JP2008307718A - スクリーン取付構造 - Google Patents

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徹 腰山
Osamu Kitamura
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Abstract

【課題】スクリーンの使用期間を短くすることなく、スクリーンに形成される印刷パターンと被印刷部材とを適切に位置決めすること。
【解決手段】同一工程で形成される印刷パターン201b及び位置決め用孔201cを有するスクリーン201と、位置決め用孔201cに対応する位置に位置決め用孔202cを有しスクリーン201が搭載されるスクリーン搭載台202と、スクリーン搭載台202に対してスクリーン201を固定するスクリーン固定クランプ202aと、スクリーン搭載台202と一定の位置精度で基板を保持する印刷位置レール103aとを具備し、位置決め用孔201cと位置決め用孔202cとを用いてスクリーン搭載台202上のスクリーン201の位置決めを行った後、スクリーン固定クランプ202aでスクリーン搭載台202に対してスクリーン201を固定することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板などの被印刷部材にクリーム半田等を印刷するスクリーン印刷機に対してスクリーンを取り付けるスクリーン取付構造に関する。
従来、被印刷部材とスクリーンとを容易に位置合わせすることを目的とするスクリーン印刷機として、基台上に立設され、基板とスクリーンとを同時に位置決めする位置決め手段としての一対の位置決めピンと、基台に昇降自在に支持され、スクリーンを吸着する上下1対の吸着手段としての電磁石とを有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。基板とスクリーンとの位置決めは、基板に形成された位置決め用孔と、スクリーンに形成された位置決め用孔とに一対の位置決めピンを挿入することによって行われる。
特開平5−237987号公報
上述したような従来のスクリーン印刷機においては、基板とスクリーンとを位置決めすることができるものの、スクリーンに形成される印刷パターンと基板との位置関係については考慮されていない。従って、スクリーンに形成される印刷パターンと基板との位置精度を確保することが困難な場合がある。この場合には、基板上に正確にスクリーン印刷を行うことができないという事態も発生し得る。
また、基板の位置決め用孔と、スクリーンの位置決め用孔とに一対の位置決めピンを挿入する構成を採るため、スクリーン印刷を行う度にスクリーンと基板との位置決めを行う必要がある。一般に、スクリーンは薄い金属板で構成されるものであるため、上述のように位置決めピンによって多数回の位置決めを行う場合には、スクリーンの使用期間が短くなり得る。
本発明はかかる問題点に鑑みて為されたものであり、スクリーンの使用期間を短くすることなく、スクリーンに形成される印刷パターンと被印刷部材とを適切に位置決めすることができるスクリーン取付構造を提供することを目的とする。
本発明のスクリーン取付構造は、同一工程で形成される印刷パターン及び第1の位置決め用孔を有するスクリーンと、前記第1の位置決め用孔に対応する位置に第2の位置決め用孔を有し前記スクリーンが搭載されるスクリーン搭載台と、前記スクリーン搭載台に対して前記スクリーンを固定するスクリーン固定手段と、前記スクリーン搭載台と一定の位置精度で被印刷部材を保持する被印刷部材保持手段とを具備し、前記第1の位置決め用孔と前記第2の位置決め用孔とを用いて前記スクリーン搭載台上の前記スクリーンの位置決めを行った後、前記スクリーン固定手段で前記スクリーン搭載台に対して前記スクリーンを固定することを特徴とする。
この構成によれば、印刷パターンと同一工程でスクリーンに形成される第1の位置決め用孔と、スクリーン搭載台に形成される第2の位置決め用孔とを用いてスクリーン搭載台上のスクリーンの位置決めが行われることから、スクリーン搭載台に対するスクリーンの印刷パターンの位置決めを行うことができる。また、被印刷部材は、被印刷部材保持手段によってスクリーン搭載台と一定の位置精度で保持されるので、被印刷部材と印刷パターンとを適切に位置決めすることが可能となる。また、スクリーン搭載台に対してスクリーンの位置決めが行われることから、従来の印刷機のように、印刷する度にスクリーンと基板との位置決めを行う必要がないので、スクリーンの使用期間が短くなるのを防止することが可能となる。この結果、スクリーンの使用期間を短くすることなく、スクリーンに形成される印刷パターンと被印刷部材とを適切に位置決めすることが可能となる。
上記スクリーン取付構造においては、例えば、前記第1及び第2の位置決め用孔に位置決めピンを挿通させて前記スクリーン搭載台上の前記スクリーンの位置決めが行われる。この場合には、位置決めピンを用いて簡単にスクリーン搭載台上のスクリーンの位置決めを行うことが可能となる。
本発明によれば、印刷パターンと同一工程でスクリーンに形成される第1の位置決め用孔と、スクリーン搭載台に形成される第2の位置決め用孔とを用いてスクリーン搭載台上のスクリーンの位置決めを行うと共に、被印刷部材保持手段でスクリーン搭載台と一定の位置精度で被印刷部材を保持するようにしたので、スクリーンの使用期間を短くすることなく、スクリーンに形成される印刷パターンと基板とを適切に位置決めすることが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るスクリーン取付構造が適用されるスクリーン印刷機(以下、単に「印刷機」という)の構成を説明するための図である。図2及び図3は、本実施の形態に係る印刷機の印刷ユニットの下方部分の上面図である。図4は、本実施の形態に係る印刷機の印刷ユニットの上面図である。図5は、本実施の形態に係る印刷機の印刷ユニットに搭載されるスクリーンの上面図である。
なお、以下においては、図1に示す手前側を「印刷機の前方側」又は単に「前方側」と呼び、同図に示す奥側を「印刷機の後方側」又は単に「後方側」と呼ぶものとする。図2〜図5においては、各図に示す左方側が印刷機の前方側であり、同図に示す右方側が印刷機の後方側である。また、図3においては、図2から後述する印刷位置レール103aを取り除いた場合について示している。
本実施の携帯に係る印刷機は、被印刷部材としてのプリント基板(以下、単に「基板」という)102にクリーム半田等を印刷するために供される。図6に示すように、基板102には、後述する搬送方向の前方側及び後方側端部に一対のフィデュシャルマーク102a、102bが形成されている。これらのフィデュシャルマーク102a、102bは、基板102上に形成される他の回路パターン(不図示)と同一工程においてエッチング加工等により形成される。このため、これらのフィデュシャルマーク102a、102bと、他の回路パターンとの間には一定の位置精度が確保されている。それに比較して、基板102の外形と回路パターンの位置精度は一般的に劣っている。また、基板102には、係止孔102c(図10参照)が形成されている。クリームハンダ等は、基板102の回路パターンに対して精度良く印刷されることが求められている。
基板に対する印刷位置とは、基板に形成された回路パターンと、後述するスクリーン201の印刷パターン201bとの印刷時の位置関係を示しており、精度良い印刷とはこの印刷位置を適正に調整することにより達成される。
図1に示すように、本実施の形態に係る印刷機は、印刷機の構成要素が取り付けられる架台100と、この架台100の上方側に配設された印刷ユニット200とを備えている。架台100の上面は、ベース101を構成し、このベース101の中央部には、矩形の開口部101aが形成されている(図2参照)。
ベース101の上方には、基板102が、印刷機の前後方向に搬送される基板搬送レール103が設けられている。基板搬送レール103は、印刷時における基板102を支持する印刷位置レール103aと、印刷位置レール103aに基板102を供給する供給レール103bと、印刷位置レール103aから基板102を排出する排出レール103cとから構成されている。
基板搬送レール103の近傍には、当該基板搬送レール103上で基板102を搬送する基板搬送機構104が配設されている。基板搬送機構104は、ベース101に固定され、基板搬送レール103に沿って印刷機の前後方向に延在して設けられている。基板搬送機構104は、基板102に形成された係止孔102cに係止する係止部104aと、基板搬送ロボット104bとを備えている。係止部104aを基板102の孔に係止させた状態で基板搬送ロボット104bが印刷機の前後方向に水平移動することで、基板102が基板搬送レール103上で搬送される。
印刷位置レール103aには、基板102を支持した状態の印刷位置レール103aを回動させる基板回動機構105が連結されている。基板回動機構105は、第1プーリ105aと、第2プーリ105bと、これらのプーリに巻回されるベルト105cと、第1プーリ105aに連結される駆動モータ105dと、第2プーリ105bの上面に設けられ、印刷位置レール103aに連結される連結軸105eとを備えている(図3参照)。連結軸105eは、特に図1及び図2に示すように、印刷位置レール103aの一端に取り付けられている。駆動モータ105dで第1プーリ105aを回転させ、この回転力をベルト105c、第2プーリ105b及び連結軸105eを介して印刷位置レール103aに伝達することで、印刷位置レール103aを回動できるように構成されている。上記のように、印刷位置レール103aは、回動可能に構成されているが、回転移動の関して原点位置が設定されており、その原点位置を基準に回転角度を決定し移動するように構成されている。
また、印刷位置レール103aの下方には、基板昇降機構106が配設されている。基板昇降機構106は、印刷位置レール103a上で位置調整された基板102を印刷ユニット200で印刷可能な位置に上昇させる一方、印刷後の基板102を印刷位置レール103aまで下降させるものである。基板昇降機構106は、印刷位置レール103aに支持される基板102を下方側から支持する基板支持部106aと、この基板支持部106aに一端が固定される軸部106bと、軸部106bの他端が固定される駆動モータ106cとを備えている。駆動モータ106cで軸部106bを上下移動させることで、印刷位置レール103aに支持される基板102を昇降できるように構成されている。
なお、基板支持部106aは、図2に示すように、同図に示す下方側が開口した形状を有しており、印刷位置レール103aの内側で基板102を支持する構成を採るため、昇降時に印刷位置レール103aに接触することはない。また、基板支持部106aには、その上面に既知の吸着機構が備えられている。このため、基板昇降機構106は、基板102を吸着した状態でこれを昇降させることが可能となっている。
供給レール103bにおける印刷機の前方側の位置には、図2に示すように、基板102の存在の有無を検出する基板検出センサ107が配設されている。例えば、基板102は、供給レール103bの前方側に連結される不図示の基板供給カセットによって供給レール103bに送り出される。基板検出センサ107は、このように供給レール103bに送り出された基板102の有無を検出する。
また、図2に示す下方側に配置された供給レール103bの一方には、供給レール103b上における基板102に一定のテンションを与える第1テンショナー108が配設されている。第1テンショナー108は、後述するカメラによる基板102の撮影位置を安定させるために、基板102に対して一定のテンションを与える。
さらに、供給レール103bによる基板102の搬送経路上の所定位置には、図2に示すように、基板102のフィデュシャルマーク102a、102bを撮影するフィデュシャルマーク認識用カメラ(以下、単に「カメラ」という)109が配設されている。カメラ109は、供給レール103bから上方側に一定距離だけ離間した位置に位置するように、カメラ支持部110(図1において一部のみ表示)を介してベース101に固定されている。
また、図2に示す下方側に配置された印刷位置レール103aの一方には、印刷位置レール103a上における基板102に一定のテンションを与える第2テンショナー111が配設されている。第2テンショナー111は、印刷位置レール103a上における基板102の位置を安定させるために、基板102に対して一定のテンションを与える。
基板搬送機構104は、基板102の係止孔102cに係止部104aを係止して基板102を基板搬送レール103上で搬送するが、その停止位置は、カメラがフィデュシャルマーク102aを撮影する第1の基準位置とフィデュシャルマーク102bを撮影する第2の基準位置、及び印刷が行われる印刷位置レール上の印刷基準位置として予め設定されている。
印刷ユニット200には、スクリーン201が搭載されるスクリーン搭載台202と、このスクリーン搭載台202を図1に示す左右方向に駆動するスクリーン搭載台駆動機構203と、スクリーン搭載台202に搭載されたスクリーンにクリーム半田等を押し付けるスキージ204と、このスキージ204を同図に示す左右方向に駆動するスキージ駆動機構205とが配設されている。
これらのスクリーン搭載台202、スクリーン搭載台駆動機構203及びスキージ駆動機構205は、印刷ユニット200の下面で構成されるベース206に固定されている。このベース206には、基板昇降機構106によって上昇する基板102を受け入れる開口部206aが形成されている(図4参照)。
スクリーン201は、例えば、ステンレス等の薄い金属で形成されており、図5に示すように、その外縁でアルミ等の金属製のスクリーン枠201aに固定されている。例えば、スクリーン201は、スクリーン枠201aの下面に接着固定される。また、スクリーン201には、スクリーン印刷を行うための印刷パターン(印刷孔)201bが形成されると共に、位置決め用孔201cが形成されている。
特に、本実施の形態に係る印刷機においては、これらの印刷パターン201bと、位置決め用孔201cとが同一工程で形成される。例えば、印刷パターン201bと位置決め用孔201cのパターンとが形成されたネガフィルムを用いてエッチングをする等の写真製版法で形成される。位置決め用孔201cは、図5に示すように、互いに一定距離離間した一対の孔で構成され、一方が真円形状を有し、他方が小判形状を有している。なお、位置決め用孔201cの一方の小判形状とするのは、スクリーン201の微調整を可能とするためである。
スクリーン搭載台202は、図4に示すように、スクリーン201が固定されたスクリーン枠201aに対応する形状を有している。また、スクリーン201が配置される位置の近傍には、スクリーン201を固定する複数(図4では、4つ)のスクリーン固定クランプ202aを備えている。さらに、ベース206の開口部206aと一部重なるように開口部202bが形成されている。この開口部202bの縁部近傍には、一対の位置決め用孔202cが形成されている。この位置決め用孔202cは、スクリーン201の位置決め用孔201cと対応する位置に形成されている。
スクリーン搭載台駆動機構203は、スクリーン搭載台202を図1に示す左右方向に水平移動させる駆動モータ203aと、この駆動モータ203aの駆動軸と連結され、スクリーン搭載台202に設けられたネジ孔と噛合する移動用スプラインネジ203bとを備えている。駆動モータ203aによる駆動軸の回転運動を移動用スプラインネジ203bで水平運動に変換することで、スクリーン搭載台202を図1に示す左右方向に移動できるように構成されている。そして、スクリーン搭載台202の移動方向には、予め原点位置が設定されている。
スキージ204は、図1に示す前後方向に延在する一対の長尺部材を有しており、その先端がスクリーン201に僅かに弾接可能な位置で後述するスキージ駆動機構205のスキージ固定部205aに固定されている。例えば、クリーム半田等は、スクリーン201上における一対の長尺部材の内側に載置される。スキージ駆動機構205で図1に示す左右方向にスキージ204を移動させることで、スクリーン201上にクリーム半田等が押し付けられる。
スキージ駆動機構205は、スキージ204を固定するスキージ固定部205aと、このスキージ固定部205aを移動させる駆動モータ205bと、スキージ固定部205aを移動する際の支持軸205cとを備えている。スキージ駆動機構205は、駆動モータ205bでスキージ固定部205aを支持軸205cに沿って移動させることでスキージ204を図1に示す左右方向に移動できるように構成されている。
なお、印刷ユニット200において、スキージ駆動機構205は、架台100に軸支された軸207を支点として、図1に示す右方側の端部が開閉可能に構成されている。スキージ駆動機構205は、スクリーン201の交換や、スクリーン201に対するクリーム半田等の供給のために開閉される。印刷ユニット200には、スキージ駆動機構205を閉状態で固定するための固定部材208が配設されている。
このような構成を有する印刷機において、基板102に対してスクリーン印刷を行う場合には、詳細について後述するように、スクリーン201をスクリーン搭載台202に固定した後、スクリーン201上の所定位置にクリーム半田等が載置される。そして、基板102がスクリーン搭載台202に搭載されたスクリーン201に略密着する位置まで到達すると、スキージ駆動機構205でスキージ204を図1に示す左右方向に移動させる。これにより、スクリーン201に形成された印刷パターン201bからクリーム半田等が押し出され、基板102上の所定位置に印刷されることとなる。
本実施の形態に係る印刷機は、スクリーン搭載台202の所定位置に精度良くスクリーン201を固定することで、スクリーン201の印刷パターン201bと、スクリーン搭載台202との位置決めを可能とし、結果として、スクリーン201の印刷パターン201bと、基板102の回路パターンとの位置精度を確保するものである。以下、本実施の形態に係る印刷機において、スクリーン搭載台202に対してスクリーン201を固定する際の方法について説明する。
本実施の形態に係る印刷機においては、スクリーン201に、印刷パターン201bと、位置決め用孔201cとが同一工程で形成されている。同一工程で形成されていることから、印刷パターン201bと、位置決め用孔201cとは、異工程で形成される場合と比べて高い位置精度が確保されている。そして、このように印刷パターン201と高い位置精度で形成された位置決め用孔201cを用いて、スクリーン搭載台202の位置決め用孔202cと位置合わせをすることで、スクリーン搭載台202にスクリーン201を精度良く配置し、スクリーン201の印刷パターン201bと、スクリーン搭載台202との精度良い位置決めを可能としている。
なお、スクリーン搭載台202に対するスクリーン201の位置決めは、位置決め用孔201c及び位置決め用孔202cに位置決めピンを挿通することで行われ、位置決めピンを挿通した状態でスクリーン固定クランプ202aによりスクリーン201をスクリーン搭載台202に固定する。このように、位置決めピンを位置決め用孔201c及び位置決め用孔202cに挿通するだけで簡単にスクリーン搭載台202上のスクリーン201の位置決めを行うことが可能となる。
一方、スクリーン搭載台202及び基板搬送レール103aは、互いに印刷機の構成要素として組み込まれており、一定の位置精度で配設されているので、スクリーン搭載台202の原点位置と基板搬送レール103aの原点位置は、精度の良い位置関係にある。そして、後述するように、基板搬送レール103を搬送される基板102は、搬送経路上でカメラ109が撮影したフィデュシャルマークの画像に基づいて、印刷位置の位置調整量が算出される。そして、この位置調整量に応じて印刷位置レール103aを搬送方向及び回転方向において位置を調整すると同時に、スクリーン搭載台202の位置を搬送方向と直角方向に調整することによって印刷位置の位置調整を行った後にスクリーン201付近の位置まで上方移動させる。そのように調整されていることから、基板102の回路パターンと、スクリーン201の印刷パターン201bとの精度良い位置決めを可能としている。
次に、本実施の形態に係る印刷機において、印刷位置の位置調整を行う際の動作について図6〜図12を用いて説明する。図6〜図12は、本実施の形態に係る印刷機において、印刷位置の位置調整を行う際の動作について説明するための模式図である。なお、図6〜図12においては、説明の便宜上、基板102が搬送される供給レール103bの長さを拡大している。
図6に示すように、不図示の基板供給カセットから基板102が供給されると、基板検出センサ107で基板102の存在が検出される。この基板102の検出に基づいて、基板搬送機構104の係止部104aを基板102の係止孔に係止させることで、基板102が保持される。そして、印刷機の後方側(図6に示す右方側)に基板102が搬送される。
このとき、基板102は、第1テンショナー108で供給レール103bの片側(上方側)に寄せられた状態で搬送される。そして、基板102のフィデュシャルマーク102aがカメラ109の撮像位置に到達すると想定される第1の規定位置で基板102の搬送が停止される(図7参照)。基板102が停止すると、カメラ109は、フィデュシャルマーク102aの画像を撮影する。カメラ109が撮影したフィデュシャルマーク102aの画像は、印刷機に搭載された画像処理装置(制御手段)に受け渡される。
画像処理装置は、当該画像からフィデュシャルマーク102aの位置を算出すると共に、予め定められたフィデュシャルマーク102aの設定位置と実際のフィデュシャルマーク102aの位置とのずれ量を算出する。画像処理装置は、例えば、フィデュシャルマーク102aの面積を求めてその中心を検出し、その中心の座標点と予め設定された座標点とを比較することで、予め定められた設定位置と実際のフィデュシャルマーク102aの位置とのずれ量を算出する。
フィデュシャルマーク102aの画像を読み込んだ後、基板102は、更に印刷機の後方側に搬送される。そして、第1の規定位置から基準距離だけ離間した第2の規定位置、すなわち、基板102のフィデュシャルマーク102bがカメラ109の撮像位置に到達すると想定したされる第2の規定位置で再び基板102の搬送が停止される(図8参照)。フィデュシャルマーク102aの場合と同様に、カメラ109は、フィデュシャルマーク102bの画像を撮影する。フィデュシャルマーク102aの場合と同様に、カメラ109が撮影したフィデュシャルマーク102bの画像は、画像処理装置に受け渡される。そして、当該画像でフィデュシャルマーク102bの位置が算出されると共に、予め定められたフィデュシャルマーク102bの設定位置と実際のフィデュシャルマーク102bの位置とのずれ量が算出される。
次に、フィデュシャルマーク102aのずれ量、フィデュシャルマーク102bのずれ量、基準距離から、基板102の基準部(第1テンショナー108によって供給レール103bに押し付けられた辺及び係止孔102c)に対する基板102上の回路パターンのX方向、Y方向、θ方向の変位を算出し、それらから印刷位置の位置調整量、具体的には、基板搬送機構104の印刷基準位置からの搬送方向の位置調整量、印刷位置レール103aの原点位置からのθ方向の位置調整角、およびスクリーン搭載台202の搬送方向と直角方向の位置調整量を算出する。
その後、基板102は、図9に示すように、第2テンショナー111で印刷位置レール103aの片側(上方側)に寄せられた状態で印刷位置レール103aに搬送される。この場合において、基板搬送機構104は、上述した画像処理装置で算出された搬送方向の位置調整量に基づく印刷位置レール103a上の位置で基板102を停止する。これにより、図9に示すX方向の基板102の位置調整が行われたこととなる。
そして、図9に示すX方向の基板102の位置調整が完了した後、第2テンショナー111が基板を印刷位置レール103aに固定する。次に、基板搬送機構104は、図10に示すように、係止部104aを印刷機の前方側に退避させる。このように係止部104aを印刷機の前方側に退避させるのは、係止部104aによる後続する基板102の位置調整の阻害を回避するためである。
係止部104aを退避させた後、スクリーン搭載台駆動機構203は、スクリーン搭載台202を図11に示すY方向に移動させる。この場合において、スクリーン搭載台駆動機構203は、上述した画像処理装置で算出された印刷位置の位置調整量に基づいてスクリーン搭載台202を移動させる。これにより、図11に示すY方向の基板102の位置調整が行われたこととなる。
そして、図11に示すY方向の基板102の位置調整が完了した後、基板回動機構105は、印刷位置レール103aを図12に示すθ方向に回動させる。この場合において、基板回動機構105は、上述した印刷位置の位置調整量に基づいて印刷位置レール103aを回動させる。これにより、図12に示すθ方向の基板102の位置調整が行われたこととなる。
このように画像処理装置で算出されたフィデュシャルマーク102a、102bのずれ量に基づいて、基板102に対する印刷位置をX方向、Y方向及びθ方向に位置調整を行った後、基板昇降機構106によって基板102を印刷ユニット200側に上昇させ、印刷ユニット200によってスクリーン印刷を行う。
このように本実施の形態に係るスクリーン取付構造においては、印刷パターン201bと同一工程でスクリーン201に形成される位置決め用孔201cと、スクリーン搭載台202に形成される位置決め用孔202cとを用いてスクリーン搭載台202上のスクリーン201の位置決めが行われることから、スクリーン搭載台202に対するスクリーン201の印刷パターン201bの位置決めを行うことができる。また、基板102は、基板搬送レール103を構成する印刷位置レール103aによってスクリーン搭載台202と一定の位置精度で保持されるので、基板102と印刷パターン201bとを適切に位置決めすることが可能となる。
また、本実施の形態に係るスクリーン取付構造においては、スクリーン搭載台202に対してスクリーン201の位置決めが行われることから、従来の印刷機のように、印刷する度にスクリーン201と基板102との位置決めを行う必要がないので、スクリーン201の使用期間が短くなるのを防止することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態においては、基板102の位置調整を行う際、基板102のX方向、Y方向及びθ方向の順序で位置調整を行う場合について示しているが、位置調整を行う順序についてはこれに限定されるものではなく、Y方向、X方向及びθ方向の順序で位置調整を行うようにしても良い。
本発明の一実施の形態に係るスクリーン取付構造が適用される印刷機の構成を説明するための図である。 上記実施の形態に係る印刷機の印刷ユニットの下方部分の上面図である。 上記実施の形態に係る印刷機の印刷ユニットの下方部分の上面図である。 上記実施の形態に係る印刷機の印刷ユニットの上面図である。 上記実施の形態に係る印刷機の印刷ユニットに搭載されるスクリーンの上面図である。 上記実施の形態に係る印刷機において、基板の位置調整を行う際の動作について説明するための模式図である。 上記実施の形態に係る印刷機において、基板の位置調整を行う際の動作について説明するための模式図である。 上記実施の形態に係る印刷機において、基板の位置調整を行う際の動作について説明するための模式図である。 上記実施の形態に係る印刷機において、基板の位置調整を行う際の動作について説明するための模式図である。 上記実施の形態に係る印刷機において、基板の位置調整を行う際の動作について説明するための模式図である。 上記実施の形態に係る印刷機において、基板の位置調整を行う際の動作について説明するための模式図である。 上記実施の形態に係る印刷機において、基板の位置調整を行う際の動作について説明するための模式図である。
符号の説明
100 架台
101 ベース
102 基板(プリント基板)
102a、102b フィデュシャルマーク
102c 係止孔
103 基板搬送レール
103a 印刷位置レール
103b 供給レール
103c 排出レール
104 基板搬送機構
104a 係止部
105 基板回動機構
106 基板昇降機構
107 基板検出センサ
109 カメラ
200 印刷ユニット
201 スクリーン
201b 印刷パターン
201c 位置決め用孔
202 スクリーン搭載台
202c 位置決め用孔
203 スクリーン搭載台駆動機構
204 スキージ
205 スキージ駆動機構

Claims (2)

  1. 同一工程で形成される印刷パターン及び第1の位置決め用孔を有するスクリーンと、前記第1の位置決め用孔に対応する位置に第2の位置決め用孔を有し前記スクリーンが搭載されるスクリーン搭載台と、前記スクリーン搭載台に対して前記スクリーンを固定するスクリーン固定手段と、前記スクリーン搭載台と一定の位置精度で被印刷部材を保持する被印刷部材保持手段とを具備し、前記第1の位置決め用孔と前記第2の位置決め用孔とを用いて前記スクリーン搭載台上の前記スクリーンの位置決めを行った後、前記スクリーン固定手段で前記スクリーン搭載台に対して前記スクリーンを固定することを特徴とするスクリーン取付構造。
  2. 前記第1及び第2の位置決め用孔に位置決めピンを挿通させて前記スクリーン搭載台上の前記スクリーンの位置決めを行うことを特徴とする請求項1記載のスクリーン取付構造。
JP2007155657A 2007-06-12 2007-06-12 スクリーン取付構造 Withdrawn JP2008307718A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105101660A (zh) * 2014-05-09 2015-11-25 深圳崇达多层线路板有限公司 一种大尺寸背板阻焊制作方法
CN108819464A (zh) * 2018-05-10 2018-11-16 深圳市志凌伟业技术股份有限公司 一种大尺寸印刷机构的定位装置

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