JP4179688B2 - 高所作業車の音声警報装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高所作業車の音声警報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高所作業車は、図3〜4に示す如く、車両1上に旋回駆動自在に取り付けた旋回台2に、先端部に作業台4を取り付けた伸縮駆動自在なブーム3を起伏駆動自在に取り付け、前記旋回台2の旋回駆動装置(旋回用油圧モータ)5の制御装置(四方向三位置型の方向切換弁)5a、前記ブーム3の伸縮駆動装置(伸縮シリンダ)6の制御装置(四方向三位置型の方向切換弁)6a、および、前記ブーム3の起伏駆動装置(起伏シリンダ)7の制御装置(四方向三位置型の方向切換弁)7aを、操作装置8を介して個別に制御可能に構成している。
【0003】
そして、前記操作装置8は、作業台4に取り付けられ前記各制御装置5a,6a,7aを制御するための上部操作信号を出力する上部操作手段8a、旋回台2に取り付けられ前記各制御装置5a,6a,7aを制御するための下部操作信号を出力する下部操作手段8b、上部操作手段8aまたは下部操作手段8bのいずれか一つを択一的に選択する選択信号を出力する上下部選択手段8c、および、コントローラ8dとから構成されている。
【0004】
コントローラ8dは、上部操作手段8aからの上部操作信号、下部操作手段8bからの下部操作信号および上下部選択手段8cからの選択信号を受け取り、上下部選択手段8cの選択に係る上部操作信号または下部操作信号に対応する制御信号を上記各駆動装置に出力するように構成している。
【0005】
前記操作装置8における上部操作手段8aおよび下部操作手段8bは、それを操作者が操作することで、旋回台2の旋回駆動、ブーム3の伸縮駆動およひ起伏駆動を指示する操作信号を任意に出力することができるものである。 前記上下部選択手段8cは、上部操作装置8aまたは下部操作装置8bに近接した位置に配置している。
【0006】
このように構成した高所作業車は、前記上下部選択手段8cを操作して使用すべき上部操作手段8aまたは下部操作手段8bを選択し、選択に係る上部操作手段8aまたは下部操作手段8bを操作者が操作することで、旋回台2の旋回駆動、ブーム3の伸縮駆動および起伏駆動を任意に制御することができるのである。このとき、上下部選択手段8c選択していない下部操作手段8bまたは上部操作手段8aからの各駆動装置5〜7の駆動制御は不能となるので、上下部選択手段8cの選択に係る操作手段8aまたは8bを操作する操作者の意に反して各駆動装置5〜7が駆動されることがないので、安全である。
【0007】
ところで、このように構成した高所作業車は、上部操作手段8aまたは下部操作手段8bのうち上下部選択手段8cが選択していない側の操作手段8aまたは8bを操作しても各駆動装置5〜7が駆動されないので、当該操作手段8aまたは8bの操作者が、操作装置8等が故障していると誤認することがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、操作者のこのような誤認を音声警報により解消することのできる音声警報装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、本発明の高所作業車の音声警報装置は、次の如く構成している。車両1上に旋回駆動自在に取り付けた旋回台2に、先端部に作業台4を取り付けた伸縮駆動自在なブーム3を起伏駆動自在に取り付け、前記旋回台2の旋回駆動装置5、前記ブーム3の伸縮駆動装置6、および、前記ブーム3の起伏駆動装置7の各制御装置を、操作装置8を介して個別に制御可能に構成してなり、前記操作装置8を、
・作業台4に取り付けられ前記各制御装置5〜7を制御するための上部操作信号を出力する上部操作手段8a、
・旋回台2に取り付けられ前記各制御装置5〜7を制御するための下部操作信号を出力する下部操作手段8b、
・上部操作手段8aまたは下部操作手段8bのいずれか一つを択一的に選択する選択信号を出力する上下部選択手段8c、および、
・前記上部操作手段8aからの上部操作信号、下部操作手段8bからの下部操作信号および上下部選択手段8cからの選択信号を受け取り、上下部選択手段8cの選択に係る上部操作信号または下部操作信号に対応する制御信号を上記各駆動装置5〜7に出力するように構成したコントローラ8dで構成してなる高所作業車に用いられる音声警報装置であって、前記上部操作手段8aおよび下部操作手段8bの近傍に配置した上部スピーカおよび下部スピーカ、および、上部操作手段8aからの上部操作信号と下部操作手段8bからの下部操作信号と上下部選択手段8cからの選択信号を受け取り前記上部スピーカおよび下部スピーカに音声信号を出力する音声コントローラとからなり、前記音声コントローラは、上下部選択手段8cが上部操作手段8aを選択している状態で下部操作手段8bが操作された時には下部スピーカをして上部操作手段8aが選択されている旨の音声警報または下部操作手段8bが選択されていない旨の音声警報を出力させ、上下部選択手段8cが下部操作手段8bを選択している状態で上部操作手段8aが操作された時には上部スピーカをして下部操作手段8bが選択されている旨の音声警報または上部操作手段8aが選択されていない旨の音声警報を出力させるよう構成してあることを特徴とする高所作業車の音声警報装置。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1に基づいて説明する。
【0011】
図1は、上記従来技術の項で用いた図3(操作装置8の説明図)に本発明の音声警報装置9を追記したものである。図1において、音声警報装置9は、上部操作手段8aおよび下部操作手段8bの近傍に配置した上部スピーカ9aおよび下部スピーカ9b、および、上部操作手段8aからの上部操作信号と下部操作手段8bからの下部操作信号と上下部選択手段8cからの選択信号を受け取り前記上部スピーカ9aおよび下部スピーカ9bに音声信号を出力する音声コントローラ9cとで構成されている。
【0012】
音声コントローラ9cは、上下部選択手段8cからの選択信号、上部操作手段8aからの上部操作信号、および、下部操作手段8bからの下部操作信号を監視し、下記のように各スピーカに音声信号を出力するよう構成している。
【0013】
(1)下部選択手段8cが上部操作手段8aを選択している状態(上下部選択手段8cからの選択信号が上部操作手段8aを選択する信号が入力されている状態)で下部操作手段8bが操作された時(下部操作手段8bからの下部操作信号が入力された時)には、下部スピーカ9bをして上部操作手段8aが選択されている旨の音声警報または下部操作手段8bが選択されていない旨の音声警報を出力させるための音声信号を下部スピーカ9bに出力する。
【0014】
(2)上下部選択手段8cが下部操作手段8bを選択している状態(上下部選択手段8cからの選択信号が下部操作手段8bを選択する信号が入力されている状態)で上部操作手段8aが操作された時(上部操作手段8aからの上部操作信号が入力された時)には上部スピーカ9aをして下部操作手段8bが選択されている旨の音声警報または上部操作手段8aが選択されていない旨の音声警報を出力させるための音声信号を上部スピーカ8aに出力する。
【0015】
なお、図1の実施形態では、音声コントローラ9cを操作装置8のコントローラ8cとは独立的に設けているが、この音声コントローラ9cはコントローラ8d中に内在させても良い。
【0016】
さらに、音声コントローラ9cは、図2に示す如く、上部スピーカ9a用の上部音声コントローラ9c1と、下部スピーカ9b用の下部音声コントローラ9c2とで構成してもよい。この場合、上部音声コントローラ9c1は、上下部選択手段8cからの選択信号と上部操作手段8aからの上部操作信号を受け取って、上記(2)とおりに上部スピーカ9aに音声信号を出力するようにし、また、下部音声コントローラ9c2は、上下部選択手段8cからの選択信号と下部操作手段8bからの下部操作信号を受け取って、上記(1)のとおりに下部スピーカ9bに音声信号を出力するようにすれば良い。
【0017】
【発明の効果】
このように構成した高所作業車の音声警報装置は、上部操作手段8aまたは下部操作手段8bのうち上下部選択手段8cが選択していない側の操作手段8aまたは8bを操作した時には、当該操作に応じて上下部選択手段8cが選択していない側の操作手段8aまたは8bの近傍に配置したスピーカが、該当する操作手段が選択されていない旨の音声警報または他の操作手段が操作されている旨の音声警報を出力するのである。このため、上下部選択手段8cが選択していない操作手段8aまたは8bを操作して各駆動装置5〜7が駆動制御できなかったとしても、当該操作者が駆動制御できない理由を音声警報により認識できるのである。従って、操作者が操作装置8等の故障であると誤認するすることはないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る高所作業車の音声警報装置の一実施形態の説明図である。
【図2】 本発明に係る高所作業車の音声警報装置の他の実施形態の説明図である。
【図3】 従来の高所作業車の説明図である。
【図4】 従来の高所作業車の操作装置の説明図である。
【符号の説明】
1;車両、2;旋回台、3;ブーム、4;作業台、
5;旋回駆動装置、5a;旋回駆動装置の制御装置、
6;伸縮駆動装置、6a;伸縮駆動装置の制御装置、
7;起伏駆動装置、7a;起伏駆動装置の制御装置、
8;操作装置、8a;上部操作手段、8b;下部操作手段、
8c;上下部選択手段、8d;コントローラ、
9;音声警報装置、9a;上部スピーカ、9b;下部スピーカ、
9c;音声コントローラ、9c1;上部音声コントローラ、
9c2;下部音声コントローラ、
Claims (1)
- 車両上に旋回駆動自在に取り付けた旋回台に、先端部に作業台を取り付けた伸縮駆動自在なブームを起伏駆動自在に取り付け、前記旋回台の旋回駆動装置、前記ブームの伸縮駆動装置、および、前記ブームの起伏駆動装置の各制御装置を、操作装置を介して個別に制御可能に構成してなり、前記操作装置を、
・作業台に取り付けられ前記各制御装置を制御するための上部操作信号を出力する上部操作手段、
・旋回台に取り付けられ前記各制御装置を制御するための下部操作信号を出力する下部操作手段、
・上部操作手段または下部操作手段のいずれか一つを択一的に選択する選択信号を出力する上下部選択手段、および、
・前記上部操作手段からの上部操作信号、下部操作手段からの下部操作信号および上下部選択手段からの選択信号を受け取り、上下部選択手段の選択に係る上部操作信号または下部操作信号に対応する制御信号を上記各駆動装置に出力するように構成したコントローラ
で構成してなる高所作業車に用いられる音声警報装置であって、
前記上部操作手段および下部操作手段の近傍に配置した上部スピーカおよび下部スピーカ、および、上部操作手段からの上部操作信号と下部操作手段からの下部操作信号と上下部選択手段からの選択信号を受け取り前記上部スピーカおよび下部スピーカに音声信号を出力する音声コントローラとからなり、前記音声コントローラは、上下部選択手段が上部操作手段を選択している状態で下部操作手段が操作された時には下部スピーカをして上部操作手段が選択されている旨の音声警報または下部操作手段が選択されていない旨の音声警報を出力させ、上下部選択手段が下部操作手段を選択している状態で上部操作手段が操作された時には上部スピーカをして下部操作手段が選択されている旨の音声警報または上部操作手段が選択されていない旨の音声警報を出力させるよう構成してあることを特徴とする高所作業車の音声警報装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP37004098A JP4179688B2 (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 高所作業車の音声警報装置 |
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1998
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