JP4174461B2 - 配線用ボックス、及び配線用枠体 - Google Patents

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Description

本発明は、ボックス本体、或いは枠体本体に配線材を接続する等して、壁板の裏側の配線を挿通させ、該配線を内部に引き込んで電気配線を行う配線用ボックス、及び配線用枠体に関し、特に壁板を立設した後に、室内に臨む壁板の表側から、該壁板に形成されたボックス又は枠体の挿入開口に挿入して取付けて使用される配線用ボックス、及び配線用枠体に関する。
上記した配線用ボックス(以下、単に「ボックス」という)として、従来より、ボックス本体の開口に周縁部に外側に向けて設けられた挟持鍔部と、ボックス本体の対角線方向に沿った各コーナー部に配置される一対の挟持片とを備えたものがあって、前記一対の挟持鍔部と挟持片とで協働して壁板を表裏両面から挟持することにより取付けられる。前記挟持片は、ボックス本体の前記コーナー部に支持されたビスに螺合されており、これを回転させると、ビスの軸方向に沿って前進及び後退移動されると共に、後退端近辺においては、ビスの回転に対する連廻り力によって一体に回動され、ボックス本体の外側に突出させるか、又は内側に収容可能に設けられている。即ち、予め挟持片をボックス本体の内部に収容し、壁板のボックス挿入開口よりもボックスの外形が僅かに小さい状態でこれを壁表側から挿入し、その後に壁板の裏側にて挟持片をボックス本体の外側に突出させ、ビスを回転して、該挟持片が壁板の裏面に当接するまで挟持片を壁表方向に前進移動させ、挟持鍔部と挟持片とで壁板のボックス挿入開口の周縁の表裏両面を挟持してボックスを取付ける。ここで「前進」とは、取付状態において壁板の表側であって、ボックス本体の開口部の側に移動することを指し、「後退」とは、「前進」とは逆方向のボックス本体の底壁部の側に移動することを指す。
そして、上記のようにして壁板にボックスを取付けた後に、引込み済みの配線が誤りであった等の作業者側の配線ミスや、施主側からの新たな配線の追加要望等により、配線ミス等を修正又は変更すべく、壁板から一旦ボックスを取外し、目的の配線をボック本体内に引き込む電気配線作業を余儀なくされる場合がある。ここで、壁板に取付られた状態のボックスの外形は、前記ボックス挿入開口よりも、挟持片の当接面に相当する分だけ大きくなっており、ボックスを取外すためには、該挟持片を再びボックス本体の内部に収容する必要がある。そして、従来のボックスにおいて、挟持片の収容時とは逆方向に前記ビスを回転させて、該挟持片を取付時とは逆方向に後退移動させ、壁板に対する挟持鍔部との挟持状態を解放した後に、後退端近辺にてビスの連廻り力を作用させて、再び挟持片をボックス本体の内部に収容しようとすると、ビスの回転に対する挟持片の連廻り力が不足しがちであるという問題があった。このため、ボックス本体の外側に突出している挟持片は、ビスの回転によりボックス本体内に容易には廻して収容できないことがあった。このように、挟持片を突出又は収容させてボックス本体に対して出し入れさせる際の前記連廻り力不足に起因して、壁板からボックスを取り外す際には、その作業性が極めて悪くなるという問題があった。
特開2001−204122号公報
本発明は、ボックス本体又は枠体本体に対する挟持片の出し入れに係る操作性を向上させ、配線用ボックス又は配線用枠体の取外し作業を容易にすることを課題としている。
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、ボックス本体の側壁部の開口に近い部分に外側に向けて設けられた挟持鍔部と、該挟持鍔部と協働して壁板のボックス挿入開口の周縁部を表裏両面から挟持してボックス本体を前記壁板に取付けるために、ボックス本体に対して出し入れ自在に設けられた挟持片とを備え、前記挟持片は、ボックス本体の側面に開口したガイド孔に挿入されたビスと螺合され、前記ビスは、少なくともボックス本体に対して挟持片を出し入れ可能な部分のねじ山が潰されており、前記挟持片は、前記ねじ山が潰された部分においてビスに対する連廻り力が大きく設けられ、前記ビスの回転により、前記ガイド孔にガイドされてボックス本体の奥行方向に沿って進退可能であると共に、後退端付近において、ボックス本体に対して出し入れ自在に設けられることを特徴としたものである。
壁板のボックス挿入開口にボックス本体を挿入すると、ボックス本体の側壁部に形成された挟持鍔部が、壁板表側におけるボックス挿入開口周縁部に当接する。この状態で、ボックス本体の奥行方向に進退不能に支持されたビスを回転させると、ボックス本体内に収容されていた挟持片は、ビスの連廻り力によって一体に回動されてボックス本体の外側に突出する。更に、ビスを同方向に回転させると、ボックス本体の外側に突出した挟持片は、ビスと一体に連れ廻ろうとするが、内部がガイド孔となったガイド壁に当接することにより連廻り不能であるため、ボックス本体に対して支持されたビスの回転により、挟持片は壁表側に前進移動して壁板の裏面に当接する。これにより、壁板におけるボックス挿入開口の周縁部の表裏両面は、挟持鍔部と挟持片とで挟持されて、壁板のボックス挿入開口にボックス本体が挿入されて、ボックス挿入開口と壁板の表面とがほぼ同一面となった状態で、壁板にボックス本体が取付けられる。そして、上記のようにして壁板にボックス本体を取付けた後に、配線ミス等に気付いた場合には、壁板からボックス本体を取り外して、本来の配線をボックス本体内に引き込んで電気配線する必要が生じる。
配線用ボックスの取付後の配線変更等に対応すべく、これを一旦壁板から取り外すためには、ボックス本体に対して支持されたビスをボックス本体の取付時と逆方向に回転させ、壁板の裏面に当接している挟持片を奥側に後退移動させ、挟持片がボックス本体の底壁部に近い後退端近辺のボックス本体に対して出し入れ可能な部分に到達させて、ここで、挟持片をボックス本体内に収容させる必要が生じる。請求項1の発明によれば、この時に、ビスのねじ山が潰された部分に対して挟持片が螺合されるに至って、ビスの回転に対する挟持片の連廻り力が大きくなり、該挟持片は、前記出入可能である後退端近辺において、確実にボックス本体内に収容される。
特に、ボックスが方形状であって、ボックスの取外し時において、ボックス本体の対角線方向に配置された一対の挟持片のうち下方に配置された挟持片に関しては、自身の重量がビスの連廻り力を減殺するように作用するため、従来のボックスにおいては、下方に配置された挟持片をボックス本体内に収容させるのは、特に難しかった。しかし、請求項1の発明によれば、挟持片の重量を遥かに上回る大きさの連廻り力が得られるので、下方に配置された挟持片に関しても、確実にボックス本体内に収容させられる。なお、一対の挟持片のうち上方の挟持片は、その重量が連廻り力として作用するために、下方の挟持片に比較すればボックス本体内に収容させることは容易である。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ビスのねじ山が潰されている部分は、ボックス本体に対して挟持片が出し入れ可能な部分のみであることを特徴としたものである。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の作用効果に加えて、更にボックス本体に対して挟持片を収容させるために、ビスに対する連廻り力が必要な部分においてのみ、ビスのねじ山は潰されていて、他の部分は通常のままである(ねじ山は潰されていない)ので、挟持片の後退端と壁板の裏面との間において、ビスの回転により挟持片を容易に進退させられる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記ガイド孔を形成するガイド壁部の奥側の端面を形成していて、ボックス本体に対する挟持片の出し入れ時に該挟持片が摺接する挟持片摺接面は、ボックス本体の底壁部との間隔が側壁部に向けて広くなるように傾斜していることを特徴としたものである。
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の発明の作用効果に加えて、挟持片が後退端においてボックス本体内に収容された状態で、ビスの回転による連れ廻りにより挟持片をボックス本体の外側に脱出させる際に、挟持片は前記挟持片摺接面の全面には摺接しなくて、挟持片摺接面の一部のみに摺接する。このため、挟持片が挟持片摺接面の全面に摺接する場合には、挟持片の摺接抵抗が大きいために、ビスの連廻り力のみでは挟持片を回動させてボックス本体の外側に容易に脱出させられない。しかし、請求項3の発明によれば、前記挟持片摺接面は、ボックス本体の底壁部との間隔が側壁部に向けて広くなるように傾斜しているために、挟持片摺接面に対して挟持片は部分摺接するのみで、全面摺接しないので、ビスの連廻り力によって、挟持片はボックス本体の外側に容易に脱出される。
請求項4の発明は、枠体本体に外側に向けて設けられた挟持鍔部と、該挟持鍔部と協働して壁板の枠体挿入開口の周縁部を表裏両面から挟持して枠体本体を前記壁板に取付けるために、枠体本体に対して回動自在に設けられた挟持片とを備え、前記挟持片は、枠体本体の背面から奥側に向けて突設されたガイド部に挿入されたビスと螺合され、前記ビスは、少なくともガイド部に対して挟持片が回動可能な部分のねじ山が潰されており、前記挟持片は、前記ねじ山が潰された部分においてビスに対する連廻り力が大きく設けられ、前記ビスの回転により、前記ガイド部にガイドされて枠体本体の奥行方向に沿って進退可能であると共に、後退端付近において、枠体本体に対して回動自在に設けられることを特徴としたものである。
請求項1の発明は配線用ボックスを対象にしているのに対して、請求項4の発明は配線用枠体を対象にしている点が異なるのみで、ビスの回転により挟持片を進退させて、挟持鍔部と挟持片とで壁板の枠体挿入開口の周縁部を表裏両面から挟持して枠体本体を壁板に取付ける構成は同一であって、ビスにおける挟持片の後退端付近におけるねじ山は潰されて、ビスに対する挟持片の連廻り力が大きくなることにより奏される作用効果は、請求項1の作用効果と実質的に同一である。
請求項5の発明は、前記ビスのねじ山が潰されている部分は、ガイド部に対して挟持片が回動可能な部分のみであることを特徴としており、その作用効果は、請求項2の作用効果と同一である。
本発明によれば、ビスのねじ山が潰された部分に対して挟持片が螺合されるに至って、ビスの回転に対する挟持片の連廻り力が大きくなることによって、ボックス本体又は枠体本体内への挟持片の出し入れ可能な部分である当該挟持片の後退端近辺で、該挟持片を脱出又は収容する操作性を向上させ、配線用ボックス又は配線用枠体の配設作業を容易にできる。
以下、本発明の最良の実施形態を複数挙げて、本発明を更に詳細に説明する。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る配線用のボックスB1 の斜視図であり、図2は、同じく正面図であり、図3は、図1のX1 −X1 線拡大断面図であり、図4は、同じく、X2 −X2 線拡大断面図である。最初に図1ないし図4を参照して、本発明に係るボックスB1 について、そのボックス本体10の構成を中心に説明する。ボックスB1 は、垂直に立設された壁板1のボックス挿入開口1aに挿入して取付け、使用されるものであって、ボックスB1 の取付状態における左右方向U、上下方向V、奥行方向Wの各方向を、ボックスB1 の構成を説明する場合にも使用する。
ボックスB1 は、配線用ボックスとして本来の機能を果たすべく、前面に開口部14が形成された直方体形状の箱体であって、略長方形の底壁部11と、該底壁部11の端縁から垂直に立設され、上下方向V及び左右方向Uに沿って対向配置される一対の上下及び左右の各対向側壁部12,13と、前記底壁部11に形成され、配線Lを挿通する予定のノックアウト部16とを備えたボックス本体10に、該ボックス本体10の左右対向側壁部13の開口端面に、一体にフランジ状に形成された一対の挟持鍔部15と、該ボックス本体10の対角線方向の一対の角部において、それぞれ挟持片21を奥行方向Wに沿って移動可能に、しかもボックス本体10に対して出入可能に配置する一対のコーナー部20とが形成された構造である。ほぼ円形の前記ノックアウト部16は、ボックスB1 に配線・配管材を接続させる場合に、ノックアウト部16の周縁の隙間に工具の先端部を挿入して、2箇所の薄肉の連結部16aを破断させて、前記ノックアウト部16を捩り除去してノックアウト孔Hを形成する部分であって、ノックアウト孔Hが必要ない場合には、そのままの閉塞状態が維持される。また、一対の挟持鍔部15は、細長い長方形でやや薄肉の鍔板が、長手方向の中央部においてほぼ正方形に切り欠かれ、この結果2枚の長方形の鍔板が、幅狭の連結部15aを介して連結された外形状であって、それぞれ左右対向側壁部13の端面において、同方向に沿った外側に向けて突設されている。該一対の挟持鍔部15は、既設の壁板1のボックス挿入開口1aに、壁板1の表側(室内側)からボックス本体10を挿入して取付ける際に、自身の裏面を、壁板1のボックス挿入開口1aの表側の周縁部に当接させながら、この状態で、後述するように前記一対の挟持片21を前進移動させて、該一対の挟持片21と共働して壁板1を表側及び裏側から互いに挟持することにより、壁板1にボックスB1 を配設するための鍔部である(図6参照)。
また、前記各コーナー部20は、図示において上方の前記対向側壁部12と左側の前記対向側壁部13とよりなる左上の角部と、該左上の角部と対角方向に対向する右下の角部とで一対をなして、それぞれボックス本体10の奥行方向Wに沿って形成されている。図示されるとおり、各コーナー部20は、上下対向側壁部12と左右対向側壁部13とで形成される角部を中心にして、横断面視が略4分円の周壁を描くように、各対向側壁部12,13から立設されたガイド壁部22と、該ガイド壁部22の内側においてボックス本体10の側面に開口し、ガイド壁部22の内部の空間部にビス23が挿通されて、該ビス23に螺合された挟持片21の被ガイド部21bのガイドを行うガイド孔25と、横断面視において前記ガイド孔25のほぼ中央部に、奥行方向Wに沿って配置されたビス23と、該ビス23に螺合され、これを回転することにより、前記ガイド孔25から突出した状態で、奥行方向Wに沿って前進及び後退移動可能な挟持片21と、該挟持片21の後退端付近にてボックス本体10に対して挟持片21が出入可能なように、底壁部11近傍の前記ガイド壁部22及び前記対向側壁部13の一部分を欠落させて開口された挟持片出し入れ開口部24とをそれぞれ備えている。
そして、図3及び図4に示されるように、挟持片21は、全体的に丸みを帯びた板状片で構成されて、壁板1の前記ボックス挿入開口1a周縁の裏面への当接部位である挟持本体部21aと、自身の基端部にビス23と螺合すべき雌ねじ21cが形成されて、前記ガイド孔25に挿入される被ガイド部21bとが、自身の板厚方向に沿ってほぼ板厚分だけ段違いとなるように屈曲された形状である。前記被ガイド部21bの幅21wは、その端縁が、ガイド孔25の開口部を形成するガイド壁部22の内壁面に当接して、所定角度以上の回動が制止される程度に、前記ガイド孔25の開口幅25wに対応して、該開口幅25wよりやや小さめに形成されており、被ガイド部21bをガイド孔25内に配置させ、挟持本体部21aをボックス本体10の外側に突出させた状態で、該挟持片21の全体を奥行方向Wに沿って前進又は後退移動可能となっている(図3参照)。なお、各図面において、21dは、挟持本体部21aの手前側(表面側)に形成された半球状の小突部であって、ビス23の締め付け力に応じてボックスB1 の壁板1への取付け状態を安定させる部位である。また、挟持本体部21aと被ガイド部21bとは、上記したように屈曲されているため、ビス23の締付時における曲げ強度が高くなっている。
また、前記挟持片出し入れ開口部24は、底壁部11近傍のガイド壁部22の一部分を、ボックス本体10の側面からほぼ長方形に切り欠いた被ガイド部出し入れ用開口部24bと、底壁部11近傍の左右対向側壁部13の一部分を、該被ガイド部出し入れ用開口部24bを介して前記ガイド孔25と連通するように、前記被ガイド部出し入れ用開口部24bよりも大きな長方形に開口させた本体部出し入れ用開口部24aとよりなり、上記した挟持片21の形状に対応して形成されている。即ち、ビス23に螺合された雌ねじ21cの部分を支点に回動される挟持片21の挟持本体部21aと被ガイド部21bとが、それぞれ前記各開口部24a,24bを通過して、各開口部24a,24bにおいてのみ、ボックス本体10の内部に対して出し入れされるように形成されている。これにより、被ガイド部出し入れ用開口部24bの開口幅24wは、被ガイド部21bの板厚21tよりやや大きく(図8参照)、また、被ガイド部出し入れ用開口部24bの深さ24dは、挟持片21の全体が、突出した状態からボックス本体10内に向けてほぼ90°回動して、その内部に収容された際の被ガイド部21bの最も奥側の端縁の位置に対応した長さだけ開口されている(図4参照)。なお、以下の説明において挟持片21の「収容状態」とは、上述したとおり、挟持片21がボックス本体10内に配置された状態をいう。
また、ボックス本体10のコーナー部20において、奥行方向Wに沿って水平に支持される前記ビス23は、ビス頭部の外形状に対応してボックス本体10の開口部14の側のガイド壁部22の端面に形成された座ぐり状の貫通孔22aから、ビス23の軸部の外径に対応して底壁部11に形成された支持貫通孔11aに向けて、手前側から奥側に挿通され、ビスの頭部と先端部が架け渡された状態で支持されている。即ち、ビス23は、自身の頭部の端面が前記貫通孔22aが形成されたガイド壁部22の端面とほぼ同一面となって、該頭部が前記貫通孔22aに当接された配置を基準位置として、必要に応じて手前側に抜け出し可能ではあるが、前記基準位置より奥側には移動不能に支持されている。これにより、挟持片21とのみ螺合して、ボックス本体10の他の何れの部位とも螺合しないビス23は、回転によりコーナー部20に支持された状態で空回りし、ボックス本体10に対して、螺合による進退が不能に支持されている。そして、上記した基準位置に支持された状態で、ビス23の雄ねじ23aにおける前記挟持片出し入れ開口部24の被ガイド部出し入れ用開口部24bに対応する部分(挟持片連廻り部分)のみに、所定の方法でこのねじ山を押し潰した押し潰し部23bが形成されており、この結果、該当部分のねじ山は、雄ねじ23aにおける前記挟持片連廻り部分以外の部分よりも幅広をなすように、前記挟持片連廻り部分のみ変形されており、後述するように、挟持片連廻り部分においては、挟持片21の連廻り力を大きくして一体に連れ廻り易くしてある(図6参照)と共に、挟持片連廻り部分以外の部分においては、挟持片21は、ガイド壁部22に被ガイド部21bが案内されてビス23の軸方向に小さな力で進退し得るようになっている。
なお、ボックスB1 は、立設後の壁板1のボックス挿入開口1aに挿入して取付けられ、壁板1の裏側に配線された電線(配線)の端部を前記ノックアウト孔Hを介してボックス本体10内に引き込み、所定の配線器具と接続した後に、当該引込み部を前記本体10内に収容して、該ボックス本体10の開口部14に適宜カバー類等を覆蓋して使用される。また、実施例1のボックスB1 は、1個の配線器具(コンセント)と接続される「1個用」であるために、一対の上下対向側壁部12における開口部14に近い部分の内側に、前記カバー類等を取付けるための一対のボス部17が対向して形成されている。各図面においてDは、ビス23を回転させるプラスドライバーを示している。ボックスB1 には、上記した主要な構成部分以外にも、各種の取付部やノックアウト部が形成されているが、本明細書では、これらの説明及び図示を適宜省略した。
次に、上記したボックスB1 を使用して壁板1に取付けた後に、配線ミス等に気付き、本来の配線をボック本体内に引き込んで行う再配線作業について、図5ないし図9を使用して説明する。図5は、壁板1に取付けられたボックスB1 を取り外す途中の状態を示す斜視図であって、図6は、壁板1にボックスB1 が取付けられた状態における図2のY−Y線断面図であり、図7は、壁板1に取付けられたボックスB1 を取り外す途中の状態における図2のY−Y線断面図である。また図8は、図7の部分拡大図であって、ビス23の連廻り力により挟持片21が挟持片出し入れ開口部24を通ってボックス本体10内に収容された状態を示す図であり、図9は、押し潰し部23bが形成された雄ねじ23aと、挟持片21の雌ねじ21cとが螺合した状態を示す斜視図である。
壁板1にボックスB1 を取付けた後に、配線ミス等に気付いた場合には、最初の配線時と同様に、本来の配線をボックス本体10内に引き込んで電気配線すべく、壁板1からボックス本体10を一旦取り外す必要がある。このためには、挟持片21を前進端部から後退移動させ、壁板1に対する挟持片21の挟持状態を解放し、更に、コーナー部20の後退端付近に形成された前記挟持片出し入れ開口部24に挟持片21が配置されるまで後退移動させて、ここで再び挟持片21をボックス本体10内に収容し、ボックス本体10の外側に突出する部分を無くさなければ、ボックス本体10を壁板1のボックス挿入開口1aを通して壁板1の手前側に引き出すことができない。挟持片21は、ビス23の回転のみによって、該ビス23の長手方向に沿った配置位置を操作可能な構成であるので、まず、ビス23をボックス本体10の取付時と逆方向に回転させて、壁板1の裏面1bに当接する挟持片21を後退移動させる。この時の挟持片21とビス23との螺合状態は、ビス23の雄ねじ23aが、挟持片21の被ガイド部21bの雌ねじ21cに対して、通常どおりに螺合された状態であって、即ち、前記雄ねじ23aの「山」と雌ねじ21cの「山」とが、互いに僅かな寸隙G0を介して比較的緩やかに嵌め合った状態で螺合され(図8参照)、この結果、通常の螺合状態でのビス23の回転操作が容易となっている。従って、前記前進端位置から、前記挟持片出し入れ開口部24に到達する直前の螺合位置までを、挟持片が後退移動する間には、その作業性は損われる事なく良好に維持される。
そして、図7及び図9に示されるように、挟持片21がボックス本体10の底壁部11に近い前記挟持片出し入れ開口部24に、即ち、挟持片21の被ガイド部21bが被ガイド部出し入れ用開口部24bに達すると、ビス23の雄ねじ23aにおける前記被ガイド部出し入れ用開口部24bに対応する部分は、押し潰し部23bが形成されており、ねじの「山」の頂部が潰れて両側の「谷」に侵入して幅広に変形され、前記寸隙G0は、消滅するかのように極めて小さくなっている(図8参照)。この結果、雄ねじ23aと雌ねじ21cとの接触面積は、通常螺合時の緩嵌状態よりもかなり大きくなっており、ビス23の回転に連られて雌ねじ21cが廻り易くなっている。よって、挟持片21は、その後退端近辺に到達した状態では、ビス23による大きな連廻り力によって、確実にボックス本体10内に収容させることができる。特に、一対の挟持片21のうち、右下のコーナー部20に配置された挟持片21は、自身の重量に比例して連廻り力を減殺するように作用する下方向きの力に抗して、上方に向けてほぼ90°回動させねばならないが、該減殺力を遥かに上回る大きさの連廻り力が得られるので、挟持片21の収容操作を容易に行える。なお、左上のコーナー部20に配置される挟持片21は、自身の重量が連廻り力として作用するために、下方の挟持片21に比較すればボックス本体10内に収容させることは比較的容易である。
このようにして、一対の各挟持片21をボックス本体10内に収容した後に、ボックスB1 の全体を壁板1の表側に向けて取り出す。そして、室内側で新たにノックアウト孔Hを形成する作業を行い、ボックス挿入開口1aを介して壁板1の裏側から新たな配線Lを前記新たにノックアウト孔Hに挿通させ、先の配線時と同様に、該配線Lをボックス本体10の開口部14から手前側に引き出した後に、再度、壁板1の前記ボックス挿入開口1aに、壁板1の表側からボックスB1 を嵌め込むように挿入する。図10は、ボックス本体10の底壁部11の他のノックアウト孔Hに配線を挿通することにより、配線ミスを是正して、ボックスB1 を壁板1に再度取付けた状態の斜視図であって、上記の様子を示している。なお、室内側に引込まれた各配線Lの端部には、所定の配線器具等が接続され、各配線Lの引き出し部をボックス本体10内に収容しながら、配線器具等の前面に更に化粧プレート等を取付け、室内で利用可能とされる。
上述したように、ビスの雄ねじに押し潰し部が形成されたことによる作用効果としては、壁板に取付済みのボックスを取外す場合を例示して、挟持片を挿入する方向に回動させる際の連れ廻りについて説明したが、逆方向、即ち後退端付近にてボックス本体内に収容された挟持片を突出させるように回動させる連れ廻りについても同様に作用する。ここで、図11は、図1のZ−Z線断面図であって、ガイド孔25を形成しているガイド壁部22の奥側の端面は、ボックス本体10に対する挟持片21の出し入れ時において、前記挟持片21(正確には、被ガイド部21b)の手前側の面が摺接する挟持片摺接面22bとなっている。そして、図11に示されるように、前記挟持片摺接面22bは、ボックス本体10の底壁部11との間隔が側壁部13の側に向けて広くなるように傾斜している。よって、挟持片21が後退端においてボックス本体10内に収容された状態で、ビス23の回転による連れ廻りにより挟持片21をボックス本体10の外側に脱出させる際に、挟持片21は前記挟持片摺接面22bの全面には摺接しなくて、その一部のみに摺接する。このため、挟持片21が挟持片摺接面22bの全面に摺接する場合には、その摺接抵抗が大きいために、ビス23の連廻り力のみでは挟持片21を回動させてボックス本体10の外側に容易に脱出(突出)させられないことがあるが、挟持片摺接面22bが上記のように傾斜していることにより、挟持片摺接面22bに対する挟持片21の摺接抵抗が小さくなるのに加えて、挟持片21が傾斜している挟持片摺接面22bをボックス本体10の外側に向けて滑るようにして回動するため、ビス23の回転による連廻り力のみによって、ボックス本体10の内部から挟持片21を確実に脱出させられる。但し、ボックス本体10内に挿入する方向に挟持片21を回動させる場合と比較すると、脱出するように回動させる場合には、必ずしもビス23の連廻り力を使用する必要はなく、ボックス本体10の開口部から手を挿入して指先で挟持片21を回動させることも可能である。
なお、上記したボックスB1 は、配線器具(コンセント)を1個のみ取付可能な「1個用」のボックスであるが、図12に示されるボックスB2 のように、配線器具を2個取付けできる「2個用」のボックスB2 、更には2個以上の複数個取付けできるボックスに対しても本発明は実施可能である。「2個用」のボックスB2 に関しては、挟持鍔部15は、「1個用」の前記ボックスB1 と同様に一対の左右対向側壁部13にのみ形成されているが、挟持片21は、ボックス本体10の各コーナー部にそれぞれ設けられていて、壁板に対する挟持力を大きくしている。
図13は、天井板31に煙感知器等の種々の感知器を取付ける際に使用される円形の感知器取付用ボックス(以下、単に「ボックス」という)B3 の取付状態の一部を破断した斜視図である。ボックスB3 は、天井板31に形成された円形孔32に挿入される円形のボックス本体33と、該ボックス本体33の開口側の周縁に外側に向けて一体に形成されたリング状の挟持鍔34と、前記ボックス本体33における位相が180°異なる部分に、ビス35の回転により取付状態で上下方向に移動可能に取付けられた一対の挟持片36とを備えている。ビス35の回転により挟持片36が取付状態で上下方向に移動する構成は、前記ボックスB1 の構成と実質的に同一である。即ち、ボックス本体33の内周面の対向部には、一対のガイド壁部37が内側に突出して形成されることにより、前記ガイド壁部37の内側には、ボックス本体33の外周面に開口したガイド孔38が形成され、ボックス本体33の筒状の側壁部(周壁部)33a及び前記ガイド壁部37におけるボックス本体33の底壁部33bに近接した部分は、ボックス本体33に対して挟持片21が出し入れ可能なように挟持片出し入れ開口部39が形成されている。
このため、ボックス本体33を天井板31の円形孔32に挿入する際には、挟持片36を後退端(取付状態で上昇端)に移動させて、挟持片出し入れ開口部39を通して挟持片36をボックス本体33内に収容して、ボックス本体33の外周に突出部がない状態にして、挟持鍔部34が天井板31の下面に当接するまでボックス本体33を円形孔32に挿入する。その後に、ビス35の回転による連廻り力により、後退端位置においてボックス本体33内に収容されている挟持片36をボックス本体33の外側に脱出(突出)させて、引き続いてビス35を回転させると、ガイド壁部37により挟持片36の回動が防止されるために、挟持片36は天井板31の裏面に当接するまで移動して、一対の挟持片36と挟持鍔部34とによって、天井板31の表裏両面が挟持されることにより、天井板31にボックスB3 が取付けられる。
上記構成のボックスB3 においても、ビス35における挟持片36の後退端位置(取付状態で上昇端位置)に対応する部分のねじ山を潰しておくと、ビス35の回転による挟持片36の連廻り力が大きくなる。よって、何らかの原因で天井板31からボックスB3 を取り外したり、或いは天井板31にボックスB3 を取付ける際において、後退端位置においてボックス本体33に対して挟持片36を収容(挿入)したり、脱出(突出)させたりする操作が容易となる。また、前記ボックスB1 と同様に、ガイド壁部37における奥側の端面であって、ボックス本体33に対して挟持片36を脱出(突出)させる際に摺接する挟持片摺接面(図示せず)とボックス本体33の底壁部33bとの間隔を側壁部(周壁部)33aの側に向けて広くなるように傾斜させると、挟持片36の前記脱出(突出)が容易となる。なお、図13において、40は、感知器取付け用ボス部を示す。
なお、請求項1の発明が実施可能な他のボックスとしては、前記各ボックスB1 ,B2 と同一の挟持取付構造を有していて、湯、水、ガス等の流体が通る流体管を接続した継手を収容する流体配管用ボックスに対しても適用可能である。
図14は、枠体挿入開口1bが形成された壁板1と、前記枠体挿入開口1bに挿入される配線用枠体Fとの斜視図であり、図15は、壁板1に配線用枠体Fが取付けられた状態の一部を破断した斜視図である。配線用枠体Fは、上記した挟持取付構造によって壁板1に取付けられて、配線器具Cを取付けるためのものであって、前記ボックスB1 との差異は、壁内において配線器具Cが露出しているか否かの点である。即ち、前記ボックスB1 を使用した場合には、配線器具Cはボックス本体10内に収容保護されるが、配線用枠体Fを使用した場合には、図15に示されるように、配線器具Cは壁内において露出したままである。
挟持取付構造の配線用枠体Fは、枠体本体41と、該枠体本体41の上下対向辺の外側に一体に形成された一対の挟持鍔部42と、前記枠体本体41の上下対向辺の裏面側において奥側に突出して一体に形成されたガイド部43と、該ガイド部43によって回動不能にガイドされて、ビス44の回転により前進・後退する挟持片45とを備えている。各ガイド部43は、それぞれ外面側が開口されていると共に、各ガイド部43を構成する一方の側板部43aの奥側の端部には、挟持片45を回動させて水平姿勢にするための挟持片出し入れ開口部46が形成されている。
そして、図14に示されるように、壁板1の枠体挿入開口1bに配線用枠体Fを挿入する前には、上下一対の挟持片45を後退端まで移動させて、挟持片出し入れ開口部46を通して各挟持片45を横倒しに(略水平に)しておいて、そのまま挟持鍔部42が壁板1の表面に当接するまで枠体挿入開口1bに挿入する。その後に、壁板1の表側から挟持片45が前進する方向にビス44を回転させると、ビス44の連廻り力によって横倒し状態の挟持片45は起立された後に、そのまま挟持片45は、その基端部がガイド部43により回動しないようにガイドされて壁板1の裏面に当接するまで前進する。挟持片45が壁板1の裏面に当接することにより、図15に示されるように、配線用枠体Fは、その上下端部の2箇所において、表側の挟持鍔部42と裏側の挟持片45とにより壁板1が挟持されることにより、壁板1に取付けられる。なお、壁板1に配線用枠体Fを取付ける際には、枠体本体41には配線器具Cが予め取付けられている。
上記構成の配線用枠体Fにおいても、ビス44における挟持片45の後退端位置に対応する部分のねじ山を潰しておくと、ビス44の回転による挟持片45の連廻り力が大きくなる。よって、何らかの原因で壁板1から配線用枠体Fを取り外したり、或いは壁板1に配線用枠体Fを取付ける際において、後退端位置において枠体本体41に対して挟持片45を横倒ししたり、起立させたりする操作が容易となる。
本発明に係るボックスB1 の斜視図である。 本発明に係るボックスB1 の正面図である。 図1のX1−X1線拡大断面図である。 図1のX2−X2線拡大断面図である。 壁板1に取付けられたボックスB1 を取り外す途中の状態を示す斜視図である。 壁板1にボックスB1 が取付けられた状態における図2のY−Y線断面図である。 壁板1に取付けられたボックスB1 を取り外す途中の状態における図2のY−Y線断面図である。 図7の部分拡大図であって、ビス23の連廻り力により挟持片21が挟持片出し入れ開口部24を通ってボックス本体10内に収容された状態を示す図である。 ビス23の押し潰し部23bが形成された雄ねじ23aと、挟持片21の雌ねじ21cとが螺合した状態を示す斜視図である。 ボックス本体10の底壁部11の他方のノックアウト孔Hに配線Lを挿通することにより、配線ミスを是正して、ボックスB1 を壁板1に再度取付けた状態の斜視図である。 図1のZ−Z線断面図である。 本発明に係るボックスB2 の正面図である。 天井板31に煙感知器等の種々の感知器を取付ける際に使用される円形のボックスB3 の取付状態の一部を破断した斜視図である。 枠体挿入開口1bが形成された壁板1と、前記枠体挿入開口1bに挿入される配線用枠体Fとの斜視図である。 壁板1に配線用枠体Fが取付けられた状態の一部を破断した斜視図である。
符号の説明
1,2 :配線用ボックス
3 :感知器取付用ボックス
C:配線器具
F:配線用枠体
1:壁板
1a:ボックス挿入開口
1b:枠体挿入開口
10,33:ボックス本体
11,33b:ボックス本体の底壁部
13:ボックス本体の左右対向側壁部
15,34,42:挟持鍔部
21,36,45:挟持片
22,37:ガイド壁部
22b:挟持片摺接面
23,35,44:ビス
23a:ビスの雄ねじ
23b:ビスの雄ねじの押し潰し部
25,38:ガイド孔
31:天井板
43:ガイド部

Claims (5)

  1. ボックス本体の側壁部の開口に近い部分に外側に向けて設けられた挟持鍔部と、該挟持鍔部と協働して壁板のボックス挿入開口の周縁部を表裏両面から挟持してボックス本体を前記壁板に取付けるために、ボックス本体に対して出し入れ自在に設けられた挟持片とを備え、
    前記挟持片は、ボックス本体の側面に開口したガイド孔に挿入されたビスと螺合され、
    前記ビスは、少なくともボックス本体に対して挟持片を出し入れ可能な部分のねじ山が潰されており、
    前記挟持片は、前記ねじ山が潰された部分においてビスに対する連廻り力が大きく設けられ、前記ビスの回転により、前記ガイド孔にガイドされてボックス本体の奥行方向に沿って進退可能であると共に、後退端付近において、ボックス本体に対して出し入れ自在に設けられることを特徴とする配線用ボックス。
  2. 前記ビスのねじ山が潰されている部分は、ボックス本体に対して挟持片が出し入れ可能な部分のみであることを特徴とする請求項1に記載の配線用ボックス。
  3. 前記ガイド孔を形成するガイド壁部の奥側の端面を形成していて、ボックス本体に対する挟持片の出し入れ時に該挟持片が摺接する挟持片摺接面は、ボックス本体の底壁部との間隔が側壁部に向けて広くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の配線用ボックス。
  4. 枠体本体に外側に向けて設けられた挟持鍔部と、該挟持鍔部と協働して壁板の枠体挿入開口の周縁部を表裏両面から挟持して枠体本体を前記壁板に取付けるために、枠体本体に対して回動自在に設けられた挟持片とを備え、
    前記挟持片は、枠体本体の背面から奥側に向けて突設されたガイド部に挿入されたビスと螺合され、
    前記ビスは、少なくともガイド部に対して挟持片が回動可能な部分のねじ山が潰されており、
    前記挟持片は、前記ねじ山が潰された部分においてビスに対する連廻り力が大きく設けられ、前記ビスの回転により、前記ガイド部にガイドされて枠体本体の奥行方向に沿って進退可能であると共に、後退端付近において、枠体本体に対して回動自在に設けられることを特徴とする配線用枠体。
  5. 前記ビスのねじ山が潰されている部分は、ガイド部に対して挟持片が回動可能な部分のみであることを特徴とする請求項4に記載の配線用枠体。
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