JP4163403B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載される自動変速機の油圧制御装置に関し、特に、リバースインヒビット制御手段と、セレクト制御手段を備えた自動変速機の油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開2000−249220号公報に記載の技術が知られている。この公報に記載の自動変速機には、リバースインヒビット制御手段が備えられている。すなわち、Rレンジへのセレクトは運転者のシフト操作によるものであるため、故意ではなくても誤ったシフト操作によって車両の前進走行中にRレンジへのセレクトが実行されることが考えられる。この状態で後進用の摩擦係合要素への油圧の導入によりインターロックする回転部材への逆トルク入力が行われると、摩擦係合要素や変速ギアに過大な負荷がかかり、急激な車両の減速が発生したり、自動変速機内部に損傷が生じてしまうといった問題があるため、リバースインヒビット車速Vを設定し、例え運転者がRレンジにセレクトした場合でも、後進用の摩擦係合要素への油圧の供給を防止することで、急激な車両の減速や、自動変速機内部の保護を図っている。
【0003】
また、例えば特開平9−68266号公報に記載の自動変速機の作動油圧制御装置が知られている。この公報に記載の自動変速機には、運転者によりセレクト操作された場合、短時間にかつショックを伴うことなくセレクトできるように、プリチャージ圧調圧手段と、容量調整圧調圧手段を備えている。そして、セレクト切換信号を検知すると、プリチャージ圧調圧手段によりライン圧を所定時間一気に上昇させ、その後、容量調整圧調圧手段により摩擦要素の締結が完了する所定時間までタービン回転数に応じたライン圧の上昇を行うことで、短時間にセレクトを完了し、かつ、セレクトショックの発生を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、特開2000−249220号公報に記載のリバースインヒビット制御と、特開平9−68266号公報に記載のセレクト制御を備えた自動変速機の制御装置を考えると、下記の問題点があった。
【0005】
すなわち、運転者がリバースインヒビット領域で、Rレンジにセレクトした場合、リバースインヒビット制御が作動し、後進用の締結要素への油圧供給は遮断されるが、その後、リバースインヒビット制御が解除になった場合、制御装置では既にレンジ信号としてRレンジが選択された信号を受け取っているため、その時点でセレクト制御を行っても、後進用摩擦要素には締結圧は供給されず、セレクトショックが発生してしまう。図6はリバースインヒビット制御とセレクト制御の両方を備えた車両の車速、レンジ信号、及び後進用締結要素締結圧のタイムチャートである。図に示すように、セレクト制御開始の指令が出力されたとしても、後進用摩擦要素締結圧の供給が遮断されているため、プリチャージ等が行えず、リバースインヒビット制御が解除になったときには、一気に後進用摩擦要素締結圧が供給されてしまう。
【0006】
本発明は、上述のような問題点に着目してなされたもので、リバースインヒビット制御手段とセレクト制御手段の両方を備えた自動変速機の制御装置において、リバースインヒビット制御が行われたとしても、セレクト制御によりセレクトショックを防止可能な自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の問題を解決する手段として、請求項1記載の発明では、ニュートラルレンジから後進レンジにセレクトされたとき、一時的に作動油圧を急上昇させた後、急降下させ、後進用摩擦要素へのプリチャージ用棚圧を作るプリチャージ圧調圧部と、前記プリチャージ圧の下降時点から前記作動油圧を徐々に上昇させて、前記後進用摩擦要素の容量調整圧を作る容量調整圧調圧部と、を有するセレクト制御手段と、
車速検出手段により検出される車速と後進禁止速度とを比較判断する車速判定部と、検出された車速が後進禁止速度以上であると判定されたときは、自動変速機の後進レンジへの切換を禁止、又は後進時に必要な摩擦係合要素への油圧の供給を禁止する後進禁止部と、を有するリバースインヒビット制御手段と、
車両の走行条件に応じて、自動変速機内の各締結要素への締結・解放指令を出力する変速制御手段と、
を備えた自動変速機の油圧制御装置において、
前記リバースインヒビット制御手段により、後進レンジへの切換が禁止されたかどうかを判定するセレクト禁止・解除判定手段と、
該セレクト禁止・解除判定手段により後進レンジへの切換禁止が解除されたと判断したときは、前記セレクト制御手段に対し、セレクト制御開始の指令を出力するセレクト制御開始指令手段と、を設け
前記セレクト制御手段は、後進レンジへの切換禁止が解除されたと判断されるまでは後進レンジがセレクトされていてもセレクト制御を行わず、後進レンジへの切換禁止が解除されてかつ後進レンジがセレクトされているときにセレクト制御を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
前記自動変速機は、各締結要素に、前記変速制御手段からの締結・解放指令に基づいて油圧の供給を切換可能な電磁弁を有する直動式自動変速機であることを特徴とする。
【0009】
【発明の作用及び効果】
請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置においては、リバースインヒビット制御手段により、後進レンジへの切換が禁止されたかどうかを判定するセレクト禁止・解除判定手段が設けられ、このセレクト禁止・解除判定手段により後進レンジへの切換禁止が解除されたと判断したときは、セレクト制御開始指令手段において、セレクト制御手段に対し、セレクト制御開始指令が出力される。
よって、セレクト制御は、リバースインヒビット制御による後進レンジへの切換禁止が解除されてから行われるため、セレクト制御開始の指令が出力されたとしても、後進用摩擦要素締結圧の供給が遮断されているといったことがなく、確実にセレクト制御を行うことが可能となり、セレクトショック等を防止することができる。
【0010】
請求項2に記載の自動変速機の油圧制御装置においては、自動変速機が、各締結要素に、変速制御手段からの締結・解放指令に基づいて油圧の供給を切換可能な電磁弁を有する直動式自動変速機とされたことで、請求項1に記載の制御を行う場合でも、新たな構成を加えることなく、制御上のプログラムを書き替えるだけで、容易に達成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における自動変速機の油圧制御装置を実現する実施の形態を説明する。
【0012】
まず、構成を説明する。
図1は実施の形態の油圧制御装置が適用された前進5速後退1速の自動変速機のギアトレーンを示すスケルトン図である。この動力伝達機構は、トルクコンバータ10、主変速機構12及び、副変速機構14及び車輪を駆動するファイナルドライブ機構16を有している。主変速機構12はトルクコンバータ10と同一軸線上に構成され、副変速機構14は、主変速機構12と平行に配置されている。
【0013】
トルクコンバータ10には、ロックアップ機構11が付設され、図示省略されたエンジンからの回転力が入力され、またトルクコンバータ10からの出力は軸20により主変速機構12に入力される。主変速機構12は、第1遊星歯車機構G1、第2遊星歯車機構G2、リバースクラッチC1、ハイクラッチC2、ロークラッチC3、ロウリバースブレーキB1、2−4ブレーキB2及びロウワンウェイクラッチOC1を備え、軸20から入力される回転力を軸22に変速して出力している。
【0014】
第1遊星歯車機構G1は、軸20上に配置され、サンギアS1と、インターナルギアR1と、サンギアS1及びインターナルギアR1と同時にかみ合うピニオンギアP1と、ピニオンギアP1を支持するキャリアPC1から構成されている。また、第2遊星歯車機構G2も軸20上に配置され、サンギアS2と、インターナルギアR2と、サンギアS2及びインターナルギアR2と同時にかみ合うピニオンギアP2と、ピニオンギアP2を支持するキャリアPC2から構成されている。
【0015】
リバースクラッチC1、ハイクラッチC2、ロークラッチC3、ロウリバースブレーキB1、2−4ブレーキB2及びロウワンウェイクラッチOC1を種々の組み合わせで作動させることにより、第1遊星歯車機構G1及び第2遊星歯車機構G2の各要素の回転状態を変え、軸20の回転速度に対する軸22の回転速度を変えることができる。軸22には、一体に取り付けられた主出力ギア24が設けられ、副変速機構14に連結された副入力ギア28とかみ合っている。
【0016】
副変速機構14は、第3遊星歯車機構G3、ダイレクトクラッチC4、リダクションブレーキB3及びリダクションワンウェイクラッチOC2を備え、副入力ギア28から入力される回転力を軸32に変速して出力している。第3遊星歯車機構G3は、サンギアS3と、副入力ギア28と一体に連結されるインターナルギアR3と、サンギアS3及びインターナルギアR3と同時にかみ合うピニオンギアP3と、ピニオンギアP3を支持し、軸32と一体に回転するように連結されたキャリアPC3から構成されている。
【0017】
ダイレクトクラッチC4、リダクションブレーキB3及びリダクションワンウェイクラッチOC2を、種々の組み合わせで作動させることにより、第3遊星歯車機構G3の各要素の回転状態を変え、副入力ギア28から入力された回転速度に対する軸32の回転速度を変えることができる。軸32には、一体に取り付けられた副出力ギア34が設けられ、ファイナルドライブ機構16と一体に回転するように連結されたファイナルギア36とかみ合っている。
【0018】
エンジンから上記自動変速機に入力される回転力は、トルクコンバータ10、軸20、主変速機構12、主出力ギア24、副入力ギア28、副変速機構14、軸32、副出力ギア34、ファイナルギア36及びファイナルドライブ機構16を順次伝達される。その間に、各クラッチ及びブレーキ等を図2に示すような組み合わせで、作動させることにより、前進5速後退1速の変速を行わせることができる。丸印は締結状態を示している。図2に1速(エンジンブレーキ走行なし)と記載された摩擦要素の組み合わせでは、エンジンからの逆起動力が伝達され、エンジンブレーキ走行は行われない。他の変速段では、逆起動力が伝達されるので、エンジンブレーキ走行が行われる。なお、ソレノイドバルブのオン、オフ状態と変速段の関係については後述する。
【0019】
なお、運転者はシフトレバーを介したセレクト操作により、駐車レンジ、Rレンジ、中立レンジと、前進5速の自動変速を行うDレンジ、4速以下の前進4速で自動変速を行う4レンジ、3速以下の前進3速で自動変速を行う3レンジ、2速以下の前進2速で自動変速を行う2レンジ及び1速が設定される1レンジから所望のレンジを選択することができる。
【0020】
運転者がDレンジを選択した場合には、走行状態に応じて前進5速の自動変速を行わせることができる。5速から2速までは、エンジンブレーキ走行を行うが、1速が自動選択された場合には、エンジンブレーキ走行を行わない1速が設定される。4レンジを選択した場合には、4速以下の前進4速の変速が可能であり、全ての変速段でエンジンブレーキ走行を行う。3レンジを選択した場合には、3速以下の前進3速の変速が可能であり、全ての変速段でエンジンブレーキ走行を行う。2レンジを選択した場合には、2速以下の前進2速の変速が可能であり、全ての変速段でエンジンブレーキ走行を行う。1レンジを選択した場合には、エンジンブレーキ走行を行う1速で走行する。
【0021】
次に、上記動力伝達機構の油圧制御回路を図3に示す。この油圧制御回路は、リバースクラッチC1、ハイクラッチC2、ロークラッチC3、ダイレクトクラッチC4、2−4ブレーキB2及びリダクションブレーキB3に供給する油圧を制御し、締結及び開放を制御する3つのシフトバルブVA、VB及びVCと、ロウリバースブレーキB1に供給する油圧を制御するリバースインヒビットバルブVDと、5速から4速へシフトダウンする際にリダクションブレーキB3を締結するタイミング及び油圧を制御するリダクションレデューシングバルブVE、リダクションタイミングバルブVFと、ソレノイドバルブSA、ソレノイドバルブSB、ソレノイドバルブSC、ロークラッチタイミングソレノイドバルブSD及びリダクションタイミングソレノイドバルブSEと各ソレノイドバルブのオン、オフを制御するATCU41と、マニュアルバルブ42と、油路50〜89から構成されている。
【0022】
各シフトバルブはバルブ端面に作用する油圧の給排により切り換わり、油路の連通状態を変化させている。各ソレノイドバルブは、ATCU41によりオン、オフ制御され、シフトバルブのバルブ端面に作用する油圧の給排を制御している。
【0023】
個々のシフトバルブにおける油路の連通状態を説明する。まず、シフトバルブVAには、図中下方向に押す力として、スプリング力が上側のバルブ端面に作用し、上方向に押す力としては、下側のバルブ端面に油路50を介して供給される油圧が作用する。まず、油路50に油圧が供給されると、シフトバルブVAは上方向に押し上げられ第1の状態となり、シフトバルブVAの左右の油路を実線のように連通する。すなわち、油路51は油路58と、油路52は油路59と、油路54は油路60と、油路56は油路62と連通する。油路61はドレーンポート(図中×印)よりドレーンされる。
【0024】
シフトバルブVAの油路50に油圧が供給されていない場合には、スプリング力によりシフトバルブVAは下方向に押し下げられる第2の状態となり、シフトバルブVAの左右の油路は破線のように連通する。すなわち、油路52は油路58と連通し、油路53は油路59と連通し、油路55は油路61と連通し、油路57は油路62と連通する。油路60はドレーンされる。油路58は2−4ブレーキB2に接続され、油路59はハイクラッチC2に接続され、油路60はダイレクトクラッチC4に接続されている。また、油路61は、シフトバルブVCに接続され、油路62はシフトバルブVBに接続されている。
【0025】
次に、シフトバルブVBには、下方向に押す力として、スプリング力が作用し、上方向に押す力として、油路63に供給される油圧が作用する。まず、油路63に油圧が供給されると、シフトバルブVBが押し上げられる第1の状態となり、実線に示すように、油路64は油路67と、油路65は油路68と、油路66は油路70と連通する。油路69はドレーンされる。
【0026】
シフトバルブVBの油路63に油圧が供給されていない場合には、シフトバルブVBは下方向に押し下げられる第2の状態となり、破線で示すように、油路62は油路68と連通し、油路66は油路69と連通する。油路67及び油路70はドレーンされる。油路67は油路75及び油路77に接続され、油路68はリダクションブレーキB3に接続されている。また、油路69は、油路80を介して油路52及び油路54に接続され、また油路69は油路72に接続されている。油路70はロークラッチC3に接続されている。
【0027】
次に、シフトバルブVCには、下方向に押す力として、スプリング力が作用し、上方向に押す力として、油路71に供給される油圧が作用する。まず、油路71に油圧が供給されると、シフトバルブVCが押し上げられる第1の状態となり、実線に示すように、油路72は油路74と、油路61は油路64と連通する。シフトバルブVCの油路71に油圧が供給されていない場合には、シフトバルブVCは下方向に押し下げられる第2の状態となり、破線で示すように、油路73は油路74と連通する。油路64はドレーンされる。油路74は油路51及び油路53に接続されている。
【0028】
リバースインヒビットバルブVDには、下方向に押す力として、油路75に供給される油圧及び油路78に供給される油圧が作用し、上方向に押す力として、スプリング力が作用する。まず、油路75または油路78に油圧が供給されると、リバースインヒビットバルブVDが押し下げられ、実線で示すように、油路77は油路79と連通する。リバースインヒビットバルブVDの油路75にも油路78にも油圧が供給されていない場合には、リバースインヒビットバルブVDは押し上げられ、破線で示すように、油路76は油路79と連通する。油路78はロークラッチタイミングソレノイドバルブSDに接続され、油路79はロウリバースブレーキB1に接続されている。
【0029】
また、油路55、油路66及び油路73は、マニュアルバルブ42に接続され、運転者によりDレンジ、4レンジ、3レンジ、2レンジ、1レンジが選択された場合、すなわち前進変速段が選択された場合には、Dレンジ圧(図中Dと記載)が供給される。また油路56及び油路76も油路84を介してマニュアルバルブ42に接続され、Rレンジが選択された場合には、ライン圧よりも高い油圧であるRレンジ圧(図中Rと記載)が供給される。なお、他のRレンジ以外のレンジが選択された場合には、油路84はドレーンされる。
【0030】
また、油路84は油路87を介してリバースクラッチC1に接続されている。油路57及び油路65は図示省略したパイロットバルブに接続され、常時パイロットバルブにより調圧されたライン圧(図中Lと記載)が供給されている。なお、ロークラッチタイミングソレノイドバルブSDは変速段として前進段が設定されている間は常時オン状態に保たれ、リバースインヒビットバルブVDを下方向に押し下げ、何らかの異常が生じて油路76に油圧が生じても、ロウリバースブレーキB1へ供給されることを妨げている。
【0031】
リダクションレデューシングバルブVEは調圧バルブであり、図中下方向に押す力としては、油路81に供給される油圧が作用し、上方向に押す力としては、油路82に供給される油圧及びスプリング力が作用する。油路83は油路84を介してマニュアルバルブ42に接続され、Rレンジが選択された場合には、Rレンジ圧が供給され、Rレンジ以外のレンジが選択された場合にはドレーンされる。
【0032】
まず、油路68にライン圧が供給され、油路83がドレーンされ、かつ油路82に油圧が供給されていない場合の油路の連通状態を説明する、油路81は油路85に接続されるため、油路85の油圧による下方向に押す力よりスプリングによる上方向に押す力が大きい場合には、バルブは上方向に押し上げられ、油路85の油圧は油路68に供給されるライン圧に近づく。逆に、油路85の油圧による下方向に押す力がスプリングによる上方向に押す力より大きい場合には、バルブは下方向に押し下げられ、油路85の油圧は油路83からドレーンされる。
【0033】
上記のように、油路85の油圧が高ければ、ドレーンして油路85の油圧を下げ、油路85の油圧が低ければ、ライン圧を供給して油路85の油圧を上げることにより、油路85の油圧による下方向に押す力とスプリングによる上方向に押す力が釣り合うように、油路85は調圧される。予め、スプリング力は、油路85に供給される油圧がリダクションブレーキB3を締結しない油圧となるように設定されているため、油路68に供給されるライン圧は、十分に減圧され油路85に供給される。
【0034】
油路68にライン圧が供給され、油路83がドレーンされ、かつ油路82に油圧が供給されている場合には、油路85の油圧による下方向に押す力と、スプリングによる上方向に押す力と油路82の油圧による上方向に押し上げる力の和が釣り合うように、油路85は調圧される。このとき、油路85の油圧は、油路82に油圧が供給されない時に油路85から出力される油圧より大きな油圧に調圧されるが、油路68に供給されるライン圧より大きくなることはない。
【0035】
油路83にRレンジ圧が供給された場合には、油路85の油圧がドレーンされることがないので、バルブは下に押し下げられ、図中破線で示すように、油路83と油路85が連通するため、油路85にはRレンジ圧が供給される。油路82はリダクションタイミングバルブVFに接続され、油路85は、リダクションブレーキB3と接続する油路86及び油路55にも接続されている。また、マニュアルバルブ42から出力されるRレンジ圧は油路84及び油路87を介してリバースクラッチC1にも供給されている。
【0036】
リダクションタイミングバルブVFには、下方向に押す力として、リダクションタイミングソレノイドバルブSEに接続された油路88の油圧が作用し、上方向に押す力として、スプリング力が作用する。まず、リダクションタイミングソレノイドバルブSEがオンされ、油路88に油圧が供給されると、リダクションタイミングバルブVFが押し下げられ、破線で示すように、油路82はドレーンされる。
【0037】
リダクションタイミングソレノイドバルブSEがオフされ、油路88に油圧が供給されていない場合には、リダクションタイミングバルブVFは押し上げられ、実線で示すように、油路89が油路82と連通する。油路89には、図示省略されたアキュームコントロールバルブからアキュームコントロール圧(図中Aと表示)が供給されている。アキュームコントロール圧はリダクションタイミングバルブVF、油路82を介して、リダクションレデューシングバルブVEに作用した場合には、リダクションレデューシングバルブVEはライン圧を、リダクションブレーキB3が締結するに十分な油圧まで減圧して油路85に出力するように、設定されている。
【0038】
ATCU41は、車速センサ41a,スロットルセンサ41b,エンジン回転センサ41c,タービン回転センサ41d,インヒビタスイッチ41e,油温センサ41f等からの入力信号に基づいて、変速制御系を構成する。運転者が手動操作によりシフトポジションとしてDレンジを選択した場合には、自動的に前進5速のなかから、走行状態に応じて適切な変速段を選択し、選択した変速段に応じてソレノイドバルブSA,SB及びSCのオン,オフ状態を制御する。また、運転者が3レンジを選択した場合には、3速以下の前進3速のなかから、走行状態に応じて適切な変速段を選択し、2レンジを選択した場合には、2速以下の前進2速のなかから、走行状態に応じて適切な変速段を選択し、選択した変速段に応じてソレノイドバルブSA,SB及びSCのオン,オフ状態を制御する。
【0039】
ATCU41には、セレクト制御部が設けられている。このセレクト制御部は、プリチャージ圧調圧制御部と容量調整圧調圧部から構成され、運転者のセレクトレバーの操作によりセレクトされたときに発生するレンジ切換信号を検出すると共に、タービン回転センサ41dから自動変速機の入力軸回転数を検出し、プリチャージ圧調圧制御部から、各検出信号や検出値に応じて各ソレノイドバルブに制御信号を出力し、締結圧を一時的に急上昇させた後、急降下させるように制御する。このプリチャージ圧調圧制御部を介して調圧される締結圧は、Nレンジから前進レンジ(DまたはRレンジ)への切換と同時に、一定の棚圧Pcまで急上昇され、この棚圧Pcは所定時間Tc継続された後、タービン回転数に応じた所定の圧力Pvまで急降下される。
【0040】
一方、容量調整圧調圧部は、プリチャージ圧調圧制御部からプリチャージ終了の信号を受けると共に、タービン回転数センサ41dからの回転数信号を受けて、これらに応じて各ソレノイドバルブに制御信号を出力し、タービンの回転数に応じて締結圧の上昇速度を変更して上昇するように制御する。すなわち、容量調整圧調圧部によって制御される締結圧は、例えば図5に示すように、NレンジからRレンジへの切換から所定時間Tc経過後、タービン回転数に応じた所定の圧力Pvから、リバースクラッチC1とロウリバースブレーキB1が完全に締結されるまでの時間Ts、タービン回転数に応じた所定の速度で上昇される。尚、セレクト制御についての詳細な技術説明は、例えば特開平9−68266号公報や特開平9−68265号公報等に記載されているため、参照されたい。
【0041】
図4は実施の形態のリバースインヒビット制御時のセレクト制御を表すフローチャートである。
【0042】
ステップ101では、エンジン回転数No,スロットル開度TVOを読み込む。
【0043】
ステップ102では、前進レンジ(Dレンジ等)がセレクトされたかどうかを判断し、前進レンジであればステップ103へ進み、それ以外はステップ104へ進む。
【0044】
ステップ103では、通常の変速制御を行う。
【0045】
ステップ104では、Rレンジが選択されたかどうかを判断し、Rレンジが選択されていなければステップ103へ進み、Rレンジが選択されていればステップ105へ進む。
【0046】
ステップ105では、車速が設定されたリバースインヒビット車速eよりも大きいかどうかを判断し、大きいときはステップ106へ進み、小さいときはステップ108へ進む。
【0047】
ステップ106では、リバースインヒビット制御をONとし、リバースインヒビットフラグR_flag=1にセットする。
【0048】
ステップ107では、リバースインヒビット制御を行う。
【0049】
ステップ108では、リバースインヒビット制御をOFFとし、リバースインヒビットフラグR_flag=0にセットする。
【0050】
ステップ109では、リバースインヒビット制御を解除する。
【0051】
ステップ110では、R_flag=1かどうかを判断し、R_flag=1であればステップ106へ進み、R_flag=0であればステップ112へ進む。
【0052】
ステップ111では、N−Rセレクト制御を行う。
【0053】
すなわち、前進レンジ(Dレンジ等)、もしくはN,Pレンジがセレクトされた場合は通常の変速制御を行い、Rレンジが選択されていれば、車速が設定されたリバースインヒビット車速eよりも大きいかどうかを判断することで、リバースインヒビット制御を行うかどうかを判断する。
【0054】
つまり、Rレンジへのセレクトは運転者のシフト操作によるものであるため、故意ではなくても誤ったシフト操作によって車両の前進走行中にRレンジへのセレクトが実行されることが考えられる。この状態で後進用の摩擦係合要素への油圧の導入によりインターロックする回転部材への逆トルク入力が行われると、摩擦係合要素や変速ギアに過大な負荷がかかり、急激な車両の減速が発生したり、自動変速機内部に損傷が生じてしまうといった問題があるため、リバースインヒビット車速eを設定し、例え運転者がRレンジにセレクトした場合でも、後進用の摩擦係合要素への油圧の供給を防止する。本実施の形態においては、自動変速機として各締結要素の締結・解放をソレノイド油圧制御弁で行っており、ATCU40内の制御によって油圧の供給を防止している。尚、リバースインヒビット制御の詳細については、例えば特開平9−14427号公報等に記載されているため、参照されたい。
【0055】
車速がリバースインヒビット車速eよりも大きいときは、リバースインヒビット制御をON、リバースインヒビットフラグR_flag=1にセットし、リバースインヒビット制御を行う。そして、車速がリバースインヒビット車速eよりも低くなると、リバースインヒビット制御がOFFとなり、リバースインヒビットフラグR_flag=0にセットする。リバースインヒビット制御の終了を確認すると、N−Rセレクト制御が行われる。
【0056】
図5は実施の形態のリバースインヒビット制御が行われた場合の車速、レンジ信号、ライン圧のタイムチャートである。
車速がリバースインヒビット領域にある段階で、レンジ信号が例えRレンジに成ったとしても、リバースインヒビット制御により後進用の締結要素には油圧は供給されていない(本実施の形態の場合はリバースクラッチC1とロウリバースブレーキB1)。そして、車速がリバースインヒビット車速eよりも小さくなると、後進用締結要素への油圧の供給が許可され、同時にN−Rセレクト制御が行われる。
【0057】
以上説明したように、本実施の形態の自動変速機の油圧制御装置においては、ステップ111において、リバースインヒビット制御が行われているかどうかを判定し、Rレンジへの切換禁止が解除されたと判断したときに、セレクト制御開始指令が出力される。
よって、セレクト制御は、リバースインヒビット制御によるRレンジへの切換禁止が解除されてから行われるため、セレクト制御開始の指令が出力されたとしても、後進用摩擦要素締結圧の供給が遮断されているといったことがなく、確実にセレクト制御を行うことが可能となり、セレクトショック等を防止することができる。
【0058】
(他の実施例)
以上、本発明の自動変速機の油圧制御装置を実施の形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載された本発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。例えば、実施の形態ではシフトバルブ等によって締結要素に締結圧を供給する自動変速機を用いたが、直動式自動変速機に適用しても良い。これにより、各締結要素に、変速制御手段からの締結・解放指令に基づいて油圧の供給を切換可能なソレノイド油圧制御弁を有する直動式自動変速機とされたことで、新たな構成を加えることなく、制御上のプログラムを書き替えるだけで、容易に本実施の形態のリバースインヒビット制御及びセレクト制御を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における自動変速機のスケルトン図である。
【図2】実施の形態における自動変速機の締結論理表である。
【図3】実施の形態における自動変速機の油圧回路を表す油圧回路図である。
【図4】実施の形態における自動変速機の油圧制御を表すフローチャートである。
【図5】実施の形態における自動変速機の油圧制御を表すタイムチャートである。
【図6】従来技術における自動変速機の油圧制御を表すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 トルクコンバータ
11 ロックアップ機構
12 主変速機構
14 副変速機構
16 ファイナルドライブ機構
20,32 軸
24 主出力ギア
28 副入力ギア
34 副出力ギア
36 ファイナルギア
41 ATCU
41a 車速センサ
41b スロットルセンサ
41c エンジン回転センサ
41d タービン回転センサ
41e インヒビタスイッチ
41f 油温センサ
42 マニュアルバルブ
50〜89 油路
B1 ロウリバースブレーキ
B2 2−4ブレーキ
B3 リダクションブレーキ
C1 リバースクラッチ
C2 ハイクラッチ
C3 ロークラッチ
C4 ダイレクトクラッチ
G1 第1遊星歯車機構
G2 第2遊星歯車機構
G3 第3遊星歯車機構
OC1 ロウワンウェイクラッチ
OC2 リダクションワンウェイクラッチ
SA,SB,SC ソレノイドバルブ
SD ロークラッチタイミングソレノイドバルブ
SE リダクションタイミングソレノイドバルブ
VA,VB,VC シフトバルブ
VD リバースインヒビットバルブ
VE リダクションレデューシングバルブ
VF リダクションタイミングバルブ

Claims (2)

  1. ニュートラルレンジから後進レンジにセレクトされたとき、一時的に作動油圧を急上昇させた後、急降下させ、後進用摩擦要素へのプリチャージ用棚圧を作るプリチャージ圧調圧部と、前記プリチャージ圧の下降時点から前記作動油圧を徐々に上昇させて、前記後進用摩擦要素の容量調整圧を作る容量調整圧調圧部と、を有するセレクト制御手段と、
    車速検出手段により検出される車速と後進禁止速度とを比較判断する車速判定部と、検出された車速が後進禁止速度以上であると判定されたときは、自動変速機の後進レンジへの切換を禁止、又は後進時に必要な摩擦係合要素への油圧の供給を禁止する後進禁止部と、を有するリバースインヒビット制御手段と、
    車両の走行条件に応じて、自動変速機内の各締結要素への締結・解放指令を出力する変速制御手段と、
    を備えた自動変速機の油圧制御装置において、
    前記リバースインヒビット制御手段により、後進レンジへの切換が禁止されたかどうかを判定するセレクト禁止・解除判定手段と、
    該セレクト禁止・解除判定手段により後進レンジへの切換禁止が解除されたと判断したときは、前記セレクト制御手段に対し、セレクト制御開始の指令を出力するセレクト制御開始指令手段と、を設け
    前記セレクト制御手段は、後進レンジへの切換禁止が解除されたと判断されるまでは後進レンジがセレクトされていてもセレクト制御を行わず、後進レンジへの切換禁止が解除されてかつ後進レンジがセレクトされているときにセレクト制御を行うことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機の油圧制御装置において、
    前記自動変速機は、各締結要素に、前記変速制御手段からの締結・解放指令に基づいて油圧の供給を切換可能な電磁弁を有する直動式自動変速機であることを特徴とする自動変速機の制御装置。
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