JP4186397B2 - 自動風呂装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は設定された水位まで自動的に浴槽に湯を張る自動風呂装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動風呂装置を図2を用いて説明する。図2に示す自動風呂装置は給湯経路を介して浴槽9下部へ設けられた給湯口8へ給湯する給湯部1と、給湯経路に設けられ浴槽内の水位を検出する水位検出部2と、運転の選択及び所望の湯張り水位を設定する操作部3と、給湯部1で給湯される給湯量を検出する給湯量検出部4と、水位検出手段2により検出される現在水位から操作部3で設定される設定水位まで湯張りするのに必要な給湯量を演算し給湯部1を制御する制御部5と、制御部5の制御に必要なデータを記憶する記憶部6からなる。制御部5は給湯口8が水没する第一の水位と、第一の水位より所定の給湯量給湯した後の第二の水位との差を所定の給湯量で除算した値を浴槽断面積係数として記憶部6に記憶する。制御部5は以後の運転においては記憶部6で記憶された浴槽断面積係数に基づき設定水位までの必要給湯量を演算し、必要給湯量を給湯量検出部4が検出するまで給湯部1を制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自動風呂装置では、浴槽断面積係数に基づき必要給湯量を演算しているため、浴槽断面積係数がばらつく場合、給湯後の水位がばらつくことになる。水位が目標とする設定水位より低い場合は、再度給湯を行えばカバーできる。しかし、設定水位を超えてしまった場合は、自動的に浴槽の水を排水する機構を設けない限りカバーできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明の自動風呂装置は、給湯経路を介して浴槽下部へ設けられた給湯口へ給湯する給湯部と、前記給湯経路に設けられ浴槽内の水位を検出する水位検出部と、運転の選択及び所望の湯張り水位を設定する操作部と、前記給湯部で給湯される給湯量を検出する給湯量検出部と、前記水位検出手段により検出される現在水位から前記操作部で設定される設定水位まで湯張りするのに必要な給湯量を演算し前記給湯部を制御する制御部と、前記制御部の制御に必要なデータを記憶する記憶部と、前記制御部が演算した必要給湯量を補正する補正部を備え、前記制御部は前記給湯口が水没する第一の水位と、前記第一の水位より所定の給湯量給湯した後の第二の水位との差を前記所定の給湯量で除算した値を浴槽断面積係数として前記記憶部に記憶し、以後の運転においては前記記憶部で記憶された前記浴槽断面積係数に基づき設定水位までの必要給湯量を演算し、前記制御部は前記給湯量検出部が前記補正部で補正した必要給湯量を検出するまで前記給湯部を制御し、前記記憶部は浴槽断面積係数を所定割合減少させて記憶するようにしたものである。
【0005】
上記発明によれば、演算した必要給湯量をそのまま使用するのではなく、補正部により
補正してから給湯を行うため、浴槽断面積係数のばらつきによる水位のばらつきを抑えることができ、使い勝手の良い自動風呂装置が得られ、なおかつ記憶部が浴槽断面積係数を所定割合減少して記憶するので、補正部で必要給湯量を補正しなくても、演算した時点で必要給湯量が補正された値となり、簡易な構成で設定水位をオーバーすることを防止できる。
【0006】
また、上記の課題を解決するために本発明の自動風呂装置は、給湯経路を介して浴槽下部へ設けられた給湯口へ給湯する給湯部と、前記給湯経路に設けられ浴槽内の水位を検出する水位検出部と、運転の選択及び所望の湯張り水位を設定する操作部と、前記給湯部で給湯される給湯量を検出する給湯量検出部と、前記水位検出手段により検出される現在水位から前記操作部で設定される設定水位まで湯張りするのに必要な給湯量を演算し前記給湯部を制御する制御部と、前記制御部の制御に必要なデータを記憶する記憶部と、前記制御部が演算した必要給湯量を補正する補正部を備え、前記制御部は前記給湯口が水没する第一の水位と、前記第一の水位より所定の給湯量給湯した後の第二の水位との差を前記所定の給湯量で除算した値を浴槽断面積係数として前記記憶部に記憶し、以後の運転においては前記記憶部で記憶された前記浴槽断面積係数に基づき設定水位までの必要給湯量を演算し、前記制御部は前記給湯量検出部が前記補正部で補正した必要給湯量を検出するまで前記給湯部を制御し、前記記憶部は浴槽断面積係数を所定量減少させて記憶するようにしたものである。
【0007】
上記発明によれば、演算した必要給湯量をそのまま使用するのではなく、補正部により補正してから給湯を行うため、浴槽断面積係数のばらつきによる水位のばらつきを抑えることができ、使い勝手の良い自動風呂装置が得られ、なおかつ記憶部が浴槽断面積係数を所定量減少して記憶するので、補正部で必要給湯量を補正しなくても、演算した時点で必要給湯量が補正された値となり、簡易な構成で設定水位をオーバーすることが防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の自動風呂装置は、給湯経路を介して浴槽下部へ設けられた給湯口へ給湯する給湯部と、前記給湯経路に設けられ浴槽内の水位を検出する水位検出部と、運転の選択及び所望の湯張り水位を設定する操作部と、前記給湯部で給湯される給湯量を検出する給湯量検出部と、前記水位検出手段により検出される現在水位から前記操作部で設定される設定水位まで湯張りするのに必要な給湯量を演算し前記給湯部を制御する制御部と、前記制御部の制御に必要なデータを記憶する記憶部と、前記制御部が演算した必要給湯量を補正する補正部を備え、前記制御部は前記給湯口が水没する第一の水位と、前記第一の水位より所定の給湯量給湯した後の第二の水位との差を前記所定の給湯量で除算した値を浴槽断面積係数として前記記憶部に記憶し、以後の運転においては前記記憶部で記憶された前記浴槽断面積係数に基づき設定水位までの必要給湯量を演算し、前記制御部は前記給湯量検出部が前記補正部で補正した必要給湯量を検出するまで前記給湯部を制御し、前記記憶部は浴槽断面積係数を所定割合減少させて記憶するようにしたものである。
【0009】
そして、演算した必要給湯量をそのまま使用するのではなく、補正部により補正してから給湯を行うため、浴槽断面積係数のばらつきによる水位のばらつきを抑えることができる。
【0010】
さらに、記憶部が浴槽断面積係数を所定割合減少して記憶するので、補正部で必要給湯量を補正しなくても、演算した時点で必要給湯量が補正された値となり、簡易な構成で設定水位をオーバーすることを防止できる。
【0011】
また、請求項2記載の自動風呂装置は、給湯経路を介して浴槽下部へ設けられた給湯口
へ給湯する給湯部と、前記給湯経路に設けられ浴槽内の水位を検出する水位検出部と、運転の選択及び所望の湯張り水位を設定する操作部と、前記給湯部で給湯される給湯量を検出する給湯量検出部と、前記水位検出手段により検出される現在水位から前記操作部で設定される設定水位まで湯張りするのに必要な給湯量を演算し前記給湯部を制御する制御部と、前記制御部の制御に必要なデータを記憶する記憶部と、前記制御部が演算した必要給湯量を補正する補正部を備え、前記制御部は前記給湯口が水没する第一の水位と、前記第一の水位より所定の給湯量給湯した後の第二の水位との差を前記所定の給湯量で除算した値を浴槽断面積係数として前記記憶部に記憶し、以後の運転においては前記記憶部で記憶された前記浴槽断面積係数に基づき設定水位までの必要給湯量を演算し、前記制御部は前記給湯量検出部が前記補正部で補正した必要給湯量を検出するまで前記給湯部を制御し、前記記憶部は浴槽断面積係数を所定量減少させて記憶するようにしたものである。
【0012】
そして、演算した必要給湯量をそのまま使用するのではなく、補正部により補正してから給湯を行うため、浴槽断面積係数のばらつきによる水位のばらつきを抑えることができる。
【0013】
さらに、記憶部が浴槽断面積係数を所定量減少して記憶するので、補正部で必要給湯量を補正しなくても、演算した時点で必要給湯量が補正された値となり、簡易な構成で設定水位をオーバーすることが防止できる。
【0014】
また、請求項3の自動風呂装置は、補正部は設定水位までの必要給湯量が所定量以上の場合は必要給湯量を所定割合減少した量に補正し、所定量未満の場合は補正しないようにしたものである。
【0015】
そして、補正部は演算した必要給湯量が所定量以上のときは所定割合減少して補正するので、浴槽断面積係数が大きくなる方向にばらついても設定水位を超えて給湯することが防止できる。必要給湯量が所定量未満の場合は補正しないので、設定水位を中心とした上下のわずかなばらつきの範囲で水位を維持することができる。
【0016】
また、請求項4記載の自動風呂装置は、補正部は設定水位までの必要給湯量が第一の所定量以上の場合は必要給湯量を第二の所定量減少した量に補正し、前記第一の所定量未満の場合は補正しないようにしたものである。
【0017】
そして、補正部は演算した必要給湯量が所定量以上のときは所定量減少させるという簡易な補正方法により補正するので、浴槽断面積係数が大きくなる方向にばらついても設定水位を超えて給湯することが防止できる。必要給湯量が所定量未満の場合は補正しないので、設定水位を中心とした上下のわずかなばらつきの範囲で水位を維持することができる。
【0018】
また、請求項5記載の自動風呂装置は、給湯量検出部は、給湯部が給湯する時間を計時することにより給湯量を検出するようにしたものである。
【0019】
そして、給湯部が給湯する時間を計測して給湯量を検出するので、流量センサなどのセンサを用いずに簡易な構成の自動風呂装置が得られる。
【0020】
また、請求項6記載の自動風呂装置は、記憶部での浴槽断面積係数の記憶は、第一回目の運転時に行い、以後の運転時には変更しないようにしたものである。
【0021】
そして、第一回目の運転時のみ浴槽断面積係数を記憶するので、使用の度に浴槽断面積係数の値が変化して水位が変動することを防止できる。
【0022】
また、請求項7記載の自動風呂装置は、記憶部での浴槽断面積係数の記憶は、操作部で浴槽断面積係数を設定する操作を実施した後の運転時に行い、以後の運転時には変更しないようにしたものである。
【0023】
そして、浴槽断面積係数を設定する操作を実施した後に浴槽断面積係数を記憶するので、経年変化により特性が変わった場合や、浴槽の買い換えによる形状の変更に対応することができる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図1を用いて説明する。
【0025】
図1は自動風呂装置の制御ブロック図である。図1に示す自動風呂装置は給湯経路を介して浴槽9下部へ設けられた給湯口8へ給湯する給湯部1と、給湯経路に設けられ浴槽9内の水位を検出する水位検出部2と、運転の選択及び所望の湯張り水位を設定する操作部3と、給湯部1で給湯される給湯量を検出する給湯量検出部4と、水位検出手段2により検出される現在水位から操作部3で設定される設定水位まで湯張りするのに必要な給湯量を演算し給湯部1を制御する制御部5と、制御部5の制御に必要なデータを記憶する記憶部6と、制御部5が演算した必要給湯量を補正する補正部7からなる。
【0026】
上記の構成において動作を説明する。使用者は操作部3にて所望の水位を設定して使用する。設定水位は給湯口8からの高さで表されるので、同じ設定水位であっても浴槽9の容量、形状により設定水位までの必要給湯量は異なる。そのため、機器が設置された第一回目の運転時に浴槽9の断面積あたりの給湯量すなわち、浴槽断面積係数を決定する。以下、係数を決定する際の動作を説明する。
【0027】
運転を開始すると、制御部5はまず給湯口8を水没させるための動作を行う。給湯口8は通常、浴槽の底面から10〜20cmの高さに取り付けられるので、その付近まで一度に給湯するため50リットル程度給湯する。給湯流量が毎分10リットルと想定すると、50リットル給湯するには5分給湯すればよい。したがって、給湯量検出部4が5分を計時するまで給湯部1を駆動し浴槽9内へ給湯を行う。水位検出部2は圧力センサで構成され、給湯停止時の給湯経路内の圧力を検出することで、浴槽9内の水位を検出する。給湯口8まで水がつかっていない範囲では給湯しても、水位検出部2で検出する水位値に変化は生じない。よって、少量の給湯を行った後の水位値に変動があったかどうかを見れば、給湯口8まで水位が上昇したことを認識できる。そのため、1分(10リットル相当)給湯後、水位値確認という動作を繰り返す。給湯口8まで水位上昇したことを検出できたら、給湯口8の開口部を完全に水没させるため、3分(30リットル相当)給湯を行う。給湯後の水位をh0とする。次にこの水位から4分(40リットル相当)給湯を行い、給湯後の水位をh1とする。給湯した量と上昇した水位との比を計算すれば、浴槽断面積係数Kを求めることができる。K=40/(h1−h0)となる。
【0028】
次に水位h1から設定水位hSまで湯張りを行うために、設定水位hSまでのの必要湯量W1を求める。W1=K×(hS−h1)で求められるが、K、hS、h1にはそれぞれ水位検出部2の検出誤差が含まれている。よって、W1もばらつきを含み、その上、給湯中に給湯量が変動した場合も、給湯後の水位がhSに対してばらつく要因となる。水位がhSよりも低い場合は再度hSまでの必要給湯量を計算し給湯すればよいが、hSよりも高い場合は水を抜くことができないので、hSを超えたところで湯張り完了としなくてはならない。誤差は給湯量に比例して大きくなるので、設定水位をオーバーする側の誤差を制限するために、補正部7により演算した必要湯量W1に補正をかける。必要湯量W1が50リットルを超える場合は必要湯量W1を0.9倍にした量を給湯する。給湯量が50リットル未満の場合は誤差も小さいので補正はしない。以上の動作により、設定水位まで湯張りすることができる。補正の仕方としては必要湯量W1から10リットル差し引くという方法や、浴槽断面積係数Kを0.9倍して記憶しておき補正部では補正しないという簡易な方法も用いることができる。
【0029】
尚、浴槽断面積係数を決定するための動作は、給湯を中断する回数が多いために湯張り完了するまで時間がかかる。また、運転の度に浴槽断面積係数がばらつくと湯張り完了後の水位も運転の度にばらつくことになる。よって、上記の浴槽断面積係数を決定するのは設置後第一回目の運転時のみ行う。以降の運転時は水位h0まで湯を張った後は、設定水位hSまでの必要湯量を計算して給湯する。但し、第一回目の運転に不具合があった場合、経年変化により水位検出部2の特性変化や出湯流量の変化した場合を想定し、操作部3の操作により浴槽断面積係数を設定する処理も備える。
【0030】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の自動風呂装置によれば、演算した必要給湯量をそのまま使用するのではなく、補正部により補正してから給湯を行うため、浴槽断面積係数のばらつきによる水位のばらつきを抑えることができ、かつ記憶部が浴槽断面積係数を所定割合減少して記憶するので、補正部で必要給湯量を補正しなくても、演算した時点で必要給湯量が補正された値となり、簡易な構成で設定水位をオーバーすることを防止できる。
【0031】
また、請求項2記載の自動風呂装置によれば、演算した必要給湯量をそのまま使用するのではなく、補正部により補正してから給湯を行うため、浴槽断面積係数のばらつきによる水位のばらつきを抑えることができ、かつ記憶部が浴槽断面積係数を所定量減少して記憶するので、補正部で必要給湯量を補正しなくても、演算した時点で必要給湯量が補正された値となり、簡易な構成で設定水位をオーバーすることが防止できる。
【0032】
また、請求項3記載の自動風呂装置によれば、補正部は演算した必要給湯量が所定量以上のときは所定割合減少して補正するので、浴槽断面積係数が大きくなる方向にばらついても設定水位を超えて給湯することが防止できる。必要給湯量が所定量未満の場合は補正しないので、設定水位を中心とした上下のわずかなばらつきの範囲で水位を維持することができる。
【0033】
また、請求項4記載の自動風呂装置によれば、補正部は演算した必要給湯量が所定量以上のときは所定量減少させるという簡易な補正方法により補正するので、浴槽断面積係数が大きくなる方向にばらついても設定水位を超えて給湯することが防止できる。必要給湯量が所定量未満の場合は補正しないので、設定水位を中心とした上下のわずかなばらつきの範囲で水位を維持することができる。
【0034】
また、請求項5記載の自動風呂装置によれば、給湯部が給湯する時間を計測して給湯量を検出するので、流量センサなどのセンサを用いずに簡易な構成の自動風呂装置が得られる。
【0035】
また、請求項6記載の自動風呂装置によれば、第一回目の運転時のみ浴槽断面積係数を記憶するので、使用の度に浴槽断面積係数の値が変化して水位が変動することを防止できる。
【0036】
また、請求項7記載の自動風呂装置によれば、浴槽断面積係数を設定する操作を実施した後に浴槽断面積係数を記憶するので、経年変化により特性が変わった場合や、浴槽の買い換えによる形状の変更に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の自動風呂装置の制御ブロック図
【図2】 従来の自動風呂装置の制御ブロック図
【符号の説明】
1 給湯部
2 水位検出部
3 操作部
4 給湯量検出部
5 制御部
6 記憶部
7 補正部
8 給湯口
9 浴槽

Claims (7)

  1. 給湯経路を介して浴槽下部へ設けられた給湯口へ給湯する給湯部と、前記給湯経路に設けられ浴槽内の水位を検出する水位検出部と、運転の選択及び所望の湯張り水位を設定する操作部と、前記給湯部で給湯される給湯量を検出する給湯量検出部と、前記水位検出手段により検出される現在水位から前記操作部で設定される設定水位まで湯張りするのに必要な給湯量を演算し前記給湯部を制御する制御部と、前記制御部の制御に必要なデータを記憶する記憶部と、前記制御部が演算した必要給湯量を補正する補正部を備え、前記制御部は前記給湯口が水没する第一の水位と、前記第一の水位より所定の給湯量給湯した後の第二の水位との差を前記所定の給湯量で除算した値を浴槽断面積係数として前記記憶部に記憶し、以後の運転においては前記記憶部で記憶された前記浴槽断面積係数に基づき設定水位までの必要給湯量を演算し、前記制御部は前記給湯量検出部が前記補正部で補正した必要給湯量を検出するまで前記給湯部を制御し、前記記憶部は浴槽断面積係数を所定割合減少させて記憶するようにしたことを特徴とする自動風呂装置。
  2. 給湯経路を介して浴槽下部へ設けられた給湯口へ給湯する給湯部と、前記給湯経路に設けられ浴槽内の水位を検出する水位検出部と、運転の選択及び所望の湯張り水位を設定する操作部と、前記給湯部で給湯される給湯量を検出する給湯量検出部と、前記水位検出手段により検出される現在水位から前記操作部で設定される設定水位まで湯張りするのに必要な給湯量を演算し前記給湯部を制御する制御部と、前記制御部の制御に必要なデータを記憶する記憶部と、前記制御部が演算した必要給湯量を補正する補正部を備え、前記制御部は前記給湯口が水没する第一の水位と、前記第一の水位より所定の給湯量給湯した後の第二の水位との差を前記所定の給湯量で除算した値を浴槽断面積係数として前記記憶部に記憶し、以後の運転においては前記記憶部で記憶された前記浴槽断面積係数に基づき設定水位までの必要給湯量を演算し、前記制御部は前記給湯量検出部が前記補正部で補正した必要給湯量を検出するまで前記給湯部を制御し、前記記憶部は浴槽断面積係数を所定量減少させて記憶するようにしたことを特徴とする自動風呂装置。
  3. 補正部は設定水位までの必要給湯量が所定量以上の場合は必要給湯量を所定割合減少した量に補正し、所定量未満の場合は補正しないようにした請求項1または2に記載の自動風呂装置。
  4. 補正部は設定水位までの必要給湯量が第一の所定量以上の場合は必要給
    湯量を第二の所定量減少した量に補正し、前記第一の所定量未満の場合は補正しないようにした請求項1または2に記載の自動風呂装置。
  5. 給湯量検出部は、給湯部が給湯する時間を計時することにより給湯量を検出するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動風呂装置。
  6. 記憶部での浴槽断面積係数の記憶は、第一回目の運転時に行い、以後の運転時には変更しないようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動風呂装置。
  7. 記憶部での浴槽断面積係数の記憶は、操作部で浴槽断面積係数を設定する操作を実施した後の運転時に行い、以後の運転時には変更しないようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動風呂装置。
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