JPS63219949A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPS63219949A
JPS63219949A JP62055024A JP5502487A JPS63219949A JP S63219949 A JPS63219949 A JP S63219949A JP 62055024 A JP62055024 A JP 62055024A JP 5502487 A JP5502487 A JP 5502487A JP S63219949 A JPS63219949 A JP S63219949A
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JP
Japan
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valve
transmission
gear
engine
shift
Prior art date
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Pending
Application number
JP62055024A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamamoto
宏一 山本
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主として自動車に搭載されて自動車およびエ
ンジンの運転状態に応じて変速段を自動的に切換える自
動変速機の変速制御装置に関するものである。
(従来技術) 一般に自動変速機は、エンジンの出力軸に連結されたト
ルクコンバータと、このトルクコンバータの出力軸に連
結された遊星歯車等からなる変速歯車機構と、この変速
歯車機構の動力伝達経路を切換えて変速操作するクラッ
チ、ブレーキ等からなる変速段切換手段とを備えている
このような自動変速機において変速を行わせる時には、
それまでの変速段用のクラッチ・ブレーキ等を解除し、
同時に変速しようとする変速段用のクラッチ・ブレーキ
等を締結するようにすると。
解除側のクラッチもしくはブレーキの伝達トルク容量は
瞬時に零になるのではなく比較的短時間ではあるが解除
時間Δt1を要した後零になり、一方、締結側のクラッ
チもしくはブレーキの伝達トルク容量も締結時間Δt2
を要した後規定の容量に達する。このため、変速開始後
Δt1時間の間は変速前後の変速段クラッチもしくはブ
レーキが共に係合し内部ロック状態となる。この内部ロ
ック状態が生じると、変速機によるブレーキング作用が
生じ、この間車は減速され、これが乗員に減速のフィー
リングとして伝わり乗り心地を損なうという問題がある
。さらに、内部ロック状態によりクラッチもしくはブレ
ーキに過度の負荷がかかり、これらの耐久性を低下させ
るという問題もある。
そこで、そのようなエンジンブレーキの効く変速段相互
の変速時において内部ロック状態を生じさせることなく
スムーズに変速できるように、エンジンブレーキの効く
変速段相互の変速を行わせる場合に、まずこれら変速段
のいずれか一方と同一変速段で且つエンジンのブレーキ
の効かない変速段を一時経由させ、次いでエンジンブレ
ーキの効く目標変速段に変速させることが提案されてい
る (例えば特開昭61−109941号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、そのような自動変速機においては、エンジン
ブレーキの効かない変速段の経由時間をタイマーにより
設定しており、エンジン温度、エンジン負荷等の変動要
素に応じた制御が困這である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、エンジン温
度エンジン負荷等の全ての変動要素に応じて最適の変速
制御を実行することができる自動変速機の変速制御装置
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、上述した如き自
動変速機において、変速歯車機構の入力側の回転数を検
出する回転数検出手段と、該回転数検出手段の出力を受
け回転数の変化により変速終了を判定し、エンジンブレ
ーキの効かない変速段の設定を行う制御手段とを有する
ことを特徴とする。
(作用) 変速歯車機構の入力側の回転数の変化により、制御手段
が変速終了を判定し、この判定に基づきエンジンブレー
キの効かない変速段の設定が行われる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に沿って説明する。
第1図は本発明に係る自動変速機の全体構成を示し、こ
の自動変速機はエンジンの出力軸1に連結されたトルク
コンバータ2と、このトルクコンバータ2の出力側に配
設された変速歯車機構10とを備えている。トルクコン
バータ2は、ポンプ3、タービン4及びステータ5を備
え、ステータ5がワンウェイクラッチ6を介してミッシ
ョンケース7に支持されている。
上記変速歯車機構1oは、基端が上記エンジンの出力軸
1に固定され、先端が該変速歯車機構10の中央を貫通
して延び、この機構1oの側壁に配置されたオイルポン
プ100を駆動するための中実軸12を備えている。こ
の中実軸12の外方には、基端が上記トルクコンバータ
2のタービン4に連結され、先端が上記変速歯車機構1
0の上記側壁まで延び、この側壁に回転自在に支持され
た中空のタービン軸13が設けられている。このタービ
ン軸13上には、ラビニョ型プラネタリギヤユニット1
4が設けられており、このプラネタリギヤユニット14
は、小径サンギヤ15、この小径サンギヤ15のエンジ
ンから遠い側の側方に配置された大径サンギヤ16、ロ
ングピニオンギヤ17、ショートピニオンギヤ18およ
びリングギヤ19からなっている。このプラネタリギヤ
ユニット14のエンジンから遠い側の側方には、第1お
よび第2クラッチ装置20.21が並列に配置されてい
る。上記第1クラツチ装置20は、前進走行用のクラッ
チであり、第1ワンウエイクラツチ22を介して上記小
径サンギヤ15とタービン軸13の間の動力伝達を断続
するものである。
一方、上記第2クラツチ装[21は、上記小径サンギヤ
15とタービン軸13の間の動力伝達を断続するもので
ある。上記第2クラッチ装置21の半径方向外方には、
第1ブレーキ装置23が配置されている。この第1ブレ
ーキ装置23は、バンドブレーキであり、上記大径サン
ギヤ16に連結されたブレーキドラム23−1とこのブ
レーキドラムに掛けられたブレーキバンド23−2とを
有している。上記第1クラツチ装置!!20の半径方向
外方であって、かつ上記第1ブレーキ装[23の側方に
は、第3クラツチ装置24が配置されており、この第3
クラツチ装置24は、後進走行用のクラッチであり、上
記第1ブレーキ装W23のブレーキドラム23−1を介
して上記大径サンギヤ16とタービン軸13の間の動力
伝達の断続を行うものである。
上記プラネタリギヤユニット14の半径方向外方には、
このプラネタリギヤユニット14のキャリヤ14aと変
速歯車機構10のケース10aとを係脱する第2ブレー
キ装置25が配置されている。上記第1および第2のブ
レーキ族!23.25の間には、この第2ブレーキ装置
25と並列で上記キャリヤ14aとケース10aとを係
脱する第2ワンウエイクラツチ装置26が配置されてい
る。上記プラネタリギヤユニット14のエンジン側の側
方には、このプラネタリギヤユニット14のキャリヤ1
4aと上記タービン軸13の間の動力伝達を断続する第
4クラツチ装置27が配置されている。この第4クラツ
チ装置27のエンジン側の側方には、リングギヤ19に
連結されたアウトプットギヤ28が配置されており、こ
のアウトプットギヤ28はアウトプット軸に取り付けら
れている。またタービン軸13は必要に応じてロックア
ツプクラッチ29によりトルクコンバータ2を介さずに
エンジンの出力軸1に直結されるように構成されている
以上説明した構造の変速歯車機構10は、それ自体で前
進4段、後進1段の変速段を有し、第1〜4クラッチ装
置20,21,24.27および第1〜2ブレーキ装置
23.25を適宜作動させることにより所要の変速段を
得ることができる。
以上の構成において、各変速段とクラッチ、ブレーキの
作動関係を第1表に示す。
次に、上記自動変速機における油圧制御回路を第2図に
おいて説明する。この油圧制御回路は、上記変速歯車機
構10の出力軸となる中実軸12により駆動されるオイ
ルポンプ100を有し、このポンプ100から圧力ライ
ン101に作動油が吐出される。ポンプ100から圧力
ライン101に吐出された作動油はレギュレータバルブ
102に導かれる。このレギュレータバルブ102は、
ポンプ100からの上記作動油を、後述するようにコン
トローラ200から出力される制御信号に応じて調圧し
て、セレクト弁103のポートgに供給する。このセレ
クト弁103は、マニュアルシフトバルブ、であり、手
動によって、P−N−D・2・ルンジにシフトされ、各
レンジで上記ポートgから所定のポートに上記作動圧を
供給する。
上記ポートgは、セレクト弁103がルンジに設定され
ているときポートa、d、eに連通され、セレクト弁が
2レンジに設定されているときポートロ、Q、dに連通
され、セレクト弁がDレンジに設定されているときポー
トa、Qに連通され、セレクト弁がRレンジに設定され
ているときポートfに連通される。
セレクト弁103のポートaは1−2シフト弁110に
接続されており、この1−2シフト弁110には、その
スプリング110aと対抗して作動油が作用しており、
これによってこの1−2シフト弁110は、1−2用ソ
レノイド弁110bがOFFのとき第1速、ONのとき
作動油をドレンして第2速の状態になるようになってい
る。そして、例えばセレクト弁103がDレンジに設定
されているときにこのセレクト弁103のポートaから
供給された作動油は、1−2用ソレノイド弁110bが
ONとなった第1速から第2速への変速時に、第1ブレ
ーキ装置23を操作する油圧式サーボ装置のアプライ室
23aに上記1−2シフト弁110を介して供給される
。なお、Dレンジにおいて上記1−2用ソレノイド弁1
10bがOFFのときには、1−2シフト弁110をバ
イパスした上記ポートaからの作動圧が第1クラツチ装
置120および第2クラツチ装置21に供給されて、第
1速状態を達成する。さらにこの1−2シフト弁110
は、ルンジの第2速時には、上記セレクト弁103のポ
ートeからのロー減圧弁140を介して供給された作動
油をブレーキ装置25に供給すると同時に、スロットル
バックアップバルブ141に信号圧を送るようになって
いる。
上記セレクト弁103のポートaは2−3シフト弁12
0にも接続されて、この2−3シフト弁120のスプリ
ング120aと対抗して作動油を供給しており、これに
よってこの2−3シフト弁120は、2−3用ソレノイ
ド弁120bがONのとき作動油をドレンして第2速、
OFFのとき第3速の状態になるようになっている。な
お、第2速から第3速へ変速したときには、セレクト弁
103のポートCからの作動油を、サーボコントロール
バルブ142.2−3タイミングバルブ143を介して
最終的には第4クラツチ装置27に供給してこれを締結
させるとともに、ブレーキ操作用の油圧式サーボ装置の
レリーズ室23bに供給して、第1ブレーキ装置23を
解放状態とする。
上記3−4シフト弁130には、上記1−2シフト弁1
10および2−3シフト弁120と同様に、上記セレク
ト弁103のポートaからスプリング130aと対抗し
て作動油が供給されており、この3−4シフト弁130
は、3−4用ソレノイド弁130bがOFFのとき第3
速、ONのとき上記作動油をドレンして第4速(○D)
状態に設定されるようになっている。上記第3速状態で
は、1−2シフト弁110を経た作動油がオリフィスを
介さないでブレーキ操作用の油圧式サーボ装置のアプラ
イ室23aに供給されるとともに、上記1−2シフト弁
110をバイパスした上記セレクト弁103のポートa
から作動油が該3−4シフト弁130およびN−Dアキ
ュームレータ144を介して第1.第2のクラッチ装置
20,21に供給されている。3−4用ソレノイドバル
ブ130bがONにされて作動油がドレンされると、第
3速から第4速への変速動作が行われ、1−2シフト弁
110を経た作動油が、オリフィスとチェックバルブを
備えた回路を介してブレーキ操作用の油圧式サーボ装置
のアプライ室23aに供給される。これと同時に、上記
油圧式サーボ装置のレリーズ室23bがオリフィス、3
−4キヤパシテイバルブ145を介してドレンされて第
1ブレーキ装置23が締結され、これとともに第2クラ
ツチ装[21に作用していた作動油もドレンされて第2
クラツチ装置21が解放される。
上記ロー減圧弁140は、上記セレクト弁103がルン
ジに設定されているとき、このセレクト弁103のポー
トeからの作動油を受け、自己調圧によりこの作動油を
減圧して1−2シフト弁110に供給し、そして第1速
状態ではこの作動油は1−2シフト弁110を経て第2
ブレーキ装置!25に供給される。このようにこのロー
減圧弁140は、作動油を減圧することにより変速時の
衝撃を緩和するものである。なお、このロー減圧弁14
0は、Dレンジにおいては作動せず、また上記1−2シ
フト弁110を経た作動油は、スロットルバックアップ
バルブ141に信号圧として供給されるようになってい
る。
上記スロットルバックアップバルブ141は、上記ロー
減圧弁140からの信号圧をスプリング対抗圧として受
けるようになっており、この信号圧のON、OFFによ
り、上記セレクト弁103のポートdからの作動油をレ
ギュレータバルブ102に供給し、あるいはカットする
。すなわち、上記スロットルバックアップバルブ141
は、上記セレクト弁103がルンジあるいは2レンジに
設定されているときであってかつ信号圧を受けていない
場合には、セレクト弁103のボートdらの作動油をレ
ギュレータバルブ102に供給して、その圧力を高め、
エンジンブレーキ容量を確保する。
上記レギュレータバルブ102には、スロットルバルブ
146がスロットルモジュレータバルブ147を介して
接続されている。このスロットルバルブ146は、アク
セル開度に応答して作動し、該開度に比例した油圧を発
生し、上記モジュレータバルブ147は、この油圧を適
宜減圧してレギュレータバルブ102に供給し、これに
よってエンジントルクにマツチした圧力の作動油を得る
5上記サーボコントロールバルブ142および2−3タ
イミングバルブ143は、第2速から第3速への変速時
に生ずる衝撃を緩和するためのものである。第2速から
第3速への変速時には、第4クラツチ装置27を締結し
、第1ブレーキ装置23を解放状態とすればよく、従っ
てこの第4クラツチ装置!27と、ブレーキ操作用の油
圧式サーボ装置のレリーズ室23bとに作動油を供給す
ればよい、しかしながら、上記第4クラツチ装置27の
締結ショックを低減するためには、オリフィスとアキュ
ームレータ148が設けられているので、単純に上記第
4クラツチ装置l!27と、ブレーキ操作用の油圧式サ
ーボ装置のレリーズ室23bに作動油を供給すると、オ
リフィスと管路抵抗の作用により第4クラツチ装置27
の油圧の立上がりが遅くなり、その分ニュートラル時間
が長くなり、吹上がりが発生することが考えられる。そ
こで、上記油圧式サーボ装置のレリーズ室23bへの作
動油の供給ラインに上記サーボコントロールバルブ14
2を配置するとともに、このサーボコントロールバルブ
142に第4クラツチ装置27の作動圧を作用させ、こ
の第4クラツチ装置27の作動油がある程度高圧になる
までは、上記供給ラインを断っておきレリーズ圧の立上
がりを抑えている。また、2−3タイミングバルブ14
3は、アクセル開度に応じて第4クラツチ装置27の締
結タイミングを制御し、上記サーボコントロールバルブ
142ではコントロールできない変速時の衝撃を緩和す
る作用を有している6つまり、特にアクセル開度が小さ
いときにアクセルを瞬間的に低開度側に戻したときに生
じる第2速から第3速へのシフトアップでは、上記第4
クラツチ装置27が急激に締結されると衝撃を感じ易い
、このため、2−3タイミングバルブ143によって、
アクセル開度が小のときは締結時のすべり時間を長くし
、大開度では短かくコントロールしている。
第3速から第4速へのシフトアップ時の衝撃を低減する
ためには、上記3−4キヤパシテイバルブ145が設け
られている。すなわち、上記3−4用ソレノイド弁13
0bのON作動により作動油がドレンされて3−4シフ
ト弁130が第4速側に移動すると、第2クラツチ装[
21と、ブレーキ操作用の油圧式サーボ装置のレリーズ
室23bの作動油がドレンされるが、このときのレリー
ズ室23bのドレンを上記3−4キヤパシテイバルブ1
45によりコントロールして上記衝撃を低減している。
この3−4キヤパシテイバルブ145においては、上記
ドレンの初期には、第2クラツチ装置21の作動圧およ
び自己圧がスプリング力に対抗して打ち勝っているため
、そのスプールが図の位置にあり、従ってラインQ1お
よびQ2が連通されており、ストレートにドレンされる
。ある程度ドレンされると、今度はスプリング力が打ち
勝ってスプールは図において左方に動かされ。
ラインa□、Q2の連通を断ち、この結果、ドレンはオ
リフィスを通じてのみ行われる。すなわち。
油圧式サーボ装置のレリーズ室23bのドレン時の作動
圧は、ドレン初期においては急激に下がり、後期におい
ては徐々に下がるようになる。従って、第1ブレーキ装
置23の締結圧を上記ドレン後期の適宜な圧力と同じ圧
力に設定しておけば、すべり時間が長くなり、締結時の
衝撃゛が緩和される。
第3速から第2速への変速時における衝撃をスロットル
開度に応じて低減するため、3−2キヤパシテイバルブ
149と3−2タイミングバルブ150が設けられてい
る。3−2キヤパシテイバルブ149には、スプリング
力と自己圧すなわちレリーズドレン圧を加えたものに対
抗してスロットルモジュレータ圧が作用しており、従っ
てこのバルブ149は、3−4キヤパシテイバルブ14
5と同様に、ドレン初期すなわち高圧時にはバイパスを
通し、その後はオリフィスを介してドレンする。この3
−2キヤパシテイバルブ149のドレンは、上記3−2
タイミングバルブ150を介して2−3シフト弁120
で行われる。この3−2タイミングバルブ150におい
ては、スプリング力にスロットルモジュレータ圧が対抗
して作用しており、スプリング力に比べてモジュレータ
圧が高いときにはオリフィスを通し、低いときにはバイ
パスしてドレンする。これは、モジュレータ圧が高いと
きにはスロットル開度が大でありかつエンジン回転が高
いときであるので、オリフィスを通してドレンすること
によりブレーキ操作用の油圧式サーボ装置のレリーズ圧
の抜けを遅くする。
つまり、第1ブレーキ装置23の締結を遅らせることに
より、急激な締結を防止し、衝撃を緩和するのである。
上記各ソレノイド弁110b、120b、130bはマ
イクロコンピュータ等からなるコントローラ200によ
り自動車およびエンジンの運転状態等に応じて制御され
るように構成されている。
すなわち、上記コントローラ200は、少なくともター
ビンセンサ201からの入力軸回転数信号およびスロッ
トル開度センサ202からのスロットル開度信号、レン
ジ選択センサ203からの選択信号、変速歯車機構10
の出力軸となる中実軸12の回転数を検出することによ
り車速を求める車速センサ204からの出力軸回転数信
号等が入力され、予め定められた変速シフトパターンに
基づいて変速を必要とする場合に上記各ソレノイド弁1
10b、120b、130bにシフトアップ信号および
シフトダウン信号を出力して変速制御を行う、変速制御
手段200Aと、タービンセンサ201の出力を受けタ
ービン回転数の変化により変速終了を判定し、この判定
に基づき変速制御手段200Aによるエンジンブレーキ
の効かない変速段の設定を行う制御手段200Bとを有
する。
また、N−Dアキュームレータ144が第1クラツチ装
置2oの作動油路に設けられており、その作用は他のア
キュームレータと同じであるが、そのアキュームレータ
作用によるピストンの動きを利用して、第2クラツチ装
[21への作動油の供給タイミングを第1クラツチ装置
2〇への作動油の供給タイミングより若干遅らせる作用
が付加されている。このため、第2クラツチ装置21が
エンジンブレーキのための容量しか確保していないとき
に1例えばアクセルをふかした状態で、NレンジからD
レンジにシフトした場合に第2クラツチ装置21が先に
締結し異常摩耗するのを防止することができる。
また、ロックアツプクラッチ29の作動油路には、ロッ
クアツプコントロールバルブ151が設けられており、
このロックアツプコントロールバルブ151においては
1作動油圧が、スプリング力と第1クラツチ装置20の
作動圧を加えたものに対抗して作用している。上記作動
油を、ロックアツプ用ソレノイド151aがONの状態
でドレンすることにより1作動油の供給をレリーズ室側
からアプライ室側に切換え、レリーズ室圧をドレンして
ロックアツプをONするようになっている。
さらに、フォワードクラッチである第1クラツチ装置2
oの作動油路Q3 を、セレクト弁103のポートaに
連通された作動油路Q4と、Dレンジのときドレンされ
、他の前進走行レンジすなわちルンジおよび2レンジに
おいて油圧が立上がるポートdに連通された作動油路I
25との間で切換えるためニュートラルバルブ160が
設けられている。このニュートラルバルブ160には、
圧力ライン101からスプリング160aに抗して作動
油が供給されている。この作動油の供給油路には、アイ
ドルカット用ソレノイド弁161が設けられており、こ
のアイドルカット用ソレノイド弁161がOFFのとき
上記作動油の作用により、そのスプール160bが図に
示された右端位置に位置付けられて、油路Q3を油路Q
4に連通し、その結果ボートaからの作動油を第1クラ
ツチ装置20に供給する。一方、上記アイドルカット用
ソレノイド弁161がONのときには、上記スプリング
160aに抗して作用している作動油がドレンされるた
め、スプール160bが図において左方に移動し、その
結果、油路Ω、は油路2.との連通から断たれ、今度は
油路Ω、と連通される。
上述のように、油路1が連通されているボートdは、セ
レクト弁103がDレンジに設定されているときドレン
されるようになっているので、Dレンジでエンジン回転
数が低く、スロットル開度が零であり、しかもブレーキ
が作動している場合には、第1クラツチ装置20の作動
油をドレンして、この第1クラツチ装置[20を解放し
、これによって上記状態において発生するおそれがある
振動の発生を防止するとともに、セレクト弁103がD
レンジ以外の他の前進走行レンジ、例えば実施例の場合
にはルンジおよび2レンジにあるとき、上記ボートdを
作動油供給ボートであるボートgに連通させるようにし
、これによってボートdの油圧を立上がらせ、この油圧
を今度は油路Q5を介して油路Ω、に供給し、第1クラ
ツチ装置20を締結させ、車両の前進走行を可能にして
いる。なお、この場合には、ボートdがドレン通路と遮
断状態になるように設定されている。
第3図に示すフローチャートに基づいて変速制御動作を
説明する。
ステップS1において、変速判定を行い、次いで、ステ
ップS2において、コントローラ200から出力された
制御信号に基づいて変速歯車機構1oが第2速段である
かどうかを判別し、第2速段でない場合には、ステップ
S3において、通常の変速パターンに基づく変速制御を
実行する。そして、第2速段であることが確認された場
合には、ステップS4において、上記コントローラ20
0からシフトアップ信号が出力されたかどうかを判別す
る。
次に、上記シフトアップ信号が出力されたことが判別さ
れた時点で、ステップS、において、1−2ソレノイド
弁110bおよび2−3ソレノイド弁120bをOFF
とし、3−4ソレノイド弁130bをONとする第3′
速段すなわち第3速段と同一変速段で且つエンジンブレ
ーキの効かない変速段の制御信号をコントローラ200
が出力する。
第2表 そして、ステップS、において、変速終了が確認される
と、ステップS7において第3速段の制御信号が出力さ
れる。
また、ステップS6における変速終了の判定は、第4図
に示すように行われる。すなわち、先ず。
ステップS工、において、タービンセンサ201よリタ
ービン回転数が計測され、その計測されたタービン回転
数が変速開始時を基準として設定値以上低下したか否か
が、ステップSZZにおいて判定される。
設定値以上低下した場合には、ステップS 13におい
て、タービン回転数の変化率が設定値以下か否かが判定
される一方、そうでない場合にはそのまま終了する。
タービン回転数の変化率が設定値以下であると、ステッ
プS 14において、変速終了と判定され、終了する一
方、そうでない場合には、ステップS 14を経ること
なく、終了する。
このように、タービン回転数の変化状況に応じて、変速
終了が判定される(第5図参照)。
(発明の効果) 本発明は、上記のように、変速歯車機構の入力側の回転
数によって変速終了の判定をするようにしたので、エン
ジン温度、エンジン負荷等の全ての変動要素に応じた最
適の変速を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る制御装置を備えた自動変速機の基
本実施例を示す概略図、第2図は上記制御装置の実施例
を示す油圧制御回路図、第3図および第4図は制御動作
を示すフローチャート、第5図は制御系における変速指
令とタービン回転数の時間的変化を示す図である。 1・・・・・・エンジンの出力軸、2・・・・・・トル
クコンバータ、10・・・・・・変速歯車機構、12・
・・・・・中実軸、13・・・・・・タービン軸、21
・・・・・・第2クラツチ装置(変速切換手段)、11
0b、120b、130b・・・・・・ソレノイド弁、
200−−−−−−コントローラ、20OA・・・・・
・変速制御手段、200B・・・・・・制御手段、20
1・・・・・・タービンセンサ、202・・・・・・ス
ロットル開度センサ、204・・・・・・車速センサ。 第3図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンの出力軸に連結されたトルクコンバータ
    と、該トルクコンバータの出力軸に配設された変速歯車
    機構と、該変速歯車機構の動力伝達経路を切換えて変速
    操作する変速段切換手段とを備え、エンジンブレーキの
    効く変速段相互の変速時に、前記変速段切換手段を操作
    して、エンジンブレーキの効かない変速段を一時経由し
    た後、エンジンブレーキの効く目標変速段に変速させる
    制御を行うようにした自動変速機において、変速歯車機
    構の入力側の回転数を検出する回転数検出手段と、該回
    転数検出手段の出力を受け回転数の変化により変速終了
    を判定し、この判定に基づきエンジンブレーキの効かな
    い変速段の設定を行う制御手段とを有することを特徴と
    する自動変速機の変速制御装置。
JP62055024A 1987-03-10 1987-03-10 自動変速機の変速制御装置 Pending JPS63219949A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5902213A (en) * 1997-01-30 1999-05-11 Aisin Aw Co., Ltd. Shift control device for automatic transmission
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