JP3663875B2 - 結束バンド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、結束した部材を被取付部材に取り付け固定する結束バンドに関し、詳しくは、切断具を用いることなく固定を解除して被結束部材を容易に回収できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ワイヤーハーネスなどの長尺な部材を、車体のボディパネルなどの他の部材に取付固定する際に使用する結束バンドが知られており、この結束バンドは被結束部材にバンド部を巻き付けて結束するとともに、バンド部に一体に設けられたクリップなどの固定部を他の部材の取付穴に差し込んで固定することができるようになっている。
【0003】
この種の結束バンドとしては、図7および図8に示すようなものがある。この結束バンド1は、係合溝(鋸歯状の歯)2を一面側に形成したバンド部3の基端側に、そのバンド部3を挿通可能に開口して内部にその係合溝2に係合する係止爪4を備える係止部5を設けられており、バンド部3を被結束部材のワイヤーハーネスWなどに巻き付けて係止部5に挿通し係合溝2を係止爪4に係止させることによりそのワイヤーハーネスWを緊締し結束する。また、この結束バンド1の係止部5の近傍には、撓み部(係合部)6を支持部(柱部)7に支持させた矢印形状のクリップ(固定部)8が設けられており、このクリップ8は、車体のボディパネル(被取付部材)Bなどに開口する取付穴Hに撓み部6を弾性変形させつつ差し込んで弾性復帰したときにその端部6aを取付穴Hの縁に係合させ固定することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の結束バンドにあっては、係止部5の係止爪4が係合溝2に係合してバンド部3が戻る方向へ移動することを制限して抜けてしまうことがないようになっており、クリップ8も撓み部6が拡開して端部6aを取付穴Hの縁に係合させて抜けてしまうことがないようになっている。
【0005】
ここで、近年、製品をそのまま廃材とするのではなく部材を分離・再利用することが求められており、車体のボディパネルBに取り付けたワイヤーハーネスWなども、解体時にパネルBから取り外す必要がある。このため、結束バンド1は、バンド部3とワイヤーハーネスWとの間にハサミやニッパなどの切断具の刃を差し込んで切断していた。
【0006】
しかし、この作業は結束バンド1毎に行なわなければならず、そのバンド部3はワイヤーハーネスWを緊締した状態であるため、その作業に時間が掛かるという問題があった。
そこで、本発明は、切断具を用いる必要のないバンド部の容易な固定解除を実現することにより、ワイヤーハーネスなどの結束して取り付けた部材を容易に取り外すことができるようにして、解体作業などの負担を軽減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1に記載の発明は、長尺に形成された可撓性を有するバンド部と、バンド部の端部に設けられ反転させた該バンド部に係合し移動を係止する係止部と、係止部に係合したときのバンド部の外面側に位置する係合部が被取付部材に係合固定する固定部と、を備える結束バンドであって、前記固定部が係合部を支持する柱部と該柱部立設されるとともに前記バンド部の幅より狭い幅に形成された板状部とを備える一方、前記バンド部に側辺から内方に延在して固定部の板状部を内面側に位置させつつ柱部を挿脱可能で前記板状部を前記バンド部から離脱する際に拡開する切欠部を形成し、該固定部をバンド部に着脱可能に作製したことを特徴とするものである。
【0008】
この請求項1に記載の発明では、固定部は、バンド部から離脱させた状態で部品管理して、使用する前に板状部をバンド部の内面側に位置させつつ柱部を切欠部に端部まで挿通することによりバンド部に取り付けて固定部を備える結束バンドとすることができる。この後には、例えば、ワイヤーハーネスの周面とバンド部との間に固定部の板状部を挟み込む状態でそのワイヤーハーネスをバンド部が緊締し結束した後に固定部により被取付部材に固定することができる一方、緊締されたワイヤーハーネスを固定部から離隔する方向に一定以上の力で牽いたときにはその切欠部を拡開させてバンド部との間から板状部を離脱させることができる。したがって、固定部を残して被取付部材へのワイヤーハーネスの固定を解除することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記バンド部の切欠部端部を固定部の柱部の断面形状と略同一に形成する一方、該切欠部の端部以外の幅を固定部の柱部よりも幅狭に形成したことを特徴とするものである。この請求項2に記載の発明では、固定部の柱部をバンド部の切欠部に端部まで挿通したときには、その柱部は切欠部端部にはまり込んで位置決め固定される。したがって、ワイヤーハーネスのバンド部による結束時に固定部の位置がずれたり外れたりすることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明に係る結束バンドの一実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、上述した従来技術と同様な構成には同一の符号を付してその説明を簡単にする。
【0011】
図1および図2において、10は可撓性を有する樹脂材料により作製された結束バンドであり、結束バンド10は、ワイヤーハーネス(被結束部材)Wに巻き付けるバンド部3の内面側に、係止部5に挿通したときに係止爪4に係合する係合溝2を形成するとともに、車体のボディパネル(被取付部材)Bなどに開口する取付穴Hに差し込んだときに支持部(柱部)7が支持する撓み部6が撓んでその端部6aが係合固定する矢印形状のクリップ(固定部)8がそのバンド部3の外面側に立設されている。
【0012】
この結束バンド10は、バンド部3の幅L2よりも狭い幅L1に形成された板状部15の一面側にクリップ8が立設される一方、バンド部3は係止部5近傍の一側辺から内方に向かって直交方向に切り込まれた切欠部11が形成されて、クリップ8をバンド部3に着脱可能に作製されている。
このバンド部3の切欠部11は、内方の端部12まではクリップ8の支持部7の外径R1よりも狭い幅R2のスリット形状に形成されると共にその端部12は支持部7と略同一径(略同一の断面形状)R1に形成されて、クリップ8の支持部7を端部12まで挿通したときに、その支持部7を端部12にはめ込んで位置決め固定することができるようになっている。
【0013】
このような構成から、この結束バンド10は、使用する前にクリップ8の板状部15をバンド部3の内面側に位置させつつ支持部7を切欠部11に端部12まで挿通することにより、その切欠部11の端部12がクリップ8(支持部7)の位置ずれが生じないようにバンド部3に取付保持する状態に組み立てて使用する。
このため、結束バンド10は、例えば図3に示すように、従来技術で説明した結束バンド1と同様に、テープ巻きしたワイヤーハーネスWの周面とバンド部3との間に板状部15を挟み込む位置関係として、そのバンド部3をワイヤーハーネスWに巻き付けて係合溝2を係止部5の係止爪4に係止させることにより、ワイヤーハーネスWを緊締した状態で保持することができ、この後に、余分なバンド部3をハサミにより除去して、図4に示すように、クリップ8の撓み部6を頭部からパネルBなどの取付穴Hに弾性変形させつつ差し込んで弾性復帰させることによって撓み部6の端部6aを取付穴Hの縁に係合させ固定することができる。このとき、クリップ8の板状部15はワイヤーハーネスWの周面とバンド部3との間に挟み込まれて緊締されているので、切欠部11の延在方向に移動してしまうことはない。
【0014】
そして、この結束バンド10は、車体の解体作業などを行なう際には、ワイヤーハーネスWを一端側よりパネルBから引き離す力(クリップ8から離隔する方向への幅方向に均一でない過度の負荷)が加えられたとき、図5(b)に示すようにバンド部3の切欠部11が拡開してバンド部3との間から板状部15を離脱させることができ、特にワイヤーハーネスWはバンド部3の切欠部11側を把持してパネルBから引き剥すように牽くことにより、その切欠部11の拡開方向に牽くことになってより容易に板状部15を離脱させることができる。
【0015】
このように本実施形態では、結束バンド10はバンド部3とクリップ8とを位置関係をずれないように組み立てて使用することができるので、従来の結束バンド1と同様に使用することができると共に、別個に部品管理するので、このバンド部3とクリップ8とはワイヤーハーネスWやパネルBの取付穴Hのサイズに合わせて任意に組み合せて使用することができる。
【0016】
そして、車両の解体時などにワイヤーハーネスWを取り外す際にはワイヤーハーネスWを把持して牽くだけでバンド部3の切欠部11を拡開させてクリップ8(板状部15)から離脱させて固定を解除することができ、ワイヤーハーネスWの解体・回収する作業時の負担を軽減することができる。
なお、本実施形態では特に説明していないが、バンド部3の切欠部11周辺を他よりも厚めに形成したり、切欠部11端部12から他辺側までの間隔を切欠部11よりも長くして、またその切欠部11がないときの幅に設定することにより強度不足になってしまわないようにするのが好適であることは云うまでもない。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、固定部の板状部は、バンド部が結束する部材をその固定部から離隔する方向に牽くだけでバンド部の切欠部を拡開させてそのバンド部の内面側から離脱させることができるので、固定部を残して被取付部材への固定を解除することができ、結束固定したワイヤーハーネスなどを容易に取り外すことができる。したがって、結束バンドを用いて固定する部材を解体・回収する作業などを大きな負担なく行なうことができる。
【0018】
また、固定部の柱部をバンド部の切欠部に端部にはめ込むようにすることにより、固定部をバンド部に着脱可能にしてもバンド部による結束時に固定部がずれたり外れたりすることをなくすことができ、結束時の作業性を損なってしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る結束バンドの一実施形態を示す図であり、その全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】その組み立て後の正面図である。
【図3】その使用を説明する状態図である。
【図4】その固定時を示す状態図である。
【図5】その固定解除を説明する図であり、(a)は固定時の状態図、(b)はその解除時の状態図である。
【図6】その固定解除後を示す状態図である。
【図7】従来の結束バンドを示す図2に対応する正面図である。
【図8】その固定時の状態を示す状態図である。
【符号の説明】
2 係合溝
3 バンド部
4 係止爪
5 係止部
6 撓み部
7 支持部
8 クリップ(固定部)
10 結束バンド
11 切欠部
12 端部
15 板状部
B ボディパネル
H 取付穴
W ワイヤーハーネス(被結束部材)

Claims (2)

  1. 長尺に形成された可撓性を有するバンド部と、バンド部の端部に設けられ反転させた該バンド部に係合し移動を係止する係止部と、係止部に係合したときのバンド部の外面側に位置する係合部が被取付部材に係合固定する固定部と、を備える結束バンドであって、
    前記固定部が係合部を支持する柱部と該柱部立設されるとともに前記バンド部の幅より狭い幅に形成された板状部とを備える一方、前記バンド部に側辺から内方に延在して固定部の板状部を内面側に位置させつつ柱部を挿脱可能で前記板状部を前記バンド部から離脱する際に拡開する切欠部を形成し、該固定部をバンド部に着脱可能に作製したことを特徴とする結束バンド。
  2. 前記バンド部の切欠部端部を固定部の柱部の断面形状と略同一に形成する一方、該切欠部の端部以外の幅を固定部の柱部よりも幅狭に形成したことを特徴とする請求項1に記載の結束バンド。
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