JP3123882U - ステップボルト - Google Patents

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昌志 加藤
博文 大塚
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Abstract

【課題】鉄塔上において作業者の安全を確保するための安全ロープを通すロープ挿入孔を容易に仮設することができ、しかも、鉄塔上における作業をより安全に行うことのできるステップボルトを提供する。
【解決手段】棒状のステップボルトPの一部に、単数もしくは複数のロープ挿入孔Qを設ける。ロープ挿入孔Qは、前記ステップボルトPに溶接により一体化されたコの字形金具5により形成されている。また、ロープ挿入孔Qは、前記ステップボルトPに係脱可能なフックFを通すことが可能となるよう、当該ステップボルトPの太さよりも大きな孔径を有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、送電線の鉄塔等に着脱可能に取り付けられ、当該鉄塔に作業員が昇降する時や、作業員が鉄塔上において作業する時等に使用されるステップボルトに関するものである。
従来において、鋼管材を脚体に用いた建造物では、その昇降通路において、当該脚体に適宜間隔で複数の穿孔金具を設け、この穿孔金具にステップボルトを挿通してナットで固定していた。このとき、作業員以外の第三者の昇塔を防止するには、意図的にステップを設けず、作業員による工事が必要となった時にのみ、着脱可能なステップボルトを仮設して、昇降通路を形成するものであった。
また、このようなステップボルトとしては、例えば、特許文献1に開示されているように、ステップシャフトをU字先端部分に備えたステップ付ボルトと、ステップ付ボルトのU字先端部分で連繋される取付ボルトと、互いに連繋した状態で両ボルトを緊締させる当材とを備え、鉄塔の脚体に用いられているアングル鋼材の二個の面に、ステップ付ボルトと取付ボルトとをそれぞれ密着して設置するステップ取付装置なる技術が存在する。
特開平11−182096号公報
しかしながら、従来における鉄塔は、大口径鋼管材を用いていることから、昇降塔時の安全対策としての安全ロープを鋼管材に巻き付けることが困難であった。しかも、作業者はステップボルトを設置するに際し、両手を使ってステップボルトを取り付けることから、作業者は両足だけで自身の安定を図るという極めて危険な体勢での作業を余儀なくされていた。
特に、特許文献1に開示されているようなステップ取付装置は、ステップ付ボルト、取付ボルト、当材というような複数の部材により構成されているため、その持ち運びが非常に面倒であり、しかも、装置の取り付け作業・取り外し作業にかなりの手間と時間を要していた。
そこで、本考案は、如上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、鉄塔上において作業者の安全を確保するための安全ロープを通すロープ挿入孔を容易に仮設することができ、しかも、鉄塔上における作業をより安全に行うことのできるステップボルトを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本考案に係るステップボルトは、棒状のステップボルトの一部に、単数もしくは複数のロープ挿入孔を設けたことで、上述した課題を解決した。
また、前記ロープ挿入孔は、前記ステップボルトに着脱可能に取り付けられるコの字形金具により形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、前記ロープ挿入孔は、前記ステップボルトに溶接により一体化されたコの字形金具により形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、前記ロープ挿入孔は、前記ステップボルトに係脱可能なフックを通すことが可能となるよう、当該ステップボルトの太さよりも大きな孔径を有することで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、棒状のステップボルトに、単数もしくは複数のロープ挿入用の環状部材を設けたことで、同じく上述した課題を解決した。
また、前記環状部材は、前記ステップボルトに着脱可能に取り付けられることで、同じく上述した課題を解決した。
この他、前記環状部材は、前記ステップボルトに溶接により一体化されていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、前記環状部材は、前記ステップボルトに係脱可能なフックを通すことが可能となる孔径を有することで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、ステップボルト自体が、環状に形成されていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、棒状のステップボルトに別の棒状部材を固定することにより、当該棒状部材とステップボルトとの間に、ロープ引っ掛け部を形成したことで、同じく上述した課題を解決した。
本考案に係るステップボルトは、以上のように構成されているために、鉄塔上において作業者の安全を確保するための安全ロープを通すロープ挿入孔を容易に仮設することができ、しかも、鉄塔上における作業をより安全に行なうことができる。
以下に、本考案を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
本考案に係るステップボルトPは、図1・図2に示すように、所定の長さの棒状部分を備え、この棒状部分にコの字形金具5を取り付けている。そして、この棒状部分の側面と、コの字形金具5の内側面により、所定のロープ挿入孔Qを形成している。
ステップボルトPは、図1・図2に示すように、建造物の脚体である鋼管材に設置されているステップボルト取付部Rに、ナット3,4を用いて固定されるものである。
すなわち、ステップボルトPは、図2に示すように、鋼材の加工によって、ステップシャフト1の基端部に二つのナット3,4をねじ込ませるためのネジ部2を螺設している。また、ステップシャフト1の先端には、フランジ状の頭部6が設けられている。そして、ステップシャフト1の中間部分には、コの字形金具5の両端部を長手方向に沿って溶接することにより、矩形状のロープ挿入孔Qが形成されている。
このように、ステップシャフト1とコの字形金具5とは、溶接やその他の固定手段を用いて強固に固定されている。そのため、建造物の昇降通路に複数のステップシャフト1を縦方向に取り付けたときは、図1に示すように、建造物への昇降通路のステップ用として、さらには、ロープ挿入孔Qに安全ロープLを通して作業者が作業を行なう際の安全対策用として、強度的にも充分に満足するものとなる。
また、ステップシャフト1は、昇降作業員が常備している安全ロープL、ハンドロープの先端に連結されたフックFが係合可能となるような太さとしてあり、昇降作業員の昇降時、作業時、休息時等に安全ロープL、ハンドロープをステップシャフ1に連結して転落防止の機能を充分に発揮し、より安全な昇降作業に供されるものである。
さらに、ロープ挿入孔Qは、前記ステップシャフト1に係脱可能なフックFを通すことが可能となるよう、当該ステップシャフト1の太さよりも大きな孔径を有するように形成されている。これにより、図1に示すように、昇降作業員が常備している安全ロープLの先端に連結されているフックFを、ロープ挿入孔Qに通してから当該フックFを昇降作業員の安全帯にある保持金具に係合することで、作業時や休息時の転落防止機能が充分に発揮され、より安全な昇降作業に供されるものである。
次に、以上のように構成されたステップボルトPについて、使用・動作の一例を説明する。
まず、ステップシャフト1のネジ部2からナット4だけを外し、ナット3を残した状態にする。そして、図2に示すように、建造物の脚体である鋼管材に設置されているステップボルト取付部Rに設けた孔にネジ部2を挿入する。また、ステップボルト取付部Rの裏面側において、突出しているネジ部2にナット4をねじ込んで、ステップボルト取付部Rを2つのナット3,4により挟み込んだ状態とする。このようにして、ステップシャフト1自体を、ステップボルト取付部Rにしっかりと固定する。
そして、建造物の昇降通路に複数のステップシャフト1を縦方向に取り付けたときは、建造物への昇降通路のステップ用として使用される。また、図1に示すように、昇降作業員が常備している安全ロープLの先端に連結されているフックFをロープ挿入孔Qに通してから、当該フックFを昇降作業員の安全帯の保持金具に係合した時には、作業者が作業を行なう際の安全対策用として使用される。
一方、図3には、本考案に係るステップボルトPの他例が示されている。
本例においては、前記ロープ挿入孔Qは、前記ステップシャフト1と、ステップシャフト1に着脱可能に取り付けられるコの字形金具5によって形成されている。
すなわち、コの字形金具5の両側先端部にネジ部7が形成され、ステップシャフト1に穿設された取付孔9にコの字形金具5のネジ部7を挿入し、ステップシャフト1の反対側から突出しているネジ部7にナット8を取り付けて、ステップシャフト1にコの字形金具5を固定するのである。
また、図4にも、本考案に係るステップボルトPの他例が示されている。
本例においては、前記ロープ挿入孔Qは、前記ステップシャフト1と、ステップシャフト1に取り付けた2個のコの字形金具5により形成されている。
すなわち、ステップシャフト1に対して左右対称位置にロープ挿入孔Qが2個形成されるように、2個のコの字形金具5がステップシャフト1に溶接により固定されているのである。
さらに、図5にも、本考案に係るステップボルトPの他例が示されている。
本例においては、棒状のステップシャフト1に、ロープ挿入用の環状部材51を取り付けている。
このとき、環状部材51は、自身の外周側面に突設した一対の突起52を、ステップシャフト1に穿設した取付孔9に嵌め入れ、ステップシャフト1の反対側に突出している突起52部分を溶接等でステップシャフト1に固定している。
尚、環状部材51は、突起52の替わりに一対のネジ部7を設け、ステップシャフト1に穿設した取付孔9にネジ部7を挿入し、ステップシャフト1の反対側に突出しているネジ部7にナット8をねじ込むように構成しても良い。
また、図6にも、本考案に係るステップボルトPの他例が示されている。
本例においては、ステップシャフト1自体が環状に形成されている。すなわち、ステップシャフト1部分を棒状に形成する替わりに、略矩形環状に形成するものである。
この他、本考案に係るステップボルトPの他例として、図7(a)に示すように、ステップシャフト1に後方へ向けて傾斜した棒状部材61を固定することにより、当該棒状部材61とステップシャフト1との間にロープ引っ掛け部Sを形成しても良い。
このとき、棒状部材61は、図7(b)に示すように、その先端の一部が前記ステップシャフト1側に屈曲し、ロープ引っ掛け部Sに引っ掛けられた安全ロープLの抜け外れを防止するための、鋭角尖端状の保持片62を、前記棒状部材61の先端に設けている。
本考案は、送電線の鉄塔等に着脱可能に取り付けられ、当該鉄塔に作業員が昇降する時や、作業員が鉄塔上において作業する時等に使用されるステップボルトとして、様々な現場において広く利用されるものである。
建造物の脚体である鋼管材に、ステップボルトを取り付けた使用状態の一例を示す斜視図である。 建造物の脚体である鋼管材に設置されているステップボルト取付部に設けた孔にネジ部を挿入し、ステップボルト取付部の裏面側において、突出しているネジ部にナットをねじ込んで、ステップボルト取付部を2つのナットにより挟み込んだステップボルトの取り付け状態を示す平面図である。 コの字形金具の両側先端部にネジ部が形成され、ステップシャフトに穿設された取付孔にコの字形金具のネジ部を挿入し、ステップシャフトの反対側から突出しているネジ部にナットを取り付けて、ステップシャフトにコの字形金具を固定している状態を示す平面図である。 ステップシャフトに対して左右対称位置にロープ挿入孔が2個形成されるように、2個のコの字形金具がステップシャフトに固定されている状態を示す平面図である。 環状部材の外周側面に突設した一対の突起を、ステップシャフトに穿設した取付孔に嵌め入れ、ステップシャフトの反対側に突出している突起部分を溶接する等して、環状部材をステップシャフトに固定している状態を示す平面図である。 ステップシャフト自体を、環状に形成している状態を示す平面図である 本考案に係るステップボルトの他例を示すもので、(a)はステップシャフトに棒状部材を取り付けた状態の斜視図、(b)は保持片を棒状部材の先端に突設した状態の斜視図である。
符号の説明
P…ステップボルト
Q…ロープ挿入孔
R…ステップボルト取付部
F…フック
L…安全ロープ
S…ロープ引っ掛け部
1…ステップシャフト
2…ネジ部
3…ナット
4…ナット
5…コの字形金具
6…頭部
7…ネジ部
8…ナット
9…取付孔
51…環状部材
52…突起
61…棒状部材
62…保持片

Claims (10)

  1. 棒状のステップボルトの一部に、単数もしくは複数のロープ挿入孔を設けたことを特徴とするステップボルト。
  2. 前記ロープ挿入孔は、前記ステップボルトに着脱可能に取り付けられるコの字形金具により形成されている請求項1に記載のステップボルト。
  3. 前記ロープ挿入孔は、前記ステップボルトに溶接により一体化されたコの字形金具により形成されている請求項1に記載のステップボルト。
  4. 前記ロープ挿入孔は、前記ステップボルトに係脱可能なフックを通すことが可能となるよう、当該ステップボルトの太さよりも大きな孔径を有する請求項1乃至3のいずれかに記載のステップボルト。
  5. 棒状のステップボルトに、単数もしくは複数のロープ挿入用の環状部材を設けたことを特徴とするステップボルト。
  6. 前記環状部材は、前記ステップボルトに着脱可能に取り付けられる請求項5に記載のステップボルト。
  7. 前記環状部材は、前記ステップボルトに溶接により一体化されている請求項5に記載のステップボルト。
  8. 前記環状部材は、前記ステップボルトに係脱可能なフックを通すことが可能となる孔径を有する請求項5乃至7のいずれかに記載のステップボルト。
  9. ステップボルト自体が、環状に形成されていることを特徴とするステップボルト。
  10. 棒状のステップボルトに別の棒状部材を固定することにより、当該棒状部材とステップボルトとの間に、ロープ引っ掛け部を形成したことを特徴とするステップボルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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