JP2005234328A - 画像形成システム及び画像形成方法 - Google Patents

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哲郎 平田
Motoi Nakamichi
基 中道
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英治 安齊
Norishige Kato
典成 加藤
Yasushi Saitsu
靖 才津
Takehiro Ogushi
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Abstract

【課題】 複写物の画像形成状態やストック状態を表示部上で目視確認できるようにすると共に、トラブル発生時、当該異常に対する解決処理に速やかに移行できるようにする。
【解決手段】 所定の用紙に画像を形成して複写物を出力する複写機100と、この複写機100から出力された複写物30’をストック処理するストック装置200とを備えたシステムにおいて、複写機100から出力された複写物30’を撮像するためにストック装置200に設けられた表面撮像部88と、この表面撮像部88により撮像された複写物30’を表示する表示部18とを備えるものである。この構成によって、表示部18上で、複写機100から出力された複写物30’の画像形成状態や後処理状態を目視確認することができる。
【選択図】 図1


Description

この発明は、複写機とストック装置とをカスケード(縦列)に接続し、数千枚単位の複写物を形成出力する大容量プリントシステム等に適用して好適な画像形成システム及び画像形成方法に関するものである。
近年、任意の画像情報に基づいて画像を形成する白黒及びカラー用のプリンタや複写機、これらの複合機が使用される場合が多くなってきた。例えば、白黒用のデジタル複写機は、スキャナ機能に加えて、露光手段、現像器、感光体ドラム及び定着装置から成る画像形成手段を備えている。
原稿はスキャナによって読み取られ、原稿画像は二値化されて画像情報となる。露光手段では画像処理後の画像情報に基づいて感光体ドラムに静電潜像を描くようになされる。現像器では感光体ドラムに描かれた静電潜像に黒色のトナー剤を付着して現像する。トナー像は、感光体ドラムから用紙に転写された後に定着装置によって定着される。これにより、給紙トレイから繰り出された用紙に画像を形成することができる。
この種のデジタル複写機は、数千枚単位の複写物を形成出力する場合に、ストック装置(スタッカ)と呼ばれる後処理装置を当該複写機にカスケードに接続して使用される場合が多い(大容量プリントシステム)。ストック装置には、上下駆動可能なストックステージを上部に有した台車が装置本体に備えられる。ストックステージには、複写機から排紙される複数の複写物をストック(蓄積)するように動作する。台車上にストックされた数千枚単位の複写物は、装置本体から台車毎引き出され、他の場所に自在に搬送可能になされる。このような構造から、複写途中で複写物の画像形成面の複写状態を見るが困難となっている。
ところで、大容量プリントシステムにおいて、使用者は、複写機の画像形成状態を見るために、最初の1枚目、あるいは、抜き打ち的に、その複写機から排紙される複写物を排紙トレイに排出してチェックしていた。又は、全ての複写物をストック装置に排紙完了してから検査する場合もある。
このような複写物の検査機能に関連して、特許文献1には、印刷物検査装置が開示されている。この印刷物検査装置によれば、判定部を有した集中検査装置本体を備え、一方で、検査対象の印刷機毎に検出部を設け、各々の印刷機の検出部で印刷物表面を撮影して撮影結果を判定部に送信するようになされる。判定部では、各印刷機毎に撮影して得た印刷物表面の画像を中央集的に判別するようになされる。このように印刷物検査装置を構成することで、複数の印刷機における印刷物の印刷状態を一元管理できるというものである。
特開平5−338121号公報(第3頁、第1図)
ところで、従来例に係るストック装置を接続した大容量プリントシステムによれば、次のような問題がある。
i.スタックステージを有した後処理装置によれば、複写物を外部に取り出して目視確認するまでは、複写物の出来具合がわからない。従って、何らかの原因で画像形成処理に不具合が生じた場合に、その不具合発生以後に画像形成された大量の複写物が無駄になってしまうことが考えられる。
ii.また、特許文献1に見られるような印刷物検査装置を導入し、各々のストック装置に検出部を設け、各々のストック装置に設けられた検出部で、ストック処理途中の複写物の表面を1ページ単位に、印刷物検査装置で集中的に検査する方法も考えられる。しかしながら、複写機(以下画像形成装置ともいう)と1台又は複数台のストック装置とを組み合わせたシステムにおいて、印刷物検査装置を装備しなくてはならず、検査コストが増加するという問題がある。
そこで、この発明は、このような従来例に係る課題を解決したものであって、画像形成装置から出力された画像形成物の画像形成状態や後処理状態を表示手段上で目視確認できるようにすると共に、トラブル発生時、当該異常に対する解決処理に速やかに移行できるようにした画像形成システム及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る第1の画像形成システムは、所定の用紙に画像を形成して画像形成物を出力する画像形成装置と、この画像形成装置から出力された画像形成物を後処理する後処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、画像形成装置から出力された画像形成物を撮像するために後処理装置に設けられた撮像手段と、この撮像手段により撮像された画像形成物を表示する表示手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る第1の画像形成システムによれば、画像形成装置を使用して所定の用紙に画像を形成して画像形成物を出力し、その後、後処理装置を使用して画像形成装置から出力された画像形成物を後処理する場合に、後処理装置に設けられた撮像手段は、画像形成装置から出力された画像形成物を撮像する。これを前提にして、表示手段は、撮像手段により撮像された画像形成物を表示するようになされる。
従って、後処理装置又は画像形成装置に設けられた表示手段上で、あるいは、当該画像形成装置以外に設けられた表示手段上で、画像形成装置から出力された画像形成物の画像形成状態や後処理状態を目視確認することができる。これにより、大容量スタッカのような画像形成物の排紙状態が見えない後処理装置においても、その都度、後処理装置を停止することなく、画像形成物の画像形成面等をモニタすることができる。
本発明に係る第1の画像形成方法は、画像形成装置を使用して所定の用紙に画像を形成して画像形成物を出力し、その後、後処理装置を使用して画像形成装置から出力された画像形成物を後処理する画像形成方法において、画像形成装置から出力された画像形成物を撮像するための撮像手段を後処理装置に設ける行程と、撮像手段により撮像された画像形成物を表示する行程とを有することを特徴とするものである。
本発明に係る第1の画像形成方法によれば、後処理装置又は画像形成装置に設けられた表示手段上で、あるいは、当該画像形成装置以外に設けられた表示手段上で、画像形成装置から出力された画像形成物の画像形成状態や後処理状態を目視確認することができる。従って、トラブル発生時、後処理が全て終了してしまう前の初期の段階で「異常」を認識することができ、当該異常に対する解決処理に速やかに移行することができる。
本発明に係る第2の画像形成システムは、所定の用紙に画像を形成して画像形成物を出力する画像形成装置と、この画像形成装置から出力された画像形成物を後処理する後処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、画像形成装置から出力された画像形成物の画像濃度を測定するために後処理装置に設けられた測定手段と、この測定手段により測定された画像形成物の画像濃度を表示する表示手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る第2の画像形成システムによれば、画像形成装置を使用して所定の用紙に画像を形成して画像形成物を出力し、その後、後処理装置を使用して画像形成装置から出力された画像形成物を後処理する場合に、後処理装置に設けられた測定手段は、画像形成装置から出力された画像形成物の画像濃度を測定する。これを前提にして、表示手段は、測定手段により測定された画像形成物の画像濃度を表示するようになされる。
従って、後処理装置又は画像形成装置に設けられた表示手段上で、あるいは、当該画像形成装置以外に設けられた表示手段上で、画像形成装置から出力された画像形成物の画像濃度等を目視確認することができる。これにより、大容量スタッカのような画像形成物の排紙状態が見えない後処理装置においても、その都度、後処理装置を停止することなく、画像形成物の画像形成状態を把握することができる。
本発明に係る第2の画像形成方法は、画像形成装置を使用して所定の用紙に画像を形成して画像形成物を出力し、その後、後処理装置を使用して画像形成装置から出力された画像形成物を後処理する画像形成方法において、画像形成装置から出力された画像形成物の画像濃度を測定するための測定手段を後処理装置に設ける行程と、測定手段により測定された画像形成物の画像濃度を表示する行程とを有することを特徴とするものである。
本発明に係る第2の画像形成方法によれば、後処理装置又は画像形成装置に設けられた表示手段上で、あるいは、当該画像形成装置以外に設けられた表示手段上で、画像形成装置から出力された画像形成物の画像濃度等を目視確認することができる。従って、トラブル発生時、後処理が全て終了してしまう前の初期の段階で「異常」を認識することができ、当該異常に対する解決処理に速やかに移行することができる。
本発明に係る第1の画像形成システム及び画像形成方法によれば、後処理装置に設けられた撮像手段により撮像された画像形成物を表示する表示手段を備え、この撮像手段は、画像形成装置から出力された画像形成物を撮像するようになされる。
この構成によって、後処理装置又は画像形成装置に設けられた表示手段上で、あるいは、当該画像形成装置以外に設けられた表示手段上で、画像形成装置から出力された画像形成物の画像形成状態や後処理状態を目視確認することができる。従って、大容量スタッカのような画像形成物の排紙状態が見えない後処理装置においても、その都度、後処理装置を停止することなく、画像形成物の画像形成面等をモニタすることができる。しかも、トラブル発生時、後処理が全て終了してしまう前の初期の段階で「異常」を認識することができ、当該異常に対する解決処理に速やかに移行することができる。
本発明に係る第2の画像形成システム及び画像形成方法によれば、後処理装置に設けられた測定手段により測定された画像形成物の画像濃度を表示する表示手段を備え、この測定手段は、画像形成装置から出力された画像形成物の画像濃度を測定するようになされる。
この構成によって、後処理装置又は画像形成装置に設けられた表示手段上で、あるいは、当該画像形成装置以外に設けられた表示手段上で、画像形成装置から出力された画像形成物の画像濃度等の画像形成状態を目視確認することができる。従って、大容量スタッカのような画像形成物の排紙状態が見えない後処理装置においても、その都度、後処理装置を停止することなく、画像形成物の画像形成状態等を把握することができる。しかも、トラブル発生時、後処理が全て終了してしまう前の初期の段階で「異常」を認識することができ、当該異常に対する解決処理に速やかに移行することができる。
続いて、この発明に係る画像形成システム及び画像形成方法の一実施例について、図面を参照しながら説明をする。
(1)第1の画像形成システム
図1は本発明に係る第1の実施例としての画像形成システム1の構成例を示す概念図であり、図2は、そのストック装置200の主積載部周辺の構成例を示す図である。
この実施例では、画像形成装置から出力された画像形成物(以下複写物という)を撮像する撮像手段を後処理装置に備えると共に、ここで撮像された複写物を表示する表示手段を備え、例えば、後処理装置又は画像形成装置に設けられた表示手段上で、あるいは、当該画像形成装置以外に設けられた表示手段上で、画像形成装置から出力された複写物の画像形成状態や後処理状態を目視確認できるようにすると共に、トラブル発生時、当該異常に対する解決処理に速やかに移行できるようにした。
図1に示す画像形成システム1は、例えば、任意の原稿から画像を読み取って所定の用紙に画像を形成し複数の複写物30’を出力する複写機100と、この複写機100から出力された複写物30’を後処理するスタック装置200とを備えて構成されるものである。
この例で、複写機100はモノクロ画像を得る直接転写方式の画像形成装置を構成する。複写機100は装置本体101を有しており、装置本体内部には、画像読取部11、制御手段15、給紙トレイ30a、30b、画像書き込み部60、画像形成部70等が備えられ、装置本体側面には、図示しないが、増設用の給紙装置が取り付けられて使用される。給紙装置には大容量給紙トレイが使用される。
この画像読取部11の上部には自動原稿給紙装置(ADF)40が取り付けられており、任意の原稿20を自動給紙するように動作する。ADF40は原稿載置部41、ローラ42a、ローラ42b、ローラ43、搬送ローラ44及び排紙皿46を有している。原稿載置部41には一又は複数の原稿20が載置される。
原稿載置部41の下流側にはローラ42a及びローラ42bが設けられ、自動給紙モードが選択されたとき、原稿載置部41から繰り出された原稿20は、下流側のローラ43によってU字回転するように搬送される。この自動給紙モードでは、原稿20の記録面が原稿載置部41で上に向けて載置するようになされる。ADF40の下方には、画像読取部11が備えられ、自動給紙モード又はプラテンモードに基づいて原稿画像を読み取るようになされる。
ここに自動給紙モードとは、ADF40に載置された原稿20を自動給紙して原稿画像を自動的に読み取る動作をいう。プラテンモードとは、プラテンガラス上に載置された原稿20を走査して原稿画像を自動的に読み取る動作をいう。画像読取部11には縮小型イメージセンサが使用され、例えば、自動給紙モード時には、原稿20がローラ43によってU字状に反転するときに、その原稿20の表面を読み取って画像読取信号Sinを出力するようになされる。画像読取部11で読み取られた原稿20は、搬送ローラ44により搬送されて排紙皿46へ排紙される。
画像読取部11は、例えば、第1のプラテンガラス(コンタクトガラスともいう)51、第2のプラテンガラス52、光源53、ミラー54、55、56、結像光学部57、CCD撮像装置58及び図示しない光学系駆動部を有している。原稿20は、プラテンガラス51上に原稿記録面を下方にしてセットされ、上述のプラテンカバー50によって押さえ込まれる。この状態で、画像読取部11は、光学系駆動部を動作させて、当該原稿20の画像形成面を含む当該プラテンカバー50に対して、光源53、ミラー54、55、56を走査する。画像読取部11には、縮小型イメージセンサを構成するCCD(Charge Coupled Device)撮像装置58が備えられ、原稿20を読み取って得た画像読取信号Sinを出力するようになされる。
また、装置本体101の内部には、制御手段15及び画像処理部21が設けられる。画像処理部21はCD撮像装置58に接続され、例えば、画像読取信号SinをCCD撮像装置58から入力してA/D変換し、二値の画像読取情報(以下単に画像データDoutという)を出力する。画像処理後の画像データDoutは、画像書き込み部60に出力される。画像書き込み部60は、画像データDoutに基づいて所定の強度のレーザ光を発生する。画像書き込み部60に対峙した位置には、画像形成部70が設けられ、画像処理部21によって処理された画像データDinに基づいて画像を形成するようになされる。画像は、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータも含むものである。
画像形成部70の下方には給紙トレイ30a、30bを有する用紙搬送部23が設けられる。画像形成部70では給紙トレイ30a又は30bの1つから繰り出された用紙30に画像を形成するようになされる。画像形成部70は有機感光体ドラム(以下感光体ドラムという)71、帯電器72、現像器73、転写器74、分離器75、クリーニング部76、搬送機構77及び定着装置78を有している。
この感光体ドラム71の上方には帯電器72が配設され、所定の帯電電位に基づいて予め感光体ドラム71が一様に帯電される。感光体ドラム71の例えば斜め右上方には、画像書き込み部60が設けられ、画像処理後の画像データDoutに基づく所定強度のレーザ光が照射され、感光体ドラム71が露光されてそのドラム上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム71の右側にはトナー及びキャリア(現像剤)が収容された現像器73が配設され、画像書き込み部60によって露光された静電潜像は、トナー剤によって現像される。この現像器73の下方にはレジストローラ62や給紙トレイ30a及び30b等が設けられる。
感光体ドラム71の下方には転写器74が配設され、帯電、露光、現像を経てその感光体ドラム71上に形成されたトナー像が、レジストローラ62により搬送タイミング制御される用紙30に転写される。この転写器74に隣接して分離器75が設けられ、トナー像を転写した用紙30が感光体ドラム71から分離される。この分離器75の下流側には搬送機構部77が設けられ、その終端部には定着装置78が設けられる。定着装置78では用紙30に転写されたトナー像が定着される。搬送機構部77と上述の帯電器72との間であって、感光体ドラム71に対向してクリーニング部76が設けられ、感光体ドラム71に残留したトナーがクリーニングされる。
この例で両面コピーが選択されると、一方の用紙面(表面)に画像形成され、定着装置78から排出された用紙30の裏面にも画像が形成される。定着装置78から排出された用紙30は、分岐手段91によりシート排紙路から分岐され、それぞれ用紙搬送部23を構成する下方の反転ローラ92や、反転部93等により表裏を反転され、反転後の用紙30は反転搬送路94を通過して給紙ローラ61の手前において通常の給紙路と合流する。
ここで反転搬送された用紙30は、レジストローラ62を経て、再度、転写器74に搬送され、用紙30の他方の面(裏面)上にトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙30は、定着装置78により定着処理され、排紙ローラ95に挟持されて機外の排紙トレイ96等に排紙される。これらの画像形成の際には、用紙30として52.3〜63.9kg/m2(1000枚)程度の薄紙や64.0〜81.4kg/m2(1000枚)程度の普通紙や83.0〜130.0kg/m2(1000枚)程度の厚紙や150.0kg/m2(1000枚)程度の超厚紙が用いられる。画像形成条件としては、線速度を80〜350mm/sec程度とし、環境条件として温度を5〜35℃程度、湿度を15〜85%程度の設定条件とすることが好ましい。用紙30の厚み(紙厚)としては0.05〜0.15mm程度の厚さのものが用いられる。
また、図1に示すスタック装置(スタックユニット)200は、後処理装置の一例であり、数千枚単位等の大容量の排紙トレイとして使用されるものである。スタック装置200の一側部には、前段の複写機100から複写物30’が搬入される搬入口221が設けられており、対向する他方の側部には、複写物30’を後段の後処理装置等へ搬出するための搬出口222が設けられている。
スタック装置200の内部には、複写物30’を積載する主積載部(スタッカ)201が収納されており、更に、複写物30’を搬入口221から主積載部201に搬送するための主積載経路231と、主積載経路231から分岐して複写物30’を搬出口222へ搬送するための搬送経路232と、搬送経路232から分岐して複写物30’を副積載部210に搬送するための副積載経路233とが設けられている。
主積載経路231には、図2に示すように、入口搬送ローラ205及び複写物30’搬送ユニット206が設けられる。主積載部201は昇降自在のスタッカステージ(昇降部)202を有している。図中、実線の矢印は、複写物30’の搬送方向であり、波線の上下矢印は、スタッカステージ202の移動方向である。Iは表面検査エリアである。スタッカステージ202は、大容量(約5000枚)の複写物30’を積載できるようになされている。例えば、複写機100から送り出された複写物30’は、搬入口付近に設けられた入口センサ87で検知される。複写物30’は、入口搬送ローラ205と複写物30’搬送ユニット206によってスタッカステージ202に搬送され、更に、先端が紙先端押さえアーム208によって押さえられる。
この例で、紙先端押さえアーム208は、紙先端押さえユニット207に取り付けられ、複写物30’を軽く下方に押し付けるような付勢力が働く程度でよい。紙先端押さえユニット207は、複写物30’搬送ユニット206に左右自在に移動可能なように取り付けられている。これは、主積載部201にストックされる複写物30’のサイズによって位置を調整するためである。
紙先端押さえユニット207には、撮像手段の一例となる表面撮像部88が取り付けられ、複写機100から出力された複写物30’を撮像するようになされる。この例では、複写面の特定位置をスポット的に撮像するようになされる。表面撮像部88には、CCD撮像素子等の光学ユニットが使用される。表面撮像部88から得られるアナログの映像信号S2は、ビデオデータ(以下Videoデータという)に変換されて複写機100に送信される。
このような表面撮像部88で監視される主積載部(スタッカ)201は、複写物30’をスタッカステージ202で積載し収納する構成となされる。スタッカステージ202は複写物30’が積載されていないときは、最上部に位置し複写物30’が積載されるにつれて下降し、積載された複写物30’が取り除かれると、再び上昇するようになっている。これにより、積載された複写物30’の上端を積載量に関わらず、同一の高さを維持するようになされる。
スタッカステージ202は、図1に示すように、車輪203を備えた台車部204の上面に取り付けられている。主積載部201はストック装置200の本体部200aに設けられた、図示しない扉を開くことで、スタック装置200から抜き出し可能な構造になっている。主積載部201に積載された複写物30’は、扉を開いてスタック装置200から主積載部201を抜き出すように操作される。空になった主積載部201は、再び、スタック装置200の内部に戻されて複写物30’が積載される。これにより、連続して複写物30’を蓄積(ストック)することができる。
なお、複写物30’を主積載部201に積載しているときは、扉を閉めて使用するので、表面撮像部88を除いて、主積載部201は積載された複写物30’上の画像を外部から目視確認できない構造となっている。この構造は、扉やスタック装置200の本体部200aが透明であっても、フェースダウンで排紙されている場合には、複写物30’を取り出せないので、画像を目視確認することができない。また、フェースアップであっても、搬送経路232が邪魔をするので、外部から画質を評価できるほど、画像を目視確認することができない構造である。
上述の主積載経路231と搬送経路232とを分岐する箇所には、複写物30’を主積載経路231から搬送経路232へ案内するか否かを切り替える主切替片241が設けられている。また、搬送経路232と副積載経路233とが分岐する箇所には、複写物30’を搬送経路232から副積載経路233へ案内するか否かを切り替える副切替片242が設けられている。
スタック装置200の天井上面には、複写物30’を積載する副積載部210が設けられている。副積載部210は、外部に露出した排紙トレイであり、積載されている複写物30’の上面に形成されていた画像をそのまま目視確認し得る構造となっている。また、積載された複写物30’を手に取って裏面の画像を目視確認することが可能となっている。
図3は、画像形成システム1の制御系の構成例を示すブロック図である。この例では、表面撮像部88によって撮像される画像形成面(印刷面)の表面検査エリアIが決まっており、複写機100は装置本体内部に記憶している画像データ(原版)Doutと表面撮像部88からの複写物30’のVideoデータとのパターン認識処理を実行し、パターン一致度をチェックするようになされる。
図3に示す右側の複写機100と、左側のストック装置200とは、通信手段を通じて接続され、表面撮像部88によって撮像される複写物30’の表面検査エリアIに係るVideoデータがストック装置200から複写機100へ送信される。例えば、複写機100にはシリアル通信部19が設けられ、ストック装置200にはシリアル通信部89aが設けられ、その間が、例えば、RS232Cの通信プロトコル又はUSB通信規格の通信ケーブルを使用して接続される。シリアル通信部89aは、シリアル通信I/Fから構成され、当該複写機100及びストック装置200の間でシリアル通信するようになされる。これにより、表面撮像部88で撮像され、信号処理された後の複写物30’の検査位置に係るVideoデータを複写機100で受信できるようになる。
図3に示す複写機100は、シリアル通信部19の他に制御手段15を有している。制御手段15には画像読取部11、画像メモリ13、操作部14、表示部18、画像処理部21、用紙搬送部23、有無検知部32、紙サイズ検知部33、原稿給送部40a及び画像形成部70が接続される。
画像読取部11は、例えば、原稿給送部40a等によって自動給紙される原稿20を読み取って得た画像読取信号Sinを制御手段15に出力するようになされる。原稿給送部40aは制御手段15に接続され、ADF40を制御するように動作する。制御手段15は、画像読取信号SinをA/D変換して二値の画像データDoutを得る。制御手段15は、画像データDoutを画像処理部21に転送するように制御する。
画像処理部21は、画像データDoutをシェーディング補正、γ補正、濃度補正等の画像処理をして画像メモリ13に格納する。画像メモリ13は固定ディスク記憶装置(HDD)やDRAM等のメモリデバイスから構成される。画像処理後の画像データDoutは、画像メモリ13から読み出されて画像形成部70に出力される。画像形成部70では図1で説明したように、画像データDoutに基づいて所定の用紙に画像を形成するようになされる。画像が形成された用紙は複写物30’となってスタッカ装置200に搬送される。
表示部18は表示手段の一例であり、表面撮像部88により撮像された複写物30’を表示するようになされる。例えば、表示部18は、スタック装置200からVideoデータを入力し、Videoデータに基づくサンプリング画像としての表面検査エリアのスポット画像を表示する。使用者は、表示部18をモニタリングするだけで、画像が予想通り形成されているか否かをリアルタイムに確認することができる。
この例で表示部18は、操作部14と共に操作パネル48を構成する。操作パネル48は、タッチパネルから成る操作部14及び液晶表示素子(Liquid Crystal Display;LCD)等から成る表示部18を有して構成される。タッチパネルは、LCDの表示画面上に透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)の入力ツールデバイスから構成され、手指やタッチペン等で押下されたXY座標系におけるタッチ位置を電圧値で検出される。検出された位置信号は、操作データD3として制御手段15へ出力される。操作部14は、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、画像を形成する際に、画像濃度の設定、用紙サイズの選択、複写枚数の設定等の画像形成条件を入力するように操作される。
表示部18には、表面検査エリアのスポット画像の他に画像形成条件に係る選択項目等を表示データD2に基づいて表示する。操作パネル48で設定された画像形成条件や給紙カセット選択情報等は、操作データD3となって制御手段15に出力される。
この例で制御手段15は、ROM(Read Only Memory)34、CPU(Central Processing Unit;中央処理ユニット)35及びワーク用のRAM(Random Access Memory)36を有している。ROM34には当該複写機全体を制御するためのシステムプログラムデータが格納される。RAM36には、各種画像処理モード実行時の制御コマンド等を一時記憶するようになされる。CPU35は電源がオンされると、ROM34からシステムプログラムを読み出してRAM36に展開し、システムを起動したり、条件処理プログラムを読み出してRAM36に展開し、当該複写機全体を制御するようになされる。
例えば、CPU35は、操作パネル48によって設定された画像形成条件に基づいて画像メモリ13等を制御したり、画像データDoutに基づいてモノクロ画像を形成するように画像形成部70を制御する。CPU35は、画像書き込み部60及び画像形成部70等に画像形成許可信号S1を出力する。また、当該複写機100とスタック装置200との間で、コピー動作時、データ送受信シーケンスに従って、画像形成部70の動作に基づいてスタック装置200へコピースタート信号S3、出力モード信号S4、紙サイズ信号S5、紙ストック信号S6等の制御信号を送信し、スタック装置200から排紙カウント、各種アラーム情報(扉の開閉・ステイプルの針・紙のこり)、ジャム検知通知を受け取る。CPU35は、スタック装置200から受け取った情報に基づいて操作パネル48の表示部18に後処理情報等を表示するように制御する。
用紙搬送部23は、画像形成時に図示しない搬送ローラやレジストローラ等を制御する。両面コピー時、用紙搬送部23は、図1に示した反転ローラ92や、反転部93等により用紙30の表裏を反転し、反転後の用紙30を反転搬送路94を通過させて給紙ローラ61の手前において通常の給紙路と合流するように制御する。
この例で、制御手段15には、用紙有無検知部32や紙サイズ検知部33が接続される。用紙有無検知部32は、給紙トレイ30a等に用紙が収納されているか否かを検知し、用紙有無検知信号S9をCPU35に出力するようになされる。紙サイズ検知部33は、給紙トレイ30a等に収納されている用紙のサイズを検知し、紙サイズ信号S5をCPU35に出力するようになされる。用紙有無検知部32及び紙サイズ検知部33は、給紙トレイ30aや30b、外付けの大容量給紙装置等の記録紙収納部31に設けられる。
スタック装置200は、操作パネル48’、主搬送部81、副搬送部82、カウンタ部83、切替制御部84、積載制御部85、スタック整合部86、検知部87及び表面撮像部88、シリアル通信部89a、89b、主集積部201及び副集積部210から構成される。
操作パネル48’は、図示しない操作部や表示部から構成され、装置本体から主積載部201を抜き出すときや、スタッカステージ202を最下部まで下降させるためのスイッチ操作や、紙詰まりが発生したときに、スタッカステージ202を下げるスイッチ操作を受け付けたり、紙詰まりの発生状況を表示したりする際に操作される。この操作パネル48’で操作された情報は操作信号S16となって積載制御部85に出力される。
主搬送部81は、複写物30’を搬出するための駆動モータから構成され、積載制御部85から主搬送信号S12を入力して、主積載経路231で入口搬送ローラ205及び搬送ユニット206を駆動するように動作する(図3参照)。副搬送部82は、同様にして駆動モータから構成され、積載制御部85から副搬送信号S13を入力して、副積載経路233で、複写物30’を副集積部210に搬出するように動作する。
カウント部83は、当該スタック装置200へ正常に排紙された複写物30’の枚数を計数する機能を有している。このカウンタ部83から得られるカウント信号S14は積載制御部85に出力される。この例でカウント部83の計数値と、複写機100が有するカウント部の画像形成数値との差によって、リカバリ必要枚数を導出するようにしてもよい。
切替制御部84は、ソレノイドやモータ等の駆動源から構成され、積載制御部85から切替制御信号S15を入力して、主切替片241や、副切替片242の向きを変位させるように動作する。例えば、切替制御部84は、主切替片241と副切替片242とを組み合わせることにより、複写機100が出力する複写物30’を主積載部201に排出するか、あるいは、副積載部210に排出するかを切り替える切替手段として機能を実現する。
積載制御部85は、ROM64、CPU65及びRAM66を有しており、当該スタック装置200の動作を統括制御する。ROM64には当該複写機全体を制御するためのシステムプログラムが格納される。RAM66には、スタック処理モード実行時の制御コマンド等を一時記憶するようになされる。CPU65は電源がオンされると、ROM64からシステムプログラムを読み出してRAM66に展開し、システムを起動したり、条件処理プログラムを読み出してRAM66に展開し、当該スタック装置全体を制御するようになされる。
スタック整合部86は、積載制御部85の制御を受けて紙先端押さえユニット207と主積載部201との間が常に一定距離に整合するようにスタッカステージ202を垂直方向に移動制御するようになされる。検知部87は、入口センサ87’や、図示しない満杯検知部や、満杯直前検知部、複写物有無検知部等から構成され、主積載部201における複写物30’のスタック状態を検出し、その検知結果を積載制御部85に通知するようになされる。検知部87は、例えば、入口センサ87’から出力される紙ストック信号S6を積載制御部85に出力するようになされる。
表面撮像部88は、CCD撮像装置等の光学ユニットから構成される。この例で複写機100から排紙された複写物30’は、スタック装置200内に取り込まれる。表面撮像部88は、複写物30’が主積載部201に降下し、スタック整合部86により移動制御されるスタッカステージ202が静止するタイミングに整合して、複写物30’面の画像を撮像するように動作する。
シリアル通信部89aは、前段に接続された複写機100と、各種制御信号等の情報をシリアル通信でやりとりするようになされる。シリアル通信部89bは、後段に接続される他の後処理装置と、制御信号等の情報をシリアル通信でやりとりするために設けられる。この例では、表面撮像部88から出力される画像読取信号が例えば、積載制御部85でVideoデータに変換され、その後、Videoデータはシリアル通信部89aを通じて複写機100に送信される。
このように、複写機100に送信されたVideoデータは、複写機100の操作パネル48の表示部18に出力される。この表示部18は、Videoデータに基づいてサンプル画像を表示する。使用者は、操作パネル48をモニタリングするだけで、画像が形成されているか否かをリアルタイムに確認することができるようになる。
複写機100で上述したCPU35は、判別手段の一例を構成しており、スタック装置200から出力されるVideoデータと、画像メモリ13から出力される当該複写物30’の画像データDoutとを比較して画像形成部70の動作良否を判別するようになされる。例えば、CPU35は、複写物30’のVideoデータに基づく第1の画像パターンPa1と、画像メモリ13から出力される当該複写物30’の画像データDoutに基づく第2の画像パターンPa2とを比較して類似レベルLxを求める。
CPU35は、更に、この類似レベルLxと予め設定された閾値レベルLthとを比較し、類似レベルLxが閾値レベルLthを越える場合は、画像形成系に異常が発生したと認識し、画像形成処理(画像形成部70の稼働)を停止するようになされる。この停止処理と共に、使用者に画像形成面の品質確認を求める警告表示を出力するように表示部18を制御する。
また、CPU35は、スタック装置200から受信したサンプリング画像に係るVideoデータをHDD(固定ディスク記憶装置)や、DRAM等の画像メモリ13に保管し、複写物30’のスポット画像に係る検査良否を一覧表示する機能を有している。使用者は、その一覧表リストをチェックするだけで、簡単に複写物30’の画像形成具合を検査できるようになる。
図4は、複写物30’の撮像例を示す図である。図4に示す複写物30’は、当該複写機100により形成されたものである。例えば、複写物30’は、A4版の用紙に「123456789ABCDEFGHIJK・・・」の繰り返しパターンが画像形成されて構成される。図4において、○で囲んだ部分Iが表面検査エリア(モニタ位置)であり、ストック装置200の表面撮像部88によりスポット撮影される部分である。
この例では、図中、ローマ字「ABC」の3文字分が撮影される。表面撮像部88から出力される画像読取信号は、例えば、積載制御部85でVideoデータに変換され、その後、Videoデータは、シリアル通信部89aを通じて複写機100に送信される。
図5は、複写物30’に係るサンプル画像の表示例を示す図である。図5に示す複写機本体上には操作パネル48を構成する表示部18が取り付けられる。この表示部18には画像形成条件設定時等において、基本設定画面P1が表示される。
この例では、図4で得られたVideoデータに基づく出力モニタ画面P2が基本設定画面P1上にポップアップ表示される。図5に示す出力モニタ画面P2には、「コピーしています」の表示情報の他に、現在のプリント枚数「50/1000」が表示される。これらの表示領域の下方には、出力モニタ画像が表示される。出力モニタ画像は、Videoデータに基づくサンプル画像である。この例で、予め設定された表面検査エリアIの「A,B,C」等のスポット画像IIが表示される。使用者は、表示部18をモニタリングするだけで、予想通り画像が形成されているか否かをリアルタイムに確認できるようになる。
続いて、本発明に係る第1の画像形成方法について説明をする。図6は、第1の実施例に係る画像形成システム1における画像形成例を示すフローチャート(メインルーチン)である。図7は、画像判定処理例を示すフローチャート(サブルーチン)である。
この実施例では、複写機100を使用して所定の用紙30に画像を形成し、その後、スタック装置200に複写物30’を出力してストック処理(後処理)する場合を前提とする。複写機100から出力された複写物30’を撮像するための表面撮像部88が予めスタック装置200に設けられる。この例では、1ページ毎に表面撮像部88により撮像された複写物30’のスポット画像を複写機100の表示部18に表示する場合を例に挙げる。
これを画像形成条件にして、図6に示すフローチャートのステップA1で複写機100は1ページ単位に画像形成(印刷)シーケンスを実行する。例えば、自動給紙モードが設定された場合、自動原稿給紙読み取り処理を実行する。この例で、原稿載置部41から繰り出された原稿20は、下流側のローラ43によってU字回転するように搬送される。この自動給紙モードでは、原稿20の記録面が原稿載置部41で上に向けて載置するようになされる。ADF40の下方に備えられた画像読取部11は、原稿画像を読み取り、画像読取信号Soutを出力するようになされる。一方、用紙搬送部23は当該原稿用紙に係る給紙トレイを選択し、その給紙処理を実行する。
画像読取信号Soutは、A/D変換処理された後に画像メモリ13に格納され、その後、画像メモリ13から読み出された画像データDoutは、CPU35のメモリ制御を受けて画像書き込み部60に転送される。また、CPU35は、画像書き込み部60及び画像形成部70等に画像形成許可信号S1を出力する。画像書き込み部60では、画像形成許可信号S1及び画像データDoutに基づいて所定強度のレーザビームが発生される。画像書き込み部60で発生されたレーザビームは、画像形成部70において、図1に示した感光体ドラム71に走査される。これにより、画像データDoutに基づく静電潜像が感光体ドラム71に形成される(書き込まれる)。
感光体ドラム71に形成された静電潜像は、トナー部材により現像される。静電潜像は、現像器73によってトナー画像化される。現像後のトナー画像は、用紙搬送部23によって給紙制御される用紙30に転写される。用紙30上のトナー像は、定着装置78によって定着される。その後、トナー像が定着された複写物30’は、ストック装置200内に排紙される。
そして、ストック装置200は、ステップA2で当該ページの複写物30’が主積載部(スタッカ)201にセット完了されたか否かを判別する。このとき、入口センサ87’は、複写物30’の取り込みを検出し、検知部87を通じて紙ストック信号S6をCPU65に出力する。また、スタック整合部86は、積載制御部85からストック制御信号S10を入力して紙先端押さえユニット207と主積載部201との間が常に一定距離に整合するようにスタッカステージ202を垂直方向に移動制御するようになされる。
ストック整合部86は、ストック整合信号S8をCPU65に出力する。検知部87は、主積載部201における複写物30’のスタック状態を検出し、その検知結果を積載制御部85に通知するようになされる。これにより、CPU65で紙ストック信号S6とストック整合信号S8に基づいて複写物30’が主積載部201にセット完了されたか否かを判別することができる。
複写物30’が主積載部201に、まだ、セット完了されていない場合は、ストック装置200は画像形成シーケンスの実行を待つ。複写物30’が主積載部201にセット完了された場合は、ステップA3に移行してCPU65は、表面撮像部88に撮像許可信号S11を出力して複写物30’の検査位置のスポット画像を撮影するように当該表面撮像部88を制御する。表面撮像部88は、撮像許可信号S11に基づいて複写物30’の検査位置のスポット画像を撮影する。
表面撮像部88は、複写物30’が主積載部201に降下し、スタック整合部86により移動制御されるスタッカステージ202が静止するタイミングに整合して、複写物面の画像を撮像するように動作する。その後、ステップA4に移行して、CPU65は、表面撮像部88からアナログの映像信号(撮像情報)S2を入力する。CPU65は映像信号S2をA/D変換処理し、A/D変換後のデジタルのVideoデータをシリアル通信部89aを通じて複写機100に出力するようになされる。
そして、複写機100は、ステップA5でCPU35が操作パネル48の表示部18にVideoデータを転送する。表示部18は、Videoデータに基づいて、図5に示したような複写物30’の検査位置のスポット画像を表示する。使用者は、操作パネル48をモニタリングするだけで、画像が形成されているか否かをリアルタイムに確認することができるようになる。その後、ステップA6でCPU35は画像判定処理を実行する。この例では、当該スポット画像に係るVideoデータと当該複写物30’の画像データDoutとを比較して画像形成部70の動作良否を判別するようになされる。
例えば、CPU35は、図7に示すサブルーチンをコールしてそのフローチャートのステップB1でスタック装置200から出力されるVideoデータと、画像メモリ13から出力される当該複写物30’の画像データDoutとを入力する。その後、ステップB2に移行して、複写物30’のVideoデータに基づく第1の画像パターン(この例では「A,B,C」)Pa1と、画像メモリ13から出力される当該複写物30’の画像データDoutに基づく第2の画像パターン(同例;「A,B,C」)Pa2とがCPU35で比較され、類似レベルLxが求められる。
CPU35は、更に、ステップB3に移行して類似レベルLxと予め設定された閾値レベルLthとを比較する(相関度検出処理)。この相関度検出結果に基づいてステップB4で制御を分岐する。類似レベルLxが閾値レベルLthを越えない場合(正常)は、ステップB5に移行してCPU35は、画像形成部70への画像形成許可信号S1の出力を継続するようになされる。
なお、ステップB4で類似レベルLxが閾値レベルLthを越える場合は、画像形成系に異常が発生したと認識し、ステップB6に移行して画像形成部70の稼働を停止するようになされる。この停止処理の後に、ステップB7に移行して、警告表示を出力するように表示部18を制御する。この表示処理は、使用者に画像形成面の品質確認を求めるためである。
上述のステップB4で正常の場合は、ステップB5の処理を終了した後に、図6に示したメインルーチンのステップA6にリターンし、その後、ステップA7に移行してCPU35は、複写物30’に関して全ての複写枚数の画像形成処理が完了したか否かを判別する。このとき、CPU35は、図示しないカウンタ部の計数値を検出し、カウンタ部の計数値と予め設定された目標設定枚数とを比較する。
カウンタ部の計数値が目標設定枚数に到達していない場合、すなわち、全ての複写枚数の画像形成処理が完了していない場合は、ステップA1に戻って上述した画像形成シーケンスを繰り返すようになされる。カウンタ部の計数値が目標設定枚数に到達した場合、すなわち、全ての複写枚数の画像形成処理が完了した場合は、画像形成処理を終了する。
このように、本発明に係る第1の実施例としての画像形成システム及び画像形成方法によれば、複写機100を使用して所定の用紙30に画像を形成し、その後、複写機100から出力された複写物30’をスタック装置200を使用して後処理する場合に、スタック装置200に設けられた表面撮像部88は、複写機100から出力された複写物30’を撮像する。これを前提にして、表示部18は、表面撮像部88により撮像された複写物30’を表示するようになされる。
従って、スタック装置200又は複写機100に設けられた表示部18上で、複写機100から出力された複写物30’の画像形成状態や後処理状態を目視確認することができる。あるいは、当該複写機100にLAN等でクライアントPCを接続し、クライアントPC上の表示部で複写物30’の画像形成状態や後処理状態を目視確認できるようになる。
これにより、大容量のスタッカ装置200のような複写物30’の排紙状態が見えない後処理装置においても、その都度、スタック装置200を停止することなく、複写物30’の画像形成面等をモニタすることができる。しかも、トラブル発生時、後処理が全て終了してしまう前の初期の段階で「異常」を認識することができ、当該異常に対する解決処理に速やかに移行することができる。
このことで、複写物30’の高品質を確保することができる。なお、表面撮像部88の性能にもよるが、安価な構成で監視機能の向上を達成することができる。この例では、複写機100の表示部18でスポット画像を表示する例について説明したがこれに限られることはなく、当該複写機100以外に設けられた表示部でモニタ(監視)してもよい。
(2)第2の画像形成システム
図8は第2の実施例としての画像形成システム2の制御系の構成例を示すブロック図である。
この実施例では、複写機100から出力された複写物30’の画像濃度を測定する測定手段をスタック装置200に備えると共に、ここで測定された複写物30’の画像濃度を表示する表示部18を備え、スタック装置200又は複写機100に設けられた表示部18上で、あるいは、当該複写機100以外に設けられた表示部18上で、複写機100から出力された複写物30’の画像濃度等を目視確認できるようにすると共に、トラブル発生時、当該異常に対する解決処理に速やかに移行できるようにしたものである。
図8に示す第2の画像形成システム2は、所定の複写物30’に画像を形成して複写物30’を出力する複写機100と、この複写機100から出力された複写物30’を後処理するスタック装置200とを備えている。なお、第2の実施例において、第1の実施例と同じ名称及び同じ符号のものは、同じ機能を有するのでその説明を省略する。
この例では、更に安価なシステムを構成するために、スポット画像を撮像する光学ユニットに変わって、濃度センサ98が設けられる。濃度センサ98は、測定手段の一例であって、スタック装置200に設けられ、複写機100から出力された複写物30’の画像濃度を測定するようになされる。例えば、濃度センサ98は、画像形成面の濃度レベルを測定して濃度検出信号S17を出力する。この複写物30’の濃度検出信号S17は、複写機100に送信される。複写機100では、その操作パネル48の表示部18に、濃度センサ98により測定された複写物30’の画像濃度を表示するようになされる。
また、複写機100では複写物30’毎に濃度管理を自動的に実行する。この例で制御手段内のCPU35は、濃度センサ98から出力される複写物30’の濃度検出信号S17と、画像メモリ13から出力される当該複写物30’の画像濃度情報とを比較して複写機100又はスタック装置200の動作良否を判別するようになされる。
例えば、CPU35は、濃度センサ98から出力される複写物30’の濃度検出信号S17に基づいてサンプル画像ヒストグラムを作成する。サンプル画像ヒストグラムとは、複写物30’で画像濃度が得られた測定部分のヒストグラムであって、複写物30’の画像濃度データ(サンプル画像データ)D1について、同じ画像濃度の画素がいくつあるかの度数分布を取ったものをいう。
また、CPU35はサンプル画像ヒストグラムを評価するために、原稿画像ヒストグラムを作成する。原稿画像ヒストグラムとは、複写物30’で画像濃度データD1が得られた測定部分と原稿画像でその同じ部分の画像データDoutについて、同じ画像濃度の画素がいくつあるかの度数分布を取ったものをいう。これらのヒストグラムに係るデータはRAM36等に一旦記憶される。
更にCPU35は、原稿画像ヒストグラムと、サンプル画像ヒストグラムとをRAM36から読み出してデータ数値を比較し、そのデータ数値の差を求め、この差データDxと、予め設定された所定の閾値レベルDthとを比較する(相関度検出処理)。
続いて、本発明に係る第2の画像形成方法について説明をする。図9は、第2の実施例に係る画像形成システム2における画像形成例を示すフローチャート(メインルーチン)である。図10は、画像濃度判定例を示すフローチャート(サブルーチン)である。
この実施例では、複写機100を使用して所定の用紙30に画像を形成し、その後、スタック装置200に複写物30’を出力してストック処理(後処理)する場合を前提とする。複写機100から出力された複写物30’を画像濃度を測定するための濃度センサ98が予めスタック装置200に設けられる。この例では、1ページ毎に濃度センサ98により濃度測定された複写物30’の画像濃度を複写機100の表示部18に表示する場合を例に挙げる。
これを画像形成条件にして、図9に示すフローチャートのステップC1で複写機100は1ページ単位に画像形成(印刷)シーケンスを実行する。このときの画像形成シーケンス例については、第1の実施例(図6)を参照されたい。そして、ストック装置200は、ステップC2で当該ページの複写物30’が主積載部(スタッカ)201にセット完了されたか否かを判別する。このときのセット完了判別例については第1の実施例(図6)を参照されたい。複写物30’が主積載部201に、まだ、セット完了されていない場合は、ストック装置200は画像形成シーケンスの実行を待つ。
複写物30’が主積載部201にセット完了された場合は、ステップC3に移行してCPU65は、濃度センサ98から画像濃度検出信号S17を取り込む。このとき、濃度センサ98は、複写物30’が主積載部201に降下し、スタック整合部86により移動制御されるスタッカステージ202が静止するタイミングに整合して、複写物面の画像濃度を測定するようにCPU65によって制御される(画像濃度測定処理)。
そして、ステップC4に移行して、CPU65は、濃度センサ98から入力したアナログの画像濃度検出信号S17をA/D変換処理し、A/D変換後のデジタルの画像濃度データD1をシリアル通信部89aを通じて複写機100に出力するようになされる(画像濃度データ転送処理)。
そして、複写機100は、ステップC5でCPU35が操作パネル48の表示部18に画像濃度データD1を転送する。表示部18は、画像濃度データD1に基づいて、複写物30’の図示しない画像濃度を数値データ等として表示する。使用者は、操作パネル48をモニタリングするだけで、画像濃度をリアルタイムに確認することができるようになる。その後、ステップC6でCPU35は画像濃度判定処理を実行する。この例では、当該複写物30’の画像濃度データD1を画像処理して画像形成部70の動作良否を判別するようになされる。
例えば、CPU35は、図10に示すサブルーチンをコールしてそのフローチャートのステップE1で原稿画像のヒストグラム処理を実行する。この処理では、複写物30’で画像濃度データD1(サンプル画像データ)が得られた測定部分と原稿画像でその測定部分と同じ部分の画像データDoutについて、同じ画像濃度の画素がいくつあるかの度数分布を取って原稿画像ヒストグラムが作成される。その後、ステップE2に移行してCPU35は、原稿画像ヒストグラムをRAM36等に一旦記憶する。
そして、ステップE3に移行して複写物30’で画像濃度が得られた測定部分のヒストグラム処理をする。この処理では、複写物30’の画像濃度データD1について、同じ画像濃度の画素がいくつあるかの度数分布を取ってサンプル画像ヒストグラムが作成される。その後、ステップE4に移行して、サンプル画像ヒストグラムをRAM36等に一旦記憶する。
そして、ステップE5に移行してCPU35は、原稿画像ヒストグラムと、サンプル画像ヒストグラムとをRAM36から読み出してデータ数値を比較し、そのデータ数値の差を求め、この差データDxと、予め設定された所定の閾値レベルDthとを比較する(相関度検出処理)。
この相関度検出結果に基づいてステップE6で制御を分岐する。差データDxが閾値レベルDthを越えない場合(正常)は、ステップE7に移行してCPU35は、比較結果を記憶処理すると共に、画像形成部70への画像形成許可信号S1の出力を継続するようになされる。
上述のステップE5で差データDxが閾値レベルDthを越える場合(異常)は、画像形成系に異常が発生したと認識し、ステップE8に移行して警告表示を出力するように表示部18を制御する。この表示処理は、使用者に画像形成面の品質確認を求めるためである。この表示処理をした後に、ステップE9に移行して、CPU35は画像形成部70の稼働を停止するように制御する。例えば、CPU35は、画像形成部70への画像形成許可信号S1の出力を停止する。
上述のステップE6で正常の場合は、ステップE7の処理を終了した後に、図9に示したメインルーチンのステップC6にリターンし、その後、ステップC7に移行してCPU35は、複写物30’に関して全ての複写枚数の画像形成処理が完了したか否かを判別する。このときの画像形成完了判別例については、第1の実施例(図6)を参照されたい。目標設定枚数に到達した場合、すなわち、全ての複写枚数の画像形成処理が完了した場合は、画像形成処理を終了する。
このように、本発明に係る第2の実施例としての画像形成システム及び画像形成方法によれば、複写機100を使用して所定の複写物30’に画像を形成し、その後、スタック装置200を使用して複写機100から出力された複写物30’をスタック処理する場合に、スタック装置200に設けられた濃度センサ98は、複写機100から出力された複写物30’の画像濃度を測定する。これを前提にして、表示部18は、濃度センサ98により測定された複写物30’の画像濃度を表示するようになされる。
従って、スタック装置200又は複写機100に設けられた表示部18上で、あるいは、当該複写機100以外に設けられた表示部18上で、複写機100から出力された複写物30’の画像濃度等を目視確認することができる。これにより、大容量のスタック装置200のような複写物30’の排紙状態が見えない後処理装置においても、その都度、スタック装置200を停止することなく、複写物30’の画像形成状態を把握することができる。
各実施例では、Videoデータや画像濃度データD1のモニタ表示については、複写機100の操作パネル48の表示部18に出力する場合について説明したが、これに限られることはなく、スタック装置200の操作パネル48’に同様なモニタを設け、そこで表示出力するような構成にしてもよい。
また、表示部18については、スタック装置200の操作パネル48’又は当該複写機100の操作パネル48以外に予め準備されたクライアントPCのモニタを利用するようにしてもよい。この場合は、当該画像形成システム1や2等とクライアントPCとをLAN等のネットワークで接続すればよい。監視者が他の場所で画像形成状況を監視できるようになる。
複写機100は画像形成装置の一例であるが、画像形成装置は複写機100に限られることはなく、画像データに基づいて所定の用紙に画像を印刷するプリンタであってもよい。また、後処理装置はスタック装置200に限られることはなく、ステイプル機能を有するユニット、折り機能を有するユニットであってもよい。
この発明は、複写機とストック装置とをカスケードに接続し、数千枚単位の複写物を形成出力する大容量プリントシステム等に適用して極めて好適である。
本発明に係る第1の実施例としての画像形成システム1の構成例を示す概念図である。 そのストック装置200の主積載部周辺の構成例を示す図である。 画像形成システム1の制御系の構成例を示すブロック図である。 複写物30’の撮像例を示す図である。 複写物30’に係るサンプル画像の表示例を示す図である。 第1の実施例に係る画像形成システム1における画像形成例を示すフローチャート(メインルーチン)である。 画像判定処理例を示すフローチャート(サブルーチン)である。 第2の実施例としての画像形成システム2の制御系の構成例を示すブロック図である。 第2の実施例に係る画像形成システム2における画像形成例を示すフローチャート(メインルーチン)である。 画像濃度判定例を示すフローチャート(サブルーチン)である。
符号の説明
1,2 画像形成システム
11 画像読取部(画像読取手段)
13 画像メモリ
14 操作部
15 制御手段
18 表示部(表示手段)
21 画像処理部
23 用紙搬送部
35,65 CPU(判別手段)
48,48’ 操作パネル(表示部+操作部)
60 画像書き込み部
70 画像形成部
88 表面撮像部(撮像手段)
98 濃度センサ(測定手段)
100 複写機(画像形成装置)
200 ストック装置(後処理装置)

Claims (10)

  1. 所定の用紙に画像を形成して画像形成物を出力する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から出力された前記画像形成物を後処理する後処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、
    前記後処理装置に設けられて前記画像形成装置から出力された前記画像形成物を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された前記画像形成物を表示する表示手段とを備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記表示手段は、
    前記後処理装置、前記画像形成装置又は当該画像形成装置以外に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記撮像手段から出力される前記画像形成物の撮像情報と、前記画像形成装置から出力される当該画像形成物の画像情報とを比較して前記画像形成装置の動作良否を判別する判別手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記判別手段は、
    前記撮像手段から出力される前記画像形成物の撮像情報に基づく第1の画像パターンと、前記画像形成装置から出力される当該画像形成物の画像情報に基づく第2の画像パターンとを比較して類似レベルを求め、
    前記類似レベルと予め設定された閾値レベルとを比較し、
    前記類似レベルが前記閾値レベルを越える場合は、画像形成処理を停止することを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 画像形成装置を使用して所定の用紙に画像を形成して画像形成物を出力し、その後、後処理装置を使用して前記画像形成装置から出力された前記画像形成物を後処理する画像形成方法において、
    前記画像形成装置から出力された前記画像形成物を撮像するための撮像手段を前記後処理装置に設ける行程と、
    前記撮像手段により撮像された前記画像形成物を表示する行程とを有することを特徴とする画像形成方法。
  6. 所定の用紙に画像を形成して画像形成物を出力する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から出力された前記画像形成物を後処理する後処理装置とを備えた画像形成システムにおいて、
    前記後処理装置に設けられて前記画像形成装置から出力された前記画像形成物の画像濃度を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された前記画像形成物の画像濃度を表示する表示手段とを備えることを特徴とする画像形成システム。
  7. 前記表示手段は、
    前記後処理装置、前記画像形成装置又は当該画像形成装置以外に設けられることを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記測定手段から出力される前記画像形成物の画像濃度情報と、前記画像形成装置から出力される当該画像形成物の画像濃度情報とを比較して前記画像形成装置の動作良否を判別する判別手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  9. 前記判別手段は、
    前記測定手段から出力される前記画像形成物の画像濃度情報に基づいてサンプル画像ヒストグラムを作成し、前記画像形成装置から出力される当該画像形成物の画像情報に基づいて原稿画像ヒストグラムを作成し、
    前記サンプル画像ヒストグラムと原稿画像ヒストグラムとを比較して差を求め、
    前記差と予め設定された閾値とを比較し、
    前記差が前記閾値を越える場合は、画像形成処理を停止することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 画像形成装置を使用して所定の用紙に画像を形成して画像形成物を出力し、その後、後処理装置を使用して前記画像形成装置から出力された前記画像形成物を後処理する画像形成方法において、
    前記画像形成装置から出力された前記画像形成物の画像濃度を測定するための測定手段を前記後処理装置に設ける行程と、
    前記測定手段により測定された前記画像形成物の画像濃度を表示する行程とを有することを特徴とする画像形成方法。
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