JP2014037766A - 屋根用仮設手すり及び屋根用支柱の立設方法 - Google Patents

屋根用仮設手すり及び屋根用支柱の立設方法 Download PDF

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Abstract

【課題】山部を有する種々の形態の屋根に適用できるとともに、構造が簡単であり、さらに、安全性の高い屋根用仮設手すりを提供する。
【解決手段】所定間隔で形成された山部2を有する屋根1に設けられる屋根用仮設手すり100であって、中央部で相対回動可能に連結されるとともに、両端部が上記山部に掛け渡し状に連結される一対の梁部材3a,3bと、上記梁部材の連結部又はその近傍に立設される支柱部材4と、上記支柱部材の先端部ないし中間部に掛止又は連結される手すり部材5a,5bとを備えて構成される。
【選択図】図1

Description

本願発明は、屋根用仮設手すりに関する。詳しくは、山部を有する種々の形態の屋根に容易に取り付けることができるとともに、安全性の高い屋根用仮設手すりに関する。
工場等の建屋は、屋根面積が大きい。このため、金属板を折り曲げて形成された折板屋根等が採用されることが多い。折板屋根は、所定間隔で山部が形成された断面形態を備える金属板製の屋根材料を連結して形成される。上記折板屋根に用いられる屋根材料は、他の屋根に比べて長さが非常に長いものを形成することができるため、体育館、工場等の大型建屋の屋根を効率よく形成することができる。大型建屋の屋根面積は非常に大きいため、近年太陽電池が設置されることが多くなっている。
屋根に太陽電池等を設置する場合、作業の安全性を確保する必要がある。このため、仮設手すりや、親綱張設用支柱が設けられることが多い。
2008−138498号公報 実用新案登録第3076202号
上記特許文献1や特許文献2に記載されている従来の仮設手すりや親綱張設用支柱は、折板屋根等の山部に複数の梁部材を平行に掛け渡し、この梁部材に支柱を立設して構成されている。
ところが、折板屋根の山部間の距離は、屋根材料によって異なる。このため、上記構成の仮設手すり等では、上記山部間の距離に合わせて長さの異なる複数種類の梁部材を準備しなければならない。したがって、従来の構造では、汎用性が低く、製造コストが増加するという問題があった。
また、支柱の立設強度を確保するには、平行に取り付けられる複数の梁部材を連結する連結部材も必要となる。このため、組み立て工程も増加する。しかも、組付状態では大きなスペースが必要となり、組み立てた手すりを屋根上に搬送するのも困難である。
さらに、近年、作業者の安全を確保するため法令が改正され、屋根からの墜落防止措置の規制も強化されている。
本願発明は、上述の問題を解決するために案出されたものであり、山部を有する種々の形態の屋根に適用できるとともに、構造が簡単であり、さらに、安全性の高い屋根用仮設手すりを提供することを課題としている。
請求項1に記載した発明は、所定間隔で形成された山部を有する屋根に設けられる屋根用仮設手すりであって、中央部で相対回動可能に連結されるとともに、両端部が上記山部に掛け渡し状に連結される一対の梁部材と、上記梁部材の連結部又はその近傍に立設される支柱部材と、上記支柱部材の先端部ないし中間部に掛止又は連結される手すり部材とを備えて構成される。
所定間隔で形成された山部を備えていれば、本願発明が適用される屋根の種類は特に限定されることはない。たとえは、種々の形態の折板屋根や、いわゆるストレート屋根にも適用することができる。また、屋根を構成する材料も特に限定されることはなく、種々の金属板、セラミック板等から形成される屋根に適用することができる。
上記梁部材を構成する材料や形態も特に限定されることはない。たとえば、断面L字状やパイプ状の鋼材を採用できる。また、繊維強化樹脂から形成された梁部材を採用することもできる。
上記梁部材を相対回動可能に連結する手段も特に限定されることはない。たとえば、一対の梁部材をボルト等を用いて互いに回動可能に連結することができる。また、別途設けた基板に対して、各々回動可能に連結することもできる。
本願発明では、上記一対の梁部材の回動角度を、屋根の山部の間隔に合わせて回動させ、各梁部材の先端を上記山部に連結するように構成される。このため、従来の仮設手すり等のように、山部の間隔等に対応した長さを有する複数種類の梁部材を準備する必要はなく、一対の梁部材を用いて種々の間隔で形成された山部を備える屋根に対応することが可能となる。しかも、上記梁部材を平行に折り畳んだ状態で屋根に運び上げることが可能となり、設置作業も容易になる。
上記梁部材の先端を上記山部に連結する手法も特に限定されることはない。梁部材の先端部を直接山部に連結することもできるし、山部に装着される種々の金具を介して連結することもできる。
上記支柱部材は、上記梁部材の連結部又はその近傍に立設される。上記支柱部材を立設する手法も特に限定されることはない。たとえば、一対の梁部材の一方の部材に溶接等によって設けることができる。また、梁部材に溶接等によって別途基板を設け、この基板に対して上記支柱部材を立設することもできる。
上記支柱部材の構造も特に限定されることはない。たとえば、円形や矩形パイプ状の部材を採用することができる。また、上記支柱部材を構成する材料も特に限定されることはなく、金属材料や強化樹脂材料等を採用することができる。
上記支柱部材を上記梁部材に着脱可能に連結する支柱取り付け手段を設けるのが好ましい。この構成を採用すると、梁部材を屋根に固定した後に、支柱部材を組み付けることが可能となり、設置作業が格段に容易になる。
屋根の形態や手すりの配置等によって、手すり部材を設ける方向が異なる場合がある。このため、上記支柱部材を、支柱軸周りの回転位置を調節して取り付ける上記支柱取り付け手段を備えて構成するのが望ましい。これにより、種々の方向に延びる手すり部材を設置することが可能となり、現場に対応した仮設手すりを設けることができる。
上記支柱取り付け手段の構成は特に限定されることはない。たとえば、梁部材に固定された円筒状の支柱取付部材に、支柱部材の下端部を角度調節して挿入し、ボルト等で所定角度位置に固定することができる。
上記支柱部材は、上記梁部材や上記基板に溶接等によって接合して立設することもできるが、強度が不足する場合がある。このため、上記支柱部材の所定部位と上記梁部材の所定部位とを連結する補強部材を備えて構成することができる。上記補強部材を、ほぼ直交して設けられる上記支柱部材と上記梁部材間を斜め方向に連結するように設けることにより、上記支柱部材の立設強度を高めることができる。
上記補強部材の形態及び数は限定されることはない。たとえば、圧縮及び引っ張り力を支持できるものであれば、一つの補強部材を設けることにより所要の強度確保できる。また、引っ張り力のみ支持できるロープ状の補強部材の場合、3方向から支柱部材に連結されるように構成するのが望ましい。また、支柱部材を、一対の梁部材の一方に連結する場合、他方の梁部材と支柱部材とを連結する補強部材を設けるのが望ましい。
上記手すり部材の形態や材料も特に限定されることはない。また、手すり部材を設ける手法も特に限定されることはない。たとえば、支柱部材にU字状のフック部を設け、連結金具等を介してロープ状の手すり部材を掛止して設けることができる。また、上記支柱部材に、直接パイプ状の手すり部材を金具等を介して連結することもできる。
安全性を高めるため、上記手すり部材を、上記支柱部材の異なる高さ位置に複数段設けるのが望ましい。
さらに安全性を高めるため、上記支柱部材の下端部に掛止又は連結される幅木部材を備えて構成するのが望ましい。上記幅木部材を設けることにより、作業者の脚部が手すり部材から外れるのを防止できる。また、勾配が大きな屋根の場合の安全性を高めることができる。また、作業者が転倒した場合にも、屋根からの落下を効果的に防止できる。
上記幅木部材の形態、取付手法は特に限定されることはない。たとえば、支柱部材の下端部に幅木部材を嵌合させる断面コ字状部材を設けるとともに、この断面コ字状部材に足場用の板材を掛止するように構成することができる。
上記幅木は、支柱に直接取り付けることができる。また、上述したように、屋根の形態や手すりの配置等によって、手すり部材を設ける方向が異なる場合がある。このため、上記幅木部材を、支柱軸周り回転位置を調節して取り付けられた幅木取り付け手段を介して取り付けるのが望ましい。
上記幅木取り付け手段の構成は特に限定されることはない。たとえば、上記支柱部材取付手段に対して回動可能な幅木取り付け手段を設けることができる。具体的には、支柱部材取付手段をパイプ状に形成するとともに、この支柱取付手段にパイプ状の幅木取付部材を回動可能に外挿連結し、この幅木取付部材に幅木を連結することができる。
本願発明では、上記一対の梁部材が、屋根の山部間に掛け渡し状に連結される。このため、屋根の谷面と上記梁部材あるいは幅木部材との間に隙間が形成されることになる。また、この隙間が大きくなると、隙間を通過して設置機材の部品や工具が屋根から落下することも考えられる。特に屋根の勾配が大きな場合は危険である。上記問題を解決するため、少なくとも屋根の谷面と、上記梁部材又は幅木部材との間の隙間を封止する落下防止部材を設けるのが望ましい。
上記落下防止部材の構成や材料は特に限定されることはない。たとえば、上記幅木部材の下方にメッシュ状の落下防止部材を延出させることができる。また、上記梁部材の下面に、谷部との間の隙間を封止する弾性部材を設けることもできる。さらに、上記梁部材の先端部間に掛け渡し状に竿部材を設け、この竿部材に谷面との間を封止する封止部を設けることもできる。
本願発明は、主として仮設手すりに関するものであるが、上記手すり部材として、作業用親綱として用いられるロープ部材を採用し、命綱を上記親綱に連結して作業を行うように構成することもできる。
折板屋根等の傾斜角度は比較的小さいが、傾斜角度の大きな屋根の場合、支柱部材を鉛直方向に立設した方が良い場合がある。このような場合、上記支柱部材を、上記屋根面に対して直交して延びるとともに上記支柱取り付け手段に取り付けられる連結部と、上記連結部から曲折して鉛直方向に延びる鉛直部と、上記連結部と上記鉛直部とを屋根勾配に応じた角度に曲折させる曲折部とを備えて構成することができる。上記支柱部材に曲折部を設けることにより、支柱の上部を鉛直方向にむけて立設することができる。
さらに、上記支柱部材を、上記梁部材が構成する平面と平行な軸周りの回転位置を調節して取り付ける支柱取り付け手段を備えて構成することができる。
たとえば、屋根の傾斜角度に平行に取り付けられた梁部材に基板を接合し、この基板面に対して、ヒンジ等を介して支柱部材を回転角度調節可能に設けることができる。この場合、上記補強部材を設けることにより、十分な強度を容易に確保することができる。
山部を有する種々の形態の屋根に適用できるとともに、構造が簡単であり、さらに、安全性の高い仮設手すりを提供できる。
本願発明に係る屋根用仮設手すりの設置状態を示す全体斜視図である。 図1に示す屋根用仮設手すりの構造を示す分解正面図である。 屋根の山部と梁部材の連結状態を示す平面図である。 屋根の山部と梁部材の連結状態を示す平面図である。 屋根の山部と梁部材の連結状態を示す平面図である。 本願発明の第2の実施形態に係る屋根用手すりの要部の斜視図である。 図6におけるVII−VII線に沿う断面図である。 本願発明の第3の実施形態を示す正面図である。 図9の要部の断面図である。 支柱と梁部材の連結構造の一例を示す断面図である。 支柱と梁部材の連結構造を示す他の実施形態を示す断面図である。 支柱と梁部材の連結構造を示す他の実施形態を示す断面図である。 支柱部材の他の実施形態を示す側面図である。
以下、本願発明の実施形態を図に基づいて具体的に説明する。なお、本実施形態は、本願発明を、折板屋根に設置される屋根用仮設手すりに適用したものである。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る屋根用仮設手すり100は、中央部において回動可能に連結されるとともに、端部が折板屋根1の山部2に連結される一対の梁部材3a,3bと、上方の梁部材の中央部に立設された支柱部材4と、この支柱部材4の先端部及び中間部に掛止された手すり部材5a,5bと、上記支柱部材4の下端部において横方向に延びる幅木部材6とを備えて構成される。
上記梁部材3a,3bは、断面L字状の鋼材から形成されており、図2に示すように、ボルト7によって相対回動可能に連結されている。なお、本実施形態では、上側の梁部材3bと下側の梁部材3aの直交して延びるL字の一方の延出部を相対回動可能に対接させるとともに、他方の延出部を上方と下方にそれぞれ延出するように構成し、これら部材を開動可能に連結できるとともに、梁部材3a,3bの強度を確保できるように構成している。
上記梁部材3a,3bの端部には取付孔8,9がそれぞれ形成されている。上記山部2に装着された取付金具10から上方に延びるネジ部11を、上記取付孔8,9に連通挿させて、ナット12を螺合させることにより、上記梁部材3a,3bが、上記山部2に連結される。上記取付金具10は、山部の形態に応じて種々の形態のものを採用できる。
上側の梁部材3bの中央部には、上記支柱部材4を立設するための円筒状の支柱取付部材13が溶接によって設けられている。上記支柱部材4は、下端部を上記支柱取付部材13に嵌入させるとともに所定の軸周り角度位置に設定した後、上記支柱取付部材13の側部からボルト14を上記支柱部材の側面に締め付けることにより、上記梁部材3a,3bに立設される。
上記支柱取り付け部材13と支柱部材4との取り付け構造は特に限定されることはない。たとえば、図10に示すように、上記支柱取り付け部材13と上記支柱部材4に、横補方向に連通する貫通孔を設け、ボルト14a及びナット14bによって、相対回転不可能に連結することもできる。
また、図11に示すように、上記支柱取り付け部材13と上記支柱部材4に、横補方向に連通する貫通孔を設け、抜け止め軸14c及び抜け止めピン14dによって、相対回転不可能可能に連結することができる。
さらに、図12に示すように、支柱部材4の下端部を環状に縮径させて環状溝14fを設け、この環状溝14fに横方向からボルと14eを係合させるように構成することもできる。この構成を採用することにより、支柱部材4を、上記支柱取り付け部材13に対して角度調節可能に保持させることができるとともに、支柱取り付け部材13から脱落する恐れもなくなる。
上記支柱取付部材13の中間部には、幅木部材6を取り付ける幅木取付部材15が設けられている。上記幅木取付部材15は、幅木6を嵌合する断面コ字状の幅木取付部15aと、上記支柱取付部材13に回動可能に外挿される円筒状の連結部15bとを備えて構成されている。上記連結部15bを介して上記幅木取付部15aを所定角度位置に設定し、側部に設けられたボルト16を締め付けることにより、幅木取付部材が設けられる。また、上記幅木取付部15aに幅木6を嵌入させることにより、幅木6が複数の手すりに掛け渡し状に設けられる。
本実施形態に係る上記支柱部材4は、パイプ状の鋼材から形成されており、上端部と中間部にU字のフック部17a,17bが設けられている。各フック部17a,17bは、異なる方向に手すり部材を連結できるように4方に延出するように形成されている。
本実施形態に係る上記手すり部材5a,5bは、ロープ状の部材が採用されており、先端部に連結された連結金具18を上記フック部17a,17bに連結することにより、複数の支柱部材間に掛け渡し状に設けられる。
本実施形態に係る屋根用仮設手すり100は、上記一対の梁部材3a,3bを介して、屋根1に設置される。上記一対の梁部材3a,3bは、回動可能に設けられているため、図3〜図5に示すように、上記梁部材3a,3bの回動角度を変更することにより、山部の間隔距離Aが、A1、A2、A3と異なる場合であっても、一対の梁部材3a,3bで設置することが可能となる。このため、従来のように長さの異なる複数の梁部材を準備する必要がなくなり、製造コストを低減させることができる。しかも、上記一対の梁部材を一直線状に折り畳むことができる。このため、不使用時の収納スペースを削減できるのみならず、屋根上に容易に搬送することもできる。
図6及び図7に、本願発明の第2の実施形態を示す。上述したように、本実施形態では、一対の梁部材3a,3bの端部を、山部2に掛け渡し状に連結している。このため、上記梁部3a,3bと屋根1の谷部20との間に隙間が生じる。ところが、傾斜のある屋根では、この隙間を介して資材や工具が落下する恐れがある。
第2の実施形態では、上記一対の梁部材3a,3bを連結する金具10のボルト11を利用して、隣接する山部2,2間に板状の竿部材21を設け、この竿部材21に上記谷部20との間を封止する封止部22を設けている。
図7に示すように、上記竿部材21の端部に設けた図示しない貫通孔に、上記取付金具10の上方に延出するボルト11を通挿するとともに、上記梁部材3a,3bの端部に上記竿部材21を重ねるようにして積層し、ナット12によって共締め状に固定する。
上記竿部材の縁部には、下方に延出する封止部22が一体的に設けられており、上記梁部材3a、3bと谷部20との間の隙間が封止される。なお、本実施形態では、上記封止部を竿部と一体的に設けたが、他の部材を接合して設けることもできる。たとえば、メッシュ状の部材を封止部として採用し、上記竿部材に連結して設けることもできる。また、本実施形態では、上記取付金具10間に掛け渡すように設けたが、設ける位置も特に限定されることはなく、たとえば、幅木部材の下縁に沿って封止部材を設けることもできる。
図8及び図9に本願発明の第3の実施形態を示す。この実施形態は、支柱部材4の先端部と上記梁部材3bの先端部とを連結する補強部材30を設けたものである。
補強部材30は長尺状の金属材料から形成されており、図9に示すように、上端部に設けた係合溝31を、上記支柱部材4の縁部に係合させることにより、上端部が上記支柱部材4の先端に連結される。一方、下端部に設けた図示しない貫通孔を、上記梁部材3bの端部近傍において横方向設けられたボルト32に通挿してナット締めすることにより、下端部が梁部材3bに対して連結される。これにより、上記補強部材30が、上記支柱部材4の上端部と、上記梁部材3bの端部に斜め方向に掛け渡し状に設けられ、上記支柱部材の立設強度を高めることができる。上記補強部材30の数も特に限定されることはない。たとえば、上記補強部材30を、引っ張り力と圧縮力の双方を支持できるように構成することができる。また、異なる方向から補強部材を設けることにより、充分な立設強度を確保することができる。さらに、支柱部材が立設されていない梁部材3aと、支柱部材4とを連結する補強部材を設けることにより、梁部材3aの取付強度を高めることもできる。
なお、本実施形態では、板状の補強部材を設けたが、ロープ状の補強部材を設けることもできる。この場合、梁部材3少なくとも異なる3方向から延びる補強部材を設けるのが好ましい。
上述した実施形態は、屋根の傾斜角度が小さい場合に本願発明を適用したものである。屋根の傾斜角度が大きくなると、上記支柱部材の鉛直方向からの傾斜角度が大きくなる。このため、上記支柱部材を鉛直方向に設けるのが好ましい。
図13に示す実施形態では、上記支柱部材4を、上記屋根面に対して直交して延びるとともに、上記支柱取り付け手段に取り付けられる連結部4aと、上記連結部4aから曲折して鉛直方向に延びる鉛直部4cと、上記連結部4aと上記鉛直部4cとを屋根勾配θに応じた角度に曲折させる曲折部4bとを備えて構成している。これにより、上記支柱部4う鉛直方向に向けて立設することが可能となり、勾配の大きな屋根における安全性を高めることができる。
さらに、上記円筒状の支柱取付部材を、ヒンジ等を介して上記梁部材が設置される平面に対して回動可能に連結することができる。この場合、上記支柱部材を立設するため、上記補強部材を設けるのが好ましい。
山部を有する種々の形態の屋根に適用できるとともに、構造が簡単であり、さらに、安全性の高い屋根用仮設手すりを提供できる。
1 屋根
2 山部
3a 梁部材
3b 梁部材
4 支柱部材
5a 手すり部材
5b 手すり部材
100 屋根用仮設手すり

Claims (12)

  1. 所定間隔で形成された山部を有する屋根に設けられる仮設手すりであって、
    中央部で相対回動可能に連結されるとともに、両端部が上記山部に掛け渡し状に連結される一対の梁部材と、
    上記梁部材の連結部又はその近傍に立設して取り付けられる支柱部材と、
    上記支柱部材の先端部ないし中間部に掛止又は連結される手すり部材とを備える、屋根用仮設手すり。
  2. 上記支柱部材の下端部に掛止又は連結される幅木部材を備える、請求項1に記載の屋根用仮設手すり。
  3. 上記支柱部材を上記梁部材に着脱可能に連結する支柱取り付け手段を備える、請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の屋根用仮設手すり。
  4. 上記支柱取り付け手段は、上記支柱を、支柱軸周りの回転位置を調節して取り付けることができるように構成されている、請求項3に記載の屋根用仮設手すり。
  5. 上記支柱部材の所定部位と上記梁部材の所定部位とを連結する補強部材を備える、請求項1から請求項4のいずれか1項にの屋根用仮設手すり。
  6. 上記幅木部材を、支柱軸周り回転位置を調節して取り付ける幅木取り付け手段を備える、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の屋根用仮設手すり。
  7. 上記支柱部材は、上記屋根面に対して直交して延びるとともに、上記支柱取り付け手段に取り付けられる連結部と、上記連結部から曲折して鉛直方向に延びる鉛直部と、上記連結部と上記鉛直部とを屋根勾配に応じた角度に曲折させる曲折部とを備える、請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の屋根用仮説手すり。
  8. 上記支柱部材を、上記梁部材が構成する平面と平行な軸周りの回転位置を調節して取り付ける支柱取り付け手段を備える、請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の屋根用仮設手すり。
  9. 上記手すり部材は、上記支柱部材の異なる高さ位置に複数段設けられている、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の屋根用仮設手すり。
  10. 少なくとも屋根の谷面と、上記梁部材又は上記幅木部材との間の隙間を封止する落下防止部材を備える、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の屋根用仮設手すり。
  11. 上記手すり部材が、作業用親綱として用いられるロープ部材である、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の屋根用仮設手すり。
  12. 所定間隔で形成された山部を有する屋根に設けられる屋根用支柱の立設方法であって、 中央部で相対回動可能に連結された一対の梁部材を、隣接する上記山部の間隔に合わせて相対回動させて、各梁部材の各端部を上記山部に取り付ける一方、
    上記梁部材に対して支柱を連結して屋根上に立設する、屋根用支柱の立設方法。
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