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Abstract

【課題】被固定物に対してウィンチを確実に固定することが可能な、ベース体を提供する。【解決手段】被固定物(樹木の幹)に対してウィンチWを固定するためのベース体10であって、板状に形成されており、ウィンチを取り付けるための取り付け構造20が形成され、且つ、被固定物に周回される固定ベルトBを挿通するための一組又は複数組の貫通孔対30a、bが幅方向に間隔を空けて穿設されている。【選択図】図1

Description

本考案は、被固定物に対してウィンチを固定するためのベース体に関する。
従来から、被固定物に対してウィンチを固定するためのベース体が知られている。このようなベース体として、例えば、特開2016−15954号公報(特許文献1)で提案されている特殊伐採用ロープワーク補助具の基台部がある。
特許文献1の特殊伐採用ロープワーク補助具は、正面視略矩形の基台部と、当該基台部上に取り付けられた手動のロープウィンチ及びロープ固定部を主たる構成要素として備える。そして、当該基台部は、金属性で頑丈に作られており、下方側面に第1把持部、上方側面に第2把持部を備える。さらに、左側側面には、当該基台部を木の幹に固定するための固定ベルトを引っ掛ける固定ベルト取付部が備わっており、右側側面には固定ベルトを締め上げ固定するラチェット機構を取り付けるラチェット取付部が備わっている。
特開2016−15954号公報
ところで、特許文献1で提案されている基台部や、被固定物に対してウィンチを固定するためのその他の従来からあるベース体は、一般に、被固定物に周回させる固定ベルトを挿通するための構造がその両側面に設けられている。しかし、このような構造では、被固定物に対してウィンチを確実に固定することが困難になり得た。
そこで、本考案は、被固定物に対してウィンチを確実に固定することが可能な、ベース体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本考案に係るベース体は、被固定物に対してウィンチを固定するためのベース体であって、板状に形成されており、前記ウィンチを取り付けるための取り付け構造が形成されており、且つ、前記被固定物に周回される固定ベルトを挿通するための一組又は複数組の貫通孔対が幅方向に間隔を空けて穿設されていることを特徴とする。
上記構成によれば、被固定物に対してウィンチを確実に固定することが可能となる。
前記被固定物に当接される面から突設された突部を備えてもよい。
上記構成によれば、被固定物に突部が食い込むことで、被固定物に対してウィンチを一層確実に固定することが可能となる。
前記突部は前記貫通孔対を結ぶ箇所に突設されていてもよい。
上記構成によれば、固定ベルトが被固定物にベース体を押し付ける力が突部に伝わり易くなる。これにより、被固定物に突部が食い込み易くなるので、当該被固定物に対してウィンチをより一層確実に固定することが可能となる。
前記ウィンチの取り付け構造は、前記ウィンチを取り付けるための取り付け部材を挿通するために穿設された取り付け孔を含んでもよい。
上記構成によれば、従来よりも容易にベース体に対してウィンチを取り付けることが可能となる。
前記貫通孔対それぞれから幅方向の外向きに延びて前記幅方向の端縁まで至るように切欠き対が穿設されていてもよい。
上記構成によれば、貫通孔対それぞれに固定ベルトを容易に挿通することが可能となる。
前記複数組の貫通孔対は、前記ウィンチの取り付け構造の少なくとも一部と同じ高さ位置又は前記取り付け構造よりも上方において穿設された第1貫通孔対と、前記取り付け構造の少なくとも一部と同じ高さ位置又は前記取り付け構造よりも下方において穿設された第2貫通孔対とを含んでもよい。
上記構成によれば、高さ方向においてウィンチの取り付け構造を挟み込むように2つの固定ベルトを挿通することで、被固定物に対してウィンチを一層確実に固定することが可能となる。
本考案によれば、被固定物に対してウィンチを確実に固定することが可能な、ベース体を提供することができる。
本考案の実施形態に係るベース体を用いて樹木の幹に対してウィンチを固定したうえで特殊伐採を行っている様子を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係るベース体の正面図である。 本考案の実施形態に係るベース体の図2に示す矢視図であり、(A)がIIIA矢視図、(B)がIIIB矢視図である。
(ベース体10)
以下、本考案の実施形態に係るベース体について図面を参照して説明する。なお、本実施形態によって本考案が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
図1は、本考案の実施形態に係るベース体を用いて樹木の幹に対してウィンチを固定したうえで特殊伐採を行っている様子を示す斜視図である。図2は、同ベース体の正面図である。図3は、同ベース体の図2に示す矢視図であり、(A)がIIIA矢視図、(B)がIIIB矢視図である。
なお、以下の説明では、図1及び図2における紙面略上下方向であって被固定物である樹木の幹T(被固定物)に固定されたベース体10が当該樹木の幹Tに沿って延びる方向をベース体10の高さ方向と称し、図1及び図2における紙面略左右方向であって前記高さ方向に直交する方向をベース体10の幅方向と称する。
図1に示すように、本実施形態に係るベース体10は、特殊伐採を行う現場に適用され、樹木の幹T(被固定物)に対してウィンチWを固定するために用いられる。なお、ここでいう特殊伐採とは、伐採対象となる樹木(図示せず)を切断した後で、当該樹木をそのまま倒さずに、ロープRで吊り下げながら、ウィンチW及び滑車(同前)などを用いて、例えば、地面上などに設けられた所望する置き場所に安全に載置する伐採のことをいう。また、ウィンチWは、例えば、ヨットのセールを操作するためのものを用いてもよいし、当該特殊伐採用に製造したものを用いてもよいし、又は、その他のものを用いてもよい。
図2及び図3に示すように、本実施形態に係るベース体10は、板状に形成されており、且つ、図2の正面視において矩形状である。ベース体10は、例えば、金属などの頑丈な部材で形成されていてもよい。
(取り付け構造20)
図2に示すように、ベース体10には、ウィンチWを取り付けるための取り付け構造20が形成されている。取り付け構造20は、ベース体10の前面にウィンチWを取り付けるための取り付け部材(図示せず)を挿通するために穿設された5つの取り付け孔22を含む。5つの取り付け孔22は、それぞれ、図2の正面視において円形状である。また、5つの取り付け孔22は、ウィンチWの底面の外周縁に沿う円周上に互いに間隔を空けて穿設されている。
なお、上記した取り付け部材(図示せず)は、例えば、雄螺子及び釘などであってもよい。当該雄螺子及び釘などは、ベース体10の背面側から5つの取り付け孔22に挿通されてもよいし、或いは、ウィンチWの底面から突出することでベース体10の前面側から5つの取り付け孔22それぞれに挿通されてもよい。
前者の場合には、例えば、ウィンチWの底面に螺子穴などを予め穿設しておいてもよいし、或いは、ウィンチWの底面を穿ちながら螺合させるか又は食い込ませてもよい。また、後者の場合には、例えば、5つの取り付け孔22それぞれの背面側に雌螺子などを配してもよいし、或いは、樹木の幹T(被固定物)に対して直接的に螺合させるか又は食い込ませてもよい。
(貫通孔対30a及び30b)
ベース体10には、樹木の幹T(被固定物)に周回される固定ベルトBを挿通するための貫通孔対30a及び30bが幅方向に間隔を空けて穿設されている。なお、本実施形態に係るベース体10には、当該貫通孔対30a及び30bが2組穿設されている。具体的には、第1貫通孔対30a及び30bがウィンチWの取り付け構造20よりも上方において穿設されており、第2貫通孔対30a´及び30b´がウィンチWの取り付け構造20よりも下方において穿設されている。
第1貫通孔対30a及び30bのうちの貫通孔30aは、ベース体10の幅方向の端縁10a(すなわち、図2において左側の端縁)に沿うように穿設されている。図1に示すように、当該貫通孔30aは、固定ベルトBの幅寸法に応じた高さ寸法を有する略矩形状である。また、第1貫通孔対30a及び30bのうちの貫通孔30bは、ベース体10の幅方向の端縁10b(すなわち、図2において右側の端縁)に沿うように穿設されている。図1に示すように、当該貫通孔30bは、固定ベルトBの幅寸法に応じた高さ寸法を有する略矩形状である。貫通孔30aと貫通孔30bとは、それぞれ、同じ形状及び寸法を有し、且つ、ベース体10において同じ高さ位置に形成されている。
第2貫通孔対30a´及び30b´の形状及び寸法並びに配置は、ウィンチWの取り付け構造20よりも下方において穿設されていることを除き、第1貫通孔対30a及び30bと同様であるため、ここではその説明を繰り返さない。
(切欠き対32a及び32b)
ベース体10には、貫通孔対30a及び30bそれぞれから幅方向の外向きに延びて幅方向の端縁10a又は10bまで至るように切欠き対32a及び32bが穿設されている、なお、本実施形態に係るベース体10には、当該切欠き対32a及び32bが2組穿設されている。具体的には、第1切欠き対32a及び32bが第1貫通孔対30a及び30bに応じた高さ位置に穿設されており、第2切欠き対32a´及び32b´が第2貫通孔対30a´及び30b´に応じた高さ位置に穿設されている。
第1切欠き対32a及び32bのうちの切欠き32aは、貫通孔30aの幅方向の外側の端縁(すなわち、図2において左側の端縁)の高さ方向の中央部から外向きに延びてベース体10の幅方向の端縁10aまで至るように穿設されている。当該切欠き32aは、第1固定ベルトB(及び第2固定ベルトB´)の幅寸法よりも十分に小さい高さ寸法を有する。
第1切欠き対32a及び32bのうちの切欠き32bは、貫通孔30bの幅方向の外側の端縁(すなわち、図2において右側の端縁)の高さ方向の中央部から外向きに延びてベース体10の幅方向の端縁10bまで至るように穿設されている。当該切欠き32bは、第2固定ベルトB´(及び第1固定ベルトB)の幅寸法よりも十分に小さい高さ寸法を有する。切欠き32aと切欠き32bとは、それぞれ、同じ形状及び寸法を有し、且つ、ベース体10において同じ高さ位置に形成されている。
第2切欠き対32a´及び32b´の形状及び寸法並びに配置は、第2貫通孔対30a´及び30b´に応じた高さ位置に穿設されていることを除き、第1切欠き対32a及び32bと同様であるため、ここではその説明を繰り返さない。
(突部40)
図2及び図3に示すように、ベース体10は、その背面(被固定物に当接される面)から突設された4つの突部40を備える。なお、貫通孔対30a及び30b等との位置関係を明確にするために、図2では4つの突部40を破線で示してある。4つの突部40は、それぞれ、ベース体10の厚さ方向に沿って延びる軸線を有した円柱状に形成されている。
4つのうち2つの突部40は、第1貫通孔対30a及び30bを結ぶ箇所に突設される。そのうちの一方の突部40は、貫通孔30aの近傍において当該貫通孔30aの中央部と同じ高さ位置に突設され、且つ、そのうちの他方の突部40は、貫通孔30bの近傍において当該貫通孔30bの中央部と同じ高さ位置に突設される。
4つのうち残り2つの突部40は、第2貫通孔対30a´及び30b´を結ぶ箇所に突設される。そのうちの一方の突部40は、貫通孔30a´の近傍において当該貫通孔30a´の中央部と同じ高さ位置に突設され、且つ、そのうちの他方の突部40は、貫通孔30b´の近傍において当該貫通孔30b´の中央部と同じ高さ位置に突設される。
(その他の構成)
ベース体10には、第1貫通孔対30a及び30bのうちの貫通孔30aを高さ方向において挟み込むように2つの孔50が穿設されている。2つの孔50のうち上方に位置する孔50は、ベース体10の幅方向の端縁10aと高さ方向の端縁10cとが交わる角部に沿う位置に穿設されている。また、第1貫通孔対30a及び30bのうちの貫通孔30bに対しても同様の位置関係で2つの孔50が穿設されている。
さらに、貫通孔30aの上方に穿設された孔50と、貫通孔30bの上方に穿設された孔50との間には、3つの孔52がベース体10の高さ方向の端縁10c(すなわち、図2において上側の端縁)に沿って並ぶように穿設されている。なお、上記した4つの孔50及び3つの孔52は、それぞれ、図2の正面視において互いに同じ径寸法を有する円形状に穿設されている。
ベース体10には、第2貫通孔対30a´及び30b´に対しても第1貫通孔対30a及び30bに対してと同様の位置関係で4つの孔50及び3つの孔52が穿設されている。なお、これら4つの孔50及び3つの孔52は、上記した第1貫通孔対30a及び30bの近傍に穿設されている4つの孔50及び3つの孔52と、ベース体10の高さ方向の中央を幅方向に沿って延びる中心線に関して線対称に穿設されているため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
(被固定物に対してウィンチを固定する方法)
以下、図1及び図2に基づいて、上記実施形態に係るベース体10を用いて樹木の幹(被固定物)に対してウィンチWを固定する方法の一例、及びその後に特殊伐採を行う方法の一例について説明する。また、各工程において上記実施形態に係るベース体10が奏する効果についても併せて説明する。
まず、ベース体10に形成された取り付け構造20の前面にウィンチWの底面を宛がったうえで、5つの取り付け孔22それぞれに背面側から雄螺子(取り付け部材)を挿通し、当該雄螺子それぞれをウィンチWの底面に螺合させることで、ベース体10の前面側にウィンチWを取り付ける。
このように、上記実施形態に係るベース体10は、取り付け構造20が雄螺子(同前)を挿通するために穿設された取り付け孔22を含むことで、例えば一般に溶接でウィンチを取り付けていた従来のベース体と比較して、ウィンチWを容易に取り付けることが可能となる。
次に、第1貫通孔対30a及び30bに第1固定ベルトBを挿通する。具体的には、第1固定ベルトBの厚さ方向をベース体10の高さ方向と平行にしたうえで、第1固定ベルトBをその幅方向の端縁側から切欠き32aに挿入していく。そして、第1固定ベルトBを撓ませながら切欠き32aを介して貫通孔30a内に挿入していき、第1固定ベルトBの幅方向を貫通孔30a内でベース体10の高さ方向と平行にする。このようにして、第1固定ベルトBを貫通孔30aに挿通することができる。
さらに、同様の手法で第1固定ベルトBを貫通孔30bに挿通する。このとき、第1固定ベルトBは、ベース体10の前面(すなわち、ウィンチWが取り付けられた側の面)において当該ベース体10の幅方向に沿って貫通孔30aと貫通孔30bとを結ぶように延在し、且つ、貫通孔30a及び貫通孔30bそれぞれに前面側から背面側に向けて挿通される。上記のようにして、第1切欠き対32a及び32bを利用して第1貫通孔対30a及び30bに第1固定ベルトBを挿通する。そして、同様の手法により、第2切欠き対32a´及び32b´を利用して第2貫通孔対30a´及び30b´に第2固定ベルトB´を挿通する。
このように、上記実施形態に係るベース体10は、第1切欠き対32a及び32bが穿設されていることで、第1貫通孔対30a及び30bに第1固定ベルトBを容易に挿通することが可能となる。同様に、第2切欠き対32a´及び32b´が穿設されていることで、第2貫通孔対30a´及び30b´に第2固定ベルトB´を容易に挿通することが可能となる。
次に、第1貫通孔対30a及び30bに第1固定ベルトBが挿通され、且つ、第2貫通孔対30a´及び30b´に第2固定ベルトB´が挿通された状態を維持しつつ、ベース体10の高さ方向を樹木の幹Tが延びる上下方向と平行にたうえで、ベース体10の背面(すなわち、ウィンチWが取り付けられ、且つ、第1固定ベルトB及び第2固定ベルトB´それぞれの一部が対向する面とは反対側の面)、正確には、当該背面から突設された4つの突部40の先端に樹木の幹T(被固定物)を当接させる。そして、第1固定ベルトBを樹木の幹Tに周回させたうえで第1ラチェット機構Cを用いて締め上げ、同様に、第2固定ベルトB´を樹木の幹Tに周回させたうえで第2ラチェット機構C´を用いて締め上げることにより、樹木の幹Tに対してウィンチWを固定する。
このように、上記実施形態に係るベース体10は、第1貫通孔対30a及び30bが幅方向に間隔を空けて穿設されていることで、例えば、第1固定ベルトBの一部をベース体10の前面に当接させて第1固定ベルトBで樹木の幹T(被固定物)と共にベース体10を締め上げることが可能となる。同様に、第2固定ベルトB´で樹木の幹T(同前)と共にベース体10を締め上げることが可能となる。その結果、例えば一般に固定ベルトを挿通するための構造がその両側面に設けられていた従来のベース体と比較して、樹木の幹T(同前)に対してウィンチWを確実に固定することが可能となる。
また、上記実施形態では、ウィンチWの取り付け構造20の上方において第1貫通孔対30a及び30bが穿設され、且つ、当該取り付け構造20の下方において第2貫通孔対30a´及び30b´が穿設されている。これにより、高さ方向において当該取り付け構造20を挟み込むように第1固定ベルトB及び第2固定ベルトB´(2つの固定ベルト)を挿通することができるため、樹木の幹T(被固定物)に対してウィンチWを一層確実に固定することが可能となる。
さらに、上記実施形態に係るベース体10は、樹木の幹T(被固定物)に突部40が食い込むことで、当該樹木の幹Tに対してウィンチWを一層確実に固定することが可能となる。
また、上記実施形態では、突部40が第1貫通孔対30a及び30bを結ぶ箇所に突設されていることで、第1固定ベルトBが樹木の幹Tにベース体10を押し付ける力が突部40に伝わり易くなる。これにより、樹木の幹Tに突部40が食い込み易くなるので、樹木の幹Tに対してウィンチWをより一層確実に固定することが可能となる。なお、上記実施形態では、2つの突部40が第1貫通孔対30a及び30bを結ぶ箇所に突設されていることで、前記効果を顕著にすることが可能となる。さらに、2つの突部40が第2貫通孔対30a´及び30b´を結ぶ箇所にも突設されることで、前記効果を一層顕著にすることが可能となる。
次に、基端部が鋭利に形成されると共に先端部が輪を描くように湾曲して形成された第1ロープガイドGを、図2の正面視において右上角部に沿うように穿設された孔50にベース体10の前面側から挿通し、前記先端部を樹木の幹Tに食い込ませる。同様に、第2ロープガイドG´を、図2の正面視において左下角部に沿うように穿設された孔50にベース体10の前面側から挿通し、その先端部を樹木の幹Tに食い込ませる。
最後に、ウィンチWに巻回されたロープRをロープガイドGの先端部に挿通し、さらに、外部に設けられた滑車(図示せず)などを介して伐採対象となる樹木(図示せず)に括り付ける。以上により、特集伐採を行うための準備が完了する。その後は、伐採対象となる樹木を切断したあと、ウィンチWに設けられたレーバーを人手で操作することで、伐採した樹木をロープRで吊り下げながら所望する置き場(例えば地面など)に安全に載置する。
(変形例)
上記説明から、当業者にとっては、本考案の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本考案を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本考案の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
上記実施形態では、ウィンチWの取り付け構造20がウィンチWを取り付けるための取り付け部材(図示せず)を挿通するために穿設された取り付け孔22を含む場合について説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、取り付け構造20は、ウィンチWの底面とベース体10の前面とのそれぞれに互いに係合する係合部材をもうけることで、ウィンチWが取り付けられてもよいし、他の構造でウィンチWが取り付けられてもよい。
上記実施形態では、ウィンチWの取り付け構造20よりも上方において第1貫通孔対30a及び30bが穿設され、且つ、ウィンチWの取り付け構造20よりも下方において第2貫通孔対30a´及び30b´が穿設されている場合について説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、ウィンチWの取り付け構造20の少なくとも一部と同じ高さ位置において第1貫通孔対30a及び30bが穿設され、且つ、ウィンチWの取り付け構造20の少なくとも一部と同じ高さ位置において第2貫通孔対30a´及び30b´が穿設されていてもよい。
上記実施形態に係るベース体10には、二組の貫通孔対(第1貫通孔対30a及び30bと第2貫通孔対30a´及び30b´)が穿設されている場合について説明したが、これに限定されるわけではない。すなわち、ベース体10には、一組の貫通孔対30a及び30bのみが穿設されていてもよいし、三組以上(すなわち、上記実施形態の二組とあわせて複数組)の貫通孔30a及び30bが穿設されていてもよい。
なお、一組の貫通孔対30a及び30bのみが穿設されている場合、当該一組の貫通孔対30a及び30bが高さ方向の中央に穿設されていることで、良好なバランスを保ちながら簡単な構造で樹木の幹T(被固定物)に対してウィンチWを固定することが可能となる。
このような場合、例えば、幅方向に貫通する孔が穿設された土台部(図示せず)を介してウィンチWをベース体10に取り付けることで、上記実施形態の場合と同様に固定ベルトBを貫通孔対30a及び30bに対して挿通することが可能となる。なお、例えば、奇数組の貫通孔対30a及び30bが穿設されている場合において、当該奇数組の中で高さ方向の中央に位置する貫通孔対30a及び30bについても同様の土台部を適用することが可能である。
上記実施形態に係るベース体10には、貫通孔対30a及び30b(第1貫通孔対30a及び30b並びに第2貫通孔対30a´及び30b´)を結ぶ箇所に突部40が2つ突設されている場合について説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、貫通孔対30a及び30bを結ぶ箇所に突部40が1つのみ突設されてもよいし、3つ以上突設されてもよい。また、貫通孔対30a及び30bを結ぶ箇所以外の箇所に突部40が突設されてもよい。さらに、突部40が突設されていなくてもよい。
上記実施形態では、ベース体10が特殊伐採を行う現場に適用される場合について説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、樹木の枝や葉などを剪定する場合に適用されてもよいし、林業以外でウィンチWを用いる現場に適用されてもよい。また、上記実施形態では、被固定物が上下方向に延びる樹木の幹Tである場合について説明したが、上下方向に延びる支柱などであってもよいし、又は、水平方向やその他の方向に延びる他のものであってもよい。
10 ベース体
10a、10b 幅方向の端縁
10c、10d 高さ方向の端縁
20 取り付け構造
22 取り付け孔
30a、30b 貫通孔対
32a、32b 第1切欠き対
40 突部
50、52 孔
B 固定ベルト
C ラチェット機構
R ロープ
S ロープガイド
T 樹木の幹
W ウィンチ

Claims (6)

  1. 被固定物に対してウィンチを固定するためのベース体であって、
    板状に形成されており、
    前記ウィンチを取り付けるための取り付け構造が形成されており、且つ、
    前記被固定物に周回される固定ベルトを挿通するための一組又は複数組の貫通孔対が幅方向に間隔を空けて穿設されていることを特徴とする、ベース体。
  2. 前記被固定物に当接される面から突設された突部を備える、請求項1に記載のベース体。
  3. 前記突部は前記貫通孔対を結ぶ箇所に突設されている、請求項2に記載のベース体。
  4. 前記ウィンチの取り付け構造は、前記ウィンチを取り付けるための取り付け部材を挿通するために穿設された取り付け孔を含む、請求項1乃至3のいずれかに記載のベース体。
  5. 前記貫通孔対それぞれから幅方向の外向きに延びて前記幅方向の端縁まで至るように切欠き対が穿設されている、請求項1乃至4のいずれかに記載のベース体。
  6. 前記複数組の貫通孔対は、前記ウィンチの取り付け構造の少なくとも一部と同じ高さ位置又は前記取り付け構造よりも上方において穿設された第1貫通孔対と、前記取り付け構造の少なくとも一部と同じ高さ位置又は前記取り付け構造よりも下方において穿設された第2貫通孔対とを含む、請求項1乃至5のいずれかに記載のベース体。
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