置である基準線C’を基準にX軸方向位置が制御される。また、第1プレート装着領域27aに装着される2枚装着用のプレートP2aのパンチ処理を行う際には、各モータ107a、107bは第1移動パンチユニット102aのX軸方向中央位置である基準線Ca’を基準に制御される。そして、第2プレート装着領域27bに装着される2枚装着用のプレートP2bのパンチ処理を行う際には、第2移動パンチユニット102bのX軸方向中央位置である基準線Cb’を基準に制御される。
【0058】
そして、パンチユニット23は、これらの基準線C’とCa’、Cb’が、ドラム21、第1プレート装着領域27a、第2プレート装着領域27のX軸方向中心とそれぞれ一致するように、組み付けられていることが望ましい。このようにすれば、プレートPに位置決め用のパンチ孔を形成しプレート給排ユニット20に戻した後、このプレートPを、そのまま真っ直ぐドラム21に向けて送り出すだけで、前記位置決め用のパンチ孔をドラム21上の位置決めピンに嵌合あるいは緩嵌させることができる。このためドラム21上でのプレートPの位置決めが簡易に行える。
【0059】
仮に、パンチユニット23上におけるX軸方向の各基準位置がドラム等のそれらと一致していないとすると、プレートPのパンチ処理後、ドラム21に送り出す前に、このプレートPをX軸方向に移動させる必要が生じる。
【0060】
本画像記録装置1では画像記録前のプレートPに対してパンチ孔が形成される。パンチ孔は画像記録装置1のドラム21にプレートを位置決めする際に使用されるパンチ孔(位置決め用パンチ孔)と、プレートPの先端をドラム21上に立設された位置決めピンに接触させないために形成されるパンチ孔(逃げ用パンチ孔)と、画像記録後のプレートPを印刷装置の版胴等に位置決めする際に使用されるパンチ孔(印刷用パンチ孔)とに種類分けされる。
【0061】
パンチャー111a(第1移動パンチユニット102a)とパンチャー111b(第2移動パンチユニット102b)は、位置決め用パンチ孔または逃げ用パンチ孔を選択的に形成するためのパンチャーである。
【0062】
図12はパンチャー111bの要部を示す斜視図である。図12に示すように、パンチャー111bの本体120bには丸パンチ121bを上下動させるための貫通孔122bが形成されている。貫通孔122bは本体120bの上面から本体120bを貫通するように伸びている。丸パンチ121bの断面形状は全円である。丸パンチ121bは、プレートPの先端に位置決め用のパンチ孔または逃げ用のパンチ孔を形成する目的で使用される。
【0063】
本体120bにはさらに長パンチ124bを上下動させるための貫通孔125bが形成されている。貫通孔125bは本体120bの上面から本体120bを貫通するように伸びている。長パンチ124bの断面は、丸パンチ121bの断面直径と等しい奥行きと、丸パンチ121bの断面直径以上の幅とを有する横長の小判型である。長パンチ124bは主に、プレートPの先端に逃げ用パンチ孔を形成する目的で使用されるが、位置決め用のパンチ孔を形成するために使用されることもある。詳細は後述する。
【0064】
長パンチ124bの先端には基準ピン126bが取り付られている。基準ピン126bは長パンチ124bとともに上下動する。基準ピン126bの断面形状は、丸パンチ121bの断面直径の1/2の直径を有する全円である。基準ピン126bは、隙間123bに挿入されるプレートPのY軸方向に関する位置決めを行うための部材である。
【0065】
隙間123bの平坦面127bには前記貫通孔125bがあるので、長パンチ124bが下降したときに、基準ピン126bを平坦面127bの下に逃がすことが出来る。また、丸パンチ121bおよび長パンチ124bから生じるパンチカスは、貫通孔122bおよび125bより落下して別途用意された図示しない回収機構により回収される。
【0066】
丸パンチ121bと長パンチ124bと基準ピン126bとのY軸方向に関する位置は、それぞれのY方向最外端部が共通になるように位置決めされている。すなわち、丸パンチ121bと長パンチ124bと基準ピン126bとは、それぞれのY方向最外端部を結んだ線がX軸方向に平行になるように設置されている。なお、基準ピン126bがプレートPに接する点は、上記した位置からさらにY’方向にずれていてもよい。すなわち、基準ピン126bは、よりY’方向前方位置でプレートPに当接するようにしてもよい。この場合、丸パンチ121bによってプレートPに形成されるパンチ孔の形状は半円の切頭形状になる。
【0067】
丸パンチ121bおよび長パンチ124bは、図示しない駆動機構により独立して上下動させることができる。あるいは丸パンチ121bと長パンチ124bとが所定の上下動サイクルに従って連動して上下動するように構成してもよい。たとえば、丸パンチ121bと長パンチ124bがともに上昇位置にある状態から始まって、次に丸パンチ121bのみが上下動し、次に長パンチ124bのみが上下動し、最後に丸パンチ121bと長パンチ124bの両方が下降するような上下動サイクルを繰り返し行うような駆動機構を用いてもよい。
【0068】
丸パンチ121bによってパンチ孔を形成する作業は以下のようにおこなう。まず、基準ピン126bの先端が平坦面127b高さに達するまで長パンチ124bを下降させる。この状態でプレートPを隙間123bに挿入し基準ピン126bに当接させる。これによってこのプレートPのパンチャー111bに関する位置決めが行われる。基準ピン126bの直径は丸パンチ121bの直径の半分の長さであるので、プレートPはその先端が丸パンチ121bのX軸方向の直径線に一致するように位置決めされる。この状態で、丸パンチ121bを下降させると、プレートPの先端に半円のパンチ孔が形成される。このパンチ孔は位置決め用または逃げ用のパンチ孔として利用される。
【0069】
長パンチ124bは、プレートPに半小判型の長パンチ孔を形成する。この長パンチ孔は、位置決め用または逃げ用のパンチ孔として利用される。
【0070】
位置決め用の長パンチ孔を形成する際には、予め基準ピン126bを下降させた状態で、プレートPを隙間123bに挿入しプレートPの先端を基準ピン126bで位置決めしてから、長パンチ124bをさらに下降させる。なお、基準ピン126bによるプレートPの位置決めを行った後、別の位置に移動してから長パンチ124bを下降させて逃げ用の長パンチ孔を形成することがある。詳しくは後述する。
【0071】
第1移動パンチユニット102aのパンチャー111aは、第2移動パンチユニット102bのパンチャー111bと同様の構成の丸パンチ121aと長パンチ124aとを有する。しかし、これらのパンチは、X軸方向に関してパンチャー111bのパンチ121b、124bの逆順で配列されている。
【0072】
第1(第2)移動パンチユニット102a(102b)のパンチャー112a(112b)は、長パンチ孔を形成するパンチャーである。この長パンチ孔は位置決め用または逃げ用のパンチ孔として利用される。
【0073】
図13は、パンチャー112aの要部を示す斜視図である。この図に示すようにパンチャー112aの本体130aには長パンチ134aを上下動させるための貫通孔135aが形成されている。貫通孔135aは本体130aの上面から本体130aを貫通するように伸びている。長パンチ134aの先端には基準ピン136aが取り付けられており、長パンチ134aとともに上下動する。隙間133aの平坦面137aの前記貫通孔135aにより、長パンチ134aが下降したときに、基準ピン136aを平坦面137aの下に逃がすことができる。また、平坦面137aには、長パンチ134aから生じるパンチカスを前記貫通孔135aにより落下させて別途用意された回収機構により回収できるようになっている。
【0074】
長パンチ134aは主に、プレートPの先端に逃げ用のパンチ孔を形成する目的で使用されるが、位置決め用のパンチ孔を形成するために使用されることもある。
【0075】
長パンチ134aの使用法は、前述のパンチャー111bの長パンチ124bと同様である。すなわち、位置決め用のパンチ孔を形成する際には、予め基準ピン136aを下降させておき隙間133aに挿入されるプレートPの先端位置決めを行えるようにしておく。一方、逃げ用のパンチ孔を形成する際には、基準ピン136aによるプレートPのY軸方向の位置決めは別の位置で行われてもよい。
【0076】
長パンチ134aと基準ピン136aのY軸方向に関する位置は、Y方向最外端部が共通になるようにされている。すなわち、長パンチ134aと基準ピン136aとは、それぞれのY方向最外端部を結んだ線がX軸方向に平行になるように設置されている。
【0077】
基準ピン136aは、丸パンチ121の断面直径の1/2の直径を有する全円の断面形状を有している。
【0078】
先述したパンチャー111a(111b)と同様に、長パンチ134aは図示しない駆動機構により上下動し、その上下位置を調整することにより、長パンチ134aを完全に下降させたり、基準ピン136aを隙間133aに位置付けたりすることができる。
【0079】
なお、第2移動パンチユニット102bのパンチャー112bは上記した第1移動パンチユニット102aのパンチャー112aと同一構造であるので詳細な説明を省略する。
【0080】
上述の基準ピン126a、bと基準ピン136a、bは、これらがプレート先端に接触する点(Y’方向最外端部に相当する)を結んだ直線がドラム21の回転軸と平行になるように位置付けられている。また、上述のプレート検出センサ114a、114bは、基準ピン126a、bおよび136a、bのY’方向最外端部を結んだ直線よりも微小距離(たとえば5から15ミリメートル)だけY’方向にずれた位置でプレートPの先端を検出できるように位置付けられている。
【0081】
パンチャー113a(第1移動パンチユニット102a)とパンチャー113b(第2移動パンチユニット102b)は、印刷用パンチ孔を形成するためのパンチャーである。なお、印刷用パンチ孔を形成するパンチャーの数は2以上であってもよい。また、パンチャー113a、113bは、図11に示される位置とは異なる位置に配置してもよい。印刷用パンチ孔としては丸形状や小判型形状、U字型形状、V字型形状等さまざまな形状が存在する。本画像記録装置1では、パンチャー113aおよび113bは、丸形状のパンチ孔を形成するパンチ138aおよび138bを有している(図示略)。
【0082】
この画像記録装置1に対しては種々のサイズのプレートPが装着されるので、X軸方向についてさまざまな位置でパンチ形成を行う必要がある。この画像記録装置1では、上述のようにパンチャー111a乃至113aおよび111b乃至113bのX軸方向の位置調整が可能であるので、最小数のパンチャーを備えるだけで済む。
【0083】
(幅寄せユニット24の詳細)
図14は幅寄せユニット24の平面図である。図14には、幅寄せユニット24の平面図に加えて、このユニット24で位置決めされる1枚装着用のプレートP1と、2枚装着用のプレートP2a、P2bとを参考のために図示している。なお、ここで図示されている各プレートP1、P2a、P2bは本画像記録装置1で適応可能な最大サイズのプレートであるとする。
幅寄せユニット24は、画像記録装置1の側板13aおよび13b間に架設されるベース150と、その上に載置される1枚装着用幅寄せユニット151と、2枚装着用幅寄せユニット152とを有する。
【0084】
図14と図16を用いて、1枚装着用幅寄せユニット151の詳細について説明する。図16は、1枚装着用幅寄せユニット151を画像記録装置1の背面側から見た図面である。図16においては1枚装着用幅寄せユニット151の中央部の図示を省略している。
【0085】
1枚装着用幅寄せユニット151は、1枚装着用のプレートP1の右側側部をX方向に向けて押圧する右側ローラ移動部151aと、プレートP1の左側側部をX’方向に向けて押圧する左側ローラ移動部151bと、プレートP1を各移動部151a、151bの各幅寄せローラ167a、167b(後述)と当接可能な高さに案内する大ガイド191とを有している。
【0086】
右側ローラ移動部151aは、ベース150上に固定されたモータ160aと、該モータ160aの駆動軸に連結されたボールネジ161aと、ボールネジ161aを回転自在に支持する軸受け162aおよび163aと、ボールネジ161aに螺合されたナット本体164aを有する右側ナット部165aと、右側ナット部165aがボールネジ161a回りに回転するのを防止する支持レール166aとを有している。
【0087】
モータ160aは好ましくはステッピングモータである。軸受け162a近傍には、右側ナット部165aの原点位置を検出するセンサが配置されている。電装ユニット25はこのセンサが出力する右側ナット部165aの原点位置を基準に制御信号を生成し、モータ160aに供給することによって、右側ナット部165aをX軸方向に正確に移動させる。
【0088】
右側ナット部165aのナット本体164aの上面には幅寄せローラ167aが回転可能に取り付けられている。ナット本体164aの下面には支持レール166aの中を移動するスライダー168aが取り付けられている。さらに、ナット本体164aの前面にはプレートエッジ検出センサ169aが取り付けられている。支持レール166aとスライダー168aとの関係については後ほど詳述する。
【0089】
左側ローラ移動部151bは右側ローラ移動部151aと同様の機構であるので右側ローラ移動部151aの各部材と同一のアラビア数字を付して詳細な説明を省略する。
【0090】
右側および左側ローラ移動部151aおよび151bのモータ160a、160bは、各移動部の幅寄せローラ167a、167bがパンチユニット23の基準線C’(図14において一点鎖線C’で示す)から常に等距離を占めるように一体的に制御される。なお、前記のようにパンチユニット23の基準線C’は、ドラム21のX軸方向中心線Cと一致していることが望ましい。また、右側ナット部165aの移動可能な範囲は、図14および図16においてw1aで示される。すなわち、右側ナット部165aは支持レール166aの範囲で移動可能である。同様に、左側ナット部165bは支持レール166bの範囲で移動可能でありその範囲はw1bで示される。
【0091】
図14に示されるように右側および左側ナット部165aおよび165bの原点位置は2枚装着用のプレートP2aおよびP2bの移動経路から外れている。このため、右側および左側ナット部165aおよび165bを原点位置に退避させておくことによって、右側および左側ナット部165aおよび165bが幅寄せユニット24に導入される2枚装着用のプレートP2aまたはP2bに接触することが防止できる。
【0092】
(2枚装着用幅寄せユニット152)
次に、2枚装着用幅寄せユニット152について図14と図17を用いて説明する。図17は、2枚装着用幅寄せユニット152を画像記録装置1の背面側から見た図面である。
【0093】
2枚装着用幅寄せユニット152は、ドラム21の第1プレート装着領域27aに装着される2枚装着用のプレートP2aのセンタリングを行う第1幅寄せ部152aと、第2プレート装着領域27bに装着される2枚装着用のプレートP2bのセンタリングを行う第2幅寄せ部152bとからなる。
【0094】
第1幅寄せ部152aは、ベース150に固定されたモータ170aと、モータ170aの駆動軸に連結された外側ボールネジ171aと、外側ボールネジ171aを回転可能に支持する軸受け172a、173aと、外側ボールネジ171aに螺合されたナット本体174aを有する外側ナット部175aと、外側ナット部175aが外側ボールネジ171a回りに回転するのを防止する外側支持レール176aと、外側ボールネジ171aの軸受け173側端部に連結された連結軸180aと、連結軸180aによって外側ボールネジ171aと連結される内側ボールネジ181aと、内側ボールネジ181aを回転可能に支持する軸受け182a、183aと、内側ボールネジ181aに螺合されたナット本体184aを有する内側ナット部185aと、内側ナット部185aが内側ボールネジ181a回りに回転するのを防止する内側支持レール186aと、小ガイド192aとを有している。
【0095】
なお、内側ボールネジ181aのねじ山の巻き方向は外側ボールネジ171aのそれと逆方向とされている。このため、これらのボールネジ171a、181aに螺合された外側ナット部175aおよび内側ナット部185aはモータ170aによって互いに接近または離反する方向に移動する。また、外側ナット部175aおよび内側ナット部185aは、常に、パンチユニット23の基準線Ca’(図14および図17において一点鎖線Ca’で示す)から等距離を占めるように設定されている。なお、前記したようにパンチユニット23の基準線Ca’は、第1プレート装着領域27aのX軸中心線Caと一致していることが望ましい。
【0096】
モータ170aは好ましくはステッピングモータである。軸受け172a近傍には、外側ナット部175aの原点位置を検出するセンサが配置されている。電装ユニット25はこのセンサが出力する外側ナット部175aの原点位置を基準に制御信号を生成し、モータ170aに供給することによって、外側ナット部175aおよび内側ナット部185aをX軸方向に正確に移動させる。
【0097】
外側ナット部175aの移動可能な範囲は、図14および図17においてw10aで示される。すなわち、外側ナット部175aは外側支持レール176aの範囲で移動可能である。同様に、内側ナット部185aは内側支持レール186aの範囲で移動可能であり、その移動範囲は図14および図17においてw20aで示される。
【0098】
前記した外側および内側ナット部175a、185aの各ナット本体174a、184aの上面には幅寄せローラ177a、187aが回転可能に取り付けられている。ナット本体174a、184aの下面には支持レール176a、186aの中を移動するスライダー178a、188aが取り付けられている。さらに、ナット本体174a、184aの前面にはプレートエッジ検出センサ179a、189aが取り付けられている。各支持レール176a、186aとスライダー178a、188aとの関係については後ほど詳述する。
【0099】
第2幅寄せ部152bは、第1幅寄せ部152aと同様の機構であるので第1幅寄せ部152aの各部材と同一のアラビア数字を付して詳細な説明を省略する。なお、第2幅寄せ部152bの内側および外側ナット部175b、185bのX軸方向の移動中心はパンチユニット23の基準線Cb’(図14および図17の一点鎖線Cb’)である。なお、前記のようにパンチユニット23の基準線Cb’は、第2プレート装着領域27bのX軸方向中心Cbと一致していることが望ましい。
【0100】
図14に示されるように内側ナット部185a、185bの移動範囲w20a、w20bは1枚装着用のプレートP1の移動経路に重なっている。このため、内側ナット部185a、185bが1枚装着用の装着用のプレートP1に接触し、その移動を阻害する恐れがある。これを防ぐためにこの幅寄せユニット24では、w30a、w30bの範囲(図14、図16参照)において内側ナット部185a、185bがボールネジ181a、181b回りに回動して1枚装着用のプレートP1の移動経路から待避するように構成している。
【0101】
これを実現する構成を図18と図19とを用いて説明する。図18は図15に示す折れ線E−E‘に沿う断面を矢印Gの方向から見たときの、図19は図15に示す折れ線F−E’に沿う断面を矢印Gの方向から見たときの、ベース150と、1枚装着用幅寄せユニット151と、2装着用幅寄せユニット152とを示す図である。
【0102】
1枚装着用幅寄せユニット151の左側ナット部165bのスライダー168bは、ナット本体164bに回転可能に支持されたベアリングであり、支持レール166bの中を回転しながらX軸方向(図18の紙面に垂直な方向)に移動する。ボールネジ161bは図18中で時計方向に回転してナット本体164bに駆動力を生じさせる。支持レール166bの側面がスライダー168bのボールネジ161bを中心とした回転を規制しているので、ナット本体164bはボールネジ161bの回転に連動して回転することがない。
【0103】
左側ナット部165bの上方には大ガイド191が設置されている。図14および図16に示すように、大ガイド191は、本体部分191−1と、Y’方向に突出した突出部分191−2とを有している。本体部分191−1の設置高さは、左側ナット部165bの幅寄せローラ167bの下端と略同一高さである。突出部分191−2は、図18から明らかなように本体部分191−1から下方に屈曲している。突出部分191−2の下端は、幅寄せローラ167bの下方になるように設定されており、プレートPを幅寄せローラ167bが接触可能な高さまで引き上げて本体部分191−1に導くことができる。
【0104】
ナット本体164bの前方にはプレートエッジ検出センサ169bが取り付けられている。このプレートエッジ検出センサ169bはプレートが大ガイド191上に達したことを検出するセンサである。
【0105】
2枚装着用幅寄せユニット152の内側ナット部185bのスライダー188bは、ナット本体184bに回転可能に支持されたベアリングであり、内側支持レール186bの中を回転しながらX軸方向(図18の紙面に垂直な方向)に移動する。内側ボールネジ181bは図18中で時計方向に回転してナット本体184bに駆動力を生じさせる。内側支持レール186bの側面がスライダー188bの内側ボールネジ181b回りの回転を規制しているので、ナット本体184bは内側ボールネジ181bの回転に連動して回転することがない。
【0106】
内側ナット部185bの上方には小ガイド192bが設置されている。図14および図17に示すように、小ガイド192bは、本体部分192b−1と、Y’方向に突出した突出部分192b−2とを有している。本体部分192b−1の設置高さは、内側ナット部185bの幅寄せローラ187bの下端と略同一高さである。突出部分192b−2は、図18から明らかなように本体部分192b−1の下方に屈曲している。突出部分192b−2の下端は、幅寄せローラ187bの下方になるように設定されている。
【0107】
ナット本体184bの前方にはプレートエッジ検出センサ189bが取り付けられている。このプレートエッジ検出センサ189bは大ガイド191上を通過したプレートPが小ガイド192b上に達したことを検出する。
【0108】
図19は、図14に示す回動退避範囲w30bにおける断面図である。図19に示すように回動退避範囲w30bでは、内側支持レール186bは左側の側面が切り欠かれている。このため、回動退避範囲w30bにおいては、これ以外の範囲では作用していた内側支持レール186bによる回転規制が働かず、内側ナット部185bは内側ボールネジ181bの回転に連動して時計方向に回動する。これによって、幅寄せローラ187bはプレート導入高さよりも下方に位置するようになる。
【0109】
なお、幅寄せローラ187bの沈み込み量、すなわち内側ナット部185bの回転量はストッパーを設けることにより調整することができる。
【0110】
また、上述の内側支持レール186bの左側の側面を完全に切り欠いたが、完全に切り欠くのではなく、外側に広がるような傾斜を設けた形状にしてもよい。このようにすると、内側ボールネジ181bとナット本体184bのナット部分との負荷抵抗が少ない場合でもナット本体184bを確実に回動させることができる。
【0111】
上述の例では幅寄せユニット24はパンチユニット23に対するプレートの幅寄せを行った。しかし、幅寄せユニット24は、ドラム21に対するプレートPの幅寄せを行ってもよい。
【0112】
また、パンチユニット23と幅寄せユニット24とは、画像記録装置1の一要素であったが、これらのユニット23と24とを画像記録装置1から独立したプレートパンチ装置として構成することも可能である。
【0113】
また、幅寄せユニット24は、1枚装着用幅寄せユニット151も2枚装着用幅寄せユニット152も、プレートPをセンタリングする目的で使用された。しかし、プレートPを右または左方向に寄せる目的で使用されてもよい。この場合、1枚装着用幅寄せユニット151においては、右側ナット部165aまたは左側ナット部165bの一方が幅寄せ時にも移動しないように構成される。また、2枚装着用幅寄せユニット152においては、外側ナット部175a(175b)または内側ナット部185a(185b)の一方が幅寄せ時にも移動しないように構成される。
【0114】
(電装ユニット25)
電装ユニット25は、図3に示されるように画像記録装置1のフレーム11に取り付けられている。また、電装ユニット25は、上述の構成各部と電気的に接続されており、当該構成各部との間で信号の送受を行いつつ、本画像記録装置1の動作を制御する。
【0115】
(全体シーケンス)
次にこの画像記録装置1におけるプレートハンドリングについて説明する。先述のように、画像記録装置1のドラム21には1枚装着用のプレートP1または2枚装着用のプレートP2を1枚、あるいは、2枚装着用のプレートP2を2枚同時に装着することができる。ここで、プレートハンドリングの細部は上記のいずれであるかによって異なってくる。たとえば、上記のいずれであるかによって、パンチユニット23や幅寄せユニット24などの動作が変わってくる。したがって、まず、プレート枚数およびサイズによらず共通のプレートハンドリングについて図20乃至図29と図30乃至図33とを用いて説明する。
【0116】
図20乃至図29は、各段階におけるプレート給排ユニット20の回動動作を示すための概略図である。図30乃至図33は、プレートハンドリングの流れを示すフローチャートである。
【0117】
プレートPをプレート給排ユニット20上に導入する作業の初期段階における各ユニットの状態は次の通りである。すなわち、プレート給排ユニット20の角度位置はプレート装填位置である。吸着パッドスライド機構54は、吸着パッド上下機構52をD−D’方向に移動させて、導入ローラ対45から搬送されてくるプレートPの先端部分が吸着パッド47によって吸着固定できるようにしている。吸着パッド上下機構52は吸着パッド47を下降させた状態である。また、上部トレー41のローディング用搬送ローラ対46のニップローラ462は、搬送ローラ461に向けて付勢されている状態(これをニップONの状態という)にある(図9参照)。
【0118】
また、ドラム21はプレート受け入れ位置まで回転して停止した状態である。ドラム21がプレート受け入れ位置にあるときにプレート給排ユニット20をプレート給排位置まで回動させると、上部トレー41のローディング用搬送ローラ対46の接線の延長線がドラム21上に立設された位置決めピンと交差する。さらに、ドラム21表面の先端クランプ31の各押圧部分31’は図示しない先端クランプ開閉機構によって開放状態とされている。
【0119】
さらに、幅寄せユニット24では、ナット部165a、165b、175a、175b、185a、185bすべてが原点位置に退避している。
【0120】
最初に、作業者によって未使用のプレートPがセットテーブル2(図2参照)に載置される(図30のステップS1)。次に、作業者によって、載置されたプレートPのサイズや枚数が操作パネル6から画像記録装置1に入力されるとともに、未使用のプレートPの画像記録装置1へのプレート装填開始が指示される(ステップS2)。
【0121】
画像記録装置1の電装ユニット25は、導入ローラ対45の回転を開始させる(ステップS3)。
【0122】
また、電装ユニット25は、パンチユニット23のモータ107aおよび107bを駆動して、ステップS2で入力されたプレートPのサイズや枚数に応じた位置に第1および第2移動パンチユニット102a、102bの移動テーブル110a、110bを移動させる(ステップS4)。
【0123】
次に、作業者によってプレートPがプレートガイド3に沿ってスライドされ、画像記録装置1の前面に形成されたスリット9(図3参照)から画像記録装置1へ導入される。プレートPの先端は、回転する導入ローラ対45に挟まれ搬送が開始される(ステップS5)。プレートPはガイド板49によって支持されながら、上部トレー41に向けて移動する。図20はこの状態を示している。
【0124】
次に、第4センサ78(図9参照)の物体検出用の光線がプレートPの先端によってさえぎられてONになる。これによって導入ローラ対45によって移動するプレートPの先端が検出される(ステップS6)。
【0125】
電装ユニット25は、プレートPの先端が第4センサ78によって検出されてから所定時間経過後に導入ローラ対45の回転を停止させる(ステップS7)。図21は、導入ローラ対45の回転が停止された状態を示している。
【0126】
導入ローラ対45の回転が停止するまでの上記所定時間は、プレートPの搬送方向についてのサイズ毎に変わってくる。これは、吸着パッド47のプレートPの吸着支持位置がプレートPのサイズによって変わってくるためである。すなわち、吸着パッド47によるプレートPの引き上げ効率を上げるには吸着パッド47はプレートPのできるだけ先端に近い位置を吸着することが望ましいので、比較的短いプレートPを使用する際にはそのようにしている。しかし、前記したように、吸着パッド47の可動範囲は、上部トレー41長さよりも短い。そのため、吸着パッド47は、比較的長いプレートPを使用する場合にはプレートPの先端から離れた箇所を吸着するようにしている。言い換えると、このような構成であるので、吸着パッド47の可動範囲が上部トレー41よりも短くてもすべてのサイズのプレートPの引き上げが行えるようになっている。
【0127】
次に、吸着パッド上下機構52(図5参照)は吸着パッド47がプレートPの裏面を吸着し支持できる位置まで吸着パッド47を上昇させる(ステップS8)。吸着パッド47の上昇動作は先に図6を用いて説明した通り、偏心カム67を回転させて第2アーム63を押し上げることにより行われる。吸着パッド47は上昇しながら、ピン69を中心にして図6に示すr’方向に回動して、プレートPの裏面に平行になるように回動する。
【0128】
次に、図示しない真空ポンプにより吸着パッド47の真空吸引が開始され(ステップS9)、図示しないセンサによって吸着パッド47の真空度が測定され、吸着パッド47へのプレートPの吸着固定が確認されると(ステップS10)、プレートPの上部トレー41への高速度での引き上げ動作が開始される(ステップS11)。
【0129】
ステップS11では、以下の部材が並行動作する。すなわち、導入ローラ対45がプレートPを送り出すのと同時に、吸着パッドスライド機構54は、プレートPの裏面を吸着した吸着パッド47ごと吸着パッド上下機構52をガイド部材53に沿って図5に示すD方向に移動させる。また、導入ベルト48もプレートPをD方向に移動させる方向に駆動される。
【0130】
吸着パッド上下機構52は、このプレート引き上げ動作に連動して吸着パッド47を徐々に下降させる(ステップS12)。
【0131】
上記プレート引き上げ動作は第4センサ78がOFFになるまで続けられる(ステップS13)。プレートPの後端が第4センサ78上を通過すると第4センサ78はOFFになる。
【0132】
プレートPの後端が第4センサ78上を通過すると、プレート引き上げ動作は低速度に切り替えられる(ステップS14)。これによって、プレートPの後端がガイド板49から上部トレー本体41’上に落下するときの衝撃が和らげられる。
【0133】
ステップS13の低速度でのプレート引き上げ動作は第1センサ75がONになるまで継続する。第1センサ75がONになることにより、プレートPの後端がガイド板49から上部トレー本体41’上へ落下するタイミングが確認される。
【0134】
第1センサ75がONになると(図31のステップS15)、プレート引き上げ動作は一旦停止される(ステップS16)。続いて高速度でのプレート引き上げ動作が再開される(ステップS17)。この動作は、第2センサ76(図9参照)がプレートPの先端によりONになるまで継続する。
【0135】
第2センサ76がONになることにより、プレートPの全長がプレート給排ユニット20の上部トレー41に収納されたことを確認できる。図23はこの状態を示している。第2センサ76がONになると(ステップS18)、プレート引き上げ動作が終了する(ステップS19)。
【0136】
この画像記録装置1では、プレートPを吸着固定した吸着パッド47を利用してプレートPを上部トレー41に引き上げている。このため、上部トレー41の傾斜角度が大きくてもプレートPを確実に引き上げることができる。また、上部トレー41の傾斜角度を大きくすることが可能なので上部トレー41の設置面積を従来よりも減少させることもできる。
【0137】
吸着パッド47は上部トレー本体41’の上面高さと、当該上面から突出した位置との間を移動可能である。この機能を利用することにより、プレートPの後端部分がガイド板49から上部トレー41の上面に落下するときのプレートPにかかる衝撃を緩和させることもできる。
【0138】
また、吸着パッド47でプレートPを固定しながらプレートPを引き上げているので、上部トレー41に沿ってプレートPを移動させているときにプレートPが蛇行することを防止することができる。
【0139】
プレートPの上部トレー41への装填が完了すると、プレート給排ユニット20はパンチ位置まで回動する(ステップS20)。
【0140】
このとき、吸着パッド47によるプレートPの吸着固定は継続している。このためプレート給排ユニット20の回動時にプレートPの位置がずれることが防止できる。
【0141】
プレート給排ユニット20のパンチ位置への回動動作が完了すると、D’方向へのプレート搬送が開始される(ステップS21)。
【0142】
ステップS21では、以下の部材が並行動作する。すなわち、吸着パッドスライド機構54は、プレートPの裏面を吸着した吸着パッド47ごと吸着パッド上下機構52をガイド部材53に沿って図5に示すD’方向に移動させる。また、導入ベルト48もプレートPをD’方向に移動させる方向に駆動される。また、ローディング用搬送ローラ対46も駆動される。
【0143】
プレートPの先端は、ガイド板74を通過後、幅寄せユニット24の大ガイド191および小ガイド192に沿って移動する(図18参照)。パンチユニット23上に設けられたプレート検出センサ114(図11参照)がプレートPの先端によってONになり各パンチャー近傍にプレートPの先端が達したことが検出されると(ステップS22)、D’方向へのプレート搬送動作が停止する(ステップS23)。
【0144】
次に、ローディング用搬送ローラ対46のモータ465が駆動されてニップローラ462が搬送ローラ461から離隔する位置まで移動する(この状態をニップOFFの状態という)。同時に、吸着パッド47の吸引が終了する(ステップS24)。これによって、プレートPの上部トレー41に対する固定が解除される。
【0145】
次にプレートPをD’方向に低速で所定時間移動させる(ステップS25)。このプレート搬送は、導入ベルト48とローディング用搬送ローラ対46の搬送ローラ461とだけで行われる。プレートPはD’方向に低速で移動して、パンチユニット23の基準ピン126a、126b、136a、136bの中の2本に接触する。プレートPは、すでにステップS23において、上部トレー41に対する固定が解除されておりX軸およびY軸方向の移動自由度がある。このため、プレートPは上部トレー41上で摺動して、プレートPの先端が基準ピンに確実に接するようになる。また、幅寄せユニット24のすべてのナット部165、175、185は原点位置に待避しているので幅寄せユニット24のガイド191、192に沿ったプレートPの移動を妨げることがない。特に、2枚装着用幅寄せユニット152の各内側ナット部185a、185bは原点位置にて回動待避しているので1枚装着用のプレートP1の移動を妨げることがない。
【0146】
次にステップS26に進みプレートPの幅寄せ処理が行われる。1枚装着用のプレートP1を使用しているときは1枚装着用幅寄せユニット151の右側および左側ナット部165aおよび165bを各原点位置からX軸方向中心に向けて等速に移動させてプレートP1のセンタリングを行う。センタリングにより、一枚装着用のプレートPのX軸方向中央がパンチユニット23の基準線C’に一致するようになる。なお、前記した通り、この基準線C’は、ドラム21のX軸方向中心線Cと一致していることが望ましい。
【0147】
2枚装着用のプレートP2を使用しているときは2枚装着用幅寄せユニット152の中の該当する内側および外側ナット部175および185を各原点位置からX軸方向中心に向けて等速に移動させてプレートP2のセンタリングを行う。センタリングにより、第1プレート装着領域27aに装着されるプレートP2aはパンチユニット23の基準線Ca’に、第2プレート装着領域27bに装着されるプレートP2bはパンチユニット23の基準線Cb’にそれぞれ一致するようになる。なお、前記した通り、この基準線Ca’は第1プレート装着領域27aのX軸方向中心線Caに、基準線Cb’は第2プレート装着領域27bのX軸方向中心線Cbにそれぞれ一致していることが望ましい。
【0148】
次にモータ465によって揺動部材463が回動してニップローラ462が搬送ローラ461に向けて移動する。これによりプレートPはニップローラ462と搬送ローラ461とによって挟持・固定される(ステップS27)。
【0149】
この後、パンチユニット23の各移動パンチユニット102a、102bを用いて、プレートの数およびサイズに応じたパンチ処理が行われる(ステップS28)。このパンチ処理については後ほど詳述する。
【0150】
パンチ処理によってプレートPの先端に、少なくとも位置決め用パンチ孔と印刷用パンチ孔とが穿孔され、必要に応じて逃げ用パンチ孔が形成される。図24はこの状態を示している。
【0151】
次に、吸着パッドスライド機構54によって吸着パッド47がD方向に移動されるのと同時に、導入ベルト48がD方向に駆動される。これによってプレートPがD方向に引き戻される(図32のステップS29)。プレートPの引き戻しは、プレートPのD’方向についての先端がローディング用搬送ローラ対46に達するまで行われる。すなわち、プレートPの先端の通過により第3センサ77(図9参照)がOFFになると(ステップS30)、プレートPのD方向への移動が停止する(ステップS31)。
【0152】
次に、プレート給排ユニット20を給排位置まで回動させる(ステップS32)。なお、このときすでにドラム21は、プレート受け入れ位置に停止しており、先端クランプ31はその押圧部分31’が開放状態とされている。図25はこの状態を示している。
【0153】
次に、プレートPのD’方向への所定時間の搬送が行われる(ステップS33からS35)。このD’方向への搬送は、最初は、導入ベルト48のD’方向への駆動と、ローディング用搬送ローラ対46の回転とによって行われ(ステップS33)、途中でローディング用搬送ローラ対46がOFFになり(ステップS34)、残りは導入ベルト48のD’方向への駆動のみによって行われる(ステップS35)。これは、プレートPの上部トレー41への固定を解除して自由度を高めることによりプレートPの先端に形成された位置決め用パンチ孔をドラム21上の位置決めピンに嵌合しやすくするためである。
【0154】
ステップS33からステップS35の所定時間の長さは、搬送されるプレートPの先端がドラム21の外周面に立設された位置決めピンに当接して位置決めが行われる程度の時間と同程度の時間に設定されている。
【0155】
プレートPの先端の位置決めが終了すると、ドラム21の吸着孔の吸引を開始し(ステップS36)、次に図示しない先端クランプ開閉機構の作用により先端クランプ31の押圧部分31’が閉鎖されてプレートPの先端が固定される(ステップS37)。次に、ドラム21が低速で回転を開始する(ステップS38)。これによりドラム21の周面にプレートPが順次巻き付けられていく。なお、巻き付け工程においては周知なようにスクイージローラによってプレートPのドラム21表面への密着度を高めるようにしてもよい。
【0156】
このドラム21の回転は、プレートPの全長が巻装された段階で停止する(ステップS39)。次に後端クランプ32によるプレートPの後端固定(ステップS40)と、プレート給排ユニット20のプレート装填位置への回動(ステップS41)とが同時に行われる。
【0157】
なお、プレート給排ユニット20の上部トレー41にプレートPが2枚載置されている場合には、上述のステップS32乃至S41までの作業が2枚のプレートPについて同時に行われることになる。
【0158】
次に記録ヘッド22a、22bによってドラム21の外周面に固定されたプレートPに対して画像記録が行われる(ステップS42)。なお、ドラム21の外周面に固定されているプレートPの枚数および数によって記録ヘッド22の制御が変わってくる。すなわち、2枚装着用のプレートP2が1枚のみ装着されている場合には、そのプレートPが装着されているプレート装着領域27に対応する記録ヘッド22による画像記録が行われる。2枚装着用のプレートP2が2枚装着されている場合には、2個の記録ヘッド22によって個別に画像記録が行われる。1枚装着用のプレートP1が1枚装着されている場合には、1個の記録ヘッド22によって、あるいは2個の記録ヘッド22によって画像記録が行われる。図26はこの状態を示している。
【0159】
プレートPに対して画像記録が行われている間に次のプレートPをプレート給排ユニット20に装填してもよい。この場合、プレートPに対する画像記録に並行して、上述のステップS1からS31までの作業が行われる。
【0160】
ドラム21に装着されているプレートPに対する画像記録が終了するとプレートPの排出処理が行われる。まず、プレート給排ユニット20の給排位置への回動が行われる(図33のステップS43)。次に図示しない後端クランプ開閉機構により後端クランプ32の取り外しが行われる(ステップS44)。すると、プレートPの弾性によりプレートPの後端がドラム21の外周面から離隔する。この状態でドラム21を逆方向に低速で開始させる(ステップS45)。次にプレート給排ユニット20の排出ベルト81の駆動が開始される(ステップS46)。
【0161】
ドラム21が逆方向に回転するのに従ってプレートPが排出ベルト81上に排出される。図27はこの状態を示している。所望のタイミングで先端クランプ31が開放され(ステップS47)、プレートPの全長が排出ベルト81上に排出される。その後、ドラム21の真空吸引を停止する(ステップS48)。
【0162】
プレートPの全長が排出ベルト81上に排出されると、上部トレー41に載置されていた次のプレートPのドラム21への装着が開始される。具体的には上述のステップS32からの処理が行われる。
【0163】
プレートPは、排出ベルト81から図示しない自動現像装置に排出される。図29はこの状態を示している。
【0164】
(パンチ処理の詳細説明)
図34を用いてパンチ処理の詳細について説明する。図34は1枚または2枚のプレートPをドラム21表面に装着する際のパンチの数や位置を説明するための表である。図34(a)は、ドラム21表面に配置されている位置決めピン141乃至146の位置を示す模式図であり、図34(b)乃至(f)は各サイズのプレートPの先端部分に形成されるパンチ孔を説明する模式図である。
【0165】
図34(a)に示すように、ドラム21の表面には、6本の位置決めピンが立設されている(第1乃至第6位置決めピン141乃至146)。各位置決めピン141乃至146はいずれも断面が全円形状をしており、前記したパンチャー111a、111bの丸パンチ121a、121bと同一直径を有する。なお、各ピン141乃至146の断面形状は必ずしも全円形状でなくてもよい。すなわち、各ピン141乃至146はプレートPに当接する部分が、丸パンチ121a、121bによって形成されるパンチ孔と同じ曲率を有しておれば別の形状であってもよい。
【0166】
第1乃至第3位置決めピン141乃至143は第1プレート装着領域27aの一辺を画するようにドラム21表面に配置され、第4乃至第6位置決めピン144乃至146は第2プレート装着領域27bの一辺を画するようにドラム21表面に配置されている。
【0167】
第1乃至第3位置決めピン141乃至143と、第4乃至第6位置決めピン144乃至146とは、ドラム中心線Cに関して対称に配置されている。
【0168】
第1乃至第3位置決めピン141乃至143はX軸方向に関して等間隔で配置されている。同様に、第4乃至第6位置決めピン144乃至146は、第1乃至第3位置決めピン141乃至143におけるピッチと同一ピッチでX軸方向に等間隔で配置されている。なお、位置決めピンのピッチは使用しようとするプレートPの幅に応じてさまざまに設定すればよく、必ずしも上記のピッチである必要はない。
【0169】
第1、第2、第5、第6位置決めピン141、142、145、146は、ドラム円周方向に関して同一位置になるように配置されている。第3および第4位置決めピン143、144は、上記第1、第2、第5、第6位置決めピン141、142、145、146よりも、ピン141乃至146の半径に相当する距離だけ、ドラム21の回転正方向に関して後ろ側に配置されている。
【0170】
ドラム中心線Cからの第3位置決めピン143までのX軸方向間隔は、中心線Cから第4位置決めピン144までのそれと同一に設定されている。
【0171】
これらの第1乃至第6位置決めピン141乃至146をプレート給排ユニット20の上部トレー41から供給されるプレートPの先端に選択的に当接させることによって様々なサイズのプレートPをドラム21上に位置決めすることができる。なお、先述の先端クランプ31は、その押圧部分31’が、位置決めピン141乃至146によって位置決めされたプレートPの先端部分を押圧できるようにドラム21に取り付けられている。
【0172】
図34(b)乃至(f)はプレートPの先端に空けられるパンチ孔形状とプレートPの先端に当接する位置決めピン141乃至146とを、プレートPの装着手法毎に示している。
【0173】
図34(b)、(c)、(d)は、1枚装着用のプレートP1を装着する場合のプレート先端部分を示し、図34(e)、(f)は2枚装着用のプレートP2を装着する場合のプレート先端部分を示している。
【0174】
この画像記録装置1では、プレート位置決め時に2本の位置決めピンだけをプレートPの先端部分に当接させる。その2本のピンのうち、少なくとも1本は丸パンチ121によって形成される半円のパンチ孔に嵌合する。そして、もう1本のピンは長パンチ124によって形成される長パンチ孔の直線部分に当接した状態で緩嵌しまたはパンチ孔が形成されないプレート先端の直線部分に当接するようにされている。
【0175】
図34(c)乃至(f)に示すように、プレートPの先端部分で位置決めピン141乃至146のいずれかに抵触する可能性ある部分には逃げ用の長パンチ孔Q3、Q4、Q5、Q6、Q12a、Q12b、あるいは、逃げ用の半円のパンチ孔Q13a、Q13bが形成されている。したがって、プレートPは常にその先端部分がドラム21の軸方向に水平になるように位置決めされる。
【0176】
なお、小サイズの1枚装着用のプレートP1(図34(b)のプレートP1)とは、そのX軸方向長さが、第2位置決めピン142・第5位置決めピン145間隔より十分に短いサイズのプレートP1をいう。
【0177】
また、中サイズの1枚装着用の装着用のプレートP1(図34(c)のプレートP1)とは、そのX軸方向長さが、小サイズのプレートP1の最大幅以上で、第1位置決めピン141・第6位置決めピン146間隔より十分に短いサイズのプレートP1をいう。このサイズのプレートP1だと、プレートの幅方向端部が第2または第5位置決めピン142または145に接触する恐れがあるので、逃げ用の長パンチ孔Q3およびQ4を形成する。
【0178】
そして、大サイズの1枚装着用のプレートP1(図34(c)のプレートP1)とは、中サイズのプレートP1の最大幅以上の幅を有するプレートP1をいう。このサイズのプレートP1だと、プレートの幅方向端部が第1または第6位置決めピン141または146に接触する恐れがあるので、逃げ用の長パンチ孔Q3およびQ4に加えて、逃げ用の長パンチ孔Q5およびQ6を形成する。
【0179】
いずれのサイズの1枚装着用のプレートP1も、第3位置決めピン143に丸パンチ孔を嵌合させつつ、第4位置決めピン144に長パンチ孔を緩嵌させることによりドラム21上での位置決めを行う。そして、必要に応じて、逃げ用パンチ孔としての長パンチ孔を形成する。前記したように、第3および第4位置決めピン143および144はプレート搬送方向に関して他の位置決めピンの前方に配設されている。このため、位置決め用のパンチ孔と逃げ用のパンチ孔のふところ長さ(パンチ孔のドラム円周方向の長さ)が同一であっても、プレートPの先端部分は位置決め用のパンチ孔の部分がその余の部分よりも先に位置決めピンに当接する。このためプレートPの先端部分は位置決めに使用しない他の位置決めピンに接触することがない。
【0180】
また、第1プレート装着領域27aに装着される小サイズの2枚装着用のプレートP2(図34(e)のプレートP2a)とは、第2および第3位置決めピン142、143による位置決めが可能なだけのX軸方向長さ以上で、第1および第3位置決めピン141、143による確実な位置決めが行える幅未満の範囲に含まれる各幅のプレートP2をいう。
【0181】
第1プレート装着領域27aに装着される大サイズの2枚装着用のプレートP2(図34(f)のプレートP2a)とは、第1および第3位置決めピン141、143による確実な位置決めが行える幅以上の各幅のプレートP2をいう。
【0182】
第2プレート装着領域27bに装着される2枚装着用のプレートP2については、上記説明を参照して小サイズおよび大サイズの定義づけを省略する。
【0183】
さらに1枚装着用の各プレートP1には、印刷用のパンチ孔R1、R2が形成されている。第1プレート装着領域27aに装着される2枚装着用のプレートP2aには印刷用のパンチ孔R11a、R12aが、第2プレート装着領域27bに装着される2枚装着用のプレートP2bには印刷用のパンチ孔R11b、R12bがそれぞれ形成されている。
【0184】
なお、図示した印刷用パンチ孔のピッチは一例にすぎない。同じ画像記録装置から複数種類の印刷装置にプレートを供給するような場合(たとえばプレートサイズ毎に使用する印刷装置を変更するような場合)には、印刷用パンチ孔のピッチを印刷装置毎に変更するようにしてもよい。本画像記録装置1はX軸方向に位置調整が可能なパンチユニット23を有しているので、このような印刷用パンチ孔の位置変更を容易に行うことができる。
【0185】
上記のように本画像記録装置1では印刷用パンチ孔を除くと、パンチ孔Q1乃至Q6と、Q11a、Q11b、Q12a、Q12bとが形成される。これらのパンチ孔を形成するためにはパンチ孔の位置で、すなわち印刷用パンチ孔を除き最大6箇所でパンチングを行う必要がある。本画像記録装置1では、パンチャーを移動可能にしているので、4個のパンチャー111a、111b、112a、112bで上記6箇所のパンチングを行うことが可能である。
【0186】
さて、パンチ処理(図31のステップS28に相当する作業)についてプレートサイズ毎に詳細に説明する。
【0187】
(小サイズの1枚装着用のプレートP1のパンチ処理)
図35は、小サイズの1枚装着用のプレートP1のパンチ処理を時系列で説明する説明図である。図35(a)は、ドラム21上におけるプレートP1と各位置決めピンとの位置関係を示している。すなわち、プレートP1の先端には位置決め用の半円のパンチ孔Q1と位置決め用の長パンチ孔Q2とが形成されている。そして、前者は第3位置決めピン143に嵌合され、後者は第4位置決めピン144に緩嵌される。プレートP1の先端にはさらに印刷用のパンチ孔R1、R2が形成され、後工程の印刷作業等において使用される。
【0188】
図35(b)乃至(g)はこのようなパンチ孔Q1、Q2、R1、R2を形成するための作業を時間順次で説明するダイアグラムである。なお、図中太線の矢印は、移動パンチユニット102a、102bがその段階でX軸方向に移動していることを示す。また、図中白抜きの太線矢印は、時間の経過を示している。
【0189】
図35(b)は、先に図30を用いて説明したステップS4で行われる作業を示している。すなわちパンチユニット23の各移動テーブル110a、110bをプレートPの数およびサイズに応じた位置まで移動させると共に基準ピンを下降させる作業である。
【0190】
図36を用いて説明する。この小サイズの1枚装着用のプレートP1の場合、丸パンチ121aの中心からパンチユニット23の基準線C’までのX軸方向距離x121aが、第3位置決めピン143の中心からドラム21の中心線CまでのX軸方向距離x143と等しくなるように、第1移動パンチユニット102aの移動テーブル110aおよびその上に固定されたパンチャー111a、112a、113aを移動させる。
【0191】
同様に、基準ピン126bの中心からパンチユニット23の基準線C’までのX軸方向距離x126bが、第4位置決めピン144の中心からドラム21の中心線CまでのX軸方向間隔x144と略同一になるように、第2移動パンチユニット102bの移動テーブル110bおよびその上に固定されたパンチャー111b、112b、113bを移動させる。
【0192】
次に、パンチャー111aの図示しない駆動手段により基準ピン126aを隙間123a高さ(図12参照)まで下降させる。これと同時に、パンチャー111bについても同様に、その基準ピン126bをその隙間123b高さ(図12参照)まで下降させる(図35(b))。
【0193】
次に、図31のステップS25からS27の作業が行われる(図35(c))。すなわち、プレートP1の先端が基準ピン126a、126bに当接するまでの低速搬送(ステップS25)と、幅寄せ処理(ステップS26)と、ニップON(ステップS27)とが、順次行われる。
【0194】
これによって、プレートP1の先端はパンチユニット23に関して位置決めされる。
【0195】
次に、パンチャー111aの丸パンチ121aにより穿孔が行われて、プレートP1の先端に位置決め用の半円のパンチ孔Q1が形成される。これと同時に、パンチャー111bの長パンチ124bによる穿孔が行われて、プレートP1の先端に位置決め用の長パンチ孔Q2が形成される(図35(d))。
【0196】
次に、基準ピン126a、126bを隙間133a、133bの上方まで上昇させる(図35(e))。
【0197】
その後、第1および第2移動パンチユニット102a、102bを移動させて、各ユニット102aおよび102bのパンチャー113aおよび113bが印刷用パンチ孔R1、R2を穿孔できる位置に到達させる。次に、その移動した位置においてパンチャー113a、113bを駆動してプレートP1に印刷用のパンチ孔R1、R2を形成する(図35(f))。
【0198】
なお、印刷用パンチ孔R1、R2を、図35(b)の状態にあるパンチャー113aおよび113bで形成することができる場合には、移動テーブル110aおよび110bを二度にわたって移動させる必要はない。
【0199】
なお、上述したパンチ孔形成手法においては、第1および第2移動パンチユニット102aおよび102bの上記移動を行う前に、基準ピン126aおよび126bの上昇が行われ、プレートP1の先端に抵触しないようにされている。このため、プレートP1の先端部分が波打っていても各パンチユニット102aおよび102bを良好に移動させることができる。
【0200】
その後、プレートP1のD方向への搬送が行われる(図35(g))。これは、図32のステップS29に相当する作業である。
【0201】
(中サイズの1枚装着用のプレートP1のパンチ処理)
図37は、中サイズの1枚装着用のプレートP1のパンチ処理を時系列で説明する説明図である。図37(a)は、ドラム21上におけるプレートP1と各位置決めピンとの位置関係を示している。すなわち、プレートP1の先端には半円のパンチ孔Q1と長パンチ孔Q2、Q3、Q4が形成される。さらに、プレートP1の先端には印刷用のパンチ孔R1、R2が形成され、後工程の印刷作業等において使用される。
【0202】
丸パンチ孔Q1は第3位置決めピン143に嵌合され、位置決め用の長パンチ孔Q2は第4位置決めピン144に緩嵌される。また、プレートPのその余の部分は逃げ用の長パンチQ3、Q4によって第2および第5位置決めピン142、145に当接しない。図37(b)乃至図37(h)はこのようなパンチ孔Q1乃至Q4および印刷用パンチ孔R1、R2を形成するための作業を時間順次で説明するダイアグラムである。
【0203】
図37(b)乃至図37(f)は先に図35(b)乃至(f)を用いて行った説明と重複するので説明を省略する。
【0204】
図37(f)に示す作業によってプレートP1の先端に印刷用のパンチ孔が形成されると、次に、第1および第2移動パンチユニット102a、102bの移動テーブル110a、110bが移動されて、各ユニット102a、102bのパンチャー112a、112bが逃げ用のパンチ孔Q3、Q4を穿孔可能な位置に達する(図37(g))。
【0205】
具体的には、図38に示すように長パンチ134aの中心からパンチユニット23の基準線C’までのX軸方向距離x134aが、第2位置決めピン142の中心からドラム21の中心線CまでのX軸方向距離x142と等しくなるように移動テーブル110aを移動させる。
【0206】
同様に、長パンチ134bの中心からパンチユニット23の基準線C’までのX軸方向距離x134bが、第5位置決めピン145の中心からドラム21の中心線CまでのX軸方向距離x145と等しくなるように移動テーブル110bを移動させる。なお、各長パンチ134a、134bは位置決めピン142、145よりも横幅が長いので距離x134aと距離x142との一致度合い、および、距離x134bと距離x145との一致度合いは厳密でなくてもよい。
【0207】
再び図37に戻って、次に、その移動した位置において各移動パンチユニット102a、102bのパンチャー112a、112bが駆動されてプレートP1に逃げ用のパンチ孔Q3、Q4が形成される。
【0208】
その後、プレートP1のD方向への搬送が行われる。これは、図32のステップS29に相当する作業である(図37(h))。
【0209】
(大サイズの1枚装着用のプレートP1のパンチ処理)
図39は、大サイズの1枚装着用のプレートP1のパンチ処理を時系列で説明する説明図である。図39(a)は、ドラム21上におけるプレートP1と各位置決めピンとの位置関係を示している。すなわち、プレートP1の先端には位置決め用の半円のパンチ孔Q1と位置決め用の長パンチ孔Q2と、逃げ用の長パンチ孔Q3乃至Q6と、印刷用のパンチ孔R1、R2が形成される。丸パンチ孔Q1は第3位置決めピン143に嵌合され、位置決め用の長パンチ孔Q2は第4位置決めピン144に緩嵌される。また、プレートPのその余の部分は逃げ用の長パンチ孔Q3乃至Q6によって逃げられて、第1、第2、第5、第6位置決めピン141、142、145、146に当接しない。
【0210】
図39(b)乃至(i)はこのようなパンチ孔Q1乃至Q6および印刷用パンチ孔R5、R6を形成するための作業を時間順次で説明するダイアグラムである。
【0211】
図39(b)乃至(f)の作業は先に図35(b)乃至(f)を用いて行った説明と、また図39(g)の作業は先に図37(g)を用いて行った説明と、それぞれ重複するので詳細な説明を省略する。
【0212】
図39(g)に示す作業によってプレートP1の先端に逃げ用の長パンチ孔Q3、Q4が形成されると、次に第1および第2移動パンチユニット102a、102bの移動テーブル110a、110bが移動されて、各ユニット102a、102bのパンチャー112a、112bが逃げ用のパンチ孔Q5、Q6を穿孔可能な位置に達する(図39(h))。
【0213】
具体的には、長パンチ134aの中心からパンチユニット23の基準線C’までのX軸方向距離x134aが、第1位置決めピン141の中心からドラム21の中心線CまでのX軸方向距離x141と等しくなるように、第1移動パンチユニット102aの移動テーブル110aを移動させる。
【0214】
同様に、長パンチ134bの中心からパンチユニット23の中心線C’までのX軸方向距離x134bが、第6位置決めピン146の中心からドラム21の中心線CまでのX軸方向距離x146と等しくなるように、第2移動パンチユニット102bの移動テーブル110bを移動させる。
【0215】
次に、その移動した位置において各移動パンチユニット102a、102bのパンチャー112a、112bが駆動されてプレートP1に逃げ用のパンチ孔Q5、Q6が形成される。
【0216】
その後、プレートP1のD方向への搬送が行われる。これは、図32のステップS29に相当する作業である(図37(i))。
【0217】
(小サイズの2枚装着用のプレートP2のパンチ処理)
図40および図41は、小サイズの2枚装着用のプレートP2のパンチ処理を時系列で説明する説明図である。この画像記録装置1では、2枚のプレートP2a、P2bに対してパンチ処理を行う場合、原則として、プレートP2a(第1プレート装着領域27aに装着されるプレート)、プレートP2b(第2プレート装着領域27bに装着されるプレート)の順番でパンチ処理を行う。ただし、各移動テーブル110aおよび110bがパンチ処理開始時に第2プレート装着領域27b側にある場合には、プレートP2bからパンチ処理を開始するようにしてもよい。
【0218】
図40はプレートP2aに対するパンチ処理を、図41はプレートP2bに対するパンチ処理を示している。
【0219】
図40(a)は、このプレートP2a、P2bのドラム21上における位置決め状態を示している。プレートP2a(P2b)の先端には、位置決め用の半円のパンチ孔Q11a(Q11b)と逃げ用の長パンチ孔Q12a(Q12b)、印刷用のパンチ孔R11a(R11b)、R12a(R12b)が形成される。
【0220】
図40(b)は、先に図30を用いて説明したステップS4で行われる作業を示している。すなわちパンチユニット23の各移動テーブル110a、110bをプレートPの数およびサイズに応じた位置まで移動させる作業である。
【0221】
図42を参照して説明する。第1移動パンチユニット102aについては、パンチユニット23の基準線Ca’から基準ピン126aの中心までのX軸方向距離x126aが、第1プレート装着領域27aの中心線Caから第2位置決めピン142の中心までのX軸方向距離x142に一致するように移動テーブル110aを移動させる。
【0222】
また、第2移動パンチユニット102bについては、パンチユニット23の基準線Ca’から丸パンチ121bまでのX軸方向距離x121bが、第1プレート装着領域27aの中心線Caから第3位置決めピン143の中心までのX軸方向距離x143に一致するように移動テーブル110bを移動させる。
【0223】
上記移動と同時に、パンチャー111aの基準ピン126aを隙間123a高さまで下降させる。また、パンチャー111bの基準ピン126bを隙間123b高さまで下降させる(図40(b))。
【0224】
次に図31のステップS25からS27の作業が行われる(図40(c))。すなわち、プレートP2aの先端が、基準ピン126a、126bに当接するまでのD’方向の低速搬送(ステップS25)と、幅寄せ処理(ステップS26)と、ニップON(ステップS27)とが、順次行われる。
【0225】
次に、パンチャー111bの図示しない駆動手段により丸パンチ121bにより穿孔が行われてプレートP2aの先端に位置決め用の半円のパンチ孔Q11aが形成される。
【0226】
これと同時にパンチャー113aと113bとが駆動され、パンチ138aおよび138bによってプレートP2aの先端に印刷用のパンチ孔R11a、R12aが形成される(図40(d))。
【0227】
複数色のプレートを1枚の印刷物に刷り重ねる多色刷り印刷物を高精度に作成するには、すべてのプレート上で記録画像と印刷用パンチ孔との位置関係が同一である必要がある。プレート上の記録画像の位置は位置決め用パンチ孔の位置に影響される。したがって、高品質の多色画像を実現するには、印刷用のパンチ孔と位置決め用のパンチ孔との位置関係がすべてのプレートについて高い精度で同一である必要がある。
【0228】
本画像記録装置1では、印刷用のパンチ孔R11aを穿孔するパンチ138bと位置決め用のパンチ孔Q11aを穿孔する丸パンチ121bとの位置関係が、パンチ孔R11aとQ11aとの位置関係と同一になるように、パンチャー111bと113bとが作りこまれている。このため、印刷用パンチ孔R11aと位置決め用のパンチ孔Q11aとの位置関係はすべてのプレートについて常に一定であり、高精度な多色印刷物が作成できる。
【0229】
次に、基準ピン126aおよび126bを隙間133aおよび133bの上方まで上昇させる(図40(e))。
【0230】
その後、第1移動パンチユニット102aの移動テーブル110aを移動させて、パンチャー112aが逃げ用のパンチ孔Q12aを穿孔可能な位置にまで到達させる。具体的には長パンチ134aの中心からパンチユニット23の基準線Ca’までのX軸方向距離が、第1位置決めピン141の中心から第1プレート装着領域27aの中心線CaまでのX軸方向距離と等しくなるように移動テーブル110aを移動させる。
【0231】
次にその移動した位置において、パンチ138aを駆動してプレートP2aの先端に逃げ用のパンチ孔Q12aを形成する(図40(f))。
【0232】
その後、プレートP2aをD方向に搬送して上部トレー41に戻す(図40(g))。
【0233】
次に、プレートP2bに対するパンチ処理が行われる。最初に第1および第2移動テーブル110aおよび110bを所定位置まで移動させる。すなわち、先に図30を用いて説明したステップS4に相当する作業が行われる。すなわちパンチユニット23の各テーブル110a、110bをプレートPの数およびサイズに応じた位置まで移動させる作業である(図41(b))。
【0234】
すなわち、第2移動パンチユニット102bについては、パンチユニット23の基準線Cb’から基準ピン126b中心までのX軸方向距離が第2プレート装着領域27bの中心線Cbから第5位置決めピン145中心までのX軸方向距離に一致するように移動テーブル110bを移動させる。
【0235】
また、第1移動パンチユニット102aについてはパンチユニット23の基準線Cb’から丸パンチ121a中心までのX軸方向距離が、第2プレート装着領域27bの中心線Cbから第4位置決めピン144中心までのX軸方向距離に一致するように移動テーブル110aを移動させる。
【0236】
上記移動と同時にパンチャー111aの基準ピン126aを隙間123a高さまで下降させる。また、パンチャー111bの基準ピン126bを隙間123b高さまで下降させる(図41(b))。
【0237】
次に図31のステップS25からS27の作業が行われる(図41(c))。すなわち、プレートP2bの先端が、基準ピン126a、126bに当接するまでのD’方向の低速搬送(ステップS25)と、幅寄せ処理(ステップS26)と、ニップON(ステップS27)とが、順次行われる。
【0238】
次に、パンチャー111aの図示しない駆動手段により丸パンチ121aにより穿孔が行われてプレートP2bの先端に位置決め用の半円のパンチ孔Q11bが形成される。
【0239】
これと同時にパンチャー113aと113bとが駆動され、パンチ138aおよび138bによってプレートP2bの先端に印刷用のパンチ孔R11b、R12bが形成される(図41(d))。
【0240】
本画像記録装置1では、印刷用のパンチ孔R11bを穿孔するパンチ138aと位置決め用のパンチ孔Q11bを穿孔する丸パンチ121aとの位置関係が、パンチ孔R11bとQ11bとの位置関係と同一になるように、パンチャー111abと113aとが作りこまれている。このため、印刷用パンチ孔R11bと位置決め用のパンチ孔Q11bとの位置関係はすべてのプレートについて常に一定であり、高精度な多色刷り印刷物が作成できる。
【0241】
次に、基準ピン126aおよび126bを隙間133aおよび133bの上方まで上昇させる(図41(e))。
【0242】
その後、第2移動パンチユニット102bを移動させて、パンチャー112が逃げ用のパンチ孔Q12bを穿孔可能な位置にまで到達させる。具体的には長パンチ134bの中心からパンチユニット23の基準線Cb’までのX軸方向距離が、第6位置決めピン146の中心から第2プレート装着領域27bの中心線CbまでのX軸方向距離と等しくなるように移動テーブル110bを移動させる。
【0243】
次にその移動した位置において、長パンチ134bが駆動されてプレートP2bの先端に逃げ用のパンチ孔Q12bが形成される(図41(f))。
【0244】
その後、プレートP2bがD方向に搬送されて上部トレー41に戻される(図41(g))。
【0245】
これによって、小サイズの2枚装着用のプレートP2a、P2bに対するパンチ処理が終了する。
【0246】
(大サイズの2枚装着用のプレートP2のパンチ処理)
図43および図44は、大サイズの2枚装着用のプレートP2のパンチ処理を時系列で説明する説明図である。図43は、プレートP2aに対するパンチ処理を、図44はプレートP2bに対するパンチ処理を示している。
【0247】
図43(a)は、このプレートP2a、P2bのドラム21上における位置決め状態を示している。プレートP2a(P2b)の先端には、位置決め用の半円のパンチ孔Q11a(Q11b)と逃げ用の半円のパンチ孔Q13a(Q13b)、印刷用のパンチ孔R11a(R11b)、R12a(R12b)が形成される。
【0248】
図43(b)は、先に図30を用いて説明したステップS4で行われる作業を示している。このように大サイズの2枚装着用のプレートP2を使用する場合、第1および第2パンチユニット102aおよび102bを以下のように制御する。
【0249】
すなわち、第1移動パンチユニット102aについては、そのパンチャー113aの丸パンチ121aの中心からパンチユニット23の基準線Ca’までのX軸方向距離が、ドラム21上の第2位置決めピン142から中心線CaまでのX軸方向距離と一致するように移動テーブル110aを移動させる。
【0250】
また、第2移動パンチユニット102bについては、そのパンチャー111bの丸パンチ121bの中心からパンチユニット23の基準線Ca’までのX軸方向距離が、ドラム21上の第3位置決めピン143までのX軸方向距離と一致するように移動テーブル110bを移動させる。
【0251】
上記移動と同時にパンチャー111aの基準ピン126aを隙間123a高さまで下降させる。また、パンチャー111bの基準ピン126bを隙間123b高さまで下降させる(図43(b))。
【0252】
次に図31のステップS25からS27の作業が行われる(図43(c))。
【0253】
次に、パンチャー111aが駆動されてパンチ121aによりプレートP2aの先端に逃げ用の半円のパンチ孔Q13aが形成される。これと同時にパンチャー111bが駆動されてパンチ121bにより位置決め用の半円のパンチ孔Q11aが形成される。また、同時に、パンチャー113aおよび113bにより、印刷用のパンチ孔R11a、R11bが形成される(図43(d))。
【0254】
次に、基準ピン126aおよび126bが上昇し(図43(e))、次に、プレートP2aをD方向に搬送し上部トレー41に戻す(図43(f))。
【0255】
次に、プレートP2bに対するパンチ処理が行われる。最初に第1および第2移動テーブル110aおよび110bを所定位置まで移動させる。
【0256】
また、第1移動パンチユニット102aについては、パンチユニット23の基準線Cb’から丸パンチ121a中心までのX軸方向距離が、第2プレート装着領域27bの中心線Cbから第4位置決めピン144中心までのX軸方向距離に一致するように移動テーブル110aを移動させる。
【0257】
第2移動パンチユニット102bについては、パンチユニット23の基準線Cb’から丸パンチ121b中心までのX軸方向距離が第2装着領域27bの中心線Cbから第5位置決め146ピン中心までのX軸方向距離に一致するように移動テーブル110bを移動させる。
【0258】
次に図31のステップS25からS27の作業が行われる(図44(c))。
【0259】
次に、パンチャー111aが駆動されてパンチ121aによりプレートP2bの先端に位置決め用の半円のパンチ孔Q11bが形成される。これと同時にパンチャー111bが駆動されてパンチ121bにより逃げ用の半円のパンチ孔Q13bが形成される。また、同時に、パンチャー113aおよび113bにより、印刷用のパンチ孔R11b、R12bが形成される(図44(d))。
【0260】
次に、基準ピン126aおよび126bが上昇し(図44(e))、その後、プレートP2bをD方向に搬送し上部トレー41に戻す(図44(f))。これによりプレートP2aおよびP2bに対するパンチ処理が終了する。
【0261】
なお、上記では、上部トレー41に同一サイズのプレートが2枚装填されている態様について説明した。しかし、異なるサイズのプレートP2が2枚装填されている場合であっても、図40乃至図44で説明した処理手順を適宜変更することにより、これらのプレートP2に適正なパンチ処理を行うことが可能である。
【0262】
また、上記実施の形態では、穿孔時にプレートを位置決めする際に使用される基準ピンの位置は、そのプレートをドラム上で位置決めする際に使用される位置決めピンの位置と実質的に同一になるようにされている。このため、プレートの先端部分にうねりがあっても、当該プレートに記録される画像を用いて印刷用紙上に刷り重ねられる印刷物の品質を落とすことがない。
【0263】
これを図40を用いて説明する。図40(b)に示されるように、プレートP2aは、パンチユニット23による穿孔の前に、基準ピン126aおよび126bによって位置決めが行われる。
【0264】
プレートP2aの基準ピン126aに当接する位置にうねりがあると仮定すると、プレートP2aは上記うねり分、傾いた状態で位置決め用のパンチ孔Q11a、Q12aおよび印刷用パンチ孔R11a、R12aが形成される。その後、このプレートP2aをドラム21上で位置決めピン142および143で位置決めするが、仮に第2位置決めピン142が上記うねりに接触しない位置に設置されていたとすると、このプレートP2aは傾かない状態でドラム21上に固定され記録ヘッド22によって画像記録が行われることになる。
【0265】
このように、プレートの傾き量が、印刷用パンチ孔を形成するときと画像記録時とで異なっていると、記録画像と印刷用パンチ孔との位置関係がプレート毎に異なるようになる。その結果、これらのプレートを用いて印刷用紙上に同一画像を刷り重ねたときの刷り重ね精度が低下し印刷物の品質が悪化する。
【0266】
本画像記録装置1では、プレートP2aの基準ピン126aに接触する箇所が、ドラム21上の位置決めピン142に接触するようにセンタリングされ、かつ、プレート搬送されているので、上述したような印刷物の品質悪化が生じることがない。
【0267】
なお、上記では、位置決め用パンチ孔および印刷用パンチ穴、逃げ用パンチ孔を画像記録装置1内に配置されたパンチユニット23により形成した。しかし、同種のパンチユニットを画像記録装置1の外部に単体のプレートパンチ装置として準備し、当該プレートパンチ装置によって未使用のプレートに穿孔を行うようにしてもよい。
【0268】
また、位置決め用のパンチ孔以外のパンチ孔はプレートに対する画像記録後に画像記録装置1の内部のパンチユニットまたは外部のプレートパンチ装置によって形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像記録装置の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像記録装置の斜視図である。
【図3】画像記録装置の構成を示す分解図である。
【図4】プレート給排ユニット20の上面図である。
【図5】プレート給排ユニット20の断面図である。
【図6】吸着パッド上下機構52aの断面図である。
【図7】吸着パッド上下機構52aの断面図である。
【図8】偏心カム67の動作を説明するための図である。
【図9】プレート給排ユニット20の断面図である。
【図10】駆動機構90の分解図である。
【図11】パンチユニット23の斜視図である。
【図12】パンチャー111bの主要部分の斜視図である。
【図13】パンチャー112aの主要部分の斜視図である。
【図14】幅寄せユニット24の上面図である。
【図15】幅寄せユニット24の符号を省略した上面図である。
【図16】 1枚装着用幅寄せユニット151の正面図である。
【図17】2枚装着用幅寄せユニット152の正面図である。
【図18】図15に示す一点鎖線E−E’線に沿う断面を矢印G方向から見たときの幅寄せユニット24の断面図である。
【図19】図15に示す一点鎖線F−E’線に沿う断面を矢印G方向から見たときの幅寄せユニット24の断面図である。
【図20】給排ユニット20の動作説明図である。
【図21】給排ユニット20の動作説明図である。
【図22】給排ユニット20の動作説明図である。
【図23】給排ユニット20の動作説明図である。
【図24】給排ユニット20の動作説明図である。
【図25】給排ユニット20の動作説明図である。
【図26】給排ユニット20の動作説明図である。
【図27】給排ユニット20の動作説明図である。
【図28】給排ユニット20の動作説明図である。
【図29】給排ユニット20の動作説明図である。
【図30】画像記録装置1におけるプレートハンドリングを説明するフローチャートである。
【図31】画像記録装置1におけるプレートハンドリングを説明するフローチャートである。
【図32】画像記録装置1におけるプレートハンドリングを説明するフローチャートである。
【図33】画像記録装置1におけるプレートハンドリングを説明するフローチャートである。
【図34】プレートの先端に形成されるパンチ孔を、ドラム21に立設された位置決めピン141乃至146を参照して説明する図面である。
【図35】小サイズの1枚装着用プレートP1へのパンチ孔の形成手順を説明するための図面である。
【図36】パンチ121aおよび121bと、基準ピン126aおよび126bと、位置決めピン143および144との位置関係を簡略化して示した図である。
【図37】中サイズの1枚装着用プレートP1へのパンチ孔の形成手順を説明するための図面である。
【図38】パンチ134aおよび134bと、位置決めピン142乃至145との位置関係を簡略化して示した図である。
【図39】大サイズの1枚装着用プレートP1へのパンチ孔の形成手順を説明するための図面である。
【図40】小サイズの2枚装着用プレートP2aへのパンチ孔の形成手順を説明するための図面である。
【図41】小サイズの2枚装着用プレートP2bへのパンチ孔の形成手順を説明するための図面である。
【図42】基準ピン126aと、パンチ121bと、位置決めピン142および143との位置関係を簡略化して示した図である。
【図43】大サイズの2枚装着用プレートP2aへのパンチ孔の形成手順を説明するための図面である。
【図44】大サイズの2枚装着用プレートP2bへのパンチ孔の形成手順を説明するための図面である。
【符号の説明】
1・・・画像記録装置
2a、2b・・・セットテーブル
3a、3b・・・プレートガイド
5a、5b・・・保持部材
6・・・操作パネル
9・・・スリット
11・・・フレーム
13a、13b・・・側板
14・・・プレートガイド取付板
20・・・プレート給排ユニット
21・・・ドラム
22a、22b・・・記録ヘッド
23・・・パンチユニット
24・・・幅寄せユニット
25・・・電装ユニット
26・・・基体
27a・・・第1プレート装着領域
27b・・・第2プレート装着領域
31・・・先端クランプ
31’・・・押圧部分
32・・・後端クランプ
32’・・・固着部分
33・・・モータ
34・・・レール
35a・・・モータ
35b・・・モータ
36a・・・送りネジ
36b・・・送りネジ
41・・・上部トレー
41’・・・上部トレー本体
41a・・・第1上部トレー領域
41b・・・第2上部トレー領域
42・・・下部トレー
43a、43b・・・側板
44a、44b・・・回転軸
45a、45b・・・導入ローラ対
46a、46b・・・ローディング用搬送ローラ
47a、47b・・・吸着パッド
48a、48b・・・導入ベルト
49・・・ガイド板
52a・・・吸着パッド上下機構
53a・・・ガイド部材
54a・・・吸着パッドスライド機構
55a・・・駆動ベルト
56a・・・第1ベルト軸
57a・・・第2ベルト軸
58a・・・モータ
59・・・アイドルローラ
61・・・上下機構ベース
62・・・第1アーム
63・・・第2アーム
64・・・吸着パッド支持パイプ
66・・・吸着ホース
67・・・偏心カム
68・・・マイクロスイッチ
70・・・導入ベルトユニット
71・・・駆動ローラ
72・・・従動ローラ
73・・・モータ
74・・・ガイド板
75・・・第1センサ
76・・・第2センサ
77・・・第3センサ
78・・・第4センサ
81a、81b・・・搬出ベルト
82・・・ローラ
83・・・ローラ
84・・・ローラ
85・・・モータ
90・・・駆動機構
91・・・カムフォロアガイド
92・・・モータ
93・・・カムギア
94・・・カムフォロア
95・・・センサ検出板
96α・・・センサ
96β・・・センサ
96γ・・・センサ
97・・・スリット
98・・・シリンダ
101・・・横板
102a・・・第1移動パンチユニット
102b・・・第2移動パンチユニット
103・・・保持板
104・・・保持板
105・・・保持板
106a・・・送りネジ
106b・・・送りネジ
107a・・・モータ
107b・・・モータ
108a・・・ベルト
108b・・・ベルト
109a・・・レール
109b・・・レール
110a・・・移動テーブル
110b・・・移動テーブル
111a・・・パンチャー
112a・・・パンチャー
113a・・・パンチャー
114a・・・プレート検出センサ
111b・・・パンチャー
112b・・・パンチャー
113b・・・パンチャー
114b・・・プレート検出センサ
120・・・本体
121・・・丸パンチ
122・・・貫通孔
123・・・隙間
124・・・長パンチ
125・・・貫通孔
126・・・基準ピン
127・・・平坦面
130・・・本体
133・・・隙間
134・・・長パンチ
135・・・貫通孔
136・・・基準ピン
137・・・平坦面
138a・・・印刷用パンチ
138b・・・印刷用パンチ
141・・・第1位置決めピン
142・・・第2位置決めピン
143・・・第3位置決めピン
144・・・第4位置決めピン
145・・・第5位置決めピン
146・・・第6位置決めピン
150・・・ベース
151・・・1枚装着用幅寄せユニット
152・・・2枚装着用幅寄せユニット
151a・・・右側ローラ移動部
151b・・・左側ローラ移動部
152a・・・第1幅寄せユニット
152b・・・第2幅寄せユニット
160a・・・モータ
161a・・・ボールネジ
162a・・・軸受け
163a・・・軸受け
164a・・・ナット本体
165a・・・右側ナット部
166a・・・支持レール
167a・・・幅寄せローラ
168a・・・スライダー
169a・・・プレートエッジ検出センサ
170a・・・モータ
171a・・・外側ボールネジ
172a・・・軸受け
173a・・・軸受け
174a・・・ナット本体
175a・・・外側ナット部
176a・・・外側支持レール
177a・・・幅寄せローラ
178a・・・スライダー
179a・・・プレートエッジ検出センサ
180a・・・連結軸
181a・・・内側ボールネジ
182a・・・軸受け
183a・・・軸受け
184a・・・ナット本体
185a・・・内側ナット部
186a・・・内側支持レール
187a・・・幅寄せローラ
188a・・・スライダー
189a・・・プレートエッジ検出センサ
191・・・大ガイド
191−1・・・本体部分
191−2・・・突出部分
192a・・・小ガイド
192b・・・小ガイド
192b−1・・・本体部分
192b−2・・・突出部分
461・・・搬送ローラ
462・・・ニップローラ
463・・・揺動部材
464・・・ギア
465・・・モータ
466・・・ギア

Claims (2)

  1. 画像記録材料を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段による画像記録材料の搬送経路と略同一高さに配置された一対の幅寄せ部材のうちの少なくとも一方を前記搬送手段による前記画像記録材料搬送方向と交差する方向に移動させ、該幅寄せ部材を前記画像記録材料の側面に当接させる幅寄せ手段と、該幅寄せ手段によって幅寄せが行われた画像記録材料に対して画像記録を行う画像記録手段とを備えた画像記録装置であって、
    前記幅寄せ手段は、
    前記一対の幅寄せ手段に螺合された送りネジと、
    該送りネジを回転させる回転手段と、
    前記幅寄せ部材が前記送りネジの回転に同期して回転しないようにガイドするとともに、所定位置において一部が切りかかれているガイド部材と、
    を有し、
    前記一対の幅寄せ部材のうちの少なくとも一方を前記画像記録材料搬送高さに干渉しない高さまで退避させる動作を行うことを特徴とする画像記録装置。
  2. 画像記録材料を穿孔する穿孔手段をさらに有するとともに、
    前記搬送手段は当該穿孔手段に向けて画像記録材料を搬送する手段であることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
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