JP4116338B2 - 車載式クレーンのジブ駆動制御装置 - Google Patents

車載式クレーンのジブ駆動制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、車載式クレーンに継ぎ足して使用するジブの駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車載式クレーンに継ぎ足して使用するジブの構成を、車輌の運転室後方位置に搭載され主として荷台等への荷物の積込み積降し作業に用いられる車載式クレーンに継ぎ足し可能なジブを例に説明する。
【0003】
図3において、Aは車搭式クレーンである。当該車載式クレーンAは、車輌上(図示せず)に側方に張出して設置可能な左右のアウトリガ装置1a,1bを備えた基台2と、当該基台2上に旋回自在に搭載した旋回ポスト3、当該旋回ポスト3の上部に起伏自在に枢支され基端ブーム4a内に先端側ブーム4b,4cを摺動自在に嵌挿した伸縮ブーム4、前記旋回ポスト3あるいは伸縮ブーム4の基端部に取付けたウインチ装置5から繰出したワイヤロープ6によって伸縮ブーム先端部4dから昇降自在に吊下げたフックブロック7とで構成している。なお、8は前記旋回ポスト3と基端ブーム4a間に介装され伸縮ブーム4を起伏駆動する起伏シリンダ、9は基端ブーム4aに対し先端側ブーム4b,4cを伸縮駆動する伸縮シリンダである。また、10は伸縮ブーム4の先端部4dに設けたジブ取付ブラケットである。
【0004】
このように構成された車載式クレーンAは、まず左右のアウトリガ装置1a,1bを設置してクレーンを安定支承し、この支承状態で前記フックブロック7に荷物を吊下げて旋回ポスト3を旋回駆動すると共に、起伏シリンダ8を駆動して伸縮ブーム4を起伏駆動、伸縮シリンダ9を駆動して伸縮ブーム4を伸縮駆動、更にウインチ装置5を駆動してフックブロック7を昇降駆動して、荷台等への荷物の積込み積降し作業を行うようになっている。
【0005】
Bは、比較的軽量の荷物を高所に吊上げる高所吊上げ作業等を行う際に、伸縮ブーム4の先端部4dに補足的に継ぎ足して使用するジブである。当該ジブBは、前記ジブ取付ブラケット10に連結ピン等(図示せず)で連結可能なジブ取付基台11と、当該ジブ取付基台11に揺動自在に枢支され基端ジブ12a内に先端ジブ12bを摺動自在に嵌挿したジブ本体12、ジブ取付基台11と基端ジブ12a間に介装されジブ本体12をチルト駆動するチルトシリンダ13、基端ジブ12aに対し先端ジブ12bを伸縮駆動するジブ伸縮シリンダ14とで構成されており、高所吊上げ作業が必要になった時に前記ジブ取付ブラケット10に連結ピンを用いてジブ取付基台11を連結することでジブBを継ぎ足し、ブーム先端部4dに吊下げたフックブロック7を取外して交換的にジブ先端部12cからジブフック15を吊下げてジブ作業を行うようになっている。ジブ作業時の駆動は、チルトシリンダ13の駆動でジブ本体12をチルト駆動し、ジブ伸縮シリンダ14の駆動で伸縮駆動し、更にウインチ装置5の駆動でジブフック15を昇降駆動して行うようになっている。
【0006】
そして、このように構成された従来の車載式クレーンAの駆動制御は、図4に示す如き油圧駆動機構によって制御されるようになっている。すなわち、16は3位置切換弁で構成された起伏制御弁であり、起仰位置aへの切換えで制御油を起伏シリンダ8の起仰側油室8aに供給して当該シリンダ8を起仰動させ、倒伏位置bへの切換えで制御油を倒伏側油室8bに供給して当該シリンダ8を倒伏動させるようになっている。また、17は3位置切換弁で構成された伸縮制御弁であり、伸長位置aへの切換えで制御油を伸縮シリンダ9の伸長側油室9aに供給して当該シリンダ9を伸長動させ、縮小位置bへの切換えで制御油を縮小側油室9bに供給して当該シリンダ9を縮小動させるようになっている。このため、起伏制御弁16を切換操作すれば起伏シリンダ8が駆動して伸縮ブーム4の起伏動が行われ、同様に伸縮制御弁17を切換操作すれば伸縮シリンダ9が駆動して伸縮ブーム4の伸縮動が行われるようになっている。
【0007】
18は、3位置切換弁で構成されたジブ制御弁であり、第1切換位置aへの切換えで制御油をジブ送油ホース19aを介してジブB基端部に取付けたジブ駆動切換弁20の給油ポート20aに供給し、第2切換位置bへの切換えで制御油をジブ送油ホース19bを介してジブ駆動切換弁20の給油ポート20bに供給するようになっている。また、当該ジブ駆動切換弁20は、基台2部に取付けたジブ駆動選択スイッチ21によって切換操作される2位置切換弁で構成されており、第1切換位置aに切換えれば給油ポート20a,20bをチルトシリンダ13の伸長側油室13aと縮小側油室13bに接続して当該シリンダ13をチルト駆動し、第2切換位置bに切換えれば給油ポート20a,20bをジブ伸縮シリンダ14の伸長側油室14aと縮小側油室14bに接続して当該シリンダ14を伸縮駆動させるようになっている。このため、ジブ駆動切換弁20を第1切換位置aに切換えた状態でジブ制御弁18を切換操作すればチルトシリンダ13が駆動してジブBのチルト駆動を行うことができ、同様にジブ駆動選択スイッチ21を操作してジブ駆動切換弁20を第2切換位置bに切換えた状態でジブ制御弁18を切換操作すればジブ伸縮シリンダ14が駆動してジブBの伸縮駆動を行うことができるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成した従来の車載式クレーンAは、ジブ側に設けたジブ駆動切換弁20の選択切換によってジブ制御弁18からの制御油をチルトシリンダ13とジブ伸縮シリンダ14に択一的に供給することができるので、ジブ制御弁18の切換制御により任意なジブBのチルト駆動と伸縮駆動が可能なものでありながら、一対のジブ送油ホース19a,19bでジブ側への送油を行うことができ送油機構のコスト低減に大きく貢献するものであったが、まだ次の如き問題点があった。すなわち、ジブBのチルト駆動と伸縮駆動の制御は、ジブ駆動専用のジブ制御弁18で切換制御するようになっているため、ジブ制御弁18は高価な3位置切換弁で構成する必要がありコスト高になるという問題があった。また、伸縮ブーム4は専用の制御弁(起伏制御弁16と伸縮制御弁17)を用いて起伏駆動と伸縮駆動を制御するよう構成されているのに対し、ジブBはジブ駆動切換弁20で駆動対象を選択した後に共通のジブ制御弁18を切換制御してチルト駆動と伸縮駆動を制御するよう構成されており、このため両者の操作感覚には大きな差があり誤操作し易いという問題があった。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ジブのチルト駆動と伸縮駆動を制御する制御弁を、伸縮ブーム駆動用の起伏制御弁あるいは伸縮制御弁で兼用するようにしてジブ制御弁を不要としコスト低減を図ると共に、ジブの操作感覚を伸縮ブームの操作感覚と同じにして誤操作の発生を未然に防止することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、次の如き構成を有している。
【0011】
すなわち、本発明の車載式クレーンのジブ駆動制御装置は、車輌上に旋回自在に搭載した旋回ポスト、当該旋回ポストの上部に起伏自在に枢支され先端部にジブ取付ブラケットを設けた伸縮ブーム、起伏制御弁からの制御油で駆動され伸縮ブームを起伏駆動する起伏シリンダ、伸縮制御弁からの制御油で駆動され伸縮ブームを伸縮駆動する伸縮シリンダ、前記ジブ取付ブラケットに継ぎ足し可能なジブであって、当該ジブ取付ブラケットに連結可能な連結部を備えたジブ取付基台と、当該ジブ取付基台に基端部を枢支されたジブ本体、当該ジブ本体をジブ取付基台に対しチルト駆動するチルトシリンダ、ジブ本体を伸縮駆動するジブ伸縮シリンダとで構成したジブ、起伏操作手段及び伸縮操作手段からの各操作信号に基づき対応する各制御弁を切換制御するための弁切換制御信号を出力するコントローラとで構成した車載式クレーンのジブ駆動制御装置を対象にしている。
【0012】
そして、当該ジブ駆動制御装置は、起伏制御弁と起伏シリンダ、あるいは伸縮制御弁と伸縮シリンダとを接続する何れか一方の油路に制御油を対応するシリンダに供給する第1切換位置と、制御油を一対のジブ送油ホースを介して伸縮ブーム先端部に継ぎ足したジブに送油する第2切換位置とを備えたジブ送油切換弁を介装すると共に、一対のジブ送油ホースの後段油路に制御油をチルトシリンダに供給する第1切換位置と、制御油をジブ伸縮シリンダに供給する第2切換位置とを備えたジブ駆動切換弁を介装し、更にブーム駆動モードとジブ駆動モードを選択するモード選択手段を設け、コントローラは当該モード選択手段、起伏操作手段、伸縮操作手段からの各信号に基づきモード選択手段がブーム駆動モードに選択された時にはジブ送油切換弁を第1切換位置に切換えて起伏操作手段の操作信号で起伏制御弁を切換操作し、伸縮操作手段の操作信号で伸縮制御弁を切換操作するよう構成し、モード選択手段がジブ駆動モードに選択された時にはジブ送油切換弁を第2切換位置に切換えて起伏操作手段の操作信号でジブ駆動切換弁を第1切換位置に切換えてジブ送油切換弁を介装した制御弁を切換操作し、伸縮操作手段の操作信号でジブ駆動切換弁を第2切換位置に切換えてジブ送油切換弁を介装した制御弁を切換操作するよう構成している。
【0013】
このように構成したジブ駆動制御装置によれば、伸縮ブームを起伏あるいは伸縮駆動する場合は、モード選択手段をブーム駆動モードに切換えて起伏操作手段あるいは伸縮操作手段を操作すればよい。モード選択手段をブーム駆動モードに切換えればジブ送油切換弁が第1切換位置に切換えられて制御弁(ジブ送油切換弁が介装された側の制御弁)と対応するシリンダが接続されるので、起伏操作手段を操作すれば当該操作手段の操作信号で起伏制御弁が切換制御され、これにより起伏シリンダが駆動して伸縮ブームの起伏動が行えるのである。また、伸縮操作手段を操作すれば当該操作手段の操作信号で伸縮制御弁が切換制御され、これにより伸縮シリンダが駆動して伸縮ブームの伸縮動が行えるのである。
【0014】
一方、ジブをチルトあるいは伸縮駆動する場合は、モード選択手段をジブ駆動モードに切換えて起伏操作手段あるいは伸縮操作手段を操作すればよい。モード選択手段をジブ駆動モードに切換えればジブ送油切換弁が第2切換位置に切換えられて制御弁とジブ駆動切換弁が接続されるので、起伏操作手段を操作すればまずジブ駆動切換弁が第1切換位置に切換えられて当該操作手段の操作信号で制御弁(ジブ送油切換弁が介装された側の制御弁)が切換制御され、これによりチルトシリンダが駆動してジブのチルト駆動が行えるのである。また、伸縮操作手段を操作すればまずジブ駆動切換弁が第2切換位置に切換えられて当該操作手段の操作信号で制御弁(同)が切換制御され、これによりジブ伸縮シリンダが駆動してジブの伸縮駆動が行えるのである。
【0015】
このように、本発明のジブ駆動制御装置は、伸縮ブームの駆動を制御する起伏制御弁あるいは伸縮制御弁でジブのチルト駆動と伸縮駆動を制御するよう構成したので、ジブを駆動制御する高価な専用の制御弁が不要となり、その分低コストに構成することができるのである。また、ジブのチルト駆動はモード選択手段をジブ駆動モードに切換えて起伏操作手段を操作すれば伸縮ブームの起伏駆動と同様な操作感覚で駆動することができ、またジブの伸縮駆動もモード選択手段をジブ駆動モードに切換えて伸縮操作手段を操作すれば伸縮ブームの伸縮駆動と同様な操作感覚で駆動することができ、このためジブ駆動時の誤操作が未然に防止され、操作性が向上するのである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図1及び図2に基づき説明する。なお、本発明におけるジブ駆動制御装置は、図3に基づき従来技術として説明したジブ駆動制御装置に対しジブ制御弁18を廃して起伏あるいは伸縮制御弁16,17の後段油路に介装したジブ送油切換弁を用いてジブ側への送油を制御するよう構成したものであり、以下の説明ではこの相違点を中心に説明するものとする。このため、従来技術として説明した1〜17の各符号は、以下の説明でも同義のものとして援用するものとする。
【0017】
図1において、22は伸縮制御弁17と伸縮シリンダ9とを接続する油路17a,17bに介装したジブ送油切換弁である。当該ジブ送油切換弁22は、伸縮制御弁17で切換制御した制御油を伸縮シリンダ9に供給して当該シリンダ9を伸縮駆動する第1切換位置aと、制御油を一対のジブ送油ホース19a,19bを介して伸縮ブーム先端部4dに継ぎ足したジブB(後述するジブBに取付けたジブ駆動切換弁23)に送油する第2切換位置bとを備えた電磁切換式の2位置切換弁で構成されている。このため、当該ジブ送油切換弁22を第1切換位置aに切換えれば伸縮制御弁17からの制御油が伸縮シリンダ9に供給されて伸縮ブーム4を伸縮駆動することができ、第2切換位置bに切換えれば制御油が一対のジブ送油ホース19a,19bを介してジブB側に送油されて当該ジブBを駆動することができるようになっている。なお、当該ジブ送油切換弁22は、この実施形態では伸縮制御弁17と伸縮シリンダ9とを接続する油路17a,17bに介装した例について説明したが、起伏制御弁16と起伏シリンダ8とを接続する油路16a,16bに介装して同様に構成することも可能である。
【0018】
23は、前記一対のジブ送油ホース19a,19bの後段油路24a,24bに介装したジブ駆動切換弁である。当該ジブ駆動切換弁23は、従来のジブ駆動切換弁20と同様に一対の後段油路24a,24bをチルトシリンダ13の伸長側油室13aと縮小側油室13bに交換的に接続して当該シリンダ13をチルト駆動する第1切換位置aと、後段油路24a,24bをジブ伸縮シリンダ14の伸長側油室14aと縮小側油室14bに交換的に接続して当該シリンダ14を伸縮駆動する第2切換位置bとを備えた電磁切換式の2位置切換弁で構成されている。このため、前記ジブ送油切換弁22をジブB側への送油切換位置である第2切換位置bに切換えた状態で当該ジブ駆動切換弁23を第1切換位置aに切換えれば、伸縮制御弁17からの制御油がジブ送油切換弁22、ジブ駆動切換弁23を経過してチルトシリンダ13に供給されてジブBをチルト駆動することができ、またジブ駆動切換弁23を第2切換位置bに切換えれば、伸縮制御弁17からの制御油がジブ送油切換弁22、ジブ駆動切換弁23を経過してジブ伸縮シリンダ14に供給されてジブBを伸縮駆動することができるようになっている。
【0019】
25は、伸縮ブーム4とジブBの駆動を手動操作可能な操作装置である。当該操作装置25は、この実施形態の場合作業者が携帯して無線あるいは有線等により遠隔操作可能な遠隔操作装置で構成されており、操作部には起伏制御弁16を起仰側aあるいは倒伏側bに操作する起伏操作信号を出力する起伏操作手段26と、伸縮制御弁17を伸長側aあるいは縮小側bに操作する伸縮操作信号を出力する伸縮操作手段27、ブーム駆動モードとジブ駆動モードを選択するモード選択手段28が夫々設けられている。そして当該操作装置25は、これら各操作手段26,27,28が出力する操作信号を送受信器(図示せず)を介してコントローラ29に伝達するようになっている。なお、当該操作装置25は、遠隔操作を行う必要のない場合にはクレーン本体に直接取付けて当該位置で操作可能に構成してもよい。
【0020】
コントローラ29は、前記操作装置25からの入力信号に基づき次の如き起伏制御弁16、伸縮制御弁17、ジブ送油切換弁22、ジブ駆動切換弁23を切換制御する弁切換制御信号を生成して各制御弁に出力するようになっている。すなわち、モード選択手段28からブーム駆動モードに対応した信号が入力されると、ジブ送油切換弁22を第1切換位置aに切換えるための弁切換信号を生成して当該ジブ送油切換弁22に出力するようになっている。これにより、ジブ送油切換弁22が第1切換位置aに切換えられて、伸縮制御弁17と伸縮シリンダ9が油路接続するのである。そして、この状態で起伏操作手段26から起仰側aあるいは倒伏側bへの起伏操作信号が入力すれば、コントローラ29は起伏制御弁16を当該起伏操作信号に対応した弁切換量に切換制御するための弁切換制御信号を生成して当該起伏制御弁16に出力するようになっている。これにより、起伏制御弁16が起伏操作手段26の操作量に対応した弁切換量に切換制御されるので、起伏制御弁16で切換制御された制御油は起伏シリンダ8に供給され伸縮ブーム4を起伏駆動することができるのである。また、前記状態で伸縮操作手段27から伸長側aあるいは縮小側bへの伸縮操作信号が入力すれば、コントローラ29は伸縮制御弁17を当該伸縮操作信号に対応した弁切換量に切換制御するための弁切換制御信号を生成して当該伸縮制御弁17に出力するようになっている。これにより、伸縮制御弁17が伸縮操作手段27の操作量に対応した弁切換量に切換制御されるので、伸縮制御弁17で切換制御された制御油は伸縮シリンダ9に供給され伸縮ブーム4を伸縮駆動することができるのである。
【0021】
また、コントローラ29は、モード選択手段28からジブ駆動モードに対応した信号が入力されると、ジブ送油切換弁22を第2切換位置bに切換えるための弁切換信号を生成して当該ジブ送油切換弁22に出力するようになっている。これにより、ジブ送油切換弁22が第2切換位置bに切換えられて、伸縮制御弁17とジブ駆動切換弁23が一対のジブ送油ホース19a,19bを介して油路接続するのである。そして、この状態で起伏操作手段26から起仰側aあるいは倒伏側bへの起伏操作信号が入力すれば、コントローラ29はジブ駆動切換弁23を第1切換位置aに切換えるための弁切換信号を生成して当該切換弁23に出力すると共に、伸縮制御弁17を当該起伏操作信号に対応した弁切換量に切換制御するための弁切換制御信号を生成して伸縮制御弁17に出力するようになっている。これにより、ジブ駆動切換弁23が第1切換位置aに切換えられると共に伸縮制御弁17が起伏操作手段26の操作量に対応した弁切換量に切換制御されるので、伸縮制御弁17で切換制御された制御油はジブ送油切換弁22、ジブ駆動切換弁23を経過してチルトシリンダ13に供給されジブBをチルト駆動することができるのである。また、前記状態で伸縮操作手段27から伸長側aあるいは縮小側bへの伸縮操作信号が入力すれば、コントローラ29はジブ駆動切換弁23を第2切換位置bに切換えるための弁切換信号を生成して当該切換弁23に出力すると共に、伸縮制御弁17を当該伸縮操作信号に対応した弁切換量に切換制御するための弁切換制御信号を生成して伸縮制御弁17に出力するようになっている。これにより、ジブ駆動切換弁23が第2切換位置bに切換えられると共に伸縮制御弁17が伸縮操作手段27の操作量に対応した弁切換量に切換制御されるので、伸縮制御弁17で切換制御された制御油はジブ送油切換弁22、ジブ駆動切換弁23を経過してジブ伸縮シリンダ14に供給されジブBを伸縮駆動することができるのである。
【0022】
すなわち、このように構成されたジブ駆動制御装置は、伸縮ブーム4を起伏駆動したい場合には、モード選択手段28をブーム駆動モードに選択して起伏操作手段26を起仰側aあるいは倒伏側bに操作すればよい。この両操作信号を受けたコントローラ29は、まずジブ送油切換弁22を第1切換位置aに切換えるための弁切換信号を出力して当該切換弁22を第1切換位置aに切換え、次に起伏制御弁16を前記起伏操作手段26の操作量に対応した弁切換量に切換制御するための弁切換制御信号を出力して当該制御弁16を切換制御するようになっている。これにより、起伏操作手段26の操作量に対応して切換制御された起伏制御弁16からの制御油が起伏シリンダ8に供給され、従来のものと同様に伸縮ブーム4の起伏駆動が行えるのである。
【0023】
また、伸縮ブーム4を伸縮駆動したい場合には、モード選択手段28をブーム駆動モードに選択して伸縮操作手段27を伸長側aあるいは縮小側bに操作すればよい。この両操作信号を受けたコントローラ29は、まずジブ送油切換弁22を第1切換位置aに切換えるための弁切換信号を出力して当該切換弁22を第1切換位置aに切換え、次に伸縮制御弁17を前記伸縮操作手段27の操作量に対応した弁切換量に切換制御するための弁切換制御信号を出力して当該制御弁17を切換制御するようになっている。これにより、伸縮操作手段27の操作量に対応して切換制御された伸縮制御弁17からの制御油が伸縮シリンダ9に供給され、従来のものと同様に伸縮ブーム4の伸縮駆動が行えるのである。
【0024】
また、ジブBをチルト駆動したい場合には、モード選択手段28をジブ駆動モードに選択して起伏操作手段26を起仰側aあるいは倒伏側bに操作すればよい。この両操作信号を受けたコントローラ29は、まずジブ送油切換弁22を第2切換位置bに切換えるための弁切換信号を出力して当該切換弁22を第2切換位置bに切換え、次にジブ駆動切換弁23を第1切換位置aに切換えるための弁切換信号を出力して当該切換弁23を第1切換位置aに切換えると共に、伸縮制御弁17を前記起伏操作手段26の操作量に対応した弁切換量に切換制御するための弁切換制御信号を出力して当該制御弁17を切換制御するようになっている。これにより、起伏操作手段26の操作量に対応して切換制御された伸縮制御弁17からの制御油がジブ送油切換弁22、ジブ駆動切換弁23を経過してチルトシリンダ13に供給され、ジブBのチルト駆動が行えるのである。
【0025】
また、ジブBを伸縮駆動したい場合には、モード選択手段28をジブ駆動モードに選択して伸縮操作手段27を伸長側aあるいは縮小側bに操作すればよい。この両操作信号を受けたコントローラ29は、まずジブ送油切換弁22を第2切換位置bに切換えるための弁切換信号を出力して当該切換弁22を第2切換位置bに切換え、次にジブ駆動切換弁23を第2切換位置bに切換えるための弁切換信号を出力して当該切換弁23を第2切換位置bに切換えると共に、伸縮制御弁17を前記伸縮操作手段27の操作量に対応した弁切換量に切換制御するための弁切換制御信号を出力して当該制御弁17を切換制御するようになっている。これにより、伸縮操作手段27の操作量に対応して切換制御された伸縮制御弁17からの制御油がジブ送油切換弁22、ジブ駆動切換弁23を経過してジブ伸縮シリンダ14に供給され、ジブBの伸縮駆動が行えるのである。
【0026】
このように本発明のジブ駆動制御装置は、伸縮ブーム4の伸縮駆動を制御する伸縮制御弁でジブBのチルト駆動と伸縮駆動を制御するよう構成したので、ジブBを駆動制御する高価な専用の制御弁が不要となり、その分低コストに構成することができるのである。また、ジブのチルト駆動はモード選択手段をジブ駆動モードに切換えて起伏操作手段を操作すれば伸縮ブームの起伏駆動と同様な操作感覚で駆動することができ、またジブの伸縮駆動はモード選択手段をジブ駆動モードに切換えて伸縮操作手段を操作すれば伸縮ブームの伸縮駆動と同様な操作感覚で駆動することができ、このためジブ駆動時の誤操作が未然に防止され、操作性が向上するのである。
【0027】
【発明の効果】
以上の如く構成した本発明のジブ駆動制御装置は、ジブのチルト駆動と伸縮駆動を制御する制御弁を、伸縮ブーム駆動制御用の起伏制御弁あるいは伸縮制御弁で構成したので、高価な専用の制御弁が不要となりその分低コストに構成することができる他、ジブのチルト駆動は伸縮ブームの起伏駆動と同様な操作感覚で駆動することができ、またジブの伸縮駆動も伸縮ブームの伸縮駆動と同様な操作感覚で駆動することができるので、ジブ駆動時の誤操作が防止され操作性の向上に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載式クレーンのジブ駆動制御装置の構成説明図である。
【図2】同、車載式クレーンの構成説明図である。
【図3】従来の車載式クレーンの構成説明図である。
【図4】従来のジブ駆動制御装置の構成説明図である。
【符号の説明】
A 車輌搭載型クレーン、
B ジブ、
1a,1b アウトリガ装置、
2 基台、
3 旋回ポスト、
4 伸縮ブーム、
4a 基端ブーム、
4b,4c 先端側ブーム、
4d ブーム先端部、
5 ウインチ装置、
6 ワイヤロープ、
7 フックブロック、
8 起伏シリンダ、
8a 起仰側油室、
8b 倒伏側油室、
9 伸縮シリンダ、
9a 伸長側油室、
9b 縮小側油室、
10 ジブ取付ブラケット、
11 ジフ取付基台、
12 ジブ本体、
12a 基端ジブ、
12b 先端ジブ、
13 チルトシリンダ、
13a 伸長側油室、
13b 縮小側油室、
14 ジブ伸縮シリンダ、
14a 伸長側油室、
14b 縮小側油室、
15 ジブフック、
16 伸縮制御弁、
16a,16b 油路、
17 起伏制御弁、
17a,17b 油路、
18 ジブ制御弁、
19a,19b ジブ送油ホース、
22 ジブ送油切換弁、
23 ジブ駆動切換弁、
24a,24b 後段油路、
25 操作装置、
26 起伏操作手段、
27 伸縮操作手段、
28 モード選択手段、
29 コントローラ、

Claims (1)

  1. 車輌上に旋回自在に搭載した旋回ポスト、当該旋回ポストの上部に起伏自在に枢支され先端部にジブ取付ブラケットを設けた伸縮ブーム、起伏制御弁からの制御油で駆動され伸縮ブームを起伏駆動する起伏シリンダ、伸縮制御弁からの制御油で駆動され伸縮ブームを伸縮駆動する伸縮シリンダ、前記ジブ取付ブラケットに継ぎ足し可能なジブであって、当該ジブ取付ブラケットに連結可能な連結部を備えたジブ取付基台と、当該ジブ取付基台に基端部を枢支されたジブ本体、当該ジブ本体をジブ取付基台に対しチルト駆動するチルトシリンダ、ジブ本体を伸縮駆動するジブ伸縮シリンダとで構成したジブ、起伏操作手段及び伸縮操作手段からの各操作信号に基づき対応する制御弁を切換制御するための弁切換制御信号を出力するコントローラとで構成した車載式クレーンのジブ駆動制御装置において、
    前記起伏制御弁と起伏シリンダ、あるいは伸縮制御弁と伸縮シリンダとを接続する何れか一方の油路に制御油を対応するシリンダに供給する第1切換位置と、制御油を一対のジブ送油ホースを介して伸縮ブーム先端部に継ぎ足したジブに送油する第2切換位置とを備えたジブ送油切換弁を介装すると共に、当該一対のジブ送油ホースの後段油路に制御油を前記チルトシリンダに供給する第1切換位置と、制御油を前記ジブ伸縮シリンダに供給する第2切換位置とを備えたジブ駆動切換弁を介装し、更にブーム駆動モードとジブ駆動モードを選択するモード選択手段を設け、前記コントローラは当該モード選択手段、起伏操作手段、伸縮操作手段からの各信号に基づきモード選択手段がブーム駆動モードに選択された時には前記ジブ送油切換弁を第1切換位置に切換えて起伏操作手段の操作信号で起伏制御弁を切換操作し、伸縮操作手段の操作信号で伸縮制御弁を切換操作するよう構成し、モード選択手段がジブ駆動モードに選択された時にはジブ送油切換弁を第2切換位置に切換えて起伏操作手段の操作信号でジブ駆動切換弁を第1切換位置に切換えてジブ送油切換弁を介装した制御弁を切換操作し、伸縮操作手段の操作信号でジブ駆動切換弁を第2切換位置に切換えてジブ送油切換弁を介装した制御弁を切換操作するよう構成したことを特徴とする車載式クレーンのジブ駆動制御装置。
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