JP2012191762A - 巻付グリップのばらけ防止具 - Google Patents

巻付グリップのばらけ防止具 Download PDF

Info

Publication number
JP2012191762A
JP2012191762A JP2011053334A JP2011053334A JP2012191762A JP 2012191762 A JP2012191762 A JP 2012191762A JP 2011053334 A JP2011053334 A JP 2011053334A JP 2011053334 A JP2011053334 A JP 2011053334A JP 2012191762 A JP2012191762 A JP 2012191762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
branch line
winding grip
winding
twisted
grip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011053334A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Sato
義則 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical Tokyo Electric Power Co Inc
Priority to JP2011053334A priority Critical patent/JP2012191762A/ja
Publication of JP2012191762A publication Critical patent/JP2012191762A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

【課題】支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込むばらけ防止具を取り付けることにより、巻付グリップが解れてばらけしまう事態の発生を未然に防止した、巻付グリップのばらけ防止具を提供する。
【解決手段】本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、シンブルを介して電柱に取り付けるバンドを備えた支線取付具において、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込む一対のリング半割体により形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、電柱と、電柱近傍の地面に打ち込んでいるアンカーの間に斜行状に張設されている電柱支持用の支線において、支線の端部に撚り込んで当該支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具に関するものである。
従来より、電柱と、電柱近傍の地面に打ち込んでいるアンカーの間に電柱支持用の支線を斜行状に張設するために、例えば、特許文献1に開示されている支線取付具が使用されている。
この支線取付具100は、図10に示すように、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップ102と、この巻付グリップ102を電柱Pに取り付けるステンレス製の強化バンド101により構成されている。
強化バンド101は、中央の側面に巻付グリップ102の通し金具103が付設されている。この通し金具103に巻付グリップ102を挿通させて、強化バンド101に巻付グリップ102を取り付けている。
そして、この支線取付具100を使用する場合、図11(a)に示すように、所定の締付金具を用いて電柱Pに強化バンド101を取り付け、巻付グリップ102の略U字状の両端部を、支線Qの上端部に撚り込んで、支線Qの上端部を巻付グリップ102により把持している。
このとき、支線Qの下端部は、地面に打ち込まれたアンカー104に固定されている。
この他にも、図4に示すように、支線Qの上端部と下端部のいずれにも、巻付グリップ102の略U字状の両端部を撚り込んで、電柱Pと、電柱P近傍の地面に打ち込んでいるアンカー104の間に電柱支持用の支線Qを斜行状に張設することもある。
このとき、支線Qの巻付グリップ102の使用箇所は、図4に示すように、電柱P側の強化バンド101の部分、電柱Pとアンカー104との略中間に配される玉がいし105の部分、アンカー104の部分の3カ所となる。
具体的には、強化バンド101は、図5に示すように、電柱Pに巻回される略Cリング状の帯板によって形成され、その両端部は共に外側に向けて折り曲げられて、互いに相対向する挟持片部108を備えている。この両挟持片部108には、ボルト孔が設けられている。
そして、強化バンド101の両挟持片部108相互間には、丸型シンブル106が配置されている。この丸型シンブル106は、円環状で中心に円孔を有し、外周縁の全体が凹状に窪んでいる略滑車状に形成されている。この丸型シンブル106は、ボルトVにより支持されている。ボルトVは、強化バンド101における両挟持片部108のボルト孔に挿入される。
このとき、ボルトVは、両挟持片部108の間に配置されている丸型シンブル106の円孔に挿通している。そして、ボルトVの軸部の先端部にナットNを締結することで、強化バンド101は、電柱Pを締め付けるようにして電柱Pに取り付けられる。同時に、丸型シンブル106は、強化バンド101における両挟持片部108間に取り付けられる。
この丸型シンブル106には、図5に示すように、略U字状の巻付グリップ102が架け通され、巻付グリップ102の両端部を、上側支線Q1の上端部に撚り込んで、上側支線Q1の上端部を巻付グリップ102により把持している。
また、上側支線Q1の下端部においては、図4・図6に示すように、玉がいし部105に巻かれた略U字状の巻付グリップ102の両端部を撚り込んで、上側支線Q1の下端部を巻付グリップ102により把持している。
この玉がいし部105には、図6に示すように、さらに別の略U字状の巻付グリップ102が架けられ、巻付グリップ102の両端部を、下側支線Q2の上端部に撚り込んで、下側支線Q2の上端部を巻付グリップ102により把持している。この玉がいし部105の周面には、互いに直交するように巻付グリップ102を架けるための凹溝が形成されている。
また、下側支線Q2の下端部においては、図7に示すように、地面に打ち込まれたアイボルト状のアンカー104に取り付けられている馬蹄形の分けシンブル107を介して、略U字状に折曲して形成した巻付グリップ102を引っ掛けた状態で、巻付グリップ102の略U字状の両端部を下側支線Q2に撚り込んで、下側支線Q2の下端部を巻付グリップ102により把持している。
このとき、アンカー104部に入れる分けシンブル107と中間の玉がいし部105は、それぞれ巻付グリップ102のサイズが異なる。このように、アンカー104の部分や強化バンド101の部分は、丸型シンブル106や分けシンブル107を介して、巻付グリップ102が取り付けられている。
特開2005−102395号公報
しかしながら、特許文献1に示す支線取付具100を使用した場合、支線Qの上端部を、巻付グリップ102の略U字状の両端部により撚り込んで、支線Qの上端部を把持しているが、支線Qに撚り込んでいる巻付グリップ102の末端部に特別な措置を何ら施していないことから、図11(b)に示すように、支線Qに撚り込んでいる巻付グリップ102が解れてばらけてしまう事態が生じていた。
また、図4に示すように、電柱P側の強化バンド101の部分、電柱Pとアンカー104との略中間に配される玉がいし105の部分、アンカー104の部分において、巻付グリップ102の略U字状の両端部を支線Q(上側支線Q1、下側支線Q2)に撚り込んでいるときも、支線Qに撚り込んでいる巻付グリップ102の末端部に特別な措置を何ら施していないことから、この巻付グリップ102の末端部が解れてばらけしまう事態が生じていた。
具体的には、電柱P側の強化バンド101の部分において、図5に示すように、上側支線Q1の上端部に撚り込んでいる巻付グリップ102が解れてばらけしまう事態が生じていた。
また、電柱Pとアンカー104との略中間に配される玉がいし105の部分において、図6に示すように、下側支線Q2の上端部に撚り込んでいる巻付グリップ102が解れてばらけしまう事態が生じていた。このとき、上側支線Q1の下端部に撚り込んでいる巻付グリップ102が解れてばらけしまう事態も生じていた。
さらに、アンカー104の部分において、図7に示すように、下側支線Q2の下端部に撚り込んでいる巻付グリップ102が解れてばらけしまう事態が生じていた。
この様な、玉がいし部105を介して上下に配置されている上側支線Q1と下側支線Q2に撚り込んでいる巻付グリップ102が解れてばらけてしまう事態の発生は、例えば、子供等が巻付グリップ102を解してしまう悪戯を要因とすることが多い。
そして、図8に示すように、その当初は、巻付グリップ102の一本を解すのであるが、この様な悪戯を連続して行うと、図9に示すように、巻付グリップ102の全体が解れてばらけしまう事態となり、このような巻付グリップ102のばらけた事態を放置すると、電柱Pを支持している支線Q(上側支線Q1、下側支線Q2)としての機能が失われて、電柱Pが倒壊してしまう虞がある。
また、巻付グリップ102が解れている事態を放置すると、子供等が巻付グリップ102をさらに解してしまう悪戯を助長してしまうことになる。
そして、巻付グリップ102が解れてばらけしまうと、その都度、補修作業を実施しなければならず、作業員による手間と、所定の費用を費やしていた。
また、子供等が巻付グリップ102を解してしまう悪戯をやめさせるために、作業員が定期的に巡回するのも、非常に面倒である。
そこで、本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込むばらけ防止具を取り付けることにより、巻付グリップが解れてばらけしまう事態の発生を未然に防止した、巻付グリップのばらけ防止具を提供することを目的とする。
本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、シンブルを介して電柱に取り付けるバンドを備えた支線取付具において、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込む一対のリング半割体により形成されていることで、上述した課題を解決した。
また、本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、地面に打ち込んでいるアンカーにシンブルを介して引っ掛けた状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込む一対のリング半割体により形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、玉がいし部を介して、上側支線・下側支線に撚り込んだ状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込む一対のリング半割体により形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、一対のリング半割体は、一方のリング半割体の一端部に嵌合凸部、他端部に嵌合凹部を設け、また、他方のリング半割体の一端部に嵌合凹部、他端部に嵌合凸部を設け、一対のリング半割体は、その両端部同士が嵌合することで、同じく上述した課題を解決した。
この他、本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、シンブルを介して電柱に取り付けるバンドを備えた支線取付具において、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込むねじ込み式のクリップ体により形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、地面に打ち込んでいるアンカーにシンブルを介して引っ掛けた状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込むねじ込み式のクリップ体により形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、玉がいし部を介して、上側支線・下側支線に撚り込んだ状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込むねじ込み式のクリップ体により形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、クリップ体は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部において、周側面の一方側に配置するU字ボルトと、周側面の他方側に配置する凹溝付台座から構成され、U字ボルトの両端部に設けたネジ部を、凹溝付台座に設けた孔部に挿入し、孔部の反対側から突出しているネジ部にナットを螺合させていることで、同じく上述した課題を解決した。
本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、シンブルを介して電柱に取り付けるバンドを備えた支線取付具において、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込む一対のリング半割体により形成されているから、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部に一対のリング半割体を取り付けて、巻付グリップが解れてばらけてしまう事態の発生を未然に防止することができる。
また、巻付グリップが解れてばらけてしまうと、その都度、補修作業を実施しなければならないが、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部に一対のリング半割体を取り付けて、巻付グリップが解れてばらけてしまう事態がそもそも発生しないようにする為、その補修作業を実施する必要もない。
さらに、本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、地面に打ち込んでいるアンカーにシンブルを介して引っ掛けた状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込む一対のリング半割体により形成されていることから、地面の近辺において、例えば、子供等が巻付グリップを解してしまう悪戯を排除できる。
また、本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、玉がいし部を介して、上側支線・下側支線に撚り込んだ状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込む一対のリング半割体により形成されていることから、電柱とアンカーとの略中間に配される玉がいしの部分においても、子供等の手の届く高さの範囲においては、必要に応じて、上側支線と下側支線に撚り込んでいる巻付グリップの端部にばらけ防止具を取り付けて、巻付グリップが解れてばらけてしまう事態の発生を未然に防止することができる。
加えて、一対のリング半割体は、一方のリング半割体の一端部に嵌合凸部、他端部に嵌合凹部を設け、また、他方のリング半割体の一端部に嵌合凹部、他端部に嵌合凸部を設けていることから、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部に一対のリング半割体を当てがい、それぞれの嵌合凸部と嵌合凹部を嵌合させて、巻付グリップの末端部に一対のリング半割体を簡単に取り付けることができる。
また、一対のリング半割体を強固に取り付けて、巻付グリップの末端部から一対のリング半割体が外れてしまう事態の発生も阻止している。
この他、本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、シンブルを介して電柱に取り付けるバンドを備えた支線取付具において、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込むねじ込み式のクリップ体により形成されていることから、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部にクリップ体を取り付けて、巻付グリップが解れてばらけてしまう事態の発生を未然に防止することができる。
また、本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、地面に打ち込んでいるアンカーにシンブルを介して引っ掛けた状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込むねじ込み式のクリップ体により形成されていることから、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部にクリップ体を取り付けて、地面の近辺において、例えば、子供等が巻付グリップを解してしまう悪戯を排除できる。
さらに、本発明は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、玉がいし部を介して、上側支線・下側支線に撚り込んだ状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込むねじ込み式のクリップ体により形成されていることから、電柱とアンカーとの略中間に配される玉がいしの部分においても、子供等の手の届く高さの範囲においては、必要に応じて、上側支線と下側支線に撚り込んでいる巻付グリップの端部にばらけ防止具を取り付けて、巻付グリップが解れてばらけてしまう事態の発生を未然に防止することができる。
加えて、クリップ体は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部において、周側面の一方側に配置するU字ボルトと、周側面の他方側に配置する凹溝付台座から構成されていることから、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部にU字ボルトと凹溝付台座を当てがい、U字ボルトの両端部に設けたネジ部を、凹溝付台座に設けた孔部に挿入し、孔部の反対側から突出しているネジ部にナットを螺合させることで、巻付グリップの末端部にクリップ体を簡単、且つ強固に固定できる。
この様に、本発明によれば、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部に、巻付グリップのばらけ防止具を取り付けることから、巻付グリップが解れてばらけてしまう事態の発生を未然に防止することができる。
その為、子供等が巻付グリップを解してしまう悪戯をやめさせるために、作業員が定期的に巡回する必要もない。
電柱側の強化バンドの部分、電柱とアンカーとの略中間に配される玉がいしの部分、アンカーの部分の3カ所において、支線を把持している各巻付グリップにばらけ防止具が取り付けられている状態を示す斜視図である。 一対のリング半割体によりばらけ防止具が構成されている状態を示すもので、(a)は巻付グリップの末端部を、両側から挟み込もうとしている一対のリング半割体の分解斜視図、(b)は巻付グリップの末端部を、一対のリング半割体により挟み込んでいるばらけ防止具の取り付け状態を示す斜視図である。 ねじ込み式のクリップ体によりばらけ防止具が構成されている状態を示すもので、(a)は巻付グリップの末端部を、両側から挟み込もうとしているU字ボルトと凹溝付台座の分解斜視図、(b)は巻付グリップの末端部を、U字ボルトと凹溝付台座により挟み込んでいるばらけ防止具の取り付け状態を示す斜視図である。 電柱側の強化バンドの部分、電柱とアンカーとの略中間に配される玉がいしの部分、アンカーの部分の3カ所において、巻付グリップが支線を把持している状態を示す斜視図である。 電柱側の強化バンドの部分において、巻付グリップがばらけた状態を示す斜視図である。 電柱とアンカーとの略中間に配される玉がいしの部分において、巻付グリップがばらけた状態を示す斜視図である。 アンカーの部分において、巻付グリップがばらけた状態を示す斜視図である。 巻付グリップの一本だけが、解れてばらけた状態を示す斜視図である。 巻付グリップの多くが、解れてばらけた状態を示す斜視図である。 従来の支線取付具の構成を示す斜視図である。 従来の支線取付具の使用状態を示すもので、(a)は電柱にバンドを取り付け、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線の上端部に撚り込んで支線を巻付グリップにより把持している状態の斜視図、(a)は巻付グリップが解れてばらけた状態の斜視図である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
本発明に係る巻付グリップ102のばらけ防止具1は、図1に示すように、電柱P側の強化バンド101の部分、電柱Pとアンカー104との略中間に配される玉がいし105の部分、アンカー104の部分の3カ所において、上側支線Q1と下側支線Q2を把持する巻付グリップ102の各使用箇所に取り付けられるものである。この巻付グリップ102は、所定の針金部材を略U字状に折曲して形成されている。
具体的に、巻付グリップ102のばらけ防止具1は、図1に示すように、電柱P側の強化バンド101の部分において、上側支線Q1の上端部に撚り込んでいる巻付グリップ102の端部に取り付けるものである。
また、電柱Pとアンカー104との略中間に配される玉がいし105の部分において、図1に示すように、上側支線Q1の下端部に撚り込んでいる巻付グリップ102の端部に取り付けるものである。さらに、下側支線Q2の上端部に撚り込んでいる巻付グリップ102の端部に取り付けるものである。
加えて、アンカー104の部分において、図1に示すように、下側支線Q2の下端部に撚り込んでいる巻付グリップ102の端部に取り付けるものである。
このとき、子供等が巻付グリップ102を解してしまう悪戯が、地上のアンカー104の部分において行われ易いことから、アンカー104の部分において、下側支線Q2の下端部に撚り込んでいる巻付グリップ102の端部にばらけ防止具1を取り付けことが最も多い。
また、電柱Pとアンカー104との略中間に配される玉がいし105の部分においても、子供等の手の届く高さの範囲においては、必要に応じて、上側支線Q1と下側支線Q2に撚り込んでいる巻付グリップ102の端部に、ばらけ防止具1を取り付ける。
さらに、電柱P側の強化バンド101の部分は、相当の高さを有することから、子供等が巻付グリップ102を解してしまう悪戯を行い難い部分であるが、必要に応じて、上側支線Q1に撚り込んでいる巻付グリップ102の端部に、ばらけ防止具1を取り付ける。
尚、電柱P側の強化バンド101の部分、電柱Pとアンカー104との略中間に配される玉がいし105の部分、アンカー104の部分の3カ所において、上側支線Q1と下側支線Q2を把持する巻付グリップ102等の形状については、図4乃至図7に基づいて既に説明済みであることから、同一の構成には、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
ばらけ防止具1の具体的な構成としては、図2(a)(b)に示すように、支線Q(上側支線Q1、下側支線Q2)に撚り込んでいる巻付グリップ102の末端部を、両側から挟み込む一対のリング半割体2,3により形成されている。
一対のリング半割体2,3により形成される円環の内径は、図2(b)に示すように、支線Q(上側支線Q1、下側支線Q2)に撚り込んで巻付グリップ102の外径に略一致している。
そして、図2(a)に示すように、一方のリング半割体2の一端には、嵌合凸部4が設けられ、他端には嵌合凹部5が設けられている。また、他方のリング半割体3の一端には、一方のリング半割体2の嵌合凸部4が嵌合する嵌合凹部5が設けられ、他端には、一方のリング半割体2の嵌合凹部5に嵌合する嵌合凸部4が設けられている。
この一対のリング半割体2,3は、それぞれの嵌合凸部4と嵌合凹部5が、互いにパッチン止め式に嵌め込められて、円環状のばらけ防止具1を形成するのである。
この他、巻付グリップ102のばらけ防止具1は、図3(a)(b)に示すように、支線Q(上側支線Q1、下側支線Q2)に撚り込んでいる巻付グリップ102の末端部を、両側から挟み込むねじ込み式のクリップ体11により形成しても良い。
このクリップ体11は、図3(a)に示すように、支線Q(上側支線Q1、下側支線Q2)に撚り込んでいる巻付グリップ102を挟み込む、U字ボルト12と、凹溝付台座13から構成されている。
U字ボルト12は、支線Q(上側支線Q1、下側支線Q2)に撚り込んでいる巻付グリップ102の外周の半径部分に対応した、U字の屈曲した内周の半径部分を有している。また、U字ボルトの両端部には、ネジ部(雄ネジ)12aを設けている。
凹溝付台座13は、略四角形の台座板の角部に、合計4個の突起を設けている。この4個の突起により、巻付グリップ102の末端部を収容する凹溝を形成している。また、台座板には、2個の孔部13aが設けられている。
そして、支線Q(上側支線Q1、下側支線Q2)に撚り込んでいる巻付グリップ102の末端部に凹溝付台座13を当てがい、巻付グリップ102を凹溝付台座13の複数の突起により形成されている凹溝に収容した状態で、巻付グリップ102の他方側にU字ボルト12を当てがい、U字ボルト12の両端部に設けているネジ部12aを、凹溝付台座13に設けた孔部13aに挿入し、孔部13aの反対側から突出しているネジ部12aにナット14を螺合させて、巻付グリップ102の末端部にクリップ体11を取り付けるのである。
この他、巻付グリップ102のばらけ防止具1として、例えば、架空送電線に使用される既存の難着雪リングを採用したり、ワイヤークリップ等を採用しても良い。
また、巻付グリップ102のばらけ防止具1を取り付けている支線Q(上側支線Q1、下側支線Q2)は、長手方向に沿って切れ目を設けている所定の長さの筒状ガード体により覆っておくと、より好ましいものとなる。
尚、本発明は、前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での改良・変形等は、本発明に全て包含されるものである。
本発明係る巻付グリップのばらけ防止具は、電柱支持用の支線に用いている巻付グリップが解れてばらけてしまう事態の発生を防止することの他に、支線やメッセンジャーワイヤー等の引留や接続、また、落石防護網を固定する留め具として使用する巻付グリップのばらけ防止具等として、幅広く利用することができる。
P…電柱
Q…支線(上側支線Q1、下側支線Q2)
V…ボルト
N…ナット
1…ばらけ防止具
2…リング半割体
3…リング半割体
4…嵌合凸部
5…嵌合凹部
11…クリップ体
12…U字ボルト
12a…ネジ部
13…凹溝付台座
13a…孔部
13b…嵌合溝
14…ナット
100…支線取付具
101…強化バンド
102…巻付グリップ
103…通し金具
104…アンカー
105…玉がいし部
106…丸型シンブル
107…分けシンブル
108…挟持片部

Claims (8)

  1. 所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、シンブルを介して電柱に取り付けるバンドを備えた支線取付具において、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込む一対のリング半割体により形成されていることを特徴とした、巻付グリップのばらけ防止具。
  2. 所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、地面に打ち込んでいるアンカーにシンブルを介して引っ掛けた状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込む一対のリング半割体により形成されていることを特徴とした、巻付グリップのばらけ防止具。
  3. 所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、玉がいし部を介して、上側支線・下側支線に撚り込んだ状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込む一対のリング半割体により形成されていることを特徴とした、巻付グリップのばらけ防止具。
  4. 一対のリング半割体は、一方のリング半割体の一端部に嵌合凸部、他端部に嵌合凹部を設け、また、他方のリング半割体の一端部に嵌合凹部、他端部に嵌合凸部を設け、一対のリング半割体は、その両端部同士が嵌合する請求項1乃至3のいずれかに記載の巻付グリップのばらけ防止具。
  5. 所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、シンブルを介して電柱に取り付けるバンドを備えた支線取付具において、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込むねじ込み式のクリップ体により形成されていることを特徴とした、巻付グリップのばらけ防止具。
  6. 所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、地面に打ち込んでいるアンカーにシンブルを介して引っ掛けた状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を、支線に撚り込んで支線を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込むねじ込み式のクリップ体により形成されていることを特徴とした、巻付グリップのばらけ防止具。
  7. 所定の針金部材を略U字状に折曲して形成した巻付グリップを、玉がいし部を介して、上側支線・下側支線に撚り込んだ状態で、巻付グリップの略U字状の両端部を把持している巻付グリップのばらけ防止具であって、該ばらけ防止具は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部を、両側から挟み込むねじ込み式のクリップ体により形成されていることを特徴とした、巻付グリップのばらけ防止具。
  8. クリップ体は、支線に撚り込んでいる巻付グリップの末端部において、周側面の一方側に配置するU字ボルトと、周側面の他方側に配置する凹溝付台座から構成され、U字ボルトの両端部に設けたネジ部を、凹溝付台座に設けた孔部に挿入し、孔部の反対側から突出しているネジ部にナットを螺合させている請求項5乃至7のいずれかに記載の巻付グリップのばらけ防止具。
JP2011053334A 2011-03-10 2011-03-10 巻付グリップのばらけ防止具 Withdrawn JP2012191762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011053334A JP2012191762A (ja) 2011-03-10 2011-03-10 巻付グリップのばらけ防止具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011053334A JP2012191762A (ja) 2011-03-10 2011-03-10 巻付グリップのばらけ防止具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012191762A true JP2012191762A (ja) 2012-10-04

Family

ID=47084342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011053334A Withdrawn JP2012191762A (ja) 2011-03-10 2011-03-10 巻付グリップのばらけ防止具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012191762A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112376983A (zh) * 2020-09-21 2021-02-19 国网河南省电力公司安阳供电公司 一种电杆拉线末端连接结构制作装置
JP7023024B1 (ja) * 2021-04-09 2022-02-21 株式会社スペース二十四インフォメーション 梯子固定ユニットおよび梯子固定方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112376983A (zh) * 2020-09-21 2021-02-19 国网河南省电力公司安阳供电公司 一种电杆拉线末端连接结构制作装置
CN112376983B (zh) * 2020-09-21 2024-05-17 国网河南省电力公司安阳供电公司 一种电杆拉线末端连接结构制作装置
JP7023024B1 (ja) * 2021-04-09 2022-02-21 株式会社スペース二十四インフォメーション 梯子固定ユニットおよび梯子固定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6508748B2 (ja) 磁器碍子への架空導線の固定装置
TW201728026A (zh) 緊線器
JP4757243B2 (ja) 落下防止具
JP2012191762A (ja) 巻付グリップのばらけ防止具
KR100733690B1 (ko) 전차선로 드롭퍼 클램프
JP5277323B2 (ja) 屋外架空ケーブルへの装着品固定装置
US20040040123A1 (en) Wire stop for multi-strand steel cable
KR200480246Y1 (ko) 암타이 랙크 밴드
JP2001231137A (ja) 架空線の保持金具
JP3212961U (ja) 親綱中間支持具
CN207470546U (zh) 可变径抱箍
JP3162316U (ja) 補強具
KR101002943B1 (ko) 스크류 클램프
JP5415474B2 (ja) ナット保持具
JP4965110B2 (ja) アイ補強金具
JP2012149470A (ja) 電柱支持装置
JP5385576B2 (ja) 支柱間架設部材の支持装置
JP6267903B2 (ja) 樹木剪定等のための安全帯取付設備
JP6165448B2 (ja) 落下防止具
CN204327673U (zh) 带式紧固装置
KR20100010881U (ko) 통신케이블용 조가선 고정클램프
JP3179848U (ja) フィラーホルダー
JP3123882U (ja) ステップボルト
JP5106035B2 (ja) ケーブル引留め具
JP5178359B2 (ja) ケーブル支持線引留め具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140513