JP5415474B2 - ナット保持具 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る実施例1のナット保持具を示し、図1(A)はナット保持前のナット保持具の斜視図、図1(B)はナット保持状態のナット保持具の斜視図、図1(C)はボルト保持状態のナット保持具の斜視図である。
図1において、1はボルト、2はボルト1のネジ部、3はネジ部2に螺合されたナットである。
保持具11は、薄肉(例えば、0.2〜0.3mm)の金属(例えば、アルミや銅)又は樹脂(例えば、ポリプロピレンやポリエチレンテレフタレート)から一体に成形されており、ナット3を挿入する挿入部13と、少なくともナット3の周面の隣接しない二面以上と当接する当接部14と、を備えている。また、保持具11は、ナット3の前面及び背面と当接して軸線方向の抜け止めを行う一対の挟持面16,17を備えている。この一対の挟持面16,17の前面側(図示ボルト1の頭部側)に配置された挟持面16には、挿入部13と連通するネジ貫通部18が形成されている。また、一対の挟持面16,17の背面側(図示ネジ部2の先端側)に配置された挟持面17には、ネジ先端貫通穴15が形成されている。さらに、背面側の挟持面17には吊持具12の一端が接続される接続穴19aが形成された舌片19が挿入部13から離反する方向に突出形成されている。尚、挟持面16,17の少なくとも一方の内面には、例えば、図1(A)に示すように、挿入部13の開口付近に内側に突出する凸部16aを形成し、ナット3の脱落(図1(B)の場合)やボルト1の脱落(図1(C)の場合)を抑制することも可能である。
吊持具12は、例えば、作業現場や作業目的等に応じた所定長さのビニール紐等を用いており、その種類や太さ等はボルト1やナット3の大きさ・重量を考慮して適宜変更可能である。また、吊持具12は、一端を舌片19の接続穴19aに接続し、その他端はループ状としたり別途のバックル(図示せず)等を用いて作業者のベルト等から吊り下げることができる。
このような構成においては、図1(A)に示すように、先にナット3を挿入部13から保持具11の内部に挿入し、その隣接しない二面を当接部14に当接させる。この際、ナット3の図示下方の角部は当接部14の底壁に当接する。次に、図1(B)に示すように、ナット3の前面側(ネジ貫通部18側)からボルト1のネジ部2を挿入し、ナット3にネジ部2を螺合する。この際、ネジ部2の先端部分が背面側の挟持面17に十分な力で当接するまで螺合させることにより、しっかりとナット3を保持することができ、運搬時等にボルト1及びナット3が保持具11から不測に脱落してしまうことを防止することができる。
図2は、実施例1の変形例によるナット保持具を示し、図2(A)はナット保持前のナット保持具の斜視図、図2(B)はナット保持状態のナット保持具の斜視図である。図1の構成に対して、ネジ先端貫通穴15を追加している。その他の構成要素は図1と同様であり、同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の一実施形態に係る実施例2のナット保持具について図3乃至図6を用いて説明する。
図3及び図4において、ナット保持具20は、ナット3を挿入保持する保持具21と、保持具21に設けられた紐状の吊持具22と、を備え、ボルト1にナット3を螺合した状態でナット3を相対回転不能に保持する。
保持具21は、薄肉(例えば、0.2〜0.3mm)の金属(例えば、アルミや銅)又は樹脂(例えば、ポリプロピレンやポリエチレンテレフタレート)から一体に成形されており、ナット3を挿入する挿入部23と、少なくともナット3の周面の隣接しない二面以上と当接する当接部24と、ナット3を保持した状態でネジ部2の先端部分が突出するネジ先端貫通穴25と、を備えている。また、保持具21は、ナット3の前面及び背面と当接して軸線方向の抜け止めを行う一対の挟持面26,27を備えている。この一対の挟持面26,27には、挿入部23と連通するネジ貫通部28とネジ先端貫通穴25とが形成されている。さらに、当接部24の挿入部23の一部を形成する開口端面には吊持具22の中途部が貫通する貫通穴29aを形成した一対の舌片29が挿入部23から離反する方向に突出形成されている。尚、挟持面26,27の少なくとも一方の内面には、例えば、図3(A),(B)に示すように、挿入部23の開口付近に内側に突出する凸部26aを形成し、ナット3の脱落を抑制することも可能である。
吊持具22は、例えば、作業現場や作業目的等に応じた所定長さのビニール紐等を用いており、その種類や太さ等はボルト1やナット3の大きさ・重量を考慮して適宜変更可能である。また、吊持具22は、その中途部がループ状とされて挿入部23の上方に位置するように貫通穴29aを貫通しており、その挿入部23の上方に位置する中途部には軟質樹脂等の弾性変形可能な脱落防止チューブ30が設けられている。さらに、この脱落防止チューブ30と舌片29を挟む中途部にはループ状とさらた吊持具22の中途部を束ねる結束体31が設けられている。尚、吊持具22の両端は結んだ状態で別途のバックル(図示せず)等を用いて作業者のベルト等から吊り下げることができる。
このような構成においては、予めボルト1のネジ部2にナット3を螺合させておき、図3に示すように、ネジ部2の先端部分を含むナット3を挿入部23から保持具21の内部に挿入し、その隣接しない二面を当接部24に当接させる。この際、ナット3の隣接しない二面、即ち、挿入部23から露出する二面を除く四面を当接部24に当接させることができる。
ところで、保持具21は、例えば、図6に示すように、一つのボルト1に二つのナット3を螺合したダブルナット状態での収納保持も可能である。この際、保持具21は、当接部24の幅をバブルナット分に対応させれば良い。
このように、本発明のナット保持具10,20にあっては、ボルト1にナット3を螺合した状態でナット3を相対回転不能に保持するナット保持具であって、ナット3を挿入する挿入部13,23と、少なくともナット3の周面の隣接しない二面以上と当接する当接部14,24と、ナット保持状態でボルト1のネジ先端部が突出するネジ先端貫通部15,25と、ナット保持状態で吊持する紐状の吊持具12,22と、を備えていることにより、軽量で必要な組数で足りることができ、作業者の持ち運びや作業時の負担を軽減することができる。
2…ネジ部
3…ナット
4…ワッシャ
10,20…ナット保持具
11,21…保持具
12,22…吊持具(吊持部)
13,23…挿入部
14,24…当接部
15,25…ネジ先端貫通部(ネジ先端貫通穴)
16,17,26,27…挟持面
16a,26a 凸部
18,28…ネジ貫通部
19,29…舌片
19a…接続穴
29a…貫通穴
30…脱落防止チューブ
31…結束体
Claims (4)
- ボルトにナットを螺合した状態でナットを保持するナット保持具であって、該ナット保持具と前記ナットは相対回転不能であり、
前記ナット保持具は、ナットを挿入する挿入部と、少なくともナット周面の隣接しない二面以上と当接する当接部と、ナット保持状態でボルトのネジ先端部が突出するネジ先端貫通部と、ナット保持状態で吊持する紐状の吊持部と、ナットの前面及び背面と当接して軸線方向の抜け止めを行う一対の挟持面と、を備え、
該一対の挟持面の前面側に前記挿入部と連通するネジ貫通部が形成され、前記一対の挟持面の背面側に前記ネジ先端貫通部が形成されていることを特徴とするナット保持具。 - 前記ネジ先端貫通部が前記挿入部と連通していることを特徴とする請求項1に記載のナット保持具。
- 前記挿入部は、ナット周面の一部が露出するように形成され、前記挿入部から露出しているナット周面と当接する脱落防止部を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のナット保持具。
- 前記脱落防止部は前記吊持部に設けられ、
前記吊持部によりナット保持状態で吊持されると、自重により前記脱落防止部が前記挿入部から露出しているナット周面に当接することを特徴とする請求項3に記載のナット保持具。
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