JP3132788B2 - 自動風呂釜およびその湯張り注湯制御方法 - Google Patents

自動風呂釜およびその湯張り注湯制御方法

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JP3132788B2
JP3132788B2 JP33244592A JP33244592A JP3132788B2 JP 3132788 B2 JP3132788 B2 JP 3132788B2 JP 33244592 A JP33244592 A JP 33244592A JP 33244592 A JP33244592 A JP 33244592A JP 3132788 B2 JP3132788 B2 JP 3132788B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、追い焚き機能と湯張り
機能を備えた自動風呂釜およびその湯張り注湯制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】給湯熱交換器で作り出した湯を追い焚き
循環管路に送り込み、この追い焚き循環管路を介して浴
槽内に湯を落とし込んで自動湯張りを行う自動風呂釜が
広く採用されている。
【0003】最近の自動風呂釜は、その湯張りの制御装
置に記憶モードと実行モードのシーケンスプログラムを
備え、記憶モードでの運転により、浴槽への供給水量と
浴槽水位との関係を求めて湯張り注湯の注湯制御グラフ
を装置自身が作成し、実行モードの運転時に、前記作成
された注湯制御グラフに従い、浴槽への自動湯張りを行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、湯張り注湯
制御方式は、浴槽に追い焚き循環管路を接続する循環金
具を基準点とし、その循環金具からの高さで浴槽水位の
設定が行われる。
【0005】浴槽に取り付けられる循環金具の浴槽底面
からの高さ位置は施工図面に予め指定されているが、実
際に追い焚き循環管路を浴槽に接続する施工段階では、
この施工図面の指示通りに循環金具が取り付けられる場
合は少なく、浴槽底面から循環金具までの高さ位置がま
ちまちとなり、このため、湯張りの設定水位を高くする
と、浴槽の湯があふれたりするという問題が生じる。
【0006】また、記憶モードの運転により注湯制御グ
ラフを作成する場合にも、通常、浴槽は、上広がりにな
っているが、このことを考慮せず、循環金具の上側の基
準点と、それよりも上側の基準点との2点を結ぶ直線に
よって注湯制御グラフを作成すると、注湯制御グラフ上
における給水量および浴槽水位と、実際の浴槽の給水量
や浴槽水位との関係に不整合が生じ、湯張り精度の上で
問題が生じる。もちろん、浴槽内に少量ずつ断続的に注
水し、その都度、浴槽水位を検出してきめ細かく浴槽水
位と給水量との関係を求めて注湯制御グラフを作成すれ
ば湯張りの制御精度を高めることができるが、そうする
と、湯張り注湯制御グラフの作成に時間がかかり過ぎる
という問題が生じる。
【0007】さらに、従来例では、経年変化等によって
水位検出センサに狂いが生じたときには、記憶モードの
運転を最初から行って注湯制御グラフを書き直す方式を
採用しており、その書き直し作業に手間隙がかかるとい
う問題がある。
【0008】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、上記従来の各種の問題点を
一気に解決することができる自動風呂釜およびその湯張
り注湯制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、
動風呂釜の湯張り注湯制御方法の第1の発明は、記憶モ
ードの運転時に、浴槽の注水量を流量検出手段によって
検出し、浴槽水位を水位検出手段によって検出して、浴
槽注水量と浴槽水位との関係を示す注湯制御グラフを作
成記憶し、実行モードの運転時に前記注湯制御グラフに
基づいて湯張り注湯を行う自動風呂釜の湯張り注湯制御
方法において、前記注湯制御グラフの作成は、まず、浴
槽への注水により浴槽に追い焚き循環管路を接続してい
る循環金具位置よりも少し上側の第1の基準水位および
この水位に対応する第1の水量によって定まる第1の基
準点と、第1の基準水位よりも上側の第2の基準水位お
よびこの水位に対応する第2の水量によって定まる第2
の基準点とを記憶し、次に、第2の基準水位よりも上側
であって設定水位以下の水位範囲内で1つ以上の浴槽上
部側の基準水位を設定してからその浴槽上部側の基準水
位までの水量を演算して浴槽上部側の基準水位および該
水位に対応する水量とからなる1つ以上の浴槽上部側の
基準点を求め、上記第1の基準点と第2の基準点と浴槽
上部側の基準点を通る線を作成し該作成した線を注湯制
御グラフとして設定することを特徴として構成されてい
る。また、自動風呂釜の湯張り注湯制御方法の第2の発
は、記憶モードの運転時に、浴槽の注水量を流量検出
手段によって検出し、浴槽水位を水位検出手段によって
検出して、浴槽注水量と浴槽水位との関係を示す注湯制
御グラフを作成記憶し、実行モードの運転時に前記注湯
制御グラフに基づいて湯張り注湯を行う自動風呂釜の湯
張り注湯制御方法において、前記注湯制御グラフの作成
は、まず、浴槽への注水により浴槽に追い焚き循環管路
を接続している循環金具位置よりも少し上側の第1の基
準水位およびこの水位に対応する第1の水量によって定
まる第1の基準点と、第1の基準水位よりも上側の第2
の基準水位およびこの水位に対応する第2の水量によっ
て定まる第2の基準点とを記憶し、その一方で、第1の
基準水位から第2の基準水位に至る水量を求め、次に、
第2の基準水位よりも上側であって設定水位以下の所定
の第3の基準水位を設定してからこの第3の基準水位ま
での水量を演算して第3の基準水位およびこの水位に対
応する第3の水量とからなる第3の基準点を少なくとも
求め、第2の基準点と第3の基準点を結ぶ直線の傾きが
第1の基準点と第2の基準点を結ぶ直線の傾きの許容偏
差内であって第2の基準点から第3の基準点に至る水量
が第1の基準点から第2の基準点に至る水量以上のとき
に第1の基準点と第2の基準点と第3の基準点を結ぶ折
れ線を注湯制御グラフとして設定し、それ以外は第1の
基準点と第2の基準点とを結ぶ直線を注湯制御グラフと
して設定することを特徴として構成されている。
【0010】さらに、前記自動風呂釜の湯張り注湯制御
方法の第1又は第2の発明の構成に加え、浴槽の大きさ
を段階的に設定する浴槽設定部を備え、記憶モードおよ
び実行モード時に注湯制御の対象となる浴槽に所定の基
準水位まで注水し、然る後に一定水量を注水して水位の
上昇量を求め、この水位上昇量の大きさによって浴槽設
定部で設定した設定浴槽の適合性を自動判断する構成、
設定浴槽の適合性が不適と判断されたときには、一定水
量を注水したときの水位の上昇量から浴槽の大きさを判
断して浴槽の大きさを変更設定する構成、水位検出手段
を圧力センサによって構成し、実行モードの湯張り注湯
運転を行う毎に予め与えた基準水位での水圧を検出し、
この検出水圧と注湯制御グラフ上の記憶されている基準
水位における水圧とを比較し、この圧力差が予め設定し
た偏差よりも大きく、かつ、前記圧力差が連続して同じ
方向に設定回数以上ずれたときに前記基準水位における
注湯制御グラフ上の水圧を最後の検出水圧に置き換え補
正する構成、前記注湯制御グラフ上の基準水位における
水圧を置き換え補正したときには、この水圧補正分だけ
注湯制御グラフを演算補正し、この補正した注湯制御グ
ラフに基づいて設定水位まで注湯する構成、記憶モード
および(又は)実行モードの運転で経験した最高水位を
注湯制御グラフ上にピーク水位として更新記憶する構
成、また、前記第1の基準水位よりも上側の水位位置
で、注水による水位上昇が検知されなくなった位置を浴
槽の満水位として検知し、この満水位よりも所定の水位
だけ低下した位置をあふれ防止水位として設定記憶する
構成、あふれ防止水位が設定されたときに、循環金具位
置又は第1の基準水位からあふれ防止水位までの水位区
間を複数に分割区分し、この各分割区分の水位を単位と
して浴槽の水位を設定するようにした構成、注水時に水
位が変化しなくなったことを検知したときには、その検
知時点から予め与えられた水量を注水した後に止水する
構成、さらに、前記実行モードの運転時に設定水位とあ
ふれ防止水位とを比較し、設定水位があふれ防止水位以
上のときは、あふれ防止水位まで自動注湯する構成、前
記あふれ防止水位まで自動注湯するときはあふれ防止水
位までの自動注湯であることを表示部に表示する構成、
実行モードでの湯張り注湯時においては、浴槽の循環金
具の下側近傍水位Pまで注湯した後に、第1の基準水
位Pから設定水位又はあふれ防止水位までの水量(Z
+a)を演算によって求めて、この水量(Z+a)と前
記Pの水位までのトータル注湯量Qとを比較し、小
さい方の水量を注湯する構成もそれぞれ本発明における
自動風呂釜の湯張り注湯制御方法の特徴的な構成とされ
ている。また、自動風呂釜の第1の発明は、浴槽に循環
金具を用いて接続され浴槽湯水の追い焚き循環を行う追
い焚き循環管路と、浴槽への注水量を検出する手段と、
浴槽水位を検出する水位検出手段と、記憶モードの運転
時に浴槽注水量と浴槽水位との関係を示す注湯制御グラ
フを作成記憶する手段と、実行モードの運転時に前記注
湯制御グラフに基づいて湯張り注湯を行う手段とを備え
た自動風呂釜において、記憶モードの運転時に、上記循
環金具位置よりも少し上側の第1の基準水位およびこの
水位に対応する第1の水量によって定まる第1の基準点
と、第1の基準水位よりも上側の第2の基準水位および
この水位に対応する第2の水量によって定まる第2の基
準点とを記憶する手段と;上記第2の基準水位よりも上
側であって設定水位以下の水位範囲内で1つ以上の浴槽
上部側の基準水位を設定してからその浴槽上部側の基準
水位までの水量を演算して浴槽上部側の基準水位および
該水位に対応する水量とからなる1つ以上の浴槽上部側
の基準点を求める手段と;上記第1の基準点と第2の基
準点と浴槽上部側の基準点を通る線を作成し該作成した
線を注湯制御グラフとして設定する手段と;を有するこ
とを特徴として構成されている。さらに、自動風呂釜の
第2の発明は、浴槽に循環金具を用いて接続され浴槽湯
水の追い焚き循環を行う追い焚き循環管路と、浴槽への
注水量を検出する手段と、浴槽水位を検出する水位検出
手段と、記憶モードの運転時に浴槽注水量と浴槽水位と
の関係を示す注湯制御グラフを作成記憶する手段と、実
行モードの運転時に前記注湯制御グラフに基づいて湯張
り注湯を行う手段とを備えた自動風呂釜において、記憶
モードの運転時に、上記循環金具位置よりも少し上側の
第1の基準水位およびこの水位に対応する第1の水量に
よって定まる第1の基準点と、第1の基準水位よりも上
側の第2の基準水位およびこの水位に対応する第2の水
量によって定まる第2の基準点とを記憶する手段と;第
2の基準水位よりも上側であって設定水位以下の所定の
第3の基準水位を設定してからこの第3の基準水位まで
の水量を演算して第3の基準水位およびこの水位に対応
する第3の水量とからなる第3の基準点を少なくとも求
める手段と;第1の 基準点から第2の基準点に至る水量
と、第2の基準点から第3の基準点に至る水量とを求め
る手段と;第1の基準点と第2の基準点を結ぶ直線の傾
きと、第2の基準点と第3の基準点を結ぶ直線の傾きと
を求める手段と;上記求めた第2の基準点と第3の基準
点を結ぶ直線の傾きが第1の基準点と第2の基準点を結
ぶ直線の傾きの許容偏差内であって第2の基準点から第
3の基準点に至る水量が第1の基準点から第2の基準点
に至る水量以上のときに第1の基準点と第2の基準点と
第3の基準点を結ぶ折れ線を注湯制御グラフとして設定
し、それ以外は第1の基準点と第2の基準点とを結ぶ直
線を注湯制御グラフとして設定する手段と;を有するこ
とを特徴として構成されている。さらにまた、上記自動
風呂釜の第1又は第2の発明の構成に加えて、浴槽の大
きさを段階的に設定する浴槽設定部と;記憶モードおよ
び実行モード時に注湯制御の対象となる浴槽に所定の基
準水位まで注水し、然る後に一定水量を注水して上記基
準水位に対する水位の上昇量を求める手段と;この水位
上昇量の大きさによって上記浴槽設定部で設定した設定
浴槽の適合性を自動判断する手段と;が設けられている
構成、設定浴槽の適合性が不適と判断されたときには、
一定水量を注水したときの水位の上昇量から浴槽の大き
さを判断して浴槽の大きさを変更設定する手段が設けら
れている構成、水位検出手段は圧力センサによって構成
されており、実行モードの湯張り注湯運転を行う毎に予
め与えた基準水位での水圧を検出する手段と;この検出
水圧と注湯制御グラフ上の記憶されている基準水位にお
ける水圧とを比較する手段と;この圧力差が予め設定し
た偏差よりも大きく、かつ、前記圧力差が連続して同じ
方向に設定回数以上ずれたときに前記基準水位における
注湯制御グラフ上の水圧を最後の検出水圧に置き換え補
正する手段と;が設けられている構成、注湯制御グラフ
上の基準水位における水圧を置き換え補正したときに
は、この水圧補正分だけ注湯制御グラフを演算補正する
手段が設けられ、注湯制御グラフが補正されたときには
その補正後の注湯制御グラフに基づいて設定水位まで注
湯する構成、記憶モードおよび(又は)実行モードの運
転で経験した最高水位を注湯制御グラフ上にピーク水位
として更新記憶する手段が設けられている構成、第1の
基準水位よりも上側の水位位置で、注水による水位上昇
が検知されなくなった位置を浴槽の満水位として検知す
る手段と;上記満水位よりも所定の水位だけ低下した位
置をあふ れ防止水位として設定記憶する手段と;が設け
られている構成、あふれ防止水位が設定されたときに、
循環金具位置又は第1の基準水位からあふれ防止水位ま
での水位区間を複数に分割区分し、この各分割区分の水
位を単位として浴槽の水位を設定する手段が設けられて
いる構成、注水時に水位が変化しなくなったことを検知
したときには、その検知時点から予め与えられた水量を
注水した後に止水する手段が設けられている構成、実行
モードの運転時に設定水位とあふれ防止水位とを比較
し、設定水位があふれ防止水位以上のときは、あふれ防
止水位まで自動注湯する手段が設けられている構成、あ
ふれ防止水位まで自動注湯するときはあふれ防止水位ま
での自動注湯であることを表示する表示部が設けられて
いる構成、実行モードでの湯張り注湯時に、第1の基準
水位P から設定水位又はあふれ防止水位までの水量
(Z+a)を演算によって求める手段と;浴槽の循環金
具の下側近傍水位P まで注湯した後に、そのP の水
位までのトータル注湯量Q を求める手段と;前記求め
た水量(Z+a)と前記P の水位までのトータル注湯
量Q とを比較し、小さい方の水量を注湯する手段と;
が設けられている構成もそれぞれ本発明の自動風呂釜の
特徴的な構成とされている。
【0011】
【作用】上記構成の本発明において、例えば、記憶モー
ドの運転時に、浴槽に供給される水(湯を含む)の注水
量は流量検出手段によって検出され、浴槽の水位は圧力
センサ等の水位検出手段によって検出される。この記憶
モードの運転に際しては、循環金具よりも少し上側の第
1の基準水位まで注水されたときに、そのときの水位と
注水量との関係が第1の基準点として求められる。
【0012】次に、第1の基準水位よりも上側の第2の
基準水位まで注水し、このときの注水量と水位とにより
第2の基準点が求められる。
【0013】次に、第2の基準水位よりも上側であっ
て、設定水位以下の第3の基準水位を設定し、この第3
の基準水位までの注水量を演算により求める。そして、
第1の基準点と第2の基準点とを結んで仮のグラフを求
めた後、第3の基準水位までの演算注水量と水位とから
第3の基準点を求める。そして、第2の基準点と第3の
基準点を結ぶ直線の傾きが第1の基準点と第2の基準点
を結ぶ直線の傾きから見て妥当な範囲であるか否か、す
なわち、第1の基準点と第2の基準点を結ぶ直線の傾き
の許容偏差内であることを確認し、かつ、第3の基準点
が第2の基準点よりもグラフ上で近過ぎない点であるこ
と、つまり、第2の基準点から第3の基準点に至る水量
が第1の基準点から第2の基準点に至る水量以上のとき
に第3の基準点まで注水して実際の第3の基準点の水位
と水量を求めてから、第1の基準点と第2の基準点と第
3の基準点とを結ぶ折れ線によって注湯制御グラフを作
成し、それ以外の条件のときには第1の基準点と第2の
基準点を結ぶ直線によって注湯制御グラフを作成記憶す
る。そして、次の実行モードによる湯張り注湯運転時に
は、この注湯制御グラフに基づいてその浴槽への注湯湯
張りを行う。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3には本発明の方法を適用する自動風呂釜の一
実施例のシステム構成が示されている。同図において、
風呂バーナ6の上側に追い焚き熱交換器7が設けられ、
その追い焚き熱交換器7の入口側には管路17の一端側が
接続され、管路17の他端側は循環ポンプ18の吐出側に接
続されている。この管路17には通水の温度を検出するサ
ーミスタ等の風呂温度センサ9が設けられている。循環
ポンプ18の吸込側には追い焚き循環管路14の戻り管15が
接続されており、戻り管15の戻り口側(入口側)は浴槽
1の側壁に循環金具2を介して接続されている。この戻
り管15には通水を検知してオン信号を出力する追い焚き
スイッチ16が設けられている。追い焚き熱交換器7の出
口側には追い焚き循環管路14の往管20の入口側が接続さ
れており、往管20の出口側は循環金具2を介して浴槽側
壁に接続されている。
【0015】また、給湯バーナ4の上側には給湯熱交換
器5が設けられ、この給湯熱交換器5の入口側には給水
管11が接続され、この給水管11は流量検出手段としての
フローセンサ(流量センサ)10を介して水道等の水供給
源に接続されている。給湯熱交換器5の出口側には給湯
管12が接続されており、この給湯管12は台所等の所望の
給湯場所に導かれている。
【0016】前記給湯管12には湯張り用管21が分岐され
ており、この湯張り用管21は注湯電磁弁24を介して追い
焚き循環管路14の管路17に接続されており、この接続部
と注湯電磁弁24との管路間には浴槽1の水位検出手段と
しての圧力センサ26が設けられている。
【0017】なお、図中、33はガス管、52は入水温度セ
ンサ、53は出湯温度センサをそれぞれ示している。
【0018】この自動風呂釜の給湯運転と、追い焚き運
転と、注湯湯張り運転とは制御装置34によって行われて
おり、この制御装置34にはリモコン35が接続されてい
る。
【0019】この実施例の自動風呂釜では、注湯電磁弁
24を開けることにより、給水管11から水が給湯熱交換器
5に入り込み、この給水管11の通水をフローセンサ10が
検出することにより給湯バーナ4が燃焼し、この燃焼火
力でもって給湯熱交換器5を通る水が熱せられて湯にな
り、この湯は湯張り用管21を通って追い焚き循環管路14
内に入り、さらにこの追い焚き循環管路14の戻り管15と
往管20を通して浴槽1内に注湯される。この湯張り注湯
の運転は、制御装置34自身が作成した注湯制御グラフに
基づいて運転制御される。
【0020】この注湯の運転指令を行うリモコン35は、
通常の湯張りや追い焚き指令を行うボタンや湯温等の表
示部を備える他に、図2に示すように、自動ボタン39
と、記憶モードボタン42と、実行モードボタン43と、浴
槽湯水の排水を行う排水ボタン48と、浴槽の大きさを設
定する浴槽設定ボタン44a,44b,44cと、メモリ表示
部45と、エラー等の表示部47とを備えている。記憶モー
ドボタン42は記憶モードでの運転を指令して注湯制御グ
ラフを作成指令するものであり、実行モードボタン43は
記憶モードの運転によって作成された注湯制御グラフに
基づいて実際に浴槽への湯張り注湯を行うことを指令す
るものである。浴槽設定ボタン44a,44b,44cは自動
風呂釜の設置施工等に際し、浴槽の大きさをボタン操作
により指令するものであり、また、メモリ表示部45は注
湯制御グラフが作成記憶されているか否かを表示するも
ので、注湯制御グラフが作成記憶されていないときにグ
ラフを作成すべき旨が表示される。
【0021】図1は前記注湯制御グラフを作成する制御
装置34の構成部分を示すもので、信号入力部36と、水位
検知部37と、水量検知部38と、注湯制御グラフ作成補正
部40と、注湯制御部41とを有して構成されている。信号
入力部36はフローセンサ10と、追い焚きスイッチ16と、
圧力センサ26と、リモコン35との信号を受け、対応する
信号を各部37,38,40,41に加える。水位検知部37は圧
力センサ26からの水圧検出信号を受けて浴槽水位を圧力
によって検知し、その検知信号を注湯制御グラフ作成補
正部40に加える。水量検知部38はフローセンサ10からの
流量検出信号を受け、この検出流量を積算して浴槽内に
注水される水量を検知し、この水量検知信号を注湯制御
グラフ作成補正部40に加える。なお、この明細書では、
注湯あるいは注水という用語は加熱されない水を注ぐ場
合はもちろんのこと、加熱して湯になった水を注ぐ場合
も含む広い概念で使用している。
【0022】注湯制御グラフ作成補正部40は注湯制御グ
ラフを作成する機能と、この作成したグラフを補正する
機能とを有しており、内部に演算回路、比較回路、カウ
ンタ回路、メモリ等のグラフ作成とその補正を行うのに
必要な回路を備え、リモコン35から記憶モードでの運転
指令が加えられて記憶モードのシーケンスプログラムに
従って浴槽への注水が行われるときに、水位検知部37の
水位検知信号と、水量検知部38の水量検知信号とに基づ
き、注湯制御グラフを作成し、このグラフ上に、浴槽の
ピーク水位(経験した最高水位)や、このピーク水位よ
りも所定量だけ水位の低いあふれ防止水位や満水水位
(これ以上水位が上昇すると注湯(注水)が停止する水
位)等を設定記憶する。また、リモコン35から実行モー
ドでの湯張り注湯運転が指令されて湯張り注湯のシーケ
ンスプログラムに従い湯張り注湯が行われるときに、水
位検知部37と水量検知部38の検出信号を受け、予め与え
られている判断基準に従い必要に応じ注湯制御グラフの
補正を行うとともに、注湯制御グラフ上に設定されてい
るピーク水位やあふれ防止水位や満水水位等の記憶水位
を補正変更する。
【0023】注湯制御部41はリモコン35から記憶モード
の運転指令が加えられたときに、予め与えられている記
憶モードのシーケンスプログラムに従い注水運転を制御
し、リモコン35から実行モードの運転指令が加えられた
ときに注湯制御グラフ作成補正部40で作成された注湯制
御グラフに従い予め与えられている注湯湯張りのシーケ
ンスプログラムに従い湯張り注湯運転を制御する。
【0024】次に、図4〜図6のフローチャートに従
い、記憶モードの運転動作を説明する。まず、浴槽設定
ボタン44a〜44cを操作して浴槽の大きさが設定され、
自動ボタン39がオンされると、リモコン35のメモリ表示
部45の表示状態を観察して注湯制御グラフの作成が済ん
でいるか否かをステップ101 で判断する。リモコン35の
メモリ表示部45に注湯制御グラフの作成記憶をすべき旨
の表示がされているときにはまだ注湯制御グラフの作成
が済んでいないものと判断し、ステップ102 以降の動作
を行う。これに対し、メモリ表示部45にグラフ作成をす
べき旨の表示がされないときには既に注湯制御グラフの
作成が済んでいるものと判断して実行モードでの注湯湯
張り動作に移行する。
【0025】メモリ表示部45にグラフ作成をすべき旨の
表示がされたときには、ステップ102 でポンプの呼び水
としてdリットルの注湯を行う。この浴槽に湯を注いで
行ったときの水量と水位との関係が図7に示されてい
る。この最初に注湯する水量の大きさは、リモコン35の
浴槽設定ボタン44a,44b,44cによって指定される浴
槽の大きさによって予め定められ、浴槽1の側壁に接続
されている追い焚き循環管路14の水頭位置、つまり、循
環金具位置に達しない近傍低位まで入れる水量に設定さ
れている。このdリットルの湯が浴槽1に入れられた
後、循環ポンプ18が所定の短時間だけオン起動され、追
い焚き循環管路14内に浴槽湯水が通水するか否かを追い
焚きスイッチ16の信号によって検出される。追い焚きス
イッチ16からオン信号が加えられたときには、浴槽
に残水があり、そこにdリットルの湯が注がれて浴槽水
位が戻り管15の戻り口を越えて追い焚き循環管路14に湯
水が通水したものと判断し、このときには、注湯制御グ
ラフの作成を停止し、ステップ104 から107 にかけて浴
槽湯水の追い焚きを行う。
【0026】浴槽1内が空の状態で前記dリットルの湯
が入れられたときには、浴槽水位は追い焚き循環管路14
の戻り口に達していないので、追い焚きスイッチはオフ
の状態を維持している。このときには、ステップ108 で
aリットルの湯をさらに注湯する。このaリットルの水
量の大きさもリモコン35の浴槽設定ボタン44a,44b,
44cによって指定された浴槽の大きさによって異なり、
その浴槽の大きさ毎に予めaリットルの注湯量が定めら
れている。このaリットルの注湯後、循環ポンプ18を同
様に所定の短時間だけオン起動して追い焚きスイッチ16
の信号により浴槽水位が戻り口に達したか否かを判断す
る。このaリットルの注湯と循環ポンプ18のオン起動と
を、追い焚きスイッチ16がオンするまで繰り返す。そし
て、その繰り返し毎に、自動運転開始から浴槽1内に注
湯されたトータル注湯量QT と予め浴槽の大きさによっ
て定められている栓抜けリミッタの水位水量QL1との比
較を行う。QT がQL1以上となっても浴槽水位が栓抜け
リミッタの水位に達しないときには浴槽1の排水口が開
けられているものと判断し、リモコン35の表示部47に栓
抜けエラー表示がされる。
【0027】浴槽水位が戻り管15の戻り口、つまり、循
環金具2の位置を越えた位置P0 で追い焚きスイッチ16
がオンするが、このときは、循環ポンプ18をオン起動し
たとき、追い焚き循環管路14内に空気が取り込まれて浴
槽湯水が循環する虞があり、空気が取り込まれると水位
の圧力検出に誤差が生じるので、この実施例では、最初
に追い焚きスイッチ16がオンしたときから、さらにaリ
ットルの湯を注湯し、追い焚き循環湯水に空気が取り込
まれない水位となった位置を第1の基準水位として設定
し、この第1の基準水位の圧力PA をステップ111 で検
出している。
【0028】次に、ステップ112 でcリットルの湯が注
湯される。このcリットルの水量も、リモコン35側で指
定される浴槽の大きさによって定められている。この
cリットルの注湯後、循環ポンプ18をオン起動して追い
焚き循環管路14の通水を追い焚きスイッチ16のオン信号
により確認した後、第2の基準水位として、その圧力P
がステップ113 で検出される。
【0029】この第2の基準水位の圧力Pが検出され
た後、ステップ114 から116 にかけてリモコン35の浴槽
設定ボタン44a〜44cで設定した浴槽の大きさの適合
性を判断する。このステップ114 から116 にかけての詳
細なフローチャートが図6に示されており、まず、ステ
ップ114 aで第2の基準水位の検出圧力Pと第1の基
準水位の検出圧力Pとの差を求め、この水柱差圧が30
mm以上か否かの判断を行う。施工した浴槽の大きさとリ
モコン35側で設定した浴槽の大きさとが一致する場合
は、cリットルの注湯により、浴槽の水位は30mm以上上
昇するように注湯量が設定されているので、その差圧が
30mmよりも小さいときにはその異常が圧力センサ26に起
因する場合もあるのでこれを確認するために、ステップ
115 でP−Pの値が0よりも大きいか否かの判断を
行う。0よりも小さいときにはcリットルの注湯を行っ
たにもかかわらず水位(圧力)が減少したこととなり、
この場合は圧力センサ26の異常が考えられ、リモコン35
の表示部にエラー表示がされる。
【0030】PB からPA を差し引いた値が0よりも大
きいときには、ステップ116 で水位が自動運転の開始か
ら第2の基準水位PB になるまでに注湯したトータル水
量QT から第1の基準水位PA の水量QA を差し引いた
値が第1の基準水位PA から第2の基準水位PB までの
注湯リミッタQL2以上か否かを判断する。この注湯リミ
ッタQL2の値はリモコン35側で指定された浴槽の大きさ
によって異なっており、QT からQA を引いた差がQL2
以上のときには施工設置した浴槽の大きさがリモコン35
で設定した浴槽の大きさよりも大きく適合性不良と想定
され、このときは、リモコンで設定した浴槽の大きさが
リモコン側に与えられている浴槽ランクのうちの最大の
ものであるか否かが判断され、最大のもののときには、
リモコン35の表示部47にエラー表示がされる。これに対
し、リモコンで設定した浴槽の大きさが最大ランクのも
のでないときには、浴槽の大きさランクをアップして、
正しい大きさのランクに自動設定し、QL2をその変更設
定した浴槽のものに更新する。
【0031】QT からQA を差し引いた値がQL2よりも
小さいときには、さらにcリットルの注湯を行ってステ
ップ112 以降の動作を行う。ステップ114 aで水位PB
から水位PA を引いた水柱差が30mm以上のときにはステ
ップ114 bでその差が200 mm以下であるか否かの判断を
行う。施工した浴槽とリモコン35で設定した浴槽との大
きさが合っているときには、PB からPA を引いた差圧
(水位の上昇)が200mmを越えることはあり得ないの
で、この場合には、リモコン35で設定した浴槽の大きさ
が実際よりも小さ過ぎて適合性不良と想定される。
【0032】このときはリモコンで設定した浴槽の大き
さがリモコン側に与えられている浴槽ランクのうち最小
のものであるか否かが判断され、最小のもののときに
は、リモコン35の表示部47にエラー表示される。これに
対し、リモコンで設定した浴槽の大きさが最小ランクの
ものでないときには、次にQL2のリミッタの判断をす
る。リミッタ以上のときにはリモコン35の表示部47にエ
ラーを表示させ、リミッタ未満のときには、浴槽の大き
さランクをダウンして、正しい大きさのランクに自動設
定し、QL2をその変更した浴槽のものに更新する。
【0033】PB とPA の差が30mm以上であって200 mm
以下のときには施工設置された浴槽の大きさとリモコン
35で設定した浴槽の大きさとの適合性があるものと判断
され、次のステップ117 で循環金具のセンタ位置の水位
L をPL =PA −a′−Xの演算によって求める。こ
こで、a′は第1の基準水位PA と循環金具の上端位置
の高さとの差に相当する値で、この値は、浴槽の大きさ
によって予め設定される値である。Xは循環金具の高さ
方向の直径の1/2の値として与えられ、この演算を行
うことにより、循環金具2の中心の水位レベルがPL
して求められる。
【0034】このPの演算を行った後、次に、ステッ
プ118 で、第2の基準水位Pからリモコン35側で与え
られる設定水位までの注湯量の算出が行われる。そし
て、その注湯算出量のn%の注湯量Qを求める。とこ
ろで、図11に示すように、縦軸に水位(水圧)をとり、
横軸に注湯量をとったグラフ上で、第2の基準水位P
の水位の位置からこのQの水量を注湯したQの水量
に対応する水位を浴槽上部側の基準水位としての第3の
基準水位Pとすることにより、第1の基準点O(Q
,P)と、第2の基準点O(Q,P)と、第
3の基準点O(Q,P)とが得られる状態とな
る。
【0035】注湯制御グラフを作成する場合、通常の浴
槽は上広がりになっているので、OA とOB の2点を結
んだグラフよりも、その上広がりを考慮してOA とOB
とOC の3点を結ぶことによって作り出すことが望まし
いが、OC の点がOB の点に近い場合(水位PB から水
位PC に至る水量が小さい場合)や、OA 点とOB 点を
結んだ直線の傾きから考慮して、OB 点とOC 点を結ぶ
直線の傾きが不自然になる場合等には、OA とOB とO
C の3点を結んだ注湯制御グラフを作成するよりもOA
とOB の2点を結ぶ直線により注湯制御グラフを作成し
た方が好ましい。ステップ119 からステップ136 では、
この見極めを行い、最適な注湯制御グラフの作成動作を
行っている。
【0036】まず、ステップ119 ではQW の値とQB
らQA を差し引いた値とを比較し、水位PC まで注湯す
るか否かの判断を行う。QW の値がQB からQA を引い
た差し引き水量の値以下のときには、その時点での水位
が設定水位に近いので、注湯せずにステップ137 〜ステ
ップ140 にかけての追い焚き動作とステップ141 の保温
・保水動作を行う。
【0037】これに対し、QW の値がQB とQA の差し
引き水量の値よりも大きいときには、実際に第2の基準
水位PB の水位位置からQW リットルの湯を注湯する。
そして、ステップ121 で圧力PC を検出し、この圧力P
C を第3の基準水位として設定記録する。これにより、
注湯制御グラフを求める座標上に第1の基準点OA と第
2の基準点OB と第3の基準点OC とが実測値によって
設定される。
【0038】次にステップ122 と123 で、検出圧力PC
の検定と、この検出圧力PC を注湯制御グラフの作成の
ためのデータとして採用するか否かの判断を行う。すな
わち、前記図11に示すグラフ上で、OC の点がOB の点
に近くなり過ぎていないかどうかを判断するとともに、
B とOC を結ぶ直線の傾きがOA とOB を結ぶ直線の
傾きから見て、不自然でなく、妥当な範囲であるか否か
を判断する。OC の点がOB の点に近過ぎると、QC
C の測定誤差により、OB とOC を結ぶ直線の傾きに
大きな誤差が生じるので、この場合は、OC 点を注湯制
御グラフの作成データとして採用するのは妥当ではな
い。一方、OB とOC を結ぶ直線の傾きが妥当であるか
否かは、OB 点とOC 点を結ぶ直線の傾き(PC
B )/QW がOA 点とOB 点を結ぶ直線の傾き(PB
−PA )/(QB −QA )の1/2〜2/3の傾きの範
囲に入っているか否かの判断により行っている。OB
とOC 点を結ぶ直線の傾きがこの範囲に入っていないと
きにはグラフ作成データとしてOC 点を採用するのは妥
当ではない。ステップ123 では上記の判断のいずれかで
C 点の採用が妥当でないと判断されたときに、フラッ
グに1を立てる。これに対し、QC 点の採用が妥当と判
断されたときにはステップ124 で、信号処理の便宜上、
検出圧力PC をPn に置き換える。
【0039】ステップ125 では、演算により求められる
設定水位の水位圧力PS と前記Pnとの比較を行う。P
S がPn 以上のときには、Pn の水位が設定水位に達し
ていないので、設定水位に至るまでの水量をステップ12
6 で算出する。そして、その算出水量を注湯した後、再
び、ステップ128 で注湯後の水位水圧をPn+1 として検
出する。そして、ステップ129 でPn+1 とPn との比較
を行う。Pn+1 ≦Pnのときには、浴槽から水が溢れて
いる状態と判断し、ステップ130 でこの水位よりも所定
量、例えば、30mm低い水位位置をあふれ防止水位として
設定する。
【0040】これに対し、Pn+1 がPn よりも大きいと
きには、ステップ131 でPn+1 が設定水位の推定水圧P
S とほぼ等しいか否かの判断を行う。この判断は、例え
ば、所定の偏差圧力ΔPを設定し、Pn+1 がPS に対し
てこの偏差圧力範囲内に入っているか否か、つまり、
(PS −ΔP)≦Pn+1 <(PS +ΔP)を満足するか
否かにより判断される。Pn+1 がPS の偏差範囲に入ら
ないで、低水位の時には、ステップ132 でPn+1 をPn
に置き換え、ステップ126 から131 までの動作を繰り返
す。
【0041】そして、Pn+1 がPS の偏差範囲に入る
か、又はPn+1 が(PS +ΔP)よりも大きくなったと
きに、ステップ133 で今までに経験した最高水位をピー
ク水位として決定する。次に、ステップ134 でフラッグ
に1が立っているか否かを判断し、フラッグに1が立っ
ていないときにはOA ,OB ,OC の3点を結ぶ折れ線
により注湯制御グラフを作成する。これに対し、フラッ
グに1が立っているときには、前記ステップ123 でOC
点の採用が妥当でないと判断されていることを意味する
ので、OC 点のデータを採用せず、OA とOB の2点を
結ぶ直線により注湯制御グラフを作成する。そして、こ
の作成したグラフ上に、あふれ防止水位とピーク水位を
それぞれ設定し、続いてステップ137 から141 にかけて
風呂の追い焚き保温保水動作を行い記憶モードの運転を
終了する。
【0042】この記憶モードの運転で注湯制御グラフが
作成された後に、実行モードでの湯張り注湯運転が可能
となる。次に、この実行モードの動作を図9および図10
に基づき説明する。まず、リモコン35の自動ボタン39が
オンされると、ステップ201でリモコン35のメモリ表示
部45に注湯制御グラフを作成すべき旨の表示があるか否
かを判断し、表示があるときには注湯制御グラフがまだ
作成されていないものと判断して前述した記憶モードの
運転状態となる。これに対し、その表示がないときには
注湯制御グラフが既に作成されているものと判断し、こ
の作成されている注湯制御グラフに従い、ステップ202
以降の動作を行う。
【0043】まず、ステップ202 で循環ポンプ18の呼び
水となるaリットルの湯が浴槽1に落とし込まれる。こ
の注湯に際し、浴槽1への注湯量と水位(水圧)との関
係は図8に示されている。次に、ステップ203 で循環ポ
ンプ18を所定の短時間オン起動して追い焚きスイッチ16
の信号を検出する。浴槽が空の状態で前記呼び水が入れ
られたときには、浴槽の水位は循環金具2まで達しない
ので、追い焚きスイッチ16はオフとなる。これに対し、
浴槽1内に残水がある状態で前記呼び水が入れられる
と、浴槽の水位が追い焚き循環管路14の戻り口を越えて
追い焚きスイッチ16がオンになる場合が生じ、このとき
には、ステップ206 で追い焚き動作を行い、浴槽湯水が
追い焚き設定温度以上になったときに水位圧力P1 をス
テップ208で検出する。
【0044】これに対し、前記ステップ203 で追い焚き
スイッチ16がオフのときには、ステップ204 で設定水位
を越えない水量を注湯する。この実施例では循環金具2
よりも低位のPの水位までの水量Xリットルを注湯す
る。このステップ204 の動作部分の詳細は図10に示され
ている。水量Xリットル=Q−a−Yによって求
められる。ここで、Qは第1の基準水位Pの注湯量
であり、Yは第1の基準水位Pと循環金具のセンタ水
位Pとの差の水位にaリットルを加えた水量であり、
aは前記図7に示す注湯量aリットルと同じ水量であ
る。なお、YはY=a′+X+aの式で表される。この
式で、a′は前記図7で示すように、循環金具2の上端
位置の水位と第1の基準水位Pとの差の水位の水量に
相当し、Xは循環金具2の上下方向直径の1/2水位分
の水量の値としている。
【0045】ステップ204 aではこのXの水量とZ+a
の水量との比較が演算により行われる。ここで、Zは図
8に示すように設定水位(又はあふれ防止水位)の水量
Dと第1の基準水位PA の水量QA との差の水量であ
る。つまり、Zの水量は第1の基準水位PA から設定水
位に至る水量を意味し、Z+aは前記図7の図から明ら
かなように、追い焚きスイッチ16が最初にオンする水位
0 から設定水位に至る水量を意味する。XがZ+aよ
りも大きいときにはZ+aの水量を注湯し、これとは逆
に、XがZ+a以下のときにはXを注湯する。このよう
にXとZ+aのうち小さい方を注湯することにより、注
湯後の水位が設定水位を越えることを防止できる。例え
ば、浴槽内に湯水が残っていた状態で前記呼び水のaリ
ットルが入れられることによって浴槽水位がPL になる
場合が生じる。この水位PL は循環金具のセンタなの
で、ステップ203 で循環ポンプをオンしても湯水の循環
は行われず、追い焚きスイッチ16はオフとなり、浴槽に
残水がないものと判断されて、次の注湯動作を行うと
き、XとZ+aのうち水量の大きい方を注湯すると、注
湯後の水位が設定水位を越えてしまう場合が生じる。こ
れを避けるため本実施例ではXとZ+aのうち小さい方
の水量を注湯するようにしている。
【0046】この小さい方の水量を注湯した後にステッ
プ205 で循環ポンプ18を短時間オン起動して追い焚きス
イッチ16の信号を確認し、追い焚きスイッチ16がオンし
たときには浴槽に残り湯水がある状態で注湯が開始され
たものと考えられ、前記の如くステップ206 以降の追い
焚き動作が行われる。浴槽1にX又は(Z+a)リット
ルの湯が入れられ、ステップ205 で実行モードの自動運
転開始時に浴槽残水がないとき(追い焚きスイッチ16が
オフのとき)には第1の基準水位PA に至るのに要する
Yリットルの注湯を行う。そして循環ポンプ18のオン起
動を行って追い焚きスイッチ16の信号の確認を行う。こ
のYリットルの注湯により浴槽水位は第1の基準水位に
なるはずであるから、通常は追い焚きスイッチ16がオン
するが、浴槽の排水栓が抜けていたりしたときには、追
い焚きスイッチ16はオフの状態となる。
【0047】追い焚きスイッチ16がオフのときには、ス
テップ211 で実行モードの運転の初からの注湯量Q
と設定浴槽の大きさに応じた自動運転開始から沸き上げ
までの注湯リミッタQL3とを比較し、QがQL3
上のときにはリモコン35に栓抜けエラー表示を行う。Q
がQL3よりも小さいときにはYリットルの注湯を繰
り返す。
【0048】ステップ210 で浴槽の栓抜け状態がないも
のと判断されたときには、ステップ212 でそのときの水
位の圧力P1 を検出する。前記ステップ209 での注湯Y
リットルにより浴槽水位は第1の基準水位になるので、
この水位の水圧P1 と、前記記憶モードの作成時に検出
した第1の基準水位の圧力PA とをステップ213 で比較
し、その差があるときにはその差の方向と大きさをメモ
リに記憶し、実行モードでの湯張り注湯の運転を行う毎
に、その差が偏差範囲を越えて同一方向に所定回数(例
えば2回)連続してずれたときには第1の基準水位の圧
力PA を最後の検出圧P1 に補正更新する。
【0049】この第1の基準水位がPA からP1 に補正
更新されたときには、注湯制御グラフ作成補正部40は補
正水圧ΔP分だけ注湯制御グラフを圧力変化方向に平行
移動して注湯制御グラフを補正更新する。
【0050】この注湯制御グラフの補正更新の後、ステ
ップ216 で設定水位PS と現在水位P1 との比較判断が
行われる。P1 がPS よりも小さいときには、設定水位
に至るまでの注湯量を算出し、その算出水量を注湯し、
再び水位圧力P2 を検出する。そして、ステップ220
で、この検出水圧P2 と設定水位の水圧PS とを比較
し、検出水圧P2 が設定水位の水圧PS とほぼ等しくな
ったとき、および前記ステップ216 で検出圧力P1 が設
定水位の水圧PS 以上のときには、この検出圧力P
2 (ステップ216 からステップ226 の動作に移るときに
はP1 )と、記憶モードの運転時に注湯制御グラフ上に
設定されたピーク水位とをステップ226 で比較し、P2
がピーク水位以上のときには、ピーク水位とあふれ防止
水位を更新する。
【0051】これに対し、前記ステップ220 で検出水圧
2 が設定水位の水圧PS に対して所定の偏差範囲を越
えて不一致のときには、ステップ221 で第1の基準水位
の水圧P1 と、ステップ219 での検出圧P2 との比較を
行う。両者P1 とP2 の値が偏差範囲を越えて不一致の
ときには、演算処理の便宜上、P2 をP1 に置き換え
る。そして、実行モードの運転時からの注湯量QT が浴
槽の大きさに基づく注湯リミッタQLTとを比較し、QT
がQLT以下のときには、ステップ216 から220 にかけて
の動作を行う。そして、QLTよりもQT が大きいときに
は、注湯リミッタエラーをリモコン35の表示部に表示す
る。
【0052】これに対し、P1 とP2 がほぼ一致すると
きであって、P2 がピーク水位の水圧以上のときにはピ
ーク水位を更新し、さらに、このピーク水位から所定量
(例えば30mm)低い水位位置をあふれ防止水位として決
定し、ステップ228 から232にかけて追い焚きと、追い
焚き後の保温・保水動作を行う。このステップ228 から
232 にかけての動作は前記記憶モードの動作のステップ
137 から141 にかけての動作と同じである。
【0053】なお、この保温保水中に人が浴槽に入浴し
たり、外部から湯が容器等を用いて入れられたりして浴
槽水位が上昇し、今までの最高水位となったときにはこ
の水位がピーク水位として更新され、同時にあふれ防止
水位も更新される。このあふれ防止水位が設定あるいは
更新されると、それ以後に設定水位があふれ防止水位よ
りも高目に設定されても、あふれ防止水位になると、そ
れ以後の注湯が停止し、湯のあふれが防止される。
【0054】本実施例によれば、記憶モードでの運転時
に、第1の基準水位PA と第2の基準水位PB と第3の
基準水位PC とを設定し、注湯制御グラフの座標で、O
B とOC を結ぶ直線の傾きがOA とOB を結ぶ直線の傾
きから判断して妥当であり、かつ、第2の基準点OB
対して第3の基準点OC が近過ぎず、PC およびQC
測定誤差が大きく影響しないときにOA とOB とOC
3点を結ぶ折れ線によって注湯制御グラフを作成し、そ
れ以外のときにはOA とOB の2点を結ぶ直線によって
注湯制御グラフを作成するようにしたものであるから、
少ない測定点でもって正確な注湯制御グラフを作成する
ことができる。また、測定点が少ないので、その分、注
湯制御グラフを作成する時間も短くて済む。
【0055】また、記憶モードや実行モードの運転時
に、リモコン35の浴槽設定ボタン44a,44b,44cで設
定した浴槽の大きさが実際に設置施工された浴槽の大き
さと一致しない場合には、所定量の湯を注湯したとき
に、その水位の上昇具合によって浴槽設定の適合性を自
動的に判断し、浴槽設定に誤りがあるときには正しい大
きさに自動設定するので、次回以降の湯張り運転を適切
に行うことができる。
【0056】さらに、実行モードでの注湯湯張り運転を
行う毎に、第1の基準水位PA の水圧を検出するように
しているので、圧力センサが経年変化等により狂いが生
じたときには、この第1の基準水位の補正が行われ、同
時に注湯制御グラフも圧力センサの狂いの分だけ補正さ
れるので、常に注湯制御グラフを正しい状態にしておく
ことができ、注湯湯張り制御の信頼性を高めることがで
きる。
【0057】さらに、経験した最高の水位をピーク水位
として設定し、最高水位が現れる度にこのピーク水位を
更新記憶し、同時にこのピーク水位よりも所定量低い水
位をあふれ防止水位として同様に更新記憶するので、ピ
ーク水位およびあふれ防止水位を浴槽の大きさに適合し
た最適の値として設定することができる。
【0058】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、記憶モードの運転を行うときに、実行モー
ドの運転と同様に浴槽に湯を注湯したが、加熱しない水
を注水して注湯制御グラフを求めるようにしてもよい。
【0059】また、リモコンで設定した設定水位があふ
れ防止水位以上のときにはあふれ防止水位まで自動注湯
して注湯停止を行うように構成してもよく、そのように
構成することにより、湯張り注湯時に湯が浴槽からあふ
れたままになるということを防止できる。
【0060】さらに、この場合、あふれ防止水位まで自
動注湯するときには、あふれ防止水位までの自動注湯で
あることをリモコン35の表示部に表示させるようにする
こともでき、このように構成すれば、使用者はこの表示
を見てリモコンによる水位の設定を正しく修正すること
ができる。
【0061】さらに、注湯(注水)時に水位が変化しな
くなったことを検知したときには、現在水位がピーク水
位以上であるときに、予め定められた水量(設定水位ま
での残水量)を注湯した後に止水するようにしてもよ
い。そうすることで、たとえ、浴槽の大きさ設定を誤
り、設置施工された浴槽よりも小さ目に浴槽の大きさを
リモコンで設定してしまった場合においても、浴槽のあ
ふれを最小限に抑えることができる。
【0062】さらに、実施例ではピーク水位よりも所定
量低い水位位置をあふれ防止水位としたが、これとは異
なり、例えば、第1の基準水位の上側で所定の水量を注
湯したときに水位の上昇が検知されなくなった水位を満
水位として検知記憶し、この満水位よりも所定量低い水
位位置をあふれ防止水位としてもよい。
【0063】さらに、上記実施例では、注湯制御グラフ
を作成する場合、第3の基準水位を設定水位よりも低位
の水位位置にしたが、設定水位を第3の基準水位として
注湯制御グラフを作成するようにしてもよい。
【0064】さらに、上記実施例では、リモコン35に浴
槽設定ボタン44a〜44cを設けたが、この浴槽設定ボタ
ン44a〜44cは省略してもよい。この場合には、所謂、
浴槽の大きさ設定のモードを隠れモードによって構成
し、自動ボタン39や排水ボタン48等を用いて浴槽の大き
さ設定を行うことになる。
【0065】さらに、上記実施例ではリモコン35に記憶
モードボタン42と実行モードボタン43を設けたが、これ
を省略してもよい。これらのボタン42,43は運転モード
を手動指令するときに使用されるが、本実施例では自動
ボタン39を押して運転するときに、注湯制御グラフが作
成されていないときは自動的に記憶モードで運転され、
注湯制御グラフが作成されているときには自動的に実行
モード運転されるので、ボタン42,43を設けないでも、
特に支障となることはない。
【0066】さらに上記実施例では、記憶モードの運転
時に、最初に浴槽にdリットル注湯し、次にaリットル
ずつ注湯したが、これとは異なり、例えば、dリットル
の注湯後にまずaリットルの注湯を行い、次に(a−
α)リットル注湯し、次に(a−2α)リットル注湯す
るという如く、水位が循環金具位置に近づくに従い注湯
量を小さくするようにしてもよい。このようにすること
により、追い焚きスイッチ16が最初にオンする水位P0
の検出誤差を小さくすることができ、循環金具センタ位
置の水位PL を演算によってより精度良く求めることが
できる。
【0067】ところで、注湯湯張りを行うとき、設定水
位は循環金具2の位置を基準とし、通常25mmの高さ間隔
で設定できるようになっており、リモコン35の水位設定
ボタン(図示せず)を一回押す毎に循環金具から25mmず
つ水位の高さがリモコン35の表示部に表示されるように
なっており、浴槽位置への湯張りを行うときには、この
湯張り水位の設定ボタンを必要回数押して自分の好みの
水位を設定できるようになっている。ところが、浴槽の
設置施工のときに、循環金具の位置は必ずしも設計図面
通りの高さ位置に取り付けられるとは限らず、施工者は
大凡の見当を付けて、浴槽側壁に穴を開け、その穴に循
環金具を取り付けるため、循環金具位置が区々となり、
循環金具位置が設計図面よりも高い位置に取り付けられ
たときには、設定水位を循環金具位置から25mmおきの所
定の高さに設定して湯張りを行うと、浴槽から湯が溢れ
るという問題が生じることになる。本実施例では、あふ
れ防止水位を設定しているので、循環金具2の位置とあ
ふれ防止水位までの高さまでを複数に分割(例えば6分
割)し、リモコン35側で浴槽設定ボタンを1回押す毎
に、1区分(単位区分)だけ水位が上昇するように浴槽
設定水位をリモコン35の表示部に表示するようにし、こ
の分割区分によって浴槽の水位を設定するように構成し
てもよい。
【0068】このように構成すれば、リモコン35側で設
定する最大水位はあふれ防止水位までとなり、浴槽の設
置施工に際し、循環金具の位置が設計図面通りに取り付
けられなくても、リモコン側で設定した水位に従って湯
張り注湯するときに、湯が浴槽から溢れ出るということ
がなくなり、非常に好ましいものとなる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、少ない測定点でもって
注湯制御グラフを作成することができるので、その作成
時間を短くすることができる。しかも、測定点を少なく
しても、第2の基準点と第3の基準点を結ぶ直線の傾き
が妥当か否かを判断して作成するので、精度の良い注湯
制御グラフを作成することができる。
【0070】また、実行モードの運転時に、基準水位を
検出確認し、水位検出手段の経年変化等により検出値に
狂いが生じたときには、この基準水位を補正し、注湯制
御グラフもこの狂いの分だけ補正されるので、注湯制御
グラフを常に正しい状態に保っておくことができ、注湯
湯張り制御の信頼性を高めることができる。しかも、実
行モードの運転時に基準水位および注湯制御グラフが自
動的に補正更新されるので、記憶モードの運転を最初か
らやり直して注湯制御グラフを書き直す手間隙が不要と
なり、非常に好都合である。
【0071】さらに、ピーク水位とあふれ防止水位をそ
の都度補正更新するように構成したり、設定水位があふ
れ防止水位以上のときにはあふれ防止水位まで自動注湯
するように構成したものにあっては、あふれ防止水位ま
で注水したときにその注水が停止するので、湯張り注水
時に、湯が浴槽からあふれたまま放置されるという水使
用の無駄を防止できる。
【0072】さらに、注水時に水位が変化しなくなった
ことを検知したときに、その時点から定められた水量を
注水した後に止水する構成としたものにあっては、リモ
コン等で設定する浴槽の大きさを実際に設置施工された
浴槽よりも小さめに設定してしまって、注湯の湯が浴槽
からあふれても、浴槽の大きさにより設定した定水量を
注湯した後自動的に止水するので、そのあふれの量を最
小限に抑えることができる。
【0073】さらに、浴槽に所定の水量を注水し、水位
の上昇の大きさから浴槽の適合性を判断する構成とした
ものにあっては、リモコン等で設定した浴槽の大きさに
誤りがあるときにはこの誤りが直ちに分かるので、使用
者は浴槽の大きさの設定を修正することができることと
なる。これをさらに一歩進めて、浴槽適合性の判断によ
り浴槽の大きさ設定が不適と判断されたときに、正しい
浴槽の大きさに自動設定するように構成したものにあっ
ては、浴槽の大きさ設定の誤りが使用者の手を煩わせる
ことなく自動的に修正されるので、使用上非常に好都合
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動風呂釜の湯張り注湯制御方法
を行う制御部の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本実施例における自動風呂釜のリモコンの説明
図である。
【図3】本実施例における自動風呂釜の基本システムの
説明図である。
【図4】同実施例における記憶モードの運転動作を示す
フローチャートである。
【図5】図4に続くフローチャートである。
【図6】図4のフローチャート中の浴槽の大きさ設定の
適合性判断部分の詳細説明図である。
【図7】記憶モードの運転時における注湯量と浴槽水位
との関係を示す説明図である。
【図8】実行モードの運転時における浴槽への注湯量と
浴槽水位との関係を示す説明図である。
【図9】本実施例における実行モードの運転動作を示す
フローチャートである。
【図10】図9中のステップ204 の部分の詳細なフローチ
ャートである。
【図11】本実施例における注湯制御グラフの説明図であ
る。
【符号の説明】
26 圧力センサ 34 制御装置 35 リモコン 37 水位検知部 38 水量検知部 40 注湯制御グラフ作成補正部 41 注湯制御部 44a,44b,44c 浴槽設定ボタン
フロントページの続き (72)発明者 福澤 清 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株 式会社ガスター内 (56)参考文献 特開 平6−288610(JP,A) 特開 平4−190040(JP,A) 特開 平4−165256(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/00 602

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶モードの運転時に、浴槽の注水量を
    流量検出手段によって検出し、浴槽水位を水位検出手段
    によって検出して、浴槽注水量と浴槽水位との関係を示
    す注湯制御グラフを作成記憶し、実行モードの運転時に
    前記注湯制御グラフに基づいて湯張り注湯を行う自動風
    呂釜の湯張り注湯制御方法において、前記注湯制御グラ
    フの作成は、まず、浴槽への注水により浴槽に追い焚き
    循環管路を接続している循環金具位置よりも少し上側の
    第1の基準水位およびこの水位に対応する第1の水量に
    よって定まる第1の基準点と、第1の基準水位よりも上
    側の第2の基準水位およびこの水位に対応する第2の水
    量によって定まる第2の基準点とを記憶し、次に、第2
    の基準水位よりも上側であって設定水位以下の水位範囲
    内で1つ以上の浴槽上部側の基準水位を設定してからそ
    の浴槽上部側の基準水位までの水量を演算して浴槽上部
    側の基準水位および該水位に対応する水量とからなる1
    つ以上の浴槽上部側の基準点を求め、上記第1の基準点
    と第2の基準点と浴槽上部側の基準点を通る線を作成し
    該作成した線を注湯制御グラフとして設定する自動風呂
    釜の湯張り注湯制御方法。
  2. 【請求項2】 記憶モードの運転時に、浴槽の注水量を
    流量検出手段によって検出し、浴槽水位を水位検出手段
    によって検出して、浴槽注水量と浴槽水位との関係を示
    す注湯制御グラフを作成記憶し、実行モードの運転時に
    前記注湯制御グラフに基づいて湯張り注湯を行う自動風
    呂釜の湯張り注湯制御方法において、前記注湯制御グラ
    フの作成は、まず、浴槽への注水により浴槽に追い焚き
    循環管路を接続している循環金具位置よりも少し上側の
    第1の基準水位およびこの水位に対応する第1の水量に
    よって定まる第1の基準点と、第1の基準水位よりも上
    側の第2の基準水位およびこの水位に対応する第2の水
    量によって定まる第2の基準点とを記憶し、その一方
    で、第1の基準水位から第2の基準水位に至る水量を求
    め、次に、第2の基準水位よりも上側であって設定水位
    以下の所定の第3の基準水位を設定してからこの第3の
    基準水位までの水量を演算して第3の基準水位およびこ
    の水位に対応する第3の水量とからなる第3の基準点を
    少なくとも求め、第2の基準点と第3の基準点を結ぶ直
    線の傾きが第1の基準点と第2の基準点を結ぶ直線の傾
    きの許容偏差内であって第2の基準点から第3の基準点
    に至る水量が第1の基準点から第2の基準点に至る水量
    以上のときに第1の基準点と第2の基準点と第3の基準
    点を結ぶ折れ線を注湯制御グラフとして設定し、それ以
    外は第1の基準点と第2の基準点とを結ぶ直線を注湯制
    御グラフとして設定する自動風呂釜の湯張り注湯制御方
    法。
  3. 【請求項3】 浴槽の大きさを段階的に設定する浴槽設
    定部を備え、記憶モードおよび実行モード時に注湯制御
    の対象となる浴槽に所定の基準水位まで注水し、然る後
    に一定水量を注水して水位の上昇量を求め、この水位上
    昇量の大きさによって浴槽設定部で設定した設定浴槽の
    適合性を自動判断する請求項1又は請求項2記載の自動
    風呂釜の湯張り注湯制御方法。
  4. 【請求項4】 設定浴槽の適合性が不適と判断されたと
    きには、一定水量を注水したときの水位の上昇量から浴
    槽の大きさを判断して浴槽の大きさを変更設定する請求
    記載の自動風呂釜の湯張り注湯制御方法。
  5. 【請求項5】 水位検出手段を圧力センサによって構成
    し、実行モードの湯張り注湯運転を行う毎に予め与えた
    基準水位での水圧を検出し、この検出水圧と注湯制御グ
    ラフ上の記憶されている基準水位における水圧とを比較
    し、この圧力差が予め設定した偏差よりも大きく、か
    つ、前記圧力差が連続して同じ方向に設定回数以上ずれ
    たときに前記基準水位における注湯制御グラフ上の水圧
    を最後の検出水圧に置き換え補正する請求項1又は請求
    項2記載の自動風呂釜の湯張り注湯制御方法。
  6. 【請求項6】 注湯制御グラフ上の基準水位における水
    圧を置き換え補正したときには、この水圧補正分だけ注
    湯制御グラフを演算補正し、この補正した注湯制御グラ
    フに基づいて設定水位まで注湯する請求項記載の自動
    風呂釜の湯張り注湯制御方法。
  7. 【請求項7】 記憶モードおよび(又は)実行モードの
    運転で経験した最高水位を注湯制御グラフ上にピーク水
    位として更新記憶する請求項1又は請求項2記載の自動
    風呂釜の湯張り注湯制御方法。
  8. 【請求項8】 第1の基準水位よりも上側の水位位置
    で、注水による水位上昇が検知されなくなった位置を浴
    槽の満水位として検知し、この満水位よりも所定の水位
    だけ低下した位置をあふれ防止水位として設定記憶する
    請求項1又は請 求項2又は請求項又は請求項記載の
    自動風呂釜の湯張り注湯制御方法。
  9. 【請求項9】 あふれ防止水位が設定されたときに、循
    環金具位置又は第1の基準水位からあふれ防止水位まで
    の水位区間を複数に分割区分し、この各分割区分の水位
    を単位として浴槽の水位を設定するようにした請求項
    記載の自動風呂釜の湯張り注湯制御方法。
  10. 【請求項10】 注水時に水位が変化しなくなったこと
    を検知したときには、その検知時点から予め与えられた
    水量を注水した後に止水する請求項1又は請求項2又は
    請求項又は請求項記載の自動風呂釜の湯張り注湯制
    御方法。
  11. 【請求項11】 実行モードの運転時に設定水位とあふ
    れ防止水位とを比較し、設定水位があふれ防止水位以上
    のときは、あふれ防止水位まで自動注湯する請求項
    は請求項10記載の自動風呂釜の湯張り注湯制御方法。
  12. 【請求項12】 あふれ防止水位まで自動注湯するとき
    はあふれ防止水位までの自動注湯であることを表示部に
    表示する請求項11記載の自動風呂釜の湯張り注湯制御
    方法。
  13. 【請求項13】 実行モードでの湯張り注湯時において
    は、浴槽の循環金具の下側近傍水位Pまで注湯した後
    に、第1の基準水位Pから設定水位又はあふれ防止水
    位までの水量(Z+a)を演算によって求めて、この水
    量(Z+a)と前記Pの水位までのトータル注湯量Q
    とを比較し、小さい方の水量を注湯することを特徴と
    する請求項1又は請求項2又は請求項記載の自動風呂
    釜の湯張り注湯制御方法。
  14. 【請求項14】 浴槽に循環金具を用いて接続され浴槽
    湯水の追い焚き循環を行う追い焚き循環管路と、浴槽へ
    の注水量を検出する手段と、浴槽水位を検出する水位検
    出手段と、記憶モードの運転時に浴槽注水量と浴槽水位
    との関係を示す注湯制御グラフを作成記憶する手段と、
    実行モードの運転時に前記注湯制御グラフに基づいて湯
    張り注湯を行う手段とを備えた自動風呂釜において、記
    憶モードの運転時に、上記循環金具位置よりも少し上側
    の第1の基準水位およびこの水位に対応する第1の水量
    によって定まる第1の基準点と、第1の基準水位よりも
    上側の第2の基準水位およびこの水位に対応する第2の
    水量によって定まる第2の基準点とを記憶する手段と;
    上記第2の基準水位よりも上側であって設定水位 以下の
    水位範囲内で1つ以上の浴槽上部側の基準水位を設定し
    てからその浴槽上部側の基準水位までの水量を演算して
    浴槽上部側の基準水位および該水位に対応する水量とか
    らなる1つ以上の浴槽上部側の基準点を求める手段と;
    上記第1の基準点と第2の基準点と浴槽上部側の基準点
    を通る線を作成し該作成した線を注湯制御グラフとして
    設定する手段と;を有することを特徴とした自動風呂
    釜。
  15. 【請求項15】 浴槽に循環金具を用いて接続され浴槽
    湯水の追い焚き循環を行う追い焚き循環管路と、浴槽へ
    の注水量を検出する手段と、浴槽水位を検出する水位検
    出手段と、記憶モードの運転時に浴槽注水量と浴槽水位
    との関係を示す注湯制御グラフを作成記憶する手段と、
    実行モードの運転時に前記注湯制御グラフに基づいて湯
    張り注湯を行う手段とを備えた自動風呂釜において、記
    憶モードの運転時に、上記循環金具位置よりも少し上側
    の第1の基準水位およびこの水位に対応する第1の水量
    によって定まる第1の基準点と、第1の基準水位よりも
    上側の第2の基準水位およびこの水位に対応する第2の
    水量によって定まる第2の基準点とを記憶する手段と;
    第2の基準水位よりも上側であって設定水位以下の所定
    の第3の基準水位を設定してからこの第3の基準水位ま
    での水量を演算して第3の基準水位およびこの水位に対
    応する第3の水量とからなる第3の基準点を少なくとも
    求める手段と;第1の基準点から第2の基準点に至る水
    量と、第2の基準点から第3の基準点に至る水量とを求
    める手段と;第1の基準点と第2の基準点を結ぶ直線の
    傾きと、第2の基準点と第3の基準点を結ぶ直線の傾き
    とを求める手段と;上記求めた第2の基準点と第3の基
    準点を結ぶ直線の傾きが第1の基準点と第2の基準点を
    結ぶ直線の傾きの許容偏差内であって第2の基準点から
    第3の基準点に至る水量が第1の基準点から第2の基準
    点に至る水量以上のときに第1の基準点と第2の基準点
    と第3の基準点を結ぶ折れ線を注湯制御グラフとして設
    定し、それ以外は第1の基準点と第2の基準点とを結ぶ
    直線を注湯制御グラフとして設定する手段と;を有する
    ことを特徴とする自動風呂釜。
  16. 【請求項16】 浴槽の大きさを段階的に設定する浴槽
    設定部と;記憶モードおよび実行モード時に注湯制御の
    対象となる浴槽に所定の基準水位まで注水し、然る後に
    一定水量を注水して上記基準水位に対する水位の上昇量
    を求める手段と;この水位上昇量の大きさによって上記
    浴槽設定部で設定した設定浴槽の適合 性を自動判断する
    手段と;が設けられていることを特徴とする請求項14
    又は請求項15記載の自動風呂釜。
  17. 【請求項17】 設定浴槽の適合性が不適と判断された
    ときには、一定水量を注水したときの水位の上昇量から
    浴槽の大きさを判断して浴槽の大きさを変更設定する手
    段が設けられていることを特徴とする請求項16記載の
    自動風呂釜。
  18. 【請求項18】 水位検出手段は圧力センサによって構
    成されており、実行モードの湯張り注湯運転を行う毎に
    予め与えた基準水位での水圧を検出する手段と;この検
    出水圧と注湯制御グラフ上の記憶されている基準水位に
    おける水圧とを比較する手段と;この圧力差が予め設定
    した偏差よりも大きく、かつ、前記圧力差が連続して同
    じ方向に設定回数以上ずれたときに前記基準水位におけ
    る注湯制御グラフ上の水圧を最後の検出水圧に置き換え
    補正する手段と;が設けられていることを特徴とする請
    求項14又は請求項15記載の自動風呂釜。
  19. 【請求項19】 注湯制御グラフ上の基準水位における
    水圧を置き換え補正したときには、この水圧補正分だけ
    注湯制御グラフを演算補正する手段が設けられ、注湯制
    御グラフが補正されたときにはその補正後の注湯制御グ
    ラフに基づいて設定水位まで注湯することを特徴とした
    請求項18記載の自動風呂釜。
  20. 【請求項20】 記憶モードおよび(又は)実行モード
    の運転で経験した最高水位を注湯制御グラフ上にピーク
    水位として更新記憶する手段が設けられていることを特
    徴とした請求項14又は請求項15記載の自動風呂釜。
  21. 【請求項21】 第1の基準水位よりも上側の水位位置
    で、注水による水位上昇が検知されなくなった位置を浴
    槽の満水位として検知する手段と;上記満水位よりも所
    定の水位だけ低下した位置をあふれ防止水位として設定
    記憶する手段と;が設けられていることを特徴とした請
    求項14又は請求項15又は請求項19又は請求項20
    記載の自動風呂釜。
  22. 【請求項22】 あふれ防止水位が設定されたときに、
    循環金具位置又は第1の基準水位からあふれ防止水位ま
    での水位区間を複数に分割区分し、この各分割区分の水
    位を単位として浴槽の水位を設定する手段が設けられて
    いることを特徴とした請求項21記載の自動風呂釜。
  23. 【請求項23】 注水時に水位が変化しなくなったこと
    を検知したときには 、その検知時点から予め与えられた
    水量を注水した後に止水する手段が設けられていること
    を特徴とした請求項14又は請求項15又は請求項21
    又は請求項22記載の自動風呂釜。
  24. 【請求項24】 実行モードの運転時に設定水位とあふ
    れ防止水位とを比較し、設定水位があふれ防止水位以上
    のときは、あふれ防止水位まで自動注湯する手段が設け
    られていることを特徴とした請求項21又は請求項23
    記載の自動風呂釜。
  25. 【請求項25】 あふれ防止水位まで自動注湯するとき
    はあふれ防止水位までの自動注湯であることを表示する
    表示部が設けられていることを特徴とする請求項24記
    載の自動風呂釜。
  26. 【請求項26】 実行モードでの湯張り注湯時に、第1
    の基準水位P から設定水位又はあふれ防止水位までの
    水量(Z+a)を演算によって求める手段と;浴槽の循
    環金具の下側近傍水位P まで注湯した後に、そのP
    の水位までのトータル注湯量Q を求める手段と;前記
    求めた水量(Z+a)と前記P の水位までのトータル
    注湯量Q とを比較し、小さい方の水量を注湯する手段
    と;が設けられていることを特徴とする請求項14又は
    請求項15又は請求項21記載の自動風呂釜。
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