JP2003247523A - 落下防止用部材 - Google Patents

落下防止用部材

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JP2003247523A
JP2003247523A JP2002051435A JP2002051435A JP2003247523A JP 2003247523 A JP2003247523 A JP 2003247523A JP 2002051435 A JP2002051435 A JP 2002051435A JP 2002051435 A JP2002051435 A JP 2002051435A JP 2003247523 A JP2003247523 A JP 2003247523A
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JP
Japan
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fall prevention
prevention member
tubular region
gripping
inner diameter
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JP2002051435A
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English (en)
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Yukihiko Ishibashi
行彦 石橋
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Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも落下の危険性を軽減することがで
きる落下防止用部材を提供しようとするもの。 【解決手段】 この落下防止用部材1は、弾性復帰によ
る締め付け力を及ぼすことができ且つ他の把持部3と連
結状態にある2箇所以上の把持部3を有すると共に、前
記各把持部3は、落下を防止しようとするボルト頭部2
やナットを把持すべくこれより内径が小さい箇所を有す
る第1筒状領域5と、ワッシャー6を把持すべくこれよ
り内径が小さい箇所を有し且つ前記第1筒状領域5と連
続しこれより内径が大きく設定された第2筒状領域7と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、橋梁や建築物等
の構造物に用いられる落下防止用部材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、橋梁や建築物などの構造物の
梁や桁の継ぎ目などはボルトやナットで連結されている
が、これらはむきだしの状態で露出していることが多
い。このボルトやナットが破断したり弛緩したりし、離
脱して落下すると危険である。
【0003】このため、図13に示すように、ボルトの頭
部やナット(図示せず)に取付けるようにした把持部21
を2つ以上具備すると共に、前記各把持部21同士が連結
部22を介して連結状態にある落下防止用部材が知られて
いる。
【0004】この落下防止用部材によると、ボルトやナ
ットが落下しようとすると、隣り合うボルトやナットに
取り付けられた連結状態にある把持部21からの拘束によ
り前記ボルト等の落下は防止することが出来るものの、
これらボルトやナットの他にも落下する部材があり得る
という問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、従
来よりも落下の危険性を軽減することができる落下防止
用部材を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。 この発明の落下防止用部材は、弾性復帰による締め
付け力を及ぼすことができ且つ他の把持部と連結状態に
ある2箇所以上の把持部を有すると共に、前記各把持部
は、落下を防止しようとするボルト頭部やナットを把持
すべくこれより内径が小さい箇所を有する第1筒状領域
と、ワッシャーを把持すべくこれより内径が小さい箇所
を有し且つ前記第1筒状領域と連続しこれより内径が大
きく設定された第2筒状領域とを具備することを特徴と
する。
【0007】この落下防止用部材では、ボルト頭部やナ
ットに第1筒状領域を被せ、内側のワッシャーに第1筒
状領域よりも内径が大きく設定された第2筒状領域を被
せて、これら部材に弾性復帰による締め付け力を及ぼす
ようにしておくと、非常時にも、ボルトやナットの内側
のワッシャーは第2筒状領域により把持され開放される
ことなく保持されつつ、他の把持部と連結状態にあるの
で落下が防止される。
【0008】また、接着剤を使用することなく弾性復帰
により締め付け力を及ぼして把持するようにしているの
で、橋梁などの塗装の仕直しなどの際にはボルト等から
この落下防止用部材を取り外して作業を行うことが可能
であり、塗装後は取り外した落下防止用部材をボルト等
に再び取り付けることができる。接着剤を使用して固定
した場合はこのような化粧直しは全く不可能であり既述
の構成としたことによる予想もできない独特の利点があ
る。 前記第2筒状領域の開放端側の内方がテーパー状に
形成されたこととしてもよい。
【0009】このように構成すると、ワッシャー部分へ
の導入に際し挿入し易く被せ易いと共に、塗装溜まりが
ある場合はこれを避けることができる。 前記第2筒状領域の内周面に複数の長手方向の断面
略山型突起が形成されたこととしてもよい。
【0010】このように構成すると、複数の長手方向の
断面略山型突起の頂部に案内されてワッシャー部分に挿
入し易い。 前記第2筒状領域の外周面に複数本の長手方向の凸
条が形成されたこととしてもよい。
【0011】このように構成すると、ワッシャー部分へ
の導入時に第2筒状領域の端面のめくれ上がりを外周面
の長手方向の凸条により防止して折れ曲がり難くするこ
とができる。 前記第1筒状領域把持部の内周形状を多角形とした
こととしてもよい。このように、ボルトやナットを把持
する内周部分は円形のみならず六角形その他適宜の形状
に形成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。 (実施形態1)橋梁や建築物などの構造物の梁や桁の継
ぎ目などはボルトやナットで連結されているが、これら
がむきだしの状態で露出していると、ボルトが破断した
りナットが弛緩した際に離脱して落下してしまい危険で
ある。
【0013】図1乃至図4に示すように、この実施形態
の落下防止用部材1は、ボルト頭部2やナットに対して
弾性復帰による締め付け力を及ぼすことができ、他の把
持部3と連結部4を介して連結状態にある4箇所の把持
部3を有する。
【0014】この落下防止用部材1は、弾性材料(ゴム
やエラストマー)により一体的に成型した。具体的に
は、エチレンプロピレン系ゴム材料を用いた。
【0015】そして前記各把持部3は、落下を防止しよ
うとするボルト頭部2やナットを把持すべく、これより
内径が小さい箇所を有する第1筒状領域5を具備する。
【0016】また前記各把持部3は、ワッシャー6を把
持すべくこれより内径が小さい箇所を有し、且つ前記第
1筒状領域5と連続しこれより内径が大きく設定された
第2筒状領域7を具備する。
【0017】次に、この実施形態の落下防止用部材1の
使用状態を説明する。
【0018】この落下防止用部材1では、ボルト頭部2
やナットに第1筒状領域5を被せ、内側のワッシャー6
に第1筒状領域5よりも内径が大きく設定された第2筒
状領域7を被せて、これら部材に弾性復帰による締め付
け力を及ぼすようにしておくと、非常時にも、ボルトや
ナットの内側のワッシャー6は第2筒状領域7により把
持され開放されることなく保持されつつ、他の把持部3
と連結状態にあるので落下が防止され、従来よりも落下
の危険性を軽減することができるという利点がある。
【0019】また、接着剤を使用することなく弾性復帰
により締め付け力を及ぼして把持するようにしているの
で、橋梁などの塗装の仕直しなどの際にはボルト等から
この落下防止用部材1を取り外して作業を行うことが可
能であり、塗装後は取り外した落下防止用部材1をボル
ト等に再び取り付けることができる。
【0020】落下防止用部材を接着剤を使用してボルト
等に固定した場合はこのような化粧直しは全く不可能で
あり、既述の構成としたことによる予想もできない独特
の利点がある。 (実施形態2)次に、実施形態2を実施形態1との相違
点を中心に説明する。
【0021】図5に示すように、この実施形態では、第
2筒状領域7の開放端側8の内方をテーパー状に形成し
ている。
【0022】よって、ワッシャー6部分への導入に際し
挿入し易く被せ易いと共に、ワッシャー6回りに防錆塗
装などの塗装溜まりや接着剤溜まりがある場合はこれを
避けることができる。 (実施形態3)次に、実施形態3を上記実施形態との相
違点を中心に説明する。
【0023】図6乃至図8に示すように、この実施形態
では、第2筒状領域7の内周面に複数の長手方向の断面
略山型突起9が形成されている。
【0024】すなわち、ワッシャー6を把持する領域の
内側がギザギザの山型突起がある形状に形成されてお
り、これら複数の断面略山型突起9の頂部に案内されて
ワッシャー6部分に挿入し易く取り付けやすい。
【0025】また、ギザギザ加工を行うことによって第
2筒状領域7に肉厚が薄い部分が形成されており、第2
筒状領域7をワッシャー6部分に嵌め込む際に柔軟に変
形して固くなり過ぎずに円滑に挿入することができる。 (実施形態4)次に、実施形態4を上記実施形態との相
違点を中心に説明する。
【0026】図9乃至図11に示すように、この実施形態
では、前記第2筒状領域7の外周面に複数本の長手方向
の凸条10(リブ)が形成されている。
【0027】ワッシャー6を把持する第2筒状領域7の
厚みを薄くすると座屈し易くなって取り付け時にめくれ
上がり易くなるが、外周面に形成した長手方向の補強用
の凸条10(リブ)によりワッシャー6部分への導入時の
第2筒状領域7の端面のめくれ上がりを防止して挿入し
易くすることができる。 (実施形態5)次に、実施形態5を上記実施形態との相
違点を中心に説明する。
【0028】図12に示すように、この実施形態では、第
1筒状領域5把持部3の内周形状を六角形としている。
このように、ボルトやナットを把持する内周部分は円形
のみならず六角形その他適宜の形状に形成することがで
きる。
【0029】
【発明の効果】この発明は上述のような構成であり、次
の効果を有する。
【0030】非常時にもボルトやナットの内側のワッシ
ャーは第2筒状領域により把持され開放されることなく
保持されつつ他の把持部と連結状態にあり落下が防止さ
れるので、従来よりも落下の危険性を軽減することがで
きる落下防止用部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の落下防止用部材の実施形態1の要部
を説明する正面図(a)と側断面図(b)。
【図2】図1の落下防止用部材の使用状態を説明する斜
視図。
【図3】図2の落下防止用部材の要部拡大断面図。
【図4】図2の使用状態で1本のボルトが破断した状態
を説明する斜視図。
【図5】この発明の落下防止用部材の実施形態2の要部
を説明する正面図(a)と側断面図(b)。
【図6】この発明の落下防止用部材の実施形態3の要部
を説明する側断面図。
【図7】図6の落下防止用部材の正面図。
【図8】図6の落下防止用部材の要部拡大斜視図。
【図9】この発明の落下防止用部材の実施形態4の要部
を説明する側断面図。
【図10】図9の落下防止用部材の正面図。
【図11】図9の落下防止用部材の要部拡大斜視図。
【図12】この発明の落下防止用部材の実施形態5の要部
を説明する正面図(a)と側断面図(b)。
【図13】従来の落下防止用部材の要部を説明する正面図
(a)と側断面図(b)。
【符号の説明】
1 落下防止用部材 2 ボルト頭部 3 把持部 5 第1筒状領域 6 ワッシャー 7 第2筒状領域 8 開放端側 9 断面略山型突起 10 凸条

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性復帰による締め付け力を及ぼすこと
    ができ且つ他の把持部と連結状態にある2箇所以上の把
    持部を有すると共に、前記各把持部は、落下を防止しよ
    うとするボルト頭部やナットを把持すべくこれより内径
    が小さい箇所を有する第1筒状領域と、ワッシャーを把
    持すべくこれより内径が小さい箇所を有し且つ前記第1
    筒状領域と連続しこれより内径が大きく設定された第2
    筒状領域とを具備することを特徴とする落下防止用部
    材。
  2. 【請求項2】 前記第2筒状領域の開放端側の内方がテ
    ーパー状に形成された請求項1記載の落下防止用部材。
  3. 【請求項3】 前記第2筒状領域の内周面に複数の長手
    方向の断面略山型突起が形成された請求項1又は2記載
    の落下防止用部材。
  4. 【請求項4】 前記第2筒状領域の外周面に複数本の長
    手方向の凸条が形成された請求項1乃至3のいずれかに
    記載の落下防止用部材。
  5. 【請求項5】 前記第1筒状領域把持部の内周形状を多
    角形とした請求項1乃至4のいずれかに記載の落下防止
    用部材。
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Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20040109

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040216