JP4160285B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像形成済みの用紙に対してステープル処理、穴開け処理等の後処理を行うことのできる、プリンタ、デジタル複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のデジタル複写機等の画像形成装置には、1枚の用紙に複数ページ分の画像を形成する画像集約機能や、用紙の両面に画像を形成する両面機能等の様々な画像編集機能や、画像形成後の用紙に対してステープル処理や穴開け処理等の後処理を行う機能を有しているものがある。
このような画像形成装置では、これらの設定を操作パネル上で行ってから画像形成を開始するが、設定の組み合わせが多い場合には、実際に出力される画像がイメージしづらいため、ユーザが所望と異なる設定をしてしまうことがあった。このような場合には、再度画像形成をやり直すことになるため、用紙やトナー等の無駄が生じていた。
【0003】
このような問題を解決する装置として、特開平11−187256号公報には、通常の画像出力に先だって試し画像を出力することを選択できる画像形成装置が開示されている。この装置によれば、試し画像の出力によって予め出力される画像を確認し、ミスを未然に防止して用紙やトナー等の無駄を防ぐことができる。
しかしながら、確認は用紙に形成された試し画像によって行うため、試し画像を形成する分の用紙等は依然として無駄になってしまうという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記の問題を解決し、画像形成装置において複雑な設定を行う場合でも、操作ミスや確認のために用紙等を無駄にすることなく、容易に適切な画像形成や後処理を行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像形成装置は、上記の目的を達成するため、形成すべき画像の画像データを入力する画像データ入力手段と、その画像データを蓄積する画像データ蓄積手段と、その画像データ蓄積手段に蓄積された画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と、画像形成後の用紙に対して後処理を行う後処理手段と、上記後処理の種類を選択する後処理選択手段とを有する画像形成装置において、上記後処理選択手段によって選択し得る後処理にはそれぞれステープル位置の異なる複数のステープル処理を含め、上記画像データ蓄積手段に蓄積された画像データを縮小サイズの画像データに変換する画像データ縮小手段と、白紙に対してステープル処理を行った場合の2枚の用紙の見開き状態の仕上がり画像のデータを、上記後処理選択手段によって選択し得る各位置のステープル処理毎に記憶する記憶手段と、縮小前の画像データに基づいて画像形成する用紙に上記後処理選択手段によって選択された後処理を施した場合の状態を示す仕上がり画像を上記縮小サイズの画像データを加工して表示する仕上がり画像表示手段とを設け、上記仕上がり画像表示手段に、上記後処理選択手段によって選択されているステープル処理について上記記憶手段が記憶している見開き状態の仕上がり画像に上記縮小サイズの画像データを合成した仕上がり画像を表示する手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
このような画像形成装置において、上記仕上がり画像表示手段によって表示する仕上がり画像のページを指定する仕上がりページ指定手段を設けるとよい。
また、上記後処理選択手段によって選択し得る後処理に穴開け処理も含め、上記仕上がり画像表示手段を、上記後処理選択手段によって選択された後処理の種類に従って白紙に対して上記ステープル処理を行った画像のデータと上記穴開け処理によって生じる穴の画像データと上記縮小サイズの画像データとを合成して上記仕上がり画像を表示する手段とするとよい。
【0007】
これらの画像形成装置において、上記仕上がり画像表示手段が、上記後処理選択手段によってステープル処理が選択された場合には第1ページと最終ページ以外のページについて上記見開き状態の仕上がり画像に上記縮小サイズの画像データを合成した仕上がり画像を表示するようにするとよい。
さらに、上記仕上がり画像表示手段が、上記仕上がり画像を表示した後で上記後処理選択手段によって新たに後処理の選択が行われた場合にはその選択に基づいて再度上記仕上がり画像を表示する手段を有するようにするとよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、この発明の画像形成装置の実施形態であるデジタル複写機について、図1及び図2を用いて説明する。図1はそのデジタル複写機の構成を簡単に示す図、図2はそのデジタル複写機の構成を制御系を中心に示すブロック図である。
このデジタル複写機は、図1に示すようにスキャナ部101とレーザ記録部102と後処理部103とを備えており、スキャナ部101によって読み取った原稿の画像データに基づいてレーザ記録部102によって用紙に画像を形成し、画像形成済の用紙に後処理部103によってステープル処理、パンチ穴開け処理等の後処理を施す装置である。
【0009】
スキャナ部101は画像データ入力手段であり、透明なコンタクトガラス104と、原稿台105aにセットされた原稿を1枚ずつコンタクトガラス104上の所定の位置に給送する自動両面原稿送り装置(RADF)105と、そのコンタクトガラス104の上面に載置された原稿の画像を読み取るスキャナユニット106とによって構成されている。
ここで、RADF105は、原稿台105aからコンタクトガラス104上を経て図示しない排出トレイに至る片面原稿給送路、およびスキャナユニット106による片面の画像の読み取りが完了した原稿の表裏を反転して再度コンタクトガラス104上に給送する両面原稿給送路を有し、片面、両面の原稿どちらにも対応できる。また、スキャナユニット106は、原稿をランプで照射し、原稿からの反射光をレンズやミラー等により光電変換素子(CCD)の受光面に結像させて原稿の画像を読み取る。この光電変換素子は、受光した反射光を電気信号に変換し、後述する画像処理部へ出力する。
【0010】
レーザ記録部102は画像形成手段であり、用紙搬送部107とレーザ書き込みユニット108と電子写真プロセス部109とを備えている。用紙搬送部107は用紙を電子写真プロセス部109に搬送するユニットであり、用紙の両面に画像を形成する両面複写モード時に画像の定着を行う定着ローラを通過した用紙を表裏反転して再度電子写真プロセス部109に導く副搬送路を備えている。
レーザ書き込みユニット108は、後述する画像処理部から供給される画像データに基づいて半導体レーザを駆動してレーザ光を出射させ、ミラーやレンズを通してそのレーザ光を偏向して電子写真プロセス部109の感光体ドラム表面を走査し、静電潜像を形成する。電子写真プロセス部109は、この静電潜像をトナーによって顕像化し、これを用紙搬送部107によって搬送された用紙上に転写し、定着ローラで加熱・加圧することにより、トナーを溶融して用紙の表面に定着させ、用紙に画像形成を行う。
後処理部103は後処理手段であり、画像形成が完了して電子写真プロセス部109から排出された用紙に対して、装置の設定に応じて用紙揃え、ステープル処理、パンチ穴開け処理等を行って排紙トレイ103a又は103bに排出する。
【0011】
このデジタル複写機においては、図2に示す画像処理ボード210のCPU211が、ユニット毎に配置されたボードに搭載されたCPUを介して各ユニットを構成する機器を統括して制御を行う。これらのボードがこのデジタル複写機の制御部であり、画像処理ボード210の他に、CCDボード220、マシンコントロールボード230、オペレーションパネルボード250を搭載している。
画像処理ボード210は、画像データに対して各種の画像処理を施すCPUを周辺部品と共に搭載したボードであり、画像処理部212,メモリ/ハードディスクドライブ(HDD)制御部213,メモリ214,レーザコントロールユニット215を備えている。これらの各部の動作については後述する。
【0012】
CCDボード220は、光電変換素子を周辺部品と共に搭載したボードであり、A/D変換回路221,CCD制御回路222,アナログ回路223,CCD224を備えている。そして、CCD制御回路222によって制御されるCCD224が原稿からの反射光を受光すると、その情報を電気信号に変換し、アナログ回路223によってゲイン調整を行い、さらにA/D変換回路221によって8ビットのデジタル画像データに変換して画像処理ボード210の画像処理部212に送出する。
【0013】
マシンコントロールボード230は、装置内の各機器を管理するボードであり、CPU232とメモリ231を備え、これらによって後処理部103,RADF105,スキャナユニット106,用紙搬送部107,プロセス部233,両面ユニット235の制御を行う。ここで、後処理部103とRADF105はそれぞれ内部にCPU240とCPU239を備えている。
オペレーションパネルボード250は、装置の上面に設けられた操作パネル300を管理するボードであり、CPU251とメモリ252を備えている。操作パネル300はタッチパネルを積層した液晶ディスプレイ(LCD)302と各種の操作キー301とを備えているが、その詳細は後述する。
【0014】
ここで、このデジタル複写機における自動原稿給送コピーモードの画像データ処理について説明する。
RADF105によってコンタクトガラス104上に給送された原稿の画像がスキャナユニット106によって読み取られると、前述のようにその情報はスキャナユニット106内のCCDボード220によってデジタル画像データに変換され、画像処理ボード210の画像処理部212に送出される。
【0015】
この画像データは、画像処理部212において所定の画像処理が施された後、メモリ/HDD制御部213を介して一旦メモリ214に格納される。そして、その後画像データ蓄積手段であるHDD216に蓄積される。ここまでの処理がRADF105にセットされた全ての原稿について終了した後、HDD216に蓄積された画像データを、メモリ/HDD制御部213によって読み出し、画像処理部212によって画像処理を施してメモリ214にページ順に展開する。
この画像データを、レーザコントロールユニット215を介してレーザ書き込みユニット108の半導体レーザ217に供給して半導体レーザ217を駆動し、画像形成を行う。複数部の画像形成を行う場合には、HDD216からの読み出しから画像形成までの処理を、設定部数回だけ繰り返す。従って、複数部の画像形成を行う場合でも原稿の読み取りは1回のみでよい。
【0016】
次に、前述した操作パネル300について図3乃至図5を用いて説明する。図3はその操作パネルの構成と表示例を示す図、図4及び図5はそれぞれそのLCDの別の表示例を示す図である。
操作パネル300は、図3に示すように操作キー301とLCD302を備えている。操作キー301としては、複写動作の実行中に別の複写モードに係わる複写動作を割り込み処理させるための割り込みキー313,設定内容をリセットするためのリセットキー314,複写動作中に動作の停止を指示するためのストップキー315,複写動作の開始を指示するためのスタートキー316,出力画像の仕上がり状態の表示を指示するための仕上がり表示キー317,複写枚数等の数値情報を入力するためのテンキー318の各キーを備えている。
【0017】
LCD302は、様々なキーやメッセージを表示し、その上に積層されたタッチパネルによって表示したキーの操作状態を検知することができる。図3においては、初期設定画面として、用紙を選択するための用紙選択キー303、画像形成済用紙の整列順を指定するためのソートキー304とスタックキー305、ステープル処理の位置を指定するためのステープルキー306,307,308、パンチ穴開け処理の設定を行うためのパンチ穴キー309、複数ページ分の画像を縮小して1枚の用紙に形成する集約モードを設定するための集約キー310、画像の拡大・縮小を設定するための変倍キー311、用紙の両面に画像を形成する両面モードを設定するための両面キー312、画像の濃度を設定するための濃度設定キー319を表示した状態を示している。
【0018】
図3に示した状態から、LCD302に表示された集約キー310,変倍キー311,両面キー312のいずれかを押下すると、LCD302の表示はそれに応じて変化する。例えば、両面キー312を押下すると、LCD302の表示は図4に示すような両面設定画面に切り替わる。ここで片面→両面キー402を押下すると、片面原稿読み取り/両面画像形成モードが設定され、両面→両面キー403を押下すると、両面原稿読み取り/両面画像形成モードが設定される。そして、戻るキー404を押下すると図3に示した元の画面に切り替わる。
また、図3の画面で集約キー310を押下すると、LCD302の表示は図5に示すような集約設定画面に切り替わる。ここで4枚毎キー502を押下すると1枚の用紙に4ページ分の画像を形成する4ページ集約モードが設定され、8枚毎キー503を押下すると1枚の用紙に8ページ分の画像を形成する8ページ集約モードが設定される。戻るキー504を押下すると図3に示した元の画面に切り替わる。
【0019】
次に、このデジタル複写機で図6に示した6枚の原稿を後処理を設定して複写する場合の動作について図7乃至図13も用いて説明する。図7乃至図13はそれぞれ、このデジタル複写機における複写動作中のLCDの表示例を示す図である。なお、複写開始前に片面原稿読み取り/両面画像形成モードと4ページ集約モードを設定し、さらに後処理として左上側のステープル処理とパンチ穴開け処理とを、それぞれステープルキー306とパンチ穴キー309とによって設定するものとする。
【0020】
これらの設定後、RADF105に原稿をセットして図3に示した仕上がり表示キー317を押下すると、上述のように全ての原稿の画像が読み込まれてその画像データが図2に示したHDD216に蓄積される。その後、画像形成を行う前に、この画像データをメモリ214にページ順に展開し、メモリ/HDD制御部213によってアドレスを間引いてアクセスしてオペレーションパネルボード250のCPU251に転送し、メモリ252に画像形成用の画像データを縮小した表示用の縮小画像データを蓄積する。ここでは、メモリ/HDD制御部213とCPU251とが画像データ縮小手段として機能する。
【0021】
1ページ毎の全ての縮小画像データをメモリ252に蓄積した後、CPU251は、設定されている後処理や画像形成モードの情報を基に縮小画像データを加工して、画像形成後の用紙に選択されている後処理を施した場合の状態を示す仕上がり画像を生成し、LCD302に仕上がり画像を表示する。ここでは、CPU251とLCD302とが仕上がり画像表示手段として機能する。
この例の場合には、まず図7に示す画像が表示される。図7では、指定通り両面画像形成,4ページ集約で画像形成を行い、後処理として左上ステープル処理とパンチ穴開け処理を行った場合の1ページ目の用紙の仕上がり状態を示す仕上がり画像606と共に、ページ番号表示602、ページめくりのための前ページキー603と次ページキー604、仕上がり画像表示を終了するための戻るキー605も表示している。
【0022】
ここで次ページキー604を押下すると、CPU251は次のページの仕上がり画像を生成してLCD302に表示する。この画面は図8のようになる。この例のようにステープル処理が選択されている場合には、2ページ目以降最終ページの前のページまでの仕上がり画像は、図8に示すように見開きの画像として表示する。なお、この例では原稿が6枚であるので、仕上がりは3ページ分の画像になるが、仕上がり画像表示の上では最後(2枚目)の用紙の裏面の空白となるページ(4ページ目)を最終ページとする。また、ここでは次ページキー604によって表示するページを指定する例を示したが、テンキー318によってページ番号を入力し、#キーによって表示ページを決定することもできる。従って、ここでは前ページキー603、次ページキー604、テンキー318とCPU251とが仕上がりページ指定手段として機能する。
【0023】
ユーザが図7及び図8の仕上がり画像によって仕上がり状態を確認後、戻るキー605を押下すると、CPU251は図9に示すような出力可否入力画面をLCD302に表示する。ユーザは確認した仕上がり状態で出力してよいときにはYESキー802を押下し、設定を変更したい場合にはNOキー803を押下すればよい。YESキー802が押下されると、HDD216に蓄積されている画像データに基づいて前述のように画像形成を行い、画像形成後の用紙に対して後処理部103によって設定されている後処理を行い、仕上がり画像として表示された通りの出力が得られる。
【0024】
NOキー803が押下された場合には、CPU251は図10に示すような後処理変更画面をLCD302に表示する。この画面にはステープル処理の位置を設定するためのステープルキー902,903,904とパンチ穴開け処理の設定を行うパンチ穴キー905が表示されており、ユーザはこれらのキーによって後処理の設定を変更することができる。図10には、ステープルキー903によってステープル処理の位置を左下に変更し、パンチ穴キー905を押下してパンチ穴開け処理を解除した状態を示している。
【0025】
このように新たに後処理の選択を行った状態で仕上がり画面に戻るキー906を押下すると、CPU251は新たに選択された後処理の情報に基づいて再度仕上がり画像を生成し、LCD302に表示する。ここではステープル処理の位置を左下に変更し、パンチ穴開け処理を解除したので、今回の仕上がり画像は図11に示すようになる。ここでも、ページめくりキーあるいはテンキーによって他のページを指定すると、図12に示すようにそのページの見開きの仕上がり画像を表示する。ただし、ステープル処理の位置を変更したことに伴ってページが開く向きが変化している。また、図10の状態で中止キー907を押下すると設定を消去し、初期設定画面に戻る。
【0026】
ここで、仕上がり画像の生成について図13乃至図18も用いてさらに詳しく説明する。図13乃至図18はそれぞれ、このデジタル複写機において仕上がり画像の生成のために予めメモリに記憶させておく画像の例を示す図である。
既に説明したように、CPU251は設定されている後処理や画像形成モードの情報を基に縮小画像データを加工して仕上がり画像を生成するが、オペレーションパネルボード250のメモリ252には予め、白紙に対してステープル処理を行った状態の仕上がり画像のデータを、ステープル処理の各位置毎に記憶しており、CPU251は、この画像のデータと形成する画像のデータとを合成することによって表示すべき仕上がり画像を生成する。
【0027】
ここで、メモリ252に記憶しておくデータは、例えば、ステープル処理の位置が左下のものとしては図13に示すような画像、ステープル処理の位置が左上のものとしては図14に示すような画像のデータである。後者では前者よりも若干下側の位置に用紙が表示されているが、これは、見開きページの画像を表示する場合に画面内にきれいに収まるようにするためである。
また、メモリ252には、図15乃至図18に示すように見開き状態や最終ページの白紙の仕上がり画像も、ステープル処理の各位置毎に記憶しており、CPU251は、見開き状態や最終ページの仕上がり画像を表示する場合には、これらの画像のデータと形成する画像の縮小画像データとを合成することによって表示すべき仕上がり画像を生成する。なお、図にはステープル処理の位置が中央である場合の画像は示していないが、もちろんこれに対応する画像のデータもメモリ252に記憶している。
【0028】
さらに、メモリ252には、パンチ穴開け処理によって生じるパンチ穴の画像も記憶しており、パンチ穴開け処理が選択されている場合には、上記の合成によって生成した仕上がり画像にさらにこのパンチ穴の画像を合成して表示すべき仕上がり画像を生成する。
なお、ここでは選択し得る後処理がステープル処理と穴開け処理である場合について説明したが、これ以外の後処理が選択可能である場合や、一方のみが選択可能である場合でも、選択し得る後処理を施す加工を白紙に対して行った画像のデータ及び/又はその加工によって生じる変化(上述の場合は穴)の画像データとをメモリ252に記憶させておき、これらと形成すべき画像の縮小画像データとを合成して仕上がり画像を生成して表示するようにすればよい。
【0029】
次に、図19のフローチャートを用いて、このデジタル複写機の動作について、仕上がり画像表示の処理を中心にさらに説明する。図19は、そのデジタル複写機の動作を説明するためのフローチャートである。
このデジタル複写機の制御部は、RADF105に原稿がセットされた状態で仕上がり表示キー317が押下されると、図19のフローチャートに示した処理を開始する。
【0030】
まず、ステップS1で設定されているステープル処理の有無と位置及びパンチ穴開け処理の有無の後処理情報を取得する。次に、ステップS2で読み取りモードの設定に応じてRADF105からコンタクトガラス104上に給送して原稿の画像を読み取り、出力モードの設定に応じて画像処理を行い、出力画像データを作成してHDD216に蓄積する。出力画像1ページ分の蓄積が完了するとステップS3に進んで作成した画像数をカウントしてページ番号とする。そしてステップS4に進み、まだ読み取る原稿が残っていればステップS2に戻って処理を繰り返す。
【0031】
ステップS4で読み取りが終了していれば、ステップS5に進み、前述したようにCPU251が縮小画像データを生成してメモリ252に蓄積し、後処理情報に従って縮小画像データと予め蓄積してある白紙の画像データや穴の画像データとを合成して1ページ目の仕上がり画像を生成してLCD302に表示する。そしてステップS6に進み、戻るキー605が押下されたかどうか判断する。押下されていなければステップS7に進み、ページ選択があったかどうか判断する。ここで、ページ選択は前述のように、前ページキー603あるいは次ページキー604の押下や、テンキー318によってページ番号を入力して#キーを押下することによって行うことができる。ページ選択があれば、ステップS8に進んでCPU251が新たなページ番号の情報と後処理情報に従って仕上がり画像を生成してLCD302に表示する。そして、ステップS6に戻って処理を繰り返す。ステップS7でページ選択がなければ、そのままステップS6に戻って処理を繰り返す。
【0032】
一方、ステップS6で戻るキー605が押下されていれば、ステップS9に進み、図9に示す出力可否入力画面を表示してユーザに出力可否の選択を要求する。
どちらかが選択されるとステップS10に進んで出力を行うかどうか判断し、出力を行わない場合にはステップS11に進んで図10に示した後処理変更画面を表示して後処理の変更の入力を受け付ける。
そして、ステップS12に進んで仕上がり画面に戻るキー906が押下されたかどうか判断し、押下されていればステップS16に進んで新たに設定された後処理情報を取得してからステップS5に戻って処理を繰り返す。ステップS12で押下されていなければ、ステップS13に進んで中止キー907が押下されたかどうか判断し、押下されていれば、ステップS15に進んで図3に示した初期画面を表示して終了する。ステップS13で押下されていなければ、ステップS12に戻って処理を繰り返す。
【0033】
一方、ステップS10で出力を行うと判断した場合には、ステップS14に進み、既に述べたようにHDD216に蓄積された画像データに基づいて用紙に画像を形成し、画像形成済の用紙に設定されている後処理を施す。そして、ステップS15に進んで図3に示した初期画面を表示して終了する。
このようなデジタル複写機によれば、用紙に画像形成を行う前に操作パネルに仕上がり状態を表示させて確認することができるので、操作ミスや確認のために用紙やトナー等を無駄にすることがなく、また操作性も向上させることができる。
また、以上の実施形態では、画像形成装置の実施形態としてデジタル複写機について説明したが、この発明はプリンタやデジタル複合機のような他の画像形成装置にも適用可能であることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明の画像形成装置によれば、用紙に画像形成を行う前に操作パネルに仕上がり状態を表示させて確認することができるので、操作ミスや確認のために用紙やトナー等を無駄にすることがなく、また操作性も向上させることができる。
さらに、表示させる仕上がり画像のページを指定する手段を設けたり、第1ページと最終ページ以外の仕上がり画像を見開きの状態で表示するようにしたりすれば、ページ毎に仕上がり状態をよりわかりやすく確認できるようになり、一層設定ミスを減らすことができる。
【0035】
また、予め白紙の仕上がり画像やその変化の画像のデータを記憶しておき、表示画像データと合成して仕上がり画像を表示するようにすれば、仕上がり画像の表示がより簡易な処理で可能になる。
さらに、仕上がり画像の表示を行った後で別の後処理が選択された場合にその選択に基づいた仕上がり画像を再度表示するようにすることにより、初めの仕上がりが所望のものでなかった場合でも容易に設定を変更してその結果を確認することができ、一層操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるデジタル複写機の構成を簡単に示す図である。
【図2】そのデジタル複写機の構成を制御系を中心に示すブロック図である。
【図3】その操作パネルの構成と表示例とを示す図である。
【図4】その操作パネルのLCDにおける両面設定画面の表示例を示す図である。
【図5】同じく集約設定画面の表示例を示す図である。
【図6】この発明の実施形態であるデジタル複写機の動作を説明するための原稿の例を示す図である。
【図7】その第1ページの仕上がり画面の表示例を示す図である。
【図8】同じく第2ページ及び第3ページの仕上がり画面の表示例を示す図である。
【図9】同じく出力可否入力画面の表示例を示す図である。
【図10】同じく後処理変更画面の表示例を示す図である。
【図11】同じく後処理変更画面での後処理の変更を反映した第1ページの仕上がり画面の表示例を示す図である。
【図12】同じく第2ページ及び第3ページの仕上がり画面の表示例を示す図である。
【図13】そのデジタル複写機において予めメモリに記憶させておく画像の例を示す図である。
【図14】同じく別の画像の例を示す図である。
【図15】同じくさらに別の画像の例を示す図である。
【図16】同じくさらに別の画像の例を示す図である。
【図17】同じくさらに別の画像の例を示す図である。
【図18】同じくさらに別の画像の例を示す図である。
【図19】そのデジタル複写機の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
101:スキャナ部 102:レーザ記録部
103:後処理部 104:コンタクトガラス
105:自動両面原稿送り装置
106:スキャナユニット 107:用紙搬送部
108:レーザ書き込みユニット
109:電子写真プロセス部
210:画像処理ボード
211,232,251:CPU
212:画像処理部 213:メモリ/HDD制御部
214,231,252:メモリ
215:レーザコントロールユニット
216:HDD 217:半導体レーザ
220:CCDボード
230:マシンコントロールボード
250:オペレーションパネルボード
300:操作パネル 301:操作キー
302:LCD

Claims (5)

  1. 形成すべき画像の画像データを入力する画像データ入力手段と、該画像データを蓄積する画像データ蓄積手段と、該画像データ蓄積手段に蓄積された画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と、画像形成後の用紙に対して後処理を行う後処理手段と、その後処理の種類を選択する後処理選択手段とを有する画像形成装置において、
    前記後処理選択手段によって選択し得る後処理にはそれぞれステープル位置の異なる複数のステープル処理が含まれ、
    前記画像データ蓄積手段に蓄積された画像データを縮小サイズの画像データに変換する画像データ縮小手段と、
    白紙に対してステープル処理を行った場合の2枚の用紙の見開き状態の仕上がり画像のデータを、前記後処理選択手段によって選択し得る各位置のステープル処理毎に記憶する記憶手段と、
    縮小前の画像データに基づいて画像形成する用紙に前記後処理選択手段によって選択された後処理を施した場合の状態を示す仕上がり画像を前記縮小サイズの画像データを加工して表示する仕上がり画像表示手段とを設け
    前記仕上がり画像表示手段に、前記後処理選択手段によって選択されているステープル処理について前記記憶手段が記憶している見開き状態の仕上がり画像に前記縮小サイズの画像データを合成した仕上がり画像を表示する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記仕上がり画像表示手段によって表示する仕上がり画像のページを指定する仕上がりページ指定手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記後処理選択手段によって選択し得る後処理には穴開け処理も含まれ、前記仕上がり画像表示手段は、前記後処理選択手段によって選択された後処理の種類に従って白紙に対して前記ステープル処理を行った画像のデータと前記穴開け処理によって生じる穴の画像データと前記縮小サイズの画像データとを合成して前記仕上がり画像を表示する手段であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記仕上がり画像表示手段は、前記後処理選択手段によってステープル処理が選択された場合には第1ページと最終ページ以外のページについて前記見開き状態の仕上がり画像に前記縮小サイズの画像データを合成した仕上がり画像を表示することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記仕上がり画像表示手段は、前記仕上がり画像を表示した後で前記後処理選択手段によって新たに後処理の選択が行われた場合には該選択に基づいて再度前記仕上がり画像を表示する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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