JP5178359B2 - ケーブル支持線引留め具 - Google Patents
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Description
本発明は、概し、光ケーブルや電話線の通信線を電柱から建物に引き込む(引き留める)際に用いるケーブル支持線引留め具に関するものである。
建物や電柱などに設けた受止材(フック)に掛止する掛止リング(概し、鋼線をなす環状に形成したもの)を突設した樹脂製の引留め具本体の片面に、複数個のガイド突子を備え、該ガイド突子を経て支持線を巻き付け固定する耳片部を、前記本体の一端に長手方向に沿わせて突設した構成のものがある(例えば、特許文献1、特許文献2)。
前記従来構造のものは、ガイド突子に支持線を牽引案内させて耳片部に巻き付け固定して支持線を張設し、該支持線に通信線(光ケーブルや電話線)を支持させて引き留めるものであるが、その引留め操作に際し、支持線を構成する硬い鋼線を屈曲してガイド突子に案内させて耳片部に巻き付けるための、その作業が煩雑で、煩雑であるが故に熟練を要している。
本発明は、斯様な従来例の欠点に着目し、引留め操作を簡単に行えるケーブル引留め具を提供することを目的として創案したものである。
引留め具本体と該本体の長手方向の一端に突設して建屋などに設けた受止材に先端の掛止リングを係止する掛止杆を備えて成り、引留め具本体は、前記掛止杆の基部を介して互いに重ね合わせて、ボルトとこれに螺合するナットによって締付ける一対の挟持材で構成し、挟持材は、相対向面の、長手方向に沿う、それぞれの一端側にケーブル支持線の一半を係合する挟持溝を備えた主体部と、該主体部の前記長手方向に沿う一端に対応する他端に突設した突片とで構成し、該突片の先端の係止鍔と前記主体部との間の間隙を、前記ケーブル支持線を強制的に挟入する係止間隙としたことを基本的手段とし、この基本的手段に掛止杆を突設する側の、挟持材の長手方向の一端側を円弧状の案内端縁とした点を付加することにより、引留め作業に伴う支持線の牽引操作をより円滑に行うことができ、引留め作業の省力化を図ることができる。
本発明によれば、ボルトとナットによって引留め具本体を構成する挟持材同士を仮締めした状態で、挟持材同士の相対向面に設けた挟持溝に支持線を係合させ、挟持溝より導出した支持線部分を牽引して係止間隙に強制的に挟入させて仮止めでき、しかも、支持線の前記牽引状態を維持させた状態でボルトとナットによる締付け操作を行うことができ、ガイド突子を利用した支持線の屈曲変形を必要ともしないから、ケーブルの引留め操作を簡単かつ確実に行えるケーブル支持線引留め具を提供できる。
図面は、本発明に係るケーブル支持線引留め具の一実施例を示し、図1は使用時の状態の正面図、図2は仮止め時の状態の平面図、図3は図2の右側面図、図4は図2の左側面図、図5は各部材を組付けた状態の一部欠截底面図、図6は図5のx−x線断面図である。
本発明に係るケーブル支持線引留め具Aは、引留め具本体Aaを構成する一対の挟持材(合成樹脂製の)1,1´と、該挟持材1,1´間に基部が介在されて挟持材1,1´に組付けられる掛止杆2および前記挟持材1,1´を互いに締付けるボルト3並びにこれに螺合するナット4で構成する。
挟持材1,1´は、重ね合わせたとき、ぞれぞれ互いに一致する輪郭形を備え、長手方向の一端を円弧状の案内端縁bとした、やや長方形状の主体部1a,1´aと、該主体部1a,1´aの長手方向に沿う一端に並べて突設した突子片1b,1´bとで構成し、主体部1a,1´aの相対向面の中央には、前記案内端縁b側の一端に偏して、先端に、掛止リング2aを備えた前記掛止杆2の基部側の一半をそれぞれ嵌合する組付け溝5を設け、また、相対向面の長手方向に沿う一端(前記突子片1b,1´b側の一端に対応する)には支持線6の、長手方向に沿う一半を係合する挟持溝8を(図示、8aは支持線6を確実に挟持するための突条である)設けたものである。
突片1b,1´bは、先端に係止鍔1b´,1´b´を備え、互いに重ね合わせたとき先端側に鍔部を備えた円柱体を成す半円柱体で成り、この突片1b,1´bの係止鍔1b´,1´b´と、突片1b,1´bを突設した前記主体部1a,1´aとの間を、前記係止鍔1b´,1´b´の下面を傾斜面aとすることにより、奥行方向に漸次径を狭くした、前記支持線6の係止間隙7としてある。
掛止杆2は、金属杆を屈曲形成して構成し、前記の通り、先端に掛止リング2aを備えるとともに、基端側を屈曲状にして係止部片2bを設けたもので、挟持材1、1´に設けた前記組付け溝5に、この係止部片2bを含んだ掛止杆2の基部の、長手方向に沿う一半を嵌合して係止させるようにしてある。
そして、組付け溝5に掛止杆2の基部側を嵌合するようにして挟持材1,1´を重ね合わせ、一方の挟持材1´に設けた凹陥部10にナット4を嵌合し、前記凹陥部10に対応して設けた、他方の挟持材1´の連通孔11を通じて前記ボルト3を螺合して緩く締め付けて、一対の挟持材1,1´および掛止杆2を互いに組合わせる一方、掛止杆2の掛止リング2aを建屋その他の引留め側に設けた受止材に掛止させ、引留め具本体Aaを構成する挟持材1,1´間に支持線6を装入するようにして各挟持材1、1´の相対する挟持溝8,8に係合させて、挟持溝8から導出状にして突出している支持線6部分を、牽引して案内端縁bに当てるようにして折り返して、互いに重なり合って円柱状になった、適宜の突片1b,1´bに巻き付けて挟入間隙7に強制的に挟入して係止させ(仮止めし)、次いで、緩い状態にあったナット4を増し締めすることにより支持線6は引留められ、支持線6の挟入間隙7による係止状態を解放することにより常態時の引留め状態を得られるのである。
なお、係止間隙7を、実施例のように奥行方向に漸次径を狭くすることにより、径の異なる種々の支持線に対応して係止することができ、実施例においては、突片1b,1´bを互いに重ね合わせて成る、3個の係止突子を設けてあるが、単数でも不都合はない。
Aa 引留め具本体
1,1´ 挟持材
1a,1´a 主体部
1b,1´b 突片
1b´,1´b´ 係止鍔
2 掛止杆
2a 掛止リング
3 ボルト
4 ナット
6 ケーブル支持線
8 挟持溝
1,1´ 挟持材
1a,1´a 主体部
1b,1´b 突片
1b´,1´b´ 係止鍔
2 掛止杆
2a 掛止リング
3 ボルト
4 ナット
6 ケーブル支持線
8 挟持溝
Claims (2)
- 引留め具本体と該本体の長手方向の一端に突設して建屋などに設けた受止材に先端の掛止リングを係止する掛止杆を備えて成り、引留め具本体は、前記掛止杆の基部を介して互いに重ね合わせて、ボルトとこれに螺合するナットによって締付ける一対の挟持材で構成し、挟持材は、相対向面の、長手方向に沿う、それぞれの一端側にケーブル支持線の一半を係合する挟持溝を備えた主体部と、該主体部の前記長手方向に沿う一端に対応する他端に突設した突片とで構成し、該突片の先端の係止鍔と前記主体部との間の間隙を、前記ケーブル支持線を強制的に挟入する係止間隙とした、ケーブル支持線引留め具。
- 掛止杆を突設する側の、挟持材の長手方向の一端側を円弧状の案内端縁とした、請求項1記載のケーブル支持線引留め具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008177929A JP5178359B2 (ja) | 2008-07-08 | 2008-07-08 | ケーブル支持線引留め具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008177929A JP5178359B2 (ja) | 2008-07-08 | 2008-07-08 | ケーブル支持線引留め具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010022085A JP2010022085A (ja) | 2010-01-28 |
JP5178359B2 true JP5178359B2 (ja) | 2013-04-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008177929A Expired - Fee Related JP5178359B2 (ja) | 2008-07-08 | 2008-07-08 | ケーブル支持線引留め具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5178359B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10290515A (ja) * | 1997-04-15 | 1998-10-27 | Fujikura Ltd | 引込線引留具 |
JP2000041324A (ja) * | 1998-07-17 | 2000-02-08 | Fujikura Ltd | 架空ドロップケーブルの引き留め機能を有するs金物及びs金物による架空ドロップケーブルの引き留め部保持具 |
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2008
- 2008-07-08 JP JP2008177929A patent/JP5178359B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2010022085A (ja) | 2010-01-28 |
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