JP2007135805A - 構造物のステップボルト取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 安全帯フックによるステップボルトの変形や折損を確実に防止することが可能な構造物のステップボルト取り付け構造を提供する。
【解決手段】 基端側に形成されたネジ部11を用いて柱材2に取り付けられた昇降用のステップボルト10を有する構造物において、前記ステップボルト10の基端側に、該ステップボルト10に掛止された安全帯フック21のステップボルト先端側への移動を規制するストッパー30を設ける。作業者はストッパー30が設けられるステップボルト10の基端側に安全帯フック21を掛けながら構造物1を昇ることになり、万一、作業者がバランスを崩した場合でも、安全帯フック21はストッパー30によってステップボルト10の基端側に位置したままとなる。したがって、ステップボルト10に大きな曲げ荷重が作用することはなく、ステップボルト10の変形、折損が防止される。
【選択図】 図1
【解決手段】 基端側に形成されたネジ部11を用いて柱材2に取り付けられた昇降用のステップボルト10を有する構造物において、前記ステップボルト10の基端側に、該ステップボルト10に掛止された安全帯フック21のステップボルト先端側への移動を規制するストッパー30を設ける。作業者はストッパー30が設けられるステップボルト10の基端側に安全帯フック21を掛けながら構造物1を昇ることになり、万一、作業者がバランスを崩した場合でも、安全帯フック21はストッパー30によってステップボルト10の基端側に位置したままとなる。したがって、ステップボルト10に大きな曲げ荷重が作用することはなく、ステップボルト10の変形、折損が防止される。
【選択図】 図1
Description
この発明は、電柱や鉄塔等の構造物におけるステップボルト取り付け構造に関し、特に安全帯フックによるステップボルトの変形または折損を防止するようにした構造物のステップボルト取り付け構造に関する。
送電線や電話線等が架線される電柱や鉄塔等の構造物には、作業者が昇降するためのステップボルトが取り付けられている。作業者が構造物に昇る際は、安全確保のため安全帯が使用され、作業者は安全帯フックをステップボルトに掛けながら昇っていく。しかし、ステップボルトに安全帯フックを掛けた状態で、作業者がバランスを崩しステップボルトから手を離した場合は、大きな曲げ荷重がステップボルトに作用し、ステップボルトの変形、又は折損を招くという問題があった。そこで、ステップボルトに掛止された安全帯フックがステップボルト先端側にずれるのを防止する安全帯が提案されている。(例えば特許文献1、2参照)。これらの安全帯は、フック本体の近傍にステップボルトの外周面を押圧する押圧部材を設け、この押圧部材とステップボルトとの摩擦により、フック本体がステップボルト先端側に移動するのを防止するものである。
実開平07−3660号公報
実開平07−28569号公報
しかし、上記特許文献1、2のように、安全帯フックを改良しても、不注意により作業者が安全帯フックをステップボルトの先端部に掛けた場合は、上記と同じ問題が生じるおそれがある。すなわち、作業者が不注意によりステップボルトの先端側に安全帯フックを掛け、その状態で作業者がバランスを崩してステップボルトから作業者が手を離した場合は、大きな曲げ荷重がステップボルトに作用し、ステップボルトの変形、又は折損を招くおそれがある。したがって、この問題は安全帯フックの改善のみでは解決することが難しい。
そこで、この発明は、安全帯フックによるステップボルトの変形や折損を確実に防止することが可能な構造物のステップボルト取り付け構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、基端側に形成されたネジ部を用いて柱材に取り付けられた昇降用のステップボルトを有する構造物において、前記ステップボルトの基端側に、該ステップボルトに掛止された安全帯フックのステップボルト先端側への移動を規制するストッパーを設けたことを特徴とする構造物のステップボルト取り付け構造である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造物のステップボルト取り付け構造において、前記ストッパーは、前記ステップボルトの前記ネジ部に螺合されたナットによって前記ステップボルトの基端側に固定されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の構造物のステップボルト取り付け構造において、前記ストッパーは、前記ステップボルトの基端側から先端側に行くにつれて上下方向の幅が小に形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の構造物のステップボルト取り付け構造において、前記ストッパーには、警戒色が施されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、作業者はストッパーが設けられるステップボルトの基端側に安全帯フックを掛けながら構造物を昇ることになり、万一、作業者がバランスを崩した場合でも、安全帯フックはストッパーによってステップボルトの基端側に位置したままとなる。したがって、ステップボルトに大きな曲げ荷重が作用することはなく、ステップボルトの変形、折損が防止される。
請求項2に記載の発明によれば、ストッパーは、ステップボルトのネジ部に螺合されているナットを用いてステップボルトの基端側に固定されているので、ストッパーを固定するための新たな部品は不要となる。また、ナットでストッパーを固定するだけで、既存のステップボルトをストッパーを備えたステップボルトにすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ストッパーの上下方向の幅は、ステップボルトの基端側から先端側に行くにつれて小に形成されているので、ストッパー先端側がステップボルト上面から突き出すのを回避することができ、ステップボルトにおける踏面範囲を十分に確保することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ストッパーに警戒色が施されているので、構造物を昇る際には作業者のストッパーに対する注意力が向上し、安全帯フックをストッパーが位置するステップボルト基端側に確実に掛けることができる。
つぎに、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
(実施の形態1)
図1ないし図7は、本発明の実施の形態1を示している。図7において、符号1は、構造物としての高圧送電線路用の鉄塔を示している。この鉄塔1は、主柱材2、腕金主材3、腕金吊材4、基礎材5、および腹材8等から構成されている。主柱材2は、四隅に設けられ地表から上方に延びる部材であり、柱としての機能を有する。腕金主材3は、碍子を介して送電線を吊り下げる機能を有する。腕金吊材4は、腕金主材3を主柱材2側から支持する機能を有する。基礎材5は、地中に埋設される主脚材6および碇材7から構成されており、主柱材2の下部は主脚材6と連結されている。鉄塔1に用いられている部材で、上記以外の部材は腹材8と呼ばれる。
(実施の形態1)
図1ないし図7は、本発明の実施の形態1を示している。図7において、符号1は、構造物としての高圧送電線路用の鉄塔を示している。この鉄塔1は、主柱材2、腕金主材3、腕金吊材4、基礎材5、および腹材8等から構成されている。主柱材2は、四隅に設けられ地表から上方に延びる部材であり、柱としての機能を有する。腕金主材3は、碍子を介して送電線を吊り下げる機能を有する。腕金吊材4は、腕金主材3を主柱材2側から支持する機能を有する。基礎材5は、地中に埋設される主脚材6および碇材7から構成されており、主柱材2の下部は主脚材6と連結されている。鉄塔1に用いられている部材で、上記以外の部材は腹材8と呼ばれる。
柱材としての主柱材2には、作業者が点検等に使用する昇降用のステップボルト10が上下方向に所定間隔をもって取り付けられている。図1に示すように、主柱材2が位置するステップボルト10の基端部には、ネジ部(雄ネジ)11が形成されている。ステップボルト10のネジ部11に連なる中央部分は、作業者の足場となる踏面部12に形成されている。踏面部12の直径は、ネジ部11の径とほぼ同じとなっている。ステップボルト10の踏面部12の先端には、頭部13が形成されている。頭部13は、踏面部12の直径よりも大に形成されており、先端面は半球面状となっている。
ステップボルト10のネジ部11は、柱材2の取付け孔2aに挿通されている。ステップボルト10のネジ部11には、二つのナット15、16が螺合されており、主柱材2は第1ナット15と第2ナット16とに挟まれている。第1ナット15は、主柱材2の外面2b側に位置しており、踏面部13に隣接する位置までねじ込まれている。第2ナット16は、主柱材11の裏面2c側に位置している。ステップボルト10は、この第2ナット16の締付けによって主柱材2に固定されている。
図3は、作業者が鉄塔1に昇る際に用いる安全帯20を示しており、作業者はステップボルト10に安全帯フック21が掛けながら鉄塔1を昇ることになる。安全帯フック21の先端近傍には、外れ止め22が設けられている。外れ止め22は、図示しないバネにより常時フック先端側に付勢されている。外れ止め22は、作業者の押圧力によるステップボルト10との接触により、安全帯フック21の内側に揺動するようになっている。したがって、安全帯フック21をステップボルト10に掛止させた状態では、外れ止め22の内側にステップボルト10が位置することになる。安全帯フック21には、作業者を拘束するためのロープ23が連結されている。
ステップボルト10の基端側には、ステップボルト10に掛止された安全帯フック21の動きを規制するストッパー30が取り付けられている。図1および図4に示すように、ストッパー30は、板状の金属部材からなり、折り曲げ加工により平面形状が略コの字型になっている。この折り曲げ加工により、ストッパー30には、基端部31、連設部32、先端部33が形成されている。基端部31は、主柱材2の外面2bに沿って水平方向外方に延びる部位である。連設部32は、基端部31の終端からステップボルト10の軸心Cと平行にステップボルト10の先端側に延びる部位である。先端部32は、連設部32の終端からステップボルト10の軸心Cに向かって延びる部位である。
ストッパー30の基端部31には、ステップボルト10のネジ部11が挿通される孔35が形成されている。ストッパー30の基端部31は、第2ナット16の締付けによって第1ナット15と柱材2とによって挟持されている。ストッパー30がステップボルト10の基端側に取付けられた状態では、ストッパー30の先端33aは、ステップボルト10の踏面部12に接触している。ストッパー30には、警戒色として例えば赤色が施されている。主柱材2およびステップボルト10は、表面が亜鉛メッキ等の防錆処理により灰色をしているので、赤色のストッパー30は作業者にとって著しく目立つことになる。
つぎに、この実施の態様1における作用について説明する。作業者が鉄塔1に昇る際には、まず主柱材2に設けられたステップボルト11を足場として昇り始める。図2の矢印Sは、作業者の昇塔によるステップボルト10に作用する荷重の方向を示している。昇塔時には、作業者は安全帯20を携帯しており、安全帯フック21をステップボルト10に掛けながら昇塔する。ステップボルト10の基端側には、ストッパー30が取り付けられているので、作業者は安全帯フック21をストッパー30の基端部31と先端部33との間にあるステップボルト10の部位に掛けることになる。ここで、ストッパー30には赤色の警戒色が施されているので、昇塔時におけるストッパー30に対する作業者の注意力が向上し、安全帯フック21は確実にストッパー30の基端部31と先端部33との間に掛けられる。
万一、昇塔中に作業者がバランスを崩し、ステップボルト10から手を離した場合でも、安全帯フック21は、ストッパー30の先端部33との当接によりステップボルト先端側への移動が規制されるので、安全帯フック21はステップボルト10の基端側に位置したままとなり、ステップボルト10の基端側にのみバランスの崩れによる荷重が作用することになる。したがって、ステップボルト10に大きな曲げ荷重が作用することはなく、ステップボルト10の変形、折損が確実に防止される。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2を示しており、ストッパーの基端部の変形例である。ストッパー30の基端部31には、切欠孔36が形成されている。切欠孔36は、基端部31の端面31aから基端部31の中央部に向かって延びている。切欠孔36は、切欠幅Wがステップボルト10のネジ部11の径よりも若干大きく形成されている。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2を示しており、ストッパーの基端部の変形例である。ストッパー30の基端部31には、切欠孔36が形成されている。切欠孔36は、基端部31の端面31aから基端部31の中央部に向かって延びている。切欠孔36は、切欠幅Wがステップボルト10のネジ部11の径よりも若干大きく形成されている。
実施の態様1において、従来の鉄塔1にストッパー30を後付けする場合は、第2ナット16をステップボルト10のネジ部11から取り外し、その後ステップボルト10を主柱材2の取付け孔2aから引き抜かなければ、ストッパー30をステップボルト10の基端部に取り付けることができない。これに対し、本実施の態様2においては、切欠孔36によってステップボルト10を主柱材2から取り外すことなく、ストッパー30の取り付けが可能となる。切欠孔35を有するストッパー30の取り付けは、つぎのように行われる。まず、第2ナット16を工具(図示略)により緩ませ、第1ナット15と主柱材2との間に隙間を生じさせる。この隙間に、ストッパー30の基端部31を挿入することにより、切欠孔36にはステップボルト10のネジ部11が入り込んだ状態となる。この状態で第2ナット16を工具にて締付けることにより、ストッパー30は第1ナット15と主柱材2とによって挟持され、ストッパー30はステップボルト10の基端側に固定される。
ところで、ナット15、16は、ストッパー30を備えていない既存のステップボルト取り付け構造においても使用されているが、本実施形態のように、ナット15、16を用いてステップボルト10の基端側にストッパー30を固定できるので、ストッパー30を固定するための新たな部品は不要となる。また、ナット15、16でストッパー30を固定するだけで、既存のステップボルト取り付け構造をストッパー30を備えたステップボルト取り付け構造にすることができる。
(実施の形態3)
図9および図10は、本発明の実施の形態3を示しており、ストッパーの連設部と先端部の変形例である。実施の態様1では、ストッパー30の連設部32の上面および先端部33の上面は、ステップボルト10の踏面部12から上方に突出しており、ステップボルト10の踏面範囲が狭くなっている。本実施の態様3においては、ステップボルト10の踏面範囲を拡大するために、ストッパー30は、ステップボルト10の基端側から先端側に行くにつれて上下方向の幅が小に形成されている。ストッパー30の連設部32´における上面側は、ステップボルト10の先端側にいくにつれて下りとなる傾斜面32´aに形成されている。同様に、連設部32´における下面側は、ステップボルト10の先端側にいくにつれて上りとなる傾斜面32´bに形成されている。これにより、連設部32´は、図9に示すように、基端部31側の折り曲げ部を下底、先端部33´側の折り曲げ部を上底とする台形状となっている。先端部33´の上下方向の幅は、図10に示すように一定であり、ステップボルト10の踏面部12の直径とほぼ同じ値となっている。本実施の態様3においては、実施の態様1に比べてストッパー30における連設部32´および先端部33´のステップボルト10の踏面部12からの突き出し量が抑制され、ステップボルト10の踏面範囲を拡大することができる。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4を示しており、ストッパーの基端部の変形例である。ステップボルト10は鉄塔だけでなく、電柱にも取り付けられるので、本実施の態様4では、電柱に取付けられたステップボルトの取り付け構造について説明する。図11において、符号40は、断面形状が円形の電柱を示している。ステップボルト10のネジ部11は、電柱40の柱材41に形成されたネジ孔42に螺合されている。ストッパー30の基端部31´’は、柱材41の外周面形状に合致した円弧状に形成されている。ステップボルト10のネジ部11には、ナット15が螺合されており、このナット15はネジ部11の踏面部12側に位置している。基端部31´の孔35には、ステップボルト10が挿通されており、ストッパー30の基端部31´はナット15と柱材40とにより挟まれている。ストッパー30は、このナット15の締付けによってステップボルト10の基端側に固定されている。
(実施の形態3)
図9および図10は、本発明の実施の形態3を示しており、ストッパーの連設部と先端部の変形例である。実施の態様1では、ストッパー30の連設部32の上面および先端部33の上面は、ステップボルト10の踏面部12から上方に突出しており、ステップボルト10の踏面範囲が狭くなっている。本実施の態様3においては、ステップボルト10の踏面範囲を拡大するために、ストッパー30は、ステップボルト10の基端側から先端側に行くにつれて上下方向の幅が小に形成されている。ストッパー30の連設部32´における上面側は、ステップボルト10の先端側にいくにつれて下りとなる傾斜面32´aに形成されている。同様に、連設部32´における下面側は、ステップボルト10の先端側にいくにつれて上りとなる傾斜面32´bに形成されている。これにより、連設部32´は、図9に示すように、基端部31側の折り曲げ部を下底、先端部33´側の折り曲げ部を上底とする台形状となっている。先端部33´の上下方向の幅は、図10に示すように一定であり、ステップボルト10の踏面部12の直径とほぼ同じ値となっている。本実施の態様3においては、実施の態様1に比べてストッパー30における連設部32´および先端部33´のステップボルト10の踏面部12からの突き出し量が抑制され、ステップボルト10の踏面範囲を拡大することができる。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4を示しており、ストッパーの基端部の変形例である。ステップボルト10は鉄塔だけでなく、電柱にも取り付けられるので、本実施の態様4では、電柱に取付けられたステップボルトの取り付け構造について説明する。図11において、符号40は、断面形状が円形の電柱を示している。ステップボルト10のネジ部11は、電柱40の柱材41に形成されたネジ孔42に螺合されている。ストッパー30の基端部31´’は、柱材41の外周面形状に合致した円弧状に形成されている。ステップボルト10のネジ部11には、ナット15が螺合されており、このナット15はネジ部11の踏面部12側に位置している。基端部31´の孔35には、ステップボルト10が挿通されており、ストッパー30の基端部31´はナット15と柱材40とにより挟まれている。ストッパー30は、このナット15の締付けによってステップボルト10の基端側に固定されている。
本実施の態様4においては、ストッパー30の基端部31´が柱材41の外周面形状に合致した形状に形成されているので、基端部31´を柱材41に密着させることができ、ストッパー30を強固に固定することができる。また、基端部31´が円弧状となっているので、基端部31´が柱材41に密着するように取り付ければ、必然的にストッパー30の取り付け姿勢が定まる。したがって、ストッパー30の取り付け時には、ストッパー30の取り付け姿勢を調整する必要がなくなり、取り付け作業能率を高めることができる。
以上、この発明の実施の形態1〜4を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、ストッパーを二分割可能なリング状部材から構成し、このリング状部材をビス等を用いてステップボルトの基端側に取り付ける構造としてもよい。本発明の構造物のステップボルト取り付け構造は、送電線用鉄塔や電柱等の構造物だけでなく、作業者が昇降する必要のある他の構造物にも使用できることは勿論である。
1 鉄塔(構造物)
2 主柱材(柱材)
10 ステップボルト
11 ネジ部
12 踏面部
13 頭部
15 第1ナット
16 第2ナット
20 安全帯
21 安全帯フック
22 外れ止め
30 ストッパー
31 基端部
31´ 基端部
32 連設部
32´ 連設部
32´a 傾斜面
33 先端部
33´ 先端部
35 孔
36 切欠孔
40 電柱(構造物)
41 柱材
2 主柱材(柱材)
10 ステップボルト
11 ネジ部
12 踏面部
13 頭部
15 第1ナット
16 第2ナット
20 安全帯
21 安全帯フック
22 外れ止め
30 ストッパー
31 基端部
31´ 基端部
32 連設部
32´ 連設部
32´a 傾斜面
33 先端部
33´ 先端部
35 孔
36 切欠孔
40 電柱(構造物)
41 柱材
Claims (4)
- 基端側に形成されたネジ部を用いて柱材に取り付けられた昇降用のステップボルトを有する構造物において、前記ステップボルトの基端側に、該ステップボルトに掛止された安全帯フックのステップボルト先端側への移動を規制するストッパーを設けたことを特徴とする構造物のステップボルト取り付け構造。
- 前記ストッパーは、前記ステップボルトの前記ネジ部に螺合されたナットによって前記ステップボルトの基端側に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の構造物のステップボルト取り付け構造。
- 前記ストッパーは、前記ステップボルトの基端側から先端側に行くにつれて上下方向の幅が小に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の構造物のステップボルト取り付け構造。
- 前記ストッパーには、警戒色が施されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の構造物のステップボルト取り付け構造。
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JP2005332339A JP2007135805A (ja) | 2005-11-17 | 2005-11-17 | 構造物のステップボルト取り付け構造 |
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