JP2008092645A - 配設体固定補助具、配設体固定装置及び配設体の取り付け方法 - Google Patents

配設体固定補助具、配設体固定装置及び配設体の取り付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配設体を軽量形鋼材の所定位置に取り付ける作業を容易に行うことができる配設体固定補助具、配設体固定装置及び配設体の取り付け方法を提供する。
【解決手段】補助具30は、補助具本体31を備え、該補助具本体31には配線ボックス10と係合可能な係合孔を形成した。補助具本体31には、軽量形鋼材Pに磁着可能な磁石を配設した。そして、補助具30は、配線ボックス10と係合した状態で備える磁石によって軽量形鋼材Pの側板部Pcに補助具本体31を磁着させるとともに、軽量形鋼材Pの側壁であるリップ部Pdに当接するように配線ボックス10を仮固定するようにした。このため、補助具30(磁石)で配線ボックス10を仮固定するため、該配線ボックス10を軽量形鋼材Pの所定位置に容易に固定することができるようになる。
【選択図】図7

Description

本発明は、軽量形鋼材に配設体を固定する際に使用する配設体固定補助具、配設体固定装置及び配設体の取り付け方法に関する。
軽量間仕切壁は、間隔をおいて立設された複数の軽量形鋼材を挟むように壁材が立設されて構築されるものである。この軽量間仕切壁を構築するには、まず、略コ字状をなす長尺状のランナーを、天井と床のそれぞれに該ランナーの開口が互いに対向するように固定する。次に、上下両ランナーの内側に各軽量形鋼材の上下両端部をそれぞれ差し込み、次いで、立設される壁材に合わせて軽量形鋼材をランナーの長さ方向へスライド移動させて位置調整し、その調整された位置で壁材を軽量形鋼材及びランナーに固定することにより、軽量間仕切壁が構築される。
上記軽量間仕切壁内には、該軽量間仕切壁に設置される配線器具を収容する配線ボックス、配線ボックスを軽量形鋼材に取り付けるためのボックス固定具、配管・ケーブル類といった長尺物を軽量形鋼材に沿わせて配設するための長尺物保持具といった各種配設体が配設されるようになっている。例えば、前記軽量形鋼材への配線器具の設置は、壁材の立設前に前記軽量形鋼材に配線ボックスを取り付けておき、軽量間仕切壁の構築後に、該軽量間仕切壁の表側から前記壁材に穿設して前記配設体を軽量間仕切壁の表側から臨ませ、さらに、穿孔から前記配設体に配線器具を収容(ケーブルなどを支持)することで行われる。また、配線ボックスは、前面に開口部を有する有底四角箱状に形成されており、前記穿孔が壁材に穿設されたとき、前記開口部が穿孔を介して軽量間仕切壁の表側に臨むように軽量形鋼材に取り付けられている。また、配線器具の設置時、該配線器具が配線ボックス内へ収容されるようにするため、配線ボックスはその開口部が壁材の裏面の直近に位置するように軽量形鋼材に取り付けられる。このため、軽量形鋼材への配線ボックスの取付は、該配線ボックスの開口面が、軽量形鋼材において壁材の裏面に臨む壁部の外壁面(以下、前面とする)と同一平面上に位置するように軽量形鋼材に取り付けられる。
この取付作業は、配線ボックスの側壁を軽量形鋼材の壁部に当接させ、配線ボックスの側壁を貫通させたねじを軽量形鋼材に強制的に螺入して行われる。そして、特許文献1には、配線ボックスの開口面と、軽量形鋼材の前面とを同一平面上に位置させることを容易とする配線ボックスが開示されている。すなわち、特許文献1に開示された配線ボックスは、軽量形鋼材への取付の際、該軽量形鋼材に当接する側壁(当接部)の端面に一対の係合突片(係合突部)が設けられている。この係合突片は、前記側壁(当接部)を軽量形鋼材の壁部に当接させたときに軽量形鋼材のコーナ角部に係合し、この係合により配線ボックスの開口面を、軽量形鋼材の前面と同一平面上に位置させるようになっている。そして、係合突片を用いて配線ボックスの開口面を、軽量形鋼材の前面と同一平面上に位置させた状態で、配線ボックスの軽量形鋼材への取付作業が行われるようになっている。
特開平11−275732号公報
ところが、特許文献1の配線ボックスにおける係合突片は、側壁から外方へ僅かに突出し、コーナ角部のみに係合可能な構成であるため、係合突片による軽量形鋼材に対する係合が不安定であった。また、配線ボックスが係合突片を備えた構成であっても、軽量形鋼材は金属製であるため、配線ボックスは軽量形鋼材に対して滑りやすい。このため、配線ボックスを軽量形鋼材に取り付ける際に、配線ボックスが位置ずれしやすく、配線ボックスの開口面が軽量形鋼材の前面と同一平面上に位置するように取り付ける作業が行いにくいという問題があった。また、軽量間仕切壁の施工上、軽量形鋼材は壁材と固定されるまでランナーに沿って移動可能となっている。このため、ねじを軽量形鋼材に螺入するために、該ねじを軽量形鋼材に押し付けたとき軽量形鋼材がランナーに沿って移動してしまうことがあり、配線ボックスの開口面を軽量形鋼材の前面と同一平面上に位置するように取り付ける作業が非常に行いにくいという問題があった。また、サドルや配線ボックスの固定具においても、これらを所定の位置に取り付ける作業が非常に行いにくいという問題があった。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、配設体を軽量形鋼材の所定位置に取り付ける作業を容易に行うことができる配設体固定補助具、配設体固定装置及び配設体の取り付け方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、複数の軽量形鋼材を間隔をあけて立設し、前記軽量形鋼材を挟むように壁材を設けてなる軽量間仕切壁における前記軽量形鋼材に対して配設体を固定部材により固定する際に使用する配設体固定補助具であって、前記配設体と係合可能な係合部を有する補助具本体と、前記補助具本体を前記軽量形鋼材に磁着させる磁石と、を備え、前記配設体を、前記補助具本体の前記係合部に係合させるとともに前記補助具本体を前記軽量形鋼材に磁着させることにより、前記軽量形鋼材の壁部に前記配設体を当接させた状態で仮固定することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配設体固定補助具において、前記補助具本体は、前記軽量形鋼材の壁部に対する前記配設体の取付位置を位置合わせする位置合わせ部を有し、前記位置合わせ部は、前記補助具本体に前記配設体を係合させた状態において該配設体の外方に突出し、かつ前記軽量形鋼材において前記配設体を当接させる前記壁部に連設された連設壁部に当接する当接面を有した突出片状に形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の配設体固定補助具において、前記位置合わせ部は、前記配設体に形成された前記固定部材を挿通する挿通孔を、C型鋼材からなる前記軽量形鋼材のリップ部をなす前記壁部に位置合わせすることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の配設体固定補助具において、前記磁石は、前記位置合わせ部に装着されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の配設体固定補助具において、前記係合部は、前記軽量形鋼材において前記配設体が当接される前記壁部に連設された連設壁部に当接するように前記配設体の外方に突出形成された突出部と係合し、該突出部に係合した状態で、前記補助具本体を磁着させることにより、前記突出部を前記連設壁部に当接させた状態で支持することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の配設体固定補助具において、前記係合部は、前記配設体が前記軽量形鋼材に固定された後、前記補助具本体を前記軽量形鋼材から取り外す際に係合されている前記突出部を前記配設体から除去する除去部を兼用していることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の配設体固定補助具において、前記補助具本体は、該本体を前記軽量形鋼材から取り外す際に作業者が把持可能な把持部を有することを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の配設体固定補助具において、前記把持部は、前記補助具本体が前記軽量形鋼材に磁着された状態において、該補助具本体が前記壁部に対向する対向壁部側まで延びる長さとなるように形成されていることによって構成されることを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の配設体固定補助具において、側壁によって囲み形成される開口部が前面に形成されたボックス本体を有する前記配設体としての配線ボックスを前記軽量形鋼材に固定する際に使用されることを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の配設体固定補助具において、前記位置合わせ部は、前記配線ボックスにおける前記開口部の形成面と、前記軽量形鋼材において前記配設体が当接される前記壁部に連設された連設壁部の形成面とを同一面に位置合わせすることを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の配設体固定補助具において、側壁によって囲み形成される開口部が前面に形成されたボックス本体を有する配線ボックスを固定する配設体としてのボックス固定具を前記軽量形鋼材に固定する際に使用されることを要旨とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の配設体固定補助具において、配線又は配管材を固定する配設体としての固定具を前記軽量形鋼材に固定する際に使用されることを要旨とする。
請求項13記載の発明は、複数の軽量形鋼材を間隔をあけて立設し、前記軽量形鋼材を挟むように壁材を設けてなる軽量間仕切壁における前記軽量形鋼材に対して配設体を固定部材により固定する際に使用する配設体固定装置であって、前記配設体と係合可能な係合部を有する固定補助具と、前記固定補助具を前記軽量形鋼材に磁着させる磁石と、を備え、前記固定補助具は、前記軽量形鋼材の壁部に対する前記配設体の取付位置を位置合わせする位置合わせ部を有し、前記磁石は、前記固定補助具に装着され、前記配設体を、前記固定補助具の前記係合部に係合させるとともに前記配設体又は前記固定補助具を磁着させることにより、前記軽量形鋼材の壁部に当接させた状態で仮固定し、その後に前記固定部材により前記壁部に固定することを要旨とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の配設体固定補助具において、前記位置合わせ部は、前記配設体に形成された前記固定部材を挿通する挿通孔を、前記軽量形鋼材のリップ部をなす前記壁部に位置合わせすることを要旨とする。
請求項15に記載の発明は、複数の軽量形鋼材を間隔をあけて立設し、前記軽量形鋼材を挟むように壁材を設けてなる軽量間仕切壁における前記軽量形鋼材に対して配設体を固定部材により取り付け固定する前記配設体の取り付け方法であって、前記軽量形鋼材に前記配設体を仮固定する固定補助具の係合部に前記配設体を係合することにより前記固定補助具に対して前記配設体を取着し、その取着状態を維持しながら前記固定補助具に設けた磁石によって前記軽量形鋼材に磁着することにより、前記配設体が前記軽量形鋼材の壁部に当接し、かつ前記固定補助具が前記軽量形鋼材の前記壁部に連設された連設壁部に当接するよう位置合わせして前記配設体を前記壁部に仮固定し、その後に前記配設体を前記固定部材により前記壁部に固定し前記軽量形鋼材に取り付けることを要旨とする。
本発明によれば、配設体を軽量形鋼材の所定位置に取り付ける作業を容易に行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した配線ボックスを軽量形鋼材に固定する際に使用する補助具と、配線ボックスの取り付け方法の第1の実施形態を図1〜図9にしたがって説明する。
まず、軽量間仕切壁Wについて説明する。図1に示すように、軽量間仕切壁Wは、天井(図示せず)と床(図示せず)に固定される上下一対のランナーRと、該ランナーR間に立設された複数の軽量形鋼材Pと、該軽量形鋼材P及び前記ランナーRに固定されることで立設される壁材Waとから構築されている。前記壁材Waには、一般的に使用される石膏ボードが用いられる。前記ランナーRは、長尺状をなすとともに、前記ランナーRの長さ方向に対して直交する断面視がコ字状をなし、長さ方向へ延びる開口を有する。そして、ランナーRが天井と床それぞれに固定された状態では、両ランナーRの開口が互いに対向している。
図1及び図5に示すように、前記軽量形鋼材Pは、薄鋼板からなり、軽量形鋼材Pの立設方向(長さ方向)に対して直交する方向への平断面視が略C字状をなすC型鋼材である。軽量形鋼材Pは、立設方向に延びる開口部Paと、該開口部Paに相対向する背面板部Pbと、該背面板部Pbを挟む一対の側板部Pcとからなる。また、前記開口部Paは、前記一対の側板部Pcから延設された相対向する一対のリップ部Pdの間に形成されているとともに、各リップ部Pdは前記背面板部Pbと相対向している。
そして、軽量間仕切壁Wを構築するには、まず、図1に示すように、天井と床に固定された上下各ランナーRの内側へ軽量形鋼材Pの上端部及び下端部をそれぞれ挿入し、ランナーRを用いて軽量形鋼材Pを立設する。このとき、軽量形鋼材PはランナーRに対して固定されず、該ランナーRの長さ方向へ移動可能になっている。また、このとき、軽量形鋼材Pの開口部Paが同じ方向に向けられるとともに、前記壁材Waが設置される側の一対の側板部Pcは、それぞれ同一平面上に配置される。次に、壁材Waの上下方向へ延びる両側縁部及び該両側縁部間の中央部に軽量形鋼材Pが位置するように軽量形鋼材PをランナーRに沿って移動させた後、壁材Waをビス(図示せず)によってランナーRに固定するとともに、壁材Waと軽量形鋼材Pとをビス(図示せず)によって固定すると、軽量間仕切壁Wが構築される。
次に、軽量間仕切壁Wに配線器具(例えば、スイッチ)を設置するため、前記軽量形鋼材Pに取り付けられる配設体としての配線ボックス10と、該配線ボックス10を取り付ける際に、該取り付けを補助するための配設体固定補助具としての補助具30について説明する。なお、配設体とは、軽量間仕切壁W内に配設され、軽量形鋼材Pに設置(固定)されるものであり、本実施形態においては、軽量間仕切壁Wに配線器具(例えば、スイッチ)を設置するため、軽量間仕切壁W内に配設され、該軽量間仕切壁W内の軽量形鋼材Pに設置される配線ボックス10である。
まず、配線ボックス10について図2、図3、図7及び図8に基づき説明する。
図2、図3に示すように、配線ボックス10は合成樹脂材料よりなり、有底四角箱状に形成されたボックス本体11を備えている。前記ボックス本体11は、長方形状をなす底壁12と、該底壁12の側縁に立設された側壁13〜16とから形成されているとともに、前記側壁13〜16によって囲み形成されたボックス開口部Saを前面に有している。図2及び図5の2点鎖線に示すように、ボックス本体11において、底壁12と相対向し前記ボックス開口部Saが開口する前記前面を、ボックス本体11の開口面(形成面)Sとし、全ての側壁13〜16において、ボックス開口部Sa側の端面は全て開口面S上に位置している。なお、側壁13〜16のうち、ボックス本体11の短辺側の一対の側壁を上側壁13と下側壁14とし、長辺側の一対の側壁を左側壁15と右側壁16とする。
前記左側壁15の開口面S側には、該左側壁15に隣接する上側壁13と下側壁14とを連結する方向(以下、左側壁15の長さ方向とする)に延びる延設部15aが設けられている。この延設部15aは、左側壁15の壁面に対して直交するように外方へ延設されているとともに、延設部15aにおけるボックス開口部Sa側の面は開口面S上に位置している。すなわち、延設部15aは、左側壁15におけるボックス開口部Sa側の端面の一部を構成している。また、左側壁15には、複数(本実施形態では3つ)の当接部21が等間隔おきに形成されている。なお、3つの当接部21のうち中央の当接部21は、左側壁15の長さ方向の中央部に位置している。各当接部21において、ボックス本体11の外方へ臨み、左側壁15の壁面に対して平行をなす面は当接面21aを構成しているとともに、この当接面21aは前記延設部15aにおいて左側壁15の壁面に対して平行をなす面と同一平面上に位置している。
また、各当接部21には略円孔状をなす複数(本実施形態では2つ)の挿通孔としての固定孔27が形成されているとともに、各固定孔27はボックス本体11を軽量形鋼材Pに固定する固定部材としてのねじNを挿通可能に形成されている(図8参照)。各当接部21の2つの固定孔27のうち1つはボックス開口部Sa側に位置し、もう1つはボックス本体11の深さ方向の中央部に位置している。そして、図8に示すように、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける際、各当接部21の当接面21aは、軽量形鋼材Pの壁部であるリップ部Pdに当接されるようになっている。なお、本実施形態では、配線ボックス10を軽量形鋼材Pへ取り付ける際、当接部21(当接面21a)は、開口部Pa側の一方のリップ部Pdに当接するようになっている。また、この当接状態において、2つの固定孔27のうち、ボックス本体11のボックス開口部Sa側の固定孔27にねじNが挿通され、軽量形鋼材Pのリップ部Pdへ螺入されるようになっている。
図7及び図8に示すように、前記延設部15aには、3つの係合突部22が左側壁15の壁面に対して直交するように、外方へ突設されている。各係合突部22は、前記当接部21(当接面21a)をリップ部Pdに当接させた状態で、リップ部Pdと、該リップ部Pdに隣接する側板部Pcとの間のコーナ部Cに係合可能に形成されている。すなわち、各係合突部22は、前記コーナ部Cに沿った円弧状をなしている。
図2及び図3に示すように、延設部15aにおいて、左側壁15の長さ方向における中央部には平板状の突出部23が突設されている。この突出部23は、その表面23A及び裏面23Bが左側壁15の壁面に対して直交するようにボックス本体11の外方へ延設されている。また、突出部23は、表面23Aの表面積に比べて裏面23Bの表面積が大きくなるように形成されており、該表面23Aと裏面23Bとが傾斜面23bにより連接されている。なお、突出部23の表面23Aとは、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられたとき、壁表側に臨む面のことであり、突出部23の裏面23Bは前記表面23Aと相対向する面のことである。突出部23の裏面23Bは、ボックス本体11の開口面Sと同一平面上に位置している。また、突出部23の延設部15a側には、突出部23を厚み方向へ貫通する透孔23aが形成されている。
次に、軽量間仕切壁Wに配線器具を設置するため、前記軽量形鋼材Pに取り付けられる配線ボックス10を該軽量形鋼材Pに仮固定するための補助具30について図4〜図6に基づき説明する。
図4は補助具30の表面から見た場合の平面図を示しており、図5は補助具30の図4におけるA−A線断面図を示している。また、図6は、補助具30を裏面から見た場合の裏面図を示している。
図4〜図6に示すように、補助具30は合成樹脂材料よりなり、平板状に形成された補助具本体31を備えている。前記補助具本体31は、その厚みが前記突出部23を形成する平板と同じ厚みとなるように形成されている。また、前記補助具本体31の図4において中央右側には、配線ボックス10の突出部23と嵌合することで係合可能な係合部としての係合孔32が形成されている。前記係合孔32は、補助具本体31の本体表面30Aに形成される表面開口部32aと、本体裏面30Bに形成される裏面開口部32bとを貫通して形成されている。そして、補助具30と配線ボックス10とは、係合孔32と突出部23とが嵌合することで係合可能に構成されている。
また、補助具本体31の本体表面30Aの図4において中央左側には、平面視長方形状の配設部33が補助具本体31を貫通するように形成され、該配設部33には軽量形鋼材Pに補助具30を仮固定するための磁石36を取付可能な磁石取付具35が取り付けられるようになっている。また、磁石取付具35は、有底長方形状の箱状に形成され、その箱内部に磁石36が収容可能な構成となっている。また、磁石取付具35は、配設部33を塞ぐように取り付けられるようになっている。なお、磁石取付具35は、図示しない締結手段により補助具本体31に締結されることで取付られるようになっている。
また、磁石取付具35には、平板状の磁石36がその一方の面が接着剤などの接着手段により該磁石取付具35に接着固定されるようになっている。そして、磁石36の前記一方の面と逆側の面は、補助具30の本体裏面30Bから露出されており、金属などを磁着させる(磁着する)磁着面36aが形成されている。なお、磁石取付具35は、金属からなり磁石36自身の磁力によっても磁石取付具35に磁着されるようになっている。そして、磁石36は、補助具30を軽量形鋼材Pに取り付け、該軽量形鋼材Pから取り外す場合であっても、該磁石36のみが軽量形鋼材Pに取り残されないように磁石取付具35(補助具30)に接着固定されている。
本実施形態の補助具30は、図5に示すように、補助具本体31の本体裏面30Bは平面状に形成されている。また、磁石取付具35の箱内部の深さと、磁石36の厚みとが一致するようになっている。その結果、補助具本体31の本体裏面30Bと、磁石取付具35の開口側端部35aと、磁石36の磁着面36aとは、同一平面上に位置するように構成されている。
また、軽量形鋼材Pの側板部Pcに磁石36の磁着面36aの全体が当接するように補助具30を取り付ける場合、補助具本体31に作業者が補助具30を軽量形鋼材Pから取り外しし易くするための把持部Hが形成されるようになっている。本実施形態において補助具本体31の幅dは、軽量形鋼材Pの側板部Pcの短手方向の幅dpに比較して大きく形成されている。このため、補助具30を磁石36の磁着面36aの全体が軽量形鋼材Pの側板部Pcに当接するように取り付ける場合、補助具本体31の一部分が該側板部Pcからはみ出し、当該はみ出した部分の補助具本体31により把持部Hが構成されるようになっている。
本実施形態では、補助具30と配線ボックス10とが係合されて軽量形鋼材Pに取り付けられる場合には、該軽量形鋼材Pに対して配線ボックス10が補助具30により仮固定されるようになっている(図7及び図8参照)。そして、補助具30(補助具本体31)は、補助具30と配線ボックス10とを係合させた状態では、ボックス本体11の外方に突出するように配置される。
次に、上記配線ボックス10の軽量形鋼材Pへの取付方法について図7及び図8に基づき説明する。
図7は、軽量形鋼材Pに配線ボックス10を補助具30によって仮固定した状態を示している。また、図8は、図7におけるB−B線断面図を示している。
まず、ランナーRに複数の軽量形鋼材Pが立設された状態において(図1参照)、配線ボックス10を取り付ける軽量形鋼材Pに対し、ボックス本体11の当接部21の当接面21aを、軽量形鋼材Pの壁部としてのリップ部Pdに当接させる。さらに、突出部23の裏面23Bを、軽量形鋼材Pにおいて、前記リップ部Pdに隣接し、かつ直交する別の壁部である側板部Pcの外壁面に当接させる。その結果、図7に示すように、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに補助具30によって仮固定される。そして、図7に示す仮固定された状態において、係合突部22が、リップ部Pdと側板部Pcとの間のコーナ部Cに係合する(図8参照)。
このとき、図8に示すように、突出部23の裏面23Bは、ボックス本体11の開口面Sと同一平面上に位置するため、突出部23の裏面23Bが当接した側板部Pcの外壁面とボックス本体11の開口面Sとは同一平面上に位置している。すなわち、配線ボックス10と補助具30とを係合させた状態において、突出部23の裏面23Bと、補助具本体31の本体裏面30Bと、磁石36の磁着面36aとの3面が軽量形鋼材Pの側板部Pcの外壁面に当接する。したがって、配線ボックス10と補助具30とを係合させた状態において、突出部23の裏面23Bと、補助具本体31の本体裏面30Bと、磁石36の磁着面36aと、側板部Pcの外壁面とは、同一平面となる。そして、突出部23の裏面23Bが側板部Pcの外壁面に当接した状態では、突出部23は、軽量形鋼材Pにおいて、側板部Pcの幅方向の中心線よりリップ部Pd側に位置している。
具体的に作業者は、突出部23の裏面23Bを側板部Pcに当接させるとともに、配線ボックス10のボックス本体11を軽量形鋼材Pの所定位置(側壁であるリップ部Pd)に位置するよう保持する。この保持状態では、開口面S側の固定孔27は、リップ部Pdに対向する位置にある。なお、作業者は、当該作業者の手が突出部23と重ならないように、配線ボックス10の側壁15と軽量形鋼材Pとを挟むように配線ボックス10を軽量形鋼材Pに保持する。本実施形態では、作業者によって配線ボックス10が軽量形鋼材Pに対して保持されている状態が保持状態となる。
続いて、図7に示すように、作業者は、前記保持状態のまま補助具30を軽量形鋼材Pの配線ボックス10の当接部21が当接するリップ部Pdに隣り合う側板部Pcの外壁面に取り付ける。前記側板部Pcの外壁面に補助具30を取り付ける場合において、該補助具30の係合孔32と前記保持状態にある配線ボックス10の突出部23とを係合させるように取り付ける。その結果、図8に示すように、配線ボックス10の突出部23の傾斜面23bと係合孔32の周面32cとが当接するようになる。そして、補助具30は、磁着面36aが軽量形鋼材Pに当接することで該軽量形鋼材Pに磁着される。補助具30が軽量形鋼材Pに磁着されることで突出部23(突出部23の表面23A及び裏面23B)は、補助具30と軽量形鋼材Pの間に挟まれるように係止されることとなる。
そして、配線ボックス10は、前記保持状態において補助具30により突出部23が係止されることで支持され、軽量形鋼材Pに対して仮固定される。仮固定された状態において配線ボックス10は、作業者によって保持されなくとも軽量形鋼材Pに対して取り付けられている状態となる。本実施形態では、補助具30によって配線ボックス10が軽量形鋼材Pに対して保持されている状態が仮固定された状態となる。
また、仮固定された配線ボックス10は、当該配線ボックス10の当接部21をリップ部Pdに当接させるとともに、配線ボックス10の係合突部22をリップ部Pdと側板部Pcとの間のコーナ部Cに係合させるように取り付けられる(図8参照)。また、補助具30は、配線ボックス10の当接面21aが当接するリップ部Pdに隣接し、かつ直交する別の壁部である側板部Pcの外壁面に当接するため、配線ボックス10の突出部23の裏面23Bは、該側板部Pcの外壁面に当接する。その結果、配線ボックス10は、磁石36により軽量形鋼材Pに対して仮固定される。
本実施形態において補助具30は、ボックス本体11の開口面Sと補助具本体31の本体裏面30Bとは、同一平面上に位置するように仮固定する。したがって、仮固定することで、配線ボックス10を固定する軽量形鋼材Pの所定位置に位置合わせすることができる。そして、本実施形態において補助具30の補助具本体31は、ボックス本体11(配線ボックス10)を前記所定位置に位置合わせする位置合わせ部となる。本実施形態において、配線ボックス10は、平面に形成された補助具本体31の本体裏面30Bと、突出部23の厚みと同じ深さに形成された係合孔32とにより、軽量形鋼材Pに対して位置合わせされるようになっている。また、補助具30と配線ボックス10とを係合させた状態において補助具本体31は、該配線ボックス10の外方に突出し、かつ前記軽量形鋼材Pにおいてリップ部Pdに連設される連設壁部としての側板部Pcに当接する当接面(本体裏面30B)を有する突出片状に形成されている。
そして、配線ボックス10の当接部21は、該配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける際にはその開口部Pa側の一方のリップ部Pdに当接するようになっている。このため、固定孔27は、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける際に軽量形鋼材Pのリップ部Pdに当接する。その結果、配線ボックス10は、固定部材としてのねじNを固定孔27から該リップ部Pdに螺入可能に仮固定される。
そして、補助具30により仮固定された状態のまま固定孔27にねじNを挿通させ、さらにねじNをリップ部Pdに強制的に螺入する。ねじNが挿入される固定孔27は、左側壁15の長さ方向の中央部に位置する当接部21の固定孔27のうち、ボックス開口部Sa側に位置する固定孔27である。ここで、固定孔27は略円状をなす。このため、例えば、固定孔27がボックス本体11の深さ方向へ延びる長孔状に形成されている場合のように、ねじNをリップ部Pdに螺入するとき、ねじNが固定孔27に沿って移動してしまうことを防止することができる。したがって、固定孔27によってリップ部PdにガイドされたねじNをリップ部Pdへ螺入する作業性をより一層向上させることができる。
また、本実施形態では、補助具30により軽量形鋼材Pに配線ボックス10を仮固定しているため、該配線ボックス10を作業者が保持状態を維持する必要がなく、軽量形鋼材PをランナーRに対して移動しないように作業者によって保持することが可能となる。また、本実施形態では、図7及び図8に示すように、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに仮固定した状態において、該軽量形鋼材Pからはみ出す把持部Hが構成されるようになっている。
そして、リップ部PdへのねじNの螺入により、軽量形鋼材PにはランナーRの長さ方向へ移動させる大きな力が作用するが、軽量形鋼材Pは手によって掴まれているため、軽量形鋼材Pが移動することが防止される。したがって、ねじNの螺入作業が行われる際、配線ボックス10は補助具30によって前記所定位置に仮固定され、さらに、軽量形鋼材Pの移動も無いため、配線ボックス10の前記所定位置への取付作業が容易に行われる。
そして、ねじNがリップ部Pdに螺入され、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられた後は、図9に示すように、補助具30の把持部Hに作業者が手を引っ掛けて軽量形鋼材Pの側板部Pcから離間する方向に移動させることによって(図9の実線の状態から破線の状態に移行させることによって)、補助具30が軽量形鋼材Pから取り外される。さらに、補助具30において、係合孔32と突出部23は嵌合しているため、補助具30の移動に合わせて突出部23も合わせて軽量形鋼材Pの側板部Pcから離間する方向に移動させることができる。その結果、補助具30の軽量形鋼材Pからの取り外しとともに、突出部23は、ボックス本体11から除去される。本実施形態において、補助具30の係合孔32は、突出部23を配線ボックス10のボックス本体11から除去する除去部を兼用している。
図1に示すように、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられた状態においては、ボックス本体11の開口面Sが側板部Pcの外壁面と同一平面上に位置するようにねじNにより固定される。そして、突出部23及び補助具30が除去されるため、配線ボックス10の固定後(突出部23及び補助具30の除去後)、軽量間仕切壁Wの構築時において配線ボックス10は、該配線ボックス10が取り付けられた軽量形鋼材Pを挟むように壁材Waを設ける妨げにならないようになっている。
また、本実施形態では、軽量形鋼材Pへの配線ボックス10の固定後、取り外された(除去された)補助具30は、該配線ボックス10(軽量形鋼材Pに取り付けられている)とは別の配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける際、再度利用することができるようになっている。配線ボックス10から取り外された補助具30は、該補助具30とともに除去された突出部23を係合孔32から除去することにより、再び配線ボックス10を係合することが可能な状態となる。このため、補助具30の係合孔32は、再度、配線ボックス10(突出部23)と係合可能となる。なお、本実施形態では、配線ボックス10及び補助具30により配設体固定補助装置が構成される。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)補助具30は磁石36により軽量形鋼材Pの側板部Pcの外壁面に磁着され、配線ボックス10は補助具30を介して磁石36により軽量形鋼材Pの側壁のリップ部Pdに仮固定される。このため、補助具30と配線ボックス10を係合させた状態で軽量形鋼材Pに該補助具30を磁着させるのみで、前記軽量形鋼材Pの側壁のリップ部Pdに配線ボックス10を仮固定することができる。また、配線ボックス10は、磁着されている間は仮固定された状態を維持することができる。したがって、配線ボックス10を軽量形鋼材Pの所定位置に取り付ける作業を容易に行うことができる。
(2)補助具30は、軽量形鋼材Pの側壁の表面(側板部Pcの外壁面)に当接させることで該側壁に隣り合う側壁(リップ部Pd)に配線ボックス10を仮固定することができるように形成されている。このため、補助具本体31を軽量形鋼材Pの側壁の表面(側板部Pcの外壁面)に当接するように磁着することで、配線ボックス10の仮固定とともに位置合わせも行えるようになっている。さらに、補助具本体31は、配線ボックス10を軽量間仕切壁Wの構築の妨げにならない位置に位置合わせ(仮固定)するようになっている。すなわち、配線ボックス10の固定後、軽量間仕切壁W構築時に該配線ボックス10が構築の妨げにならないようになっている。したがって、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける作業を容易に行うことができる。
(3)配線ボックス10が仮固定された状態において、補助具本体31は、ボックス本体11が備える固定孔27の位置がねじNで軽量形鋼材Pのリップ部Pdに固定可能な位置に位置合わせするようにした。このため、配線ボックス10の仮固定後、固定孔27の位置と軽量形鋼材Pのリップ部Pdの位置とが対応しておらず、ねじNでリップ部Pdに固定できないなどの不具合の発生を防止することができる。
(4)補助具本体31を軽量形鋼材Pに磁着させることで仮固定が行えるようになる。このため、仮固定と位置合わせを一つの作業で行うことができるようになる。したがって、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける作業を容易に行うことができる。
(5)配線ボックス10のボックス本体11から突出するように設けられた突出部23と、係合孔32とを係合させるようにした。また、係合孔32と軽量形鋼材Pとの間で突出部23を挟むように係止するようにした。このため、配線ボックス10のボックス本体11に直接係合させることなく、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに対し仮固定することができる。したがって、配線ボックス10のボックス本体11と、係合孔32(補助具30)とを直接係合させることでボックス本体11が破損してしまうことを防止することができる。
(6)配線ボックス10の固定後、補助具30(補助具本体31)の取り外しとともに該補助具30(補助具本体31)と係合されている突出部23を取り外すことができるようにした。このため、配線ボックス10の固定に係る作業を容易にするとともに、配線ボックス10の固定後に係る作業を容易にすることができる。
(7)補助具30は、把持部Hとなる部分を設けることができるように構成した。このため、補助具30は、把持部Hを設けることでその取り外しが容易となる。作業者は、補助具30(補助具本体31)の把持部Hに手を引っ掛け当該補助具30が軽量形鋼材Pから取り外される方向に引っ張るのみで良い。したがって、把持部Hがない場合に比較してより容易に補助具30(補助具本体31)を軽量形鋼材Pから取り外すことができる。
(8)補助具本体31を磁石36の磁着面36aの全面が軽量形鋼材Pに磁着するように配置する場合において、補助具本体31は、配線ボックス10のボックス本体11が固定される軽量形鋼材Pのリップ部Pd(側壁面)と対向する軽量形鋼材Pの背面板部Pb(側壁面側)まではみ出るようにした(伸びるようにした)。このため、作業者は、補助具30を軽量形鋼材Pに取り付けることで構成される把持部Hに手を引っ掛けることができるようになっている。したがって、作業者は、把持部Hに補助具30を軽量形鋼材Pから取り外す方向に対して容易に力を加えることができ、配線ボックス10の固定後の作業を容易に行えるようになる。
(9)補助具本体31により、配線ボックス10のボックス本体11の開口面Sと該ボックス本体11が仮固定される側壁(リップ部Pd)の隣の側壁の表面(側板部Pcの外壁面)とを同一平面に位置合わせされるようになっている。このため、保持状態時において補助具30を磁着させるのみで、ボックス本体11の開口面Sを該ボックス本体11が仮固定される側壁の隣の表面(側板部Pcの外壁面)と同一平面に位置するように合せて仮固定することができる。したがって、配線ボックス10を軽量形鋼材Pを所定位置に取り付ける作業を容易に行うことができる。
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態を図10〜図14に基づき説明する。なお、以下の説明では、既に説明した実施形態と同一構成は、同一の符号を付すなどして、その重複する説明を簡略又は省略する。
図10に示すように、左側壁15の中央部には、当接部21(本実施形態では1つ)が形成されている。また、左側壁15の長さ方向において、当接部21の両側には、該両側に1つずつ(合計2つ)の補助具40と係合可能な長孔状の切欠部28が形成されている。そして、図13及び図14に示すように、配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける際、当接部21の当接面21aは、軽量形鋼材Pの壁部であるリップ部Pdに当接されるようになっている。
次に、軽量間仕切壁Wに配線器具を設置するため、前記軽量形鋼材Pに取り付けられる配線ボックス10を該軽量形鋼材Pに仮固定するための補助具40について図11、図12及び図14に基づき説明する。
図11は補助具40の本体裏面40B側から見た場合の斜視図を示しており、図12は補助具40を本体表面40A側から平面視した場合の平面図を示している。図14は、図13のC−C線断面図を示している。
図11及び図12に示すように、前記補助具本体41は、平板状に形成された平板部41aと、該平板部41aから直交するように延設される掛部41bとから構成されている。そして、前記平板部41aには、長方形状の配設部43が補助具本体41の平板部41aを貫通するように形成され、該配設部43には磁石取付具35が配設されている。また、前記掛部41bには、該掛部41bの中央部にU字状に切り取られたU字溝44が形成されている。
また、前記掛部41bには、前記U字溝44の両側に一対の係合部としての係合突起45が一つずつ形成されている。前記係合突起45は、平板部41a側に向って突出するように形成されている。また、前記係合突起45は、その先端部45aが正面視(平板部41aから掛部41bに向って)長方形状に形成され配線ボックス10の切欠部28に挿入可能に形成されている。すなわち、一対の係合突起45の間隔と、一対の切欠部28の間隔とは、同じとされている。本実施形態では、図14に示すように、配線ボックス10の延設部15aを該補助具40の平板部41aの掛部41b側に当接させるとともに、該掛部41bの係合突起45の先端部45aを配線ボックス10の切欠部28に挿入させることで、補助具30と配線ボックス10とを係合させることが可能となっている。
また、補助具40と配線ボックス10が係合した状態において、係合突起45の先端部45aは、当該先端部45aが軽量形鋼材Pのリップ部Pdに到達しない長さに形成されている。また、係合突起45の先端部45aは、当該先端部45aの平板部41a側の角を円形状に面取りして形成されており、面取りすることで切欠部28に係合突起45の先端部45aを挿入(係合)させ易いようになっている。そして、補助具40と配線ボックス10を係合させる場合には、係合突起45の先端部45aの正面(平板部41a側)が切欠部28に対して斜めになるように挿入し、当該挿入後に該先端部45aが切欠部28から突出する場合に該先端部45aの正面が左側壁15と平行になるように引っ掛ける。
本実施形態では、補助具40と配線ボックス10とが係合されて軽量形鋼材Pに取り付けられる場合には、該軽量形鋼材Pに対して配線ボックス10が補助具40により仮固定されるようになっている(図13及び図14参照)。そして、補助具40と配線ボックス10とを係合させた状態では、平板部41aは(補助具本体41は)、ボックス本体11の外方に突出するように配置されている。
また、補助具40と配線ボックス10とが係合した状態では、平板部41a(補助具本体41)の本体裏面40Bとボックス本体11の延設部15aとが同一平面上に位置するようになっている。このため、補助具40を配線ボックス10と係合させた状態で軽量形鋼材Pの側壁の側板部Pcの外壁面に当接するように取り付けることで、軽量形鋼材Pの前記所定位置に配線ボックス10を仮固定(固定)するための位置決めが可能となっている。
そして、本実施形態において補助具40の補助具本体41は、ボックス本体11(配線ボックス10)を前記所定位置に位置合わせする位置合わせ部となる。本実施形態において、配線ボックス10は、平面に形成された補助具本体41の本体裏面40Bと、掛部41bの係合突起45とにより、軽量形鋼材Pに対して位置合わせされるようになっている。また、補助具40と配線ボックス10とを係合させた状態において補助具本体41は、該配線ボックス10の外方に突出し、かつ前記軽量形鋼材Pにおいてリップ部Pdに連設される連設壁部としての側板部Pcに当接する当接面(本体裏面40B)を有する突出片状に形成されている。
また、補助具40を磁石36の磁着面36aの全体が軽量形鋼材Pの側板部Pcに当接するように取り付ける場合、作業者が補助具40を軽量形鋼材Pから取り外しし易くするための把持部Hが補助具本体41に形成されるようになっている。本実施形態において補助具本体41の幅dは、軽量形鋼材Pの側板部Pcの短手方向の幅dpに比較して大きく形成されている(図12参照)。このため、補助具40を磁石36の磁着面36aの全体が軽量形鋼材Pの側板部Pcに当接するように取り付ける場合、補助具本体41の一部分が該側板部Pcからはみ出し、当該はみ出した部分の補助具本体41により把持部Hが構成されるようになっている。
また、補助具40と配線ボックス10とを係合させた状態においては、掛部41bのU字溝44内にボックス本体11の当接部21が位置するようになっており、掛部41bと該当接部21とが重ならないようになっている。このため、補助具40と配線ボックス10とを係合させた状態においても、当接部21の固定孔27にねじNを挿通させることが可能となっている。
次に、上記配線ボックス10の軽量形鋼材Pへの取付方法について説明する。
まず、図13及び図14に示すように、補助具40と配線ボックス10とが係合される。続いて、前記係合した係合状態を保持しながら補助具40の平板部41aの本体裏面30Bは、軽量形鋼材Pの壁部であるリップ部Pdに隣り合う側板部Pcの外壁面に取り付けられる。前記側板部Pcの外壁面に補助具40を取り付ける場合において、該補助具40は、配線ボックス10の当接部21をリップ部Pdに当接させるとともに、配線ボックス10の係合突部22をリップ部Pdと側板部Pcとの間のコーナ部Cに係合させるように取り付けられる(図14参照)。その結果、配線ボックス10は、軽量形鋼材Pに対して仮固定される。
そして、図8の拡大図に示すようにねじNがリップ部Pdに螺入され、配線ボックス10が軽量形鋼材Pに取り付けられた後は、補助具40の把持部Hに手を引っ掛けて補助具40を軽量形鋼材Pの側板部Pcから離間する方向に引っ張る(移動させる)ことによって、補助具40と配線ボックス10との係合状態が解除されるとともに、補助具40が軽量形鋼材Pから取り外される。また、本実施形態では、軽量形鋼材Pへの配線ボックス10の固定後の(補助具30の取り外し後の)軽量間仕切壁Wの構築時において補助具40は、配線ボックス10が取り付けられた軽量形鋼材Pを挟むように壁材Waを設ける妨げにならないようになっている。
また、本実施形態では、軽量形鋼材Pへの配線ボックス10の固定後、取り外された補助具40は、該配線ボックス10(軽量形鋼材Pに取り付けられている)とは別の配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付ける際、再度利用することができるようになっている。
したがって、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(4)及び(7)〜(9)の効果に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(10)配線ボックス10には、該配線ボックス10のボックス本体11に切欠部28を形成した。このため、配線ボックス10は、切欠部28を形成するのみで補助具30と係合可能となる。そして、補助具40と配線ボックス10とは、係合突起45を切欠部28に引っ掛けることで係合させることができる。このため、補助具40を配線ボックス10に引っ掛けることで前記所定位置に仮固定することができるようになる。したがって、配線ボックス10を軽量形鋼材Pの所定位置に取り付ける作業を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1の実施形態は、図15に示すように配線・配管材を固定又は支持するための配設体である配線・配管材固定具50を軽量形鋼材Pに固定する際に適用しても良い。配線・配管材固定具50は、配線・配管材を固定又は支持可能な支持部50aと本体部50bとから構成され、該本体部50bにはねじNを挿通可能な固定孔27が複数箇所に形成されている。また、前記本体部50bには、該本体部50bから支持部50aとは逆方向に向って突出部23が形成されている。なお、第2の実施形態は、図示しないが配線・配管材固定具50を軽量形鋼材Pに固定する際に適用しても良い。この場合、配線・配管材固定具50は、該固定具50の本体部50bには切欠部28が形成され、突出部23が形成されない構成となる。
・第1の実施形態は、図16に示すように配線ボックス10を軽量間仕切壁W内に配設するための配設体である配線ボックス固定具60を軽量形鋼材Pに固定する際に適用しても良い。配線ボックス固定具60は、配線ボックス10を配設可能な固定部60aと本体部60bとから構成され、該本体部60bにはねじNを挿通可能な固定孔27が複数箇所に形成されている。また、前記本体部60bには、該本体部60bから固定部60aとは逆方向に向って突出部23が形成されている。そして、固定具60は、軽量形鋼材Pに仮固定される場合、固定部60aに固定する配線ボックス10のボックス開口部Sa(開口面S)と、固定具60が固定される軽量形鋼材Pの側板部Pcの外壁面とが同一平面となるように補助具30により位置合わせされる。すなわち、固定具60は、軽量形鋼材Pの側板部Pcの外壁面からの距離が、配線ボックス10のボックス開口部Sa(開口面S)から底壁12までの高さと同じとなる位置に固定部60aが位置するように補助具30により位置合わせされる。なお、第2の実施形態は、図示しないが配線ボックス固定具60は、該固定具60の本体部60bには切欠部28が形成され、突出部23が形成されない構成となる。
・第1の実施形態は、配線ボックス10の軽量形鋼材Pへの固定後、補助具30のみを軽量形鋼材Pから取り外すようにしても良い。そして、軽量形鋼材Pから補助具30の取り外し後、突出部23を配線ボックス10から除去するようにしても良い。
・第1の実施形態は、把持部Hが配線ボックス10側に向うように補助具30を軽量形鋼材Pに取り付けることができるようにしても良い。この場合、磁石36の磁着面36aの全面が軽量形鋼材Pの側板部Pcに当接するように取り付ける場合、配線ボックス10側に補助具本体31の一部分がはみ出すように当該補助具本体31を構成する。
・第1の実施形態において補助具30は、図17に示すように、把持部Hが配線ボックス10が当接するリップ部Pdと対向する側壁側、及び配線ボックス10側のいずれに向う場合でも使用することができるようにしても良い。この場合、補助具30の補助具本体31は、軽量形鋼材Pの長手方向に沿って長方形状に形成され、軽量形鋼材Pに取り付けた状態ではその長手方向のいずれかに把持部Hを形成するようにする。また、補助具本体31のほぼ中央には、2つの配線ボックス10の突出部23と係合可能な係合溝39a,39bが形成されている。そして、把持部Hは、前記係合溝39aと突出部23を係合させる場合には軽量形鋼材Pに仮固定される配線ボックス10とは逆側に突出し、前記係合溝39bと突出部23を係合させる場合には軽量形鋼材Pに仮固定される配線ボックス10側に突出する。このため、軽量形鋼材Pに配線ボックス10を仮固定する場合、該配線ボックス10を固定する側壁に対向する側壁に他の軽量形鋼材Pや、既に構築されている壁などがあるときには、補助具30は、係合溝39bと突出部23とが係合するように用いられる。したがって、このように補助具30を構成することで、該補助具30は、軽量形鋼材Pが配設される位置及び状況に拘らず容易に配線ボックス10を仮固定することができる。
・第2の実施形態において、配線ボックス10の左側壁15に代えて右側壁16に一対の切欠部28を形成し、該切欠部28と該補助具30の係合突起45とが係合するようにしても良い。この場合、補助具40の補助具本体41は、幅dに配線ボックス10の幅を加えた長さに形成され、配線ボックス10を抱き抱えるように係合する。また、配線ボックス10に切欠部28を形成しないで、ボルトなど締具を利用して該締具と補助具30とにより配線ボックス10の上下方向(上側壁13及び下側壁14方向)又は左右方向(右側壁16及び左側壁15方向)に挟持するようにしても良い。この場合、補助具40の補助具本体41は、配線ボックス10の上下方向又は左右方向の側壁13〜16を挟むように掛部41bを形成し、掛部41bに挿通される締具としてのボルトで上下方向又は左右方向を挟持するようにして配線ボックス10と係合するようにする。
・第2の実施形態において、磁石36を補助具本体41の掛部41bに配設するようにしても良い。この場合、掛部41bの係合突起45が形成されない部分に磁石36を配設し、当該磁石36により配線ボックス10を仮固定するようにする。また、補助具本体41の平板部41a及び掛部41bの両方に磁石36を設けても良い。
・各実施形態において配線ボックス10は、軽量形鋼材Pに仮固定される時点では、固定孔27の位置がリップ部Pdに対しねじNを螺入可能な位置に位置合わせされなくても良い。この場合、固定孔27がリップ部Pdに当接しない場合には当接する位置(ねじNをリップ部Pdに対して螺入することができる位置)に固定孔27を穿設してねじNを螺入するようにしても良い。また、配線ボックス10には、最初から固定孔27を形成しないようにしても良い。
・各実施形態は、補助具30,40と配線ボックス10が係合した状態において、補助具本体31,41の配線ボックス10側とは逆側に作業者の指やドライバの先端部を挿入可能な挿入部を設けるようにしても良い。そして、配線ボックス10の軽量形鋼材Pへの固定後、前記挿入部に前記指又は前記ドライバの先端部などを挿入して補助具本体31,41を押し上げて補助具40を軽量形鋼材Pから取り外すようにしても良い。また、ペンチなどで補助具30、40の一部分を挟持することで、補助具本体31,41を軽量形鋼材Pから取り外すようにしても良い。このような構成において補助具本体31,41の長さは、把持部Hを構成するために補助具本体31,41の長さを磁石36の磁着面36aの全面を当接する場合に、配線ボックス10が当接する側壁に対向する側壁まではみ出すように形成する必要がなくなる。このため、補助具30,40をコンパクトに構成することができる。
・各実施形態は、配線ボックス10の前後両面にボックス開口部Saが開口する構成の配線ボックス10に対して適用しても良い。また、各実施形態は、配線ボックス10のその深さ方向への長さを長くするとともに、ボックス本体11の開口面Sが一方の側板部Pcの外壁面と同一平面上に位置し、ボックス本体11の底壁12の外面が他方の側板部Pcの外壁面と同一平面上に位置する構成の配線ボックス10に対して適用しても良い。このような構成においても補助具30,40を用いることで、軽量形鋼材Pの所定位置に配線ボックス10を容易に取り付けることができる。
・各実施形態は、配線ボックス10のその深さ方向への長さが第1及び第2の実施形態のものより短いタイプの配線ボックス10に対して適用しても良い。このような構成の配線ボックス10の場合、当接部21の当接面21aを一方のリップ部Pdに当接させ、突出部23の裏面23Bを側板部Pcの外壁面に当接させたとき、左側壁15は他方のリップ部Pdに当接しなくなる。このように深さ方向への長さが短くされた配線ボックス10を軽量形鋼材Pに取り付けるとき、補助具30によって突出部23を側板部Pcとの間に挟持することにより、左側壁15の底壁12側を軽量形鋼材Pの開口部Pa内へ入り込ませることなく軽量形鋼材Pへの取付作業を行うことができる。すなわち、配線ボックス10が開口部Paへ入り込みやすい状態であっても、該入り込みによる配線ボックス10の傾きを防止して軽量形鋼材Pへの取付作業を行うことができる。
・各実施形態は、配線ボックス10を当接部21の当接面21aを軽量形鋼材Pの背面板部Pbに当接させた状態で軽量形鋼材Pに取り付ける場合に適用しても良い。この場合、ねじNは、左側壁15の長さ方向中央部に位置する当接部21において、配線ボックス10の深さ方向の中央に位置する固定孔27から背面板部Pbに螺入される。すると、ねじNは、軽量形鋼材Pの幅方向の略中央に螺入されるため、例えば、ねじNが側板部Pc側へ偏った位置に螺入される場合に比して安定した状態で取り付けることができる。
・各実施形態において、配線ボックス10は、当該配線ボックス10の開口部Saを、軽量形鋼材Pの側板部Pcの外壁面から所定距離に位置するように仮固定しても良い。ただし、所定距離は、軽量形鋼材Pのリップ部Pdを挟む両側板部Pcの外壁面と外壁面との間にボックス本体11を配設可能な距離とする。第1の実施形態においては、突出部23の裏面23Bとボックス本体11の開口部Saとが所定距離となるように突出部23を形成する。すなわち、ボックス本体11を突出部23が軽量形鋼材Pの側板部Pcに当接するように取り付けた状態では、前記開口部Saと側板部Pcの外壁面とが所定距離だけ離間している。このため、突出部23の厚みとなる深さに係合孔32を形成する場合には、配線ボックス10を軽量形鋼材Pの側板部Pcの外壁面から所定距離に位置するように配設することができる。そして、補助具本体31の厚みと係合孔32とを複数段階に設けることで、配線ボックス10を前記外壁面から所定距離(前記外壁面と外壁面との間)に配設できるとともに、前記外壁面とボックス本体11の開口部Saとを同一平面上にすることができる。また、第2の実施形態においては、掛部41bを該実施形態に比較して長く形成することで、配線ボックス10を前記外壁面から所定距離(前記外壁面と外壁面との間)に配設することができる。
・各実施形態において、係合突部22は削除してもよい。
・各実施形態において、軽量形鋼材PはC型鋼ではなく角型鋼であってもよい。
軽量間仕切壁を示す斜視図。 第1の実施形態の配線ボックスを示す斜視図。 第1の実施形態の配線ボックスを示す正面図。 第1の実施形態の補助具を示す正面図。 第1の実施形態の補助具を示すA−A線断面図。 第1の実施形態の補助具を示す正面図。 軽量形鋼材に配線ボックスを仮固定した状態を示す斜視図。 軽量形鋼材に配線ボックスを仮固定した状態を示すB−B線断面図。 軽量形鋼材への配線ボックスの固定後、補助具を取り外す状態を示す斜視図。 第2の実施形態の配線ボックスを示す斜視図。 第2の実施形態の補助具を示す斜視図。 第2の実施形態の補助具を示す正面図。 軽量形鋼材に配線ボックスを仮固定した状態を示す斜視図。 軽量形鋼材に配線ボックスを仮固定した状態を示すC−C線断面図。 別例において、軽量形鋼材に配線・配管材固定具を仮固定した状態を示す斜視図。 別例において、軽量形鋼材に配線ボックス固定具を仮固定した状態を示す斜視図。 軽量形鋼材に別例の補助具により配線ボックスを仮固定した状態を示す斜視図。
符号の説明
H…把持部、P…軽量形鋼材、Pc…側板部、Pd…リップ部、S…開口面、Sa…ボックス開口部、W…軽量間仕切壁、Wa…壁材、10…配線ボックス、11…ボックス本体、13−16…側壁、22…係合突部、23…突出部、28…切欠部、30,40…補助具、31,41…補助具本体、32…係合孔、35…磁石取付具、36…磁石、41a…平板部、41b…掛部、45…係合突起、50…配線・配管材固定具、60…配線ボックス固定具。

Claims (15)

  1. 複数の軽量形鋼材を間隔をあけて立設し、前記軽量形鋼材を挟むように壁材を設けてなる軽量間仕切壁における前記軽量形鋼材に対して配設体を固定部材により固定する際に使用する配設体固定補助具であって、
    前記配設体と係合可能な係合部を有する補助具本体と、
    前記補助具本体を前記軽量形鋼材に磁着させる磁石と、を備え、
    前記配設体を、前記補助具本体の前記係合部に係合させるとともに前記補助具本体を前記軽量形鋼材に磁着させることにより、前記軽量形鋼材の壁部に前記配設体を当接させた状態で仮固定することを特徴とする配設体固定補助具。
  2. 前記補助具本体は、前記軽量形鋼材の壁部に対する前記配設体の取付位置を位置合わせする位置合わせ部を有し、
    前記位置合わせ部は、前記補助具本体に前記配設体を係合させた状態において該配設体の外方に突出し、かつ前記軽量形鋼材において前記配設体を当接させる前記壁部に連設された連設壁部に当接する当接面を有した突出片状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配設体固定補助具。
  3. 前記位置合わせ部は、前記配設体に形成された前記固定部材を挿通する挿通孔を、C型鋼材からなる前記軽量形鋼材のリップ部をなす前記壁部に位置合わせすることを特徴とする請求項2に記載の配設体固定補助具。
  4. 前記磁石は、前記位置合わせ部に装着されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の配設体固定補助具。
  5. 前記係合部は、前記軽量形鋼材において前記配設体が当接される前記壁部に連設された連設壁部に当接するように前記配設体の外方に突出形成された突出部と係合し、該突出部に係合した状態で、前記補助具本体を磁着させることにより、前記突出部を前記連設壁部に当接させた状態で支持することを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の配設体固定補助具。
  6. 前記係合部は、前記配設体が前記軽量形鋼材に固定された後、前記補助具本体を前記軽量形鋼材から取り外す際に係合されている前記突出部を前記配設体から除去する除去部を兼用していることを特徴とする請求項5に記載の配設体固定補助具。
  7. 前記補助具本体は、該本体を前記軽量形鋼材から取り外す際に作業者が把持可能な把持部を有することを特徴とする請求項6に記載の配設体固定補助具。
  8. 前記把持部は、前記補助具本体が前記軽量形鋼材に磁着された状態において、該補助具本体が前記壁部に対向する対向壁部側まで延びる長さとなるように形成されていることによって構成されることを特徴とする請求項7に記載の配設体固定補助具。
  9. 側壁によって囲み形成される開口部が前面に形成されたボックス本体を有する前記配設体としての配線ボックスを前記軽量形鋼材に固定する際に使用されることを特徴とする請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の配設体固定補助具。
  10. 前記位置合わせ部は、前記配線ボックスにおける前記開口部の形成面と、前記軽量形鋼材において前記配設体が当接される前記壁部に連設された連設壁部の形成面とを同一面に位置合わせすることを特徴とする請求項9に記載の配設体固定補助具。
  11. 側壁によって囲み形成される開口部が前面に形成されたボックス本体を有する配線ボックスを固定する配設体としてのボックス固定具を前記軽量形鋼材に固定する際に使用されることを特徴とする請求項1〜請求項8にうちいずれか一項に記載の配設体固定補助具。
  12. 配線又は配管材を固定する配設体としての固定具を前記軽量形鋼材に固定する際に使用されることを特徴とする請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の配設体固定補助具。
  13. 複数の軽量形鋼材を間隔をあけて立設し、前記軽量形鋼材を挟むように壁材を設けてなる軽量間仕切壁における前記軽量形鋼材に対して配設体を固定部材により固定する際に使用する配設体固定装置であって、
    前記配設体と係合可能な係合部を有する固定補助具と、
    前記固定補助具を前記軽量形鋼材に磁着させる磁石と、を備え、
    前記固定補助具は、前記軽量形鋼材の壁部に対する前記配設体の取付位置を位置合わせする位置合わせ部を有し、
    前記磁石は、前記固定補助具に装着され、
    前記配設体を、前記固定補助具の前記係合部に係合させるとともに前記配設体又は前記固定補助具を磁着させることにより、前記軽量形鋼材の壁部に当接させた状態で仮固定し、その後に前記固定部材により前記壁部に固定することを特徴とする配設体固定装置。
  14. 前記位置合わせ部は、前記配設体に形成された前記固定部材を挿通する挿通孔を、前記軽量形鋼材のリップ部をなす前記壁部に位置合わせすることを特徴とする請求項13に記載の配設体固定装置。
  15. 複数の軽量形鋼材を間隔をあけて立設し、前記軽量形鋼材を挟むように壁材を設けてなる軽量間仕切壁における前記軽量形鋼材に対して配設体を固定部材により取り付け固定する前記配設体の取り付け方法であって、
    前記軽量形鋼材に前記配設体を仮固定する固定補助具の係合部に前記配設体を係合することにより前記固定補助具に対して前記配設体を取着し、その取着状態を維持しながら前記固定補助具に設けた磁石によって前記軽量形鋼材に磁着することにより、前記配設体が前記軽量形鋼材の壁部に当接し、かつ前記固定補助具が前記軽量形鋼材の前記壁部に連設された連設壁部に当接するよう位置合わせして前記配設体を前記壁部に仮固定し、その後に前記配設体を前記固定部材により前記壁部に固定し前記軽量形鋼材に取り付けることを特徴とする配設体の取り付け方法。
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