JP5026349B2 - 配線ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、建物内に設けられた固定用ボルトに対しビスにより固定される配線ボックスに関する。
一般に、軽量間仕切壁は、所定間隔をおいて立設された複数の軽量形鋼材の前後両側から軽量形鋼材を挟むように壁材が立設されて形成される。そして、この軽量間仕切壁において、隣り合う軽量形鋼材の間に位置する壁面に配線器具を設置する場合には配線ボックスが用いられるとともに、この配線ボックスは、隣り合う軽量形鋼材間に架設された(建物内に設けられた)固定用ボルトに固定される(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1には、配線ボックス(特許文献1にはアウトレットボックスと記載)に取り付けたアウトレットボックス取付金具(以下、単に取付金具と記載)を用いて配線ボックスを固定用ボルトに固定する技術が開示されている。特許文献1に開示の取付金具は、凹状の押え面を有する押え片を有し、この押え片の一端には連結片が設けられるとともに、連結片の先端には圧着掛止片が形成されている。また、押え片の他端には弾圧押え片が設けられるとともに、この弾圧押え片にはネジ孔が形成されている。
そして、圧着掛止片を配線ボックスの底壁に形成された透孔から配線ボックス内に挿入するとともに、底壁の内面に圧着掛止片を圧止させ、取付金具を配線ボックスの底壁に取り付ける。次に、固定用ボルトを押え片内に収納し、ネジ孔に挿通された締付ネジにより弾圧押え片を底壁にネジ止めすることにより、配線ボックスが固定用ボルトに固定される。
また、特許文献2には、配線ボックスに取り付けた止着具を用いて配線ボックスを固定用ボルトに固定する技術が開示されている。特許文献2に開示の止着具は、板状をなすとともに、一端に配線ボックスの底壁に予め形成された一対の連結孔のうちの一方の連結孔に挿入される係止端部を有し、他端に他方の連結孔に止着ネジをネジ止めするためのネジ孔を有するものである。また、止着具には、固定用ボルトのネジ山に係止する係止爪片が形成されている。
そして、止着具の係止端部を配線ボックスの一方の連結孔に係止させるとともに、止着具を配線ボックスに取り付ける。その後、固定用ボルトを配線ボックスの外側面と止着具との間に挟持するようにしながらネジ孔に止着ネジを挿通し、この止着ネジを他方の連結孔にネジ止めする。すると、止着具は、固定用ボルトを配線ボックスの外側面に圧着させるとともに、係止爪片が固定用ボルトのネジ山に係止するため、配線ボックスが固定用ボルトに固定される。
しかし、特許文献1及び特許文献2において、配線ボックスを固定用ボルトに固定するために取付金具及び止着具を必要とし、これら取付金具及び止着具はいずれも配線ボックスの外面に取り付けられる。このため、固定用ボルトに配線ボックスを固定するために配線ボックスの外郭が大きくなってしまう。そして、最近では、軽量間仕切壁の厚みが薄くなる傾向にあるため、配線ボックスから取付金具や止着具が突出していると、配線ボックスを軽量間仕切壁内(対向する壁材の間)に収容することができなくなってしまう。そこで、特許文献3には、配線ボックスの外郭を大きくせずに配線ボックスを固定用ボルトに固定可能とする技術が開示されている。
特許文献3の配線ボックス(特許文献3にはボックスと開示)は、固定用ボルトがボックス内を貫通するように、側壁に対向して穿設される棒材挿通孔を備えるとともに、ボックス内を貫通する固定用ボルト(棒材)の固定手段を備えるものである。具体的には、特許文献3のボックスの対向する側壁において、棒材挿通孔は側壁を切り起こして形成され、この切り起こした部位により舌片が形成されている。また、舌片にはネジ孔が形成されている。そして、棒材挿通孔に固定用ボルトを挿通し、配線ボックスを固定用ボルトに支持させた後、ネジ孔にビスを螺進させ、ビスの先端面を固定用ボルトの外面に押圧させる。すると、固定用ボルトがビスの先端面と棒材挿通孔の周縁とで挟持されて配線ボックスが固定用ボルトに固定される。
実開昭52−85198号公報 実開平5−95130号公報 特開平3−112312号公報
ところで、特許文献3の配線ボックスにおいて、舌片は側壁の一部を切り起こして形成されており、舌片は、配線ボックス内を貫通する固定用ボルトの軸方向に沿って延びている。このため、配線ボックスを固定用ボルトに固定するために、ネジ孔にビスを螺進させたとき、ビスの先端面は固定用ボルトの外面を押圧するだけであり、このビスの先端面と棒材挿通孔の周縁とで固定用ボルトを挟持することだけで行われる。このため、固定用ボルトの振動等により、ビスによる固定用ボルトの押圧状態が解除され、配線ボックスが固定用ボルトから外れてしまう虞がある。また、棒材挿通孔は、側壁に舌片を切り起こして形成されているため、棒材挿通孔への固定用ボルトの挿通は、固定用ボルトを軽量形鋼材に架設する前に行わなければならない。よって、配線ボックスの固定用ボルトへの固定作業を行うタイミングが限られてしまう。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、固定用ボルトに対して配線ボックスを強固に固定することができるとともに、所望するタイミングで配線ボックスを固定用ボルトに固定可能とする配線ボックスを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、建物内に設けられた固定用ボルトに対しビスにより固定される配線ボックスであって、底壁と、該底壁の周縁から立設された側壁とから前面に開口する有底箱状に形成されたボックス本体を備え、該ボックス本体には前記底壁の外面側から前記ボックス本体の内側に向けて凹み、かつ対向する一対の側壁間を横断するように延びるボルト収納溝が形成されており、前記ボルト収納溝は、前記底壁からボックス本体の内側に向けて膨出形成された溝形成壁によって囲まれた空間よりなるとともに前記ボックス本体の外側に向けて開口するように形成され、前記ボルト収納溝は、該ボルト収納溝に収納された前記固定用ボルトの周面と該周面に対向する前記溝形成壁の壁面との間に前記ビスの直径より狭いビス螺入空間を形成する幅を有し、さらに、前記溝形成壁には前記ボックス本体の開口側から前記ビス螺入空間へビスを螺入させるビス孔が形成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配線ボックスにおいて、前記溝形成壁の壁面における前記ボルト収納溝の開口側には、該ボルト収納溝に収納された固定用ボルトの周面に係合するボルト係合部が形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の配線ボックスにおいて、前記ボルト係合部は、前記溝形成壁の壁面における上部から下方へ向けて突設されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の配線ボックスにおいて、前記溝形成壁には、前記ビス孔に前記ビスの先端部を保持させながら該ビスを立設させるためのビス保持部が設けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の配線ボックスにおいて、前記ボックス本体の前面側には配線ボックス用カバーが取り付けられるとともに、前記配線ボックス用カバーには、前記ボックス本体内を前面に臨ませるカバー開口部が形成され、前記ビス孔は前記カバー開口部と対向する位置に形成されていることを要旨とする。
本発明によれば、固定用ボルトに対して配線ボックスを強固に固定することができるとともに、所望するタイミングで配線ボックスを固定用ボルトに固定可能とする。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。以下の説明において配線ボックス及び軽量形鋼材の「上」「下」は、図1に示す矢印Y1の方向を上下方向とし、「左」「右」は、図1に示す矢印Y2の方向を左右方向とする。
図1に示すように、配線ボックス10は軽量間仕切壁K(図6参照)に配線器具(図示せず)を設置するため、軽量間仕切壁Kに設置されるものである。なお、軽量形鋼材Pは、薄鋼板からなり、軽量形鋼材Pの立設方向に対して直交する方向への平断面視が略C字状をなすC型鋼である。そして、隣り合う軽量形鋼材Pの間には、配線ボックス10を固定するための固定用ボルトBが架設されている。すなわち、建物内には、固定用ボルトBが軽量形鋼材Pに設けられている。なお、図6に示すように、軽量間仕切壁Kは、所定間隔をおいて立設された複数の軽量形鋼材Pの前後両側から軽量形鋼材Pを挟むように壁材Kaが立設されて形成される。
図1に示すように、配線ボックス10は合成樹脂材料よりなり、前面に開口する有底四角箱状に形成されたボックス本体11を備えている。ボックス本体11は、四角板状をなす底壁12と、底壁12の周縁から立設された側壁としての上側壁13、下側壁14、左側壁15、及び右側壁16とから形成されている。上側壁13、下側壁14、左側壁15、及び右側壁16それぞれは矩形板状に形成されている。
また、ボックス本体11内には、ボス部17が形成されるとともにボス部17それぞれにはボックス本体11の開口側に向けて開口するねじ孔17aが形成されている。ねじ孔17aには、配線ボックス用カバー30を配線ボックス10の開口側に取り付ける取付ねじ18が螺合可能になっている。
なお、配線ボックス用カバー30は合成樹脂材料により四角枠状に形成されるとともに、中央部には上下方向へ細長に延びるカバー開口部31が形成されている。配線ボックス用カバー30の四隅それぞれには取付孔34が配線ボックス用カバー30を厚み方向に貫通して形成されるとともに各取付孔34には取付ねじ18が挿通可能になっている。そして、図5に示すように、配線ボックス用カバー30の取付孔34に挿通した取付ねじ18を、配線ボックス10のねじ孔17aに螺入して配線ボックス10の開口側に配線ボックス用カバー30が取り付けられている。
図1に示すように、ボックス本体11において、底壁12の中央部には、底壁12の一部をボックス本体11の内側に向けて膨出させてなる溝形成壁20が形成されている。図2に示すように、溝形成壁20は、底壁12の中央部における左右方向の全体が、底壁12の外面側からボックス本体11の内側に向けて凹むように形成されている。図3に示すように、溝形成壁20の長さ方向(左右方向)の両端側に位置し、かつ溝形成壁20を挟むように対向する左側壁15及び右側壁16は、溝形成壁20に囲まれる領域を各側壁15,16からボックス本体11の外側に開口させるように切り欠かれている。そして、図2及び図3に示すように、溝形成壁20によって囲まれた空間は、固定用ボルトBの長さ方向の一部を収容し、かつ固定用ボルトBの周方向全体を収納可能とするボルト収納溝21を形成している。ボルト収納溝21は、ボックス本体11の左右方向全体に亘って延びているとともに、ボックス本体11の外側に向けて開口するように形成されている。
図1に示すように、溝形成壁20の下部において、溝形成壁20の長さ方向両側の位置それぞれには円孔状のビス孔24が形成されるとともに、図6に示すように、各ビス孔24それぞれは溝形成壁20によって囲まれた空間、すなわちボルト収納溝21に向けて開口している。そして、ビス孔24それぞれには、配線ボックス10を固定用ボルトBに固定するためのビス25が強制螺入されるようになっている。ビス孔24の直径は、ビス25のネジ山25aにおける直径N(図6参照)より小さく形成されている。また、ビス孔24の位置は、配線ボックス10に配線ボックス用カバー30が取り付けられたとき、ビス孔24がカバー開口部31から配線ボックス10外に臨むようにカバー開口部31と対向する位置に形成されている。図4に示すように、配線ボックス10の未使用時、ビス孔24にはビス25の先端部が強制螺入されるとともに、ビス25がビス孔24に保持されている。そして、ビス孔24は、ビス孔24にビス25の先端部を保持させながらビス25を立設させるためのビス保持部を形成している。
また、図3に示すように、溝形成壁20の壁面において、ビス孔24へのビス25の螺入方向に沿ったビス孔24の延長線上それぞれにはガイド溝20aが、ビス孔24へのビス25の螺入方向に沿って延びるように凹設されている。ガイド溝20aは、溝形成壁20(ボルト収納溝21)の長さ方向に直交する方向へ延びるように形成されている。
溝形成壁20の上部壁面におけるボルト収納溝21の底壁12への開口側であって、溝形成壁20の長さ方向(左右方向)の両側にはボルト係合部22が下方へ向けて突設されている。ボルト係合部22の先端(下端)と、この先端に対向する溝形成壁20の壁面との間の長さ、すなわち、溝形成壁20の上下方向への開口幅は、固定用ボルトBの直径より大きくなっている。そして、ボルト収納溝21には、固定用ボルトBを底壁12の外面側から挿入可能に形成されている。
また、図6に示すように、ボルト収納溝21において、ガイド溝20aの内底面と、この内底面に対向する溝形成壁20の上部壁面との間での幅W1は、固定用ボルトBの直径より長くなっている。そして、ボルト収納溝21は、ボルト収納溝21内に収納された固定用ボルトBの周面と、この周面に対向するガイド溝20aの内底面との間にビス25の直径Nより狭いビス螺入空間Sを形成する幅W1を有している。また、固定用ボルトBの周面と、ガイド溝20aの内底面との間の幅、すなわちビス螺入空間Sの幅W2は、ビス25のネジ山25aにおける直径Nより狭くなっている。
次に、上記構成の配線ボックス10を固定用ボルトBに固定する方法について説明する。なお、図4に示すように、配線ボックス10には配線ボックス用カバー30が予め取り付けられているとともに、ビス25はビス孔24に保持されているものとする。まず、図5に示すように、底壁12の外面側からボルト収納溝21に固定用ボルトBを収納する。すると、配線ボックス10内を固定用ボルトBが左右方向へ横断するように固定用ボルトBがボルト収納溝21に収納されるとともに、この固定用ボルトBの周面に溝形成壁20の上部壁面が支持される。このとき、図6に示すように、一対のボルト係合部22が、ボルト収納溝21に収納された固定用ボルトBの左右両側の周面に係合する。
次に、配線ボックス用カバー30のカバー開口部31からボックス本体11外へ臨むビス25それぞれをビス孔24に対して螺進させ、ビス25をビス螺入空間Sに螺入させる。このとき、ビス螺入空間Sの幅W2は、ビス25のネジ山25aにおける直径Nより狭くなっているため、ビス25がビス螺入空間Sに螺入されると、ネジ山25aが固定用ボルトBの周面に圧接しつつ、ガイド溝20aの内面に食い込みながら螺進していく。そして、ビス螺入空間Sへのビス25の螺入が完了するとビス25のネジ山25aが固定用ボルトBの周面及びガイド溝20aの内面に係合するとともに、ビス25と溝形成壁20の壁面との間に固定用ボルトBが挟持される。その結果、配線ボックス10が固定用ボルトBに固定される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ボックス本体11の底壁12側には、ボックス本体11の内側に向けて凹む溝形成壁20が形成されるとともに、この溝形成壁20によって囲まれた空間によりボルト収納溝21が形成されている。そして、ボルト収納溝21に固定用ボルトBを収納した状態で、固定用ボルトBの周面と溝形成壁20の壁面(ガイド溝20aの内底面)との間にビス螺入空間Sが形成されるとともに、ビス螺入空間Sの幅W2がビス25の直径Nより狭くなっている。さらに、溝形成壁20には、ボックス本体11の開口側からビス螺入空間Sへビス25を螺入させるビス孔24が形成されている。そして、ビス孔24からビス螺入空間Sにビス25を螺入すると、ビス25のネジ山25aを固定用ボルトBの周面と溝形成壁20の壁面(ガイド溝20aの内面)に係合させることができる。よって、背景技術のように、固定用ボルトBをビス25の先端で配線ボックス10の外面に押し付けて配線ボックス10を固定用ボルトBに固定する場合に比して、配線ボックス10を固定用ボルトBに強固に固定することができ、配線ボックス10が固定用ボルトBを中心に回転することを防止することができる。
(2)ボルト収納溝21は、ボックス本体11の外側に向けて開口するとともに、溝形成壁20はボックス本体11内に向けて凹むように形成されている。また、ビス孔24は、ボックス本体11の開口側からビス25を螺入可能に形成されている。このため、軽量形鋼材P間に架設された固定用ボルトBに対し、固定用ボルトBより前側からボルト収納溝21に固定用ボルトBを収納することができる。よって、軽量形鋼材Pに固定用ボルトBが架設された後でも、配線ボックス10の固定用ボルトBへの固定作業を行うことができる。また、固定用ボルトBの裏側に壁材Kaが立設されていても、配線ボックス10の裏側からビス25を螺入する作業等を行う必要がないため、固定用ボルトBの裏側に壁材Kaが立設された後であっても配線ボックス10を固定用ボルトBに固定することができる。したがって、本実施形態の配線ボックス10によれば、配線ボックス10の固定用ボルトBへの固定作業のタイミングが限られず、所望するタイミングで配線ボックス10を固定用ボルトBに固定することができる。
(3)固定用ボルトBは、ボルト収納溝21内に収納されるとともにボックス本体11の開口側からビス螺入空間Sに螺入されるビス25によってボルト収納溝21内に固定される。よって、配線ボックス10を固定用ボルトBに固定するために、配線ボックス10から突出する部品は使用しないため、固定用ボルトBへの固定のために配線ボックス10の外郭が大きくなることを防止することができ、厚みの薄い軽量間仕切壁Kでも配線ボックス10を設置することができる。
(4)溝形成壁20の壁面において、ボルト収納溝21の開口側には、溝形成壁20の上部壁面から下方へ向けて突出するボルト係合部22が形成されている。そして、ボルト収納溝21に固定用ボルトBが収納された状態では、ボルト係合部22が固定用ボルトBの周面に係合するため、ボルト収納溝21からの固定用ボルトBの抜脱を防止することができる。したがって、配線ボックス10を固定用ボルトBに支持させた状態で、ビス25のビス螺入空間Sへの螺入作業を行うことができる。
(5)配線ボックス10の未使用状態では、ビス25は先端部がビス孔24に強制螺入されてビス孔24に保持され、配線ボックス10にビス25が一体化されている。このため、配線ボックス10の使用時には、ビス孔24に保持されたビス25をそのままビス孔24に螺入させて固定用ボルトBへの配線ボックス10の固定作業を行うことができる。よって、配線ボックス10を固定用ボルトBに固定する際に、配線ボックス10とは別体のビス25を準備する場合に比して配線ボックス10の固定作業の作業性を向上させることができる。
(6)ビス孔24は、配線ボックス10に配線ボックス用カバー30を取り付けた状態において、配線ボックス用カバー30のカバー開口部31から前面側に臨む位置に形成されている。このため、配線ボックス10に配線ボックス用カバー30を取り付けた状態で、カバー開口部31からビス25の螺入作業を行うことができる。よって、ビス25をビス孔24に螺進させるだけで、固定用ボルトBに配線ボックス用カバー30が取り付けられた配線ボックス10を取り付けることができる。
(7)溝形成壁20の壁面であって、ビス孔24へのビス25の螺入方向の延長線上にはガイド溝20aが形成されるとともに、ガイド溝20aは溝形成壁20の長さ方向に直交する方向へ延びるように形成されている。ビス25が固定用ボルトBに対し斜めに延びるようにビス孔24に螺入されると、ビス25の固定用ボルトBに対する係合力が低下して好ましくない。よって、ガイド溝20aにより、ビス孔24に挿通されたビス25を固定用ボルトBに対し直交するように螺進させることができ、ビス25の固定用ボルトBに対する係合力を低下させずに配線ボックス10を固定用ボルトBに固定することができる。
(8)溝形成壁20は、底壁12の一部がボックス本体11の内側に膨出するように形成されている。このため、ボルト収納溝21に固定用ボルトBを収納したとき、溝形成壁20によって固定用ボルトBを覆い、固定用ボルトBがボックス本体11内に露出することがない。よって、配線ボックス10内に引き込まれたケーブルや配線器具が固定用ボルトBに接触することを防止することができる。
(9)溝形成壁20の上部壁面を固定用ボルトBの周面に支持させたとき、固定用ボルトBの下端側周面と溝形成壁20の壁面(ガイド溝20aの内底面)との間にビス螺入空間Sが形成される。すなわち、ボルト収納溝21の下側の位置にビス螺入空間Sが形成される。そして、このビス螺入空間Sに対向するように溝形成壁20の下部にビス孔24が形成されている。したがって、固定用ボルトBの周面に配線ボックス10を支持させた状態でビス25の螺入作業を行うことができる。例えば、ビス孔24が溝形成壁20の上部に形成されていると、固定用ボルトBをボルト収納溝21内に収納し、配線ボックス10を持ち上げてビス螺入空間Sを形成しなければならないため、ビス孔24を溝形成壁20の下部に形成することで、配線ボックス10の固定作業を容易に行うことができる。
(10)ボルト収納溝21は、配線ボックス10の成形時に、ボックス本体11の底壁12側に溝形成壁20を成形することで形成されている。よって、配線ボックス10の成形後に、固定用ボルトBをボックス本体11内に収納可能とするためにボックス本体11を加工する必要がなく、固定用ボルトBに固定可能とする配線ボックス10の製作を容易とすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ ビス孔24を溝形成壁20の上部に形成し、ボルト収納溝21に固定用ボルトBが収納された状態において、溝形成壁20の上部壁面と固定用ボルトBの周面との間にビス螺入空間Sが形成されてもよい。
○ 配線ボックス用カバー30が配線ボックス10に取り付けられた状態において、ビス孔24はカバー開口部31と対向する位置に形成されていなくてもよい。
○ ビス25はビス孔24に予め保持されていなくてもよい。又は、ビス孔24以外の底壁12にビス25が保持されていてもよい。
○ ボルト係合部22は無くてもよい。
○ 造営材としての木柱に架設された固定用ボルトBに配線ボックス10を固定してもよい。
○ 天井から吊り下げられて建物内に設けられた固定用ボルトとしての吊りボルトに配線ボックス10を固定してもよい。
配線ボックス、配線ボックス用カバー、固定用ボルト及び軽量形鋼材を示す斜視図。 配線ボックスを示す図1の2−2線断面図。 配線ボックスの底壁側を示す斜視図。 配線ボックスに配線ボックス用カバーを取り付けた状態を示す斜視図。 配線ボックスを固定用ボルトに支持させた状態を示す正面図。 配線ボックスを固定用ボルトに固定した状態を示す図5の6−6線断面図。
符号の説明
B…固定用ボルト、N…直径、P…造営材としての軽量形鋼材、W1…幅、S…ビス螺入空間、10…配線ボックス、11…ボックス本体、12…底壁、13…側壁としての上側壁、14…側壁としての下側壁、15…側壁としての左側壁、16…側壁としての右側壁、20…溝形成壁、21…ボルト収納溝、22…ボルト係合部、24…ビス保持部を形成するビス孔、25…ビス、30…配線ボックス用カバー、31…カバー開口部。

Claims (5)

  1. 建物内に設けらた固定用ボルトに対しビスにより固定される配線ボックスであって、
    底壁と、該底壁の周縁から立設された側壁とから前面に開口する有底箱状に形成されたボックス本体を備え、該ボックス本体には前記底壁の外面側から前記ボックス本体の内側に向けて凹み、かつ対向する一対の側壁間を横断するように延びるボルト収納溝が形成されており、
    前記ボルト収納溝は、前記底壁からボックス本体の内側に向けて膨出形成された溝形成壁によって囲まれた空間よりなるとともに前記ボックス本体の外側に向けて開口するように形成され、前記ボルト収納溝は、該ボルト収納溝に収納された前記固定用ボルトの周面と該周面に対向する前記溝形成壁の壁面との間に前記ビスの直径より狭いビス螺入空間を形成する幅を有し、さらに、前記溝形成壁には前記ボックス本体の開口側から前記ビス螺入空間へビスを螺入させるビス孔が形成されている配線ボックス。
  2. 前記溝形成壁の壁面における前記ボルト収納溝の開口側には、該ボルト収納溝に収納された固定用ボルトの周面に係合するボルト係合部が形成されている請求項1に記載の配線ボックス。
  3. 前記ボルト係合部は、前記溝形成壁の壁面における上部から下方へ向けて突設されている請求項2に記載の配線ボックス。
  4. 前記溝形成壁には、前記ビス孔に前記ビスの先端部を保持させながら該ビスを立設させるためのビス保持部が設けられている請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の配線ボックス。
  5. 前記ボックス本体の前面側には配線ボックス用カバーが取り付けられるとともに、前記配線ボックス用カバーには、前記ボックス本体内を前面に臨ませるカバー開口部が形成され、前記ビス孔は前記カバー開口部と対向する位置に形成されている請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の配線ボックス。
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