JP5366593B2 - 水抜栓およびこの水抜栓を用いた水抜処理方法 - Google Patents

水抜栓およびこの水抜栓を用いた水抜処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば下部が地中に埋設されて地上に立設された鋼管などからなる電柱のように上部が細く下部が太くテーパー状に形成された円筒形の中空柱の傾斜した周壁に形成された孔に取り付けられ、中空柱内に侵入した水を外部に抜くための水抜栓およびこの水抜栓を用いた水抜処理方法に関する。
鋼管などからなる電柱、すなわち鋼管柱などの円筒形の中空柱は、地中に埋設されている下部から上方に伸び出た地上部分と地中に埋設された地中部分との境の地際が弱いものであるため、この地際を中心として中空柱内に補強用棒状部材を複数本挿入してから、この複数の補強用棒状部材の隙間に例えばモルタルなどを投入して補強している。
また、このような鋼管柱などの中空柱は、その上端部を蓋などで閉塞しているものであるが、完全に閉塞されているとは限らず、蓋をした隙間などから雨水などが中空柱内に侵入したり、また上端部を蓋などで閉塞しているとは限らず、このように蓋がないものは上端部から多量の雨水などが中空柱内に侵入する。更に、中空柱の外周面には足場ボルト装着用などの孔が多々設けられていることが多いが、このような孔からも雨水などが中空柱内に侵入する。
特願2008−232481号
上述したように、鋼管柱などの中空柱内に雨水などが侵入すると、中空柱を構成している金属が腐食し、中空柱の構造が弱くなるという問題がある。
また、中空柱は、上述したように、複数の補強用棒状部材を内部に挿入してから、この複数の補強用棒状部材の隙間に例えばモルタルなどを投入して補強しているが、中空柱内に雨水などが侵入すると、この雨水がモルタル内に染みこんでモルタルの間の補強用棒状部材のところまで侵入し、補強用棒状部材を腐食するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、中空柱内に侵入した雨水などを外部に排水し、中空柱の腐食を防止し得る水抜栓およびこの水抜栓を用いた水抜処理方法を提供することにある。
上記課題を達成するため、請求項1記載の水抜栓は、立設された円筒形の中空柱の周壁に形成された孔に取り付けられ、中空柱内に侵入した水を外部に排出するための水抜栓であって、外周面にねじが形成された円筒状の雄ねじ部の一端に鍔状に膨出して頭部が形成され、前記頭部と反対側の雄ねじ部先端から雄ねじ部を前記孔に挿入したときに、当該頭部の内面が中空柱の外周面に密接し得る形状に形成される水抜ボルトと、この水抜ボルトの雄ねじ部に螺合するように内周面に、該内周面を均等に分割した少なくとも3個所に雌ねじ部が形成され、かつ外周面には、該外周面の一部を等間隔に削り取って形成した複数の把持部が設けられ、中空柱の前記孔に挿入した水抜ボルトの頭部との間に中空柱の周壁を挟みかつ水抜ボルトの雄ねじ部に雌ねじ部を螺合させて水抜ボルトを固定するナットと
を有することを要旨とする。
請求項1記載の水抜栓では、雄ねじ部をその他端から中空柱の周壁の孔に挿入し、頭部の内面を中空柱の周壁の外周面に密接させてナットを雄ねじ部に螺合して締め付け、この水抜栓を中空柱の周壁にぐらつかないように固定することが出来る。これにより、中空柱に侵入した雨水などを、この水抜栓の円筒状の雄ねじ部の筒内を伝って、ほぼ完全に水抜孔から外部に排出することができ、中空柱内部の湿度を低減することができるとともに、また補強用棒状部材とともに中空柱を補強しているモルタルの間に雨水などが侵入することも防止することができる。また、ナットの雌ねじがナットの内周面の全円周に形成されているのでなく、ナットの内周面上の所定の部分に非連続的に分断されて、ナットの内周面を均等に分割した少なくとも3個所に形成されているため、複数の部分雌ねじ部として形成されているため、砂礫等の多い環境下においても水抜ボルトのナットに対する嵌合が良好になるとともに、ナットの構造が簡単化され、経済化を図ることができる。
請求項2記載の水抜栓は、前記水抜ボルトを前記孔に挿入し、前記ナットで中空柱の周壁に固定したときに、当該水抜ボルトの頭部の内面は、中空柱の円弧状に湾曲した外周面に密接するように水平方向において円弧状に形成されることを要旨とする。
請求項2記載の水抜栓では、水抜ボルトの頭部の内面が円弧状に湾曲した中空柱の周壁の外周面に密接するように水平方向において円弧状に形成されているため、中空柱に侵入した雨水などをほぼ完全に水抜孔から外部に排出することができ、中空柱を構成している金属が腐食し、中空柱の構造が弱くなることを防止することができるとともに、また中空柱を補強している補強用棒状部材を腐食することも防止することができる。
請求項3記載の水抜栓は、前記中空柱が、上部が細く下部が太く傾斜したテーパー状であり、前記水抜ボルトの頭部の内面は、前記テーパー状に形成された中空柱の傾斜した外周面に当該頭部の内面を密接させたときに当該水抜ボルトがほぼ水平に保持される角度に傾斜して形成されることを要旨とする。
請求項3記載の水抜栓では、水抜ボルトの頭部の内面が水抜孔がほぼ水平に維持された状態において中空柱の傾斜した外周面に密接するように傾斜した角度に形成されているため、中空柱に侵入した雨水などをほぼ完全に水抜孔から外部に排出することができる。
請求項4記載の水抜栓は、前記ナットは、内周面の孔方向の一方の側にのみ雌ねじが形成され、他方の側の内周面には前記水抜ボルトの雄ねじ部を案内するための雌ねじが形成されない挿入案内嵌合部が形成されることを要旨とする。
請求項4記載の水抜栓では、ナットは内周面の一端寄りの部分には挿入案内嵌合部が雌ねじ部の前に形成され、水抜ボルトの雄ねじ部のナットへの挿入を容易にするように案内するため、水抜ボルトの雄ねじ部をナットに容易に嵌合させることができ、作業効率を著しく向上することができる。
請求項記載の水抜栓は、前記水抜ボルトの頭部が当該頭部の前記内面と反対側の外面の一部の外周寄りの部分に当該頭部の所定の方向を示す印部が形成されていることを要旨とする。
請求項記載の水抜栓では、水抜ボルトの頭部の外面の一部の外周寄りの部分に頭部の所定の方向を示す印部が形成されているため、この印部を所定の方向を向くように水抜ボルトを取り付けることにより、水抜孔がほぼ水平になるように設定でき、中空柱に侵入した雨水などをほぼ完全に水抜孔から外部に排出することができる。
請求項記載の水抜栓は、前記水抜孔の孔径が5mmから12mmの範囲内であることを要旨とする。
請求項記載の水抜栓では、水抜孔の孔径が小さいため、中空柱としての電柱の比較的低い位置に水抜栓の水抜孔があっても、小児が指をいれるおそれはない。
請求項7記載の水抜処理方法は、請求項1乃至6のいずれかに記載の水抜栓を用いた水抜処理方法であって、水抜栓を固定する中空柱の周壁の孔の周囲にシリコンを塗布するシリコン塗布工程と、水抜栓の水抜ボルトの雄ねじ部にシリコンを塗布してから当該雄ねじ部をその他端からシリコンの塗布された中空柱の周壁の孔に挿入する挿入工程と、この挿入した雄ねじ部の他端に水抜栓のナットを嵌合させナットの雌ねじ部を螺合し締め付けて、水抜ボルトの頭部とナットとの間に中空柱の周壁を挟んで水抜栓を固定する固定工程と、中空柱の内部にモルタルを投入し、水抜孔よりも上方に投入された余分のモルタルが水抜孔を閉塞しないように余分のモルタルが水抜孔から外部に流し出してからモルタルを硬化させるモルタル投入工程と、硬化したモルタルの上方から中空柱の内部にプライマを流し入れながら、この流し入れたプライマを水抜孔から流し出し、硬化したモルタルの表面、モルタルの表面のひび割れた内部および水抜孔の露出している部分をプライマで被覆するプライマ被覆工程とを有することを要旨とする。

請求項記載の水抜処理方法では、中空柱の周壁の孔の周囲にシリコンを塗布し、水抜ボルトの雄ねじ部にシリコンを塗布してから雄ねじ部を周壁の孔に挿入し、雄ねじ部にナットを嵌合させ螺合し締め付けて水抜栓を固定してから、中空柱内にモルタルを投入し、余分のモルタルを水抜孔から外部に流し出してモルタルを硬化させ、プライマを流し入れて、硬化したモルタルの表面、モルタルの表面のひび割れた内部および水抜孔の露出している部分をプライマで被覆するため、中空柱に侵入した雨水などを外部に排出することができ、中空柱を構成している金属が腐食し、中空柱の構造が弱くなることを防止することができるとともに、補強用棒状部材とともに中空柱を補強しているモルタルの間に雨水などが侵入して補強用棒状部材を腐食することも防止することができる。
請求項記載の水抜処理方法は、請求項記載の水抜栓を用いた水抜処理方法であって、水抜栓を固定する中空柱の周壁の孔の周囲にシリコンを塗布するシリコン塗布工程と、水抜栓の水抜ボルトの雄ねじ部にシリコンを塗布してから当該雄ねじ部をその他端から水抜ボルトの外面に形成された印部が所定の方向となるように合わせながらシリコンの塗布された中空柱の周壁の孔に挿入する挿入工程と、この挿入した雄ねじ部の他端に水抜栓のナットを嵌合させナットの雌ねじ部を螺合し締め付けて、水抜ボルトの頭部とナットとの間に中空柱の周壁を挟んで水抜栓を固定する固定工程と、中空柱の内部にモルタルを投入し、水抜孔よりも上方に投入された余分のモルタルが水抜孔を閉塞しないように余分のモルタルが水抜孔から外部に流し出してからモルタルを硬化させるモルタル投入工程と、硬化したモルタルの上方から中空柱の内部にプライマを流し入れながら、この流し入れたプライマを水抜孔から流し出し、硬化したモルタルの表面、モルタルの表面のひび割れた内部および水抜孔の露出している部分をプライマで被覆するプライマ被覆工程とを有することを要旨とする。
請求項記載の水抜処理方法では、中空柱の孔の周囲にシリコンを塗布し、水抜ボルトの雄ねじ部にシリコンを塗布してから雄ねじ部を周壁の孔に印部が所定の方向となるように合わせながら挿入し、雄ねじ部にナットを嵌合させ螺合し締め付けて水抜栓を固定してから、中空柱内にモルタルを投入し、余分のモルタルを水抜孔から外部に流し出してモルタルを硬化させ、プライマを流し入れて、硬化したモルタルの表面、モルタルの表面のひび割れた内部および水抜孔の露出している部分をプライマで被覆するため、水抜孔がほぼ水平になるように設定できて、中空柱に侵入した雨水などを外部に排出することができ、中空柱を構成している金属が腐食し、中空柱の構造が弱くなることを防止することができるとともに、補強用棒状部材とともに中空柱を補強しているモルタルの間に雨水などが侵入して補強用棒状部材を腐食することも防止することができる。
本発明によれば、水抜栓の雄ねじ部をその他端から中空柱の周壁の孔に挿入し、頭部の内面を中空柱の周壁の外周面に密接させてナットを雄ねじ部に螺合して締め付け、水抜栓を中空柱の周壁に固定した場合、水抜孔がほぼ水平になるので、中空柱に侵入した雨水などをほぼ完全に水抜孔から外部に排出することができ、中空柱を構成している金属が腐食し、中空柱の構造が弱くなることを防止することができるとともに、また補強用棒状部材とともに中空柱を補強しているモルタルの間に雨水などが侵入して補強用棒状部材を腐食することも防止することができる。
また、本発明によれば、水抜栓を用いた水抜処理方法では、中空柱の周壁の孔の周囲および水抜ボルトの雄ねじ部にシリコンを塗布してから雄ねじ部を周壁の孔に挿入し、雄ねじ部にナットを嵌合させ螺合し締め付けて水抜栓を固定してから、中空柱内に投入した余分なモルタルを水抜孔から外部に流し出してモルタルを硬化させ、プライマを流し入れて、硬化したモルタルの表面、モルタルの表面のひび割れた内部および水抜孔の露出している部分をプライマで被覆するので、中空柱に侵入した雨水などを外部に排出することができ、中空柱を構成している金属が腐食し、中空柱の構造が弱くなることを防止することができるとともに、補強用棒状部材とともに中空柱を補強しているモルタルの間に雨水などが侵入して補強用棒状部材を腐食することも防止することができる。
本発明によれば、ナットは内周面の一端寄りの部分には挿入案内嵌合部が雌ねじ部の前に形成され、水抜ボルトの雄ねじ部のナットへの挿入を容易にするように案内するので、水抜ボルトの雄ねじ部をナットに容易に嵌合させることができ、作業効率を著しく向上することができる。
本発明によれば、水抜ボルトの頭部の外面の一部の外周寄りの部分に頭部の所定の方向を示す印部が形成されているので、この印部を所定の方向を向くように水抜ボルトを取り付けることにより、水抜孔がほぼ水平になるように設定でき、中空柱に侵入した雨水などをほぼ完全に水抜孔から外部に排出することができる。
本発明の一実施形態に係わる水抜栓を中空柱の周壁の孔に取り付けた状態で示す側面図である。 図1に示す水抜栓の水抜ボルトを前右斜めから見た示す斜視図である。 図1に示す水抜栓の水抜ボルトを後左斜めから見た示す斜視図である。 図1に示す水抜栓の水抜ボルトを真横から見た示す断面図である。 図1に示す水抜栓の水抜ボルトを真上から見た示す上面図である。 図1に示す水抜栓のナットを後左斜めから見た示す斜視図である。 図1に示す水抜栓のナットを前左斜めから見た示す斜視図である。 図1に示す水抜栓のナットを前側から見た示す正面図である。 図1に示す水抜栓のナットを後側から見た示す背面図である。 図1に示す実施形態の水抜栓を電柱などの中空柱の周壁に形成された孔に取り付けた状態を示す図である。 図1に示す実施形態の水抜栓を電柱などの中空柱の周壁に形成された孔に取り付けるために水抜栓の水抜ボルトと周壁の孔にシリコンを塗布した工程を示す図である。 図11に続いてシリコンを塗布された水抜栓の水抜ボルトを周壁の孔に嵌合させ、孔を貫通した水抜ボルトにナットを螺合させて水抜栓を周壁の孔に固定する状態を示す図である。 中空柱の周壁の孔に水抜栓を取り付けた後、中空柱内にモルタルを投入した状態を示す図である。 中空柱の周壁の孔に水抜栓を取り付けた後、中空柱内にモルタルを投入しつつも、このモルタルが水抜栓の水抜孔から溢れ出る状態を示す図である。 中空柱内に投入したモルタルが硬化した後、硬化したモルタルの全表面を覆うようにモルタルの上からプライマを流し込む状態を示す図である。 モルタルの上から流し込まれたプライマが硬化したモルタルの全表面、モルタルの表面のひび割れた内部および水抜栓の水抜孔の露出している部分などを被覆した状態を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明を実施するための形態(以下、実施形態と称する)について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる水抜栓を中空柱の周壁の孔に取り付けた状態で示す側面図である。同図に示す水抜栓1は、中空柱3の周壁3aに形成された孔3bに雄ねじ部5が挿入された水抜ボルト7とこの水抜ボルト7の雄ねじ部5に螺合するナット9とから構成される。なお、中空柱3は、図1では省略されているが、上述したように、例えば下部が地中に埋設されて地上に立設された鋼管柱などのように上部が細く下部が太くテーパー状に形成された円筒形のものであり、その周壁3aは図1および後述する図4に示すように僅かに傾斜している。
図1に示す水抜栓1の水抜ボルト7は、図2乃至図5に単体で示すように、雄ねじ部5とこの雄ねじ部5の一端に鍔状に膨出して形成された頭部11とから構成されている。この頭部11は断面が台形状に形成され、また雄ねじ部5の外周面には、ねじ5aが全長にわたって形成されている。そして、雄ねじ部5の先端である他端から頭部11にわたっては水抜孔13が貫通して形成されている。この水抜孔13は、後述するように、中空柱3の中に侵入した雨水などを外部に抜いて自然排水するためのものである。
中空柱3は、上述したように、上部が細く下部が太くテーパー状に形成された円筒形のものであり、その周壁3aは図1、4に示すように僅かに傾斜しているものであるとともに、この傾斜した周壁3aに水抜栓1を取り付けるために形成されている孔3bは、中空柱3の中に侵入した雨水などを外部に排出し得るように図1、4から分かるように水平に形成されている。すなわち、この水平に形成する理由は、図1、4のように傾斜した周壁3aに対して直角に孔3bを形成した場合には、この孔3bに水抜ボルト7を挿入すると、水抜ボルト7に形成されている水抜孔13は、中空柱3の内側に下方が向いて傾斜することになるため、中空柱3の中に侵入した雨水などを完全に排水することができないことになる。従って、中空柱3の周壁3aに形成される孔3bは、水平若しくは外周側が下側となるように形成されるのである。
このように中空柱3の傾斜した周壁3aに水平に形成された孔3bに取り付けられる水抜ボルト7は、その雄ねじ部5も孔3bと合致するように水平に取り付けられ、また水抜ボルト7の雄ねじ部5の他端から頭部11にわたって形成された水抜孔13も同様に水平になるようになっているが、この場合において水抜ボルト7の頭部11の内面11a、すなわち図4に水抜ボルト7を真横から見た断面を示すように雄ねじ部5を周壁3aの孔3bに挿入した場合に周壁3aの外周面に接触する側の頭部11の内面11aは、周壁3aの傾斜した外周面に密接させたときに水抜ボルト7が水平に保持されるように周壁3aの傾斜に応じた角度に傾斜して形成されている。
また、図5は、水抜ボルト7を中空柱3の真上から見た上面図であるが、中空柱3は円筒形に形成されているものであるため、水抜ボルト7が取り付けられる周壁3aは断面が図5に示すように円弧状に湾曲して形成され、この円弧状に湾曲した周壁3aに形成された孔3bに挿入されて取り付けられる水抜ボルト7の頭部11の内面11aも周壁3aの円弧状の湾曲に合わせて円弧状に、すなわち水平方向において円弧状に形成されている。このため、水抜ボルト7を中空柱3の周壁3aの孔3bに取り付けた場合には、水抜栓1の頭部11の内面11aは図5に示すように中空柱3の周壁3aの外周面に密接し、ガタつかないようになっている。
更に、水抜ボルト7の頭部11は、台形状の傾斜した外面の外周部に印部となる小さな突起部11bが図2からよく分かるように形成されているが、この突起部11bは水抜ボルト7を中空柱3の孔3bに取り付ける場合に水抜栓1の所定の位置または方向を示しているものである。すなわち、水抜栓1を中空柱3の孔3bに取り付ける場合には、この突起部11bが図1、2、4に示すように右真横となるように水抜ボルト7を孔3bに取り付けることにより、図4、5で示した中空柱3の傾斜および円弧状の形状に水抜ボルト7の頭部11の内面11aを完全に合致させることができるものである。また、図5は、中空柱3および水抜ボルト7を真上から見た図であるので、頭部11の突起部11bは、同図において下側に図示されている。なお、本実施形態では、突起部11bとして印部を図示しているが、突起である必要はなく、凹部などであってもよいものであり、また本実施形態では、突起部11bは、水抜ボルト7の頭部11の台形状の傾斜した外面の外周部の最も外側の部分に形成されているが、最も外側である必要はなく、内側でもよいし、外周寄りの部分でもよいし、要は水抜ボルト7の取付位置(向き)が明確に示されればよいものである。
水抜栓1のナット9は、図6乃至図9に示すように、水抜ボルト7の雄ねじ部5に嵌合および螺合するようにリング状に形成される。詳細には、雄ねじ部5に螺合する雌ねじ部は、リング状のナット9の孔の内周面の全体に形成されているのでなく、孔の長さ方向の一方の側にのみ形成され、他方の側には雌ねじ部は形成されていない。
すなわち、図6、7から分かるように、ナット9は、水抜ボルト7の雄ねじ部5の頭部11と反対側の先端が挿入される側の孔の内周面の一端寄りの部分には雌ねじ部が形成されず、この一端寄りの部分には水抜ボルト7の雄ねじ部5のナット9への挿入を容易にするように案内する挿入案内嵌合部15がナット9の全周にわたって形成され、この挿入案内嵌合部15の奥にナット9の雌ねじ部が形成される。
この雌ねじ部は、ナット9の内周面全面にわたって形成されているのではなく、ナット9の円周上の所定の部分に非連続的に分断されて、複数(本実施形態では3箇所)の部分がそれぞれ雌ねじ部17として形成されている。
なお、このナット9の複数の部分雌ねじ部17は、ナット9の内周面を均等に分割した位置に形成され、本実施形態のように少なくとも3個所に形成されることが望ましい。また、挿入案内嵌合部15の内径は、水抜ボルト7の雄ねじ部5の外径より若干大であり、複数の雌ねじ部17は、同一の形状ではなく、内周面に形成された雌ねじを部分的に削除した形状である。これにより、軍手等の作業用の手袋をした手で、中空柱内の限定された空間内の作業であっても、ナット9を水抜ボルト7の雄ねじ部5と円滑に嵌め合わせかつ螺合することが可能となっている。
また、ナット9は、該ナット9を水抜ボルト7の雄ねじ部5に螺合させる場合にナットを指などで確実に保持して回し易いようにナット9の外周部の一部が図6〜図9に示すように削り取られ、この削り取られた部分に把持部19が複数(本実施形態では4か所)形成されている。
以上のように構成される水抜栓1は、図10に示すように、例えば下部が地中に埋設されて地上に立設された鋼管などからなる電柱のように上部が細く下部が太くテーパー状に形成された円筒形の中空柱3の傾斜した周壁3aに形成された孔3bに取り付けられるが、この中空柱3の地際は中空柱3内に補強用棒状部材91、93を複数本挿入してから、この複数の補強用棒状部材91、93の隙間に例えばモルタル95などを投入して補強されている。
次に、上述した構成される本実施形態の水抜栓1を中空柱3の周壁3aの孔3bに取り付けて、中空柱3の中に侵入した水を外部に抜くための水抜処理方法について説明する。
まず、水抜栓1を中空柱3の周壁3aの孔3bに取り付けるには、図11に示すように、周壁3aの孔3bの周囲にシリコン31を塗布する。次に、水抜栓1の水抜ボルト7の雄ねじ部5にも図11に示すようにシリコン33を塗布し、この雄ねじ部5をシリコン31の塗布された中空柱3の周壁3aの孔3bに挿入する。そして、このように挿入して孔3bから突き出た雄ねじ部5の先端にナット9の挿入案内嵌合部15を嵌合させる。すなわち、図6、7に示すように、ナット9の内周面の部分雌ねじ部17が形成されていない挿入案内嵌合部15に雄ねじ部5の先端を挿入案内嵌合部15に案内されながら雄ねじ部5の先端が部分雌ねじ部17に当接するまで容易に嵌合させ、それからナット9を回してナット9の部分雌ねじ部17を雄ねじ部5に螺合させてナット9を雄ねじ部5に締め付ける。ナット9を雄ねじ部5に対して強く確実に締め付けることにより、ナット9と雄ねじ部5の頭部11との間に周壁3aを挟んで水抜栓1が確実に固定される。
なお、水抜ボルト7の雄ねじ部5をシリコン31の塗布された周壁3aの孔3bに挿入する場合には、雄ねじ部5の頭部11の外面に形成された印部である突起部11bが所定の方向、すなわち突起部11bが図1、2に示すように右真横となるように水抜ボルト7の雄ねじ部5を孔3bに取り付ける。これにより、水抜ボルト7の頭部11の内面11aが中空柱3の傾斜および円弧状の形状に完全に合致するようにすることができるとともに、雄ねじ部5を貫通する水抜孔13が水平に設定され、中空柱3の中の水を抜くことができるのである。なお、雄ねじ部5を貫通するように形成されている水抜孔13の直径は5mm〜15mm程度であるが、例えば小児の指などが入らないように、その孔の直径を5mm〜10mm程度に比較的小さく形成される。
上述したように、中空柱3の周壁3aの孔3bおよび水抜栓1の水抜ボルト7の雄ねじ部5の両方にシリコン31、33を塗布してから、水抜ボルト7を孔3bに螺合させることにより、孔3bの切断面などが錆びることを防止することができる。
以上のように水抜栓1を中空柱3の孔3bに取り付けた後、図13に示すように、中空柱3の地際から約1m程上方の側面に形成されている側面開口39に閉塞板40を取り付け、この閉塞板40の上部に形成された開口部41に漏斗43の下部の細い筒口を取り付ける。そして、この漏斗43の上部の朝顔状に広がった開口部43aから中空柱3の内部にモルタル47を矢印45で示すように投入する。
このように漏斗43の開口部43aから中空柱3の内部に投入されたモルタル47は、中空柱3を補強している複数の補強用棒状部材91、93の間に侵入し、硬化した場合にはモルタル95として示すように複数の補強用棒状部材91、93とともに中空柱3の地際を補強する。
なお、中空柱3の内部に漏斗43から投入されたモルタル47は、図14に示すように、水抜栓1の取り付けられた位置よりも上まで多く投入されるが、水抜栓1よりも上に投入されたモルタル47は、すべて水抜栓1の水抜孔13から中空柱3の外部に排出されてしまうので、それ以上モルタル47を投入しても、モルタル47は水抜栓1の水抜孔13の所以上には増えず、モルタル47の投入は水抜孔13の所までいっぱいになったところで停止されるとともに、漏斗43を取り外し、漏斗43の取付孔を閉塞する。すなわち、中空柱3の内部に投入されたモルタル47は、図13に示すように、水抜栓1の水抜孔13の所まで中空柱3内を充満し、図14に示すように水抜孔13より上に溢れたモルタル47は水抜栓1の水抜孔13から排出され、水抜栓1の水抜孔13は、図13に示すようにモルタル47で塞がれず、中空柱3の中に入った水を水抜孔13から外部に排出し得るようになっている。
図13に示すように、モルタル4で水抜栓1の水抜孔13の所まで中空柱3内を充満し、このモルタル47が硬化した後、この硬化したモルタル47の上にプライマを塗布して、硬化したモルタルの表面、モルタルの表面のひび割れた内部および水抜栓1の水抜孔13の露出している部分をプライマで被覆する。
このプライマの塗布は、硬化したモルタル47の上に中空柱3の上部などからプライマ51を垂れ流すなどして、図15に示すように、モルタル47の全表面を覆うようにプライマ51をモルタル47の上に溢れさせ、この溢れたプライマ51を水抜栓1の水抜孔13から外部に流出される。この結果、プライマ51は、図16に示すように、硬化したモルタル47の全表面を被覆するとともに、モルタルの表面のひび割れた内部および水抜栓1の水抜孔13の露出している部分なども被覆し、中空柱3内に侵入した水がモルタル47の表面やひび割れなどからモルタル47の内部に侵入することを防止するとともに、水抜栓1の水抜孔13の露出している部分が腐食することを防止することができる。
なお、上記説明では、中空柱として鋼管などからなる電柱を例として説明したが、本発明は、これに限定されるものでなく、任意の中空柱に適用し得るものである。
1 水抜栓
3 中空柱
3a 周壁
3b 周壁の孔
5 雄ねじ部
5a ねじ
7 水抜ボルト
9 ナット
11 頭部
11a 内面
11b 突起部
13 水抜孔
15 挿入案内嵌合部
17 部分雌ねじ部
19 把持部
31、33 シリコン
39 側部開口
43 漏斗
47、95 モルタル
51、53 プライマ

Claims (8)

  1. 立設された円筒形の中空柱の周壁に形成された孔に取り付けられ、中空柱内に侵入した水を外部に排出するための水抜栓であって、
    外周面にねじが形成された円筒状の雄ねじ部の一端に鍔状に膨出して頭部が形成され、前記頭部と反対側の雄ねじ部先端から雄ねじ部を前記孔に挿入したときに、当該頭部の内面が中空柱の外周面に密接し得る形状に形成される水抜ボルトと、
    この水抜ボルトの雄ねじ部に螺合するように内周面に、該内周面を均等に分割した少なくとも3個所に雌ねじ部が形成され、かつ外周面には、該外周面の一部を等間隔に削り取って形成した複数の把持部が設けられ、中空柱の前記孔に挿入した水抜ボルトの頭部との間に中空柱の周壁を挟みかつ水抜ボルトの雄ねじ部に雌ねじ部を螺合させて水抜ボルトを固定するナットと
    を有することを特徴とする水抜栓。
  2. 前記水抜ボルトを前記孔に挿入し、前記ナットで中空柱の周壁に固定したときに、当該水抜ボルトの頭部の内面は、中空柱の円弧状に湾曲した外周面に密接するように水平方向において円弧状に形成されることを特徴とする請求項1記載の水抜栓。
  3. 前記中空柱が、上部が細く下部が太く傾斜したテーパー状であり、前記水抜ボルトの頭部の内面は、前記テーパー状に形成された中空柱の傾斜した外周面に当該頭部の内面を密接させたときに当該水抜ボルトがほぼ水平に保持される角度に傾斜して形成されることを特徴とする請求項1または2記載の水抜栓。
  4. 前記ナットは、内周面の孔方向の一方の側にのみ雌ねじが形成され、他方の側の内周面には前記水抜ボルトの雄ねじ部を案内するための雌ねじが形成されない挿入案内嵌合部が形成されることを特徴とする請求項1記載の水抜栓。
  5. 前記水抜ボルトの頭部は、当該頭部の前記内面と反対側の外面の一部の外周寄りの部分に当該頭部の所定の方向を示す印部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水抜栓。
  6. 前記水抜孔は、孔径が5mmから12mmの範囲内であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水抜栓。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の水抜栓を用いた水抜処理方法であって、
    水抜栓を固定する中空柱の周壁の孔の周囲にシリコンを塗布するシリコン塗布工程と、
    水抜栓の水抜ボルトの雄ねじ部にシリコンを塗布してから当該雄ねじ部をその他端からシリコンの塗布された中空柱の周壁の孔に挿入する挿入工程と、
    この挿入した雄ねじ部の他端に水抜栓のナットを嵌合させナットの雌ねじ部を螺合し締め付けて、水抜ボルトの頭部とナットとの間に中空柱の周壁を挟んで水抜栓を固定する固定工程と、
    中空柱の内部にモルタルを投入し、水抜孔よりも上方に投入された余分のモルタルが水抜孔を閉塞しないように余分のモルタルが水抜孔から外部に流し出してからモルタルを硬化させるモルタル投入工程と、
    硬化したモルタルの上方から中空柱の内部にプライマを流し入れながら、この流し入れたプライマを水抜孔から流し出し、硬化したモルタルの表面、モルタルの表面のひび割れた内部および水抜孔の露出している部分をプライマで被覆するプライマ被覆工程と
    を有することを特徴とする水抜栓を用いた水抜処理方法。
  8. 請求項5記載の水抜栓を用いた水抜処理方法であって、
    水抜栓を固定する中空柱の周壁の孔の周囲にシリコンを塗布するシリコン塗布工程と、
    水抜栓の水抜ボルトの雄ねじ部にシリコンを塗布してから当該雄ねじ部をその他端から水抜ボルトの外面に形成された印部が所定の方向となるように合わせながらシリコンの塗布された中空柱の周壁の孔に挿入する挿入工程と、
    この挿入した雄ねじ部の他端に水抜栓のナットを嵌合させナットの雌ねじ部を螺合し締め付けて、水抜ボルトの頭部とナットとの間に中空柱の周壁を挟んで水抜栓を固定する固定工程と、
    中空柱の内部にモルタルを投入し、水抜孔よりも上方に投入された余分のモルタルが水抜孔を閉塞しないように余分のモルタルが水抜孔から外部に流し出してからモルタルを硬化させるモルタル投入工程と、
    硬化したモルタルの上方から中空柱の内部にプライマを流し入れながら、この流し入れたプライマを水抜孔から流し出し、硬化したモルタルの表面、モルタルの表面のひび割れた内部および水抜孔の露出している部分をプライマで被覆するプライマ被覆工程と
    を有することを特徴とする水抜栓を用いた水抜処理方法。
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