JP2008268598A - 画像形成装置、画像形成システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】サンプル印刷出力要求に応じて、実行中の印刷ジョブを中断させることなく、所定の排紙先へサンプル印刷出力を実行する画像形成装置、画像形成システム、プログラムおよび記録媒体を提供すること。
【解決手段】本発明の画像形成装置100は、当該画像形成装置100で指定可能な排紙先からサンプル印刷出力の排紙先を判定する排紙先判定手段232と、印刷ジョブを印刷プロセス単位に分割し、印刷出力を制御する印刷制御手段234とを含み、サンプル印刷出力要求に応答して、判定された排紙先を指定するサンプル印刷出力のための印刷プロセスを割込ませ、サンプル印刷出力を制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に関し、より詳細には、サンプル印刷出力要求に応じて、実行中の印刷ジョブを中断させることなく、所定の排紙先へサンプル印刷出力を実行する画像形成装置、画像形成システム、プログラムおよび記録媒体に関する。
近年、印刷機やデジタル複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置の高速化および耐久性の向上に伴い、大量印刷が可能となった。しかしながら、実際には、画像形成装置は、感光体、給紙用や搬送用のコロやローラなどの劣化に起因して、印刷処理回数が増大するにつれ、用紙先端レジストの誤差、スキューや画像濃度変調などの経時的な品質低下を生じさせる。これらの経時変化を完全に抑制する技術は、まだ確立されてはいない。このような背景から、高品質の印刷を安定的に行うためには、所定の頻度で印刷物の品質の経時変化を確認することが要求され、従来では、運転中の印刷動作を一時中断して、実際の印刷物を目視にて確認することにより対応していた。
印刷物の仕上がり品質の確認に関連して、特開2005−234328号公報(特許文献1)は、複写物の画像形成状態やストック状態を表示部上で目視確認することを目的として、複写機から出力された複写物を撮像するためにストック装置に設けられた表面撮像部と、この表面撮像部によって撮像された複写物を表示する表示部とを備えたシステムを開示する。
また、同様に印刷物の仕上がり品質の確認に関連して、1部数単位の用紙束をサンプル印刷出力する試し印刷と呼ばれる機能を備える画像形成装置が知られている。この従来技術は、本番の印刷出力を開始する前に、ユーザ指定の印刷設定による試し印刷を実行し、実際にサンプル印刷出力された印刷物を目視にて確認し、印刷ジョブを開始するか否かの判断を行うことを可能とするものである。その他、この試し印刷に関連して、コピー動作中に次の原稿画像の読取りを可能とする拡張予約コピーの際にも試しコピー印刷を行えるように、現在実行中の複写画像の形成工程を中断して、つぎの原稿画像の試しコピー印刷を行わせる試みなども知られている。
その他、印刷物の仕上がり確認に関連して、両面印刷や集約印刷などの編集機能を用いた印刷出力の際、設定ミスによる無駄な印刷出力を省くために、仕上がり予想状態を表示画面上で確認をできるようにしたものも知られている。
特開2005−234328号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、仕上がりチェックのためにCCD(Charge Coupled Device)カメラなどの撮像手段と、液晶表示装置などの表示手段を備える必要があり、印刷設備が高コスト化するという問題があった。また、この従来技術では、撮像画像を介した確認が行えるものの、実際の印刷画像を確認するものではなく、充分な精度で仕上がり品質を確認できないという問題点もあった。
また実際の印刷物を確認するためには、従来では、上述のように印刷動作を一時中断する必要があり、特に大量印刷を行う際には、印刷動作の中断は、生産性の低下に直結し、著しく損害を生じさせるという問題があった。また上記の試し印刷機能も同様に、印刷動作中に印刷物の経時変化を確認するために試し印刷を行おうとする場合には、実行中の印刷動作を中断する必要があるという問題があった。
また画像濃度などの印刷画像の品質を確認する目的では、1部全体の印刷物を確認することは必ずしも要せず、任意の転写紙1枚について印刷画像を確認すれば良いという要望もあった。しかしながら、上記の試し印刷機能は、集約数、変倍率、画像濃度や両面印刷指定などユーザ指定の印刷設定によって所望の仕上がりが得られるか否かを判断することを目的としているため、試し印刷は、用紙束1部数単位を対象としており、転写紙1枚単位を対象とすることができなかった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、要求に応答して、実行中の印刷動作を中断させることなく、最適な排紙先にサンプル印刷出力を行うことを可能とし、もって、生産性を低下させることなく、効率的に印刷物の画像品質を確認することを可能とする画像形成装置、画像形成システム、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、当該画像形成装置で指定可能な排紙先からサンプル印刷出力の排紙先を判定する排紙先判定手段と、印刷ジョブを印刷プロセス単位に分割して、印刷出力を制御する印刷制御手段とを含み、サンプル印刷出力要求に応答して、排紙先判定手段により判定された排紙先を指定するサンプル印刷出力のための印刷プロセスを割込ませ、サンプル印刷出力を制御する画像形成装置との構成を採用する。
印刷制御手段は、転写部材1枚単位に分割された印刷プロセスを管理し、スケジュールに従って画像形成装置が備えるプロッタ・エンジンに対して印刷要求を行う。排紙先判定手段は、例えば、当該画像形成装置が指定可能な排紙先の中から、サンプル印刷出力の排紙処理に関して考慮すべきすべての条件に合致し、かつ、最も上位の優先順位を有する排紙先を、サンプル印刷出力の排紙先として判定する。画像形成装置は、サンプル印刷出力のための印刷プロセスをスケジュールに割込ませることによって、実行中の印刷動作を中断させることなく、最適な排紙先へのサンプル印刷出力を実現する。これにより、画像形成装置が出力する印刷物のレジスト誤差、スキュー、画像濃度変調などの画像品質の経時変化をオンデマンドに確認することが可能となる。
サンプル印刷出力のための印刷プロセスとしては、例えば、実行中印刷ジョブの任意の印刷プロセスの複製とすることができ、サンプル印刷出力要求の後、次に開始される予定の印刷プロセスの複製、サンプル印刷出力要求時に実行中であった印刷プロセスの複製とすることができる。また画像形成装置は、例えば、サンプル印刷出力要求時に実行中であった印刷プロセスが完了した後に、サンプル印刷出力のための印刷プロセスを割込ませることができる。
すなわち本発明によれば、サンプル印刷出力を実行する画像形成装置であって、前記画像形成装置は、
当該画像形成装置で指定可能な排紙先から前記サンプル印刷出力の排紙先を判定する排紙先判定手段と、印刷ジョブを印刷プロセス単位に分割し、印刷出力を制御する印刷制御手段とを含み、
前記画像形成装置は、サンプル印刷出力要求に応答して、前記排紙先判定手段により判定された排紙先を指定する前記サンプル印刷出力のための印刷プロセスを割込ませ、サンプル印刷出力を制御する、画像形成装置が提供される。
前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先について、サンプル印刷出力の排紙処理に関する条件に合致するか否かを判定し、前記条件に合致する排紙先を前記サンプル印刷出力の排紙先として判定することができる。また前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先について、積載可能な転写部材の最大数量に達しているか否かを判定し、達していないことを条件として前記サンプル印刷出力の排紙先を判定することができる。さらに前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先について、実行中の印刷ジョブの排紙先として指定されているか否かを判定し、指定されていないことを条件として前記サンプル印刷出力の排紙先を判定することができる。
さらに、前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先について、割込ませる前記印刷プロセスの印刷設定が排紙可能な印刷設定であるか否かを判定し、排紙可能な印刷設定であることを条件として前記サンプル印刷出力の排紙先を判定することができる。また、前記排紙可能な印刷設定であるかか否かの判定を、転写部材のサイズおよび転写部材の種類、またはこれらの少なくとも一方の印刷設定について行なうことができる。
さらに画像形成装置は、前記排紙先判定手段が条件に合致する排紙先を判定できなかった場合に、サンプル印刷出力ができない旨の通知を行うためのユーザ通知手段をさらに含むことができる。前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先の中から選択された指定排紙先が登録されている指定排紙先情報を参照して、前記指定排紙先が前記条件に合致した場合に、前記指定排紙先を前記サンプル印刷出力の排紙先として判定することができる。また、前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先を優先順位とともに登録した排紙先優先順位情報を参照して、登録された排紙先の中から前記条件に合致する最上位の優先順位のものを検索し、検索された排紙先を前記サンプル印刷出力の排紙先として判定することができる。さらに、前記画像形成装置は、前記指定排紙先および前記指定可能な排紙先の優先順位、またはこれらの少なくとも一方の設定を行うためのユーザ・インタフェース手段をさらに含むことができる。
また本発明によれば、上記の画像形成装置と、前記画像形成装置により印刷出力された転写部材の排紙先を提供するスタッカ装置またはフィニッシャ装置と含み構成される、画像形成システムが提供される。さらに本発明によれば、画像形成装置を、上記の各手段として機能させるための装置実行可能なプログラムが提供される。さらに本発明によれば、上記の各手段として、画像形成装置を機能させるための装置実行可能なプログラムを記録した装置可読な記録媒体が提供される。
以下、本発明の実施形態を説明するが、本発明の実施形態は、以下の実施形態に限定されるものではない。なお本実施形態では、画像形成装置の一例として、コピー、ファクシミリ、スキャナ、プリント等の画像を扱う複合機能を有する複合機100を用いた例を説明する。
図1は、複合機100の実施形態を示す。本実施形態の複合機100は、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)101と、コンタクトガラス106と、画像読取ユニット150と、画像形成ユニット157と、転写・定着ユニット130とを含み構成される。ADF101は、原稿台102と、給送ローラ103と、給送ベルト104と、排送ローラ105と、原稿セット検知センサ107とを含み構成され、給送ローラ103、給送ベルト104および排送ローラ105は、モータ駆動されている。ADF101は、給送ローラ103および給送ベルト104によって、原稿台102にセットされた原稿束の一番上方の原稿から順にコンタクトガラス106上の所定位置へ搬送し、また給送ベルト104および排送ローラ105によって、画像読取りが完了した原稿を排出する。ADF101は、原稿セット検知センサ107によって、原稿台102に残されている原稿を検知し、すべての原稿の画像読取りが完了するまで、順次、原稿の給送および排送を行なう。
画像読取ユニット150は、露光ランプ151と、第1ミラー152と、第2ミラー155と、第3ミラー156と、レンズ光学系153と、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ154とを含み構成される。画像読取ユニット150は、露光ランプ151から光を放射させ、コンタクトガラス106上の原稿により反射された反射光を、第1ミラー152、第2ミラー155および第3ミラー156により反射させ、レンズ光学系153を経由させて、CCDイメージセンサ154へ導き、画像読取りを行なう。
画像形成ユニット157は、レーザ出力ユニット158と、結像レンズ光学系159と、ミラー160と、感光体ドラム115とを含み構成される。画像形成ユニット157は、レーザ出力ユニット158から光ビームを放射させ、放射された光ビームを、結像レンズ光学系159およびミラー160を経由させて、感光体ドラム115へ照射し、感光体ドラム115を像状露光し、静電潜像を形成する。
形成された静電潜像は、感光体ドラム115が回動するにつれて現像ユニット127へと搬送される。静電潜像は、現像剤により現像され、感光体ドラム115上に現像剤像が形成され、担持される。現像剤像は、感光体ドラム115の回動につれて、転写・定着ユニット130へと搬送される。転写・定着ユニット130は、給紙カセット108〜110と、給紙ユニット111〜113と、縦搬送ユニット114と、搬送ベルト116と、定着ユニット117とを含み構成される。各給紙カセット108〜110に積載された転写部材(以下、転写紙として説明する。)は、それぞれ各給紙ユニット111〜113によって給紙され、縦搬送ユニット114により感光体ドラム115に当接する位置まで搬送される。なお、転写部材は、いわゆる紙に限定されるものではなく、プラスチックシート、紙に樹脂等をコーティングしたシートなどを含む、画像転写可能な部材を採用することができる。
感光体ドラム115上の現像剤像は、転写バイアス電位の下で搬送ベルト116に静電吸着された転写紙に転写され、転写後、転写紙上に画像が形成される。形成された画像は、定着ユニット117により定着される。定着後の印刷物は、排紙ユニット118により、後処理装置120に排紙される。また印刷物は、両面印刷を行う場合には、分離爪172を上側にセットすることにより、後処理装置120に導かれずに、両面印刷用給紙ユニット171に一旦ストックされる。その後、両面印刷用給紙ユニット171にストックされた印刷物は、裏面に画像を転写するために再給紙される。画像が両面に形成され定着された両面印刷物は、分離爪172を下側にセットすることにより、後処理装置120に導かれる。
後処理装置120は、複合機100と接続され、排紙トレイ121と、ステープル・トレイ122と、落下トレイ123とを含み構成される。さらに後処理装置120は、排紙トレイ121上に排紙するための通常搬送ローラ125および通常排紙ローラ124と、ステープル・トレイ122上に排紙するためのステープラ搬送ローラ128およびステープラ排紙ローラ129と、排紙トレイ121方向とステープル・トレイ122方向とに搬送方向を切換える分岐切換板126とを含み構成される。図に示した実施形態では、分岐切換板126が上方向に切換られることにより、通常搬送ローラ125方向に転写紙が導かれ、下方向に切換られることにより、ステープラ搬送ローラ128方向に転写紙が導かれる。ステープル・トレイ122に排紙された転写紙は、印刷設定に応じて、一枚排紙されるごとに、紙揃え用ジョガー132により紙端面が揃えられ、一部数分の印刷が完了する毎にステープラ131によって綴じられる。ステープラ131によって綴じられた転写紙の束は、自重によって落下トレイ123に収納される。排紙トレイ121は、前後に移動可能に構成され、転写紙1枚毎に、または転写紙の束の一部数毎に、前後に移動することにより仕分けを行なう。
なお本実施形態では、排紙ユニット118によって、後処理装置120に排紙される構成として説明したが、複合機100と他装置とが接続される実施形態においては、接続される装置構成に応じた排紙先へと印刷物を搬送させることができる。また本実施形態では、感光体ドラム115は、単一の構成として説明してきたが、ブラック、シアン、マゼンダ、イエローなどの複数の感光体ドラム、および対応する画像形成ユニット157を採用することにより、多色印刷出力が可能に構成することもできる。
図2は、本実施形態の複合機100のハードウェア構成を示す。本実施形態の複合機100は、システム・コントローラ部10と、システム・コントローラ部10と接続する操作部12と画像入出力部14とから構成され、コピー、スキャナ、ファクシミリ、プリンタなどの複数の機能を備えている。これらの要素は画像データや制御指令を伝送する画像データ・バス18を介して接続される。
システム・コントローラ部10は、CPU20と、NVRAM32と、RAM34と、ROM36とを含み、後述する各機能を実現するための制御プログラムをROM36から読出し、RAM34を作業領域としてCPU20の制御のもと、各機能を実現している。NVRAM32には、複合機100のシステム構成、後述する排紙先設定情報および排紙先で排紙可能な用紙に関する情報など、システム全体の情報を格納している。
システム・コントローラ部10は、ネットワークI/Fコントローラ38と、システムI/F22と、メモリコントローラ24と、画像メモリ26と、バッファ28と、ハードディスクドライブ・コントローラ(HDDC)30とを含む。ネットワークI/Fコントローラ38は、外部のネットワークを介した通信制御を実行し、システムI/F22は、CPU20の命令により複合機100内で処理される読取画像データや印刷画像データのデータ転送制御を実行する。画像メモリ26は、読取画像データなどを一時的に格納するための作業用記憶領域を提供し、バッファ28は、入出力画像データのデータ転送の際に、速度変換のための一時的な記憶領域を提供する。HDDC30は、画像データ・バス18を介して接続されるハードディスクドライブ(HDD)16に対する画像データの入出力制御を実行する。メモリコントローラ24は、画像メモリ26とHDDC30と画像データ・バス18間の画像データの入出力制御を行っている。
操作部12は、CPU40と、RAM42と、ROM44と、入力装置46と、表示装置48とを含み構成され、操作部12の制御プログラムをROM44から読出し、RAM42を作業領域としてCPU40の制御のもと、表示装置48へ画面表示を制御し、入力装置46に対する入力を監視している。入力装置46は、オペレータからの動作設定などの入力操作を受付ける。表示装置48は、オペレータにシステム状態や警告表示などを通知するために使用される。
画像入出力部14は、CPU50と、RAM52と、ROM54と、画像読取ユニット部56と、画像形成ユニット部58とを含み構成され、CPU50は、画像入出力部14の全体の制御を実行し、ROM54は、その制御のためのプログラムを格納し、RAM52は、CPU50の作業記憶領域を提供する。画像読取ユニット部56は、光学スキャナを制御して原稿上の画像を読取り、画像形成ユニット部58は、印刷用紙上にトナーなどを転写して定着させ、印刷画像データの印刷出力を制御する。
上記構成により、例えば、読取り動作では、画像読取ユニット部56から読取られた読取画像データは、システムI/F22を介して画像メモリ26に一時的に格納され、バッファ28と画像データ・バス18を経由して、HDD16へ転送される。一方、印刷動作では、HDD16から印刷画像データがシステムI/F22を介して転送され、画像メモリ26へ一時的に展開され、画像データ・バス18を介して、画像形成ユニット部58へ転送され、印刷出力される。
図3は、本実施形態の複合機100のソフトウェア構成を示す。本実施形態の複合機100は、複合機としての機能を提供するための各種アプリケーション62〜70からなるアプリケーション層60と、プラットフォーム層80と、エンジン・インタフェース(I/F)74を介してプラットフォーム層80と通信するスキャナ・エンジン76およびプロッタ・エンジン78を含むエンジン層98とを含み構成される。
アプリケーション層60は、プリンタ、コピー、ファックスやスキャナなどの画像読取および画像形成に関連するユーザ・サービスに固有の処理を行い、図3に示した実施形態では、コピー機能を提供するコピー・アプリケーション(CA)62と、ファクシミリ機能を提供するファックス・アプリケーション(FA)64と、スキャナ機能を提供するスキャナ・アプリケーション(SA)66と、ネットワークファイル機能を提供するネットファイル・アプリケーション(NA)68と、プリンタ機能を提供するプリンタ・アプリケーション(PA)70とを含み構成される。
プラットフォーム層80は、OS96とともにアプリケーション62〜70からの処理要求を解釈して、ハードウェア資源の獲得要求を発生する各制御サービス82〜92と、1つまたは複数のハードウェア資源の管理を行い、制御サービス82〜92からの獲得要求を調停するシステムリソース管理部(SRM)94とを含み構成される。OSとしては例えば、UNIX(登録商標)を採用することができるが、WINDOWS(登録商標)やその他いかなるOSを採用することができる。各種制御サービスとしては、図3に示した実施形態では、エンジン制御サービス(ECS)82と、メモリ制御サービス(MCS)84と、オペレーション制御サービス(OCS)86と、ネットワーク制御サービス(NCS)88と、イメージ・メモリ・ハンドラ(IMH)90、システム制御サービス(SCS)92とを含んで構成されている。
SCS92は、各種アプリケーションの管理、システム画面表示やLED表示などのユーザ・インタフェース(I/F)の制御、ハードウェア資源の管理、割込みアプリケーションの制御などを行う。ECS82は、各アプリケーション62〜70から受信したジョブを、一枚単位の原稿、転写紙レベルの印刷プロセスを分割して、該印刷プロセスを管理し、読取動作や印刷動作を制御する。MCS84は、1つのジョブ中の画像データをファイルとして管理する。OCS86は、オペレータと本体制御との間のインタフェースとなる操作部12の制御を行う。IMH90は、一時的に画像データを格納するメモリ領域を管理し、画像転送などの画像関連処理を制御する。NCS88は、ネットワークI/Fコントローラ38を制御して、複合機100をイーサネット(登録商標)と接続させ、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用可能なサービスを提供する。
プラットフォーム層80とアプリケーション層60との間には、アプリケーション・プログラム・インタフェース(API)72を有し、プラットフォーム層80は、API72に含まれる予め定義された関数により、各種アプリケーション62〜70からの処理要求を受付けている。
複合機100は、上述のソフトウェア群により、画像読取ユニット部56、画像形成ユニット部58、HDD16などのハードウェア資源が制御され、ユーザI/Fを介したユーザ指令や、ネットワークを介した外部装置からの入力に応答して、各種設定や画像読取りや印刷出力などを実行する。
なお、上述のアプリケーションおよび制御サービス、ハードウェア資源は、種々の組み合わせにより構成することができ、例えば、特定の用途、機種に対応して追加・削除することができる。また、図3に示した実施形態では、複合機としての各アプリケーションや制御サービスにおける共通部分を抽出して、プラットフォーム化した構成として参照したが、複合機100のハードウェアおよびソフトフェアの構成は、特に限定されるものではない。
図4は、本実施形態の複合機100が備えるオペレーションパネルの概略を示す。図4に示したオペレーションパネル220は、印刷開始指示を受領するための「PRINT」ボタン212と、印刷動作を停止させたり、入力をクリアする指示を受領するための「CL/STOP」ボタン214と、サンプル印刷出力の開始指示を受領するための「試し印刷」ボタン216と、各種設定画面の呼出し指示を受領するための「初期設定」ボタン208と、数字を入力するためのテンキー218と、表示装置と入力装置が一体となったタッチパネル210とを含み構成される。
オペレータは、タッチパネル210に表示されたグラフィカル・ユーザ・インタフェース(以下、GUIと参照する。)を押下することによって、両面印刷の指定、集約印刷や分割印刷の指定、給紙カセットの選択指定、そのほか濃度調整など、予め印刷設定を行い、続いて「PRINT」ボタン212を押下することによって、ジョブの開始指示を複合機100に対して行うことができる。またオペレータは、「初期設定」ボタン208を押下することにより、各種設定画面を呼出し、タッチパネル210に表示されたGUIを押下することによって、ユーザ指定の排紙先や排紙先の優先順位などを含む排紙先設定情報を設定することができる。さらにオペレータは、「試し印刷」ボタン216を押下することによって、サンプル印刷出力の開始指示を複合機100に対して行うことができる。なお、オペレーションパネル220への操作は、OCS86により検知され、ECS82を含むプラットフォーム層80の各サービスへ通知される。
図5は、複合機100を含み構成される画像形成システム200の実施形態を示した構成図である。図5に示した画像形成システム200は、複合機100と、スタッカ180,184と、後処理装置190とを含み構成される。これらの装置は、例えばシリアル接続により複合機100と接続され、複合機100により動作が制御され、連動して画像形成動作、紙搬送および後処理動作を実行する構成とされている。
複合機100は、ADF101と、給紙カセット108〜110と、自機の排紙先としての本体トレイ178とを含み構成されている。スタッカ180、184は、印刷出力された転写紙を積載可能に構成され、それぞれ複合機100からの排紙先のひとつとして指定可能とされている。ここで、スタッカ180のトレイをスタッカ1トレイ182、スタッカ184のトレイをスタッカ2トレイ186として参照する。後処理装置190は、上トレイ192と、フィニッシャ上トレイ194と、フィニッシャ下トレイ196とを含み、それぞれ複合機100からの排紙先のひとつとして指定可能に構成されている。
図5に示した画像形成システム200では、複合機100自身の本体トレイ178、スタッカ1トレイ182、スタッカ2トレイ186、上トレイ192、フィニッシャ上トレイ194、フィニッシャ下トレイ196が、複合機100で指定可能な排紙先として構成され、本実施形態では、サンプル印刷出力時の排紙先は、排紙先設定情報、他の印刷ジョブで指定されている排紙先、各排紙先での転写紙の積載状況や排紙先で排紙可能な用紙情報などに応じて判定される。また画像形成システム200の複合機100、スタッカ180、スタッカ184および後処理装置190は、自身が備える各トレイについて、転写紙の積載数量が積載可能な最大数量に達したことを検出するセンサ手段を備え、各トレイが満杯になったことを検知する。複合機100は、例えばシリアル接続を介して接続する装置に問合わせまたは通知を受信して、指定可能な排紙先について、積載数量が積載可能な最大数量に達したか否か、つまり排紙先が満杯であるか否かを判定する。
以下、サンプル印刷出力機能について詳細な説明を行う。図6は、本実施形態の複合機100が有するサンプル印刷出力機能についての主要構成を示したブロック図である。複合機100は、プロッタ・エンジン78と、ECS82と、OCS86と、アプリケーション230とを含み構成される。アプリケーション230は、図3に示したアプリケーション層60のうちの印刷出力処理を含むアプリケーションに対応し、コピー・アプリケーション62、プリンタ・アプリケーション70またはファックス・アプリケーション64とすることができる。アプリケーション230は、オペレーションパネル220、IEEE1294やUSBなどのパラレルまたはシリアルI/F、またはネットワークI/Fなどを介して、オペレータからのジョブ実行要求を受領して、印刷出力処理を含むジョブ(以下、印刷ジョブとして参照する)を開始させ、印刷ジョブスタート要求をECS82に対して発行する。なお、印刷ジョブスタート要求には、排紙先設定、両面印刷指定や集約印刷指定などの編集設定、後処理設定、用紙設定、印字設定、リピート部数設定や印刷濃度設定など、種々の印刷出力に関連する印刷パラメータが付属される。
ECS82は、印刷制御部234と、排紙先判定部232とを含み構成される。印刷ジョブスタート要求を受信すると、印刷制御部234は、印刷ジョブスタート要求に付属された印刷パラメータに応じて印刷ジョブを転写紙1枚単位の印刷プロセスに分割し、その実行スケジュールを管理する。印刷制御部234は、印刷ジョブの進行に応じて、順次、給紙トレイの紙積載の有無やトナー残量の有無の確認など、印刷実行条件の成立を確認しながら、転写紙1枚単位の印刷プロセスの印刷出力要求をプロッタ・エンジン78に対して発行し、印刷出力を制御する。印刷出力要求を受信したプロッタ・エンジン78は、要求された転写紙1枚単位の印刷プロセスの印刷動作を実行し、出力された印刷物は、指定の排紙先に向けて搬送される。
以下、コピー・アプリケーション62によるコピージョブを例として、ECS82の機能について詳述する。オペレータからのコピージョブの実行指示を受領した場合には、ADF101による原稿の給送が開始され、ECS82の制御の下、スキャナ・エンジンにより原稿の画像読取処理が行われ、ページ数mの原稿1枚単位の読取画像データがHDD16などに一時的に格納される。ECS82は、電子ソーティング機能を利用して、1部当たりページ数mの印刷出力要求をリピート部数n回分、プロッタ・エンジン78に対して発行し、所定部数の印刷出力を行なわせる。プリント・アプリケーション70によるプリントジョブの場合も同様に、ホストコンピュータなどから受取った印刷制御命令から、転写紙1枚単位の印刷画像データが生成され、ECS82は、ページ数m×リピート部数n回分の印刷出力要求をプロッタ・エンジン78に対して発行し、所定部数のプリント出力を行なわせる。
さらに本実施形態の印刷制御部234は、「試し印刷」ボタン216の押下を検知したOCS86からのサンプル印刷出力要求の通知を受領して、サンプル印刷出力のための所定の印刷プロセスを割込ませる。この所定の印刷プロセスとしては、例えば、現在実行中の印刷ジョブの印刷プロセスであって、次にプロッタ・エンジン78に対して印刷出力要求を発行する予定であった転写紙1枚単位の印刷プロセスを複製したものとすることができる。サンプル印刷出力のための所定の印刷プロセスとしては特に限定されるものではなく、他の実施形態では、現在実行中の印刷ジョブの印刷プロセスであって、サンプル印刷出力要求時に印刷処理中であった印刷プロセスを複製したものとすることもできる。さらに他の実施形態では、所定の印刷プロセスとして、先端レジスト誤差、スキュー画像濃度変調を確認するために最適化され、予め用意されたサンプル画像データに対応する印刷プロセスとし、使用する用紙サイズや用紙種類における画像品質確認を行なえるように、現在実行中の印刷プロセスの設定に応じた印刷設定を有する印刷プロセスとすることができる。また、所定の印刷プロセスは、単一または複数の転写紙1枚単位の印刷プロセスとしてもよい。
また、サンプル印刷出力の排紙先は、所望の排紙先を指定可能に構成され、排紙先判定部232は、NVRAM32に格納される排紙先設定情報236、排紙可能用紙情報238を参照して、当該複合機100が指定可能な排紙先の中から、考慮すべき条件に合致する排紙先をサンプル印刷出力の排紙先として判定する。また排紙先判定部232は、現在実行中の印刷ジョブが指定する排紙先、各排紙先の転写紙の積載状況を確認して、サンプル印刷出力の排紙先を判定する。印刷制御部234は、排紙先判定部232により判定された排紙先を指定して、プロッタ・エンジン78に対して印刷出力要求を行なう。
排紙先の判定の際に参照される排紙先設定情報236は、サンプル印刷出力を指示する際にオペレーションパネル220を介して入力設定されたものとすることができ、または、「初期設定」ボタン208の押下によって呼出された設定画面のGUIを介して、サンプル印刷出力の設定情報として予め設定されたものとすることができる。排紙先の判定処理の際に参照される排紙可能用紙情報は、各排紙先が排紙可能な用紙サイズに関する情報、用紙種類に関する情報を含むことができ、複合機100自身のシステム情報、または複合機100に接続された装置に関する情報として、予め取得されたものを使用することができる。
以下、サンプル印刷出力機能における処理フローを説明する。図7は、本実施形態の複合機100が実行するサンプル印刷出力の処理フローを示すフローチャートである。図7に示した制御は、ステップS100から開始され、ステップS101で、オペレータからの印刷設定を受付け、印刷ジョブを開始するための準備を行う。ステップS102では、例えば「PRINT」ボタン212の押下によるオペレータからの印刷ジョブ実行要求を受領したか否かを判定する。ステップS102で、まだ印刷ジョブ実行要求を受領していないと判定された場合(NO)には、処理を再びステップS102へ分岐させ、印刷ジョブ実行要求を受領するまでループを繰返させる。
ステップS102で、印刷ジョブ実行要求を受領したと判定された場合(YES)には、処理をステップS103へ分岐させ、ステップS103では、アプリケーション230からECS82に対して印刷ジョブスタート要求が発行され、印刷制御部234は、印刷ジョブスタート要求に含まれる印刷パラメータに応じて印刷ジョブを転写紙1枚単位の印刷プロセスに分割し、実行のスケジュール管理する。なお、印刷ジョブスタート要求に含まれる印刷パラメータには、通常印刷についての排紙先指定が含まれている。
ステップS104では、これから出力する予定の印刷プロセスの印刷実行条件が成立しているか否かを判定する。ステップS104の印刷実行条件の判定では、例えば、予定の印刷プロセスに設定されている給紙元の給紙カセットが閉じられているか否か、給紙カセットに転写紙が有るか否か、トナー残量が充分有るか否かといった項目について確認が行なわれ、印刷実行条件が成立していない場合(NO)には、エラー通知を行い、印刷実行条件が成立するまで処理をループさせ、待機する。ステップS104の判定で、印刷実行条件が成立したと判定された場合(YES)には、処理をステップS105へ分岐させる。
ステップS105では、サンプル印刷出力要求の通知を受領したか否かを判定する。ステップS105の判定で、サンプル印刷出力要求の通知を受領していなかった場合(NO)には、処理をステップS106へ分岐させる。ステップS106では、印刷制御部234は、予定されている印刷プロセスの印刷出力要求をプロッタ・エンジン78に対して発行する。印刷出力要求を受領したプロッタ・エンジン78は、当該印刷プロセスにかかる印刷を実行し、出力された用紙は、ステップS101において設定された排紙先へ搬送される。
ステップS107では、ステップS106での印刷出力要求によって、印刷ジョブ中のすべての印刷プロセスについて印刷出力要求を発行したか否かを判定する。ステップS107の判定で、すべての印刷プロセスについての印刷出力要求の発行が完了していた場合(YES)には、ステップS108へ処理を分岐させる。ステップS108では、印刷ジョブ中のすべての印刷プロセスについて、プロッタ・エンジン78によって印刷出力が正常に完了されたか否かを判定し、完了していないと判定された場合(NO)には、処理をループさせ、すべて正常に完了するまで待機する。ステップS107の判定で、すべて正常に完了していたと判定された場合(YES)には、ステップS109へ分岐させ、処理を終了させる。ステップS107の判定で、印刷ジョブ中の、すべての印刷プロセスの印刷出力要求の発行が完了していないと判定された場合(NO)には、処理を再びステップS104へ分岐させ、印刷ジョブ中のすべての印刷プロセスについて、順次処理を繰返す。
一方、ステップS105の判定で、サンプル印刷出力要求を受領したと判定された場合(YES)には、処理をステップS110へ分岐させる。ステップS110では、印刷制御部234は、排紙先決定部232に対してサンプル印刷出力の排紙先の判定要求を発行し、判定結果を受取る。サンプル印刷出力の排紙先の判定処理については後述する。ステップS111では、印刷制御部234は、排紙先決定部232により判定された排紙先を指定して、サンプル印刷出力のための印刷プロセスをスケジュールに割込ませる。この後、ステップS106で印刷制御部234は、サンプル印刷出力のための印刷プロセスの印刷出力要求をエンジンに対して発行し、サンプル印刷出力を実行する。そして、サンプル印刷出力された印刷物は、判定された排紙先に搬送される。サンプル印刷出力が実行された後、次のサイクルのステップS106において、サンプル印刷出力のために遅延させられた、当初予定されていた印刷プロセスが実行されることとなる。
以下、サンプル印刷出力の排紙先の判定について、詳細を説明する。図8は、ユーザ指定排紙先を設定するためのGUIの実施形態を示す。図8に示したGUI400は、オペレーションパネル220のタッチパネル210に表示され、サンプル印刷出力の際の排紙先設定である旨のタイトル表示と、排紙先の選択を求める旨のメッセージと、「キャンセル」ボタン402と、「設定」ボタン404と、当該複合機100で指定可能な排紙先から選択して排紙先を指定するための排紙先指定ボタン406〜416とを含み構成される。排紙先指定ボタン406〜446は、排紙先の名称を表示する。なおGUI400は、例えば、オペレーションパネル220の「初期設定」ボタン208を押下することによって表示される設定メニューから呼出すことができる。
排紙先指定ボタン406〜416は、それぞれ指定可能な排紙先に対応し、オペレータからの指示を待受ける。GUI400が表示されたタッチパネル210上で排紙先指定ボタン406〜416の押下に応答して、対応した排紙先を選択中の排紙先としてメモリに保持する。図8では、「本体トレイ」ボタン406がグレー表示され、現在選択中であることを示している。「設定」ボタン404は、オペレータからの指示を待受け、「設定」ボタン404の押下に応答して、選択された排紙先をユーザ指定排紙先としてNVRAM32に格納する。「キャンセル」ボタン402は、オペレータからの指示を待受け、ボタンの押下に応答して、設定をキャンセルする。
図9は、サンプル印刷出力の排紙先を判定する際の優先順位を設定するためのGUIの実施形態を示す。図9に示したGUI420は、タッチパネル210に表示され、サンプル印刷出力の際の排紙先の優先順位に関する設定である旨のタイトル表示と、排紙先の選択を求める旨のメッセージと、「キャンセル」ボタン422と、「設定」ボタン424と、当該複合機100で指定可能な排紙先について、優先順位を指定するための優先順位指定ボタン426〜436とを含み構成される。優先順位指定ボタン426〜436は、排紙先の名称と、数字による優先順位とが示されている。なおGUI420は、例えば、オペレーションパネル220の「初期設定」ボタン208を押下して表示される設定メニューなどから呼出される。
優先順位指定ボタン426〜436は、それぞれ指定可能な排紙先に対応し、オペレータからの指示を待受ける。GUI420が表示されたタッチパネル210上で優先順位指定ボタン426〜436の押下に応答して、対応した排紙先に優先順位を割振り、メモリに保持する。優先順位の指定は、例えば、押下された順に優先順位を割振る構成とすることができる。図9に示した例では、「上トレイ」ボタン432、「本体トレイ」ボタン426、「スタッカ1トレイ」ボタン434、「スタッカ2トレイ」ボタン436、「フィニッシャ下トレイ」ボタン428、「フィニッシャ上トレイ」ボタン430の順に押下された場合に対応し、排紙先と表示の優先順位とを対応づけてメモリ上に保持している。「設定」ボタン424は、オペレータからの指示を待受け、「設定」ボタン424の押下に応答して、メモリ上に保持する排紙先優先順位を排紙先優先順位情報としてNVRAM32に格納する。「キャンセル」ボタン422は、オペレータによるボタンの押下に応答して、設定をキャンセルする。
図10は、図9に示したGUIによって設定される排紙先優先順位情報のデータ構造の実施形態を示す。図10に示した排紙先優先順位情報380は、複合機100が指定可能な排紙先と、優先順位とを対応付け、優先順位の番号がエントリされるフィールド380aと、排紙先がエントリされるフィールド380bとを含み構成される。なお図6に示した排紙先設定情報236は、当該排紙先優先順位情報380と、図8のGUIによって設定されたユーザ指定排紙先の情報とを含むものに対応する。本実施形態の排紙先判定部232は、排紙先設定情報236を参照して、考慮すべき条件に合致する範囲において、ユーザ指定排紙先を最上位とし、可能なかぎり上位の優先順位を有する排紙先をサンプル印刷出力の排紙先として判定する。
図11は、排紙先判定処理の際に参照される排紙可能用紙種類情報のデータ構造の実施形態を示す。図11に示した排紙可能用紙種類情報300は、各排紙先トレイについて、各用紙種類が排紙可能か否かを登録する。排紙可能用紙種類情報300は、用紙種類を指定する列304〜310と、排紙先トレイを指定する行312〜322とを含み構成され、行および列によって特定されるセル324は、指定された排紙先トレイにおいて、指定された用紙種類の排紙が「可」であるか「不可」であるかを登録する。図に示した例では、本体トレイ178が、普通紙、OHPシート、厚紙、光沢紙の排紙が可能に構成されていることを示している。排紙先判定部232は、当該排紙可能用紙種類情報300を参照して、各排紙先について、サンプル印刷出力のための印刷プロセスに設定された用紙設定で排紙可能か否かを判定する。
図12は、排紙先判定処理の際に参照される排紙可能用紙サイズ情報のデータ構造の実施形態を示す。図12に示した排紙可能用紙サイズ情報350は、各排紙先トレイについて、各用紙サイズが排紙可能か否かを登録する。排紙可能用紙サイズ情報350は、用紙サイズを指定する列354〜360と、排紙先トレイを指定する行362〜372とを含み構成され、行および列によって特定されるセル374は、指定された排紙先トレイにおいて、指定された用紙サイズによる排紙が「可」であるか「不可」であるかを登録する。図に示した例では、本体トレイ178が、A3、B4、A4、B5の用紙サイズを排紙可能に構成されていることを示している。排紙先判定部232は、当該排紙可能用紙サイズ情報350を参照して、各排紙先について、サンプル印刷出力のための印刷プロセスに設定された用紙設定で排紙可能か否かを判定する。なお図6に示した排紙可能用紙情報238は、当該排紙可能用紙種類情報300と、排紙可能用紙サイズ情報350とを含むものに対応し、これらの情報は、システム情報に含まれているものとする。
以下、サンプル印刷出力の排紙先を判定する処理の処理フローについて、詳細を説明する。図13および図14は、本実施形態の複合機100が実行する、サンプル印刷出力の排紙先判定処理のフローチャートである。図13に示した処理は、図7のステップS110の要求に応答して呼出され、ステップS200から開始する。ステップS201では、まずユーザ指定の排紙先が満杯であるか否かを判定する。ステップS201の判定で、ユーザ指定排紙先が満杯ではないと判定された場合(NO)には、処理をステップS207へ分岐させ、ユーザ指定排紙先をサンプル印刷出力の排紙先の仮判定1として、メモリ上に保持する。
一方、ステップS201の判定で、ユーザ指定排紙先が満杯であると判定された場合(YES)には、ステップS202へ処理を分岐させ、排紙先優先順位情報380を参照して、優先順位N位として登録されている排紙先が満杯であるか否かを判定する。ここでNは1から指定可能な排紙先数Nmaxまでの自然数を表し、初期値N=1として、優先順位最上位の排紙先から最下位の排紙先まで判定が行われることとなる。ステップS202の判定で、優先順位N位の排紙先が満杯ではないと判定された場合(NO)には、処理をステップS207へ分岐させ、満杯ではないと判定された排紙先を仮判定1として、メモリ上に保持する。
一方、ステップS202の判定で、優先順位N位の排紙先が満杯であると判定された場合(YES)には、処理をステップS203へ分岐させ、指定可能な全排紙先について確認し終えたか否か、つまりNが、指定可能な排紙先数Nmaxに一致するか否かを判定する。ステップS203の判定で、まだ全排紙先について確認し終えていないと判定された場合(NO)には、処理をステップS204へ分岐させ、対象とする優先順位Nをひとつ繰上げて、ステップS202へ再びループさせる。ステップS203の判定で、全排紙先について確認し終えたと判定された場合(YES)には、処理をステップS205へ分岐させ、例えばタッチパネル210上に全排紙先が満杯で有る旨のユーザ通知を表示させ、ステップS206で処理を終了させる。
ステップS207で仮判定1を取得した後、ステップS208では、排紙可能用紙種類情報300を参照して、サンプル印刷出力のための印刷プロセスに設定された用紙種類がユーザ指定排紙先で排紙可能か否かを判定する。ステップS208の判定で、設定された用紙種類が排紙可能であると判定された場合(YES)には、処理をステップS214へ分岐させ、ユーザ指定排紙先をサンプル印刷出力の排紙先の仮判定2として、メモリ上に保持し、処理をポイントAに進める。
一方、ステップS208の判定で、設定された用紙種類がユーザ指定排紙先で排紙可能ではないと判定された場合(NO)には、ステップS209へ処理を分岐させ、排紙先優先順位情報380および排紙可能用紙種類情報300を参照して、設定された用紙種類が優先順位N位の排紙先で排紙可能か否かを判定する。ここでも初期値N=1として、優先順位最上位のものから判定が行われることとなる。ステップS209の判定で、設定された用紙種類が優先順位N位の排紙先で排紙可能であると判定された場合(YES)には、処理をステップS214へ分岐させ、排紙可能であると判定された排紙先を仮判定2として、メモリ上に保持する。
一方、ステップS209の判定で、設定された用紙種類が優先順位N位の排紙先で排紙可能ではないと判定された場合(NO)には、処理をステップS210へ分岐させ、指定可能な全排紙先について確認し終えたか否かを判定する。ステップS210の判定で、全排紙先についてまだ確認し終えていないと判定された場合(NO)には、処理をステップS211へ分岐させ、対象とする優先順位Nをひとつ繰り上げて、ステップS209へ再びループさせる。ステップS210の判定で、全排紙先について確認し終えたと判定された場合(YES)には、処理をステップS212へ分岐させ、例えばタッチパネル210上に、サンプル印刷出力ができない旨のユーザ通知を表示させ、ステップS213で処理を終了させる。
図14は、ポイントA以下の処理フローを示す。図14に示した処理は、ポイントAから開始し、続いてステップS216では、排紙可能用紙サイズ情報350を参照して、サンプル印刷出力のための印刷プロセスに設定された用紙サイズが、ユーザ指定の排紙先で排紙可能か否かを判定する。ステップS216の判定で、設定された用紙サイズが排紙可能であると判定された場合(YES)には、処理をステップS222へ分岐させ、ユーザ指定排紙先を仮判定3としてメモリ上に保持する。
一方、ステップS216の判定で、設定された用紙サイズが排紙可能ではないと判定された場合(NO)には、ステップS217へ処理を分岐させ、排紙先優先順位情報380および排紙可能用紙サイズ情報350を参照して、設定された用紙サイズが優先順位N位の排紙先で排紙可能か否かを判定する。ここでも初期値N=1として、優先順位最上位のものから判定が行われることとなる。ステップS217の判定で、設定された用紙サイズが優先順位N位の排紙先で排紙可能であると判定された場合(YES)には、処理をステップS222へ分岐させ、排紙可能であると判定された排紙先を仮判定3として、メモリ上に保持する。
一方、ステップS217の判定で、設定された用紙サイズが優先順位N位の排紙先で排紙可能ではないと判定された場合(NO)には、処理をステップS218へ分岐させ、指定可能な全排紙先について確認し終えたか否かを判定する。ステップS218の判定で、全排紙先についてまだ確認し終えていないと判定された場合(NO)には、処理をステップS219へ分岐させ、対象とする優先順位Nをひとつ繰り上げて、ステップS217へ再びループさせる。ステップS218の判定で、全排紙先について確認し終えたと判定された場合(YES)には、処理をステップS220へ分岐させ、例えばタッチパネル210上に、サンプル印刷出力ができない旨のユーザ通知を表示させ、ステップS221で処理を終了させる。
ステップS222で仮判定3を取得した後、ステップS223では、サンプル印刷出力以外の他の印刷ジョブの排紙先設定を確認して、ユーザ指定排紙先が、他の印刷ジョブで使用中であるか否かを判定する。なお、印刷ジョブの排紙先は、印刷制御部234において、印刷ジョブのスタート要求に付属する排紙先設定に応じて管理されており、印刷制御部234に問合わせることによって、ステップS223および後述するステップS224の判定を行うことができる。ステップS223の判定で、ユーザ指定排紙先が他の印刷ジョブで使用中ではないと判定された場合(NO)には、処理をステップS229へ分岐させ、ユーザ指定排紙先を仮判定4としてメモリ上に保持する。
一方、ステップS223の判定で、ユーザ指定排紙先が他の印刷ジョブで使用中であると判定された場合(YES)には、ステップS224へ処理を分岐させ、排紙先優先順位情報380を参照して、優先順位N位の排紙先が、他の印刷ジョブで使用中であるか否かを判定する。ここでも初期値N=1として、優先順位最上位のものから判定が行われることとなる。ステップS224の判定で、優先順位N位の排紙先が他の印刷ジョブで使用中ではないと判定された場合(NO)には、処理をステップS229へ分岐させ、使用中ではないと判定された排紙先を仮判定4として、メモリ上に保持する。
一方、ステップS224の判定で、優先順位N位の排紙先が、他の印刷ジョブで使用中であると判定された場合(YES)には、処理をステップS225へ分岐させ、指定可能な全排紙先について確認し終えたか否かを判定する。ステップS225の判定で、全排紙先についてまだ確認し終えていないと判定された場合(NO)には、処理をステップS226へ分岐させ、対象とする優先順位Nをひとつ繰上げて、ステップS224へ再びループさせる。ステップS225の判定で、全排紙先について確認し終えたと判定された場合(YES)には、処理をステップS227へ分岐させ、例えばタッチパネル210上に、サンプル印刷出力ができない旨のユーザ通知を表示させ、ステップS228で処理を終了させる。
ステップS229まで処理を進行させ、仮判定1〜4を取得した後、ステップS230では、仮判定1〜4として保持された排紙先すべてが一致するか否かを判定する。ステップS230の判定で、仮判定1〜4の排紙先すべてが一致する場合(YES)には、処理をステップS231へ分岐させ、一致をみた排紙先をサンプル印刷出力の排紙先として、正式に判定し、ステップS232で処理を終了させる。一方、ステップS230の判定で、仮判定1〜4の排紙先すべてが一致するものではなかった場合(NO)には、処理をステップS233へ分岐させ、サンプル印刷出力ができない旨のユーザ通知を表示させ、ステップS232で処理を終了させる。
図13および図14に示した処理フローにより、サンプル印刷出力の排紙処理において、排紙先が満杯ではなく(条件1)、サンプル印刷出力の印刷プロセスに設定された用紙種類および用紙サイズが排紙可能であり(条件2および3)、他の印刷ジョブによって使用中ではない(条件4)ことを考慮すべき条件として、ユーザ指定排紙先の優先順位を最上位とし、上記条件に合致しかつ最も上位の優先順位を有する排紙先を検索して、最適なサンプル印刷出力の排紙先を自動的に判定することが可能となり、もって、生産性を低下させることなく、効率的に印刷物の画像品質を確認することを可能とする。
図15は、サンプル印刷出力の排紙先判定処理の他の実施形態を示すフローチャートである。図15に示した処理は、図7のステップS110の問合わせに応答して呼出され、ステップS300から開始する。なお図15においては、排紙先の優先順位は、ユーザ指定排紙先を最上位として、他の指定可能な排紙先を排紙先優先順位情報380に従って並び替えた優先順位として参照し、処理の開始とともに、当該優先順位と排紙先とを対応付けて登録したリストを生成し、メモリ上に保持する。
ステップS301では、初期値N=1として、優先順位N位として登録された排紙先が満杯であるか否かを判定する。ステップS301の判定で、優先順位N位の排紙先が満杯でないと判定された場合(NO)には、処理をステップS303へ分岐させる。一方、ステップS301の判定で、優先順位N位の排紙先が満杯であると判定された場合(YES)には、ステップS302へ処理を分岐させ、当該優先順位N位の排紙先の登録をリストから削除し、ステップS303へ処理を進める。ステップS303では、リストの最下位の排紙先まで確認し終えたか否かを判定する。ステップS303の判定で、まだ最下位まで確認し終えていないと判定された場合(NO)には、処理をステップS304へ分岐させ、対象となる優先順位Nをひとつ繰上げて、ステップS301へ再びループさせる。一方ステップS303の判定で、リストの最下位の排紙先まで確認し終えたと判定された場合(YES)には、処理をステップS305へ進める。ステップS301〜ステップS304の処理フローでは、優先順位最上位の排紙先から最下位まで、排紙先が満杯であるか否かの判定が行われ、リストには、まだ満杯ではない排紙先のみが残されることとなる。なお、リストは、最下位まで確認し終えた段階で、残された排紙先の中で順位が振り直されることとなる。
ステップS305では、同様に初期値N=1として、サンプル印刷出力のための印刷プロセスに設定された用紙種類が、優先順位N位の排紙先で排紙可能か否かを判定する。ステップS305の判定で、設定された用紙種類が優先順位N位の排紙先で排紙可能であると判定された場合(YES)には、処理をステップS307へ分岐させる。一方、ステップS305の判定で、設定された用紙種類が優先順位N位の排紙先で排紙可能ではないと判定された場合(NO)には、ステップS306へ処理を分岐させ、当該優先順位N位の排紙先の登録をリストから削除し、ステップS307へ処理を進める。ステップS307では、リストの最下位の排紙先まで確認し終えたか否かを判定する。ステップS307の判定で、まだ最下位まで確認し終えていないと判定された場合(NO)には、処理をステップS308へ分岐させ、対象となる優先順位Nをひとつ繰上げて、ステップS305へ再びループさせる。一方ステップS307の判定で、リストの最下位の排紙先まで確認し終えたと判定された場合(YES)には、処理をステップS309へ進める。ステップS305〜ステップS308の処理フローでは、リストに残された優先順位最上位から最下位までの排紙先について、サンプル印刷出力のための印刷プロセスに設定された用紙種類が排紙可能か否かの判定が行われ、リストには、排紙可能な排紙先のみが残されることとなる。なお、ここでもリストは、最下位まで確認し終えた段階で、残された排紙先の中で順位が振り直されることとなる。
ステップS309では、同様に初期値N=1として、サンプル印刷出力のための印刷プロセスに設定された用紙サイズが、優先順位N位の排紙先で排紙可能か否かを判定する。ステップS309の判定で、設定された用紙サイズが優先順位N位の排紙先で排紙可能であると判定された場合(YES)には、処理をステップS311へ分岐させる。一方、ステップS309の判定で、設定された用紙サイズが優先順位N位の排紙先で排紙可能ではないと判定された場合(NO)には、ステップS310へ処理を分岐させ、当該優先順位N位の排紙先の登録をリストから削除し、ステップS311へ処理を進める。ステップS311では、リストの最下位の排紙先まで確認し終えたか否かを判定する。ステップS311の判定で、まだ最下位まで確認し終えていないと判定された場合(NO)には、処理をステップS312へ分岐させ、対象となる優先順位Nをひとつ繰上げて、ステップS309へ再びループさせる。一方ステップS311の判定で、リストの最下位の排紙先まで確認し終えたと判定された場合(YES)には、処理をステップS313へ進める。ステップS309〜ステップS312の処理フローでは、リストに残された優先順位最上位から最下位までの排紙先について、サンプル印刷出力のための印刷プロセスに設定された用紙サイズが排紙可能か否かの判定が行われ、リストには、排紙可能な排紙先のみが残されることとなる。なお、ここでもリストは、同様に、残された排紙先の中で順位が振り直される。
ステップS313では、同様に初期値N=1として、優先順位N位として登録された排紙先が、他の印刷ジョブによって使用中であるか否かを判定する。ステップS313の判定で、優先順位N位の排紙先が他の印刷ジョブによって使用中ではないと判定された場合(NO)には、処理をステップS315へ分岐させる。一方、ステップS313の判定で、優先順位N位の排紙先が他の印刷ジョブによって使用中であると判定された場合(YES)には、ステップS314へ処理を分岐させ、当該優先順位N位の排紙先の登録をリストから削除し、ステップS315へ処理を進める。ステップS315では、リストの最下位の排紙先まで確認し終えたか否かを判定する。ステップS315の判定で、まだ最下位まで確認し終えていないと判定された場合(NO)には、処理をステップS316へ分岐させ、対象となる優先順位Nをひとつ繰上げて、ステップS313へ再びループさせる。一方ステップS315の判定で、リストの最下位の排紙先まで確認し終えたと判定された場合(YES)には、処理をステップS317へ進める。ステップS313〜ステップS316の処理フローでは、リストに残された優先順位最上位から最下位の排紙先までの排紙先が、他の印刷ジョブによって使用中であるか否かの判定が行われ、リストには、他の印刷ジョブで使用中ではない排紙先のみが残されることとなる。
ステップS317では、リストをルックアップして、リストの中に排紙先が残されているか否かを判定する。ステップS317の判定で、登録された排紙先が残されていると判定された場合(YES)には、処理をステップS318へ分岐させ、リスト中最上位の優先順位として登録されている排紙先を、サンプル印刷出力の排紙先として判定し、ステップS319で処理を終了させる。一方、ステップS317の判定で、リスト中に排紙先が残されていないと判定された場合(NO)には、処理をステップS320へ分岐させ、サンプル印刷出力ができない旨、ユーザ通知し、ステップS319で処理を終了させる。
図15に示した処理フローにより、上記条件1〜4を考慮すべき条件として、ユーザ指定排紙先の優先順位を最上位とし、条件に合致しかつ最も上位の優先順位を有する排紙先を効率的に検索することが可能となり、最適なサンプル印刷出力の排紙先を自動的に判定することが可能となる。なお、排紙先を判定する際に考慮するべき条件としては、特に限定されるものではない。他の実施形態では、上記条件1〜4のうち、いくつかの条件の判定を行わない構成とすることもできる。例えば、条件2の用紙種類についての判定を行わない構成として、サンプル印刷出力のための印刷プロセスに設定された用紙設定を、判定された排紙先で排紙可能な用紙種類に変更して、サンプル印刷出力を行う構成とすることもでき、目的に応じて変更することができる。
以下、サンプル印刷出力に関するユーザ通知について説明する。図16は、タッチパネル210に表示されるユーザ通知画面を示す。図16(A)は、ステップS212、S220およびS227、ならびにステップS320の処理で行われる、サンプル印刷出力ができない旨のユーザ通知を行うためのユーザ通知画面の実施形態を示す。ユーザ通知画面440は、サンプル印刷出力ができなかった旨のメッセージ表示442を含んで構成されている。図16(B)は、サンプル印刷出力が実行された場合に、処理結果を通知するためのユーザ通知画面の実施形態を示す。ユーザ通知画面460は、サンプル印刷出力させた所定の印刷プロセスに対応する部数番号およびページ番号とともに、サンプル印刷出力の排紙先をユーザに通知するためのメッセージ表示462を含んで構成さている。なお、ユーザ通知画面440およびユーザ通知画面460は、OCS86の制御のもと、サンプル印刷出力が完了したことを受けて表示させる制御とすることができるが、特に限定されるものではない。例えば、他の実施形態では、複合機100のタッチパネル210以外にも、所定のインタフェースを介して、ホストコンピュータのディスプレイ上に表示させることもできる。なおステップS212、S220およびS227、ならびにステップS320のサンプル印刷出力ができない旨のユーザ通知では、合致していないと判定された条件についても、エラー要因として通知するように構成することもできる。
サンプル印刷出力の排紙先をユーザに通知することにより、ユーザは、何処にサンプル印刷出力が行われたかを把握することが可能となり、効率的に印刷物の仕上がり品質を管理することが可能となる。また、サンプル印刷出力させた所定の印刷プロセスに対応する部数番号およびページ番号をユーザに通知することにより、ユーザは、当該サンプル印刷出力が、何時行われたかを把握することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、サンプル印刷出力の要求に応答して、実行中の印刷動作を中断させることなく、最適な排紙先を自動判定して、サンプル印刷出力を行うことを可能とし、もって、生産性を低下させることなく、効率的に印刷物の画像品質を確認することを可能とする画像形成装置、画像形成システム、プログラムおよび記録媒体を提供することができる。
なお上述では、画像形成装置の一実施形態として、複数機能を備えた複合機を例に説明してきた。しかしながら本発明の実施形態では、画像形成装置は、複写機、印刷機、プリンタなどの他の画像形成装置として構成することもできる。
また上記機能は、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)、などのレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語などで記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD、SDメモリカード、MOなど装置可読な記録媒体に格納して頒布することができる。
これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
複合機の実施形態を示す図。 本実施形態の複合機のハードウェア構成を示す図。 本実施形態の複合機のソフトウェア構成を示す図。 本実施形態の複合機が備えるオペレーションパネルの概略を示す図。 本実施形態の複合機を含み構成される画像形成システムの実施形態を示す構成図。 本実施形態の複合機が有するサンプル印刷出力機能についての主要構成を示したブロック図。 本実施形態の複合機が実行するサンプル印刷出力の処理フローを示すフローチャート。 ユーザ指定排紙先を設定するためのGUIの実施形態を示す図。 サンプル印刷出力の排紙先を判定する際の優先順位を設定するためのGUIの実施形態を示す図。 排紙先優先順位情報のデータ構造の実施形態を示す図。 排紙可能用紙種類情報のデータ構造の実施形態を示す図。 排紙可能用紙サイズ情報のデータ構造の実施形態を示す図。 本実施形態の複合機が実行する、サンプル印刷出力の排紙先判定処理のフローチャート。 図13に示した処理の続きのフローチャート。 サンプル印刷出力の排紙先判定処理の他の実施形態を示すフローチャート。 ユーザ通知画面の実施形態を示す図。
符号の説明
10…システム・コントローラ部、12…操作部、14…画像入出力部、16…HDD、18…画像データ・バス、20,40,50…CPU、22…システムI/F、24…メモリコントローラ、26…画像メモリ、28…バッファ、30…HDDC、32…NVRAM、34,42,52…RAM、36,44,54…ROM、38…ネットワークI/Fコントローラ、46…入力装置、48…表示装置、56…画像読取ユニット、58…画像形成ユニット、60…アプリケーション層、62…コピー・アプリケーション、64…ファックス・アプリケーション、66…スキャナ・アプリケーション、68…ネットファイル・アプリケーション、70…プリンタ・アプリケーション、72…API、74…エンジンI/F、76…スキャナ・エンジン、78…プロッタ・エンジン、80…プラットフォーム層、82…ECS、84…MCS、86…OCS、88…NCS、90…IMH、92…SCS、94…SRM、96…OS、98…エンジン層、100…複合機、101…ADF、102…原稿台、103…給送ローラ、104…給送ベルト、105…排送ローラ、106…コンタクトガラス、107…原稿セット検知センサ、108〜110…給紙カセット、111〜113…給紙ユニット、114…縦搬送ユニット、115…感光体ドラム、116…搬送ベルト、117…定着ユニット、118…排紙ユニット、120…後処理装置、121…排紙トレイ、122…ステープル・トレイ、123…落下トレイ、124…通常排紙ローラ、125…通常搬送ローラ、126…分岐切換板、127…現像ユニット、128…ステープラ搬送ローラ、129…ステープラ排紙ローラ、130…転写・定着ユニット、131…ステープラ、132…紙揃え用ジョガー、150…画像読取ユニット、151…露光ランプ、152…第1ミラー、153…レンズ光学系、154…CCDイメージセンサ、155…第2ミラー、156…第3ミラー、157…画像形成ユニット、158…レーザ出力ユニット、159…結像レンズ光学系、160…ミラー、171…両面印刷用給紙ユニット、172…分離爪、178…本体トレイ、180,184…スタッカ、182…スタッカ1・トレイ、186…スタッカ2・トレイ、190…後処理装置、192…上トレイ、194…フィニッシャ上トレイ、196…フィニッシャ下トレイ、200…画像形成システム、208…「初期設定」ボタン、210…タッチパネル、212…「PRINT」ボタン、214…「CL/STOP」ボタン、216…「試し印刷」ボタン、218…テンキー、220…オペレーションパネル、230…アプリケーション、232…排紙先判定部、234…印刷制御部、236…排紙先設定情報、238…排紙可能用紙情報、300…排紙可能用紙種類情報、350…排紙可能用紙サイズ情報、380…排紙先優先順位情報、400,420…GUI、402,422…「キャンセル」ボタン、404,424…「設定」ボタン、406〜416…排紙先指定ボタン、426〜436…優先順位指定ボタン、440,460…ユーザ通知画面、442,462…メッセージ表示

Claims (13)

  1. サンプル印刷出力を実行する画像形成装置であって、前記画像形成装置は、
    当該画像形成装置で指定可能な排紙先から前記サンプル印刷出力の排紙先を判定する排紙先判定手段と、印刷ジョブを印刷プロセス単位に分割し、印刷出力を制御する印刷制御手段とを含み、
    前記画像形成装置は、サンプル印刷出力要求に応答して、前記排紙先判定手段により判定された排紙先を指定する前記サンプル印刷出力のための印刷プロセスを割込ませ、サンプル印刷出力を制御する、画像形成装置。
  2. 前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先について、サンプル印刷出力の排紙処理に関する条件に合致するか否かを判定し、前記条件に合致する排紙先を前記サンプル印刷出力の排紙先として判定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先について、積載可能な転写部材の最大数量に達しているか否かを判定し、達していないことを条件として前記サンプル印刷出力の排紙先を判定する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先について、実行中の印刷ジョブの排紙先として指定されているか否かを判定し、指定されていないことを条件として前記サンプル印刷出力の排紙先を判定する、請求項2または3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先について、割込ませる前記印刷プロセスの印刷設定が排紙可能な印刷設定であるか否かを判定し、排紙可能な印刷設定であることを条件として前記サンプル印刷出力の排紙先を判定する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記排紙可能な印刷設定であるかか否かの判定を、転写部材のサイズおよび転写部材の種類、またはこれらの少なくとも一方の印刷設定について行なう、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記排紙先判定手段が条件に合致する排紙先を判定できなかった場合に、サンプル印刷出力ができない旨の通知を行うためのユーザ通知手段をさらに含む、請求項2〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先の中から選択された指定排紙先が登録されている指定排紙先情報を参照して、前記指定排紙先が前記条件に合致した場合に、前記指定排紙先を前記サンプル印刷出力の排紙先として判定する、請求項2〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記排紙先判定手段は、前記指定可能な排紙先を優先順位とともに登録した排紙先優先順位情報を参照して、登録された排紙先の中から前記条件に合致する最上位の優先順位のものを検索し、検索された排紙先を前記サンプル印刷出力の排紙先として判定する、請求項2〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成装置は、前記指定排紙先および前記指定可能な排紙先の優先順位、またはこれらの少なくとも一方の設定を行うためのユーザ・インタフェース手段をさらに含む、請求項8または9に記載の画像形成装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置と、前記画像形成装置により印刷出力された転写部材の排紙先を提供するスタッカ装置またはフィニッシャ装置と含み構成される、画像形成システム。
  12. 画像形成装置を、請求項1〜10のいずれか1項に記載の各手段として機能させるための装置実行可能なプログラム。
  13. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の各手段として、画像形成装置を機能させるための装置実行可能なプログラムを記録した装置可読な記録媒体。
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