JP6888460B2 - 水中機器 - Google Patents

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Description

本発明は、水中機器に関する。
水中機器に設けられたバラストタンクへの注排水を利用して、水中機器の浮力を制御する構成が検討されている(例えば、特許文献1)。
国際公開第2014/163141号
水中機器のバラストタンク内の水量は、従来は、バラストタンク内の気体の気圧及び温度等から算出することが一般的であった。しかしながら、バラストタンクへの注排水を繰り返すと、バラストタンク内の気体が徐々に外部に排出されるため、バラストタンク内の水量を正確に算出することが困難となる可能性がある。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、バラストタンク内の水量をより高い精度で算出することが可能な水中機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る水中機器は、内部の水の注排水が行われるバラストタンクと、前記バラストタンク内の気体の圧力に係る情報を取得する気圧取得部と、前記バラストタンク内の気体の温度に係る情報を取得する気体温度取得部と、前記バラストタンク内の水の水位に係る情報を取得する水位取得部と、前記気圧取得部において取得された前記気体の圧力に係る情報と、前記気体温度取得部において取得された前記気体の温度に係る情報と、前記バラストタンク内の水の体積を算出するための基準状態における前記バラストタンク内の気体の圧力、体積、及び温度に係る情報と、から前記バラストタンク内の水の体積を算出する第1の方法と、前記水位取得部において取得された前記水の水位に係る情報から前記バラストタンク内の水の体積を算出する第2の方法と、の2つの方法により前記バラストタンク内の水の体積を算出する水量算出部と、前記気圧取得部において取得された前記気体の圧力に係る情報と、前記気体温度取得部において取得された前記気体の温度に係る情報と、前記第1の方法及び前記第2の方法により算出された前記バラストタンク内の水の体積の算出結果と、を利用して、前記第1の方法で利用する前記基準状態における前記バラストタンク内の気体の圧力、体積、及び温度に係る情報を更新する基準更新部と、を有する。
上記の水中機器では、水量算出部において、2つの方法によりバラストタンク内の水の体積が算出される。第1の方法では、気圧取得部において取得された気体の圧力に係る情報と、気体温度取得部において取得された気体の温度に係る情報と、バラストタンク内の水の体積を算出するための基準状態におけるバラストタンク内の気体の圧力、体積、及び温度に係る情報と、からバラストタンク内の水の体積を算出される。また、第2の方法では、水位取得部において取得された水の水位に係る情報からバラストタンク内の水の体積が算出される。そして、基準更新部において、気圧取得部において取得された気体の圧力に係る情報と、気体温度取得部において取得された気体の温度に係る情報と、前記第1の方法及び前記第2の方法により算出されたバラストタンク内の水の体積の算出結果と、を利用して、第1の方法で利用する基準状態におけるバラストタンク内の気体の圧力、体積、及び温度に係る情報が更新される。このような構成を有することで、第1の方法による水の体積の算出に用いられる基準状態におけるバラストタンク内の気体の圧力、体積、及び、温度に係る情報を、気圧取得部及び気体温度取得部で取得された情報と、第2の方法により算出されたバラストタンク内の水の体積の算出結果と、を利用して更新することができる。したがって、例えばバラストタンクからの気体の排出等が生じていてバラストタンク内の気体が、基準状態で想定した気体の量(分子量)から異なった状態になっている場合に、この基準状態での気体の圧力、体積、及び、温度に係る情報を更新することができる。そのため、バラストタンク内の水量をより高い精度で算出することが可能となる。
ここで、前記基準更新部は、前記水量算出部において前記第1の方法により算出された前記バラストタンク内の水の体積の算出結果と、前記水量算出部において前記第2の方法により算出された前記バラストタンク内の水の体積の算出結果と、の差分が所定の閾値よりも大きくなった場合に、前記第1の方法で利用する前記基準状態における前記バラストタンク内の気体の圧力、体積、及び温度に係る情報を更新する態様とすることができる。
このように、第1の方法により算出されたバラストタンク内の水の体積の算出結果と、水量算出部において第2の方法により算出されたバラストタンク内の水の体積の算出結果と、の差分が所定の閾値よりも大きくなった場合に、基準状態での気体の圧力、体積、及び、温度に係る情報を更新する構成とすることで、例えば、バラストタンクからの気体の排出等が生じていない又は僅かである場合に、基準状態に係る情報を更新しない構成とすることができる。したがって、基準状態に係る情報の更新頻度等を適切に管理しながら、バラストタンク内の水量をより高い精度で算出することが可能となる。
また、前記基準更新部による更新後の前記基準状態における前記バラストタンク内の気体の体積を所定の閾値と比較することで、前記水中機器が正常状態であるかを評価する評価部をさらに有する態様とすることができる。
このように、評価部において更新後の基準状態におけるバラストタンク内の気体の体積を所定の閾値と比較することで、水中機器が正常状態であるかを評価する構成とすることで、バラストタンク内の気体の体積の減少等による水中機器の異常停止等が発生することを防ぐことができる。
本発明によれば、バラストタンク内の水量をより高い精度で算出することが可能な水中機器が提供される。
水中機器の概略構成図である。 バラストタンク内の水及び気体の変化について説明する図である。 水中機器によるバラストタンク内の水量のモニタリング及び基準状態に係る各値の更新の手順等を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一形態に係る水中機器の概略構成図である。図1に示すように水中機器1は、海中等の水中において浮遊する装置である。水中機器1は、水中で浮遊して何らかの動作を行う装置であり、例えば、水中での情報を収集する装置等として実現される。また、水中機器1は、自機の浮力を調整する機能を有し、浮力を調整することで、浮上/沈降を行う。
図1に示すように、水中機器1は、筐体2と、バラストタンク10と、バラストタンク10に対する注排水を行って浮力を制御する制御部20と、を有する。バラストタンク10及び制御部20は、筐体2内に設けられる。
バラストタンク10は、水中機器1の浮力調整用に設けられ、内部に水を貯留する機能を有するタンクである。バラストタンク10内の水量が変化すると、水中機器1の重量が変化する。そのため、水中機器1が受ける浮力も変化する。したがって、バラストタンク10内の水量の変化に伴って、水中機器1は浮上/沈降を行うことができる。このように、バラストタンク10内には、水Wと気体Aとが存在することになる。気体Aとしては、例えば空気が挙げられる。
水中機器1は、バラストタンク10内に、バラストタンク10内の水圧を計測する圧力センサ11(水位取得部)、バラストタンク10内の気体の圧力を計測する圧力センサ12(気圧取得部)、及び、バラストタンク10内の気体の温度を計測する温度センサ13(気体温度取得部)を有する。圧力センサ11は、例えば、バラストタンク10の底面に設けられて、上方に滞留する水W及び気体Aの圧力の和を計測する機能を有する。また、圧力センサ12は、例えば、バラストタンク10上方の気体Aが滞留する領域に設けられて、バラストタンク10内の気体Aの気圧を計測する機能を有する。また、温度センサ13は、圧力センサ12と同様に、例えば、バラストタンク10上方の気体Aが滞留する領域に設けられて、バラストタンク10内の気体Aの温度を計測する機能を有する。圧力センサ11,12及び温度センサ13で計測された圧力又は温度に係る情報は、制御部20に対して送られ、制御部20におけるバラストタンク10内の水量及び気体量の算出に用いられる。なお、本実施形態では、「水量」とは水の体積のことをいう。また、「気体量」は、気体の体積のことをいう。この場合の「体積」とは、バラストタンク10内に存在する水又は気体の体積である。
また、水中機器1は、バラストタンク10と筐体2に対する注排水を行うための配管14及びポンプ15を有し、制御部20による制御によって、バラストタンク10内の水の注排水を行う。すなわち、配管14及びポンプ15は、バラストタンク10内の水の注排水を行う注排水部として機能する。
制御部20は、バラストタンク10内の水の注排水に係る制御を行う。制御部20は、注排水に伴うバラストタンク10内の水量の変化を把握して、水中機器1が受ける浮力を把握する。また、所望の浮力を得るための、バラストタンク10内の水の注排水を制御する機能を有する。
制御部20がバラストタンク10内の水の注排水に係る制御を行う場合、制御部20は、バラストタンク10内の水量及び気体量を精度良く把握することが求められる。そこで、制御部20は、水量算出部21と、基準更新部22と、評価部23と、を有する。
水量算出部21は、バラストタンク10内の水量を算出する機能を有する。水量算出部21は、2種類の方法によりバラストタンク10内の水量を算出する。詳細は後述するが、第1の方法は、バラストタンク10内の「基準状態」にある場合のバラストタンク10内の気体Aの体積、気圧及び温度と、水Wの体積とに基づいて、水量が変化した場合の気体Aの気圧及び温度の変化後の値から変化後の気体A及び水Wの量(体積)を算出する方法である。また、第2の方法は、バラストタンク10内の水Wの量を、バラストタンク10内の水Wの水圧からバラストタンク10内の水Wの水位を求めて、水位に基づいて算出する方法である。第2の方法では、水圧から水位への変換に係る計算が水量算出部21において行われる。したがって、水量算出部21は、水位取得部としての機能も有する。
基準更新部22は、上記の水量算出部21において用いられる「基準状態」に係る情報を更新する機能を有する。バラストタンク10内の水量を算出するための上述の2種類の方法のうち、第1の方法では、「基準状態」にある場合のバラストタンク10内の水W及び気体Aに関する情報が用いられる。基準更新部22は、この第1の方法で用いられる「基準状態」での各パラメータが適切であるかを判断し、必要に応じてこれらを更新する機能を有する。
評価部23は、水量算出部21において算出された水量について、水中機器1が正常状態であるかを評価し、正常状態である場合には、アラーム等の警報を発出する。評価部23における「正常状態であるか」の評価とは、バラストタンク10内の水量がバラストタンク10内の水の注排水が不可能な状況となっていないかに関する評価である。詳細は後述する。
上記の制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラム等のソフトウェアとから構成されたコンピュータとして実現することができる。
ここで、制御部20の水量算出部21における2種類の水量の算出方法について、説明する。
まず、第1の方法について説明する。第1の方法では、上述の通り、「基準状態」におけるバラストタンク10内の水W及び気体Aの圧力、体積及び温度に係る情報を予め保持しておき、この基準状態からの圧力及び温度の変化からバラストタンク10内の水量を算出する。この第1の方法は、従来から水中機器のバラストタンク10内の水量を算出する際に用いられている方法である。
図2に示すように、「基準状態」を想定する。図2に示す例では、基準状態においては、バラストタンク10内の気体Aの体積がVa1であり、圧力がPa1であり、温度がTa1であるとする。また、基準状態においては、バラストタンク10内の水Wの体積がVw1であり、圧力がPw1であり、温度がTw1であるとする。「基準状態」での上記の各値(Pa1,Va1,Ta1,Pa1,Va1,Ta1)は、予め準備されて、制御部20の水量算出部21において保持することができる。なお、バラストタンク10の容積Vは、以下の数式(1)で表すことができる。
V=Va1+Vw1 … (1)
ここで、外部から水を注入することにより、水の体積がΔVだけ変化したとする。このとき、バラストタンク10内の気体A及び水Wは、図2に示す変化後の状態に変化することになる。変化後の状態では、バラストタンク10内の気体Aの体積がVa2であり、圧力がPa2であり、温度がTa2であるとする。また、バラストタンク10内の水Wの体積がVw2であり、圧力がPw2であり、温度がTw2であるとする。
このとき、ボイル・シャルルの法則から、基準状態と変化後の状態との間での気体Aについて、以下の数式(2)の関係が成り立つ。
a1a1/Ta1=Pa2a2/Ta2 …(2)
そして、上記の数式(2)を変化させると、変化後の状態での気体Aの体積Va2は、以下の数式(3)により求めることができる。
a2=Va1・(Pa1/Pa2)・(Ta2/Ta1) …(3)
基準状態における気体Aの体積Va1、圧力Pa1、温度Ta1は、予め把握することができる。また、変化後の状態については、水中機器1における圧力センサ12において圧力Pa2を計測することができる。また、温度センサ13において温度Ta2を計測することができる。したがって、水中機器1では、変化後の状態における圧力Pa2、温度Ta2を計測することができるため、上記数式(3)に基づいて、変化後の状態の気体Aの体積を算出することができる。したがって、変化後の状態での水Wの体積Vw2は、以下の数式(4)により求めることができる。
w2=V−Va2 …(4)
このように、第1の方法では、「基準状態」における圧力・体積・温度に係る値を利用して、水Wの体積が変化した場合に気体Aに関してボイル・シャルルの法則が成り立つと仮定し、変化後の状態での気体Aの体積を算出した上で、水Wの体積を算出している。この方法は、バラストタンク10内の水Wの量が増えた場合でも減った場合でも問題なく用いられる。また、バラストタンク10内の水Wの体積の算出を繰り返す場合には、予め保持している「基準状態」における圧力・体積・温度に係る値を利用して、同様の計算を繰り返すことで、水Wの体積の算出を行うことができる。また、第1の方法で用いられる圧力センサ12により計測される圧力Pa2及び温度センサ13により計測される温度Ta2は、測定誤差等が生じにくいパラメータであるため、この第1の方法による水Wの体積の算出結果は、基本的には精度が高くなると考えられる。したがって、従来の水中機器では、この第1の方法を用いて、バラストタンク10内の水Wの体積を算出されている。
次に、第2の方法について説明する。第2の方法では、上述の通り、水中の圧力センサ11と気中の圧力センサ12とにおいて算出される圧力差(水頭圧)からバラストタンク10中での水位を算出し、水位から水Wの体積を算出する。第2の方法では、基準状態での気体A及び水Wの圧力・体積・温度に係る情報は用いない。
第1の方法と同様に第2の方法でも、バラストタンク10内が図2に示す変化後の状態となっていることを想定している。すなわち、バラストタンク10内の気体Aの体積がVa2であり、圧力がPa2であり、温度がTa2であるとする。また、バラストタンク10内の水Wの体積がVw2であり、圧力(水頭圧)がPw2であり、温度がTw2であるとする。
第2の方法では、バラストタンク10の底面の圧力センサ11による圧力の計測結果をさらに用いる。圧力センサ11は、水Wの水頭圧Pw2と圧力Pa2との和の値を示す。したがって、圧力センサ11の計測値をP1とすると、圧力センサ12による計測値である圧力Pa2を用いて水Wの水頭圧Pw2は以下の数式(5)により算出することができる。
w2=P1−Pa2 …(5)
水Wの水頭圧Pw2が分かると、水頭圧Pw2からバラストタンク10内の水の水位Hw2を算出することができる。圧力に対する水位の単位換算係数をαとすると、水位Hw2は以下の数式(6)により算出することができる。
w2=α・Pw …(6)
さらに、バラストタンク10内の水Wの体積Vw2は、水位に対応するので、換算係数をβとすると、体積Vw2は以下の数式(7)により算出することができる。ここでは、第2の方法により求められた水Wの体積Vw2については、体積V’w2とする。
V’w2=β・Hw2 …(7)
このように、第2の方法では、バラストタンク10の底面等に設けられた水中での圧力計測を行う圧力センサ11により計測された値と、気体Aの圧力計測を行う圧力センサ12により計測された値とを利用して、水Wの水位を算出して体積を算出している。この方法は、圧力センサ11,12により計測された値から水Wの体積を求めることができるため、簡単であるとはいえる。ただし、圧力センサ11により計測される水中の圧力は、水位の影響を受けるものであり、水中機器1のように水中を浮遊する機器の場合にはその姿勢等の影響を受けやすい。すなわち、第2の方法により算出される水Wの体積は、水中機器1の姿勢等によっては、大きな誤差を含む可能性がある。したがって、従来の水中機器では、この第2の方法を用いてバラストタンク10内の水Wの体積を算出することは行われていない。
水Wの体積の算出に係る2種類の方法を比較すると、第1の方法では、数式(4)により水Wの体積Vw2が算出されるのに対して、第2の方法では、数式(7)により水Wの体積Vw2(ここでは体積V’w2算出される。水中機器1のバラストタンク10内の水Wの注排水が理論的に行われている場合には、体積Vw2と体積V’w2とは、同じ値になるはずである。しかしながら、注排水を繰り返すことにより、算出結果に差が生じる場合がある。
水中機器1では、水中での動作を開始する最初の段階で、バラストタンク10内に所定量の水Wと気体Aとが収容された状態となっている。この最初の段階、または、何度かの注排水を行った後の所定の状態を、上記では「基準状態」としている。その後、水中機器1は配管14及びポンプ15を利用して注排水を行うことで、浮力を調整して浮上/沈降を行う。理論上は、水中機器1のバラストタンク10と外部との間を移動するのは水のみであり、上記の数式(1)に示すようにボイル・シャルルの法則が成り立つはずである。
ただし、実際には、バラストタンク10からの注排水(特に排水)を行う際に、バラストタンク10内の気体Aの一部が水と共に外部へ排出される場合がある。気体Aの一部が外部に排出されてしまうと、排出前と排出後との間で当然ボイル・シャルルの法則に基づく数式(2)に示す関係は成り立たなくなる。しかしながら、第1の方法では、上記したようにボイル・シャルルの法則が成り立つことを前提として変化後の状態(水量が変化した後)での水の体積Vw2を算出している。したがって、第1の方法により算出される水の体積Vw2は正しい値ではなくなり誤差を含んでいる可能性がある。そして、バラストタンク10からの注排水を繰り返すと、気体Aの排出が進み、第1の方法により算出される水の体積Vw2に含まれる誤差がさらに大きくなることが考えられる。
そこで、本実施形態に係る水中機器1では、水中の圧力センサ11において計測される圧力からバラストタンク10中での水位を算出し、水位から水Wの体積を算出する第2の方法からも水Wの体積を算出することを特徴とする。そして、水中機器1では、第1の方法により算出された結果と比較し、第1の方法による算出結果に含まれる誤差がどの程度であるかを求めることができる。第2の方法では、水Wの体積を算出する際に、「基準状態」での圧力・体積・温度に係る値を使用しないため、第2の方法により算出される水の体積V’w2は、変化後の状態でのバラストタンク10内の水の状況を適切に反映したものと考えられる。したがって、第2の方法により算出される水の体積V’w2と、第1の方法により算出される水の体積Vw2と、の差分は、気体Aの排出等に伴って、基準状態での圧力・体積・温度に係る値が適切な値ではなくなっていることに由来する値であると考えることができる。
そして、水中機器1では、第1の方法により算出された水の体積と、第2の方法により算出された水の体積と、の差分が十分に大きくなったとき、すなわち、基準状態として用いた圧力・体積・温度に係る値が適切な値ではなくなっていると判断した場合には、「基準状態」として用いている圧力・体積・温度に係る値を新たな値に更新することを特徴としている。上述のように、気体Aが排出されていると、第1の方法の水Wの体積の算出に用いた「基準状態」は、現在のバラストタンク10内の水W及び気体Aの状況とは異なる状態となっていると考えられる。そこで、水中機器1では、第2の方法により算出される水の体積V’w2と、第1の方法により算出される水の体積Vw2と、の差分が大きくなった場合には、水Wの体積の算出に用いられた「基準状態」における圧力Pa1、体積Va1、及び、温度Ta1は、適切ではない値(現状に沿ったものとは異なる値)になっていると考え、新たな「基準状態」を設定として、圧力Pa1、体積Va1、及び、温度Ta1を再度定義(更新)する。基準更新部22はこの基準状態の各値の更新が必要であるかを判断して、更新を行う機能を有する。
第1の方法での水Wの体積の算出結果と、第2の方法での水Wの体積の算出結果と、が所定の閾値よりも大きい場合には、以下の手順で、新たな基準状態として、気体Aの圧力Pa1、体積Va1、及び、温度Ta1を更新する。まず、気体Aの圧力Pa1については、変化後の状態で圧力センサ12により計測された圧力Pa2を新たな基準状態の気体Aの圧力P’a1とする。また、気体Aの体積Va1については、第2の方法により算出された水Wの体積V’w2とバラストタンクの容積Vとから算出する気体Aの体積を新たな基準状態の気体Aの体積V’a1とする。さらに、気体Aの温度Ta1については、変化後の状態で温度センサ13により計測された温度Ta2を新たな基準状態の気体Aの温度T’a1とする。
上記の3つをまとめると、以下の数式(8)〜(10)に示す通りとなる。更新後の基準状態に係る気体Aに係る圧力、体積、温度を、それぞれP’a1、V’a1、T’a1とすると、それぞれ以下に示すとおりとなる。
P’a1=Pa1 …(8)
V’a1=V−V’w2 …(9)
T’a1=Ta1 …(10)
基準更新部22により基準状態の各値が更新された場合には、更新後は、水量算出部21において更新後の基準状態の各値を新たな基準状態の各値として保持し、これらの値を用いて水Wの体積の計算を行うことになる。
なお、基準更新部22により基準状態の各値を更新するかどうかの判断は、例えば、変化後の状態で第2の方法により算出された水Wの体積V’w2と第1の方法により算出された水Wの体積Vw2との差分(V’w2−Vw2)が所定の閾値よりも大きくなっているか否かに基づく態様とすることができる。また、第2の方法での水Wの体積の算出結果は、上述のように、水中機器1の姿勢等による誤差を含みやすいため、第2の方法により算出された水Wの体積V’w2と第1の方法により算出された水Wの体積Vw2との差分(V’w2−Vw2)が所定の閾値よりも大きくなっている状態が所定回数続いたときには、基準状態の各値を更新する、等の態様としてもよい。
また、評価部23は、上記のように、基準状態の各値を、現状に則して更新した際に、更新後の基準状態における気体Aの体積が、閾値よりも減っている場合には、正常状態ではなく、バラストタンク10内の水Wの注排水が適切に行われない異常状態であるとして、アラーム等を発出する。バラストタンク10内の気体Aが大量に抜けてしまうと、バラストタンク10内の気体Aの圧力が低くなり、負圧となる可能性がある。気体Aの圧力が低くなると、ポンプ15を駆動させてバラストタンク10内の水を排出しようとしても、圧力が低くなった気体Aが水Wの排出を妨げることが考えられる。このような状態になると、ポンプ15等を利用した注排水が困難となり、バラストタンク10を用いた浮力調整が困難となる。そこで、評価部23では、気体Aの体積が十分であるかを確認し、気体Aの体積が小さくなっている(負圧となる可能性が考えられる)場合には、アラームを発出する構成とする。この場合、水中機器1が浮上/沈降に係る動作が不能となることを防ぐことができる。
上記の水中機器1によるバラストタンク10内の水量のモニタリング及び基準状態に係る各値の更新の手順等について、図3を参照して説明する。
まず、制御部20の水量算出部21では、バラストタンク10内の水の注排水を行った後には、2つの方法を用いて水Wの体積の算出を行う(S01)。2つの方法による水Wの体積の算出方法は上述の通りである。制御部20の水量算出部21では、第1の方法による水Wの体積の算出を行うことで、バラストタンク10内の水Wの水量の管理を行いながら、第2の方法による水Wの体積の算出を行うことで、第1の方法による水Wの体積の算出結果が適切であるかを確認するモニタリングを行う。なお、水量算出部21による水量算出のタイミングは、例えば、制御部20においてバラストタンク10内の水の注排水を行った後所定の時間を経過したタイミング等とすることができる。
次に、制御部20の基準更新部22は、第1の方法による水Wの体積の算出結果と第2の方法による水Wの体積の算出結果とを比較して、算出結果の差分が閾値以上であるかに基づいて、基準状態の各値(基準値)の更新が必要であるかを判断する(S02)。第1の方法による水Wの体積の算出結果と第2の方法による水Wの体積の算出結果との差分が閾値よりも小さい場合(S02−NO)には、基準値の更新は行わない。一方、第1の方法による水Wの体積の算出結果と第2の方法による水Wの体積の算出結果との差分が閾値以上である場合(S02−YES)には、バラストタンク10内の気体Aの量が基準状態から変化していると判断し、基準値の更新を行う(S03)。上述のように、P’a1、V’a1、T’a1を算出し、更新後の基準状態に関する各値として使用する。なお、算出結果の差分に基づいて基準状態の各値(基準値)の更新が必要であるかを判断する際の判断基準は適宜変更することができる。
次に、制御部20の評価部23では、更新後の基準状態における気体Aの体積V’a1が適切な状態から外れていないか(正常状態であるか)を評価する。具体的には、気体Aの体積V’a1が閾値以上であるか否かを判断する(S04)。気体Aの体積V’a1が閾値以上である場合(S04−YES)には、バラストタンク10内の気体Aの量が適切であるとして、水量のモニタリング(S01)を継続する。一方、バラストタンク10内の気体Aの量が閾値よりも少ない場合(S04−NO)には、バラストタンク10内の気体Aの量に問題がある異常状態であると判断し、評価部23においてアラーム発出(S05)等の動作を行う。なお、この際に水中機器1の緊急停止等の動作を行ってもよい。なお、水中機器1が正常状態であるかを判断する際の判断基準は適宜変更することができる。
以上のように、本実施形態に係る水中機器1では、制御部20の水量算出部21において、2つの方法によりバラストタンク10内の水の体積が算出される。まず、第1の方法では、気圧取得部となる圧力センサ12において取得された気体Aの圧力に係る情報と、気体温度取得部となる温度センサ13において取得された気体Aの温度に係る情報と、バラストタンク10内の水Wの体積を算出するための基準状態におけるバラストタンク10内の気体Aの圧力、体積、及び温度に係る情報と、からバラストタンク内の水の体積を算出される。また、第2の方法では、水位取得部として機能する圧力センサ11及び水量算出部21において水Wの水位に係る情報が取得され、この情報からバラストタンク10内の水の体積が算出される。そして、基準更新部22において、圧力センサ12において取得された気体Aの圧力に係る情報と、温度センサ13において取得された気体Aの温度に係る情報と、前記第1の方法及び前記第2の方法により算出されたバラストタンク10内の水Wの体積の算出結果と、を利用して、第1の方法で利用する基準状態におけるバラストタンク内の気体の圧力、体積、及び温度に係る情報(Pa1、Va1、Ta1を)が更新(P’a1、V’a1、T’a1 )される。このような構成を有することで、第1の方法による水の体積の算出に用いられる基準状態におけるバラストタンク10内の気体Aの圧力、体積、及び、温度に係る情報を、圧力センサ12及び温度センサ13で取得された情報と、第1の方法及び第2の方法により算出されたバラストタンク10内の水Wの体積の算出結果と、を利用して更新することができる。したがって、例えばバラストタンク10からの気体の排出等が生じていてバラストタンク内の気体が、基準状態で想定した気体の量(分子量)から異なった状態になっている場合に、この基準状態での気体の圧力、体積、及び、温度に係る情報を更新することができるため、バラストタンク10内の水量をより高い精度で算出することが可能となる。
また、上記実施形態の水中機器1では、基準更新部22において、第1の方法により算出されたバラストタンク10内の水Wの体積の算出結果と、第2の方法により算出されたバラストタンク10内の水Wの体積の算出結果と、の差分が所定の閾値よりも大きくなった場合に、基準状態での気体の圧力、体積、及び、温度に係る情報を更新する構成とされている。そのため、例えば、バラストタンク10からの気体の排出等が生じていない又は僅かである場合には、基準状態に係る情報を更新しない構成とすることができるため、基準状態に係る情報の更新頻度等を適切に管理しながら、バラストタンク10内の水量をより高い精度で算出することが可能となる。
また、上記実施形態の水中機器1では、評価部23において更新後の基準状態におけるバラストタンク10内の気体Aの体積を所定の閾値と比較することで、水中機器1が正常状態であるかを評価する構成とされている。そのため、バラストタンク10内の気体Aの体積が減少による水中機器の異常停止等が発生することを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、上記の水中機器1における筐体2、バラストタンク10等の形状は適宜変更される。また、バラストタンク10における注排水を行う配管14及びポンプ15の機構についても、適宜変更することができる。
また、上記実施形態では、圧力センサ11がバラストタンク10の底面における水Wの圧力を計測し、この情報を利用して、制御部20の水量算出部21において水Wの水位を算出する場合について説明した。ただし、水量算出部21における第2の方法での水量の算出には、少なくともバラストタンク10内での水Wの水位が分かればよい。したがって、バラストタンク10内の水位をフロート型の水位センサ等により直接計測することで、水位に係る情報を取得する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、評価部23において水中機器1が正常状態であるかを判断する構成について説明したが、水中機器1は評価部23における評価機能を備えていなくてもよい。
1 水中機器
2 筐体
10 バラストタンク
11,12 圧力センサ
13 温度センサ
20 制御部
21 水量算出部
22 基準更新部
23 評価部

Claims (3)

  1. 内部の水の注排水が行われるバラストタンクと、
    前記バラストタンク内の気体の圧力に係る情報を取得する気圧取得部と、
    前記バラストタンク内の気体の温度に係る情報を取得する気体温度取得部と、
    前記バラストタンク内の水の水位に係る情報を取得する水位取得部と、
    前記気圧取得部において取得された前記気体の圧力に係る情報と、前記気体温度取得部において取得された前記気体の温度に係る情報と、前記バラストタンク内の水の体積を算出するための基準状態における前記バラストタンク内の気体の圧力、体積、及び温度に係る情報と、から前記バラストタンク内の水の体積を算出する第1の方法と、前記水位取得部において取得された前記水の水位に係る情報から前記バラストタンク内の水の体積を算出する第2の方法と、の2つの方法により前記バラストタンク内の水の体積を算出する水量算出部と、
    前記気圧取得部において取得された前記気体の圧力に係る情報と、前記気体温度取得部において取得された前記気体の温度に係る情報と、前記第1の方法及び前記第2の方法により算出された前記バラストタンク内の水の体積の算出結果と、を利用して、前記第1の方法で利用する前記基準状態における前記バラストタンク内の気体の圧力、体積、及び温度に係る情報を更新する基準更新部と、
    を有する、水中機器。
  2. 前記基準更新部は、前記水量算出部において前記第1の方法により算出された前記バラストタンク内の水の体積の算出結果と、前記水量算出部において前記第2の方法により算出された前記バラストタンク内の水の体積の算出結果と、の差分が所定の閾値よりも大きくなった場合に、前記第1の方法で利用する前記基準状態における前記バラストタンク内の気体の圧力、体積、及び温度に係る情報を更新する、請求項1に記載の水中機器。
  3. 前記基準更新部による更新後の前記基準状態における前記バラストタンク内の気体の体積を所定の閾値と比較することで、前記水中機器が正常状態であるかを評価する評価部をさらに有する、請求項1又は2に記載の水中機器。
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