JP3136604U - 足場用仮設ステップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材の必要な場所に必要に応じて設置することができ、その設置や取外しも必要に応じて短時間で容易に行うことのできる足場用仮設ステップを提供する。
【解決手段】 ステップ本体10とステップ本体10を既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材100に着脱するための取付け具50とを備える。取付け具50が、固定側の第1部材60と開閉可能な可動側の第2部材70とを有する。第2部材70を第1部材60に締め付ける締付け部材80をさらに有する。締付け部材80は、ねじ付き軸体81にナット体82をねじ込んでなる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、足場用仮設ステップ、特に、仮設対象が既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材である足場用仮設ステップに関する。
解体現場や建築現場などでは、解体作業や建設作業に先立って足場を枠組みすることが行われる。そのような足場には、その骨組みとして、丸パイプ材を枠組みしたものが多く用いられている。また、丸パイプ材を用いて構築された既設の足場(既設足場)には、鳶職人や解体工職人、ペンキ塗装職人などの作業員の移動や作業の助けになる仮設足場を必要に応じて設置することが行われ、そのような仮設足場の使用は足場を用いる解体・建築作業では不可欠なものである。
一般的に、移動や作業を行うために既設足場に必要に応じて設置される仮設足場には横行通路を形成するための布板や階段、梯子などがあって、それらは、500mm以上の幅の設置スペースを確保することができる場所であれば設置が可能であるとされている。しかしながら、既設足場に対しては、常に上記した程度の幅を確保することができるとは限らない。たとえば、そのような足場として、家屋と家屋との間の狭い隙間や道路に面した場所に設置されている既設足場などがある。また、既設足場に用いられる丸パイプ材の骨組みでは、左右又は上下に隣接する丸パイプ同士の間隔によっては、既成の布板や階段、梯子の長さが丸パイプ材同士の間隔に適合しない場合も生じ、その場合には、たとえ500mm以上の幅の設置スペースを確保できているとしても、それらの仮設足場を設置することができない。
そこで、従来は、仮設足場を設置できない既成足場において作業員などが移動するときには、作業員がやむなく既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材をよじ登ったり滑り下りたりすることが多々行われていた。また、500mm以上の幅の設置スペースを確保できるにもかかわらず、既成の仮設足場の長さが丸パイプ材同士の間隔に適合しない場合には、丸パイプ材を番線などで既設足場に無理に取り付けて仮設足場を設置するということも行われていた。
一方、従来より、仮設足場としての階段を組み立てることに用いられる足場パイプ用ステップ器具として、階段ステップ固定金具に蝶番式クランプを設けたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。このものでは、傾斜させて設置した丸パイプ材に蝶番式クランプをクランプボルトで結合すると、階段ステップ固定金具が丸パイプ材から水平に張り出し、その上に階段ステップ板を設置することができるようになっている。
また、仮設足場としての昇降用ステップ又は建設用タラップとして、建築物の柱自体に設置することができるものが知られている(たとえば、特許文献2、特許文献3参照)。これらは、建築物の鉄柱に設置するための手段が、鉄柱側に固定される固定側部材と昇降用ステップ又は建設用タラップ側に設けられる着脱部材とに分割されていて、鉄柱側にあらかじめ多段に取り付けた固定側部材に対して、個別に着脱部材を取り付けて昇降用ステップ又は建設用タラップを設置するというものである。
特開平7−139150号公報 特開平8−254092号公報 実開平1−171900号公報
しかしながら、500mm以上の幅の設置スペースを確保することのできない場所で作業員がやむなく既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材をよじ登ったり滑り下りたりすることには多大な危険が伴う。また、特許文献2や特許文献3によって提案されているものは、取り付ける対象が建築物の鉄柱などであり、しかも、設置するための手段が固定側部材と着脱部材とに分割されているので、丸パイプ材を骨組みに用いた既設足場に取り付けることができないばかりか、あらかじめ固定側部材を鉄柱に固定しておく必要があるので、作業員が必要なときに必要な場所に簡易に設置することができないという不便がある。
これに対し、特許文献1の足場パイプ用ステップ器具に見られるように、蝶番式クランプを採用したものでは、丸パイプ材にその蝶番式クランプを必要に応じて固定することができるという利便がある。しかし、このものは、設置可能な場所が、500mm以上の幅の設置スペースを確保できる場所に限られてしまい、家屋と家屋との間の狭い隙間や道路に面した場所に設置されている既設足場などには設置することができないことが多い。
本考案は、以上の状況の下でなされたものであり、既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材の必要な場所に必要に応じて設置することができ、しかも、その設置や取外しを必要に応じて短時間で容易に行うことのできる足場用仮設ステップを提供することを目的とする。
また、本考案は、既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材の必要な場所に必要に応じて短時間で容易に設置することができる上に、作業員が移動の安全性を確保することに用いられる安全帯を連結するための縦通レールを必要に応じて取り付けることのできる対策を講じた足場用仮設ステップを提供することを目的とする。
本考案に係る足場用仮設ステップは、足が乗せ掛けられるステップ本体とこのステップ本体を既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材に着脱するための取付け具とを備えている。そして、上記取付け具が、上記ステップ本体に固着された固定側の第1部材と、この第1部材に開閉可能に基端部がヒンジ結合された可動側の第2部材とを有して、第2部材を開いた状態では丸パイプ材の長手方向任意箇所に対して嵌込み離脱自在とされていると共に、その取付け具にさらに、第1部材に対して閉じられて上記丸パイプ材を抱持している上記第2部材を上記第1部材に締め付けて当該取付け具を上記丸パイプ材に結合するための締付け部材が追加されている。
このように構成された足場用仮設ステップによれば、固定側の第1部材と可動側の第2部材とを有する取付け具を、既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材の必要な場所に必要に応じて嵌め込むことができ、そのように嵌め込んでから締付け部材で第2部材を第1部材に対して締め付けるだけで容易に短時間で仮設ステップを取り付けることが可能になる。また、締付け部材を緩めて取付け具を丸パイプ材を取り外すことも短時間で容易に行うことができるので、仮設ステップの取付け場所を変更することも容易である。
本考案では、上記締付け部材が、上記第1部材に揺動可能にヒンジ結合されて上記第2部材の自由端部に具備された二股部に嵌脱可能なねじ付き軸体と、このねじ付き軸体にねじ込まれているナット体とを有していることが望ましい。これによれば、取付け具を構成するための全要素、具体的には第1部材、第2部材、ねじ付き軸体及びナット体が、すべてステップ本体に一体に具備されるので、余分にナットやボルトを持ち歩く必要がないという利点がある。
本考案では、上記ステップ本体に、作業員に連結されている安全帯のフックが摺動自在に係止される縦通レールを取付け可能なレール固定具の取付部が備わっていることが望ましい。これによれば、丸パイプ材に適宜取り付けたステップ本体に、必要に応じて縦通レールを取り付け、その縦通レールに作業員が安全帯を連結して移動や作業の安全性を確保することが適宜可能になる。
本考案では、上記取付部が、上記レール固定具に具備されているねじ込みボルトの相手方要素であるねじ孔を備えているという構成を採用することができ、その場合には、上記レール固定具が、上記ねじ込みボルト、そのねじ込みボルトに固着された固定側の第1部材と、この第1部材に開閉可能に基端部がヒンジ結合された可動側の第2部材とを有して、第2部材を開いた状態では上記縦通レールの長手方向任意箇所に対して嵌込み離脱自在とされていると共に、その取付け具にさらに、第1部材に対して閉じられて上記縦通レールを抱持している第2部材を第1部材に締め付けて当該レール固定具を上記縦通レールに結合するための締付け部材が追加されているという構成を採用することが可能である。また、レール固定具において、その締付け部材が、その第1部材に揺動可能にヒンジ結合されてその第2部材の自由端部に具備された二股部に嵌脱可能なねじ付き軸体と、このねじ付き軸体にねじ込まれているナット体とを有していることが望ましい。これによれば、レール固定具を構成するための全要素、具体的には第1部材、第2部材、ねじ付き軸体及びナット体が、すべてレール固定具に一体に具備されるので、余分にナットやボルトを持ち歩く必要がないという利点がある。
本考案において、上記ステップ本体は、上記第1部材が固着されている内辺部を有する平面視多角形環状の枠体でなり、この枠体の上記内辺部に対向している外辺部の上縁が凹凸状の滑り止め縁として形成されていることが望ましい。これによれば、ステップ本体の上で作業したりステップ本体を利用して昇降したりしている作業員が、足を滑らせて落下するという危険性が軽減される。
以上のように、本考案によれば、既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材の必要な場所に必要に応じて設置することができ、しかも、その設置や取外しを必要に応じて短時間で容易に行うことのできる足場用仮設ステップを提供することが可能になる。そして、この足場用仮設ステップは、500mm以上の幅の設置スペースを確保することのできない場所、たとえば家屋と家屋との間の隙間や道路に面した場所のように狭い設置スペースしか確保することのできない場所であっても使用することができるという利点を有している。
そのため、従来は設置スペースの関係で横行通路や階段、梯子などを設置することができなかった場所にも必要に応じて設置することができるようになり、作業員にとっては、丸パイプ材をよじ登ったり滑り下りたりするという危険な作業から解放されるようになる。また、丸パイプ材を番線などで既設足場に無理に取り付けて仮設足場を設置するという面倒で煩わしい作業を行う必要もなくなる。
このように、本考案に係る足場用仮設ステップは、足場の骨組みを形成している丸パイプ材の任意の場所での取付け取外し、取付け位置の変更などを必要に応じて自由に行うことができるために、解体・建築作業の効率化や安全性を大幅に向上させることに役立つ。これらのことから、既設足場の設置箇所に幅の広い設置スペースを確保することが困難なことの多い我が国の解体現場や建築現場では、作業員が安全に効率よく作業を行うことのできる本考案に係る仮設ステップは非常に有益なものになる。
特に、ステップ本体にレール固定具の取付部が備わっているものでは、足場の骨組みを形成している丸パイブ材に取り付けたステップ本体を利用して縦通レールを取り付け、その縦通レールに作業員の安全帯を連結しておくことにより、作業員の移動や作業の安全性を高めることが可能になるという効果が奏される。
図1は本考案に係る仮設ステップAの概略平面図、図2はステップ本体10の概略斜視図、図3は取付け具50の概略斜視図、図4は使用状態説明図である。
図1のように、この仮設ステップAは、ステップ本体10と、このステップ本体10に固着されている取付け具50とを備えていて、仮設ステップAを構成している要素のすべてが一体に具備されている。そのため、作業員は、仮設ステップAを丸パイプ材に取り付けるためのナットやボルトを余分に持ち歩く必要がないという利点を持っている。
図1又は図2のように、ステップ本体10は、帯状平鋼板に折曲げ加工や溶接加工を講じることよって平面視多角形環状の枠体によって形成されている。図例のステップ本体10を形成している枠体では、その全体形状が横長多角形に形成されていて、その辺部は、内辺部11とそれに対向している外辺部15、及び、内辺部11と外辺部15との間に亘る左右の側辺部18,18に大別することができる。さらに具体的には、内辺部11と左右の側辺部18,18とが、1枚の帯状平鋼板を折り曲げることによって平面視門形に形成されている。これに対し、外辺部15は、横長の帯状平鋼板を左右の側辺部18,18に溶接で接合することによって形作られている。また、外辺部15の上縁は凹凸状に加工されて滑り止め縁16として形成されている。さらに、外辺部15と左右の側辺部18,18とによって形成されている略直角の入隅部分には、それらの外辺部15と左右の側辺部18,18との相互間に亘って傾斜梁19,19が設けられている。この傾斜梁19,19は、ステップ本体10を保形する補強材として役立っている。また、ステップ本体10の内辺部11、外辺部15、左右の側辺部18,18及び傾斜梁19,19などに対しては、作業員に連結されている安全帯の先端のフック(不図示)を係止することができるようになっている。すなわち、内辺部11、外辺部、左右の側辺部18,18及び傾斜梁19,19などは、その幅が上記フックを係止可能な幅(たとえば50mm程度以下)に定められている。
図1又は図3のように、取付け具50は、ステップ本体10を形成している枠体の内辺部11の横方向中央部に溶接又はボルト・ナットなどの締結具を用いて離脱しないように強固に固着されている。この取付け具50は、固定側の第1部材60と可動側の第2部材70とを有しているほか、第1部材60に対して第2部材70を締め付けるための締付け部材80とを有している。第1部材60は平面視略L形に形成されている。この第1部材60は、ステップ本体10を形成している枠体の内辺部11の横方向中央部に固着されている。そして、ステップ本体10から後方へ突き出ている一端部に、第2部材70の基端部が縦軸91によって開閉方向に揺動可能にヒンジ結合されている。そして、第2部材70を開いた状態で丸パイプ材(後述する)の長手方向任意箇所に対して嵌込み離脱自在とされている。第1部材60の他端部に、ねじ付き軸体81の基部が縦軸92によって揺動可能にヒンジ結合されている。このねじ付き軸体81はナット体82と共に締付け部材80を形成していて、ナット体82はねじ付き軸体81に常にねじ込まれている。この取付け具50において、第1部材60と第2部材70とには、後述する丸パイプ材の外周面を挟むための円弧状の押圧面61,71が備わっている。さらに、第2部材70には、その自由端部に二股部72が備わっていて、この二股部72に対して上記ねじ付き軸体81が嵌脱可能になっている。
以上のように構成されている仮設ステップAは、既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材に取り付けて使用される。取付け作業は、取付け具50の第2部材70を縦軸91を中心にして開き方向に揺動させた状態で、その第2部材70と第1部材60との相互間に丸パイプ材を嵌め込み、次に、第2部材70を縦軸91を中心にして閉じ方向に揺動させることにより、その第2部材70と第1部材60とによって丸パイプ材を抱持させる。この後、ねじ付き軸体81を縦軸92を中心にして揺動させて第2部材70の二股部72に嵌め込み、ナット体82をねじ込むことによって第2部材70を第1部材60に締め付ける。このようにすると、第1部材60と第2部材70との円弧状の押圧面61,71が丸パイプ材を挟圧するので、取付け具50を介して仮設ステップAが丸パイプ材に取り付けられる。
丸パイプ材から仮設ステップAを取り外すときには、ナット体82を緩めた後、ねじ付き軸体81を第2部材70の二股部72から外し、さらに、第2部材70を開いて第1部材60と第2部材70との間から丸パイプ材を離脱させればよい。
図4に示した使用状態のように、足場の骨組みを形成している丸パイプ材100に仮設ステップAを取り付けておくと、その仮設ステップAのステップ本体10の上に作業員が乗って必要な作業を行うことができるほか、そのステップ本体10を利用して足場を登っていったり降りたりすることが可能になる。したがって、作業員にとっては、足場の丸パイプ100をよじ登ったり滑り降りたりする必要がなくなって、作業時の安全性が格段に向上する。
また、図4に示した使用状態では、丸パイプ材100からの仮設ステップAの出張り部分がステップ本体10だけになり、そのステップ本体10に作業員が足Fを乗せ掛けるので、ステップ本体10の出張り幅を500mm以内にすることは容易である。すなわち、ステップ本体10の出張り幅をたとえば200mm程度にしておくことが可能であり、そのようにしておくと、家屋と家屋との間の隙間や道路に面した場所のように狭い設置スペースしか確保することのできない場所であっても、その場所の既設足場に仮設ステップAを設置して使用することが可能である。また、そのように狭いスペースしか確保することのできない場所であっても、仮設ステップAの設置場所を自由に変更することもできるので、作業員にとっては作業時の安全性と作業効率を大幅に高めることが可能になる。さらに安全性を高めるためには、作業員に連結されている安全帯の先端のフック(不図示)を、仮設ステップAを形成している枠体に係止しておくことが有益である。
図5は変形例による仮設ステップAの概略平面図、図6はレール固定具200の平面図、図7は図5の仮設ステップAの使用状態説明図である。
図5の仮設ステップAでは、基本的な全体の形状ないし構成が図1〜図3を参照して説明した仮設ステップAと同様になっている。しかし、ステップ本体10を形成している枠体の具体的構成と、ステップ本体10にレール固定具200を着脱することができるようになっている点とが、図1〜図3を参照して説明した仮設ステップAとは異なっている。
すなわち、変形例による仮設ステップAについては、ステップ本体10を形成している枠体が、内辺部11と傾斜梁19とを一体に有する形状に曲げ加工された帯状平鋼板と、外辺部15と左右の側辺部18,18とを一体に有する形状に曲げ加工された帯状平鋼板とを溶接で接合することによって平面視多角形環状に形成されている。
また、変形例による仮設ステップAでは、ステップ本体10を形成している枠体の左右の側辺部18,18のそれぞれに、仮想線で示したレール固定具200を着脱することができるようになっている。さらに具体的に説明すると、左右それぞれの側辺部18にねじ孔を有するナット体21が溶接で固着されていると共に、それらの側辺部18には、ナット体21のねじ孔に連通する孔部22が開設されている。そして、レール固定具200に備わっているねじ込みボルト210を、側辺部18の外側からナット体21のねじ孔にねじ込んで、そのレール固定具18を必要に応じてステップ本体10に取り付けることができるようになっている。したがって、この事例では、左右それぞれの側辺部18が、レール固定具200の取付部20として構成されている。
図6に示したように、レール固定具200は、上記したねじ込みボルト210と、ねじ込みボルト210に固着された固定側の第1部材220と、第1部材220に開閉可能に基端部がヒンジ結合された可動側の第2部材230と、締付け部材240とを有している。そして、ねじ込みボルト219をステップ本体10のナット体21のねじ孔にねじ込んだり取り外したりする作業を介してステップ本体10に着脱されるようになっている以外は、第1部材220や第2部材230の構成は、図3を参照して説明した第1部材60や第2部材70などと同様の構成を有している。
すなわち、レール固定具200において、第1部材220と第2部材230とが、縦軸221によって開閉方向に揺動可能にヒンジ結合されている。第1部材220の他端部に、ねじ付き軸体241の基部が縦軸222によって揺動可能にヒンジ結合されている。ねじ付き軸体241はナット体242と共に締付け部材240を形成していて、ナット体242はねじ付き軸体241に常にねじ込まれている。このレール固定具200において、第1部材220と第2部材230とには、後述する縦通レールの外周面を挟むための円弧状の押圧面225、235が備わっている。さらに、第2部材230には、その自由端部に二股部236が備わっていて、この二股部236に対してねじ付き軸体241が嵌脱可能になっている。
図5を参照して説明した仮設ステップAの使用状態の一例を図7を参照して説明する。同図の使用状態では、足場Bの骨組みを形成している丸パイプ材の中で、相隣接段に設置されている水平な2本の丸パイプ材100,100の相互間で、垂直な丸パイプ材110に多段に亘って仮設ステップAを取り付けることにより、作業員がそれらの仮設ステップAを使って昇降することができるようにしてある。そして、最上段の仮設ステップAと最下段の仮設ステップAにそれぞれレール固定具200を取り付けてあり、そのレール固定具200によって縦通レール120を設置してある。縦通レール120には、足場Bの骨組みを形成している丸パイプ材と同様の丸パイプ材を用いることができる。
こうしておくと、縦通レール120に、作業員に連結されている安全帯の先端のフック400を摺動自在に係止させることが可能になる。したがって、作業員の昇降移動に追従してフック400が縦通レール120を滑って移動するので、作業員は安全に昇降移動したり所定の作業を行うことができるようになる。
本考案に係る仮設ステップの概略平面図である。 ステップ本体の概略斜視図である。 取付け具の概略斜視図である。 使用状態説明図である。 変形例による仮設ステップの概略平面図である。 レール固定具の平面図である。 図5の仮設ステップの使用状態説明図である。
符号の説明
10 ステップ本体
11 枠体の内辺部
15 枠体の外辺部
16 滑り止め縁
21 ねじ孔を有するナット体
50 取付け具
60 第1部材
70 第2部材
72 二股部
80 締付け部材
81 ねじ付き軸体
82 ナット体
100,110 丸パイプ材
120 縦通レール
200 レール固定具
220 第1部材
230 第2部材
236 二股部
240 締付け部材
241 ねじ付き軸体
242 ナット体

Claims (7)

  1. 足が乗せ掛けられるステップ本体とこのステップ本体を既設足場の骨組みを形成している丸パイプ材に着脱するための取付け具とを備え、
    上記取付け具が、上記ステップ本体に固着された固定側の第1部材と、この第1部材に開閉可能に基端部がヒンジ結合された可動側の第2部材とを有して、第2部材を開いた状態では丸パイプ材の長手方向任意箇所に対して嵌込み離脱自在とされていると共に、その取付け具にさらに、第1部材に対して閉じられて上記丸パイプ材を抱持している上記第2部材を上記第1部材に締め付けて当該取付け具を上記丸パイプ材に結合するための締付け部材が追加されていることを特徴とする足場用仮設ステップ。
  2. 上記締付け部材が、上記第1部材に揺動可能にヒンジ結合されて上記第2部材の自由端部に具備された二股部に嵌脱可能なねじ付き軸体と、このねじ付き軸体にねじ込まれているナット体とを有している請求項1に記載した足場用仮設ステップ。
  3. 上記ステップ本体に、作業員に連結されている安全帯のフックが摺動自在に係止される縦通レールを取付け可能なレール固定具の取付部が備わっている請求項1又は請求項2に記載した足場用仮設ステップ。
  4. 上記取付部が、上記レール固定具に具備されているねじ込みボルトの相手方要素であるねじ孔を備えている請求項3に記載した足場用仮設ステップ。
  5. 上記レール固定具が、上記ねじ込みボルト、そのねじ込みボルトに固着された固定側の第1部材と、この第1部材に開閉可能に基端部がヒンジ結合された可動側の第2部材とを有して、第2部材を開いた状態では上記縦通レールの長手方向任意箇所に対して嵌込み離脱自在とされていると共に、その取付け具にさらに、第1部材に対して閉じられて上記縦通レールを抱持している第2部材を第1部材に締め付けて当該レール固定具を上記縦通レールに結合するための締付け部材が追加されている請求項4に記載した足場用ステップ。
  6. レール固定具において、その締付け部材が、その第1部材に揺動可能にヒンジ結合されてその第2部材の自由端部に具備された二股部に嵌脱可能なねじ付き軸体と、このねじ付き軸体にねじ込まれているナット体とを有している請求項5に記載した足場用仮設ステップ。
  7. 上記ステップ本体は、上記第1部材が固着されている内辺部を有する平面視多角形環状の枠体でなり、この枠体の上記内辺部に対向している外辺部の上縁が凹凸状の滑り止め縁として形成されている請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載した足場用仮設ステップ。
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