JP3165678U - 盗難防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】盗難防止対象機器に特別な仕掛けを要さず、施錠後は作業工具などで盗難防止対象機器の装着部や盗難防止具自体や施錠具を破壊し難く、盗難防止対象機器の筐体カバーの開蓋をも阻止でき、比較的少量でも安価に製造できる盗難防止具を提供する。【解決手段】盗難防止対象機器の筐体外部に使用されているネジ自体で2ピース構造の盗難防止具10の回転制動爪23を供えた固定子20を筐体に固定する。固定子20と挿入子30とは強度ある鋼鈑製とすることが可能で、固定子に挿入した挿入子の天板が盗難防止具の固定ネジ50の操作を防ぎ、南京錠や鋼索で施錠して固定物に係縛することで盗難防止対象機器の盗難を防ぐ。【選択図】図2

Description

本考案は、例えばコンピュータのカバーなどを固定するために用いられたネジを用いて装着し、そのネジをネジ形状に拘わりなく捻回操作できなくすることで盗難を防止する盗難防止具に関する。
例えば卓上などに置かれた盗難防止対象機器であるコンピュータや事務機が盗難に遭うことを防止する器具は既に多くのものが開発され実用化されているが、盗難防止のために特別な構造や仕掛けを盗難防止対象機器の側に求めるものでは、この構造や仕掛けを備えていない盗難防止対象機器の盗難を防ぐことは容易でなく、また盗難を防止する仕掛けが利用できても開蓋できてしまう場合は前記機器内部の部品の盗難は防止できす盗難に遭わなくても破壊される恐れが有る。
盗難防止のために特別な構造や仕掛けを備えていない盗難防止対象機器にも用い得るだろう盗難防止ネジも既に考案され実用されているが、例えばコンピュータや事務機器のような盗難防止対象機器は夫々のメーカの独自の判断で様々なネジが用いられるため必ずしもこのネジを盗難防止ネジに替えて利用できるとは限らない。
盗難防止具は盗難を防止する目的の器具であるために堅牢さが重視され、鋳造、鍛造、旋盤加工などの工法により頑健で堅牢な製品にするための工法が用いられがちであり、その結果、製品は比較的高価になり、価格の低化を図るためには大量生産を志向せざるを得ず、更に広範な適用性を求めることにもなり、産業用機器向きの完璧な整合性を少量の生産でも容易に実用化したい場合は簡易簡便な適材としての器具からは外れているのが現状である。
特願2006−324837 特開平8−114214 特開平10−131584 特願2010−245336 登録実用新案第3092297号
優れた仕掛けの盗難防止具であっても、
(1)盗難防止具を利用するために特別な構造や仕掛けを必要とする場合は、この構造や仕掛けを持たない盗難防止対象機器ではその盗難防止具を利用することができない。
(2)盗難防止機能を備えたネジやそのカバーであっても、盗難を防止しようとする盗難防止対象機器で使用されているネジに互換性が無ければ利用できない。
(3)盗難防止具が装着できてもカバーの取り外しを防げなければ盗難防止対象機器は内部の部品が盗難に遭ったり破壊されたりする被害を防止できない。
(4)盗難防止具がカバーの取り外しを防いで装着できても盗難防止対象機器や盗難防止具自体の形状がペンチなどの作業工具で掴み易かったり力を掛け易かったりする場合は破壊され易い構造になり被害を防止できない。
(5)頑健堅牢さを要求するために、単価を下げ得る大量生産志向の大袈裟な生産設備が必要であるか、少量生産が可能な工法では製品価格が高価になる工法で生産しなければならない。
本考案は上記に鑑み、
盗難防止具の盗難防止対象機器への装着は元々盗難防止対象機器に用いられていたネジを用いることができて、施錠後はこのネジの操作が不可能になり、前記盗難防止具の装着は盗難防止対象機器のカバーの留めネジで行うこともでき、盗難防止具は装着面積に対する装着面に垂直な方向の長さが短くできて盗難防止対象機器に装着された状態で固定子をもぎ取ることが困難であり、材料材質の選定で十分な強度が実現でき、盗難防止具をペンチなどの作業工具で壊し難く、装着状態が確実に維持できて外部からの操作で装着ネジを緩めることができず、少量でも盗難防止対象機器に合わせた寸法で経済的な製造が可能な盗難防止具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本考案の盗難防止具は例えば盗難防止対象機器のカバーなどを固定するために用いられたネジを用いて装着し、そのネジをネジ形状に拘わりなく捻回操作できなくすることで盗難を防止する盗難防止具に関する。
(1)本考案の盗難防止具は、盗難防止対象機器の本体に、例えばトップカバー(天蓋)を留めているネジを用いて固定子を固定し、固定子の内側に隙間なく挿入できる挿入子を挿入して前記ネジを覆って外部から前記ネジの操作を不可能にするものであり、
(2)固定子には両側面を貫通する施錠孔を設けて、挿入子を挿入後は前記施錠孔に南京錠のツルまたは鋼索などを通して挿入子が固定子から抜け出るのを禁じ、
(3)一端を南京錠のツルに係縛した鋼索または固定子の施錠孔に係縛した鋼索を容易に移動できない卓の脚部または建造物に設えた環などに他端を係縛することで盗難防止対象機器の盗難を防止する。
ここで、前記固定子は、
(4)底部外側に固定子回転制動爪として突起を設けて盗難防止対象機器にネジ留めした固定子が前記制動爪により例えば盗難防止対象機器の天蓋の縁などに引っかかることで、或いは盗難防止対象機器に食い込むことで固定子自体を捻回操作して固定子の装着に用いた前記ネジを緩めることを防止してもよい。
またここで、前記挿入子は、
(5)固定子の施錠孔に南京錠のツルや鋼索が貫通したとき、その全体が前記のツルや鋼索より固定子の内側に在ってもよく、或いはその側面部が固定子の施錠孔位置にあって挿入子にも両側面を貫通する施錠孔を設けて固定子と挿入子の両施錠孔が一直線上に重なるようにしてもよく、
(6)固定子に挿入されて装着されたとき固定子から突出した部分がないことが好ましい。
またここで、前記固定子と挿入子とは、
(7)強度がある例えば鋼板などの板材を用いるが、汎用設備で裁断,折り曲げ,点溶接して成型が可能であって、専用金型を用いずに盗難防止具を製作できることが好ましく、
(8)挿入子の紛失を防ぐと共に挿入した挿入子を固定子から引き抜きたいときは容易に引き抜けるためのツマミ機能として、例えば相互をボールチェイン等による紛失防止紐の端部で夫々を連結してもよい。
(1)盗難防止対象機器に装着してネジで固定した固定子に挿入子を挿し込んで南京錠のツル或いは鋼索を貫通させて施錠すると盗難防止具のネジ頭は挿入子の天板で覆われるために盗難防止具の外周からは接触できず、ネジの捻回操作が不可能になることで本考案の盗難防止具は盗難防止対象機器から取り外せなくできるので南京錠のツル或いは前記施錠孔に一端を係縛した鋼索の他端を移動が困難な卓の脚部や建物に設えた環などに係縛して盗難防止を達成できる。
(2)本考案の盗難防止具の盗難防止対象機器への装着は、その機器筐体に使用されているネジを用いて行えるためコンピュータや事務機は勿論それ以外の装置にも装着できて広く多様な機器を盗難防止対象機器として盗難防止具を提供でき、
(3)同時に前記ネジは盗難防止対象機器の天蓋を本体に固定しているネジであってもよいので盗難防止対象機器自体の天蓋の開蓋を不可能にでき、機器本体の盗難を防止すると同時にその筐体内部の部品類の盗難や破壊をも防止できる。
(4)固定子の底部外側に設けた固定子回転制動爪としての突起は盗難防止対象機器に食い込み、或いは天蓋の縁に容易に掛かるため、固定子を装着固定したネジを中心にした回転は禁じられ、固定子を捻回操作してこのネジが緩められることを防止できる。
(5)板状の鋼板を汎用工作設備で切断、穴あけ、曲げ加工し、汎用の点溶接設備を用いて製造できるので初期コストを抑えて個々の盗難防止対象機器の装着部位の状況に整合させた寸法形状の盗難防止具を少量から低価格で実現でき、
(6)プレス加工用の専用工作治具を用いて製造する場合は形状が簡素なため低価格化が極めて容易で低価格の大量生産にも適する。
(7)盗難防止対象機器の底面からの高さを施錠に用いる南京錠のツルの太さの3倍乃至4倍程度に抑えることが可能で、施錠後はペンチなどの作業工具を用いても盗難防止具を容易にもぎ取ることができなくできる。
(A)は盗難防止具がない盗難防止対象機器の一例の断面図であり、(B)は盗難防止具の一例を実装した断面図である。 は盗難防止具の一例を盗難防止対象機器に装着する前の分解斜図である。 は盗難防止具の一例を盗難防止対象機器に装着した後の分解斜図である。 は本盗難防止具の一例を盗難防止対象機器に装着して施錠した南京錠を鋼索で卓の脚部に係縛した斜視図である。 (A)は挿入子紛失防止用の紛失防止紐装着用の溝と溜り穴を設けた盗難防止具の一例を示す斜視図であり、(B)は盗難防止用の紛失防止紐を装着した盗難防止具の一例を示す斜視図である。 は盗難防止具の一例を実装した断面図である。 は盗難防止具の一例を盗難防止対象機器に装着する前の分解斜図である。 は盗難防止具の一例を盗難防止対象機器に装着した後の分解斜図である。 は本盗難防止具の一例を盗難防止対象機器に装着して施錠した南京錠を鋼索で卓の脚部に係縛した斜視図である。
本考案の盗難防止具は、例えばコンピュータのカバーなどを固定するために用いられたネジを用いて装着し、そのネジをネジ形状に拘わりなく捻回操作できなくすることで盗難を防止する盗難防止具において実現された。
図1(A)ならびに図1(B)と図2から図5(A)と図5(B)とを参照して、例えば盗難防止対象機器の筐体の、例えば天蓋などを固定するために用いられたネジを用いて装着し、そのネジをネジ形状に拘わりなく捻回操作できなくすることで盗難を防止する盗難防止具の実施例1を説明する。
図1(A)は盗難防止具が未だ実装されていない盗難防止対象機器の断面図である。盗難防止対象機器の筐体100と前面パネル105の隙間に天蓋110の前縁が挿し込まれ、90度折り曲げられた天蓋後端115をネジ50で筐体100のタップ孔に固定した物であって実際に多くの機器がこのような形態である。図1(B)は図1(A)の筐体100に本実施例の盗難防止具を装着した図3のB-B’断面の断面図である。図2は本実施例の盗難防止具を、天蓋110を筐体100に固定するネジ50を用いて天蓋の折り曲げ部115に装着固定する前の状態を、装着固定時の並びの順に示した外観斜視図である。図3は本実施例の盗難防止具を天蓋110を筐体100に固定するネジ50を用いて天蓋の折り曲げ部115に装着固定した後の状態を示した外観斜視図である。図4は筐体100の天蓋110の折り曲げ部115に装着固定した本実施例の盗難防止具10に、一端を卓の脚部に係縛した鋼索の他端をそのツル部に係縛した南京錠で施錠した場合の外観斜視図である。ただし、卓は正面図で示した。図5(A)は非施錠中に挿入子が紛失するのを防ぎ、挿入子を固定子から容易に引き抜けるように紛失防止紐40を装着するための紐挿入溝27,37と紐留め溜まり孔28,38とを設けた固定子20と挿入子30とを示した外観斜図であり、図5(B)は例えばボールチェインを用いた盗難防止紐40を装着した本考案の固定子と挿入子とを示した外観斜図である。
本考案の盗難防止具は固定子20と挿入子30とで構成されるが、挿入子が紛失するのを防ぐために挿入子紛失防止紐40で固定子20と挿入子30とを連結しても良い。
ここで、固定子20は、
盗難防止対象機器に装着固定されるときネジ50が貫通する円形または長円形の孔26を中央部に設けた四辺形の底面22の夫々の辺から垂直に立ち上がって連なった板状壁面を備え、底面22に向かい合った1面が開放状態の箱状であり、底面22から立ち上がって向かい合う1組の板状壁面21,21には南京錠のツルが貫通できる、例えば長円形の施錠孔25,25が設けられ、施錠孔25の長円の長手方向は底面22に対して平行にした。また、施錠孔25を備えた1組の向かい合う板状壁面21,21の夫々は底面22を超えて延長した1対の突起を固定子回転制動爪23,23として、前記の施錠孔25を持たない板状壁面が接する底面22の1辺に寄せて設けた。
ここで、更に固定子20は、
底面22の各辺から立ち上がった夫々の板状壁面の高さが、盗難防止対象機器に装着固定された後に作業工具などによる破壊行為によりもぎ取られるのを防ぐためには極力短いことが有利であり、例えば、その高さは施錠孔の非長手方向寸法と固定ネジ50のネジ頭の高さと前記板状側面や施錠孔が容易に変形しないために必要な施錠孔25から前記板状側面21の開放端までの寸法との和として施錠孔の非長手方向寸法の3倍乃至4倍程度に抑えることができるので好ましい。
ここで挿入子30は、
前記固定子20の開放面を囲む板状側面の内側に隙間無く挿入できる天板32の向かい合う1対の縁から垂直に立ち下がった1組の板状側面31,31を備え、板状側面31,31の夫々には挿入子を固定子に完全に差し込んだときに固定子に設けられた施錠孔25,25に重なって4つの施錠孔が一直線上に貫通するように施錠孔35,35を設けた。
ここで、更に挿入子30は、
固定子20に挿入され、施錠孔25,35,35,25に南京錠のツルが貫通した状態で固定子20の開放面から突出しないことが好ましい。
本実施例1の盗難防止具を盗難防止対象機器に装着固定するには、先ず盗難防止対象機器の筐体100の外周に在るタップ孔に固定されたネジの1つを固定ネジ50として選び、この固定ネジ50を一旦外して本考案の盗難防止具の固定子30を底面22に設けられたネジ孔26に貫通させて筐体100の該当するタップ孔に留め戻すが、固定ネジ50は盗難防止対象機器の天蓋115を前記筐体100に固定している天蓋110の折り曲げ部115に設けられた孔116を貫通して筐体110のタップ孔106にねじ込まれたネジを用いると固定子装着固定後は天蓋110を筐体100から外すことができず、盗難防止対象機器の盗難と同時にその内部の部品の盗難や破壊の防止に対応できて好ましい。
また、固定子20を天蓋110の折り曲げ部115に装着固定する場合、1対の固定子回転制動爪23,23が共に天蓋の折り曲げ部115の縁に掛かるように固定子20の底面22の位置を調節してねじ50を締めると固定子20を外部から捻ってネジ50を緩めることができなくできる。ネジ孔26を長円形にするとこの位置調節が可能になる。
次に固定子20の開放面から挿入子30の板状側面31,31を固定子20と挿入子30とに設けられた施錠孔25,25と35,35とが重なるまで挿入し、施錠孔25,35,35,25と共に鋼索160の一端に楕円圧着管160などを用いて形成した環状部に南京錠150のツル155を通し、或いは施錠孔25,35,35,25に鋼索自体を貫通させて施錠することで以後は固定ネジ50を盗難防止具10の外部から捻回操作不可能にできる。鋼索160は容易に移動できない卓の脚部200や建物に設えた環などに係縛することで盗難防止対象危機を盗難が防止できることになる。
ここで固定子20を筐体100に装着固定後、施錠までの間に挿入子30が紛失する可能性があるが、紛失を防止するために、固定子20と挿入子30とを紛失防止紐40で連結できるように固定子20に紐を挿入する溝27と紐溜まり孔28とを、また挿入子30に紐を挿入する溝37と紐溜まり孔38とを設け、例えばボールチェインなどを盗難防止紐40として用いて図5(B)のように連結しても良い。
図6から図8を参照して、例えば盗難防止対象機器の筐体の、例えば天蓋などを固定するために用いられたネジを用いて装着し、そのネジをネジ形状に拘わりなく捻回操作できなくすることで盗難を防止する盗難防止具の実施例2を説明する。
図6は本実施例の盗難防止具を天蓋110を筐体100に固定するネジ50を用いて天蓋の折り曲げ部115に装着固定する前の状態を装着固定の位置の順に示した外観斜視図である。図7は本実施例の盗難防止具を天蓋110を筐体100に固定するネジ50を用いて天蓋の折り曲げ部115に装着固定した後の状態を示した外観斜視図である。図8は筐体100の天蓋110の折り曲げ部に装着固定した本実施例の盗難防止具10に一端を卓の脚部に係縛した鋼索の他端をそのツル部に係縛した南京錠で施錠した外観斜視図であるが卓は正面図で示した。
盗難防止対象機器に装着固定されるときネジ50が貫通する円形または長円形の孔26を中央部に設けた四辺形の底面22の夫々の辺からは垂直に立ち上がって連なった板状壁面を備え、底面22に向かい合った1面が開放状態の箱状であり、底面22から立ち上がった板状壁面の向かい合う1組の板状壁面21,21には南京錠のツルが貫通できる長円形の施錠孔25,25が設けら施錠孔の長円は長手方向が底面22に対して平行方向にする。また、施錠孔25を備えた1組の向かい合う板状壁面21,21の夫々からは底面22を超えて延長した1対の突起を固定子回転制動爪23,23として、前記の施錠孔25を持たない板状壁面が接する底面22の1辺に寄せて設ける。
ここで、更に固定子20は、
底面22の各辺から立ち上がった夫々の板状壁面の高さが、盗難防止対象機器に装着固定された後に作業工具などによる窃盗或いは破壊行為によりもぎ取られるのを防ぐためには極力短いことが必要であり、例えば、その高さは施錠孔の非長手方向寸法と固定ネジ50のネジ頭の高さと前記板状側面や施錠孔が容易に変形しないために必要な施錠孔25から前記板状側面21の開放端までの寸法との和として施錠孔の非長手方向寸法の3乃至4倍程度に抑えることができるので好ましい。
ここで挿入子30は、
前記固定子20の開放面を囲む板状側面の内側に隙間無く挿入できる天板32の向かい合う1対の縁から垂直に立ち下がった1組の板状側面31,31が設けられ、板状側面31,31と天板32は挿入子を固定子に完全に挿し込んだときに固定子に設けられた施錠孔25,25より奥に位置する。
実施例2の盗難防止具を盗難防止対象機器に装着固定するには、先ず盗難防止対象機器の筐体100の外周に在るタップ孔に固定したネジの1つを固定ネジ50として選び、この固定ネジ50を一旦外して本考案の盗難防止具の固定子30を底面22に設けられたネジ孔26に貫通させて筐体100の該当するタップ孔に留め戻すが、固定ネジ50は盗難防止対象機器の天蓋115を前記筐体100に固定している天蓋110の折り曲げ部115に設けられた孔116を貫通して筐体110のタップ孔106にねじ込まれたネジを用いると固定子装着固定後は天蓋110を筐体100から外すことができずに、盗難防止対象機器の盗難と同時にその内部の部品の盗難や破壊の防止に対応できて好ましい。
また、固定子20を天蓋110の折り曲げ部115に装着固定する場合、1対の固定子回転制動爪23,23が共に天蓋110の折り曲げ部115の縁に掛かるように固定子20の底面22の位置を調節してねじ50を締めると固定子20を外部から捻ってネジ50緩めることができなくなり都合が良い。ネジ孔26を長円形にするとこの位置調節が容易になる。
次に固定子20の開放面から挿入子30の板状側面31,31を挿入子30の天板32が固定子20の施錠孔25,25より底面22側の位置になるまで挿入し、施錠孔25,25と共に鋼索160の一端に楕円圧着管160などを用いて形成した環状部に南京錠150のツル155を通し、或いは施錠孔25,25に鋼索自体を貫通させて施錠することで以後は固定ネジ50を盗難防止具10の外部から捻回操作不可能にする。鋼索160は容易に移動できない卓の脚部200や建物に設えた環などに係縛することで盗難防止対象危機を盗難が防止できることになる。
ここで固定子20を筐体100に装着固定後、施錠までの間の挿入子30が紛失する可能性が在るが紛失を防止するために、実施例1と同様に固定子20と挿入子30とを紛失防止紐40で連結できるように固定子20に紐を挿入する溝27と紐溜まり孔28とを、また挿入子30に紐を挿入する溝37と紐溜まり孔38とを設け、例えばボールチェインなどを盗難防止紐40として用いて実施例1における図5(B)のように連結してもよい。
10 盗難防止具
20 固定子
21 固定子の側面板
22 固定子の底面板
23 固定子の回転制動爪
25 固定子の施錠孔
26 固定子の固定孔
27 挿入子紛失防止紐挿入溝
28 挿入子紛失防止紐溜り孔
30 挿入子
31 挿入子の側面板
32 挿入子の天板部
35 挿入子の施錠孔
37 挿入子紛失防止紐挿入溝
38 挿入子紛失防止紐溜り孔
40 挿入子紛失防止紐(ボールチェイン)
50 盗難防止対象機器の天蓋(トップカバー)固定ネジ
100 コンピュータや事務機器など盗難防止対象機器の筐体
105 コンピュータや事務機器など盗難防止対象機器の前面パネル
110 コンピュータや事務機器など盗難防止対象機器の天蓋
115 コンピュータや事務機器など盗難防止対象機器の天蓋の折り曲げ部
150 南京錠
155 南京錠のツル
160 鋼索
165 楕円圧着管
200 卓脚部

Claims (3)

  1. 例えばコンピュータのカバーなどを固定するために用いられたネジを用いて装着し、そのネジをネジ形状に拘わりなく捻回操作できなくすることで盗難を防止する盗難防止具において、
    両側面に施錠孔を備え、底面に盗難防止対象機器に固定するための固定ネジが貫通するネジ孔を備えた天部開放箱状の固定子と、固定子の開放面に隙間無く挿入できる天板の向かい合う1対の縁から垂直に立ち下がった1組の板状側面を備えた挿入子とから成り、挿入子を固定子に挿入した後は挿入子の天板部が固定ネジの上部を塞ぐことで該固定ネジを緩め得なくできることを特徴とする盗難防止具。
  2. 施錠孔に錠前のツル或いは鋼索を貫通させることで挿入子を固定子から抜き出せなくすることを特徴とする請求項1の盗難防止具。
  3. 盗難防止具の底面裏側に突起を設けることで盗難防止対象機器に装着固定した盗難防止具を捻れなくして前記固定ネジが緩めるられることを防止することを特徴とする請求項1並びに請求項2の盗難防止具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015012420A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 東日本旅客鉄道株式会社 屋外設置機器の盗難防止器

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