JPS62101960A - 車両用自動変速機における変速制御方法 - Google Patents
車両用自動変速機における変速制御方法Info
- Publication number
- JPS62101960A JPS62101960A JP24163585A JP24163585A JPS62101960A JP S62101960 A JPS62101960 A JP S62101960A JP 24163585 A JP24163585 A JP 24163585A JP 24163585 A JP24163585 A JP 24163585A JP S62101960 A JPS62101960 A JP S62101960A
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- Japan
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- pressure
- shift
- gear
- oil
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- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
*i明は、或る変速段から他の変速段へ切換り再び元の
変速段に切換るというような変速が短時間の内に行なわ
れた場合に1円滑な変速を実現する車両用自動変速機に
おける変速制御方法に関する。
変速段に切換るというような変速が短時間の内に行なわ
れた場合に1円滑な変速を実現する車両用自動変速機に
おける変速制御方法に関する。
〈従来の技術〉
車両用自動変速機は変速比の切換えを車両の運転状態に
応じて自動的に行うものである。このような変速機は装
置1機器等の保護並びに快適な乗心地維持のために変速
時のショックが小さいことが要求されるが、この要求を
満たすために油圧作動して変速比を切換える摩擦係合要
素への供給油圧を電子制御する変速機が既に実用化され
ている。
応じて自動的に行うものである。このような変速機は装
置1機器等の保護並びに快適な乗心地維持のために変速
時のショックが小さいことが要求されるが、この要求を
満たすために油圧作動して変速比を切換える摩擦係合要
素への供給油圧を電子制御する変速機が既に実用化され
ている。
車両用自動変速機の一例を、本発明の一実施例を示す図
面でもある第5図及び第6図を用いて説明する。車両の
動力源となるエンジン11のクランク軸12は、トルク
コンバータ13のポンプ14に一体的に連結されている
。同トルクコンバータ13は、上記ポンプ14、タービ
ン15及びワンウエイクラッチ17を介してケース18
に連結されたステータ1Bから構成されており、同ステ
ータ1Bは上記ワンウェイクラッチ17の作用によりク
ランク軸12と同方向へは回転するが、その逆方向への
回転は許容されない構造となっている。タービン15に
伝えられたトルクは、入力軸18によってその後部に配
設された前進4段後進1段の変速段を達成する歯車変速
機構に伝達される。
面でもある第5図及び第6図を用いて説明する。車両の
動力源となるエンジン11のクランク軸12は、トルク
コンバータ13のポンプ14に一体的に連結されている
。同トルクコンバータ13は、上記ポンプ14、タービ
ン15及びワンウエイクラッチ17を介してケース18
に連結されたステータ1Bから構成されており、同ステ
ータ1Bは上記ワンウェイクラッチ17の作用によりク
ランク軸12と同方向へは回転するが、その逆方向への
回転は許容されない構造となっている。タービン15に
伝えられたトルクは、入力軸18によってその後部に配
設された前進4段後進1段の変速段を達成する歯車変速
機構に伝達される。
歯車変速機構は、3組のクラッチ20.21 、22と
2組のブレーキ23.24と1組のワンウェイクラッチ
25と1組のラビニョ型遊星歯車機構2Bとで構成され
ている。同遊星歯車機構26は、リングギヤ27、ロン
グピニオンギヤ28、ショートピニオンギヤ29、フロ
ントサンギヤ30、リヤサンギヤ31、両ピニオンギヤ
28.29を回転自在に支持するとともに自身も回転可
能なキャリア32から構成され、リングギヤ27は出力
軸33に連°結され、フロントサンギヤ30はキックダ
ウン1ラム34及びフロントクラッチ20を介して入力
軸19に連結され、リヤサンギヤ31はリヤクラッチ2
1を介して入力軸18に連結され、キャリア32は相互
に並列に配設されたローリバースブレーキ24とワンウ
ェイクラッチ25とを介してケース18に連結されると
共にこの歯車変速機構の後端に配設された4速クラツチ
22を介して入力軸19に連結されている。なお、キン
クダウンドラム34はキックダウンブレーキ23によっ
てケース18と一体的に連結可能となっており、遊星歯
車機構26を通ったトルクは出力軸33に固着された出
力ギヤ35から図示しない駆動軸を介して駆動輪へ伝達
される。
2組のブレーキ23.24と1組のワンウェイクラッチ
25と1組のラビニョ型遊星歯車機構2Bとで構成され
ている。同遊星歯車機構26は、リングギヤ27、ロン
グピニオンギヤ28、ショートピニオンギヤ29、フロ
ントサンギヤ30、リヤサンギヤ31、両ピニオンギヤ
28.29を回転自在に支持するとともに自身も回転可
能なキャリア32から構成され、リングギヤ27は出力
軸33に連°結され、フロントサンギヤ30はキックダ
ウン1ラム34及びフロントクラッチ20を介して入力
軸19に連結され、リヤサンギヤ31はリヤクラッチ2
1を介して入力軸18に連結され、キャリア32は相互
に並列に配設されたローリバースブレーキ24とワンウ
ェイクラッチ25とを介してケース18に連結されると
共にこの歯車変速機構の後端に配設された4速クラツチ
22を介して入力軸19に連結されている。なお、キン
クダウンドラム34はキックダウンブレーキ23によっ
てケース18と一体的に連結可能となっており、遊星歯
車機構26を通ったトルクは出力軸33に固着された出
力ギヤ35から図示しない駆動軸を介して駆動輪へ伝達
される。
摩擦係合要素である上記各クラッチ20〜22及びブレ
ーキ23.24はそれぞれ係合用ピストン装置あるいは
サーボ装置等を備えた油圧機器で構成されており、トル
クコンバータ13のポンプ14に連結された図示しない
オイルポンプで発生する圧油によって油圧制御装置を介
して選択的に作動される。
ーキ23.24はそれぞれ係合用ピストン装置あるいは
サーボ装置等を備えた油圧機器で構成されており、トル
クコンバータ13のポンプ14に連結された図示しない
オイルポンプで発生する圧油によって油圧制御装置を介
して選択的に作動される。
上記構成による歯車変速機構の第2速の変速段は、フロ
ントクラッチ20.4速クラツチ22及びローリバース
ブレーキ24を解放し、リヤクラッチ21及びキー、ク
ダウンブレーキ23を係合することにより達成され、第
3速の変速段は4速クラツチ22、キックダウンブレー
キ23及びローリバースブレーキ24を解放し、フロン
トクラッチ20及びリヤクラッチ21を係合することに
より達成される。すなわち、第2速固定レンジへのセレ
クトレバーの操作によらない第3速から第2速への変速
はフロントクラッチ20の解放ンキックダウンブレーキ
23の係合とにより達成され、逆に第2速から第3速へ
の変速はフロントクラッチ20の係合とキックダウンブ
レーキ23の解放とにより達成される。
ントクラッチ20.4速クラツチ22及びローリバース
ブレーキ24を解放し、リヤクラッチ21及びキー、ク
ダウンブレーキ23を係合することにより達成され、第
3速の変速段は4速クラツチ22、キックダウンブレー
キ23及びローリバースブレーキ24を解放し、フロン
トクラッチ20及びリヤクラッチ21を係合することに
より達成される。すなわち、第2速固定レンジへのセレ
クトレバーの操作によらない第3速から第2速への変速
はフロントクラッチ20の解放ンキックダウンブレーキ
23の係合とにより達成され、逆に第2速から第3速へ
の変速はフロントクラッチ20の係合とキックダウンブ
レーキ23の解放とにより達成される。
上記変速を電子制御により達成する油圧制御装置の一部
を第6図に示す。
を第6図に示す。
と記キックダウンブレーキ23の作動を制御するサーボ
装置の係合側油圧室には1−2シフト弁37が油路38
を介して連通され、同1−2シフト弁37には油圧制御
弁39とシフト制御弁40とがそれぞれ油路41.42
を介して連通されている。上記油圧制御弁39は図示し
ない油圧源から油路50へ供給される圧油(ライン圧)
を、油路51内の制御油圧に応じて所望の油圧値に調整
して油路41へ供給するものであり、油路51内の制御
油圧は、電子制御装置54でデユーティ制御される電磁
弁55によって適当に排出制御されて所望の圧力となる
ように調整される。また、上記シフト制御弁40は、上
記電子制御装置54で励消状態の組合せが切換え制御さ
れる一対の電磁弁43.44により、中央のスプール4
7が第1速から第4速の各変速段に対応する位置に切換
え制御されるようになっている。
装置の係合側油圧室には1−2シフト弁37が油路38
を介して連通され、同1−2シフト弁37には油圧制御
弁39とシフト制御弁40とがそれぞれ油路41.42
を介して連通されている。上記油圧制御弁39は図示し
ない油圧源から油路50へ供給される圧油(ライン圧)
を、油路51内の制御油圧に応じて所望の油圧値に調整
して油路41へ供給するものであり、油路51内の制御
油圧は、電子制御装置54でデユーティ制御される電磁
弁55によって適当に排出制御されて所望の圧力となる
ように調整される。また、上記シフト制御弁40は、上
記電子制御装置54で励消状態の組合せが切換え制御さ
れる一対の電磁弁43.44により、中央のスプール4
7が第1速から第4速の各変速段に対応する位置に切換
え制御されるようになっている。
また、上記フロントクラッチ20の油圧室とキックダウ
ンブレーキ23を作動させるサーボ装置の解放側油圧室
とは油路59を介して連通されており、同油路59には
2−3シフト弁70が油路62を介して連通されている
。この2−3シフト弁70は油路64を介してl−2シ
フト弁37に連通されるとともに油路67を介してシフ
ト制御弁40に連通されている。
ンブレーキ23を作動させるサーボ装置の解放側油圧室
とは油路59を介して連通されており、同油路59には
2−3シフト弁70が油路62を介して連通されている
。この2−3シフト弁70は油路64を介してl−2シ
フト弁37に連通されるとともに油路67を介してシフ
ト制御弁40に連通されている。
上記構成による油圧制御装置における第3速の変速段の
達成状態では、電磁弁43.44が共に消磁されて排出
油路45.4Bを閉塞しているので、スに移動する。こ
の結果、油路41が1−2シフト弁37を介して油路3
8.64と連通ずると共に油路64が2−3シフト弁7
0を介して油路62と連通ずる状態となっている。ここ
で、変速段が達成されている状態では電磁弁55の作動
が停止されて油路51内の制御油圧が最高圧となって油
路50からのライン圧が減圧されずに油路41へ供給さ
れている。このため、フロントクラッチ20の油圧室に
はライン圧が供給されてフロントクラッチ20は回転要
素である入力軸18と保合状態となっている。またこの
とき、キックダウンブレーキ23の係合側油圧室と解放
側油圧室とにも同様にライン圧が供給されているが、リ
ターンスプリングによりサーボ装置のピストンが押戻さ
れて回転要素であるキックダウンドラム34に対するキ
ックダウンブレーキ23の係合が解放されている。
達成状態では、電磁弁43.44が共に消磁されて排出
油路45.4Bを閉塞しているので、スに移動する。こ
の結果、油路41が1−2シフト弁37を介して油路3
8.64と連通ずると共に油路64が2−3シフト弁7
0を介して油路62と連通ずる状態となっている。ここ
で、変速段が達成されている状態では電磁弁55の作動
が停止されて油路51内の制御油圧が最高圧となって油
路50からのライン圧が減圧されずに油路41へ供給さ
れている。このため、フロントクラッチ20の油圧室に
はライン圧が供給されてフロントクラッチ20は回転要
素である入力軸18と保合状態となっている。またこの
とき、キックダウンブレーキ23の係合側油圧室と解放
側油圧室とにも同様にライン圧が供給されているが、リ
ターンスプリングによりサーボ装置のピストンが押戻さ
れて回転要素であるキックダウンドラム34に対するキ
ックダウンブレーキ23の係合が解放されている。
この状態から第2速固定レンジへのセレクトレバーの操
作以外で第2速への変速を行う場合、車両の運転状態に
応じて電子制御装置54が第2速への変速信号を発して
電磁弁44を励磁し、油路46を開放して油圧を排出す
るので、スプール47が移動して2−3シフト弁70へ
のライン圧の供給を遮断する。この結果、2−3シフト
弁70を介して油路64から油路82へ供給されていた
油圧が遮断されると共に、フロントクラッチ20の油圧
室及びキックダウンブレーキ23の解放側油圧室の油圧
が油路59、82.85を通じて排出される。このため
、フロントクラッチ20は解放状態となるとともに、係
合側油圧室に供給される油圧によりサーボ装置のピスト
ンがリターンスプリングに抗して移動し、キックダウン
ドラム34にキックダウンブレーキ23を係合させて第
2速を達成する。ここで、上記係合側油圧室に供給され
る油圧は、キックダウンドラム34の回転数センサ60
.出力軸33から単速度を検出するセンサ81.エンジ
ンの吸気系に設けられたスロットル弁の開度を検出する
センナ80等運転状態を検出する種々なセンサから情報
が入力される電子制御装置54で電磁弁55をデユーテ
ィ制御することによりその供給度合°(上昇度合)が制
御され、ショックの少ない円滑な変速が達成される。
作以外で第2速への変速を行う場合、車両の運転状態に
応じて電子制御装置54が第2速への変速信号を発して
電磁弁44を励磁し、油路46を開放して油圧を排出す
るので、スプール47が移動して2−3シフト弁70へ
のライン圧の供給を遮断する。この結果、2−3シフト
弁70を介して油路64から油路82へ供給されていた
油圧が遮断されると共に、フロントクラッチ20の油圧
室及びキックダウンブレーキ23の解放側油圧室の油圧
が油路59、82.85を通じて排出される。このため
、フロントクラッチ20は解放状態となるとともに、係
合側油圧室に供給される油圧によりサーボ装置のピスト
ンがリターンスプリングに抗して移動し、キックダウン
ドラム34にキックダウンブレーキ23を係合させて第
2速を達成する。ここで、上記係合側油圧室に供給され
る油圧は、キックダウンドラム34の回転数センサ60
.出力軸33から単速度を検出するセンサ81.エンジ
ンの吸気系に設けられたスロットル弁の開度を検出する
センナ80等運転状態を検出する種々なセンサから情報
が入力される電子制御装置54で電磁弁55をデユーテ
ィ制御することによりその供給度合°(上昇度合)が制
御され、ショックの少ない円滑な変速が達成される。
また、上記とは逆に、第2速から第3速への変速を行う
場合には、電子制御装置54が電磁弁43゜44を消磁
してキックダウンブレーキ23を解放させるとともに、
運転状態に基づいて電子制御装置54で電磁弁55をデ
ユーティ制御することにより得られた油圧をフロントク
ラッチ20の油圧室に供給し、この供給油圧を最終的に
ライン圧まで上昇させてフロントクラッチ20を係合さ
せ、第3速を達成する。
場合には、電子制御装置54が電磁弁43゜44を消磁
してキックダウンブレーキ23を解放させるとともに、
運転状態に基づいて電子制御装置54で電磁弁55をデ
ユーティ制御することにより得られた油圧をフロントク
ラッチ20の油圧室に供給し、この供給油圧を最終的に
ライン圧まで上昇させてフロントクラッチ20を係合さ
せ、第3速を達成する。
尚、上記のような自動変速機用制御装置の更に詳細な構
成及び作用は、特開昭58−4Ei258号、特開昭5
8−85355号公報等に開示されているので、ここで
の説明は省略する。
成及び作用は、特開昭58−4Ei258号、特開昭5
8−85355号公報等に開示されているので、ここで
の説明は省略する。
〈発明が解決しようとする問題点〉
従来より、変速を達成するために摩擦係合要素へ供給さ
れる油圧は電子制御装置54に予め設定された油圧供給
パターンに従って上昇され、この油圧の上昇度に応じて
摩擦係合要素が徐々に回転要素に係合するようになって
おり、これによって摩擦係合要素の急激な係合を回避し
て変速ショックの少ない変速を行っていた。
れる油圧は電子制御装置54に予め設定された油圧供給
パターンに従って上昇され、この油圧の上昇度に応じて
摩擦係合要素が徐々に回転要素に係合するようになって
おり、これによって摩擦係合要素の急激な係合を回避し
て変速ショックの少ない変速を行っていた。
しかしながら、或る摩擦係合要素の油圧を排出して例え
ば0.5秒というような短時間の内に再びこの摩擦係合
要素に油圧を供給する場合、すなわち、例えば或る変速
段から他の変速段へ切換り再び元の変速段に短時間の内
に切換えるような場合には、上記従来の油圧制御では大
きな変速ショックを生じてしまっていた。すなわち、摩
擦係合要素(フロントクラッチ)から油圧が十分に排出
される前に再び油圧が供給されてしまうこととなり、同
期が完了する前に回転要素(入力軸)と摩擦係合要素(
フロントクラッチ)とが係合してしまって大きな変速シ
コックを生じてしまっていた。
ば0.5秒というような短時間の内に再びこの摩擦係合
要素に油圧を供給する場合、すなわち、例えば或る変速
段から他の変速段へ切換り再び元の変速段に短時間の内
に切換えるような場合には、上記従来の油圧制御では大
きな変速ショックを生じてしまっていた。すなわち、摩
擦係合要素(フロントクラッチ)から油圧が十分に排出
される前に再び油圧が供給されてしまうこととなり、同
期が完了する前に回転要素(入力軸)と摩擦係合要素(
フロントクラッチ)とが係合してしまって大きな変速シ
コックを生じてしまっていた。
本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、同一の
摩擦係合要素に短時間の内に油圧排出、油圧供給を行う
連続的な変速を変速ショックを生ずることなく実現する
車両用自動変速機における変速制御方法を提供すること
を目的とする。
摩擦係合要素に短時間の内に油圧排出、油圧供給を行う
連続的な変速を変速ショックを生ずることなく実現する
車両用自動変速機における変速制御方法を提供すること
を目的とする。
く問題点を解決するための手段〉
本発明の車両用自動変速機における変速制御方法は、エ
ンジンの回転動力が入力される入力軸と、駆動輪へ回転
動力を出力する出力軸と、油圧により作動して任意の回
転要素を選択することにより前記入力軸と前記出力軸と
の間の変速比を切換える摩擦係合要素と、前記摩擦係合
要素に供給される油圧を制御する電子制御装置とを備え
た車両用自動変速機において、変速が短時間の内に連続
して行われて或る摩擦係合要素から作動用油圧が排出さ
れ再び該摩擦係合要素に作動用油圧が供給される場合に
、変速開始初期に当該摩擦係合要素へ供給する油圧を前
記電子制御装置で制御して通常の変速開始初期に該摩擦
係合要素へ供給すべき油圧より低減させたことを特徴と
する。
ンジンの回転動力が入力される入力軸と、駆動輪へ回転
動力を出力する出力軸と、油圧により作動して任意の回
転要素を選択することにより前記入力軸と前記出力軸と
の間の変速比を切換える摩擦係合要素と、前記摩擦係合
要素に供給される油圧を制御する電子制御装置とを備え
た車両用自動変速機において、変速が短時間の内に連続
して行われて或る摩擦係合要素から作動用油圧が排出さ
れ再び該摩擦係合要素に作動用油圧が供給される場合に
、変速開始初期に当該摩擦係合要素へ供給する油圧を前
記電子制御装置で制御して通常の変速開始初期に該摩擦
係合要素へ供給すべき油圧より低減させたことを特徴と
する。
(作 用〉
未だ十分に排出されずに摩擦係合要素の油圧室内に残留
している油圧に新たに供給された過度の油圧が加えられ
ないようにして、変速を開始して摩擦係合要素の油圧室
に油圧を供給するやいなや同期が完了していない内に摩
擦係合要素が係合して大きな変速ショックを生じてしま
うのを防止する。
している油圧に新たに供給された過度の油圧が加えられ
ないようにして、変速を開始して摩擦係合要素の油圧室
に油圧を供給するやいなや同期が完了していない内に摩
擦係合要素が係合して大きな変速ショックを生じてしま
うのを防止する。
〈実施例)
第5図及び第6図に基づいて先に説明した車両用自動変
速機に本発明を適用した一実施例を第1図〜第4図を参
照して説明する。
速機に本発明を適用した一実施例を第1図〜第4図を参
照して説明する。
本発明は電子制御装置54により第1図に示すフローチ
ャートに従った制御がなされることにより実行される。
ャートに従った制御がなされることにより実行される。
そして、この電子°制御装置54には、摩擦係合要素へ
の油圧供給パターン(第2図(a))、変速時期を規定
するためのシフトパターン(第4図)が記憶されている
。尚、本実施例では第3速から第2速へ変速し短時間の
内に再び第3速へ変速する場合を例にとって説明するた
め、供給油圧を制御する対象の摩擦係合要素はフロント
クラッチ20である。
の油圧供給パターン(第2図(a))、変速時期を規定
するためのシフトパターン(第4図)が記憶されている
。尚、本実施例では第3速から第2速へ変速し短時間の
内に再び第3速へ変速する場合を例にとって説明するた
め、供給油圧を制御する対象の摩擦係合要素はフロント
クラッチ20である。
まず、センサ61から車速度を検出するとともにセンサ
80からスロットル弁開度を検出し、第4図のシフトパ
ターンから変速をすべき状態か、すなわち本実施例では
第2速から第3速への変速をすべき状態か否かを判断す
る。この結果、上記状態にある場合には、変速段を司る
電磁弁43.44を第2速状態から第3速状態に切換え
る0次いで、所定時間内(本実施例では0.5秒という
短時間内)にフロントクラッチ20から油圧を排出した
か、すなわち第3速から第2速への変速があったか否か
を判断する。この結果、上記のような短時間の内に連続
した変速がない場合には、第2図(a)に点線で示すよ
うな通常型のパターンで電磁弁55をデユーティ制御し
、フロントクラッチ20に通常型油圧供給パターンで油
圧を供給して第2速から第3速への変速を実行し、セン
サ60により同期完了が検出された後にフロントクラッ
チ2oを完全に係合させてこの変速を完了する。一方、
上記判断の結果、フロントクラッチ20に油圧を供給す
る以前の短時間の内にこのフロントクラッチ20から油
圧を排出する作動があった場合には、この第2速から第
3速への変速は第2図(a)に実線で示すような減圧型
のパターンで電磁弁55をデユーティ制御し、フロント
クラッチ20に減圧型油圧供給パターンで油圧を供給し
て変速作動を実行し上記と同様に同期完了後に変速を完
了する。
80からスロットル弁開度を検出し、第4図のシフトパ
ターンから変速をすべき状態か、すなわち本実施例では
第2速から第3速への変速をすべき状態か否かを判断す
る。この結果、上記状態にある場合には、変速段を司る
電磁弁43.44を第2速状態から第3速状態に切換え
る0次いで、所定時間内(本実施例では0.5秒という
短時間内)にフロントクラッチ20から油圧を排出した
か、すなわち第3速から第2速への変速があったか否か
を判断する。この結果、上記のような短時間の内に連続
した変速がない場合には、第2図(a)に点線で示すよ
うな通常型のパターンで電磁弁55をデユーティ制御し
、フロントクラッチ20に通常型油圧供給パターンで油
圧を供給して第2速から第3速への変速を実行し、セン
サ60により同期完了が検出された後にフロントクラッ
チ2oを完全に係合させてこの変速を完了する。一方、
上記判断の結果、フロントクラッチ20に油圧を供給す
る以前の短時間の内にこのフロントクラッチ20から油
圧を排出する作動があった場合には、この第2速から第
3速への変速は第2図(a)に実線で示すような減圧型
のパターンで電磁弁55をデユーティ制御し、フロント
クラッチ20に減圧型油圧供給パターンで油圧を供給し
て変速作動を実行し上記と同様に同期完了後に変速を完
了する。
ここで、と記の連続した変速を第2図(a)に点線で示
すような通常型のパターンで行った場合には、第3速か
ら第2速への変速時にフロントクラッチ20から排出さ
れる油圧が作動遅れにより十分に排出されずにその油圧
室内に残留している状態で、第2速から第3速への変速
によりこのフロントクラッチ20の油圧室に新たな油圧
が供給されてしまうこととなる。このため、残留分と供
給分とが加算されてフロントクラッチ20の油圧室内の
油圧は第2図(b)に点線で示すように第2速から第3
速への変速が開始されるやいなや一気に過大なものとな
り、同期が完了する前にフロントクラッチ20が係合し
て第2図(C)に点線で示すように出力軸トルクに大き
な変動が生じて大きな変速ショックを生じてしまう。こ
れに対し、減圧型のパターンは第2速から第3速への変
速開始初期部分でデユーティ率を上げ(供給油圧を下げ
)たちのであり、フロントクラッチ20の油圧室内に残
留する油圧に供給油圧が加算されても第2図(b)に実
線で示すように油圧変化は緩かなものとなる。このため
、フロントクラッチ20は通常の変速時のように同期完
了した後に完全に係合することとなり、出力軸トルクも
第2図(C)に実線で示すように変動の少ないものとな
って変速ショックのない円滑な状態で第2速から第3速
への変速が達成される。尚、減圧型パターンにおいてそ
の変速のどの範囲まで減圧させるか、或いはその減圧の
程度をどの位にするかは、車両の特性、エンジン性能、
変速機特性、その変速段等に応じて適宜設定されるもの
である。
すような通常型のパターンで行った場合には、第3速か
ら第2速への変速時にフロントクラッチ20から排出さ
れる油圧が作動遅れにより十分に排出されずにその油圧
室内に残留している状態で、第2速から第3速への変速
によりこのフロントクラッチ20の油圧室に新たな油圧
が供給されてしまうこととなる。このため、残留分と供
給分とが加算されてフロントクラッチ20の油圧室内の
油圧は第2図(b)に点線で示すように第2速から第3
速への変速が開始されるやいなや一気に過大なものとな
り、同期が完了する前にフロントクラッチ20が係合し
て第2図(C)に点線で示すように出力軸トルクに大き
な変動が生じて大きな変速ショックを生じてしまう。こ
れに対し、減圧型のパターンは第2速から第3速への変
速開始初期部分でデユーティ率を上げ(供給油圧を下げ
)たちのであり、フロントクラッチ20の油圧室内に残
留する油圧に供給油圧が加算されても第2図(b)に実
線で示すように油圧変化は緩かなものとなる。このため
、フロントクラッチ20は通常の変速時のように同期完
了した後に完全に係合することとなり、出力軸トルクも
第2図(C)に実線で示すように変動の少ないものとな
って変速ショックのない円滑な状態で第2速から第3速
への変速が達成される。尚、減圧型パターンにおいてそ
の変速のどの範囲まで減圧させるか、或いはその減圧の
程度をどの位にするかは、車両の特性、エンジン性能、
変速機特性、その変速段等に応じて適宜設定されるもの
である。
上記のように変速シ璽ツクのない変速作動は第3速は第
2速への変速の途中で再び第3速への変速を行う場合に
もその効果を発揮する。すなわち、後の変速である第3
速への変速時に通常型のパターンで電磁弁55をデユー
ティ制御してフロントクラッチ20の油圧室に油圧を供
給する場合には、先の変速時と後の変速時とが重なって
第3図(a)に点線で示すようなデユーティ率パターン
となり、残留油圧によりフロントクラッチ20に作用す
る油圧が第3図(b)に点線で示すように後の変速開始
時に過大となって、このフロントクラッチ20の急係合
により第3図(C)に点線で示すように出力軸トルクに
大きな変動を生じてしまう、しかしながら、本発明によ
れば、上記デユーティ率パターンは第3図(a)に実線
で示すように後の変速開始初期の部分でデユーティ率が
大きくなる(供給油圧は小さくなる)ため、第3図(b
)(c)にそれぞれ実線で示すようにフロントクラッチ
20の油圧変化が緩やかになって出力軸トルクの変動が
少なくなり、変速ショックのない第3速への変速が達成
される。
2速への変速の途中で再び第3速への変速を行う場合に
もその効果を発揮する。すなわち、後の変速である第3
速への変速時に通常型のパターンで電磁弁55をデユー
ティ制御してフロントクラッチ20の油圧室に油圧を供
給する場合には、先の変速時と後の変速時とが重なって
第3図(a)に点線で示すようなデユーティ率パターン
となり、残留油圧によりフロントクラッチ20に作用す
る油圧が第3図(b)に点線で示すように後の変速開始
時に過大となって、このフロントクラッチ20の急係合
により第3図(C)に点線で示すように出力軸トルクに
大きな変動を生じてしまう、しかしながら、本発明によ
れば、上記デユーティ率パターンは第3図(a)に実線
で示すように後の変速開始初期の部分でデユーティ率が
大きくなる(供給油圧は小さくなる)ため、第3図(b
)(c)にそれぞれ実線で示すようにフロントクラッチ
20の油圧変化が緩やかになって出力軸トルクの変動が
少なくなり、変速ショックのない第3速への変速が達成
される。
上記実施例は第3速から第2速そして再び第3速へ変速
する変速段を例にとって説明したが、同一の摩擦係合要
素に油圧排出・油圧供給の操作が短時間の内に行われる
変速段であれば本発明を適用することができる。
する変速段を例にとって説明したが、同一の摩擦係合要
素に油圧排出・油圧供給の操作が短時間の内に行われる
変速段であれば本発明を適用することができる。
〈発明の効果〉
本発明によれば、同一の摩擦係合要素に油圧排出・油圧
供給を短時間の内に行う連続した変速を変速ショックを
生ずることなく円滑に実施することができる。
供給を短時間の内に行う連続した変速を変速ショックを
生ずることなく円滑に実施することができる。
第1図は本発明の一実施例に係るフローチャート、第2
図(a)(b) (c)はそれぞれ本発明の制御の一例
におけるデユーティ率パターン図、フロントクラッチ油
圧変化図、出力軸トルク変化図、第3図(a)(b)(
c)はそれぞれ本発明の制御の他の一例におけるデユー
ティ率パターン図、フロントクラッチ油圧変化図、出力
軸トルク変化図、第4図はシフトパターン図、第5図は
自動変速機の概略構成図、第6図は油圧制御装置の概略
構成図である。 図面中、 11はエンジン、 18は入力軸、 20はフロントクラッチ。 33は出力軸、 43、44.55は電磁弁、 54は電子制御装置である。
図(a)(b) (c)はそれぞれ本発明の制御の一例
におけるデユーティ率パターン図、フロントクラッチ油
圧変化図、出力軸トルク変化図、第3図(a)(b)(
c)はそれぞれ本発明の制御の他の一例におけるデユー
ティ率パターン図、フロントクラッチ油圧変化図、出力
軸トルク変化図、第4図はシフトパターン図、第5図は
自動変速機の概略構成図、第6図は油圧制御装置の概略
構成図である。 図面中、 11はエンジン、 18は入力軸、 20はフロントクラッチ。 33は出力軸、 43、44.55は電磁弁、 54は電子制御装置である。
Claims (1)
- エンジンの回転動力が入力される入力軸と、駆動輪へ回
転動力を出力する出力軸と、油圧により作動して任意の
回転要素を選択することにより前記入力軸と前記出力軸
との間の変速比を切換える摩擦係合要素と、前記摩擦係
合要素に供給される油圧を制御する電子制御装置とを備
えた車両用自動変速機において、変速が短時間の内に連
続して行われて或る摩擦係合要素から作動用油圧が排出
され再び該摩擦係合要素に作動用油圧が供給される場合
に、変速開始初期に当該摩擦係合要素へ供給する油圧を
前記電子制御装置で制御して通常の変速開始初期に該摩
擦係合要素へ供給すべき油圧より低減させたことを特徴
とする車両用自動変速機における変速制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24163585A JPS62101960A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 車両用自動変速機における変速制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24163585A JPS62101960A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 車両用自動変速機における変速制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62101960A true JPS62101960A (ja) | 1987-05-12 |
JPH0440577B2 JPH0440577B2 (ja) | 1992-07-03 |
Family
ID=17077246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24163585A Granted JPS62101960A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 車両用自動変速機における変速制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62101960A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07208598A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-08-11 | Hyundai Motor Co | 4速自動変速機用液圧制御システム |
US7824291B2 (en) | 2006-09-15 | 2010-11-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Shift control apparatus and method for automatic transmission |
-
1985
- 1985-10-30 JP JP24163585A patent/JPS62101960A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07208598A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-08-11 | Hyundai Motor Co | 4速自動変速機用液圧制御システム |
US7824291B2 (en) | 2006-09-15 | 2010-11-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Shift control apparatus and method for automatic transmission |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0440577B2 (ja) | 1992-07-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |