JP4188522B2 - 廃棄物処分場 - Google Patents

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は廃棄物処分場、特に円形用地に適する廃棄物処分場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、廃棄物処分場は、図14に示すように処分場用地1に、互いに対向するレール2,2を敷設し、このレール2,2に沿って走行する屋根部材3を配置して構成される。
処分場用地1には、複数に区画された埋立予定地1a〜1dが設けられ、埋立予定地1aを掘削して埋立地を形成した状態で屋根部材3を被せ、屋根部材3の廃棄物投入口3aより廃棄物を投入する。この投入過程で、隣地の埋立予定地1bを掘削することにより新たな埋立地を形成する。埋立予定地1aの埋立地が満杯となると、屋根部材3を新たに形成した埋立予定地1bの埋立地まで移動して、この埋立地に廃棄物を投入する。この投入過程で、隣地の埋立予定地1cを掘削することにより新たな埋立地を形成する。
このように廃棄物の投入過程で、隣地の埋立予定地1a〜1dに埋立地を順次形成するようにし、廃棄物の投入と埋立地の新設とをほぼ同時に進めるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような廃棄物の処分方法によれば、処分場用地1には廃棄物を運搬して投入するためのダンプカー等の運搬車輌の他に、埋立予定地1a〜1dを掘削するための重機とか車輌が入り込まなければならないので、処分場用地1の内部が混在状態となり、場合によっては車輌あるいは重機同志の接触事故も起り得る。
また、埋立予定地1b,1c,1dを順次掘削するのであるが、この掘削は全体として長い年月を経て行われるために、資材,機材とか施工人員の調達を長い年月の期間に渡って逐次行わなければならないので、処分場建造の設計,予算等の計画性が立てにくい。
例えば、資材,人件費等は長い年月を経て高騰する場合もあるので、処分場全体の施工に要する予算が立てづらいという欠点を有している。
さらに、従来のように2本の平行なレール2,2の内側に埋立予定地1a〜1dを設ける方法によれば、処分場全体の外形が、図14に示すように長辺形状等の矩形状とならざるを得ず、このため、処分場用地1が図15の如く円形状となっている場合、この種の長辺形状の処分場をそのまま建造すると、処分場用地1内に処分場の存在しない無駄なスペース1mが生成されてしまい、そのスペース1mの分だけ廃棄物を捨てることができず、廃棄物の投入効率の悪い処分場となってしまう。
【0004】
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、車輌,重機の混在状態が生じずに、かつ施工予算が立て易く、しかも略円形状の用地に適する廃棄物処分場を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この請求項1に係る発明は、ほぼ円形状に形成された凹部に、半径方向に延長する複数の仕切り部を設けて、ほぼ扇状に区画された複数の埋立地を形成し、一個の埋立地を被う屋根部材を周方向に回動自在として、当該屋根部材で各埋立地を個別に被うように構成したものである。
【0006】
この請求項2に係る発明は、上記凹部に、中央台を設け、この中央台と上記凹部の外周の上面とに上記屋根部材を周方向にガイドするガイド部材を設け、上記屋根部材には上記ガイド部材に沿って走行する走行部を設けたものである。
【0007】
この請求項3に係る発明は、上記中央台には、上記埋立地から導かれる浸出水を貯留する貯留部を設けたものである。
【0008】
この請求項4に係る発明は、上記貯留部は、各埋立地の浸出水を個別に貯留する複数の浸出水貯留部と、これ等浸出水貯留部に貯留された浸出水を一括して貯留する浸出水一括貯留部とから成るものである。
【0009】
この請求項5に係る発明は、上記中央台の内に、小径と大径の中空管を2重に立設し、両中空管の間を半径方向に延長する複数の仕切板で区画することで、上記浸出水貯留部を形成し、上記小径の中空管の内径空間で上記浸出水一括貯留部を形成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
実施の形態1.
図1〜図13は、本発明による廃棄物処分場の一例を示す簡略構成図であり、各図において、10は円形状の廃棄物処分場であり、この廃棄物処分場10は、ほぼ円形状の用地10Aの内側を円形に掘削して形成されるもので、この円形に掘削して形成された凹部10Kの中央に円形状の中央台11を設け、この中央台11の外周より半径方向に複数の仕切り部12を等角度で突出させることで、複数の扇形の埋立地10a〜10fを設けている。各埋立地10a〜10fは、中央台11から離れるに従って幅広となり、平面形状が扇形となっており、深底の底面部10mの側面及び内周部に法面10n,10tが形成され、さらに外周部には途中個所に段部10v付きの、傾斜の緩やかな法面10wが形成される。また、外周部中央には、法面部が底面部10mの底面とほぼ面一の廃棄物投入穴10xが形成され、この廃棄物投入穴10xの側部及び外周部にも法面が形成される。
なお、図3(a)に示す如く、上記埋立地10a〜10fは、切土又は盛土により形成されるが、さらに法面10wは、吹き付けによるモルタル層で覆われていてもよい。また、本実施例においては、上記廃棄物投入穴10xの法面全体は、急勾配であるためにコンクリートの補強枠13で補強してあるが、必ずしもコンクリートで補強する必要はなく、法面10wと同様にモルタルを吹き付けてもよい。
上記仕切り部12は図3(b)に示すように盛土又は切土により断面台形状に形成された中枠12aの外周がモルタル層あるいはコンクリートの被覆層12bで覆われているが、仕切り部12全体をコンクリートで一体に形成してもよい。
なお、後述する遮水層に関しては、法面がコンクリートで覆われる場合には法面とコンクリート層の間に設けられるが、通常はモルタル層の上面に遮水シートが設けられたり、あるいは切土または盛土された法面の上に不敷布,遮水シートより成る遮水層が形成される。
【0011】
中央台11は図7に示すように、ジオテキスタイル等のシート材11aの上に土砂層11bを積層したものを複数層に積層して外周の土砂くずれが生じないように形成され、かつシート材11aの先端にほぼ断面がV状のアンカー11cの一片を取り付けて、法面10tの補強を図っている。
図2,図3,図4に示すように、中央台11の中央に縦置きの小径の中空管11iが立設され、その外側に大径の中空管11jが立設され、これ等中空管11iと中空管11jとの間を半径方向に延長する複数の仕切板11mで区画されて、浸出水貯留部20a〜20f及び散水用の貯水槽20gが設けられる。この貯水槽20gは、後述する散水設備30tに水を供給する。なお、各浸出水貯留部20a〜20fは、各埋立地10a〜10fの内周側に対応する如く位置される。また、中空管11iの内側空間に浸出水一括貯留部21が形成され、この浸出水一括貯留部21には浸出水排水路24を介して浄化装置23が接続される。なお、中空管11i,11jは底板11xの上に立てられる。
【0012】
図4,図5に示す如く、各埋立地10a〜10fの内面全体には、遮水シート14が敷設され、この遮水シート14の上には浸出水集排水路15が半径方向に延長する如く設けられ、この浸出水集排水路15には複数本の分岐浸出水集排水路16が埋立地10a〜10fの側部方向に延長する如く設けられ、この分岐浸出水集排水路16の外側にはガス抜き路17が法面10nに沿って上方に延長する如く設けられる。上記ガス抜き路17としては、浸出水集排水路15の複数個所に、上方向に突出する如く図外のガス抜き管を接続することによっても形成される。
また、遮水シート14の下面側には地下水集排水路18及び分岐地下水集排水路18aが上記浸出水集排水路15,分岐浸出水集排水路16にほぼ対応する如く設けられる。
また、中央台11の下部には、地下水貯留部22が設けられ、この地下水貯留部22には地下水集排水路18を介して分岐地下水集排水路18aからの地下水が供給されて貯留された上で、図外のポンプを介して外部に排出され、処理される。
【0013】
上記浸出水集排水路15,分岐浸出水集排水路16は図5,図6に示すように外周に多数の孔を有する集排水管15aを凹部15bに設置し、その周りを砕石等のフィルター材15cで埋めて構成される。遮水シート14の上には砂,砂利等の保護土19が設けられる。
また、上記地下水集排水路18,分岐地下水集排水路18aは外周に多数の孔を有する集排水管18kを凹部18bに設置し、その周りを砕石等のフィルター材18cで埋めて、蓋材18dを被せて構成される。
【0014】
以上の構成において、埋立地10a〜10fには廃棄物が投棄して収容されるが、その上には水が散水されて、これにより廃棄物よりしみ出した液状成分による浸出水aが一定の水圧Pを有して滞留され、このように廃棄物よりしみ出したり、雨水が廃棄物を通過することにより汚染物質を含むことになった浸出水aは、埋立地10a〜10fの底部方向に移行するが遮水シート14によりブロックされるので、その底部の地中に漏洩してしみ込むことはない。
この浸出水aは、浸出水集排水路15,分岐浸出水集排水路16のフィルター材15cを経由して集排水管15aの複数の孔を介して集排水管15aの中に入り込み集水された後、浸出水集排水路15の集排水路15aを介して浸出水貯留部20a〜20fに排水して貯留され、その後ポンプPa〜Pfで排出された後、バルブBa〜Bfを介して浸出水一括貯留部21から浸出水排水路24を経て浄化装置23に供給されて浄化して処理される。集排水管15aには廃棄物より発生するガスも供給されるが、これは、ガス抜き路17を介して外部に放流される。
なお、浸出水貯留部20a〜20f内に雨水のみが供給される場合は、バルブBa〜Bfの切換により、この雨水は浸出水一括貯留部21には供給されず、直接外部に地下水とともに放流される。
埋立地10a〜10fの底部の地中の地下水bは、地下水集排水路18,分岐地下水集排水路18aのフィルター材18cを経由して集排水管18kの複数の孔を介して集排水管18kの中に入り込み、地下水集排水路18で集水された後、地下水貯留部22に貯留され、その後図外のポンプで排出される。
【0015】
つぎに、各埋立地10a〜10fを被うドーム状の屋根部材30について図8,図9を用いて説明する。屋根部材30は、平面形状が埋立地10a〜10fより若干大きい程度の扇形を有し、全体形状がドーム状となって、上からの雨水はもちろんのこと、横からの風等も遮断することができるもので、図8に示す全体として扇形のドーム状となるように組まれた骨組30aの全体を、防水シート材で被って図10に示すようにドーム状に形成される。この場合、図8の屋根部材30の底部の外側及び内側の水平向きのパイプ製の骨材30bには図9(a),(b)に示すようにガイド部材としてのレールL1,L2上を走行する走行部30cが設けられる。
各走行部30cは、骨材30bが嵌合される孔30dを前,後の板材に有し、ほぼ逆台形となる箱状の支持枠30eと、この支持枠30eの下部の前,後に回転自在に取り付けられて、上記レールL1,L2上を走行するローラ30fとより構成される。なお、支持枠30eの側部には固定板30hに取り付けられる固定枠30gがボルト止めされてロックされ、屋根部材30の不必要な移動が規制される。
上記レールL1は、図2,図3に示す如く上記埋立地10a〜10fの外周側上面の車輌走行道路10Zの内側にリング状となるように設けられ、レールL2は中央台11の上面の円状の道路11Zに、リング状となるように設けられる。
【0016】
このような構成によれば、屋根部材30に一方の側面側からの押圧力を図外の動力で加えることにより走行部30cを介してレールL1,L2上を走行できる。なお、この動力としては一部の走行部30cに駆動モータを取り付けて自走するものでもよい。屋根部材30が丁度必要とするいずれかの埋立地10a〜10fを被った位置で、図9の支持枠30eを幾分ジャッキアップして固定枠30gに支持枠30eの側面を固定することで、屋根部材30をロックできる。
上記屋根部材30には図10に示すように、排気ファン30m,内部監視カメラ30n,散水設備30tとか温度センサ30u,ガス濃度センサ30vあるいは給気ファン30x,外部監視カメラ30y等が付属される。
【0017】
以上の構成によれば、まず、埋立地10aに廃棄物を投入する場合は、この埋立地10aを屋根部材30で被ってロックした状態で、屋根部材30の外側に設けられたドア30wを開いて、ここからダンプカー等で廃棄物を廃棄物投入穴10x側に投棄する。この投棄の過程では、散水設備30tにより廃棄物の上に散水される。このとき、浸出水aが発生するが、これは浸出水集排水路15,分岐浸出水集排水路16を経て浸出水貯留部20aに集められ、ポンプPaで浸出水一括貯留部21に一括されてから、浸出水排水路24を経て浄化装置23に送られ、ここで浄化処理される。
一方、埋立地10b〜10fは空きの状態であり、雨水だけが溜まることになるが、この雨水は一担浸出水貯留部20b〜20fに貯留された後、ポンプPb〜PfからバルブBb〜Bfを経て、外部に放水される。
【0018】
埋立地10aの埋立てが完了すると、走行部30cから固定枠30gを外してフリーな状態とし、屋根部材30を図外の動力により埋立地10bの上まで移動させてから、固定枠30gを取り付けてロックし、再び埋立地10bに廃棄を行う。
このようにして順次埋立地10a〜10fについて屋根部材30を被せながら投棄を行う。
なお、埋立てが完了し、屋根部材30が外された埋立地10aについては雨水にさらされるが、長年月を経ることで次第に、ガス濃度,内部温度,浸出水aの水質が安全値に達することになる。安全値に達して、無害化が確認されると、埋立地10aの上を通常に敷地として活用でき、公園とか家屋等の建設も可能となる。安全値に達するまでは、浸出水は浸出水貯留部20aから浸出水一括貯留部21を経て浄化装置23で浄化処理されるが、安全値に達すると、バルブBaの切換で、外部に放流される。
なお、本発明においては、浸出水貯留部20a〜20f及び浸出水一括貯留部21は中央台11に設けるとして説明したが、図11に示すように浸出水貯留部20a〜20fを埋立地10a〜10fの外側に設け、排出路40を介して浸出水一括貯留部21に排水するようにしてもよい。この場合、バルブBa〜Bfを介して雨水等は放水される。
また、仕切り部12を等角度で突出させたが、仕切り部12を中央台11の外周より半径方向に任意の角度で突出させるようにしてもよい。この場合の屋根部材30は、一部に蛇腹状の伸縮部を設けるか、又は開閉ドームの屋根のように複数枚の屋根部材がスライドして重なり合うようにしてもよく、いずれにしても屋根の広がりが調整可能となるような機構を設けてもよい。
【0019】
なお、埋立地10a〜10fの底面部10mの構造としては図12に示すように、埋立地10a〜10fの底部の基礎地盤50と保護土19との間に遮水シート14A,14Bを上,下に2層に設けるようにしてもよい。この場合、上,下の両遮水シート14A,14B間に一定厚みのベントナイト混合土14mが介在され、また、下の遮水シート14Aの下面側に不織布14nが、その上面側に、浸出水漏水検出用の面電極(例えばアルミシート)付き不織布14tが設けられ、また、上の遮水シート14Bの下面側にベントナイト付き不織布14uが、その上面側に不織布14wが敷設される。下部の不織布14nは基礎地盤50から遮水シート14Aを保護し、ベントナイト混合土14mは浸出水の地下水接触防止及び拡散防止のためであり、ベントナイト付き不織布14uはベントナイト混合土14mの土質材料に現地発生土を使用する場合、粒径が大きい土塊、礫等を完全に排除できないため、混合土と遮水シート14Bの密着性の確保、遮水シート14Bの保護のために設ける。上の不織布14wは保護土19から遮水シート14Bを保護するために設ける。
【0020】
また、中央台11の外周の法面には図13に示すように一定厚みのモルタル吹付け層11dを、その上にベントナイト付き不織布11eを、その上に遮水シート11fを、その上に不織布11gを設けることにより、構成してもよい。
上記モルタル吹付け層11dは、補強盛土部はジオテキスタイル材より成るシート材11aの端末部が法面に現れて平滑な仕上げ面とならないので、平滑化のための下地処理の目的で行うものである。
ベントナイト付き不織布11eはモルタル吹付け層11dの基盤面から遮水シート11fを保護するためと、シート破損時に自己修復が行える目的で設ける。上の不織布11gは遮水シート11fを紫外線,熱劣化から保護し、また表面を平滑に保って積雪しにくくするものである。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、第1の発明によれば、ほぼ円形状に形成された凹部に、半径方向に延長する複数の仕切り部を設けて、ほぼ扇状に区画された複数の埋立地を形成し、一個の埋立地を被う屋根部材を周方向に回動自在として、当該屋根部材で各埋立地を個別に被うように構成したので、全埋立地を一括して施工して完成できるので、建造及び施工用の運搬車輌が処分場に入り込むことがなく、処分場内の混雑を防ぐことができ、また資材,人件費等の予算計画が立て易く、しかも処分場用地がほぼ円形状となっている場合には、この用地に対応無駄なスペースを発生させることがない。
【0022】
第2の発明によれば、上記凹部に、中央台を設け、この中央台と上記凹部の外周の上面とに上記屋根部材を周方向にガイドするガイド部材を設け、上記屋根部材には上記ガイド部材に沿って走行する走行部を設けたので、屋根部材の周方向へのガイドをあまり大きな力を要せずスムーズに行える。
【0023】
第3ないし第5の発明によれば、中央台に浸出水を貯留する貯留部を設けたので、この貯留部を設置する用地を埋立地の外に確保する必要がないので、用地スペースの有効活用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】 この発明の一実施の形態を示す平面図である。
【図3】 この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図4】 この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図5】 この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図6】 この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図7】 この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図8】 この発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図9】 この発明の一実施の形態を示す断面図,斜視図である。
【図10】 この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図11】 この発明の一実施の形態を示す略図である。
【図12】 この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図13】 この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図14】 従来例を示す簡略図である。
【図15】 従来例を示す簡略図である。
【符号の説明】
10 廃棄物処分場、10a〜10f 埋立地、10x 廃棄物投入穴、11中央台、12 仕切り部、20a〜20f 浸出水貯留部、21 浸出水一括貯留部、23 浄化装置、30 屋根部材。

Claims (5)

  1. ほぼ円形状に形成された凹部に、半径方向に延長する複数の仕切り部を設けて、ほぼ扇状に区画された複数の埋立地を形成し、一個の埋立地を被う屋根部材を周方向に回動自在として、当該屋根部材で各埋立地を個別に被うように構成したことを特徴とする廃棄物処分場。
  2. 上記凹部に、中央台を設け、この中央台と上記凹部の外周の上面とに上記屋根部材を周方向にガイドするガイド部材を設け、上記屋根部材には上記ガイド部材に沿って走行する走行部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処分場。
  3. 上記中央台には、上記埋立地から導かれる浸出水を貯留する貯留部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の廃棄物処分場。
  4. 上記貯留部は、各埋立地の浸出水を個別に貯留する複数の浸出水貯留部と、これ等浸出水貯留部に貯留された浸出水を一括して貯留する浸出水一括貯留部とから成ることを特徴とする請求項3に記載の廃棄物処分場。
  5. 上記中央台の内に、小径と大径の中空管を2重に立設し、両中空管の間を半径方向に延長する複数の仕切板で区画することで、上記浸出水貯留部を形成し、上記小径の中空管の内径空間で上記浸出水一括貯留部を形成したことを特徴とする請求項4に記載の廃棄物処分場。
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