JP3125149U - 屋根用落下防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的低層の屋根上に設置できる簡単な落下防止装置を提供すること。
【解決手段】一本の長尺の棒又はパイプ状の部材であって、その先端側半分の部分に一つ又は複数の係止部を有すると共に、その任意の部分に一つ又は複数の架設部を有する主柱と、主柱を支える棒又はパイプ状の部材からなる複数の支柱と、屋根に固定することのできる複数の固定金具とから構成され、前記複数の支柱のそれぞれの先端部分は、前記主柱の係止部で着脱自在に主柱に係止され得るようになっており、前記主柱及び複数の支柱の根元部は、主柱及び複数の支柱を上向きに、前記固定金具に着脱自在に取付けられるようになっている一組の支持部材の複数組と、各支持部材の前記主柱の架設部間に架設される1又は複数の架設部材とからなる屋根用落下防止装置。
【選択図】図1

Description

本考案は、屋根葺きや塗装工事等の屋根上での作業に際し、作業者、作業工具、仮置きした瓦等の屋根からの落下を防止する装置に関するものである。
屋根葺きや塗装工事等の屋根上での作業工事において、作業者の落下、作業工具や仮置きした瓦等の滑落による事故は後を断たない。屋根からの落下・滑落事故を防ぐには、足場を組んで屋根の軒げたの部分までネットを張る方法や、枠組足場に親綱柱を取付け、親綱を張り作業者が安全帯を掛けて作業する等の方法を取れば良いが、足場を組む作業が大掛かりとなり、又、場所によっては足場を組むことが出来ないことがある。
また、低層住宅等の比較的低い屋根上での作業工事においては、高所作業としての意識が薄くなることから、落下や滑落に対しては無防備で作業が行われることが多い。しかし、事故が発生しないわけではなく、むしろかかる場合に不注意による事故が多発している。
従って、足場を組む等の大掛かりな方法ではなく、比較的低層の屋根上での簡単な屋根用の落下防止装置の開発が試みられてきた。例えば、下記特許文献1では、屋根に固定される複数の受金具と、各受金具に着脱可能に取付けられる落下防止具本体と、落下防止具本体に跨がって張設される落下防止ネットからなる屋根からの落下防止具が提案されている(特許文献1参照)。作業者の安全のためには、屋根の棟に配置した巻き取り式の墜落防止具を安全帯に連結して、屋根傾斜面よりの滑落、転落を防止する屋根上安全装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、類似のものとして、2階の窓枠に親綱取付具を設置し、この親綱取付具に墜落防止用親綱を取り付けて、作業者の安全帯と親綱を連結することによって屋根上作業時の滑落、転落を防止する方法も提案されている(特許文献3参照)。
実開平6−54822号公報 特開2001−248277号公報 特開2005−61106号公報)
本考案の課題も、従来提案されているものとは解決方法・手段が異なる、比較的低層の屋根上に設置できる簡単な落下防止装置を提供することにある。
本考案は、一本の長尺の棒又はパイプ状の部材であって、その先端側半分の部分に一つ又は複数の係止部を有すると共に、その任意の部分に一つ又は複数の架設部を有する主柱と、該主柱を支える棒又はパイプ状の部材からなる複数の支柱と、屋根に固定することのできる複数の固定金具とから構成され、前記複数の支柱のそれぞれの先端部分は、前記主柱の係止部で着脱自在に主柱に係止され得るようになっており、前記主柱及び複数の支柱の根元部は、主柱及び複数の支柱を上向きに、前記固定金具に着脱自在に取付けられるようになっている一組の支持部材の複数組と、該各支持部材の前記主柱の架設部間に架設される1又は複数の架設部材とからなる屋根用落下防止装置である。
本考案によると、従来のような大掛かりな足場を組むのではなく、比較的低層の屋根上に元々設置されている部品・部材を利用して、簡単な支持部材を組み立て、それを利用して簡単な屋根用の落下防止装置を組み立てることができる。
本考案を図面を用いて説明する。図1は、本考案の屋根用落下防止装置の使用態様の一例を示している。1は、一本の長尺の棒又はパイプ状の部材からなる主柱である。主柱の材質としては、アルミ、鉄等の金属、プラスチック、木、竹等の天然材等が挙げられる。2は支柱であり、図1においては、1本の主柱を主柱の係止部6において、2本の支柱で支えている。主柱1と支柱2は共に、屋根9に固定された固定金具3に取り付けられ固定されている。そして、4は一組の支持部材を示しており、二つの支持部材のそれぞれの主柱1の架設部7の間には、架設部材5が架設されている。
主柱の係止部は、1個であっても2個以上設けられていても良い。この係止部は、主柱を固定するために支柱を係止するためのものであるから、主柱の先端側半分の部分に設けておく必要がある。複数設けておき、必要に応じて適切な係止部を使用すれば良い。
前記主柱の係止部は、複数の支柱、好ましくは1つの係止部当たり2本の支柱が、それぞれの先端部分でこの係止部に係止することによって、主柱を支えるためのものである。そして、これら複数の支柱は、係止部に着脱自在に係止され得るようになっているものである。かかる作用又は機能を有する限り、係止部と支柱の先端部分の形状・構造及び係止の仕方は特に限定されるものではない。例えば、係止部としては、主柱にグラビティピンや輪状部材(例えば、金属環)を溶接すれば良い。そして、支柱の先端部分は、例えば、前記グラビティピンへの嵌挿用の孔を設けるか、あるいは前記輪状部材に引っ掛けるフックを設けておけば良い。図2には、主柱の係止部であるグラビティピン6aを、支柱の先端部分の孔に嵌挿し、主柱を二本の支柱で支えている例を示した。
図1に示したように、主柱1の任意の部分には、一つ又は複数の架設部7が設けられている。架設部は、異なる支持部材の間に架設部材を架設するためのものであり、その形状・構造に制限はない。例えば、主柱の任意の箇所に複数の輪状部材やフック部材を溶接し、架設部材を架設できるようになっているものでも良い。あるいは、架設部材を架設すると共に、主柱にネジ止め等の手段で固定できるようになっているものでも良い。図1においては、それぞれの主柱に設けられた架設部7としてのフック間に、架設部材5としてロープを張設した例を示した。
本考案において、1つの(一組の)支持部材(図1の4)は、前記主柱と、この主柱を支える複数の支柱と、複数の固定金具との組合せから構成される。そして、本考案の屋根用落下防止装置は、かかる一組の支持部材(図1の4)の複数組と、各支持部材の前記主柱の架設部間に架設される1又は複数の架設部材(図1の5)とから構成される。
架設部材としては、例えば、種々の材質の棒、パイプ、ロープ、ワイヤー、ワイヤーロープ、ネット又はシートが挙げられる。図1には、架設部材としてロープを使用している様子を示したが、かかる場合には、架設部材の間にネットやシートを張設し、より安全を高めることもできる。ネットやシートは、架設部に直接架設しても良く、かかる場合には、ネットやシート自体が架設部材となる。あるいは、また、作業者が安全に作業するために、架設部材に作業者の安全帯を掛けて作業することもできる。架設部材としてネットやシートを用いる場合には、塗料やごみ・塵等の飛散防止の効果もある。
本考案において、屋根に固定することのできる固定金具(図1の3)としては、特に限定されるものではないが、予め屋根に設置されている部材又は構造部材に、容易にナットやネジで固定できるものが好ましい。具体的な固定金具としては、例えば、図3に示したように、三高式等のカワラ棒葺屋根に見られるようなかさ木14を挟持してネジで締付け固定する、グラビティピン付クランプ継手様の固定金具3a、または、図4に示したように、折板式屋根のフックボルト15にネジ止めして固定するグラビティピン付の平板タイプの固定金具3b、あるいは、図5に示したように、スレート屋根等に設置されているフックボルト16にネジ止めして固定する、グラビティピン付の山形タイプの固定金具3cがある。スレート屋根用の山形タイプの固定金具の場合には、フックボルトの座金が締付けに影響しないように、図5に示したように、固定金具の斜面に開口部17を設けるのが好ましい。
本考案において、前記主柱及び複数の支柱の根元部1a、2aは、主柱及び複数の支柱を上向きに、前記固定金具3に着脱自在に取付けられる。取付方法は特に制限されるものではなく、どのような方法でも良いが、支柱の先端部と同様に、主柱及び支柱の根元部に孔を設けておき、例えば、図3〜5に示したように、固定金具に設けられたグラビティピン8a、8b、8cをこの孔に嵌挿し係止する方法が、簡単に係止できる点で好ましい。
本考案において、1つの(一組の)支持部材は、前記主柱と、この主柱を支える複数の支柱と、複数の固定金具との組合せから構成される。そして、本考案の屋根用落下防止装置は、かかる一組の支持部材の複数組と、各支持部材の前記主柱の架設部間に架設される1又は複数の架設部材とから構成される。
本考案の屋根用落下防止装置の使用の態様の一例を示す図である。 本考案において、主柱の係止部での支柱の係止状態の一例を示す図である。 本考案の固定金具の一例を示す図である。 本考案の固定金具の他の例を示す図である。 本考案の固定金具のもう一つの例を示す図である。
符号の説明
1 主柱
2 支柱
3 固定金具
4 一組の支持部材
5 架設部材
6 係止部
7 架設部
6a、8a、8b、8c グラビティピン
9 屋根
14 かさ木
15、16 フックボルト
17 開口部

Claims (4)

  1. 一本の長尺の棒又はパイプ状の部材であって、その先端側半分の部分に一つ又は複数の係止部を有すると共に、その任意の部分に一つ又は複数の架設部を有する主柱と、該主柱を支える棒又はパイプ状の部材からなる複数の支柱と、屋根に固定することのできる複数の固定金具とから構成され、前記複数の支柱のそれぞれの先端部分は、前記主柱の係止部で着脱自在に主柱に係止され得るようになっており、前記主柱及び複数の支柱の根元部は、主柱及び複数の支柱を上向きに、前記固定金具に着脱自在に取付けられるようになっている一組の支持部材の複数組と、該各支持部材の前記主柱の架設部間に架設される1又は複数の架設部材とからなる屋根用落下防止装置。
  2. 支柱の数が2本である請求項1記載の屋根用落下防止装置。
  3. 固定金具が、屋根に設置されているボルトにネジ止めして固定するもの、又は、かさ木を挟持して固定するものである請求項1又は2記載の屋根用落下防止装置。
  4. 架設部材が、棒、パイプ、ロープ、ワイヤー、ワイヤーロープ、ネット又はシートからなるものである請求項1〜3のいずれか1項記載の屋根用落下防止装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014037766A (ja) * 2012-07-20 2014-02-27 Azu:Kk 屋根用仮設手すり及び屋根用支柱の立設方法

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