JPH08271046A - 自動風呂装置における湯張りデータの異常検出方法 - Google Patents

自動風呂装置における湯張りデータの異常検出方法

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JPH08271046A
JPH08271046A JP7099536A JP9953695A JPH08271046A JP H08271046 A JPH08271046 A JP H08271046A JP 7099536 A JP7099536 A JP 7099536A JP 9953695 A JP9953695 A JP 9953695A JP H08271046 A JPH08271046 A JP H08271046A
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Tadashi Matsubara
正 松原
Tadahiko Oshio
忠彦 大塩
Hidehito Ichimaru
秀仁 市丸
Mamoru Miyazaki
守 宮崎
Yasuki Takeda
泰樹 武田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 浴槽2内のバスアダプター5よりも上の水位
まで湯を落とし込んだ後、湯量Q4を浴槽2内に落とし
込んで水位上昇量H2−H1を検出する。この結果、この
水位における浴槽断面積S1=Q4/(H2−H1)を演算
できる。浴槽断面積S1は記憶部25に記憶する。さら
に、湯量Q5を浴槽2内に落とし込んで水位上昇量H3−
(H2+H4)を検出する。この結果、この水位における
浴槽断面積S2=Q5/(H3−H2−H4)を演算でき
る。異常判定部26は、浴槽断面積S1、S2の比S2/
S1が、Rd<(S2/S1)<Ru[Rd、Ruは定数]を
満たす場合には、浴槽断面積等の湯張りデータに異常が
なく、満たさない場合には湯張りデータに異常ありと判
定する。 【効果】 2回目以降の湯張り運転時に誤った湯張りデ
ータによって自動湯張り運転され、湯が溢れたりするの
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動風呂装置における湯
張りデータの異常検出方法に関する。具体的にいうと、
本発明は自動風呂装置を初回自動運転して求めた湯張り
データに異常がないかどうか判定するための検出方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動風呂装置据付後や停電復帰後におけ
る初回自動運転時には、浴槽内に一定量の湯を落とし込
んでその時の水位上昇量を検出し、当該湯の落とし込み
量と水位上昇量とから浴槽断面積や基準水位(バスアダ
プターレベルの目安となる)等を求め、これらを湯張り
データとして記憶部に記憶しておき、2回目以降の自動
湯張り運転時には、これら湯張りデータを用いて設定水
位まで湯張りを行なったり、補水動作を行なったりする
自動風呂装置がある。例えば、特開平2−267456
号公報や特開平2−267459号公報に開示された自
動風呂装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな自動風呂装置にあっては、初回自動運転時に上記の
ようにして求めた湯張りデータについての再確認は行な
われていなかった。このため、循環ポンプのエア噛み、
湯張り途中での水栓抜け、外乱による湯面の振動や波打
ち等によって誤った湯張りデータが得られた場合でも、
そのまま記憶部に記憶されていた。その結果、2回目以
降には誤った湯張りデータに基づいて自動湯張り運転さ
れ、浴槽から湯が溢れたり、補水動作を何度も繰り返し
たりするという欠点があった。
【0004】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、初回自動運
転時に求めた湯張りデータに異常がないか判定し、2回
目以降の自動運転時に誤動作を起こさないようにするこ
とにある。
【0005】
【発明の開示】請求項1に記載されている自動風呂装置
における湯張りデータの異常検出方法は、浴槽内に落と
し込まれる水量を検出するための水量検出手段と、浴槽
内の水位を検出するための圧力センサーのような水位検
出手段とを備え、設定のための運転時には、バスアダプ
ターよりも上の水位を検出した後、浴槽内に定量の水を
落とし込んで水位の上昇量を検出し、この落とし込み水
量及び水位上昇量から浴槽断面積を求めて当該浴槽断面
積を記憶手段に記憶し、次回以降の湯張り運転時には、
記憶手段に記憶している浴槽断面積を用いて浴槽への湯
張り動作を行なうようにした自動風呂装置において、設
定のための運転時に、浴槽断面積を求めた前記工程とは
別な工程より、浴槽内に所定量の水を落とし込んで水位
の上昇量を検出し、その落とし込み水量及び水位上昇量
から1又は2以上の水位における浴槽断面積を求め、記
憶手段に記憶された前記浴槽断面積と当該1又は2以上
の水位における浴槽断面積を比較することにより、記憶
手段に記憶された前記浴槽断面積に異常がないか否かを
判定するようにしたことを特徴としている。
【0006】ここで、設定のための運転とは、自動風呂
装置の据付後や修理点検後あるいは停電復帰後のよう
に、自動湯張りを行なうための湯張りデータを未だ記憶
させられていない状態もしくは湯張りデータが消失して
しまった状態において、次回以降に自動湯張りを行なえ
るように湯張りデータを演算して記憶手段に記憶させる
ための運転をいう。また、次回以降の湯張り運転とは、
それ以前の湯張り運転において記憶させられた湯張りデ
ータを保持した状態において、当該湯張りデータを用い
て自動湯はりを行なう運転をいう。
【0007】浴槽の形状は、浴槽底面からの高さに拘ら
ず浴槽内空間の水平断面積(浴槽断面積)がほぼ一定し
ており、せいぜい上方へいくほど浴槽断面積がわずかに
増加しているものが一般的である。よって、2以上の浴
槽断面積が異なる水位で求められていても、それらの浴
槽断面積は互いにほぼ等しいと期待することができるか
ら、記憶手段に記憶されている浴槽断面積と他の浴槽断
面積を比較することにより記憶手段により記憶されてい
る浴槽断面積に異常があるか否かを判定することができ
る。すなわち、記憶手段に記憶されている浴槽断面積
と、これと比較した浴槽断面積とが一定範囲以上異なっ
ている場合には、記憶している浴槽断面積か、これと比
較した浴槽断面積か、いずれかに異常があると判断で
き、記憶手段に記憶されている浴槽断面積の信頼性が低
いので、記憶手段に記憶している浴槽断面積及び他の湯
張りデータにも異常があるとすることができる。
【0008】しかして、初回自動運転時に記憶手段に記
憶した浴槽断面積に異常があると判断した場合には、初
回自動運転を中止し、また、当該湯張りデータを次回以
降の湯張り運転に使用できないようにすれば、浴槽から
湯が溢れたり、補水動作を何度も繰り返したりといった
誤動作を防止できる。
【0009】特に、請求項2に記載した実施態様におい
ては、前記湯張りデータの異常判定を、記憶手段に記憶
された前記浴槽断面積と、これと比較される前記浴槽断
面積との比もしくは差に基づいて行なうようにしてい
る。
【0010】例えば、正常であれば、浴槽断面積同志の
比はほぼ1であるから、この比が1を含む一定値域内に
あるときには、浴槽断面積には異常がないとすることが
できる。
【0011】従って、この実施態様のように記憶手段に
記憶された浴槽断面積と、これと比較する浴槽断面積と
の比もしくは差に基づいて異常判定を行なえば、浴槽断
面積等の湯張りデータに異常がないか否かの判定を定量
的に行なわせることができる。また、比又は差によれ
ば、判定のための演算も簡略にすることができる。
【0012】請求項3に記載された自動風呂装置におけ
る湯張りデータの異常検出方法は、浴槽内に落とし込ま
れる水量を検出するための水量検出手段と、浴槽内の水
位を検出するための圧力センサーのような水位検出手段
とを備え、設定のための運転時には、バスアダプターよ
りも上の水位を検出した後、浴槽内に定量の水を落とし
込んで水位の上昇量を検出し、この落とし込み水量及び
水位上昇量から浴槽断面積を求めて当該浴槽断面積を記
憶手段に記憶し、次回以降の湯張り運転時には、記憶手
段に記憶している浴槽断面積を用いて浴槽への湯張り動
作を行なうようにした自動風呂装置において、設定のた
めの運転時に、任意の水位から設定水位までの水位差と
前記浴槽断面積とに基づいて設定水位まで湯を落とし込
むための不足水量を演算し、演算された不足水量の水を
当該任意の水位から浴槽内に落とし込み、当該不足水量
の水を落とし込んだ後の水位を検出し、検出された当該
水位と設定水位とを比較することにより、記憶手段に記
憶されている浴槽断面積に異常があるか否かを判定する
ようにしたことを特徴としている。
【0013】記憶手段に記憶している浴槽断面積と設定
水位の値に基づいて設定水位までの不足水量を演算し、
演算した不足水量の湯を落とし込んだ場合には、当該浴
槽断面積の値に異常がなければ、水位はほぼ設定水位と
一致すると期待される。従って、演算した不足水量の湯
を落とし込んだ後の水位と設定水位とを比較することに
よって記憶手段に記憶している浴槽断面積に異常がある
か否かの目安とすることができ、落とし込み後の水位と
設定水位との間に一定以上の水位差がある場合には、記
憶している浴槽断面積及び他の湯張りデータにも異常が
あると判断することができる。
【0014】しかして、初回自動運転時に記憶手段に記
憶した浴槽断面積に異常があると判断した場合には、初
回自動運転を中止し、また、当該湯張りデータを次回以
降の湯張り運転に使用できないようにすれば、浴槽から
湯が溢れたり、補水動作を何度も繰り返したりといった
誤動作を防止できる。
【0015】特に、請求項4に記載した実施態様におい
ては、前記湯張りデータの異常判定を、比較すべき前記
落とし込み後の水位と設定水位との差もしくは比に基づ
いて行なうようにしている。
【0016】例えば、水位差が一定値域内にあれば、浴
槽断面積には異常がないとすることができる。従って、
この実施態様によれば、浴槽断面積等の湯張りデータに
異常がないか否かの判定を定量的に行なわせることがで
きる。また、差又は比によれば、判定のための演算も簡
略にすることができる。
【0017】
【実施例】
(自動風呂装置の構成)図1は、本発明の一実施例によ
る自動風呂装置を示す全体構成図であり、1は自動風呂
装置、2はほぼ一定の断面積を有する浴槽、3は追焚き
回路、4は給湯回路である。追焚き回路3は、循環ポン
プ10から追焚用熱交換器7を介して浴槽2のバスアダ
プター5に接続する往路6aと、バスアダプター5から
前記循環ポンプ10に至る復路6bとからなり、往路6
aの途中に水位検出用の圧力センサー9と循環判定用の
水流スイッチ8が設けられ、復路6bの途中には浴槽2
内の湯温を検出するためのサーミスタ21が設けられて
いる。給湯回路4は、市水等からの入水量を検出する流
量センサー22、入水温度を検知するサーミスタ17、
給湯用熱交換器11、給湯用熱交換器11と並列に配置
されたバイパス路16、給湯回路4に流れる水量を制御
する流量調整弁18、給湯回路4からの出湯温度を検知
するサーミスタ19、給湯回路4から浴槽2へ落とし込
まれる湯量を制御する流量調整弁14、給湯回路4から
浴槽2へ落とし込まれる湯量を計測する流量センサー1
5からなり、バキュームブレーカ20、閉止弁12及び
逆止弁13を介して追焚き回路3に接続されている。2
3は給湯回路4の途中から分岐してカラン等の適宜給湯
箇所に至る分岐給湯路である。また、自動風呂装置1の
制御部24はマイクロコンピュータを備えており、圧力
センサー9や流量センサー15、水流スイッチ8等の各
種センサーからの信号に基づいて各種演算・判断等を行
ない、その結果に応じて循環ポンプ10の運転や追焚用
熱交換器7のバーナー(図示せず)の燃焼等の制御を行
っている。記憶部25は初回自動運転時に求めた浴槽断
面積等の湯張りデータを記憶する。26は記憶部25に
保存している湯張りデータに異常がないかどうか判定す
るための異常判定部である。
【0018】前記流量センサー15は、追焚き回路3を
通って給湯回路4から浴槽2内へ給湯される湯の流量を
検出するものであり、その流量検知信号は制御部24へ
送られており、制御部24ではこの流量値を積算して給
湯回路4から浴槽2への落とし込み湯量(積算流量)を
得ている。
【0019】また、圧力センサー9は、浴槽2内の水位
を水圧として間接的に検出している。この圧力センサー
9の出力Pと水位Lとの関係を図2に示す。圧力センサ
ー9の出力Pは、往路6aに湯が満たされるまでは増加
するが(往路6aに湯が満たされるまでの水位;
1)、往路6aに湯を満たして以後バスアダプターレ
ベルに水位が達するまで(湯がバスアダプターレベルに
達した時の水位;L2)は一定値P1を示し、バスアダプ
ターレベルでの出力P1から設定水位での出力P2までは
比例的に増加する。なお、L3は設定水位に達した時の
水位である。
【0020】また、水流スイッチ8は浴槽2内にバスア
ダプターレベル以上の湯が存在しているか否かを判定す
る循環判定を行なうためのものである。すなわち、閉止
弁12を閉じ、循環ポンプ10を運転し、水流スイッチ
8がオンであれば浴槽2内にバスアダプターレベル以上
の湯がある(「水有り」)と判定され、水流スイッチ8
がオフであれば浴槽2内にバスアダプターレベル以上の
湯がない(「水無し」)と判定される。従って、循環判
定により「水有り」と判定されると、圧力センサー9に
より浴槽2内の水位を検知可能となる。
【0021】(第1の方式)つぎに、上記のような構造
の自動風呂装置1において、湯張りデータの異常検出を
行なうための第1の方式を説明する。これは異なる高さ
の水位において求めた2箇所の浴槽断面積を比較するこ
とによって湯張りデータに異常がないかどうか判別する
方法である。
【0022】図3により、この第1の方式の概略を説明
する。まず、流量センサー15により計量しながらQ1
(例えば、10リットル)の湯を浴槽2に落とし込んで
循環判定を行ない、水流スイッチ8で浴槽2内に残水が
ない(「水無し」)ことを確認する。この後、流量セン
サー15で計量しながらQ2(例えば、80リットル)
の湯を落とし込んで循環判定し、水流スイッチ8で水位
がバスアダプターレベルLB以上になった(「水有
り」)ことを確認し、ついで、再度Q3(例えば、10
リットル)の湯を落とし込んで循環判定し、水位がバス
アダプターレベルLB以上であることを念押しする。こ
のときの水位を基準水位LSとする。こうして水位がバ
スアダプターレベルLB以上の水位に達したことが確認
されると、圧力センサー9により水位を計測可能になる
ので、制御部24は、以下のようにして異なる2箇所の
水位で浴槽断面積を求める。
【0023】まず、Q4(例えば、40リットル)の湯
を落とし込み、循環ポンプ10を運転して追焚き回路3
のエア抜きを行なった後、Q4の湯を落とし込む前後に
おける水位H1,H2を圧力センサー9により検出す
る。この水位H1,H2は任意の水位Loを基準とする
ものである。制御部24は、湯の落とし込み量Q4とそ
の時の水位上昇量H2−H1とから当該水位における浴槽
断面積S1を次の(1)式により演算する。 S1=Q4/(H2−H1) …(1) こうして求められた浴槽断面積S1は記憶部25に記憶
される。
【0024】また、これまでの湯落とし込み量Q1+Q2
+Q3+Q4と、演算により求めた浴槽断面積S1と、圧
力センサー9で検出した水位H2とを用い、浴槽2の底
面からH1,H2の基準とした水位Loまでの高さH4を次
の(2)式より求める。 H4=1.1×〔(Q1+Q2+Q3+Q4)/S1〕−H2 …(2) ここで、係数1.1は、水位H4での浴槽断面積はS1よ
りも小さいので、その補正のための係数である。
【0025】つぎに、設定水位HS(浴槽底面を基準と
して例えば45cm)まで湯を張るための不足水量Q5
を(3)式により演算する。 Q5=(HS−H2−H4)×S1 …(3) ついで、求めた不足水量Q5の湯を浴槽2に落とし込
む。
【0026】不足水量Q5の湯を落とし込んだ後の水位
H3(浴槽底面を基準とする)を検出すると、次の(4)式
により当該水位における浴槽断面積S2が求まる。 S2=Q5/(H3−H2−H4) …(4)
【0027】こうして制御部24により2箇所の浴槽断
面積S1,S2が求められると、異常判定部26は、浴槽
断面積S1,S2の値を比較することにより、浴槽断面積
S1,S2その他の湯張りデータに異常がないかどうか判
定する。具体的には、2箇所の浴槽断面積S1,S2の比
S2/S1を所定値と比較することにより、湯張りデータ
の異常判定を行なう。つまり、 (S2/S1)≦Rd<1 …(5) または、 (S2/S1)≧Ru>1 …(6) の場合には、湯張りデータに異常ありと判定する。ま
た、 Rd<(S2/S1)<Ru …(7) の場合には異常なしと判定する。ここに、Rd,Ruは既
定値である。
【0028】通常の浴槽2では、下の水位よりも上の水
位で浴槽断面積が小さくなる(S2/S1<1)という
ことはないので、(5)式を満たす場合には、明らかに湯
張りデータが異常であると判定することができる。但
し、測定誤差を考慮すれば、Rdの値は1よりも小さく
する必要があり、例えばRd=0.95とするとよい。ま
た、浴槽内壁の傾きが大きい場合や特殊な形状の浴槽の
場合にも、浴槽断面積の比S2/S1が1に比べて非常に
大きくなる、例えば2倍になるということはないから、
その場合にも湯張りデータで異常であると判定すること
ができる。従って、例えばRu=2とすればよい。
【0029】こうして、記憶部25に記憶した浴槽断面
積S1等の湯張りデータが正常であると判定されると、
2回目以降の自動湯張り運転時には、記憶部25に保存
されている浴槽断面積S1等の湯張りデータを用いて自
動的に設定水位HSまで湯張りされる。
【0030】なお、湯張りデータとしては、2回目以降
の自動湯張り運転の方法に応じて、例えば基準水位LS
に対応する圧力センサー9の出力P、基準水位LSまで
の浴槽内容量、設定水位までの浴槽内容量などが用いら
れ、これら湯張りデータは初回自動運転時に記憶部25
に記憶させられる。
【0031】これに対し、前記(7)式を満たさない場合
には、湯張りデータが異常であると判定され、初回運転
時におけるそれ以降の自動風呂装置の運転を停止し、リ
モートコントローラ等の表示部(図示せず)に故障表示
を行なう。よって、それ以降の運転や2回目以降の運転
における誤動作を防止することができる。なお、湯張り
データに異常があると判定された場合には、当該データ
を無効にし、再度初回湯張り運転が最初から実行され
る。
【0032】(第1の方式の変形)上記第1の方式で
は、求めた浴槽断面積S1,S2の比S2/S1によって異
常の有無を判定したが、これ以外の判定式を用いてもよ
い。例えば、差S2−S1を用いて、 Ed<S2−S1<Eu …(8) の場合には異常なし、それ以外の場合には異常ありと判
定してもよい。但し、浴槽断面積は浴槽のタイプによっ
て大小があるので、比S2/S1を用いる方法の方が汎用
性がある。
【0033】また、さらに別な判定式を用いて、 Rd'<(S2−S1)/S1<Ru' …(9) 但し、Rd'=Rd−1、Ru'=Ru−1 の場合に異常なし、それ以外の場合には異常ありと判定
してもよい。
【0034】また、さらに別な判定式を用いて Rd"<(S2−S1)/(S2+S1)<Ru" …(10) の場合に異常なし、それ以外の場合には異常ありと判定
してもよい。
【0035】(第2の方式)つぎの第2の方式は、求め
た浴槽断面積S1を用いて設定水位HSまでの不足水量
Q5を演算し、演算により求めた不足水量Q5の湯を浴槽
2内に落とし込んだ時の水位H3と設定水位HSを比較
することによって湯張りデータに異常がないかどうか判
別する方法である。
【0036】この第2の方式でも、浴槽断面積S1を求
めて不足水量Q5を演算し、演算した不足水量Qsの湯
を落とし込んで水位H3を圧力センサー9により検出す
るところまでは第1の方式と同じであるが、この第2の
方式では浴槽断面積S2を求める必要はない。第2の方
式では、異常判定部26は、設定水位HSと検出した水
位H3とを比較し、その差|HS−H3|が一定値Kより
大きければ湯張りデータに異常があると判断する。すな
わち、 |HS−H3|≧K …(11) であれば、湯張りデータが異常であると判定する。例え
ば、HSとH3との差が10cm以上であれば、明らか
に異常があるとみなせるので、K=10cmとすること
ができる。
【0037】そして、湯張りデータが異常であると判定
した場合には、それ以降における初回湯張り運転を停止
し、リモートコントローラ等の表示部(図示せず)に故
障表示を行なう。
【0038】(第2の方式の変形)上記第2の方式で
は、不足水量Q5を落とし込んだ後の水位H3が設定水位
HSよりも高い場合も低い場合も同じKの値を用いてい
るが、浴槽2は上の方で広がっているので、水位H3は
設定水位HSよりも低くなるのが通常である。従って、
水位H3が設定水位HSよりも高くなる場合のKの値
は、水位H3が設定水位HSより低くなる場合のKの値
よりも小さくしておくことができる。数式で表現すれ
ば、 HS−H3≧Ka …(12) または、 H3−HS≧Kb …(13) の場合には湯張りデータに異常ありと判定し、それ以外
の場合には異常なしと判定することができる。ここで、
Ka,KbはKa>Kbとなる定数であって、例えば、Ka
=10cm、Kb=3cmとすることができる。
【0039】また、この第2の方式でも設定水位HSと
H3の比を用いて判定することもできる。例えば、判定
式として Kc≦(HS/H3)≦Kd …(14) を用い、この式が成立する場合には異常なしと判定して
もよい。ここに、Kc,Kdは定数である。
【0040】また、判定式として Ke≦|HS−H3|/HS≦Kf …(15) を用い、この式が成立する場合には異常なしと判定して
もよい。ここに、Ke,Kfは定数である。
【0041】(第1の具体的実施例)次に、図1のよう
な構成の自動風呂装置1において、設定のための運転
時、すなわち据付後や修理点検調整後、あるいは停電復
帰後の初回自動運転時に設定水位HSまで湯張りを行な
うための手順を図4のフローチャート及び図5の説明図
に従って説明する。この具体的実施例においては、浴槽
断面積を求めると共に上記第2の方式により当該浴槽断
面積等の湯張りデータに異常がないかどうか判定する。
【0042】まず、自動スイッチをオンにし(S3
1)、閉止弁12を開成して給湯回路4からの湯を往路
6a及び復路6bに送って両搬送し、バスアダプターレ
ベルLBよりも下の水位となるように一定量q0(例え
ば、10リットル)の湯を浴槽2内に落とし込む(S3
2)。ついで、閉止弁12を閉成し、循環ポンプ10を
運転して水流スイッチ8によって残水の有無を判断する
ための循環判定を行い(S33)、循環判定後循環ポン
プ10を停止する。循環判定は、浴槽2内にバスアダプ
ターレベルLB以上の湯があれば「水有り」(水流スイ
ッチ8;オン)となり、バスアダプターレベルLB以下
であれば「水無し」(水流スイッチ8;オフ)と判定さ
れる。そして、循環判定が「水有り」であれば、浴槽2
内に水が残っていたと判断し、例えば運転を停止して
「残水有り」等のチェックメッセージを出力する(S3
4)。
【0043】循環判定が「水無し」であれば、再び閉止
弁12を開成し、給湯回路4から浴槽2へ一定量q
1(例えば、80リットル)の湯を両搬送して落とし込
む(S35)。次ぎに、閉止弁12を閉成し、循環ポン
プ10を運転して循環判定を行なう(S36)。この2
度目の循環判定の結果が「水無し」であれば、給湯回路
4からさらにq11(例えば40リットル)の湯を浴槽2
へ落とし込み(S37)、再度循環判定を繰り返す(S
38)。この循環判定の結果も「水無し」であれば、浴
槽2の排水栓が開いている恐れがあるので、運転を停止
して例えば「排水栓忘れ」等のチェックメッセージを出
力する(S39)。
【0044】一方、ステップS36又はステップ38の
循環判定において「水有り」と判断された場合には、湯
面の波打ちが安定して静まるまでの時間待機した後(S
40)、圧力センサー9により水位(基準水位)h1
計測する(S41)。次に、閉止弁12を開成し、給湯
回路4から浴槽2内へ一定量q2(例えば40リット
ル)の湯を落とし込み(S42)、再び圧力センサー9
により水位h2を計測する(S43)。なお、この水位
1及びh2は任意の水位を原点として計測されたもので
よい。この後、水位の上昇量(h2−h1)=Δhが一定
値h0よりも大きいか否か比較判定する(S44)。こ
こで、h0は圧力センサー9の分解能や検出限度よりも
十分大きく設定してあり、例えば50mmとしている。比較
判定の結果、(h2−h1)≦h0であれば、再度q2の湯
を落とし込み、水位h2を測定し、水位上昇量(h2−h
1)=2Δhをh0と比較し、(h2−h1)=2Δh≦h
0であれば、再びq2の湯を落とし込む(S42〜S4
4)。このような動作を (h2−h1)=nΔh>h0 …(16) となるまでn回繰り返す。
【0045】この結果、制御部24では、水量nq2
水位上昇量nΔhから浴槽2の断面積S1を次の(17)式
により求められる(S45)。 S1=nq2/nΔh …(17) ここで、q2の湯を一回だけ供給して水位上昇量Δhを
測定すると、浴槽が大きい場合にはΔhは小さな値とな
り、圧力センサー9で測定した時に誤差が大きくなる
が、上記のようにq2の湯をn回供給し、水位上昇量が
0よりも大きくなるまで積算することにより安定した
測定精度を得ることができる。したがって、浴槽断面積
もS1=q2/Δhとして求めた場合よりも精度の高い値
がえられる。こうして求められた浴槽断面積S1は記憶
部25に記憶される(S46)。
【0046】次に、浴槽2の底面を基準とする現在の水
位h4を求める(S47)。すなわち、現在の水位はh2
であるが、これは任意の水位を基準とするものであるの
で、以下の(18)式により浴槽底面を基準とする水位を求
める。この時点での全給湯量は、q0+q1(+q11)+
nq2であるから、(17)式で求められた浴槽断面積S1を
用いることにより、浴槽底面を基準とする水位h4は次
の(18)式で求められ る。 h4=〔q0+q1(+q11)+nq2〕/S1 …(18)
【0047】一方、浴槽2の断面積は各浴槽のタイプ毎
に異なるが、特殊な浴槽を除き、浴槽2の深さはほぼ一
定(約550mm)であるので、浴槽底面を基準とすれば
適正な設定水位HSを定めることができ(例えば、HS
は450mmもしくはそれよりも若干大きめにするとよ
い)、この設定水位HSは数値データとして予め(例え
ばROMデータとして)記憶部25に記憶させられてい
る。いま浴槽2内には、底面からh4の水位まで湯が張
られているのであるから、 q3=(HS−h4)×S1 …(19) の量の湯を浴槽2内に落とし込めば設定水位HSまで湯
を張ることができる。しかして、制御部24において(1
9)式に従って不足水量q3が演算される(S48)と、
閉止弁12を開成し、給湯回路4から浴槽2内へq3
湯を落とし込み(S49)、設定水位HSまで湯張りす
る。
【0048】q3の湯を落とし込んだ後、圧力センサー
9により浴槽底面を基準として水位H3を検出し(S5
0)、設定水位HSと水位H3の差|HS−H3|と定数
Kを比較し(S51)、これが前記(11)式の条件、す
なわち |HS−H3|≧K …(11) を満たせば湯張りデータに異常有りと判定し、初回の湯
張り運転を停止し、故障表示を行なう(S52)。
【0049】これに対し、上記(11)式の条件を満たさ
ず、湯張りデータに異常なしと判断されれば、浴槽内2
の湯は風呂用熱交換器7によって設定温度まで追焚きさ
れ、保温、補水モードとなる(S53)。
【0050】(第2の具体的実施例)次に、図1のよう
な構成の自動風呂装置1において、設定のための運転
時、すなわち据付後や修理点検後、あるいは停電復帰後
の初回自動運転時に設定水位までの湯張り動作を行なう
ための別な手順を図6のフローチャート及び図7の説明
図に従って説明する。この実施例においては、2箇所に
おいて浴槽断面積を求めると共に上記第1の方式により
当該浴槽断面積等の湯張りデータに異常がないかどうか
判定する。
【0051】まず、自動スイッチをオンにすると(S6
1)、閉止弁12が開成し、給湯回路4から定量q
5(例えば、10リットル)の湯を繰り返し浴槽2内に
落とし込む(S62)。そして、q5の湯を落とし込む
毎に、閉止弁12を閉じ、循環ポンプ10を運転して残
水の有無を判断するための循環判定を行い(S63)、
循環判定後循環ポンプ10を停止する。この循環判定が
「水無し」であれば、再びq5の湯が落とし込まれ(S
62)、循環判定が「水有り」であれば、再び同じよう
に循環判定される(S64)。こうして循環判定で2度
「水有り」と判断される(すなわち、水位がバスアダプ
ターレベルLBを越えたことを水流スイッチ8により2
度検知される)と、循環ポンプ10を停止して(S6
5)q5の給湯を終了する。
【0052】さらに、q5の落とし込み回数を判定し
(S66)、その落とし込み回数がn回(nq5がバス
アダプター5より下の水位になるように決めてあり、例
えば13回)より少なければ、浴槽2に残水有りと判断
する(S67)。一方、n回以上であれば、その時の
(ほぼバスアダプター5の位置にある)基準水位LSを
記憶する(S68)。目標水位HS0は、この基準水位
LSを基準にして設定され、例えばHS0=350mmと
してある。
【0053】こうして基準水位LSを検出した後、閉止
弁12を開いて定量q6(例えば、40リットル)の湯
を浴槽2に落とし込む(S69)。ついで、閉止弁12
を閉じ、循環ポンプ10を運転して浴水を追焚き回路3
に循環させ、追焚き回路3内のエアを追い出す。同時に
6の落とし込みによる水位上昇量h5を圧力センサー9
によって検出する(S70)。ついで、この水位におけ
る浴槽断面積S1を(20)式により求める(S71)。 S1 =q6/h5 …(20) こうして求めた浴槽断面積S1は記憶部25に記憶する
(S72)。また、この水位と目標水位HS0との水位
差h6を、 h6=(HS0−h5) …(21) から求め、浴槽断面積S1を用いて目標水位HS0まで湯
を張るための不足水量q7を次式により演算し(S7
3)、 q7=(HS0−h5)S1=(HS0−h5)q6/h5 …(22) 閉止弁12を開いて不足水量q7の湯を浴槽2に落とし
込む(S74)。
【0054】しかし、浴槽2は実際は上方で広くなって
いるから、水位は目標水位HS0に到達しない。そこ
で、浴槽2を追焚き回路3に循環させてエアを追い出す
と共にq7の落とし込みによる実際の水位上昇h60を圧
力センサー9により検出する(S75)。そして、q7
の落とし込みにより上昇した水位h60から当該水位の浴
槽断面積S2を(23)式により求める(S76)。 S2=q7/h60 …(23)
【0055】ついで、浴槽断面積S1,S2の比S2/S1
を求めて、S2/S1が前記異常判別のための条件式、例
えば次の(7)式を満たすか否か判定し(S77)、(7)式
を満たす場合には異常なしと判定する。 Rd<(S2/S1)<Ru …(7)
【0056】この判定の結果、異常判定部26により異
常ありと判定された場合には、初回自動運転を停止し、
故障表示をする(S78)
【0057】また、異常判定部26により異常なしと判
定された場合には、通常の初回自動運転を継続する。す
なわち、このときの水位から目標水位HS0までの水位
差は、h7=(h6−h60)であるから、浴槽断面積S2
を用いて目標水位HS0まで湯張りするための不足水量 q8=h7S2=(h6−h60)q7/h60 …(24) を演算し(S79)、演算した不足水量q8の湯を浴槽
2に落とし込む(S80)。
【0058】この時も実際には、水位はh70(<h7
しか上昇せず、目標水位HS0との間にはh8の水位差が
生じる。しかし、この水位差h8は誤差としては小さい
ものであるので(例えば、1回目と2回目の誤差をそれ
ぞれ0.2とすれば、全体としては0.2×0.2=0.04とな
り、誤差は4%に納まる。)、ここで湯の落とし込みを
終了し、この時の水位を設定水位HSとする。この後、
基準水位LSから設定水位HSまで給湯するための水量
Qtot(=q6+q7+q8)を記憶部25に記憶する(S
81)。ついで、浴槽内2の湯は風呂用熱交換器7によ
って設定温度まで追焚きされ、保温、補水モードとなる
(S82)。
【0059】なお、この第2の具体的実施例において
も、湯張りデータの異常を判別するための第2の方式を
用いることもできることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動風呂装置の一実施例を示す全
体構成図である。
【図2】圧力センサーの出力と水位との関係を示すグラ
フである。
【図3】本発明による湯張りデータの異常検出方法を説
明するための図である。
【図4】本発明の具体的実施例における初回自動運転時
の動作を示すフローチャートである。
【図5】同上の動作を説明する図である。
【図6】本発明の別な具体的実施例における初回自動運
転時の動作を示すフローチャートである。
【図7】同上の動作を説明する図である。
【符号の説明】
2 浴槽 3 追焚き回路 4 給湯回路 9 圧力センサー 5 バスアダプター 15 流量センサー 24 制御部 25 記憶部 26 異常判定部
フロントページの続き (72)発明者 市丸 秀仁 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 宮崎 守 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 武田 泰樹 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内に落とし込まれる水量を検出する
    ための水量検出手段と、浴槽内の水位を検出するための
    圧力センサーのような水位検出手段とを備え、 設定のための運転時には、バスアダプターよりも上の水
    位を検出した後、浴槽内に定量の水を落とし込んで水位
    の上昇量を検出し、この落とし込み水量及び水位上昇量
    から浴槽断面積を求めて当該浴槽断面積を記憶手段に記
    憶し、 次回以降の湯張り運転時には、記憶手段に記憶している
    浴槽断面積を用いて浴槽への湯張り動作を行なうように
    した自動風呂装置において、 設定のための運転時に、 浴槽断面積を求めた前記工程とは別な工程より、浴槽内
    に所定量の水を落とし込んで水位の上昇量を検出し、そ
    の落とし込み水量及び水位上昇量から1又は2以上の水
    位における浴槽断面積を求め、 記憶手段に記憶された前記浴槽断面積と当該1又は2以
    上の水位における浴槽断面積を比較することにより、記
    憶手段に記憶された前記浴槽断面積に異常がないか否か
    を判定するようにした自動風呂装置における湯張りデー
    タの異常検出方法。
  2. 【請求項2】 前記湯張りデータの異常判定を、記憶手
    段に記憶された前記浴槽断面積と、これと比較される前
    記浴槽断面積との比もしくは差に基づいて行なうように
    した、請求項1に記載の自動風呂装置における湯張りデ
    ータの異常検出方法。
  3. 【請求項3】 浴槽内に落とし込まれる水量を検出する
    ための水量検出手段と、浴槽内の水位を検出するための
    圧力センサーのような水位検出手段とを備え、 設定のための運転時には、バスアダプターよりも上の水
    位を検出した後、浴槽内に定量の水を落とし込んで水位
    の上昇量を検出し、この落とし込み水量及び水位上昇量
    から浴槽断面積を求めて当該浴槽断面積を記憶手段に記
    憶し、 次回以降の湯張り運転時には、記憶手段に記憶している
    浴槽断面積を用いて浴槽への湯張り動作を行なうように
    した自動風呂装置において、 設定のための運転時に、 任意の水位から設定水位までの水位差と前記浴槽断面積
    とに基づいて設定水位まで湯を落とし込むための不足水
    量を演算し、演算された不足水量の水を当該任意の水位
    から浴槽内に落とし込み、 当該不足水量の水を落とし込んだ後の水位を検出し、 検出された当該水位と設定水位とを比較することによ
    り、記憶手段に記憶されている浴槽断面積に異常がある
    か否かを判定するようにした、自動風呂装置における湯
    張りデータの異常検出方法。
  4. 【請求項4】 前記湯張りデータの異常判定を、比較す
    べき前記落とし込み後の水位と設定水位との差もしくは
    比に基づいて行なうようにした、請求項3に記載の自動
    風呂装置における湯張りデータの異常検出方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275959A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Mitsubishi Electric Corp 給湯機
JP2015017733A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 リンナイ株式会社 風呂給湯装置
JP2021131166A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 リンナイ株式会社 風呂装置

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